JPH0329202B2 - - Google Patents
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- JPH0329202B2 JPH0329202B2 JP59096145A JP9614584A JPH0329202B2 JP H0329202 B2 JPH0329202 B2 JP H0329202B2 JP 59096145 A JP59096145 A JP 59096145A JP 9614584 A JP9614584 A JP 9614584A JP H0329202 B2 JPH0329202 B2 JP H0329202B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- microstrip
- pitch
- conductive line
- dielectric layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/30—Time-delay networks
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- Waveguides (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は分布定数型の電磁遅延線に係り、特に
CHz帯の高周波信号、または100ps台およびそれ
以下の立ち上がり時間を有する超高速信号に好適
する電磁遅延線に関する。
CHz帯の高周波信号、または100ps台およびそれ
以下の立ち上がり時間を有する超高速信号に好適
する電磁遅延線に関する。
従来この種の電磁遅延線としては、第7図に示
すように、誘電体板1の一主面にアース電極3を
形成するとともに、その対向主面に細長いマイク
ロストリツプ導線路5を形成してなるマイクロス
トリツプ線路7がよく知られている。
すように、誘電体板1の一主面にアース電極3を
形成するとともに、その対向主面に細長いマイク
ロストリツプ導線路5を形成してなるマイクロス
トリツプ線路7がよく知られている。
なお、第7図中符号hは誘電体板1の厚み、符
号tおよびωはマイクロストリツプ導線路5の厚
みおよび幅寸法である。
号tおよびωはマイクロストリツプ導線路5の厚
みおよび幅寸法である。
このように構成されたマイクロストリツプ線路
7の諸寸法は、誘電体板1の比誘電率および厚
み、マイクロストリツプ導線路5の幅ωおよび厚
みt、並びに特性インピーダンスZoによつて一
義的に決定されるのが一般的である。
7の諸寸法は、誘電体板1の比誘電率および厚
み、マイクロストリツプ導線路5の幅ωおよび厚
みt、並びに特性インピーダンスZoによつて一
義的に決定されるのが一般的である。
従つて、例えば特定インピーダンスZo、マイ
クロストリツプ導線路5の幅ωと厚みt、並びに
誘電体板1の比誘電率が決定されると、誘電体板
1の厚みhが決定され、誘電体板1の厚みを任意
に選定することが困難である。
クロストリツプ導線路5の幅ωと厚みt、並びに
誘電体板1の比誘電率が決定されると、誘電体板
1の厚みhが決定され、誘電体板1の厚みを任意
に選定することが困難である。
しかも、このマイクロストリツプ線路7は、そ
のまま電磁遅延線として用いると、長さが長過ぎ
て電磁遅延線の高密度化を図れないので実用的で
はない。
のまま電磁遅延線として用いると、長さが長過ぎ
て電磁遅延線の高密度化を図れないので実用的で
はない。
このような状況において本出願人は、上述した
ようなマイクロストリツプ線路7を応用し、小型
で特性の向上した電磁遅延線を特願昭58−247506
号をもつて開示した。
ようなマイクロストリツプ線路7を応用し、小型
で特性の向上した電磁遅延線を特願昭58−247506
号をもつて開示した。
すなわち、第8図および第9図に示すように、
細長いアース板9の外周に厚みhの誘電体層11
を形成し、この誘電体層11に幅ω、厚みtの折
れ曲がり線路13をピツチPで折り返すように単
層ソレノイド状に形成して偏平な電極遅延線を構
成し、アース板9の主面を挟んで対向する導線路
15の中心間の間隔TとピツチPを、0<T/P
<1の範囲に選定したものである。
細長いアース板9の外周に厚みhの誘電体層11
を形成し、この誘電体層11に幅ω、厚みtの折
れ曲がり線路13をピツチPで折り返すように単
層ソレノイド状に形成して偏平な電極遅延線を構
成し、アース板9の主面を挟んで対向する導線路
15の中心間の間隔TとピツチPを、0<T/P
<1の範囲に選定したものである。
第10図はこのように構成した電磁遅延線の原
理を説明する図である。同図は説明を容易にする
ために、第8図中導線路15が仮に電磁遅延線の
軸方向X−Xに対して直角に交わるようにピツチ
Pで折り曲げられていると仮定し、そのX−X間
の導線路15のみを取出して示した縦断面図であ
る。
理を説明する図である。同図は説明を容易にする
ために、第8図中導線路15が仮に電磁遅延線の
軸方向X−Xに対して直角に交わるようにピツチ
Pで折り曲げられていると仮定し、そのX−X間
の導線路15のみを取出して示した縦断面図であ
る。
第10図において、紙面方向から電流の流れ出
る導線路15を順方向導線路15aとし、紙面方
向に向かつて電流の流れる導線路15を逆方向導
線路15bとすれば、折れ曲がり線路13は、順
方向導線路15aおよび逆方向導線路15bが交
互に間隔TをおいてピツチPで配置されて構成さ
れている。
る導線路15を順方向導線路15aとし、紙面方
向に向かつて電流の流れる導線路15を逆方向導
線路15bとすれば、折れ曲がり線路13は、順
方向導線路15aおよび逆方向導線路15bが交
互に間隔TをおいてピツチPで配置されて構成さ
れている。
換言すれば、順方向導線路15aの中心が第1
の仮想面U上に配置され、この第1の仮想面Uか
ら間隔Tだけ離れた第2の仮想面V上に逆方向導
線路15bの中心が配置されている。
の仮想面U上に配置され、この第1の仮想面Uか
ら間隔Tだけ離れた第2の仮想面V上に逆方向導
線路15bの中心が配置されている。
このような電磁遅延線の遅延特性は、導線路1
5間の結合係数によつて決定されるが、隣接した
順方向導線路15a間の正の結合係数K2(逆方向
導線路15b間も同じ)および順方向導線路15
aと逆方向導線路15b間の負の結合係数−K1
によつて主に決定される。
5間の結合係数によつて決定されるが、隣接した
順方向導線路15a間の正の結合係数K2(逆方向
導線路15b間も同じ)および順方向導線路15
aと逆方向導線路15b間の負の結合係数−K1
によつて主に決定される。
そして、正の結合係数K2および負の結合係数
−K1は互いに打ち消し合うので、負の結合係数
−K1と正の結合係数K2の大きさの関係を適当に
選定することにより、遅延特性を変化させること
ができる。
−K1は互いに打ち消し合うので、負の結合係数
−K1と正の結合係数K2の大きさの関係を適当に
選定することにより、遅延特性を変化させること
ができる。
ここで左から2本の順方向導線路15aおよび
1本の逆方向導線路15bの計3本(便宜上A,
B,Cとする)のみを選んでこれに着目し、間隔
TとピツチPの比をT/P=0.866に選定すれば、
各導線路A,B,Cが正三角形の各々の頂点に位
置するようになる。この場合、導線路A−B間と
導線路A−C間が等距離となるので、導線路A−
B間の負の結合係数−K1と導線路A−C間の正
の結合係数k2の大きさは等しくなる。
1本の逆方向導線路15bの計3本(便宜上A,
B,Cとする)のみを選んでこれに着目し、間隔
TとピツチPの比をT/P=0.866に選定すれば、
各導線路A,B,Cが正三角形の各々の頂点に位
置するようになる。この場合、導線路A−B間と
導線路A−C間が等距離となるので、導線路A−
B間の負の結合係数−K1と導線路A−C間の正
の結合係数k2の大きさは等しくなる。
そして、間隔TとピツチPの比をT/P>
0.866とすれば結合係数の関係がk1<k2となり、
T/P<0.866では結合係数の関係がk1>K2とな
ることが分かり、間隔TとピツチPの比T/Pを
適当に選択することによつて負の結合係数−k1
と正の結合係数k2の大きさの関係を適当に選定
することができるので、望む遅延特性を有する超
高速の電磁遅延線を容易に構成できる。
0.866とすれば結合係数の関係がk1<k2となり、
T/P<0.866では結合係数の関係がk1>K2とな
ることが分かり、間隔TとピツチPの比T/Pを
適当に選択することによつて負の結合係数−k1
と正の結合係数k2の大きさの関係を適当に選定
することができるので、望む遅延特性を有する超
高速の電磁遅延線を容易に構成できる。
しかし、このような電磁遅延線において、さら
に性能を維持したまま高密度化、小型化を実現す
ると、以下の問題がある。
に性能を維持したまま高密度化、小型化を実現す
ると、以下の問題がある。
すなわち、導線路15の幅ωを同じに保つたま
まマイクロストリツプ線路13のピツチPを小さ
くして高密度化を図ると、同じ遅延特性を保つた
めには誘電体層11の厚みhを小さくして間隔T
を小さくする必要が生じる。
まマイクロストリツプ線路13のピツチPを小さ
くして高密度化を図ると、同じ遅延特性を保つた
めには誘電体層11の厚みhを小さくして間隔T
を小さくする必要が生じる。
ところが、第7図に関して説明したように、同
じ特性インピーダンスを保つとともに、誘電体層
11の厚みhを小さくするには導線路15の幅ω
も小さくしなければならず、導線路15の幅ωが
小さくなると、導線路15の損失が増加して特性
が低下する。
じ特性インピーダンスを保つとともに、誘電体層
11の厚みhを小さくするには導線路15の幅ω
も小さくしなければならず、導線路15の幅ωが
小さくなると、導線路15の損失が増加して特性
が低下する。
本発明はこのような状況の下になされたもの
で、導線路の幅ωを大きく保つたままピツチPを
小さくするとともに、特性インピーダンスに影響
を与えることなく誘電体層の厚みh及びTを小さ
くして高密度化を可能とし、超小型、高密度かつ
低損失の超高速電磁遅延線の提供を目的とする。
で、導線路の幅ωを大きく保つたままピツチPを
小さくするとともに、特性インピーダンスに影響
を与えることなく誘電体層の厚みh及びTを小さ
くして高密度化を可能とし、超小型、高密度かつ
低損失の超高速電磁遅延線の提供を目的とする。
この目的を達成するために本発明は、アース板
の外周に誘電体層を形成し、この誘電体層にマイ
クロストリツプ導線路をピツチPで折返すように
単層ソレノイド状に形成した偏平な電磁遅延線に
おいて、そのアース板の主面を挟んで対向するマ
イクロストリツプ導線路の中心間の間隔Tとその
ピツチPを0<T/P<1の範囲に設定するとと
もに、そのアース板のうち少なくとも上記マイク
ロストリツプ導線路に重なるように対向する部分
に部分的に導体除去部を形成したものである。
の外周に誘電体層を形成し、この誘電体層にマイ
クロストリツプ導線路をピツチPで折返すように
単層ソレノイド状に形成した偏平な電磁遅延線に
おいて、そのアース板の主面を挟んで対向するマ
イクロストリツプ導線路の中心間の間隔Tとその
ピツチPを0<T/P<1の範囲に設定するとと
もに、そのアース板のうち少なくとも上記マイク
ロストリツプ導線路に重なるように対向する部分
に部分的に導体除去部を形成したものである。
このような本発明の構成によれば、アース電極
に部分的な導体除去部が形成されることによつて
マイクロストリツプ導線路のインダクタンス分が
増加して静電容量の不足が生じるが、誘電体層を
薄くすることによつてその不足分が得られるか
ら、マイクロストリツプ導線路の幅を大きく保つ
たまま誘電体層の厚みを薄くするとともに導線路
のピツチも小さくすることにより、マイクロスト
リツプ導線路の間隔TとピツチPを0<T/P<
1の範囲に収めることが可能となり、小型化、高
密度化及び低損失化が可能である。
に部分的な導体除去部が形成されることによつて
マイクロストリツプ導線路のインダクタンス分が
増加して静電容量の不足が生じるが、誘電体層を
薄くすることによつてその不足分が得られるか
ら、マイクロストリツプ導線路の幅を大きく保つ
たまま誘電体層の厚みを薄くするとともに導線路
のピツチも小さくすることにより、マイクロスト
リツプ導線路の間隔TとピツチPを0<T/P<
1の範囲に収めることが可能となり、小型化、高
密度化及び低損失化が可能である。
以下、本発明の詳細を説明する。
まず、本発明の原理を第4図を参照して説明す
る。なお、便宜上マイクロストリツプ線路を例に
して示す。
る。なお、便宜上マイクロストリツプ線路を例に
して示す。
図において、厚みhの偏平で細長い誘電体板1
7の一主面(図中上面)全面には厚みtのアース
電極19が形成されており、対向する主面(図中
下面)にはアース電極19と対向するように幅ω
の細長いマイクロストリツプ導線路21が形成さ
れている。
7の一主面(図中上面)全面には厚みtのアース
電極19が形成されており、対向する主面(図中
下面)にはアース電極19と対向するように幅ω
の細長いマイクロストリツプ導線路21が形成さ
れている。
なお、このマイクロストリツプ導線路21の形
状は、第7図中のマイクロストリツプ導線路5と
同様である。
状は、第7図中のマイクロストリツプ導線路5と
同様である。
アース電極19においてマイクロストリツプ導
線路21と重なり合うように対向する部分には、
方形の導体除去部23がピツチdでマイクロスト
リツプ導線路21に沿つて複数並行に形成され、
マイクロストリツプ線路25が構成されている。
線路21と重なり合うように対向する部分には、
方形の導体除去部23がピツチdでマイクロスト
リツプ導線路21に沿つて複数並行に形成され、
マイクロストリツプ線路25が構成されている。
導体除去部23は、マイクロストリツプ導線路
21の長手方向と同方向の辺a(以下辺aとする)
および幅ωと同方向の辺b(以下辺bとする)を
有する方形となつており、導体除去部23の部分
では誘電体板17が露出している。
21の長手方向と同方向の辺a(以下辺aとする)
および幅ωと同方向の辺b(以下辺bとする)を
有する方形となつており、導体除去部23の部分
では誘電体板17が露出している。
次に、このように構成されたマイクロストリツ
プ線路25について考察する。
プ線路25について考察する。
第5図は第4図に示すマイクロストリツプ線路
25の特性変化を示す図であり、誘電体板17と
して超高周波帯における実効比誘電率2.25を有す
る厚さh=0.7mmのふつ素樹脂上面にアース電極
19を形成し、そのふつ素樹脂下面に厚さt=
0.035mm、幅ω=3.5mmのマイクロストリツプ導線
路21を形成した長さ100mmの試料を用い、導体
除去部23間のピツチdを2.5mmとするとともに
辺bを3.5mmとして、辺aを変化させた場合(便
宜上、a/dで示す)、マイクロストリツプ線路
25の特性インピーダンスZoおよび伝播遅延時
間tdの値を測定したものである。
25の特性変化を示す図であり、誘電体板17と
して超高周波帯における実効比誘電率2.25を有す
る厚さh=0.7mmのふつ素樹脂上面にアース電極
19を形成し、そのふつ素樹脂下面に厚さt=
0.035mm、幅ω=3.5mmのマイクロストリツプ導線
路21を形成した長さ100mmの試料を用い、導体
除去部23間のピツチdを2.5mmとするとともに
辺bを3.5mmとして、辺aを変化させた場合(便
宜上、a/dで示す)、マイクロストリツプ線路
25の特性インピーダンスZoおよび伝播遅延時
間tdの値を測定したものである。
これによると、a/d=0、すなわち第7図に
示す従来のマイクロストリツプ線路7と同様な構
成では、特性インピーダンスZo=33Ω、伝播遅延
時間td=0.5nsとなつている。a/dを増加させ
ると、当初はマイクロストリツプ導線路21に対
向するアース電極19の面積が減少することによ
つて生じる静電容量の減少率以上にマイクロスト
リツプ導線路21のインダクタンス増加率が大き
くなり、特性インピーダンスZoおよび伝播遅延
時間tdが共に増加する。
示す従来のマイクロストリツプ線路7と同様な構
成では、特性インピーダンスZo=33Ω、伝播遅延
時間td=0.5nsとなつている。a/dを増加させ
ると、当初はマイクロストリツプ導線路21に対
向するアース電極19の面積が減少することによ
つて生じる静電容量の減少率以上にマイクロスト
リツプ導線路21のインダクタンス増加率が大き
くなり、特性インピーダンスZoおよび伝播遅延
時間tdが共に増加する。
さらに、a/dの増加によつて静電容量は減少
をつづけるが、インダクタンスは増加率が少なく
なるので、特性インピーダンスZoは増加をつづ
ける反面、伝播遅延時間tdは0.59ns程度を最大値
として以降は逆に減少する。
をつづけるが、インダクタンスは増加率が少なく
なるので、特性インピーダンスZoは増加をつづ
ける反面、伝播遅延時間tdは0.59ns程度を最大値
として以降は逆に減少する。
そして、a/d=1、すなわちアース電極19
におけるマイクロストリツプ導線路21に重なつ
て対向する部分を連続的に除去した場合には、特
性インピーダンスZo=61.9Ω、伝播遅延時間td=
0.43nsとなり、伝播遅延時間tdはa/d=0の場
合よりも逆に減少する。これらに関し、誘電体板
の比誘電率と伝播遅延時間に係る従来の考え方か
らすると、ふつ素樹脂の比誘電率が1.66〜3.13の
範囲の等価的に増減したことに相当する。
におけるマイクロストリツプ導線路21に重なつ
て対向する部分を連続的に除去した場合には、特
性インピーダンスZo=61.9Ω、伝播遅延時間td=
0.43nsとなり、伝播遅延時間tdはa/d=0の場
合よりも逆に減少する。これらに関し、誘電体板
の比誘電率と伝播遅延時間に係る従来の考え方か
らすると、ふつ素樹脂の比誘電率が1.66〜3.13の
範囲の等価的に増減したことに相当する。
また、電磁遅延線としての立ち上がり時間は、
a/d=0の場合に比べて若干大きくなる傾向に
はあるが、a/dの変化範囲全てにおいて100ps
よりも小さい値の超高速性が得られる。
a/d=0の場合に比べて若干大きくなる傾向に
はあるが、a/dの変化範囲全てにおいて100ps
よりも小さい値の超高速性が得られる。
第6図は、上述した第4図と同様なマイクロス
トリツプ線路25を用い、ピツチdも同じ2.5mm
とするとともに導体除去部の辺aを0.25mmで一定
にしておき、導体除去部23の辺bを変化させた
場合(便宜上、b/ωで示す)、同じく特性イン
ピーダンスZoおよび伝播遅延時間tdの変化を測
定したものである。
トリツプ線路25を用い、ピツチdも同じ2.5mm
とするとともに導体除去部の辺aを0.25mmで一定
にしておき、導体除去部23の辺bを変化させた
場合(便宜上、b/ωで示す)、同じく特性イン
ピーダンスZoおよび伝播遅延時間tdの変化を測
定したものである。
これによると、導体除去部23の辺aを小さく
保ち、辺bを長くして導体除去部23の形状を細
長く延ばしてゆくと、静電容量の減少率に比較し
てインダクタンスの増加率が大きくなり、特性イ
ンピーダンスZoの増加率および伝播遅延時間td
の増加率を同じ傾向にすることができる。
保ち、辺bを長くして導体除去部23の形状を細
長く延ばしてゆくと、静電容量の減少率に比較し
てインダクタンスの増加率が大きくなり、特性イ
ンピーダンスZoの増加率および伝播遅延時間td
の増加率を同じ傾向にすることができる。
なお、この場合にも100psよりも小さい値の超
高速の立ち上がり時間が得られる。
高速の立ち上がり時間が得られる。
これらの第5図及び第6図から分かることは、
アース電極19においてマイクロストリツプ導線
路21と重なるように対向する部分を含めて部分
的に除去した場合の特性が、単に導体除去部23
の面積のみならず、その形状や寸法により影響を
受けることであり、導体除去部23の形状や寸法
的な選択によつてマイクロストリツプ線路25に
おける単位長さ当たりの伝播遅延時間tdや特性イ
ンピーダンスZo等を変化できることである。
アース電極19においてマイクロストリツプ導線
路21と重なるように対向する部分を含めて部分
的に除去した場合の特性が、単に導体除去部23
の面積のみならず、その形状や寸法により影響を
受けることであり、導体除去部23の形状や寸法
的な選択によつてマイクロストリツプ線路25に
おける単位長さ当たりの伝播遅延時間tdや特性イ
ンピーダンスZo等を変化できることである。
その結果、マイクロストリツプ線路25のアー
ス電極19に、導体除去部23を形成するととも
にこの導体除去部23の形状や寸法を適当に変化
させれば、従来一義的に定められていた特性イン
ピーダンスZoおよび伝播遅延時間tdを変化する
ことが可能となる。
ス電極19に、導体除去部23を形成するととも
にこの導体除去部23の形状や寸法を適当に変化
させれば、従来一義的に定められていた特性イン
ピーダンスZoおよび伝播遅延時間tdを変化する
ことが可能となる。
従つて、マイクロストリツプ導線路21の幅ω
を小さくすることなく誘電体板17の厚みhを薄
くしても、所望の特性インピーダンスZoを得る
ことができるばかりか伝播遅延時間tdを増加させ
ることができる。
を小さくすることなく誘電体板17の厚みhを薄
くしても、所望の特性インピーダンスZoを得る
ことができるばかりか伝播遅延時間tdを増加させ
ることができる。
次に、このような考察に基づいて本発明に係る
電磁遅延線の実施例を説明する。
電磁遅延線の実施例を説明する。
第1図および第2図は本発明の電磁遅延線の一
実施例を示す正面図および側面図である。
実施例を示す正面図および側面図である。
両図において、薄く長方形状のアース板27
は、その長手方向に沿つて幅a、長さb′の細長い
導体除去部29がピツチdで複数並列に形成され
ている。すなわち、アース板27は長手方向の両
端が連結された簾状になつている。
は、その長手方向に沿つて幅a、長さb′の細長い
導体除去部29がピツチdで複数並列に形成され
ている。すなわち、アース板27は長手方向の両
端が連結された簾状になつている。
アース板27の外周には誘電体層31が形成さ
れ、アース板27の両端部が突出している。
れ、アース板27の両端部が突出している。
誘電体層31の外周には、幅ω、厚みtのマイ
クロストリツプ導線路33がピツチPで単層ソレ
ノイド状にスペース巻きされて、電磁遅延線が構
成されている。
クロストリツプ導線路33がピツチPで単層ソレ
ノイド状にスペース巻きされて、電磁遅延線が構
成されている。
なお、図中符号hはアース板27の片面側にお
ける誘電体層31の厚み、符号Tはアース板27
の主面を挟んで対向するマイクロストリツプ導線
路33の中心間の距離である。
ける誘電体層31の厚み、符号Tはアース板27
の主面を挟んで対向するマイクロストリツプ導線
路33の中心間の距離である。
そして、マイクロストリツプ導線路33のピツ
チPとアース板27を挟んで対向するマイクロス
トリツプ導線路33の中心間隔Tは、実用的なパ
ルス応答波形の得られる範囲として、0<T/P
<1の範囲で選定されるのが好ましい。
チPとアース板27を挟んで対向するマイクロス
トリツプ導線路33の中心間隔Tは、実用的なパ
ルス応答波形の得られる範囲として、0<T/P
<1の範囲で選定されるのが好ましい。
このように構成された電磁遅延線は、上述した
ように、マイクロストリツプ導線路33と重なる
アース板27部分に導体除去部29が部分的に形
成されるので、マイクロストリツプ導線路33の
インダクタンスが増加し、その増加分だけ静電容
量も大きくして特性インピーダンスを同様に保つ
ことが必要となるが、静電容量を形成する導体面
積が減少しているので、誘電体層31の厚みhを
十分に薄くすることで必要な静電容量を得ること
ができる。
ように、マイクロストリツプ導線路33と重なる
アース板27部分に導体除去部29が部分的に形
成されるので、マイクロストリツプ導線路33の
インダクタンスが増加し、その増加分だけ静電容
量も大きくして特性インピーダンスを同様に保つ
ことが必要となるが、静電容量を形成する導体面
積が減少しているので、誘電体層31の厚みhを
十分に薄くすることで必要な静電容量を得ること
ができる。
すなわち、誘電体層31の厚みhを十分薄くで
きるので、マイクロストリツプ導線路33のピツ
チP及び間隔Tを小さくすることが可能となる。
きるので、マイクロストリツプ導線路33のピツ
チP及び間隔Tを小さくすることが可能となる。
そのため、上述したように、ピツチPと間隔T
との関係を0<T/P<1に設定することによる
特性の向上に加え、間隔Tが小さくなるので、マ
イクロストリツプ導線路33のピツチPも小さく
することが可能となり、超小型化および高密度化
が可能となる。
との関係を0<T/P<1に設定することによる
特性の向上に加え、間隔Tが小さくなるので、マ
イクロストリツプ導線路33のピツチPも小さく
することが可能となり、超小型化および高密度化
が可能となる。
さらに、マイクロストリツプ導線路33の幅ω
を同じに保つたまま単位長さ当たりの伝播遅延時
間tdが大きくなるので、超小型化を図りながら単
位遅延時間当たりの損失が逆に低下するので、一
層高性能とすることができる。
を同じに保つたまま単位長さ当たりの伝播遅延時
間tdが大きくなるので、超小型化を図りながら単
位遅延時間当たりの損失が逆に低下するので、一
層高性能とすることができる。
アース電極27に形成する導体除去部29の形
状は、上述した第1図に示す長方形に限らず、第
3図に示すように、円形の導体除去部35であつ
てもよいし、三角形や六角形等でもよい。またそ
の寸法や相互の間隔も一律にする必要はなく、目
的とする寸法、特性に合わせて選定すればよい。
状は、上述した第1図に示す長方形に限らず、第
3図に示すように、円形の導体除去部35であつ
てもよいし、三角形や六角形等でもよい。またそ
の寸法や相互の間隔も一律にする必要はなく、目
的とする寸法、特性に合わせて選定すればよい。
要は、アース板27のうち、少なくともマイク
ロストリツプ導線路33に重なるように対向する
部分に、マイクロストリツプ導線路のインダクタ
ンスや導線路とアース電極間に生じる静電容量を
変化可能な形状・寸法で導体除去部を部分的に形
成すれば、本発明の目的を達成できる。
ロストリツプ導線路33に重なるように対向する
部分に、マイクロストリツプ導線路のインダクタ
ンスや導線路とアース電極間に生じる静電容量を
変化可能な形状・寸法で導体除去部を部分的に形
成すれば、本発明の目的を達成できる。
なお、従来1GHZより遥かに低い周波数、例え
ば10MHz以下で用いる分布定数型の電磁遅延線
にあつては、うず電流損を小さくするために、ア
ース電極を分割することが行われている。
ば10MHz以下で用いる分布定数型の電磁遅延線
にあつては、うず電流損を小さくするために、ア
ース電極を分割することが行われている。
しかし、この種の電磁遅延線は、分割したアー
ス電極の一方の端においてのみ相互に接続して他
端を開放し、うず電流に対しては閉回路を形成し
ないようなものであつた。
ス電極の一方の端においてのみ相互に接続して他
端を開放し、うず電流に対しては閉回路を形成し
ないようなものであつた。
これに対して本発明の電磁遅延線は、第1図に
示すように、例えば分割したアース板が両端で相
互に接続され、入出力側の各々でアース側帰線を
最短距離として超高速信号に対して良好なインピ
ーダンス特性を得ることを可能としている等、超
高速信号に対して従来のアース電極の分割手法と
は異なる考え方に基づき、異なる効果を得るもの
である。
示すように、例えば分割したアース板が両端で相
互に接続され、入出力側の各々でアース側帰線を
最短距離として超高速信号に対して良好なインピ
ーダンス特性を得ることを可能としている等、超
高速信号に対して従来のアース電極の分割手法と
は異なる考え方に基づき、異なる効果を得るもの
である。
以上説明したように本発明の電磁遅延線は、ア
ース板の外周に形成した誘電体層にマイクロスト
リツプ導線路をピツチPで偏平な単層ソレノイド
状に形成し、そのアース板の主面を挟んで対向す
るマイクロストリツプ導線路間の間隔Tとそのピ
ツチPを0<T/P<1の範囲に設定するととも
に、そのアース板に導体除去部を形成してそのマ
イクロストリツプ導線路に重なるように対向させ
たので、マイクロストリツプ導線路の幅を保つた
まま誘電体層の厚みを薄くするとともに導線路の
ピツチも小さくすることができる。
ース板の外周に形成した誘電体層にマイクロスト
リツプ導線路をピツチPで偏平な単層ソレノイド
状に形成し、そのアース板の主面を挟んで対向す
るマイクロストリツプ導線路間の間隔Tとそのピ
ツチPを0<T/P<1の範囲に設定するととも
に、そのアース板に導体除去部を形成してそのマ
イクロストリツプ導線路に重なるように対向させ
たので、マイクロストリツプ導線路の幅を保つた
まま誘電体層の厚みを薄くするとともに導線路の
ピツチも小さくすることができる。
そのため、マイクロストリツプ導線路の間隔T
とピツチPを0<T/P<1の範囲に収めること
が可能となり、小型化、高密度化および低損失化
を達成することができる。
とピツチPを0<T/P<1の範囲に収めること
が可能となり、小型化、高密度化および低損失化
を達成することができる。
第1図及び第2図は本発明に係る電磁遅延線の
一実施例を示す正面図及び側面図、第3図は第1
図に示すアース板の他の例を示す部分正面図、第
4図は本発明の原理を説明するための電磁遅延線
を示す部分斜視図、第5図及び第6図は第4図に
示す電磁遅延線における特性の変化例を示す図、
第7図は従来の電磁遅延線を示す部分斜視図、第
8図及び第9図は本発明の参考となる電磁遅延線
を示す正面図及び側面図、第10図は第8図の電
磁遅延線を説明する部分断面図である。 1,11,17,31……誘電体層(誘電体
板)、3,9,19,27……アース板(アース
電極)、5,21,33……導線路(マイクロス
トリツプ導線路)、7,25……マイクロストリ
ツプ線路、13……折れ曲がり線路、15……導
線路、23,29,35……導体除去部。
一実施例を示す正面図及び側面図、第3図は第1
図に示すアース板の他の例を示す部分正面図、第
4図は本発明の原理を説明するための電磁遅延線
を示す部分斜視図、第5図及び第6図は第4図に
示す電磁遅延線における特性の変化例を示す図、
第7図は従来の電磁遅延線を示す部分斜視図、第
8図及び第9図は本発明の参考となる電磁遅延線
を示す正面図及び側面図、第10図は第8図の電
磁遅延線を説明する部分断面図である。 1,11,17,31……誘電体層(誘電体
板)、3,9,19,27……アース板(アース
電極)、5,21,33……導線路(マイクロス
トリツプ導線路)、7,25……マイクロストリ
ツプ線路、13……折れ曲がり線路、15……導
線路、23,29,35……導体除去部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アース板の外周に誘電体層を形成し、この誘
電体層にマイクロストリツプ導線路をピツチPで
折返すように単層ソレノイド状に形成した偏平な
電磁遅延線において、 前記アース板の主面を挟んで対向するマイクロ
ストリツプ導線路の中心間の間隔Tと前記ピツチ
Pが0<T/P<1の範囲に設定されるととも
に、 前記アース板のうち少なくとも前記マイクロス
トリツプ導線路に重なるように対向する部分に部
分的に導体除去部が形成されてなることを特徴と
する電磁遅延線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9614584A JPS60239112A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | 電磁遅延線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9614584A JPS60239112A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | 電磁遅延線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60239112A JPS60239112A (ja) | 1985-11-28 |
| JPH0329202B2 true JPH0329202B2 (ja) | 1991-04-23 |
Family
ID=14157211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9614584A Granted JPS60239112A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | 電磁遅延線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60239112A (ja) |
-
1984
- 1984-05-14 JP JP9614584A patent/JPS60239112A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60239112A (ja) | 1985-11-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |