JPH0332490A - 肉盛ロール - Google Patents
肉盛ロールInfo
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- JPH0332490A JPH0332490A JP1167273A JP16727389A JPH0332490A JP H0332490 A JPH0332490 A JP H0332490A JP 1167273 A JP1167273 A JP 1167273A JP 16727389 A JP16727389 A JP 16727389A JP H0332490 A JPH0332490 A JP H0332490A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明は肉盛ロールに係り、更に詳しくは、高温におけ
る繰返し加熱、冷却下で使用されるロールにおいて、優
れた耐熱亀裂性、耐摩耗性並びに耐食性を有する肉盛ロ
ールに関するものである。 (従来の技術及び解決しようとする課題)高温の金属片
の移送或いは圧延等に使用される熱間ロール、例えば連
続鋳造用引抜きロール等は、高温金属片との接触による
加熱、及び水や水蒸気による冷却を繰返し受け、極めて
苛酷な使用条件となる。か)る条件下において長期間使
用するためには、高度な耐摩耗性、耐食性及び耐熱亀裂
性を有する材料によってロールを製作する必要がある。 従来、このような連続鋳造用引抜きロールとしては、低
合金鋼によって製作した素地ロールの外周面に13Cr
−Ni系鋼を肉盛溶接した肉盛ロールが提案され、実用
化されている。13cr−Ni系鋼としては13Cr−
2Ni系、13Cr−4Ni系などがあり、これに類す
るものとして13Cr系或いは16Cr−3Ni系等が
ある。また、これらの成分糸に若干量のMo或いはV等
を添加したものもみられる。 しかしながら、このような肉盛ロールでは、使用中の加
熱、冷却の繰返しによる熱応力のためにロール表面に亀
裂が発生し、ロールの使用寿命が著しく低下するという
問題があり、その改善が望まれていた。 か)る問題は、連続鋳造用引抜きロールの場合に限らず
、他の熱間用肉盛ロールにおいても同様であり、特に優
れた耐熱亀裂性を有する熱間肉盛ロール或いは熱間ロー
ル材料の開発が望まれているのが実情である。勿論、こ
の種の肉盛ロールは、耐摩耗性並びに耐食性の面におい
ても充分な性能を備えるべきことは云うまでもない。 本発明は、か)る要請に応え目べくなされたものであっ
て、特に優れた耐熱亀裂性を有する熱間肉盛ロールを提
供することを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 本発明者等は、前記課題を解決するべく種々の肉盛溶接
材料を試作すると共に性能試験を行い、検討を重ねた。 その際、性能については特に耐熱亀裂性を重視すると共
に、溶接金属の衝撃特性がある水準以上であること及び
溶接割れが発生しないことなどの項目についても、併せ
て評価しながら肉盛ロール用溶接材料の開発を推進した
。 その結果、鉄を主成分として、C,Ni、Cr、Mo、
Nb、V、Wをそれぞれ所定量範囲に規制し、或いは更
に若干量のCuを含有させた肉盛溶接部をロール表面に
形成することにより、前記課題を解決することが可能で
あることを見い出し、ここに本発明をなしたものである
。 すなわち、本発明は、熱片移送或いは熱間圧延等の熱間
で用いられるロールにおいて、ロール表層部が鉄を主成
分とし、かつ、C:0.07〜0゜2%、Ni:0,5
〜2%、Cr:9〜14%、Mo二0.2〜1.5%、
Nb:0,03〜0.3%、V:0゜1〜1%及びW:
0.2〜2%を含み、必要に応じ更にCu: 0 、3
〜2%を含む組成を有することを特徴とする肉感ロール
を要旨とするものである。 以下に本発明を更に詳述する。 (作用) 本発明に係る肉盛ロールにおけるロール表層部の化学成
分の限定理由は以下のとおりである。 C: 0.07〜0.2% Cはδフェライトの生成を抑制し、組織をマルテンサイ
トにする効果がある。またNb、V等の元素と結合して
炭化物を形成し、高温強度を向上させる効果がある。他
元素との関連もあるが、組織をマルテンサイトとし、高
温強度を確保するためには、0.05%以上含有させる
必要がある。 しかし、0.2%を超えて含有させると溶接性、特に低
温割れ性が劣化すると共に残留オーステナイトが形成さ
れ易くなり、ヒートクラック性が低下する。したがって
、C量は0.05〜0.2%の範囲が適正である。 Ni:0.5〜2% Niはオーステナイト生成元素であり、溶接金属のδフ
ェライトの生成を抑制すると共に、溶接金属の衝撃特性
を向上させるのに効果がある。マルテンサイト組織とす
ると共に、衝撃特性を改善するためには、0.5%以上
含有させることが必要である。しかし、2%を超えて含
有させると残留オーステナイトが生威し易くなると共に
、線膨張係数が高くなり、ヒートクラック性が劣化する
。 したがって、Ni量は0.5〜2%の範囲とする。 Cr:9〜14% 熱間ロールの使用環境において充分な耐食性を確保する
ためには、Crを9%以上含有させる必要がある。しか
し、14%を超えて含有させても耐食性はあまり改善さ
れず、却ってδフェライトが生成され易くなるため、ヒ
ートクラック性が劣化する。したがって、Cr量は9〜
14%が適正である。 Mo:0.2〜1.5% Moは溶接金属の高温強度を増加するのに効果があり、
その効果を発揮させるためには、0.2%以上含有させ
る必要がある。しかし、1.5%を超えて含有させると
δフェライトの生成を抑えることが難しくなり、ヒート
クラック性が阻害される。したがって、Mo量は0.3
〜1.5%の範囲とする。 W:0.2〜2% Wは溶接金属の高温強度を増加させる効果があり、0.
2%以上含有させるとその効果が発揮される。しかし、
2%を超えて含有させるとその効果の度合いはあまり変
わらむいばかりか、δフェライトの生成によるヒートク
ラック性の低下を招く。したがって、WJiは0.2〜
2%の範囲とする。 V:0.1〜1% ■は溶接金属の高温強度並びに軟化抵抗の増加に大きく
寄与するものであり、0.1%以上の含有によりその効
果が顕著になる。しかし、1%を超えて含有させると溶
接金属の衝撃特性が劣化すると共に、溶接作業性におけ
るスラグ剥離性が劣化する傾向がみられる。したがって
、V量は0゜1〜1%の範囲が適正である。 Nb:0,03〜0.3% Nbは、■と同様、高温強度の増加に寄与し。 0.03%以上含有させるとその効果が発揮される。し
かし、0.3%を超えて含有させると溶接金属の靭性が
著しく低下する傾向がみられる。したがって、Nb量は
0.03〜0.3%の範囲とする。 Cu:0.2〜1% Cuは高温水蒸気に対する耐食性向上に効果があるので
、必要に応じて添加することができる。 添加する場合は、0.2%以上でその効果が発揮される
。しかし、1%を超えて含有させると溶接金属に高温割
れが発生し易くなるので、Cutは0.2〜1%の範囲
とする。 なお、残部は実質的に鉄であるが、St、Mnについて
は、脱酸剤或いは強度確保のため、それぞれ0.1〜1
%及び0.1〜2%の範囲で適宜含有させても良い、ま
たP、Sについても極く少量。 不純物の形で含有され得る。 以上の構成の肉盛溶接金属をロール表層部に形成させる
ことにより、極めて優れた耐熱亀裂性並びに充分な耐摩
耗性、耐食性を有する熱間ロールを提供することができ
る。 該肉盛溶接金属をロール表層部のみに形成する場合のロ
ール素材(すなわち、母材)としては、軟鋼等々の適宜
材質のものを使用できることは云うまでもない、その場
合、同様の成分でスリーブを製造し、これをロール素材
に装着しても同様の効果が得られる。 また、当然のことながら、本発明による上記成分範囲の
材料でロール材全体を製作しても、同様の性能を得るこ
とができる。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す。 失凰爽よ 第1表に示す組成の肉盛Wj接金金属、以下の施工条件
にてバンドアーク溶接で軟鋼板上に肉盛溶接し、600
℃X2hrのSR処理を施した。 〈溶接施工条件〉 被溶接材:525C1 32tX 300wX 500 Q 溶接方法:帯状電極サブマージアーク溶接使用電極:1
3Cr系鋼(市販USB−410)0.4mmtX 5
0mmw 極 性:DC,RP 溶接電流:650A 溶接電圧:25v 溶接速度:19c鳳/讃in 予熱、バス間温度:200〜350℃ 積層方法:4パス1層で3層盛 (衝撃試験片採取用は2バス1層で7層盛)SR処理後
、溶接部からヒートクラック試験片並びに溶接金属の衝
撃試験片を採取し、各種試験を行い、ヒートクラック性
及び衝撃性能を評価した。その結果を第1表に示す。 なお、ヒートクラック試験は、高周波コイルにより試験
片表面を急速加熱し1次いで表面から水冷し、これを繰
返す方式により行い、具体的条件としては、試験片表面
温度において700℃と150℃との繰返しを800回
行った。試験後、試験片を切断し、亀裂の最大深さを測
定した。第1図にヒートクラック試験における加熱コイ
ル及び試験片の状況を示し、第2図に付与熱サイクルパ
ターンを示す。 衝撃試験は、JIS Z 22024号の形状の試
験片を用い、20℃で試験した。 肉盛溶接金属の性能の評価に関し、ヒートクラツク性に
ついては、従来の肉盛溶接金属の性能を大幅に上回るこ
とを目標とし、上記試験条件において最大割れ深さが0
.4mm以下のものを合格とした。 また、衝撃性能については、20℃の吸収エネルギーが
0.5kgf−s+に満たないものについては不合格と
した。 更に、溶接金属に高温割れ等の欠陥が発生したものも不
合格とした。 第1表において、&1〜NQ8は本発明例、Nα9〜&
19は比較例であり、以下の如く考察される。 Nb、V及びWのいずれも含有していない比較例&9は
、高温での強度が不充分であり、また、ヒートクラック
性が満足しなかった。 C量が過少である比較例Haloは、δフェライトが生
成し、ヒートクラック性が劣化した。C:!1が過剰で
ある比較例NQll及びNi量が過剰である比較例Nd
I3は、いずれも残留オーステナイトが生成したため、
ヒートクラック性を満足せず、&13については線膨張
係数の増大による上記性能の劣化も考えられる。 Nb或いはVが過剰な比較例Na12、&17は、靭性
が劣化すると共にδフエライト生成によるヒートクラッ
ク性の低下がみられた。 Cr量が不足し、Cが過剰である比較例Nα14は、残
留オーステナイトの生成によりヒートクラック性を満足
しなかった。Cr量が過剰の比較例Na15や、Mo量
が過剰である比較例&16、及びW量が過剰である比較
例Nα18は、それぞれδフェライトの生成により、ヒ
ートクラック性を満足しなかった。 Cu量が過剰であった比較例尚19は、溶接金属に高温
割れが発生したため、評価試験を行わなかった。 これらの比較例に対し、本発明例Na 1〜Nα8は、
いずれも極めて優れたヒートクラック性を有すると共に
所定の衝撃性能を有していることが確認された。
る繰返し加熱、冷却下で使用されるロールにおいて、優
れた耐熱亀裂性、耐摩耗性並びに耐食性を有する肉盛ロ
ールに関するものである。 (従来の技術及び解決しようとする課題)高温の金属片
の移送或いは圧延等に使用される熱間ロール、例えば連
続鋳造用引抜きロール等は、高温金属片との接触による
加熱、及び水や水蒸気による冷却を繰返し受け、極めて
苛酷な使用条件となる。か)る条件下において長期間使
用するためには、高度な耐摩耗性、耐食性及び耐熱亀裂
性を有する材料によってロールを製作する必要がある。 従来、このような連続鋳造用引抜きロールとしては、低
合金鋼によって製作した素地ロールの外周面に13Cr
−Ni系鋼を肉盛溶接した肉盛ロールが提案され、実用
化されている。13cr−Ni系鋼としては13Cr−
2Ni系、13Cr−4Ni系などがあり、これに類す
るものとして13Cr系或いは16Cr−3Ni系等が
ある。また、これらの成分糸に若干量のMo或いはV等
を添加したものもみられる。 しかしながら、このような肉盛ロールでは、使用中の加
熱、冷却の繰返しによる熱応力のためにロール表面に亀
裂が発生し、ロールの使用寿命が著しく低下するという
問題があり、その改善が望まれていた。 か)る問題は、連続鋳造用引抜きロールの場合に限らず
、他の熱間用肉盛ロールにおいても同様であり、特に優
れた耐熱亀裂性を有する熱間肉盛ロール或いは熱間ロー
ル材料の開発が望まれているのが実情である。勿論、こ
の種の肉盛ロールは、耐摩耗性並びに耐食性の面におい
ても充分な性能を備えるべきことは云うまでもない。 本発明は、か)る要請に応え目べくなされたものであっ
て、特に優れた耐熱亀裂性を有する熱間肉盛ロールを提
供することを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 本発明者等は、前記課題を解決するべく種々の肉盛溶接
材料を試作すると共に性能試験を行い、検討を重ねた。 その際、性能については特に耐熱亀裂性を重視すると共
に、溶接金属の衝撃特性がある水準以上であること及び
溶接割れが発生しないことなどの項目についても、併せ
て評価しながら肉盛ロール用溶接材料の開発を推進した
。 その結果、鉄を主成分として、C,Ni、Cr、Mo、
Nb、V、Wをそれぞれ所定量範囲に規制し、或いは更
に若干量のCuを含有させた肉盛溶接部をロール表面に
形成することにより、前記課題を解決することが可能で
あることを見い出し、ここに本発明をなしたものである
。 すなわち、本発明は、熱片移送或いは熱間圧延等の熱間
で用いられるロールにおいて、ロール表層部が鉄を主成
分とし、かつ、C:0.07〜0゜2%、Ni:0,5
〜2%、Cr:9〜14%、Mo二0.2〜1.5%、
Nb:0,03〜0.3%、V:0゜1〜1%及びW:
0.2〜2%を含み、必要に応じ更にCu: 0 、3
〜2%を含む組成を有することを特徴とする肉感ロール
を要旨とするものである。 以下に本発明を更に詳述する。 (作用) 本発明に係る肉盛ロールにおけるロール表層部の化学成
分の限定理由は以下のとおりである。 C: 0.07〜0.2% Cはδフェライトの生成を抑制し、組織をマルテンサイ
トにする効果がある。またNb、V等の元素と結合して
炭化物を形成し、高温強度を向上させる効果がある。他
元素との関連もあるが、組織をマルテンサイトとし、高
温強度を確保するためには、0.05%以上含有させる
必要がある。 しかし、0.2%を超えて含有させると溶接性、特に低
温割れ性が劣化すると共に残留オーステナイトが形成さ
れ易くなり、ヒートクラック性が低下する。したがって
、C量は0.05〜0.2%の範囲が適正である。 Ni:0.5〜2% Niはオーステナイト生成元素であり、溶接金属のδフ
ェライトの生成を抑制すると共に、溶接金属の衝撃特性
を向上させるのに効果がある。マルテンサイト組織とす
ると共に、衝撃特性を改善するためには、0.5%以上
含有させることが必要である。しかし、2%を超えて含
有させると残留オーステナイトが生威し易くなると共に
、線膨張係数が高くなり、ヒートクラック性が劣化する
。 したがって、Ni量は0.5〜2%の範囲とする。 Cr:9〜14% 熱間ロールの使用環境において充分な耐食性を確保する
ためには、Crを9%以上含有させる必要がある。しか
し、14%を超えて含有させても耐食性はあまり改善さ
れず、却ってδフェライトが生成され易くなるため、ヒ
ートクラック性が劣化する。したがって、Cr量は9〜
14%が適正である。 Mo:0.2〜1.5% Moは溶接金属の高温強度を増加するのに効果があり、
その効果を発揮させるためには、0.2%以上含有させ
る必要がある。しかし、1.5%を超えて含有させると
δフェライトの生成を抑えることが難しくなり、ヒート
クラック性が阻害される。したがって、Mo量は0.3
〜1.5%の範囲とする。 W:0.2〜2% Wは溶接金属の高温強度を増加させる効果があり、0.
2%以上含有させるとその効果が発揮される。しかし、
2%を超えて含有させるとその効果の度合いはあまり変
わらむいばかりか、δフェライトの生成によるヒートク
ラック性の低下を招く。したがって、WJiは0.2〜
2%の範囲とする。 V:0.1〜1% ■は溶接金属の高温強度並びに軟化抵抗の増加に大きく
寄与するものであり、0.1%以上の含有によりその効
果が顕著になる。しかし、1%を超えて含有させると溶
接金属の衝撃特性が劣化すると共に、溶接作業性におけ
るスラグ剥離性が劣化する傾向がみられる。したがって
、V量は0゜1〜1%の範囲が適正である。 Nb:0,03〜0.3% Nbは、■と同様、高温強度の増加に寄与し。 0.03%以上含有させるとその効果が発揮される。し
かし、0.3%を超えて含有させると溶接金属の靭性が
著しく低下する傾向がみられる。したがって、Nb量は
0.03〜0.3%の範囲とする。 Cu:0.2〜1% Cuは高温水蒸気に対する耐食性向上に効果があるので
、必要に応じて添加することができる。 添加する場合は、0.2%以上でその効果が発揮される
。しかし、1%を超えて含有させると溶接金属に高温割
れが発生し易くなるので、Cutは0.2〜1%の範囲
とする。 なお、残部は実質的に鉄であるが、St、Mnについて
は、脱酸剤或いは強度確保のため、それぞれ0.1〜1
%及び0.1〜2%の範囲で適宜含有させても良い、ま
たP、Sについても極く少量。 不純物の形で含有され得る。 以上の構成の肉盛溶接金属をロール表層部に形成させる
ことにより、極めて優れた耐熱亀裂性並びに充分な耐摩
耗性、耐食性を有する熱間ロールを提供することができ
る。 該肉盛溶接金属をロール表層部のみに形成する場合のロ
ール素材(すなわち、母材)としては、軟鋼等々の適宜
材質のものを使用できることは云うまでもない、その場
合、同様の成分でスリーブを製造し、これをロール素材
に装着しても同様の効果が得られる。 また、当然のことながら、本発明による上記成分範囲の
材料でロール材全体を製作しても、同様の性能を得るこ
とができる。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す。 失凰爽よ 第1表に示す組成の肉盛Wj接金金属、以下の施工条件
にてバンドアーク溶接で軟鋼板上に肉盛溶接し、600
℃X2hrのSR処理を施した。 〈溶接施工条件〉 被溶接材:525C1 32tX 300wX 500 Q 溶接方法:帯状電極サブマージアーク溶接使用電極:1
3Cr系鋼(市販USB−410)0.4mmtX 5
0mmw 極 性:DC,RP 溶接電流:650A 溶接電圧:25v 溶接速度:19c鳳/讃in 予熱、バス間温度:200〜350℃ 積層方法:4パス1層で3層盛 (衝撃試験片採取用は2バス1層で7層盛)SR処理後
、溶接部からヒートクラック試験片並びに溶接金属の衝
撃試験片を採取し、各種試験を行い、ヒートクラック性
及び衝撃性能を評価した。その結果を第1表に示す。 なお、ヒートクラック試験は、高周波コイルにより試験
片表面を急速加熱し1次いで表面から水冷し、これを繰
返す方式により行い、具体的条件としては、試験片表面
温度において700℃と150℃との繰返しを800回
行った。試験後、試験片を切断し、亀裂の最大深さを測
定した。第1図にヒートクラック試験における加熱コイ
ル及び試験片の状況を示し、第2図に付与熱サイクルパ
ターンを示す。 衝撃試験は、JIS Z 22024号の形状の試
験片を用い、20℃で試験した。 肉盛溶接金属の性能の評価に関し、ヒートクラツク性に
ついては、従来の肉盛溶接金属の性能を大幅に上回るこ
とを目標とし、上記試験条件において最大割れ深さが0
.4mm以下のものを合格とした。 また、衝撃性能については、20℃の吸収エネルギーが
0.5kgf−s+に満たないものについては不合格と
した。 更に、溶接金属に高温割れ等の欠陥が発生したものも不
合格とした。 第1表において、&1〜NQ8は本発明例、Nα9〜&
19は比較例であり、以下の如く考察される。 Nb、V及びWのいずれも含有していない比較例&9は
、高温での強度が不充分であり、また、ヒートクラック
性が満足しなかった。 C量が過少である比較例Haloは、δフェライトが生
成し、ヒートクラック性が劣化した。C:!1が過剰で
ある比較例NQll及びNi量が過剰である比較例Nd
I3は、いずれも残留オーステナイトが生成したため、
ヒートクラック性を満足せず、&13については線膨張
係数の増大による上記性能の劣化も考えられる。 Nb或いはVが過剰な比較例Na12、&17は、靭性
が劣化すると共にδフエライト生成によるヒートクラッ
ク性の低下がみられた。 Cr量が不足し、Cが過剰である比較例Nα14は、残
留オーステナイトの生成によりヒートクラック性を満足
しなかった。Cr量が過剰の比較例Na15や、Mo量
が過剰である比較例&16、及びW量が過剰である比較
例Nα18は、それぞれδフェライトの生成により、ヒ
ートクラック性を満足しなかった。 Cu量が過剰であった比較例尚19は、溶接金属に高温
割れが発生したため、評価試験を行わなかった。 これらの比較例に対し、本発明例Na 1〜Nα8は、
いずれも極めて優れたヒートクラック性を有すると共に
所定の衝撃性能を有していることが確認された。
【以下余白1
去壜044
実施例1において得られた溶接金属のうち、本発明例の
N111.N13及び&8の溶接金属から3tX25X
35の寸法の腐食試験片を採取し、高温水蒸気酸化試験
を行った。試験条件は700℃×8hrとし、試験後の
酸化増量を計測した。 試験結果を第2表に示すように、Cuを所定量含有させ
たN117及び&8は、Cuを含有していないNalに
比べて酸化増量が小さくなっており、所定量のCu添加
により耐食性が向上することが確認された。 第 2 表 実機への適用性を確認するため、 連続鋳造設備 における引抜きロールに本発明による肉盛ロールと従来
の肉盛ロールをそれぞれ組込み、使用時の損傷度合い(
亀裂発生度合い)について比較調査した。 組込み肉盛ロールは、胴部が380φのドライブロール
であり、ロール素材(母材)として低合金耐熱鋼を用い
、このロール素材の表層部に厚さ約5■にわたって第3
表に示す組成の肉盛溶接金属をそれぞれ形成させたもの
である。 本発明例による肉感ロールの組込み位置は、連鋳ロール
群における矯正ゾーンとし、比較例の肉感ロールについ
てもこのゾーンにおけるものを対象とした。 それぞれの肉感ロールを組込んだ後、約3000チヤー
ジ使用後のロール表面の亀裂発生状態並びに亀裂の最大
深さ(クラックメーターで計測)を調査した。その結果
を第4表に示す。 第4表から明らかなように、従来の肉感ロールは、ロー
ル円周上に連続した線状の亀裂が発生していると同時に
、深い亀裂が入っている。これに対して、本発明例によ
る肉盛ロールは、短い線状亀裂は若干みられるものの、
深さは浅く、損傷の度合いはかなり小さいことが確認さ
れた。 【以下余白】 (発明の効果) 以上詳述したように1本発明によれば、優れた耐熱亀裂
性を有し、耐摩耗性並びに耐食性の面においても充分な
性能を備えた肉感ロールを提供することができる。連続
鋳造用引抜きロール等々の各種熱間ロールとして使用で
きる。
N111.N13及び&8の溶接金属から3tX25X
35の寸法の腐食試験片を採取し、高温水蒸気酸化試験
を行った。試験条件は700℃×8hrとし、試験後の
酸化増量を計測した。 試験結果を第2表に示すように、Cuを所定量含有させ
たN117及び&8は、Cuを含有していないNalに
比べて酸化増量が小さくなっており、所定量のCu添加
により耐食性が向上することが確認された。 第 2 表 実機への適用性を確認するため、 連続鋳造設備 における引抜きロールに本発明による肉盛ロールと従来
の肉盛ロールをそれぞれ組込み、使用時の損傷度合い(
亀裂発生度合い)について比較調査した。 組込み肉盛ロールは、胴部が380φのドライブロール
であり、ロール素材(母材)として低合金耐熱鋼を用い
、このロール素材の表層部に厚さ約5■にわたって第3
表に示す組成の肉盛溶接金属をそれぞれ形成させたもの
である。 本発明例による肉感ロールの組込み位置は、連鋳ロール
群における矯正ゾーンとし、比較例の肉感ロールについ
てもこのゾーンにおけるものを対象とした。 それぞれの肉感ロールを組込んだ後、約3000チヤー
ジ使用後のロール表面の亀裂発生状態並びに亀裂の最大
深さ(クラックメーターで計測)を調査した。その結果
を第4表に示す。 第4表から明らかなように、従来の肉感ロールは、ロー
ル円周上に連続した線状の亀裂が発生していると同時に
、深い亀裂が入っている。これに対して、本発明例によ
る肉盛ロールは、短い線状亀裂は若干みられるものの、
深さは浅く、損傷の度合いはかなり小さいことが確認さ
れた。 【以下余白】 (発明の効果) 以上詳述したように1本発明によれば、優れた耐熱亀裂
性を有し、耐摩耗性並びに耐食性の面においても充分な
性能を備えた肉感ロールを提供することができる。連続
鋳造用引抜きロール等々の各種熱間ロールとして使用で
きる。
第■図及び第2図はヒートクラック試験の要領を説明す
る図で、第1図は試験片加熱部の概要を示し、第2図は
試験片表面温度パターンを示す図、第3図及び第4図は
実施例3の肉盛ロールの亀裂発生状態を示す図で、第3
図は本発明例、第4図は比較例の場合である。 1・・・試験片、2・・・熱電対挿入孔、3・・・加熱
用コイル。
る図で、第1図は試験片加熱部の概要を示し、第2図は
試験片表面温度パターンを示す図、第3図及び第4図は
実施例3の肉盛ロールの亀裂発生状態を示す図で、第3
図は本発明例、第4図は比較例の場合である。 1・・・試験片、2・・・熱電対挿入孔、3・・・加熱
用コイル。
Claims (2)
- (1)熱片移送或いは熱間圧延等の熱間で用いられるロ
ールにおいて、ロール表層部が鉄を主成分とし、かつ、
重量%で(以下、同じ)、C:0.07〜0.2%、N
i:0.5〜2%、Cr:9〜14%、Mo:0.2〜
1.5%、Nb:0.03〜0.3%、V:0.1〜1
%及びW:0.2〜2%を含む組成を有することを特徴
とする肉盛ロール。 - (2)前記ロール表層部が更にCu:0.3〜2%を含
む請求項1に記載の肉盛ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1167273A JPH0332490A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 肉盛ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1167273A JPH0332490A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 肉盛ロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0332490A true JPH0332490A (ja) | 1991-02-13 |
Family
ID=15846687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1167273A Pending JPH0332490A (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 肉盛ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0332490A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105290643A (zh) * | 2015-10-22 | 2016-02-03 | 镇江市华盈轧辊有限公司 | 堆焊再制造大型支撑辊含y2o3药芯焊丝 |
| CN105290644A (zh) * | 2015-10-22 | 2016-02-03 | 镇江市华盈轧辊有限公司 | 堆焊再制造抗冷作硬化支承辊药芯焊丝 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57164977A (en) * | 1981-04-03 | 1982-10-09 | Nachi Fujikoshi Corp | Surface hardened steel |
| JPS5976696A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-01 | Nittetsu Hard Kk | 耐摩耗性・耐熱亀裂性を有する巾圧延機用ロ−ル |
| JPS61213348A (ja) * | 1985-03-16 | 1986-09-22 | Daido Steel Co Ltd | 合金工具鋼 |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP1167273A patent/JPH0332490A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57164977A (en) * | 1981-04-03 | 1982-10-09 | Nachi Fujikoshi Corp | Surface hardened steel |
| JPS5976696A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-01 | Nittetsu Hard Kk | 耐摩耗性・耐熱亀裂性を有する巾圧延機用ロ−ル |
| JPS61213348A (ja) * | 1985-03-16 | 1986-09-22 | Daido Steel Co Ltd | 合金工具鋼 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105290643A (zh) * | 2015-10-22 | 2016-02-03 | 镇江市华盈轧辊有限公司 | 堆焊再制造大型支撑辊含y2o3药芯焊丝 |
| CN105290644A (zh) * | 2015-10-22 | 2016-02-03 | 镇江市华盈轧辊有限公司 | 堆焊再制造抗冷作硬化支承辊药芯焊丝 |
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