JPH03294542A - 樹脂加工織物、その製造方法、エアバッグおよび帆布 - Google Patents
樹脂加工織物、その製造方法、エアバッグおよび帆布Info
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- JPH03294542A JPH03294542A JP2402427A JP40242790A JPH03294542A JP H03294542 A JPH03294542 A JP H03294542A JP 2402427 A JP2402427 A JP 2402427A JP 40242790 A JP40242790 A JP 40242790A JP H03294542 A JPH03294542 A JP H03294542A
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- fabric
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- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2505/00—Industrial
- D10B2505/12—Vehicles
- D10B2505/124—Air bags
Landscapes
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
本発明は、優れた剥離強力ならびに耐久性を有する樹脂
加工織物、その製造方法、エアバッグおよび帆布に関す
るものである。 [0002]
加工織物、その製造方法、エアバッグおよび帆布に関す
るものである。 [0002]
[従来の技術]
従来の樹脂加工織物の剥離強力を改善する手段としては
、■ 低粘度の加工樹脂を用いて何回も塗布して樹脂の
浸透をよくする方法、■ 熱収縮特性の異なる2種以上
のポリマーを用いた複合糸や混繊糸、または、低収縮性
糸条と高収縮糸との混繊糸などからなる織物を熱処理し
て、織糸に空隙を付与し、加工樹脂の浸透性を向上させ
る方法などがある。 [0003] ところで、近年、自動車における乗員の安全のためのエ
アバッグの必要性が急激に高まっている。このエアバッ
グは、自動車の衝突事故の際、衝突のショックをセンサ
ーが受けて、インフレータ−(高圧ガス発生装置)で高
圧ガスを発生させ、このガスによってエアパックを瞬間
的に膨張させ、乗員の移動を阻止して安全を図るもので
ある。従来、かかるエアバッグには、400〜1000
デニールのナイロン6・6フイラメン糸を用いた平組織
の織物に、クロロプレン、クロルスルホン化オレフィン
等の合成ゴムや天然ゴムを片面樹脂コーティングしたも
のがイ吏用されていた。 また、帆布としては、上述のような樹脂加工方法により
、たとえば、平織物に樹脂を含浸またはコーティングし
て形成したものが使用されていた。 [0004]
、■ 低粘度の加工樹脂を用いて何回も塗布して樹脂の
浸透をよくする方法、■ 熱収縮特性の異なる2種以上
のポリマーを用いた複合糸や混繊糸、または、低収縮性
糸条と高収縮糸との混繊糸などからなる織物を熱処理し
て、織糸に空隙を付与し、加工樹脂の浸透性を向上させ
る方法などがある。 [0003] ところで、近年、自動車における乗員の安全のためのエ
アバッグの必要性が急激に高まっている。このエアバッ
グは、自動車の衝突事故の際、衝突のショックをセンサ
ーが受けて、インフレータ−(高圧ガス発生装置)で高
圧ガスを発生させ、このガスによってエアパックを瞬間
的に膨張させ、乗員の移動を阻止して安全を図るもので
ある。従来、かかるエアバッグには、400〜1000
デニールのナイロン6・6フイラメン糸を用いた平組織
の織物に、クロロプレン、クロルスルホン化オレフィン
等の合成ゴムや天然ゴムを片面樹脂コーティングしたも
のがイ吏用されていた。 また、帆布としては、上述のような樹脂加工方法により
、たとえば、平織物に樹脂を含浸またはコーティングし
て形成したものが使用されていた。 [0004]
かかる従来の樹脂加工織物を前記の■の方法で形成する
と、所定の厚さに樹脂を積層させる必要があるため、何
回も塗布するのが通常で、工程の繁雑さやコストアップ
の点で問題がある上に、剥離強力の大きな改善は望めな
いという欠点があった。また、■の方法では、剥離強力
を向上するよりも、熱処理後の織糸の強力が極めて弱く
なる欠点があった。 [0005] 次に、従来のエアバッグは、いずれもインフレータ−か
らの高温、高圧ガスで瞬間的に膨張させるものであるた
めに、織物と樹脂層が容易に剥離しやすい欠点があった
。また、一般にエアバッグは作動する直前迄は、ステア
リングホイールやインストルメントパネルなどの狭い場
所に折りたたまれた状態で収納されているものであり、
しかも温度や湿度、さらにオゾン等の環境が変化する状
態で、長期間にわたって収納されていることが多く、織
物と樹脂層が剥離しやすいという欠点があった。 [0006] また、従来の帆布は、上述のような樹脂加工をしても、
使用される樹脂の剥離強力を向上させることができず、
耐久性の乏しいものであった。 本発明の目的は、かかる従来の樹脂加工織物、エアバッ
グや帆布の欠点に鑑み、織糸の強力低下が少なく、しか
も織物と樹脂層との剥離強力に優れた樹脂加工織物、エ
アバッグおよび帆布を提供せんとするものであり、また
、上記樹脂加工織物を安定して製造し得る方法を提供せ
んとするものである。 [0007]
と、所定の厚さに樹脂を積層させる必要があるため、何
回も塗布するのが通常で、工程の繁雑さやコストアップ
の点で問題がある上に、剥離強力の大きな改善は望めな
いという欠点があった。また、■の方法では、剥離強力
を向上するよりも、熱処理後の織糸の強力が極めて弱く
なる欠点があった。 [0005] 次に、従来のエアバッグは、いずれもインフレータ−か
らの高温、高圧ガスで瞬間的に膨張させるものであるた
めに、織物と樹脂層が容易に剥離しやすい欠点があった
。また、一般にエアバッグは作動する直前迄は、ステア
リングホイールやインストルメントパネルなどの狭い場
所に折りたたまれた状態で収納されているものであり、
しかも温度や湿度、さらにオゾン等の環境が変化する状
態で、長期間にわたって収納されていることが多く、織
物と樹脂層が剥離しやすいという欠点があった。 [0006] また、従来の帆布は、上述のような樹脂加工をしても、
使用される樹脂の剥離強力を向上させることができず、
耐久性の乏しいものであった。 本発明の目的は、かかる従来の樹脂加工織物、エアバッ
グや帆布の欠点に鑑み、織糸の強力低下が少なく、しか
も織物と樹脂層との剥離強力に優れた樹脂加工織物、エ
アバッグおよび帆布を提供せんとするものであり、また
、上記樹脂加工織物を安定して製造し得る方法を提供せ
んとするものである。 [0007]
すなわち、本発明の樹脂加工織物は、JIS A−12
18に準じて測定される透水係数が1×10−3〜5×
10−2の範囲にあり、かつ目付が100〜400g/
m2であるフィラメント織物であって、該織物が樹脂を
含有することを表面に有するものである。 [0008] また、本発明の樹脂加工織物は、片面が樹脂コーティン
グされたフィラメント織物であって、かつ該コーティン
グ面に接するタテ糸およびヨコ糸の空隙率(x)が0.
54〜0.9の範囲にあり、かつ表面露出率(y)が1
.12〜5.0の範囲にあることを表面に有するもので
ある。 (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L1)と、接線
でつながる表面線の長さ(L )の比(L1/L2)
を表し、Xは接線でつながる表面線で規定される断面積
(S1)と、織糸を構成する空隙を含まない単繊維のみ
の占める断面積(S)から、式、X=(S −8)/S
1により求められた値で表される)。 [0009] また、さらに本発明の樹脂加工織物は、片面が樹脂コー
ティングされたフィラメント織物であって、かつ該コー
ティング面に接するタテ糸およびヨコ糸の空隙率(x)
と表面露出率(y)が、下記(1)〜(3)式を満足す
ることを表面に有するものである。 0.54≦x≦0.9・ ・(1) y≧3x−0,5・(2) y≦10x−4・(3) (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L1)と、接線
でつながる表面線の長さ(L )の比(L1/L2)
を表し、Xは接線でつながる表面線で規定される断面積
(S1)と、織糸を構成する空隙を含まない単繊維のみ
の占める断面積(S)から、式、X=(S −8)/S
1により求められた値で表される)。 [0010] 本発明の樹脂加工織物の製造方法は、目付100〜40
0g/m2のフィラメント織物を圧力10Kg/Cm2
以上の高圧流体で処理して、該織物のJIS A−12
18に準じて測定される透水係数を1×10−3〜5X
10−2の範囲にした後、該織物に樹脂を付与すること
を表面に有するものであり、また、さらに、フィラメン
ト織物を、タテ糸およびヨコ糸の空隙率(x)と表面露
出率(y)が、下記(1)〜(3)式を満足するまで圧
力10Kg/Cm2以上の高圧流体で処理した後、該織
物に樹脂を付与することを表面に有するものである。 0.54くx≦0.9・ ・(1) y≧3x−0,5・(2) y≦10x−4・(3) (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L1)と、接線
でつながる表面線の長さ(L )の比(L1/L2)
を表し、Xは接線でつながる表面線で規定される断面積
(S1)と、織糸を構成する空隙を含まない単繊維のみ
の占める断面積(S)から次記式、X=(S −8)/
S1により求められた値で表される)。 [0011] また、本発明のエアバッグは、前記の如き樹脂加工織物
でエアバッグの袋体が構成されていることを表面に有す
るものであり、また本発明の帆布は、前記の如き樹脂加
工織物で該帆布の基布が構成されていることを表面に有
するものである。 [0012]
18に準じて測定される透水係数が1×10−3〜5×
10−2の範囲にあり、かつ目付が100〜400g/
m2であるフィラメント織物であって、該織物が樹脂を
含有することを表面に有するものである。 [0008] また、本発明の樹脂加工織物は、片面が樹脂コーティン
グされたフィラメント織物であって、かつ該コーティン
グ面に接するタテ糸およびヨコ糸の空隙率(x)が0.
54〜0.9の範囲にあり、かつ表面露出率(y)が1
.12〜5.0の範囲にあることを表面に有するもので
ある。 (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L1)と、接線
でつながる表面線の長さ(L )の比(L1/L2)
を表し、Xは接線でつながる表面線で規定される断面積
(S1)と、織糸を構成する空隙を含まない単繊維のみ
の占める断面積(S)から、式、X=(S −8)/S
1により求められた値で表される)。 [0009] また、さらに本発明の樹脂加工織物は、片面が樹脂コー
ティングされたフィラメント織物であって、かつ該コー
ティング面に接するタテ糸およびヨコ糸の空隙率(x)
と表面露出率(y)が、下記(1)〜(3)式を満足す
ることを表面に有するものである。 0.54≦x≦0.9・ ・(1) y≧3x−0,5・(2) y≦10x−4・(3) (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L1)と、接線
でつながる表面線の長さ(L )の比(L1/L2)
を表し、Xは接線でつながる表面線で規定される断面積
(S1)と、織糸を構成する空隙を含まない単繊維のみ
の占める断面積(S)から、式、X=(S −8)/S
1により求められた値で表される)。 [0010] 本発明の樹脂加工織物の製造方法は、目付100〜40
0g/m2のフィラメント織物を圧力10Kg/Cm2
以上の高圧流体で処理して、該織物のJIS A−12
18に準じて測定される透水係数を1×10−3〜5X
10−2の範囲にした後、該織物に樹脂を付与すること
を表面に有するものであり、また、さらに、フィラメン
ト織物を、タテ糸およびヨコ糸の空隙率(x)と表面露
出率(y)が、下記(1)〜(3)式を満足するまで圧
力10Kg/Cm2以上の高圧流体で処理した後、該織
物に樹脂を付与することを表面に有するものである。 0.54くx≦0.9・ ・(1) y≧3x−0,5・(2) y≦10x−4・(3) (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L1)と、接線
でつながる表面線の長さ(L )の比(L1/L2)
を表し、Xは接線でつながる表面線で規定される断面積
(S1)と、織糸を構成する空隙を含まない単繊維のみ
の占める断面積(S)から次記式、X=(S −8)/
S1により求められた値で表される)。 [0011] また、本発明のエアバッグは、前記の如き樹脂加工織物
でエアバッグの袋体が構成されていることを表面に有す
るものであり、また本発明の帆布は、前記の如き樹脂加
工織物で該帆布の基布が構成されていることを表面に有
するものである。 [0012]
本発明は、フィラメント糸条を織糸としてなる織物を、
後述する特定な構造にすると、透水係数が1×10−3
〜5×10−2オーダーに一挙に向上し、しかも、意外
にも樹脂加工品の樹脂の接着性が著しく改善されること
を究明して完成されたものである。 [0013] すなわち、生機の段階における透水係数が1×10〜5
X10’オーダーにある目付100〜400g/m2の
織物に、たとえば水透過通路を形成させると透水係数が
1×10〜5X10”オーダーに一挙に改善される。 この水透過通路は、織物の厚さ方向に形成されており、
樹脂が付与された場合この水透過通路を通って該樹脂が
吸収される。したがって、織物断面でみた場合、該樹脂
が筋状に浸透されて、あたかも該樹脂が織物を抱き込む
形で浸透するので、著しい接着性向上効果を発揮するも
のである。 [0014] 本発明は、かかる事実を究明して、従来接着性に劣ると
されていたフィラメント糸条使いの織物の接着性を著し
く改善することに成功したものである。 [0015] 本発明の織物を構成するタテ糸およびヨコ糸はフィラメ
ントで構成されておりかかるフィラメントとしては、例
えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン12、ナ
イロン4・6などのポリアミド繊維、バラフェニレンテ
レフタルアミド及び芳香族エーテルとの共重合体などに
代表されるアラミド繊維、ポリアルキレンテレフタレー
トに代表されるポリエステル繊維、ビニロン繊維、レー
ヨン繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、パラフエニレ
ンサルフォン、ポリサルフオンなどのサルフオン系繊維
、ポリエーテルケトン繊維などの合成繊維、さらに炭素
繊維、ガラス繊維、金属繊維などの無機繊維などからな
る連続繊維を使用することができる。 [0016] かかるフィラメントには、原糸糸条の製造工程や加工工
程での生産性あるいは特性改善のために通常使用されて
いる各種添加剤を含んでいてもよい。たとえば熱安定剤
、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、可塑剤、増粘剤、顔
料、難燃剤、光沢付与剤などを含有させることができる
。 [0017] 本発明に使用されるフィラメントは、生糸でも加工糸で
もよいが、ヨリは略無ヨリであるか極低いヨリを有する
ものが好ましく使用される。 特開平3−294542 (IQ) [0018] すなわち、本発明では、カバーファクターが20以上の
高密度織物に後述する水透過通路を形成させる必要があ
るが、高ヨリ糸ではこのような通路を形成することがで
きない。水透過通路は、繊維間に適度の融通性を有する
上述の織糸に限って好都合に形成されるものである。 [0019] かかる略無ヨリまたは極低いヨリとは、たとえば、好ま
しくは120T/m以下、さらに好ましくは20T/m
以下のヨリしか有さない糸をいう。 タテ糸およびヨコ糸、つまり織糸を構成する単繊維の強
度は、別に制約を受けないが、産業用資材の場合は、用
途によって適宜選択すればよいが、なかでも帆布の場合
には好ましくは単繊維強度が5 g/d以上、エアバッ
グの場合には好ましくは6 g/d以上、また、いずれ
の場合も更に好ましくは7 g/d以上であるのがよい
。 [0020] 織糸を構成する単繊維の繊度は、上記単繊維強度と同じ
く用途によって選択すればよいものであるが、たとえば
、エアバッグや帆布などの産業用材料である場合は、用
いる繊維の原糸強度、ヤング率などにもよるが、好まし
くは1d以上、さらには4d以上のものが好ましい。 [0021] 織糸としてのトー・タル繊度も別に制約を受けないが、
産業用途の場合には、150〜3000Dが好ましく、
より好ましくは200〜1500Dである。 [0022] 本発明でいうフィラメント織物の組織としては、平織、
斜文織、朱子織およびこれらの変化組織、多軸織などを
使用することができる。かかる織物のなかでも樹脂加工
織物としての機械的特性が優れている点から平織、多軸
織のものが好ましく使用される。 [0023] 本発明は、かかる織物に樹脂加工を施した際に、織物が
特定な構造(水速過通路=透水係数)にあるものが、該
樹脂と織物との剥離強力を著しく改善することを究明し
たものである。 [0024] すなわち、目付100〜400 g/ m2で、好まし
くは構成織糸のカバーファクターが20以上、さらに好
ましくは22〜35の範囲にある織物で、JIS A−
1218に準じて測定される透水係数(K)が1×10
−3〜5X10−2 好ましくはlXl0 〜9×10
−3の範囲にあるものは、織物を構成する織糸構造内に
水透過通路を有しており、この通路が樹脂に対して特異
な効果を発揮することを究明したものである。この水透
過通路は、該樹脂加工を施すと、該樹脂が筋状に該織物
厚さ方向に浸透され、これが織糸断面構造内に筋状部分
として残るので容易に判別できる。 [0025] 上述のカバーファクター(CF)は、織物を構成する織
糸の混み具合を数値で表わしたもので、次の式により求
める。 CF=に、N、(D1/2/ρ1/2)式中、CF:カ
バーファクター に:織物定数(平織=0.0168) N:織密度(本/1nch) D:繊度(デニール) ρ:織繊維比重 たとえば、カバーファクター(CF)が20未満の織物
では、構成織糸間に間隙が生じたり、目あきの織物にな
り易く、かかる織物は本発明の効果を達成しにくい。 [0026] 上述の特定な構造を有する織物は、高圧液流処理するこ
とによって、該織糸構造内の、該織糸軸方向や織物の厚
さ方向に該液流の通路を形成することによって製造する
ことができる。たとえば、バッチ式でウォータージェッ
トパンチを該織物に施し続けると、段々に織糸構造体内
に水透過通路が形成され、やがて最初に比して極めて勢
いよく水が透過されるようになる。これは該織物の織糸
構造体内に水の透過通路が形成されたことを意味する。 この通路は一度形成されると、水1J開干4−どU’l
D’44 (11)はこの通路を通って織物の裏側へ透
過し、他の箇所に再び通路を形成することは少ないので
、なかなか破壊されにくく、該織糸構造体内に保持され
る。かかる特殊な織糸構造の織物は、著しく大きな透水
係数を有する。たとえば、目付250g/m2のフィラ
メント平織物では、生機は5×10−5の透水係数を有
するのに対し、該生機を上述のウォータージェットパン
チ処理して得た本発明の特定な構造を有する目付260
g/m の平織物は、透水係数が2X10’にもハネ
上がすなものとなる。 [0027] この現象は、上述のような特定な織糸構造からなる織物
に起因するものであり該織物が水速過通路を有するため
に惹起するものである。すなわち、この水速過通路に樹
脂液を付与すると、図1のように樹脂が筋状に織物の厚
さ方向に浸透した構造となり、投錨効果を大幅に増大す
るものである。 [0028] 図1は、実施例3の樹脂加工織物の側断面を模式図で示
したものであるが、図中、1は樹脂被膜層であり、1′
は下地樹脂層である。2は経糸で、3は緯糸である。高
圧水流処理されると経糸2または緯糸3に水速過通路が
形成され、その通路に樹脂が浸透して筋4を形成する。 この筋4は織物の厚さ方向や糸の配列方向にランダムに
通っていて、複雑に屈曲しているものである。したがっ
て、断面箇所によっては屈曲部分が観察される。これが
図の緯糸の中央部に孤立して存在する筋状樹脂4である
。 [0029] 上述の水速過通路は、JIS A−1218に準じて測
定される透水係数で示すことがで5×10−2の範囲に
ある織物は、樹脂加工した際の該樹脂の浸透性が著しく
改善されるものであり、その結果、高い剥離強力を与え
る効果を発揮する。 [0030] 本発明でいう透水係数は、上述の通り、JIS A−1
218「土の透水試、験方法」に準じて測定されたもの
であるが、要するに土の代りに試料布帛をセットする以
外は規格どおりに測定し、求められるものである。ただ
し、試料布帛の厚さは3mm以特開平3−294542
(1:1) 上に調整して測定する必要がある。本発明の透水係数は
3mm厚に統一して測定した値である。薄地のものは複
数枚重ね合せて3mmの厚さに調整して測定する。 [003月 本発明の樹脂加工織物を別の観点からみれば、次のよう
に表現することができる。 [0032] すなわち、本発明の織物を構成する織糸の内、コーティ
ング面に接する側のタテ糸およびヨコ糸の空隙率(x)
と表面露出率(y)が、前者が0.54〜0゜9、好ま
しくは0.55〜0.69の範囲にあり、かつ後者が1
.12〜5.0好ましくは1.4〜1.9の範囲にある
織糸構造を有するものである。 [0033] かかる織糸構造をさらに詳細に説明すると、該空隙率(
x)と該表面露出率(y)が、下記(1)〜(3)式、
すなわち、0.54≦x≦0.9・ ・(1) y≧3x−0,5・(2) y≦10x−4・(3) を満足する場合に、特に、優れた織糸構造を提供するこ
とができる。 [0034] 本発明における空隙率(x)と表面露出係数(y)は、
次ぎのようにして求める。 まず、空隙率は(x)は、図2に示すように、交点にお
ける織糸の直角断面のコーティング層側における接線で
つながる表面線で規定される断面積(S1)と、織糸を
構成する空隙を含まない単繊維のみの占める断面積(S
)から、式、空隙率= (Sl−3)/S1 により求めることができる。 [0035] 次に表面露出係数(y)は、図3に示すように、交点に
おける織糸の直角断面のコーティング層側において、最
も近くに位置する単繊維の表面に接しながらつながる最
短の表面線の長さ(L1)と、接線でつながる表面線の
長さ(L2)から、式、 表面露出率=L1/L2 により求めることができる。 [0036] コーティング樹脂は、粘度にもよるが、概して織糸の表
面に露出した単繊維と接触するため、表面露出率(y)
が大きいほど剥離強力も高くなる。 一方、織糸の空隙率(x)も大きいほど、樹脂の浸透性
が改善され、コーティング樹脂の剥離強力は、概して織
糸の表面に露出した単繊維と接触するのみであり、織糸
の内層部には浸透しないため、織糸の内層部に存在する
空隙は、何ら剥離強力の改善には関与せず、織糸の機械
的強力を低下させることになる。 [0037] 本発明の織糸は、空隙率(x)と表面露出率(y)をバ
ランスさせることにより、織糸表面の単繊維が乱れ、内
層部が緻密な構造をとり、織物の機械的強力と樹脂接着
力を都合よく満足するという効果を発揮するものである
。 [0038] 空隙率(x)が、0.54未満の場合は、織糸全体が緻
密な状態になり、織糸表面の単繊維も乱れがないものと
なり好ましくなく、また、空隙率が0.9を越える場合
は、織糸の内部にも多くの空隙を有し好ましくない。 [0039] 一方、表面露出率(y)は、y=3x−0,5で表され
る直線より大きく、y=10x−4で表される直線より
小さいことである。 上述の空隙率(x)を代入すると、yは1.12〜5.
0の範囲となる。 [0040] これをグラフで説明すると、図4に示したようにy=3
x−0,5より小さい範囲では、織糸の内部に多くの空
隙を有する状態となり、空隙率(x)が大きいにもかか
わらず表面露出率(y)が小さく、剥離強力の改善効果
が少なく、織糸の機械的強力も小さいものとなり好まし
くない。 一方、y=10x−4より大きい範囲では、意図的に単
繊維を配列させないかぎり物理的に作り出すことが難し
い状態のものである。 [0041] 本発明に使用される樹脂としては、含浸用、コーティン
グ用、バインダーなどの下地用ならびにラミネート樹脂
皮膜用を含め、通常産業用または衣料用に使用されるも
のを使用することができる。その場合、たとえば、不通
気性、耐熱性、難燃性などの性質を有する樹脂なども使
用することができる。かかる樹脂としては、たとえばク
ロロプレン、クロルスルホン化オレフィン、塩化ビニル
、塩素化オレフィン、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、
さらにポリイミド樹脂、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂、
ポリアミドおよび無機充填剤からなる制振材を含む)な
どの熱硬化性樹脂等、耐熱性を有する合成樹脂(エラス
トマー)や天然ゴムを使用することができるが、さらに
リン系難燃剤やハロゲン系難燃剤などの通常の有機無機
の難燃剤を含有する合成樹脂、たとえばウレタン系樹脂
、アクリル系樹脂メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂
などを使用することができる。 [0042] かかる樹脂の使用量は、別に制約を受けないが、帆布の
場合は好ましくは10〜600g/m2、特に好ましく
は30〜300g/m2で、エアバッグの場合は好まし
くは10〜200g/m2、特に好ましくは30〜15
0g/m2である。 [0043] しかし、本発明の特殊な構造を有する織物は、樹脂量が
少なくても剥離強力が極めて高く、樹脂の少量化、薄膜
化を達成することができる上に薄膜でも剥離強力の高い
皮膜を提供することができるので、特に衣料用のように
柔軟性を要求される分野には好適である。 [0044] 次に、本発明の樹脂加工織物の製造方法について説明す
る。 前述のような透水係数や空隙率、表面露出率を満足する
織物は、高圧液流処理好ましくは高圧水流によって処理
する方法を使用することによって、容易に形成すること
ができる。すなわち、高圧水流処理によれば、織糸への
衝撃が強く、効率よく、上述の織糸構造を有する織物を
得ることができる。 処理する。 [0046] 処理条件を使用しないのが好ましい。 [0047] 施される。 ここでいう樹脂加工は、前記樹脂からなる樹脂加工液を
用いて含浸またはコーティングするかあるいは該樹脂加
工液で予め樹脂皮膜を形成した後これをパインするもの
である。 [0048] たはディスバージョンあるいはこれらの混合溶剤タイプ
のいずれでもよい。かか剤などを配合することができる
。 [0049] コーティング法としては、ナイフコート、ロールコート
、ロッドコート、押し出しコートなど、また、含浸法と
しては、パディング法、パッド−ニップ法など場合によ
っては、該樹脂加工液の稀釈液または他の処理液を用い
て予め含浸処理してもよい。また、ラミネート法として
は、通常のように下地樹脂(バインダー樹脂)を塗布し
た後、予め形成しておいた樹脂皮膜をラミネートする方
法か溶融樹脂皮膜をラミネートする方法などを採用する
ことができる。 目的に適合した条件を選択して使用すべきである。 [00503 かくして得られる樹脂加工織物は、該樹脂との剥離強力
に優れており、防水性が要求される産業用、衣料用のい
ずれの用途にも好適に使用することができる。 産業用としては、特に、エアバッグや帆布用材料として
好適である。 [0051]
後述する特定な構造にすると、透水係数が1×10−3
〜5×10−2オーダーに一挙に向上し、しかも、意外
にも樹脂加工品の樹脂の接着性が著しく改善されること
を究明して完成されたものである。 [0013] すなわち、生機の段階における透水係数が1×10〜5
X10’オーダーにある目付100〜400g/m2の
織物に、たとえば水透過通路を形成させると透水係数が
1×10〜5X10”オーダーに一挙に改善される。 この水透過通路は、織物の厚さ方向に形成されており、
樹脂が付与された場合この水透過通路を通って該樹脂が
吸収される。したがって、織物断面でみた場合、該樹脂
が筋状に浸透されて、あたかも該樹脂が織物を抱き込む
形で浸透するので、著しい接着性向上効果を発揮するも
のである。 [0014] 本発明は、かかる事実を究明して、従来接着性に劣ると
されていたフィラメント糸条使いの織物の接着性を著し
く改善することに成功したものである。 [0015] 本発明の織物を構成するタテ糸およびヨコ糸はフィラメ
ントで構成されておりかかるフィラメントとしては、例
えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン12、ナ
イロン4・6などのポリアミド繊維、バラフェニレンテ
レフタルアミド及び芳香族エーテルとの共重合体などに
代表されるアラミド繊維、ポリアルキレンテレフタレー
トに代表されるポリエステル繊維、ビニロン繊維、レー
ヨン繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、パラフエニレ
ンサルフォン、ポリサルフオンなどのサルフオン系繊維
、ポリエーテルケトン繊維などの合成繊維、さらに炭素
繊維、ガラス繊維、金属繊維などの無機繊維などからな
る連続繊維を使用することができる。 [0016] かかるフィラメントには、原糸糸条の製造工程や加工工
程での生産性あるいは特性改善のために通常使用されて
いる各種添加剤を含んでいてもよい。たとえば熱安定剤
、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、可塑剤、増粘剤、顔
料、難燃剤、光沢付与剤などを含有させることができる
。 [0017] 本発明に使用されるフィラメントは、生糸でも加工糸で
もよいが、ヨリは略無ヨリであるか極低いヨリを有する
ものが好ましく使用される。 特開平3−294542 (IQ) [0018] すなわち、本発明では、カバーファクターが20以上の
高密度織物に後述する水透過通路を形成させる必要があ
るが、高ヨリ糸ではこのような通路を形成することがで
きない。水透過通路は、繊維間に適度の融通性を有する
上述の織糸に限って好都合に形成されるものである。 [0019] かかる略無ヨリまたは極低いヨリとは、たとえば、好ま
しくは120T/m以下、さらに好ましくは20T/m
以下のヨリしか有さない糸をいう。 タテ糸およびヨコ糸、つまり織糸を構成する単繊維の強
度は、別に制約を受けないが、産業用資材の場合は、用
途によって適宜選択すればよいが、なかでも帆布の場合
には好ましくは単繊維強度が5 g/d以上、エアバッ
グの場合には好ましくは6 g/d以上、また、いずれ
の場合も更に好ましくは7 g/d以上であるのがよい
。 [0020] 織糸を構成する単繊維の繊度は、上記単繊維強度と同じ
く用途によって選択すればよいものであるが、たとえば
、エアバッグや帆布などの産業用材料である場合は、用
いる繊維の原糸強度、ヤング率などにもよるが、好まし
くは1d以上、さらには4d以上のものが好ましい。 [0021] 織糸としてのトー・タル繊度も別に制約を受けないが、
産業用途の場合には、150〜3000Dが好ましく、
より好ましくは200〜1500Dである。 [0022] 本発明でいうフィラメント織物の組織としては、平織、
斜文織、朱子織およびこれらの変化組織、多軸織などを
使用することができる。かかる織物のなかでも樹脂加工
織物としての機械的特性が優れている点から平織、多軸
織のものが好ましく使用される。 [0023] 本発明は、かかる織物に樹脂加工を施した際に、織物が
特定な構造(水速過通路=透水係数)にあるものが、該
樹脂と織物との剥離強力を著しく改善することを究明し
たものである。 [0024] すなわち、目付100〜400 g/ m2で、好まし
くは構成織糸のカバーファクターが20以上、さらに好
ましくは22〜35の範囲にある織物で、JIS A−
1218に準じて測定される透水係数(K)が1×10
−3〜5X10−2 好ましくはlXl0 〜9×10
−3の範囲にあるものは、織物を構成する織糸構造内に
水透過通路を有しており、この通路が樹脂に対して特異
な効果を発揮することを究明したものである。この水透
過通路は、該樹脂加工を施すと、該樹脂が筋状に該織物
厚さ方向に浸透され、これが織糸断面構造内に筋状部分
として残るので容易に判別できる。 [0025] 上述のカバーファクター(CF)は、織物を構成する織
糸の混み具合を数値で表わしたもので、次の式により求
める。 CF=に、N、(D1/2/ρ1/2)式中、CF:カ
バーファクター に:織物定数(平織=0.0168) N:織密度(本/1nch) D:繊度(デニール) ρ:織繊維比重 たとえば、カバーファクター(CF)が20未満の織物
では、構成織糸間に間隙が生じたり、目あきの織物にな
り易く、かかる織物は本発明の効果を達成しにくい。 [0026] 上述の特定な構造を有する織物は、高圧液流処理するこ
とによって、該織糸構造内の、該織糸軸方向や織物の厚
さ方向に該液流の通路を形成することによって製造する
ことができる。たとえば、バッチ式でウォータージェッ
トパンチを該織物に施し続けると、段々に織糸構造体内
に水透過通路が形成され、やがて最初に比して極めて勢
いよく水が透過されるようになる。これは該織物の織糸
構造体内に水の透過通路が形成されたことを意味する。 この通路は一度形成されると、水1J開干4−どU’l
D’44 (11)はこの通路を通って織物の裏側へ透
過し、他の箇所に再び通路を形成することは少ないので
、なかなか破壊されにくく、該織糸構造体内に保持され
る。かかる特殊な織糸構造の織物は、著しく大きな透水
係数を有する。たとえば、目付250g/m2のフィラ
メント平織物では、生機は5×10−5の透水係数を有
するのに対し、該生機を上述のウォータージェットパン
チ処理して得た本発明の特定な構造を有する目付260
g/m の平織物は、透水係数が2X10’にもハネ
上がすなものとなる。 [0027] この現象は、上述のような特定な織糸構造からなる織物
に起因するものであり該織物が水速過通路を有するため
に惹起するものである。すなわち、この水速過通路に樹
脂液を付与すると、図1のように樹脂が筋状に織物の厚
さ方向に浸透した構造となり、投錨効果を大幅に増大す
るものである。 [0028] 図1は、実施例3の樹脂加工織物の側断面を模式図で示
したものであるが、図中、1は樹脂被膜層であり、1′
は下地樹脂層である。2は経糸で、3は緯糸である。高
圧水流処理されると経糸2または緯糸3に水速過通路が
形成され、その通路に樹脂が浸透して筋4を形成する。 この筋4は織物の厚さ方向や糸の配列方向にランダムに
通っていて、複雑に屈曲しているものである。したがっ
て、断面箇所によっては屈曲部分が観察される。これが
図の緯糸の中央部に孤立して存在する筋状樹脂4である
。 [0029] 上述の水速過通路は、JIS A−1218に準じて測
定される透水係数で示すことがで5×10−2の範囲に
ある織物は、樹脂加工した際の該樹脂の浸透性が著しく
改善されるものであり、その結果、高い剥離強力を与え
る効果を発揮する。 [0030] 本発明でいう透水係数は、上述の通り、JIS A−1
218「土の透水試、験方法」に準じて測定されたもの
であるが、要するに土の代りに試料布帛をセットする以
外は規格どおりに測定し、求められるものである。ただ
し、試料布帛の厚さは3mm以特開平3−294542
(1:1) 上に調整して測定する必要がある。本発明の透水係数は
3mm厚に統一して測定した値である。薄地のものは複
数枚重ね合せて3mmの厚さに調整して測定する。 [003月 本発明の樹脂加工織物を別の観点からみれば、次のよう
に表現することができる。 [0032] すなわち、本発明の織物を構成する織糸の内、コーティ
ング面に接する側のタテ糸およびヨコ糸の空隙率(x)
と表面露出率(y)が、前者が0.54〜0゜9、好ま
しくは0.55〜0.69の範囲にあり、かつ後者が1
.12〜5.0好ましくは1.4〜1.9の範囲にある
織糸構造を有するものである。 [0033] かかる織糸構造をさらに詳細に説明すると、該空隙率(
x)と該表面露出率(y)が、下記(1)〜(3)式、
すなわち、0.54≦x≦0.9・ ・(1) y≧3x−0,5・(2) y≦10x−4・(3) を満足する場合に、特に、優れた織糸構造を提供するこ
とができる。 [0034] 本発明における空隙率(x)と表面露出係数(y)は、
次ぎのようにして求める。 まず、空隙率は(x)は、図2に示すように、交点にお
ける織糸の直角断面のコーティング層側における接線で
つながる表面線で規定される断面積(S1)と、織糸を
構成する空隙を含まない単繊維のみの占める断面積(S
)から、式、空隙率= (Sl−3)/S1 により求めることができる。 [0035] 次に表面露出係数(y)は、図3に示すように、交点に
おける織糸の直角断面のコーティング層側において、最
も近くに位置する単繊維の表面に接しながらつながる最
短の表面線の長さ(L1)と、接線でつながる表面線の
長さ(L2)から、式、 表面露出率=L1/L2 により求めることができる。 [0036] コーティング樹脂は、粘度にもよるが、概して織糸の表
面に露出した単繊維と接触するため、表面露出率(y)
が大きいほど剥離強力も高くなる。 一方、織糸の空隙率(x)も大きいほど、樹脂の浸透性
が改善され、コーティング樹脂の剥離強力は、概して織
糸の表面に露出した単繊維と接触するのみであり、織糸
の内層部には浸透しないため、織糸の内層部に存在する
空隙は、何ら剥離強力の改善には関与せず、織糸の機械
的強力を低下させることになる。 [0037] 本発明の織糸は、空隙率(x)と表面露出率(y)をバ
ランスさせることにより、織糸表面の単繊維が乱れ、内
層部が緻密な構造をとり、織物の機械的強力と樹脂接着
力を都合よく満足するという効果を発揮するものである
。 [0038] 空隙率(x)が、0.54未満の場合は、織糸全体が緻
密な状態になり、織糸表面の単繊維も乱れがないものと
なり好ましくなく、また、空隙率が0.9を越える場合
は、織糸の内部にも多くの空隙を有し好ましくない。 [0039] 一方、表面露出率(y)は、y=3x−0,5で表され
る直線より大きく、y=10x−4で表される直線より
小さいことである。 上述の空隙率(x)を代入すると、yは1.12〜5.
0の範囲となる。 [0040] これをグラフで説明すると、図4に示したようにy=3
x−0,5より小さい範囲では、織糸の内部に多くの空
隙を有する状態となり、空隙率(x)が大きいにもかか
わらず表面露出率(y)が小さく、剥離強力の改善効果
が少なく、織糸の機械的強力も小さいものとなり好まし
くない。 一方、y=10x−4より大きい範囲では、意図的に単
繊維を配列させないかぎり物理的に作り出すことが難し
い状態のものである。 [0041] 本発明に使用される樹脂としては、含浸用、コーティン
グ用、バインダーなどの下地用ならびにラミネート樹脂
皮膜用を含め、通常産業用または衣料用に使用されるも
のを使用することができる。その場合、たとえば、不通
気性、耐熱性、難燃性などの性質を有する樹脂なども使
用することができる。かかる樹脂としては、たとえばク
ロロプレン、クロルスルホン化オレフィン、塩化ビニル
、塩素化オレフィン、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、
さらにポリイミド樹脂、エポキシ樹脂(エポキシ樹脂、
ポリアミドおよび無機充填剤からなる制振材を含む)な
どの熱硬化性樹脂等、耐熱性を有する合成樹脂(エラス
トマー)や天然ゴムを使用することができるが、さらに
リン系難燃剤やハロゲン系難燃剤などの通常の有機無機
の難燃剤を含有する合成樹脂、たとえばウレタン系樹脂
、アクリル系樹脂メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂
などを使用することができる。 [0042] かかる樹脂の使用量は、別に制約を受けないが、帆布の
場合は好ましくは10〜600g/m2、特に好ましく
は30〜300g/m2で、エアバッグの場合は好まし
くは10〜200g/m2、特に好ましくは30〜15
0g/m2である。 [0043] しかし、本発明の特殊な構造を有する織物は、樹脂量が
少なくても剥離強力が極めて高く、樹脂の少量化、薄膜
化を達成することができる上に薄膜でも剥離強力の高い
皮膜を提供することができるので、特に衣料用のように
柔軟性を要求される分野には好適である。 [0044] 次に、本発明の樹脂加工織物の製造方法について説明す
る。 前述のような透水係数や空隙率、表面露出率を満足する
織物は、高圧液流処理好ましくは高圧水流によって処理
する方法を使用することによって、容易に形成すること
ができる。すなわち、高圧水流処理によれば、織糸への
衝撃が強く、効率よく、上述の織糸構造を有する織物を
得ることができる。 処理する。 [0046] 処理条件を使用しないのが好ましい。 [0047] 施される。 ここでいう樹脂加工は、前記樹脂からなる樹脂加工液を
用いて含浸またはコーティングするかあるいは該樹脂加
工液で予め樹脂皮膜を形成した後これをパインするもの
である。 [0048] たはディスバージョンあるいはこれらの混合溶剤タイプ
のいずれでもよい。かか剤などを配合することができる
。 [0049] コーティング法としては、ナイフコート、ロールコート
、ロッドコート、押し出しコートなど、また、含浸法と
しては、パディング法、パッド−ニップ法など場合によ
っては、該樹脂加工液の稀釈液または他の処理液を用い
て予め含浸処理してもよい。また、ラミネート法として
は、通常のように下地樹脂(バインダー樹脂)を塗布し
た後、予め形成しておいた樹脂皮膜をラミネートする方
法か溶融樹脂皮膜をラミネートする方法などを採用する
ことができる。 目的に適合した条件を選択して使用すべきである。 [00503 かくして得られる樹脂加工織物は、該樹脂との剥離強力
に優れており、防水性が要求される産業用、衣料用のい
ずれの用途にも好適に使用することができる。 産業用としては、特に、エアバッグや帆布用材料として
好適である。 [0051]
次に実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
[0052]
実施例1〜5、比較例1.2
トータル繊度1000D1単繊維繊度5.2d、強度8
.9 g/dのポリエチレンテレフタレート繊維を用い
て、経、緯糸各25本/1nchの密度を持つ平織物を
作製し、次の条件で高圧水流処理した後、通常の方法で
、乾燥、セットした。 水圧2表1の5〜150Kg/Cm2の6水準ノズルロ
径:0,13mmφ ノズル間隔:0,6mm 処理速度 :10m/分 次いで、粘度6000cpsの塩化ビニル樹脂液をナイ
フコートを用い、160g/m2の塗布量で片面塗布し
た。 比較例として、製織した織物を高圧水流せず、通常の方
法で、精練、乾燥、セットし、上述の樹脂液をナイフコ
ートを用い、160g/m2の塗布量で片面塗布した。 これらコーティング品のうち、実施例3の樹脂加工織物
の断面写真を撮影してその模式図を図1に示した。 これらコーティング織物の物性を表1に示した。
.9 g/dのポリエチレンテレフタレート繊維を用い
て、経、緯糸各25本/1nchの密度を持つ平織物を
作製し、次の条件で高圧水流処理した後、通常の方法で
、乾燥、セットした。 水圧2表1の5〜150Kg/Cm2の6水準ノズルロ
径:0,13mmφ ノズル間隔:0,6mm 処理速度 :10m/分 次いで、粘度6000cpsの塩化ビニル樹脂液をナイ
フコートを用い、160g/m2の塗布量で片面塗布し
た。 比較例として、製織した織物を高圧水流せず、通常の方
法で、精練、乾燥、セットし、上述の樹脂液をナイフコ
ートを用い、160g/m2の塗布量で片面塗布した。 これらコーティング品のうち、実施例3の樹脂加工織物
の断面写真を撮影してその模式図を図1に示した。 これらコーティング織物の物性を表1に示した。
【表1】
[0053]
特開平3−294542 (1B)
[0054]
表1から明らかなように、実施例1〜5のものは、コー
ティング織物の破断強力も大きく、カバーファクターが
増大しているにも拘らず、コーティング層と織物との剥
離強力は高いレベルを維持していた。 実施例3と比較例1のコーティング織物をそれぞれ縫製
してエアバッグを形成し、該バッグ内にゴム風船をふく
らませて内圧2Kg/cm2に調整した。 [0055] その結果、実施例3のものは、比較例1のものに比して
柔軟で衝撃吸収性に富み、手で叩いたときの感触が格段
に優れたものであった。 [0056] 実施例6 トータル繊度を100ODと一定にし、単繊維繊度を1
.7d、3.5d、69d、強度を5 g/d、6.2
g/d、8.5 g/dと変更したポリエチレンテレフ
タレートフィラメント糸条をを用いて、経緯糸各25本
/1nchの密度を持つ平織物を得た。これらの織物を
、水圧100 Kg/cm2ノズルロ径0.13mmφ
ノズル間隔0.6mm、処理速度5 m7分の条件で高
圧水流処理した後、通常の方法で、乾燥、セットした。 その後、粘度2000cpsの塩化ビニル樹脂液を、パ
ッド−ニップ法により付与して、含浸樹脂量220g/
m2樹脂加工織物を得な。 これらのコーティング織物
の評価結果を表2にまとめた。
ティング織物の破断強力も大きく、カバーファクターが
増大しているにも拘らず、コーティング層と織物との剥
離強力は高いレベルを維持していた。 実施例3と比較例1のコーティング織物をそれぞれ縫製
してエアバッグを形成し、該バッグ内にゴム風船をふく
らませて内圧2Kg/cm2に調整した。 [0055] その結果、実施例3のものは、比較例1のものに比して
柔軟で衝撃吸収性に富み、手で叩いたときの感触が格段
に優れたものであった。 [0056] 実施例6 トータル繊度を100ODと一定にし、単繊維繊度を1
.7d、3.5d、69d、強度を5 g/d、6.2
g/d、8.5 g/dと変更したポリエチレンテレフ
タレートフィラメント糸条をを用いて、経緯糸各25本
/1nchの密度を持つ平織物を得た。これらの織物を
、水圧100 Kg/cm2ノズルロ径0.13mmφ
ノズル間隔0.6mm、処理速度5 m7分の条件で高
圧水流処理した後、通常の方法で、乾燥、セットした。 その後、粘度2000cpsの塩化ビニル樹脂液を、パ
ッド−ニップ法により付与して、含浸樹脂量220g/
m2樹脂加工織物を得な。 これらのコーティング織物
の評価結果を表2にまとめた。
【表2】
[0057]
[0058]
表2から明らかなように、単繊維繊度が小さいものはど
破断強力の低下が大きい傾向にあった。単繊維繊度が大
きいものは、若干剥離強力が低下する傾向にあるが、原
糸強度が大きいものは、剥離強力もほとんど変らず、破
断強力が大きく好ましいものであった。 [0059] 実施例7、比較例3 トータル繊度500D、単繊維繊度を5.2d、強度8
.5 g/dのポリエチレンテレフタレートフィラメン
ト糸条をを用いて、経糸47本/1nch、緯糸34本
/1nchの密度を持つ平織物を製織した。この平織物
を、水圧75Kg/cm2 ノズル口径0.13mmφ
、ノズル間隔0.6mm、処理速度5 m7分の条件で
高圧水流処理した後、通常の方法で乾燥、セットした。 次いで、こうして得られた織物に、粘度2000cps
の塩化ビニル樹脂液をパッド−ニップ法により含浸せし
めた。含浸樹脂量は120g/m2あった。この樹脂含
浸織物の片面に、厚さ0.2mmの塩化ビニル樹脂シー
トを重ね、170℃に加熱したカレンダーロールに通し
て貼合せた。 比較例3として、製織上がりの生機を高圧水流処理せず
、そのまま通常の方法で精練、乾燥、セットし、後は実
施例7と同一処理をした。 これらの樹脂加工織物の評価結果を表3にまとめた。 [00601
破断強力の低下が大きい傾向にあった。単繊維繊度が大
きいものは、若干剥離強力が低下する傾向にあるが、原
糸強度が大きいものは、剥離強力もほとんど変らず、破
断強力が大きく好ましいものであった。 [0059] 実施例7、比較例3 トータル繊度500D、単繊維繊度を5.2d、強度8
.5 g/dのポリエチレンテレフタレートフィラメン
ト糸条をを用いて、経糸47本/1nch、緯糸34本
/1nchの密度を持つ平織物を製織した。この平織物
を、水圧75Kg/cm2 ノズル口径0.13mmφ
、ノズル間隔0.6mm、処理速度5 m7分の条件で
高圧水流処理した後、通常の方法で乾燥、セットした。 次いで、こうして得られた織物に、粘度2000cps
の塩化ビニル樹脂液をパッド−ニップ法により含浸せし
めた。含浸樹脂量は120g/m2あった。この樹脂含
浸織物の片面に、厚さ0.2mmの塩化ビニル樹脂シー
トを重ね、170℃に加熱したカレンダーロールに通し
て貼合せた。 比較例3として、製織上がりの生機を高圧水流処理せず
、そのまま通常の方法で精練、乾燥、セットし、後は実
施例7と同一処理をした。 これらの樹脂加工織物の評価結果を表3にまとめた。 [00601
【表3]
[0061]
表3から明らかなように、実施例7のものは、比較例3
のものに比して、塩化ビニル樹脂層と織物との剥離強力
が大幅に向上し、破断強力も大きく、帆布としても耐久
性のある優れた材料であることが確認された。 実施例7のものの断面を顕微鏡で観察したところ、図1
のように下地樹脂が筋状に織物の厚さ方向に浸透してい
た。これに対し、比較例3のものは、下地樹脂は織物表
面層のみで固化され、織物の厚さ方向に浸透している樹
脂は観察できなかった。 [0062] 実施例8〜10、比較例4〜6 トータル繊度1000D、単繊維繊度5.2d、強度7
.1g/dのポリエチレンテレフタレート繊維を用いて
、経、緯糸各25本/ 1nchの密度を持つ平織物を
作製し、次の条件で高圧水流処理した後、通常の方法で
製錬、乾燥、セットした。 水 圧:5.10.30.100Kg/cm2ノズ
ルロ径:0.13mmφ ノズル間隔:0.6mm 処理速度 :10m/分 次いで、粘度6000cpsのクロロプレンゴム溶剤溶
液をナイフコートを用い105g/m2塗布量で片面塗
布した。 また、別に、製織した織物を高圧水流せず、通常の方法
で精練、乾燥、セットし、クロロプレンゴム溶剤溶液を
ナイフコートを用い、105g/m2塗布量で片面塗布
したものを用意した。 これらコーティング品に樹脂を含浸し、織糸を構成する
単繊維の移動を阻止した後、該コーティング品を切断し
、断面写真を撮影し、空隙率(x)、表面露出率(y)
を求めた。 これらコーティング織物の物性を表4に示した。 【表4】 [0063] [0064] 表4から明らかなように、実施例8〜10のものは、コ
ーティング織物の破断強力も大きく、コーティング層と
織物との剥離強力が大幅に向上していた。 [0065] 実施例11 トータル繊度を840Dと一定にし、単繊維繊度を3d
、4d、6d、強度を5 g/d、6 g/d、7 g
/dと変更したナイロン6・6糸条を得た。 次いで、該糸条を経、緯糸各25本/1nchの密度を
持つ平織物を得た。 その後、水圧30Kg/cm2 ノズル口径0.13
mmφ、ノズル間隔0.6mm、処理速度5 m7分の
条件で高圧水流処理した後、通常の方法で精練、乾燥、
セットした。その後、粘度6000cpsのクロロプレ
ンゴム溶剤溶液をナイフコートを用い、100g/m2
の塗布量で片面塗布した。 次いで、実施例8と同様の方法で空隙率、表面露出率を
求めた。 これらのコーティング織物の評価結果を表5にまとめた
。
のものに比して、塩化ビニル樹脂層と織物との剥離強力
が大幅に向上し、破断強力も大きく、帆布としても耐久
性のある優れた材料であることが確認された。 実施例7のものの断面を顕微鏡で観察したところ、図1
のように下地樹脂が筋状に織物の厚さ方向に浸透してい
た。これに対し、比較例3のものは、下地樹脂は織物表
面層のみで固化され、織物の厚さ方向に浸透している樹
脂は観察できなかった。 [0062] 実施例8〜10、比較例4〜6 トータル繊度1000D、単繊維繊度5.2d、強度7
.1g/dのポリエチレンテレフタレート繊維を用いて
、経、緯糸各25本/ 1nchの密度を持つ平織物を
作製し、次の条件で高圧水流処理した後、通常の方法で
製錬、乾燥、セットした。 水 圧:5.10.30.100Kg/cm2ノズ
ルロ径:0.13mmφ ノズル間隔:0.6mm 処理速度 :10m/分 次いで、粘度6000cpsのクロロプレンゴム溶剤溶
液をナイフコートを用い105g/m2塗布量で片面塗
布した。 また、別に、製織した織物を高圧水流せず、通常の方法
で精練、乾燥、セットし、クロロプレンゴム溶剤溶液を
ナイフコートを用い、105g/m2塗布量で片面塗布
したものを用意した。 これらコーティング品に樹脂を含浸し、織糸を構成する
単繊維の移動を阻止した後、該コーティング品を切断し
、断面写真を撮影し、空隙率(x)、表面露出率(y)
を求めた。 これらコーティング織物の物性を表4に示した。 【表4】 [0063] [0064] 表4から明らかなように、実施例8〜10のものは、コ
ーティング織物の破断強力も大きく、コーティング層と
織物との剥離強力が大幅に向上していた。 [0065] 実施例11 トータル繊度を840Dと一定にし、単繊維繊度を3d
、4d、6d、強度を5 g/d、6 g/d、7 g
/dと変更したナイロン6・6糸条を得た。 次いで、該糸条を経、緯糸各25本/1nchの密度を
持つ平織物を得た。 その後、水圧30Kg/cm2 ノズル口径0.13
mmφ、ノズル間隔0.6mm、処理速度5 m7分の
条件で高圧水流処理した後、通常の方法で精練、乾燥、
セットした。その後、粘度6000cpsのクロロプレ
ンゴム溶剤溶液をナイフコートを用い、100g/m2
の塗布量で片面塗布した。 次いで、実施例8と同様の方法で空隙率、表面露出率を
求めた。 これらのコーティング織物の評価結果を表5にまとめた
。
【表5】
[0066]
[0067]
表5から明らかなように、実施例6と同様の傾向を示し
た。すなわち、単繊維繊度は剥離強力への影響はほとん
どないが、単繊維繊度が小さいものはど破断強力の低下
が大きい傾向にあり、単繊維繊度、原糸強度がともに大
きいものは、剥離強力もほとんど変らず、破断強力が大
きく好ましいものであった。 [0068]
た。すなわち、単繊維繊度は剥離強力への影響はほとん
どないが、単繊維繊度が小さいものはど破断強力の低下
が大きい傾向にあり、単繊維繊度、原糸強度がともに大
きいものは、剥離強力もほとんど変らず、破断強力が大
きく好ましいものであった。 [0068]
本発明によれば、剥離強力に優れた樹脂加工品を提供す
るのみならず、柔軟性と耐久性を兼ね備えた樹脂加工織
物を提供することができるので、エアバッグのように耐
衝撃性を要求される用途や防水性を要求される帆布など
の用途において優れた性能を発揮させることができ、具
体的にいえば、たとえば屋外カバー、車両カバー テン
ト、コンテナ、ターポリン、野積みシート、幌などの産
業用途、カッパなどの防水性衣料、ウィンドブレーカ−
スキーウェアなどの衣料用クロス等多岐の用途に提供す
ることができる。
るのみならず、柔軟性と耐久性を兼ね備えた樹脂加工織
物を提供することができるので、エアバッグのように耐
衝撃性を要求される用途や防水性を要求される帆布など
の用途において優れた性能を発揮させることができ、具
体的にいえば、たとえば屋外カバー、車両カバー テン
ト、コンテナ、ターポリン、野積みシート、幌などの産
業用途、カッパなどの防水性衣料、ウィンドブレーカ−
スキーウェアなどの衣料用クロス等多岐の用途に提供す
ることができる。
【図1】この図は、本発明の樹脂加工織物の断面を示す
模式図である。
模式図である。
【図2】この図は、本発明のコーティング加工織物のコ
ーティング側の織糸構造の断面を示す模式図で、空隙率
(x)を求めるためのものである。
ーティング側の織糸構造の断面を示す模式図で、空隙率
(x)を求めるためのものである。
【図3】この図は、本発明のコーティング加工織物のコ
ーティング側の織糸構造の断面を示す模式図で、表面露
出率(y)を求めるためのものである。
ーティング側の織糸構造の断面を示す模式図で、表面露
出率(y)を求めるためのものである。
【図4】この図は、本発明の樹脂加工織物の空隙率(x
)と表面露出率(y)で規定される織糸の範囲を示すグ
ラフである。
)と表面露出率(y)で規定される織糸の範囲を示すグ
ラフである。
1:樹脂皮膜
1′:磁気材料
2:経糸
3:緯糸
4:筋状樹脂(水道過通路)
Sl :接線でつながる表面線で規定される面積特開平
3−294542 (2B) S2:織糸を構成する空隙を含まない単繊維のみの占め
る面積L1 :最も近くに位置する単繊維の表面に接し
ながらつながる最短の表面線の長さ
3−294542 (2B) S2:織糸を構成する空隙を含まない単繊維のみの占め
る面積L1 :最も近くに位置する単繊維の表面に接し
ながらつながる最短の表面線の長さ
図面
【図1】
【図2】
【図3】
図Z
【図4】
wJ−’)
0.5
0、()
0.7
O,S
O,?
1・O
Claims (18)
- 【請求項1】JIS A−1218に準じて測定される
透水係数が1×10^−^3〜5×10^−^2の範囲
にあり、かつ目付が100〜400g/m^2のフィラ
メント織物であって、該織物が樹脂を含有することを特
徴とする樹脂加工織物。 - 【請求項2】フィラメント織物の構成織糸のカバーファ
クターが20以上である請求項1記載の樹脂加工織物。 - 【請求項3】樹脂を含有する形が、含浸、コーティング
またはこれらの組合せである請求項1記載の樹脂加工織
物。 - 【請求項4】樹脂を含有する形が、バインダー樹脂と樹
脂皮膜のラミネートとの組合せである請求項1記載の樹
脂加工織物。 - 【請求項5】フィラメント織物が、その厚さ方向に筋状
の樹脂浸透部分を有する断面構造を有する請求項1記載
の樹脂加工織物。 - 【請求項6】フィラメント織物が、その厚さ方向に筋状
の樹脂浸透部分を構成するその樹脂によって形成された
皮膜層を表面に有する請求項3記載の樹脂加工織物。 - 【請求項7】フィラメント織物が、その厚さ方向に筋状
の樹脂浸透部分を有してなる下地樹脂層と、該下地樹脂
に接合する防水性樹脂皮膜層とを有する請求項1記載の
樹脂加工織物。 - 【請求項8】片面が樹脂コーティングされたフィラメン
ト織物であって、かつ該コーティング面に接するタテ糸
およびヨコ糸の空隙率(x)が0.54〜0.9の範囲
にあり、かつ表面露出率(y)が1.12〜5.0の範
囲にあることを特徴とする樹脂加工織物。 (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L_1)と、接
線でつながる表面線の長さ(L_2)の比(L_1/L
_2)を表し、xは接線でつながる表面線で規定される
断面積(S_1)と、織糸を構成する空隙を含まない単
繊維のみの占める断面積(S)から、式、x=(S_1
−S)/S_1により求められた値で表される)。 - 【請求項9】タテ糸およびヨコ糸の空隙率(x)が、0
.55〜0.69の範囲である請求項6記載の樹脂加工
織物。 - 【請求項10】タテ糸およびヨコ糸の表面露出率(y)
が、1.4〜1.9の範囲である請求項6記載の樹脂加
工織物。 - 【請求項11】片面が樹脂コーティングされたフィラメ
ント織物であって、かつ該コーティング面に接するタテ
糸およびヨコ糸の空隙率(x)と表面露出率(y)が、
下記(1)〜(3)式を満足することを特徴とする樹脂
加工織物。 0.54≦x≦0.9・・・・(1) y≧3x−0.5・・・・(2) y≦10x−4・・・・(3) (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L_1)と、接
線でつながる表面線の長さ(L_2)の比(L_1/L
_2)を表し、xは接線でつながる表面線で規定される
断面積(S_1)と、織糸を構成する空隙を含まない単
繊維のみの占める断面積(S)から、式、x=(S_1
−S)/S_1により求められた値で表される)。 - 【請求項12】目付100〜400g/m^2のフィラ
メント織物を、圧力10Kg/cm^2以上の高圧流体
で処理して、該織物のJIS A−1218に準じて測
定される透水係数を1×10^−^3〜5×10^−^
2の範囲にした後、該織物に樹脂を付与することを特徴
とする樹脂加工織物の製造方法。 - 【請求項13】フィラメント織物を、タテ糸およびヨコ
糸の空隙率(x)と表面露出率(y)が、下記(1)〜
(3)式を満足するまで圧力10Kg/cm^2以上の
高圧流体で処理した後、該織物に樹脂を付与することを
特徴とする樹脂加工織物の製造方法。 0.54≦x≦0.9・・・・(1) y≧3x−0.5・・・・(2) y≦10x−4・・・・(3) (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L_1)と、接
線でつながる表面線の長さ(L_2)の比(L_1/L
_2)を表し、xは接線でつながる表面線で規定される
断面積(S_1)と、織糸を構成する空隙を含まない単
繊維のみの占める断面積(S)から、式、x=(S_1
−S)/S_1により求められた値で表される)。 - 【請求項14】高圧流体が、高圧水流であることを特徴
とする請求項12または13記載の樹脂加工織物の製造
方法。 - 【請求項15】JIS A−1218に準じて測定され
る透水係数が1×10^−^3〜5×10^−^2の範
囲にあり、かつ目付が100〜400g/m^2である
フィラメント織物の少なくとも表面に樹脂を含有させて
なる樹脂加工織物でエアバッグの袋体が構成されている
ことを特徴とするエアバッグ。 - 【請求項16】フィラメント織物の片面が樹脂コーティ
ングされており、かつ該コーティング面に接するタテ糸
およびヨコ糸の空隙率(x)が0.54〜0.9の範囲
にあり、かつ、タテ糸およびヨコ糸の表面露出率(y)
が1.12〜5.0の範囲にある樹脂加工織物でエアバ
ッグの袋体が構成されていることを特徴とするエアバッ
グ。 (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L_1)と、接
線でつながる表面線の長さ(L_2)の比(L_1/L
_2)を表し、xは接線でつながる表面線で規定される
断面積(S_1)と、織糸を構成する空隙を含まない単
繊維のみの占める断面積(S)から、式、x=(S_1
−S)/S_1により求められた値で表される)。 - 【請求項17】フィラメント織物の片面が樹脂コーティ
ングされており、かつ該コーティング面に接するタテ糸
およびヨコ糸の空隙率(x)と表面露出率(y)が、下
記(1)〜(3)式を満足し、かつ、該タテ糸およびヨ
コ糸の単繊維強度が6g/d以上である樹脂加工織物で
エアバッグの袋体が構成されていることを特徴とするエ
アバッグ。 0.54≦x≦0.9・・・・(1) y≧3x−0.5・・・・(2) y≦10x−4・・・・(3) (但し、yは交点における織糸の直角断面のコーティン
グ層側において、最も近くに位置する単繊維の表面に接
しながらつながる最短の表面線の長さ(L_1)と、接
線でつながる表面線の長さ(L_2)の比(L_1/L
_2)を表し、xは接線でつながる表面線で規定される
断面積(S_1)と、織糸を構成する空隙を含まない単
繊維のみの占める断面積(S)から、式、x=(S_1
−S)/S_1により求められた値で表される)。 - 【請求項18】JIS A−1218に準じて測定され
る透水係数が1×10^−^3〜5×10^−^2の範
囲にある目付100〜400g/m^2であるフィラメ
ント織物であって、少なくともその表面が樹脂加工され
て目詰めされていることを特徴とする帆布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2402427A JPH03294542A (ja) | 1990-01-09 | 1990-12-14 | 樹脂加工織物、その製造方法、エアバッグおよび帆布 |
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP312690 | 1990-01-09 | ||
| JP2-3126 | 1990-01-09 | ||
| JP2-137689 | 1990-05-28 | ||
| JP2402427A JPH03294542A (ja) | 1990-01-09 | 1990-12-14 | 樹脂加工織物、その製造方法、エアバッグおよび帆布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03294542A true JPH03294542A (ja) | 1991-12-25 |
Family
ID=26336636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2402427A Pending JPH03294542A (ja) | 1990-01-09 | 1990-12-14 | 樹脂加工織物、その製造方法、エアバッグおよび帆布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03294542A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPWO2014034604A1 (ja) * | 2012-08-28 | 2016-08-08 | 東レ株式会社 | コート布およびその製造方法 |
| WO2018230722A1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 日東電工株式会社 | 多層フィルム、積層体、エアバッグ、及び積層体の製造方法 |
| WO2018230721A1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 日東電工株式会社 | 多層フィルム、積層体、エアバッグ、及び積層体の製造方法 |
| WO2018230724A1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 日東電工株式会社 | 積層体、及びエアバッグ |
| WO2018230723A1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 日東電工株式会社 | 積層体の製造方法、積層体、及びエアバッグ |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP2402427A patent/JPH03294542A/ja active Pending
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| WO2018230722A1 (ja) * | 2017-06-16 | 2018-12-20 | 日東電工株式会社 | 多層フィルム、積層体、エアバッグ、及び積層体の製造方法 |
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