JPH0329351Y2 - - Google Patents

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JPH0329351Y2
JPH0329351Y2 JP1988092978U JP9297888U JPH0329351Y2 JP H0329351 Y2 JPH0329351 Y2 JP H0329351Y2 JP 1988092978 U JP1988092978 U JP 1988092978U JP 9297888 U JP9297888 U JP 9297888U JP H0329351 Y2 JPH0329351 Y2 JP H0329351Y2
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、針金入り水引の改良に関し、殊に水
引の線型を扁平にした平水引に関する。
(従来の技術) 水引は、遠く飛鳥時代にその端を発し、時代と
共に変化しながらも今日のように冠婚葬祭を始と
して贈答品、祝福、感謝、契約の心を表現し、日
本人の礼法を演出する装飾用品として親しまれ、
現在に承継されている。
斯かる水引には、伝統的手造りによるものと機
械製造によるものがあるが、両者の工程内容に殆
ど差異がないことから、ここでは伝統的手造りに
ついて以下に簡単に説明する。
水引は本来「くれない」と呼ばれて麻や綿を撚
り合わせた紐を紅白に染分けていたものである
が、後世から現在に到る水引にあつては、パルプ
を原料とする機械漉き和紙を素材とし、これを小
幅の帯状に切断して紙紐(紙撚)を撚つていた。
この紙紐は適度の硬さとしなやかさが必要とさ
れ、更に艶のある地肌とその上に塗られる染料の
発色を良好にする必然性に鑑み、海藻から取れる
糊と白土を練り混ぜたものを紙紐に塗布してしご
き、次いでこの紙紐をより細く硬く固め、紙紐の
艶と地の白さを醸し出させる「こき」と呼ばれる
工程を経た後、天日乾燥をして真つ白な水引にし
ていた。続いて斯かる水引に色とりどりの染料を
刷毛で着色し、再び乾燥させることにより種々な
用途に応じた水引を仕上げており、最後に寸法の
結び目を付ける「けんうち」と呼ばれる工程を経
た後、鋏で切断して最終製品(染分け水引)に仕
上げられていた。
一方、昨今の水引にあつては、紙撚に全着色し
た色水引や、紙撚の上に純銀箔を巻回させた金銀
水引や、アルミ箔、テトロン蒸着フイルム等使用
の金銀色彩水引も多く用いられ、その他、絹巻水
引、蛇腹水引、砂子水引、金針入水引、金赤水引
等々、種類も豊富で色調、模様、寸法により種々
な用途に応じられるように作られている。
従来、造形加工性が比較的良いものとして針金
入水引が知られており、この針金入水引として、
例えば、針金入り紙撚芯の外周に接着剤層を介し
て蒸着プラスチツクフイルム、金属箔等の外被材
が巻き付けられてなる水引(実公昭56−32557〜
8号、実開昭61−164294号)等があつた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述したような伝統的手造りに
よる水引にあつては、上述の如き製造に熟練を要
し、しかも熟練工のみが作り得た祝儀用品、鶴
亀、松竹梅、その他様々の造形が素人でも簡単に
作り得るものではなかつた。
一方、針金入水引にあつては、造形、細工加工
がなし易い反面、各紙撚芯の中に針金を介在させ
ているため、芯材が該針金を軸芯として略真円状
に硬く撚られ、かつ、斯かる外被材に絹糸等がS
撚りに巻き付けられていることも相俟つて、たと
え芯材の強度、保形性に優れても、折曲加工には
適さず、また、線型も略真円に堅持され、扁平さ
せることができなかつた。
そのため、紐状の水引を複数並列させて小幅の
帯状に成形し、斯かる帯状体で「結び物」(第4
図参照)を造形させる場合にあつては、標準的小
幅の「結び物」を得るのに5本乃至7本の水引が
必要とされ、しかも前述した如く保形性に優れて
いるため折曲加工、特に鋭角な曲げ加工に余儀無
くされており、アクセサリーやその他洋風的な編
細工等の工芸にあつては、切断や接着加工等を施
さないと簡単には順応できないといつた問題があ
つた。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもの
で、「結び物」の標準的幅が少ない本数で簡単に
得られると共に、折曲加工、特に鋭角な曲げ加工
に優れた有用な平水引を提供することにより、従
来水引の活用されていた伝統的分野からから大き
く脱却して、和風のみでなく、洋風的な工芸、ハ
ンドクラフト、ラツピング素材等にまでも幅広く
順応できる有用な素材を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するため本考案の要旨とする
構成は、針金入り紙撚芯等からなる芯材の外周
に、接着剤層を介して蒸着プラスチツクフイル
ム、金属箔等の外被材を巻き付けてなる水引にお
いて、前記芯材は、接合状態に並列された複数の
紙撚芯と、各紙撚芯の接合谷間に配置された針金
とからなり、かつ、該芯材の外周に前記外被材を
巻き付けて線型を平状に形成された平水引に存す
る。
(作用) 水引が平状に形成されることから、標準的幅の
「結び物」が少ない本数で簡単に得られると共に、
芯材を、接合状態に並列された複数の紙撚芯と、
各紙撚芯の接合谷間に配置された針金とで構成し
たことによつて、針金が各紙撚芯の中に通されず
に外面の各谷間に配置されているため、従来の如
き芯材が針金を軸芯として硬く撚られることがな
く、しかも扁平しているため線の強調がし易くて
折曲加工に優れ、特に鋭角な折り曲げにも適する
こととなる。
また、芯材の外周に外被材を密に巻回すること
なく被覆させれば、押圧扁平がなし易くなると共
に、折曲加工にも適し、また、芯材として一本以
上の針金を並列させることにより、外被材内にお
ける芯材の片寄りがなくなると共に、外被材内へ
均分に配列できるため、外被材の幅方向における
変形、型崩れがなくなることとなる。
(実施例) 次に、本考案の実施の一例を図面を参照しなが
ら説明する。
図中Aは、本考案に係る平水引であり、この平
水引Aは、紙撚芯1と、針金2と、外被材3とか
らなつている。
紙撚芯1は、和紙、クラフト紙等を小幅の帯状
(短冊状)に裁断して略0.8〜2mm程の太さに撚ら
れているもので、用途に応じた任意数の該紙撚芯
1,1……を接合状態に並列させ、かつ、各紙撚
芯1,1間……に生じる谷間に、それぞれ適宜硬
性を有する針金2,2……を配置させて芯材Bを
構成している。
前記針金2,2……は、略0.2〜0.4mm程の鋼
線、鉄線、銅線等の素材からなるもので、用途、
目的に応じて種々の太さのものを選択できること
は云うまでもない。また、本実施例にあつては針
金2,2……を各紙撚芯1,1……間のそれぞれ
の谷間へ表裏対向して配置させているが、これに
限定されることなく、任意の谷間のみに配置させ
ても良い。
また、前記芯材Bの外周には接着剤4を介して
外被材3がS撚りに巻き付けられ、その線型が平
状に形成されている。外被材3の素材としては適
宜フイルム材が使用される。例えば、ポリエチレ
ンテレフレタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、ポリアミド、ポリカボネート、ビニロン
等の合成樹脂フイルムに、アルミニウム、金、
銀、クロム、ニツケル、亜鉛、錫などの金属を常
套手段により蒸着させてなる金属蒸着フイルムが
用いられる。尚、紙撚芯1,1……間の谷間に各
針金2,2……を配置させたことで、芯材Bの外
周に外被材3を巻回しても表面上に針金2が膨出
することがなく、表面が平坦に成形できる。ま
た、用途により外被材3の表面に筋線を現出させ
たい時は谷間(深寸)よりも大きな径を有する針
金2,2……を介在させれば良い。
このように構成される平水引Aは、線型が平状
に形成されていることから、標準的幅の「結び
物」が少ない本数(3本程度)で簡単に得られる
と共に、針金2,2……が各紙撚芯1,1……の
中に通されずに外面の各谷間に配置されているた
め、従来の如き芯材Bが針金2,2……を軸芯と
して硬く撚られることがなく、しかも扁平してい
るため線の強調がし易くて折曲加工に優れ、特に
鋭角な折り曲げに適することから、祝儀用金封
飾、松・竹・梅・鶴・亀を基本とした結納飾等の
伝統工芸の他、帆船、宝船等の和風置物、或いは
アクセサリー等の洋風工芸、ハンドクラフト、ラ
ツピング素材としても簡単に順応できることとな
る。
また、第3図に示す如く、少なくとも1本以上
の針金2′,2′……を並列させて芯材B′を構成
し、該芯材B′の外周に、接着剤4′を介して被覆
させた紙、蒸着プラスチツクフイルム、金属箔等
の外被材3′を押圧扁平させて線型を平状に形成
しても良い。
このように構成される平水引A′は、芯材B′の
外周に外被材3′を密に巻回することなく被覆さ
せれば、押圧扁平がなし易くなると共に、折曲加
工にも適し、また、芯材B′として一本以上の針
金2′,2′……を並列させることにより、外被材
3′内における芯材B′の片寄りがなくなると共
に、外被材3′内へ均分に配列できるため、外被
材3′の幅方向における変形、型崩れがなくなる
こととなる。
(考案の効果) 本考案は上述の如く構成され、芯材を、接合状
態に並列された複数の紙撚芯と、各紙撚芯との接
合谷間に配置された針金とから構成したことによ
つて、線型が平状に形成されることから、標準的
幅の「結び物」が少ない本数で簡単に得られると
共に、針金が各紙撚芯の中に通されずに外面の各
谷間に配置されているため、従来の如き芯材が針
金を軸芯として硬く撚られることがなく、しかも
扁平しているため線の強調がし易くて折曲加工に
優れ、特に鋭角な折り曲げに適することから、従
来活用されてきた伝統装飾品のみならず、洋風的
な工芸、ハンドクラフト、ラツピング素材として
も幅広く順応できる有用な平水引を提供できるこ
ととなつた。
殊に、本考案の平水引は、日本伝統の水引のイ
メージから脱却した斬新なラツピング等の素材と
して洋風文化にも馴染むことができ、外国の人達
にも喜ばれる多用途な素材を提供するものであ
る。
このように本考案の平水引は、優れた利点を有
しているもので、本考案を実施することはその実
益的価値が甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示すもので、第1
図は本考案に係る平水引の部分見取図、第2図は
第1図の拡大断面図、第3図は他の実施例を示す
平水引の拡大断面図、第4図は従来の結び物を示
す正面図である。 A……水引、B……芯材、1……紙撚芯、2…
…針金、3……外被材、4……接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 針金入り紙撚芯等からなる芯材の外周に、接着
    剤層を介して蒸着プラスチツクフイルム、金属箔
    等の外被材を巻き付けてなる水引において、前記
    芯材は、接合状態に並列された複数の紙撚芯と、
    各紙撚芯の接合谷間に配置された針金とからな
    り、かつ、該芯材の外周に前記外被材を巻き付け
    て線型を平状に形成させたことを特徴とする平水
    引。
JP1988092978U 1988-07-15 1988-07-15 Expired JPH0329351Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5493498U (ja) * 1977-12-12 1979-07-02
JPS54103399U (ja) * 1977-12-28 1979-07-20
JPS6318372Y2 (ja) * 1979-08-21 1988-05-24

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JPH0217586U (ja) 1990-02-05

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