JPH03287630A - ポリビニルアルコール系フイルムの製造方法および偏光フイルムの製造方法 - Google Patents

ポリビニルアルコール系フイルムの製造方法および偏光フイルムの製造方法

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JPH03287630A
JPH03287630A JP9151790A JP9151790A JPH03287630A JP H03287630 A JPH03287630 A JP H03287630A JP 9151790 A JP9151790 A JP 9151790A JP 9151790 A JP9151790 A JP 9151790A JP H03287630 A JPH03287630 A JP H03287630A
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film
pva
polymerization
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polyvinyl alcohol
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JP9151790A
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Naoki Fujiwara
直樹 藤原
Kazutoshi Terada
和俊 寺田
Hitoshi Maruyama
均 丸山
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A        の     ” 本発明は、ポリビニルアルコール系フィルムの製法方法
および得られたポリビニルアルコール系フィルムを用い
た偏光フィルムの製造方法に関する(以下、ポリビニル
アルコールをPVAと略記することがある)。
更に詳しくはポリビニルエステル系重合体をジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、N−メチルピロリドン、炭素数1−10のジアミ
ン化合物およブ炭素数1−10のトリアミン化合物から
選ば乙た少むくとも1種の溶媒を主体とする溶媒中でけ
ん化することにより得られたPVA系重合体溶液をその
まま、製膜原液として製膜することにより、PVA系重
合体の重合度低下が小さく、またプロセス的にはPVA
系重合体の溶解工程をはぶくことにより性能的およびコ
スト的に有利なPVA系フィルムの製造方法および該P
VA系重合体フィルムを用いた偏光フィルムの製造方法
に関するものである。ここでポリビニルエステル系重合
体の平均重合度は、該ポリビニルエステル系重合体をけ
ん化度99.0モル%以上にけん化した後、再酢化して
得られたポリ酢酸ビニルについて、アセトン中で温度3
0℃で測定した極限粘度[η]から次式により求めた粘
度平均重合度で表したものである。
P=([η]X 1000/7.94) (I”””旦
−」L迷」口え韮− 従来PVA系フィルムは透明性、光沢性等に優れた光学
的特性を有するのみならず、耐油・耐有機薬品性か良好
てゐること、酸素等のガス遮断性に優れろこと、帯電性
が少ないために空気中の塵がt@Lないこと、焼却時低
公害Cどの特徴を有するため、主として包装用材料や偏
光フィルム用材料に使用されている。また近年、超高分
子量ポリエチレンのゲル紡糸−超延伸から高強力ポリエ
チレン繊維が開発されて以来、その応用として高重合度
PVAを用いた高強力PVA繊維、高強度高弾性率二軸
延伸PVAフィルムおよびその製造法が特開昭61−2
83526号公報で、高耐久性PVA偏光フィルムおよ
び製造法が特願平1−105204号公報などで公知で
ある。
しかしながら、これらの方法を本発明者らが検討したと
ころ、PVAの重合度およびけん化度の両方が高くなる
と、該PVAを溶剤へ均一に溶解させることが難しく、
苛酷な条件で溶解するとPVAの重合度が低下し、ひい
ては満足j5た性能を有するフィルムが得られたいとい
うことが判明した。この現象は、PVAの重合度が高く
なるにつたて、更に顕著とcった。
まf二p V Aの重合度か高く、かつゲル化を起こす
ような貧溶剤を用いた場合、PVAの溶解性が低下し、
均一に熔解させるために高点で長時間撹拌した場合はP
VAの着色分解か起こるという問題か生じる。
ま几p V Aの良溶媒といわれるジメチルスルホキシ
ドを用いてPVAを加熱溶解する場合でも高重合度で、
かつ高けん化度のPVAの場合は溶解条件を苛酷にする
必要があり、PVAの重合度の低下が大きい。特にジメ
チルスルホキシド溶成中のPVAは加熱などにより重合
度が大きく低下することが知らしており(例えば高分子
化学16゜217、 (1959)) 、フィルムにし
た場合に着色や強度低下環のフィルムの物性を損なうこ
とが多い。
このようにして溶解したPVA溶液から製膜した場合に
は、フィルム構造に欠陥部を生じるためか、あるいは高
重合度PVAの重合度の低下や着色か生じるLめか、満
足したPVAフィルムは得られなかった。また該PVA
フィルムを使用して製造した偏光フィルムBi充分た偏
光特性が得らλ′5むかった。
C発明が解決しようとする課題 上記のごと< PVA系フィルムを製造するrこめに使
用するPVA系重合体はけん化度が99モル%以上と高
いためにPVA系重合体の粉末の状態で高い結晶化か生
じており有機溶剤への溶解性が問題とされていたが、本
発明の目的はこのPVA系重合体の溶解工程をなくし、
溶解工程で生ずるPVA系重合体の着色や重合度低下を
なくし、さらにコスト的に有利t: P V A系フィ
ルムや偏光フィルムを製造する方法を提供するものであ
る。
D   を “ ろための 本発明1者らは従来のPVA系重合体を使用したPVA
系フィルムを製造する場合の上記欠点を解決すべく鋭意
検討した結果、ポリビニルエステル系重合体をジメチル
スルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、N−メチルピロリドン、炭素数l〜10のジア
ミン化合物および炭素数l〜10のトリアミン化合物か
ら選ば乙た少なくともINの溶媒を主体とする溶媒中で
けん化することにより得られたポリビニルアルコール系
重合体溶液を製膜原液として用いて製膜することにより
、PVA系重合体の重合度低下や着色が少く、かつPV
A系重合体の溶解工程が省略できコスト的に有利なPV
A系フィルムおよび偏光フィルムの製造方法を見い出し
て本発明を完成させるに至った。
以下本発明の内容を更に詳細に説明する。
本発明のポリビニルエステル系重合体はビニルエステル
を塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法または乳化重合
法によって製造されるが、重合方法に制限はむく任意の
方法が可能である。
かかるポリビニルエステル系重合体としてはギ酸ビニル
、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バレリン酸ビニル
、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸
ビニル、安息香酸ビニル、ピバリン酸ビニル、パーサテ
ィック酸ビニル等のビニルエステル類のポリマーが挙げ
られるが、とりわけ酢酸ビニルのポリマーが好ましい。
また上記のビニルエステルモノマー類に共重合可能むモ
ノマーを共重合した共重合体てめることも差しつかえな
く、本発明の趣旨を損なわない範囲で使用される。この
ような単位として、たとえばエチレン、プロピレン、l
−ブテン、イソブチン等のオレフィン類、アクリル酸お
よびその塩、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸n−プロピル、アクリル酸量−プロピル、アク
リル酸n−ブチル、アクリルill!(−ブチル、アク
リル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、ア
クリル酸ドデシル、アクリル酸オクタデシル等のアクリ
ル酸エステル類、メタクリル酸およびその塩、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プ
ロピル、メタクリル酸i−プロピル、メタクリル酸n−
ブチル、メタクリル鮫i−ブチル、メタクリル酸t−ブ
チル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ドデシル、メタクリル駿オクタデシル等のメタクリル酸
エステル類、アクリルアミド、n−メチルアクリルアミ
ド、N−エチルアクリルアミド、N、Nツメチルアクリ
ルアミド、ジアセトンアクリルアミド、アクリルアミド
プロ?くンスルホン酸およびその塩、アクリルアミドプ
ロピルジメチルアミンおよびその塩また:よその4級塩
、N−メチロールアクリルアミドおよびその誘導体等の
アクリルアミド誘導体、メタクリルアミド、N−メチル
アクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、メタク
リルアミドプロパンスルホン酸およびその塩、メタクリ
ルアミドプロピルジメチルアミンおよびその塩またはそ
の4級塩、N−メチロールアクリルアミドおよびその誘
導体等のメタクリルアミド誘導体、メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテ
ル、1−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエ
ーテル、i−ブチルビニルエーテル、t−ブチルビニル
エーテル、ドデシルビニルエーテル、ステアリルビニル
エーテル等のビニルエーテル類、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等のニトリル類、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲ
ン化ビニル類、酢酸アリル、塩化アリル等のアリル化合
物、マレイン酸およびその塩まfこはそのエステル、イ
タコン酸およびその塩またはそのエステル、ビニルトリ
メトキシンラン等のビニルシリル化合物、酢酸イソプロ
ペニル等が挙げられる。
該ポリビニルエステル系重合体の平均重合度は特に限定
されるものではないが、フィルム強度や加工特性の点か
ら1500以上が好ましく、特に4000以上であるこ
とがより好ましく、製膜や延伸等の加工特性の点から5
oooo以下である。
本発明に用いる溶媒はメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ジメチルスルホキシド、Nメチルピロリド
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミンのようむ炭
素数1−10のジアミン化合物およびジエチレントリア
ミンなどの炭素数l〜lOのトリアミン化合物から選ば
れた少くとも1種の溶媒を主体として使用できるが特に
このなかではジメチルスルホキシドが好ましい。溶媒は
単独で使用することもできるが、必ずしも該溶媒単独で
ある必要はむくメタノール、エタノール、プロバノール
、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセ
リンま几:よジエチレングリコールねどのアルコール類
とかグリコール類あるい:よ場合によっては水、酢酸、
または酢酸メチルなどが混合溶媒として使用されてもよ
い。
本発明に用いる溶媒はポリビニルエステル系重合体を溶
解でき、更にけん化後に生成するPVA系重合体をも完
全に溶解できることか必要である。
ポリビニルエステル系重合体とPVA系重合体がともに
溶解する溶媒であることが必要であるが、けん化学ある
いはけん化後にPVA系重合体の非溶媒であるメタノー
ルなどが多く併用されている場合には白濁したり、PV
A系重合体が沈澱分離することがあるが、これらの非溶
媒をけん化終了後に留去することにより均一透明む溶液
か得られれば、これらの溶媒も使用できる。また本発明
の効果を損わたい範囲で上記以外の他の溶媒を併用する
ことができ、その溶媒のN類や混合割合はとくに限定さ
れるものでははい。
けん化反応は上記の溶媒中でポリビニルエステル系重合
体をアルカリ触媒または酸触媒を用いてエステル交換反
応および/または直接けん化反応によりけん化する通常
の方法が用いられる。けん化触媒としては水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、アミン類、アルカリ金属のアル
コラード、炭酸アルカリ金属塩、炭酸水素アルカリ金属
塩が好適に用いられるが、なかでも炭酸アルカリ金属塩
かけん化学のPVA系重合体の重合度の低下が小さいた
めにとくに好ましい。
またげん化反応中に生じるPVA系重合体の着色や重合
度の低下がないようとくに注意を要するが、そのために
は脱酸素を十分に行ない、ハイドロキノンやハイドロキ
ノンエーテルなどのラジカル捕捉剤を反応系中に添加す
ることがのぞましい。
得られたPVA系重合体のけん化度はとくに制限はない
が、少なくとも85モル%以上、好ましくは95モル%
以上、更に好ましくは98モル%より大である。
次に、該PVA系重合体溶液からフィルムを製膜する。
ナん化後のPVA系重合体溶液はそのまま製膜原演とし
て使用さイ′、るか、けん化反応時に副製する酢酸、酢
酸メチルおよび他の溶媒を減圧蒸留などの操作で分離し
たPVA系重合体溶液を製膜原液として使用してもよい
フィルムの製膜方法としては、該PVA系重合体溶液か
らのキャスト製膜、空気中や窒素等の不活性気体中への
押し出しによる乾式製膜が挙げられる。また、該PVA
系重合体溶液からの貧溶媒中への押し出しによる湿式製
膜を行なうこともできる。また、該PVA系重合体溶液
を一旦空気中や窒素等の不活性気体中へ押し出し、液膜
を形成した後に凝固液中に導入してフィルムを形成する
屹湿式製膜も可能である。この屹湿式製膜を更に詳しく
説明すると、雰囲気中にて該PVA系重合体溶液の液膜
を形成し、次いでこの液膜をデカリン、パラフィン、ト
リクロロエチレン、四塩化炭素等の冷W媒体により冷却
凝固しゲル化させた後、脱溶剤液中に導入して脱溶剤し
、フィルムを形成することもできる。更に、該液膜を冷
凍室等の冷却空間に導入し、4却凝固しゲル化させた後
に、脱溶剤し、フィルムを形成することらもちろん可能
である。凝固剤としては、該PVA系重合体溶液の溶剤
に対して相溶性を有し、該PVA系重合体に対して貧溶
媒のもの、例えばメタノール、エタノール、プロパツー
ル等のアルコール類、アセトン、ベンゼン、トルエン、
まrこはこれらと該PVA系重合体、1液の溶剤との混
合溶媒並びに無機塩類水溶液が用いられる。該PVA系
重合体溶液の液膜は、該PVA系重合体溶液の溶剤によ
っても異なるが、通常−30〜120℃で調整される。
製膜されたフィルムからの溶剤除去は薬剤による抽出お
よび/または乾燥により行なうのが一般的である。本発
明の延伸は溶剤を完全に除去する前または除去した後に
、水系あるいは有機溶剤系の浴中で湿式延伸、不活性気
体の雰囲気中での乾熱延伸および両者を組合わせた延伸
方法が採用される。延伸温度は、延伸条件によって異な
るが、通常lO℃から250℃の間である。250℃以
上の延伸温度では分子鎖の素抜けが生じて延伸倍率が低
下し7ニリ、着色分解か起ってフィルム強度の低下を招
く。延伸倍率:i少なくとも3@以上にする必要かある
。延伸倍率か3@未満の場合には、充分Cフィルム強度
や加工特性が発現されない。また乾熱延伸時は不活性気
体中で操作を実施するのが好ましい。延伸後のフィルム
厚は特に制限はないが5〜100μmが好ましく、10
〜40μm(特に好ましい。
また、上記の様にして製造されたPVA系フィルムを用
いた偏光フィルムは、たとえば以下の方法によって製造
される。
このように調整されたPVA系フィルム(以下、原反フ
ィルムと略記する)はヨウ素や染料たどの二色性物質の
吸着と一軸延伸が行なわれる。吸着操作と延伸操作は同
時に行なっても別々に行なっても問題はなく、その順序
も任意である。また原反フィルムへの二色性物質の吸着
を強固にすることを目的にホウ酸やホウ砂等のホウ素化
合物を添加することかあるが、これは吸着や延伸と同時
に実施しても、これe操作の前後の間のどの時点で実施
しても任意である。
二色性物質の原反フィルムへの吸着は、通常二色性物質
を含有する液体中に原反フィルムを浸漬させることによ
り行なわれるが、その操作条件や方法等に特に制限はは
く、たとえば通常ヨウ素を用いる場合にはヨウ素−ヨウ
化カリウム水溶液が用いら杷、染料の場合には染料水溶
液が用いられる。
本発明の偏光フィルムに使用される二色性物質は、ヨウ
素のほか、いわゆる二色性染料が単独または混合して用
いられる。代表的なものとしてたとえばblack17
.19.154; brotn44.106.195゜
210、223; red2.23.28.31.37
.39.79.81゜24(1,242,247; b
luel、 15.22. ’1B、 90.9B。
151、168.202.236.249.270; 
violet9.1251、98: greenl、 
85; yellow8.12.44.86.87; 
orange2ε、 39.1(IS、 107等が挙
げられる。フィルム中の該二色性物質の量は、少なすぎ
ると偏光膜の光学的性質を発揮できず、多すぎても光学
的性質や耐水性、耐熱性を低下させる要因とはることか
ら通常ポリビニルアルコール系重合体に対して、001
重量%から111%の範囲に調整さ乙ろ。
該PVA系フィルムを偏光フィルムに用いろ場合は、あ
与かしめ延伸倍率を抑えr二P V A系フィルムを使
用する方が好ましく、二色性物質を吸着させた後、総延
伸倍率が3倍以上となる様に延伸する方が好ましい。
吸着と延伸が実施さ乙た原反フルイムは定長下、空気中
または窒素気流中で屹燥熱処理される。
このようにして得ら乙た本発明の偏光フィルムは、それ
単独で利用することもできるし、その両者あ、るい片面
に光学的に透明で、かつ機械的強度を有した保護フィル
ムを貼合わせて利用することもできる。保護フィルムと
しては通常セルロースアセテート系フィルム、アクリル
系フィルム、ポリエステル系フィルム等が使用される。
以上、本発明の詳細な説明したが、本発明の特に好まし
い実施態様は以下のとおりである。
(a)ポリビニルエステル系重合体の平均重合度が40
00以上である請求項2記載のポリビニルアルコール系
フィルムの製造方法。
旦−二り鷹! 以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するか、
本発明はこれ与によって何重限定さ杷ろものではない。
むお、実施例中の「%」および「部」は特にことわりの
ない限りそれぞれ「重量%」および「重量部」をあらゎ
す。
なお透過度および偏光度は分光光度計を用いて測定した
。透過度はJIS−Z−117f)1に準拠して測定し
、偏光度は下式により計算した。
ここでT、およびT、は、それぞれ2枚の偏光フィルム
を延伸軸を互いに平行および直交するように重ねて測定
した透過度である。偏光フィルムは通常保護フィルムを
ラミネートした状態で使用されるが、以下の実施例およ
び比較例では、保護フィルムのむい偏光フィルム単独に
ついて測定した。
実施例1 酢酸ビニルを常法により、15℃で懸濁重合し、脱液、
洗浄、屹燥してポリ酢酸ビニルを得た。該ポリ酢酸ビニ
ルを常法により、けん化K 99.0モル%以上にけん
代役、該PVA0.1部を無水酢酸8部とピリジン2部
の混合溶液中で、ときどき撹拌したから温度105℃で
20時間再酢化し、アセトン−エーテルおよびアセトン
−水系で再沈精製をくり返し得られたポリ酢酸ビニルに
ついて、アセトン中で温度30℃で極限粘度を測定した
[η]から求めた平均重合度は9500であった。次に
撹拌機と冷却管を備えた500−容のガラス製反応容器
に上記ポリ酢酸ビニル20部、ジメチルスルホキシド1
80部およびメタノール37部を仕込み、ポリ酢酸ビニ
ルを撹拌しながら溶解した後、窒素をバブリングして系
中の酸素を除去した後、別途窒素で酸素を除去した炭酸
カリウムの5%ジメチルスルホキシド溶液10部を添加
し、温度60℃で30分聞けん化反応を実施した。けん
化触媒の炭酸カリウム添加30分後にIN−酢酸を添加
して反応を停止した。けん化前、けん化反応中およびけ
ん代役にわたって反応液は均一透明であった。この溶液
の一部を取り出し水−アセトン系で再沈精製をくりかえ
した後さらにアセトンでソックスレー抽出を24時間行
むっf三役、温度60℃で乾燥して白色粉末のPVAを
得た。得られたPVAのけん化度を測定したところ99
.7モル%であった。次にPVAの平均重合度を以下の
方法により測定した。
該PVA0.1部を無水酢1128部とピリジン2部の
混合液中で、ときどき撹拌しながら温度105℃で20
時間再酢化し、アセトン−エーテルおよびアセトン−水
系で再沈精製をくりかえし、得られたポリ酢酸ビニルに
ついて、アセトン中、30℃で極限粘度を測定した[η
コから求めた平均重合度は93oOであった。
この反応液を減圧下で低沸留分であるメタノールおよび
酢酸メチルなどを留去し、製膜原液とした。PVAの濃
度は5.2%であった。該溶液をポリエチレンテレフタ
レートフィルム上に流延し、メタノール凝固浴に浸漬し
てフィルム化した後に、メタノール抽出浴に導入し、ジ
メチルスルホキシドの脱溶液化を行なった。次いで、室
温で自然乾燥し、150℃で8倍に一軸延伸し、更に定
長下で窒素ガス雰囲気中19f)’Cで3分間熱固定す
ることにより、透明む厚さ20I711のPVA系フィ
ルムを得た。
実施例2 撹拌機と冷却管を備えた300IIll!のガラス製反
応容器に、実施例1で用いたポリ酢酸ビニルを20部、
ジメチルスルホキシドを250部、メタノールを37部
およびハイドロキノンを0.02alKをはかりとり、
ポリ酢酸ビニルを撹拌しながら溶解した後、ポリ酢酸ビ
ニルのジメチルスルホキシド溶液をけん化温度である6
0℃に設定した。
次いで、別途調整した水酸化ナトリウムの濃度lO%メ
タノール溶液3部を60℃の反応容器に添加し、60℃
下、30分間のけん化反応を実施した。水酸化ナトリウ
ムの濃度10%メタノール溶液添加30分後に、IN−
酢酸を20部添加し反応を停止した。
この溶液の一部を取り出し、水−アセトン系で再沈精製
をくり返した後、さらにアセトンソックスレーにより十
分に精製した後、温度60℃で乾燥して、白色粉末のP
VAを得た。けん化度を測定したところ、99.5モル
%であった。該PVAの0.1部を無水酢酸8部とピリ
ジン2部の混合液中105℃で20時間ときどき撹拌し
なから再酢化し、アセトン−エーテル、アセトン−水系
で再沈N製をくり返したポリ酢酸ビニルについて、アセ
トン中、30℃で極限粘度を測定した[ηコから求めた
平均重合度は9200であった。
この反応液を実施例1と同様にして製膜原液とし、透明
な厚さ19μ鴎のPVA系フィルムを得た。
延伸倍率は8倍であった。
実施例3 実施例!で得た厚さ20μmの透明フィルムをヨウ素0
.2g/L ヨウ化カリウム50g/ (lを溶解した
水溶液中に、30℃で2分間浸漬した。つづいて、ホウ
酸60g/+2、ヨウ化カリウム30g/l!を溶かし
た水溶液中で、室温にて、5分間ホウ酸処理を行なった
後、定長下で40℃の熱風下に乾燥して、厚さ20μ自
の偏光フィルムを得た。得られた偏光フィルムの透過度
は47.4%、偏光度は99.9%であった。
比較例1 実施例1で重合して得たポリ酢酸ビニルをメタノールに
溶解し、このメタノール溶液に温度40℃で水酸化ナト
リウムの濃度10%のメタノール溶液を添加しくモル比
0.03) 、けλ化反応を行たっに0以下、実施例!
と同様の方法により、PVAのけん化度および平均重合
度を測定したところそれぞれ99.7モル%および95
00であった。
得られたPVAをジメチルスルホキシドに濃度5.2%
になるように温度95℃で6時間溶解した。
溶解後みかけ上物−透明な液が得られたが褐色に着色し
ていた。この溶液の一部を採取し溶解後のPVAの重合
度を測定したところ、6200に低下していた。
実施例1の方法にしたかつて製膜1、乾燥、延伸および
熱固定を行なって、厚さ18μIのPVAフィルムを得
た。該フィルムは黄色に着色した。
比較例2 比較例1で得たPVAフィルムを用いて、実施例3と同
様にして厚さ18μmの偏光フィルムを得た。
得られた偏光フィルムの透過度は38.6%、偏光度は
96.5%であった。
実施例4 酢酸ビニルを常法によりメタノール10%の系で温度4
0℃で溶液重合し、重合率24%で重合を停止した後、
メタノール蒸気で未反応の酢酸ビニルを追出し、濃度2
2%のポリ酢酸ビニルのメタノールペーストを得た。こ
のポリ酢酸ビニルの粘度平均重合度を実施例1と同様の
方法で測定したところ4500であった。
実施例1で使用したガラス製反応容器ヘジメチルホルム
アミド180部および濃度22%のポリ酢酸ビニルのメ
タノールペースト178部を混合して均一な溶液を得た
。この溶液を減圧下で881iiKのメタノールを留去
した後、窒素置換し0.38gのナトリウムメチラート
を添加した。温度60℃でけん化反応を行なったが、け
ん化が進むについて系全体が増粘しゲル化気味になった
ので、系の温度をメタノールを留去しながら温度95℃
まで上げたところ、透明な均一なPVA溶液を得られた
。この溶液の一部をとり実施例!と同様の方法によりP
VAのけん化度と平均重合度を測定したところけん化度
99.6モル%、および平均重合度4500てあり、溶
解およびけん化により重合度の低下およびit色はCか
った。
該PVA溶液を製膜原液とし、該溶液をポリエチレンテ
レフタレートフィルム上に流延し、メタノール71およ
びジメチルホルムアミド30部よりなる温度la℃の浴
に浸漬してフィルム化した後に、メタノール抽出浴に導
入し、ジメチルホルムアミドの脱溶液を行なった。次い
で、温度60℃の熱風でメタノールを蒸発させた後、1
50℃で7倍に一軸延伸し、更に定長下で窒素ガス雰囲
気中190℃で3分間熱固定することにより、厚18μ
mの透明なフィルムを得た。
実施例5 実施例4で得た厚さ18μ園の透明フィルムを用いて、
実施例3と同様にして偏光フィルムを得た。
得られた偏光フィルムの透過度は47.6%、偏光度は
99.9モル%であった。
比較例3 実施例4で得fニポリ酢酸ビニルのメタノールペースト
か与通常のアルカリけん化を行ない、けん化度99.6
モル%、粘度平均重合度4500のPVA粉末を得た。
このPVA粉末をジメチルホルムアミドへ溶解し濃度l
O%の溶液を調製するため温度95℃で6時間撹拌加熱
したが、溶解しないため計16時間を要して製膜原液を
得た。溶解後のPVAの平均重合度は2700に低下し
ていた。実施例4の方法にしたがってPVAフィルムを
調製したところ、厚さ20μmの黄色に着色したフィル
ムが得られた。
実施例4と比較して、重合度の低下および着色がみられ
た。
比較例4 比較例3で得たPVAフィルムを用いて、実施例3と同
様にして厚さ20μmの偏光フィルムを得た。
得られた偏光フィルムの透過度は38.0%、偏光度は
95.6%であり、実施例5と比較して大きく性能が低
下していた。
L−」L覧L」uL 上記の実施例で明らかなとうり本発明はポリビニルエス
テル系重合体をジメチルスルホキシド、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン
、炭素数1〜IOのジアミン化合物および炭素数1〜1
0のトリアミン化合物から選ばれた少なくとも1種の溶
媒を主体とする溶媒中でけん化することにより得られた
PVA系重合体溶液を製膜原液として用いて製膜するこ
とにより、結晶化度の大きなPVAを溶解することによ
り生ずる重合度低下や着色が少なく、工業的規模で安定
かつ容易にPVA系フィルムおよび偏光フィルムを得る
ことのできる製造方法を提供し得るものである。
従来は平均重合度が4000以上の高重合度PVAの場
合、製膜原液を調製するために、溶媒へ均一に溶解する
のは種々の問題があり、溶解温度、時間および撹拌の問
題とともにPVA系重合体の物性低下が大きかったが、
本発明によるとPVA系重合体の溶媒への溶解工程をな
くし、フィルムおよび偏光フィルムの物性低下を小さく
するとともに、この溶解工程に要する諸費用を大きく削
減てきコスト的にも有利にすることができろ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリビニルエステル系重合体をジメチルスルホキ
    シド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
    N−メチルピロリドン、炭素数1〜10のジアミン化合
    物および炭素数1〜10のトリアミン化合物から選ばれ
    た少なくとも1種の溶媒を主体とする溶媒中でけん化す
    ることにより得られたポリビニルアルコール系重合体溶
    液からフィルムを形成することを特徴とするポリビニル
    アルコール系フィルムの製造方法。
  2. (2)ポリビニルエステル系重合体の平均重合度が15
    00以上である請求項1記載のポリビニルアルコール系
    フィルムの製造方法。
  3. (3)けん化の条件がポリビニルエステル系重合体の溶
    液を脱酸素後、けん化触媒として炭酸アルカリ金属塩を
    添加することを特徴とする請求項1または2記載のポリ
    ビニルアルコール系フィルム製造方法。
  4. (4)ラジカル捕捉剤を添加してポリビニルエステル系
    重合体をけん化することを特徴とする請求項1または2
    記載のポリビニルアルコール系フィルムの製造方法。
  5. (5)請求項1〜4のいずれか1つの項に記載の製造方
    法により得られたポリビニルアルコール系フィルムを用
    いることを特徴とする偏光フィルムの製造方法。
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