JPH0332844Y2 - - Google Patents

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JPH0332844Y2
JPH0332844Y2 JP17443087U JP17443087U JPH0332844Y2 JP H0332844 Y2 JPH0332844 Y2 JP H0332844Y2 JP 17443087 U JP17443087 U JP 17443087U JP 17443087 U JP17443087 U JP 17443087U JP H0332844 Y2 JPH0332844 Y2 JP H0332844Y2
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copper
valve
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synthetic resin
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この考案は、海水用弁、特に、海生物の付着を
防止した海水用弁に関するものである。 [従来の技術] 従来の海水用弁としては、口径50mm以下程度の
小口径弁では青銅等の銅基合金製弁が使用されて
いるが、それ以上の中口径以上の海水用弁として
は、鋳鉄、炭素鋼あるいはステンレス鋼製弁が一
般に使用されている。 これらの中口径以上の海水用弁では、通常内面
には特別の処置を施すことなく、そのまま使用さ
れたり、あるいは、海水に対する防食や弁座の気
密保持の必要から、ゴム材料やエポキシ樹脂等合
成樹脂による内張り又は被覆が施行されて使用さ
れている。 [考案が解決しようとする問題点] 銅基合金以外の材料によつて構成されている海
水用弁は、上記のように構成されているので、通
常、かき、ふじつぼ、あるいは、むらさきいがい
等の海生物が、弁内面へも付着し、その結果、固
い貝穀が弁の嵌合部に挟まつて弁の作動を阻害し
たり、あるいは、ゴムや合成樹脂により構成され
ている内張りや被覆を傷つけて防食効果を失わせ
たり、弁座の気密性を劣化させる等の問題点があ
つた。 このような問題点に対応するために、海生物の
付着防止に有効な化合物であつて船舶塗料等に使
用されてきた有機錫等を使用することも考えられ
るが、現在では、魚介類への影響等、公害防止の
観点から、その使用が禁止される方向にあり、従
つて、有機錫の使用は考慮し得ず、その結果、上
記問題点は依然問題点として残つている。 この考案は、上記の問題点を解決するためにな
されたもので、海生物が付着しないか、少なくと
も付着しにくい海水用弁を得ることを目的とす
る。 [問題点を解決するための手段] この考案に係る海水用弁は、銅又は60%以上銅
含有の銅基合金の粉末又は繊維を重量比で約30%
以上含有している銅含有ゴム材料又は銅含有合成
樹脂材料により弁内面に被覆している被覆材を備
えているものである。 [作 用] この考案は、上記のように構成しているので、
海生物は、弁内面に被覆されている銅含有ゴム材
料又は銅含有合成樹脂材料からなる被覆材の銅よ
り僅かに海水中に溶出する銅イオンによつて、そ
の付着を阻止される。 [実施例] 以下、この考案をその一実施例を示す図面に基
づいて説明する。 第1図は海水用弁の一例であるバタフライ弁の
一部断面正面図であり、第2図は第1図の−
線による断面図である。 図において、符号1は弁箱、2は弁体、3は弁
棒であり、このバタフライ弁による流体である海
水の流通、停止は、弁駆動装置4の作動によつ
て、弁棒3を介して、弁体2を回動することによ
り、流路を開放又は閉鎖することにより行なう。 そして、弁箱1の内面には、銅含有ゴム材料又
は銅含有合成樹脂材料からなる被覆材である内張
材5が設けられており、また、弁体2の表面に
は、上記と同じ材料からなる被覆材である塗料膜
6が設けられている。 この銅含有ゴム材料及び銅含有合成樹脂材料の
内張材5及び塗料膜6について次に説明する。 まず、銅含有ゴム材料及び銅含有合成樹脂材料
について説明する。 これは基材としてのゴム例えばニトリルゴム、
又は、合成樹脂例えばビニールエステル樹脂中
に、銅又は60%以上銅を含有している銅基合金例
えばキユプロニツケル(Cu90%、Ni10%含有)
を粉末又は繊維状として重量比で約30%以上混入
させて構成したものである。 この銅又は銅基合金を使用する理由は、公知で
ある海生物付着防止効果を有するためであり、そ
れは、銅が海水と接触することによつて、微量に
溶出する銅イオンの殺菌作用に起因するものと考
えられているためである。 また、銅又は銅基合金の粉末又は繊維の基材へ
の混合比については、第1表に示す海中浸漬試験
による海生物付着試験結果に基づいて説明する。 なお、この試験条件は第2表に示すとおりであ
る。
【表】
【表】 表によると、次のように判断される。 (1) 試験番号1に示すニトリルゴム中へ銅の短繊
維を混合したものでは、30%混合のものから効
果が現われ出し、50%、70%混合のもので顕著
な効果を示す。 (2) 試験番号2に示すニトリルゴム中へキユプロ
ニツケル繊維を混合したものでは、30%混合の
ものから効果が現われ出し、50、70%混合のも
ので顕著な効果を示す。 (3) 上記試験番号1、2から、銅の短繊維を混合
している場合の方がより大きな効果を示し、優
れている。 (4) 試験番号3に示すニトリルゴムにキユプロニ
ツケルの粉末を混合したものでは、25%、35%
混合のものにおいて効果が現われ、50%混合の
もので顕著な効果を示す。 (5) 試験番号5に示すビニールエステル樹脂中へ
キユプロニツケル粉末を混合したものでは、50
%混合のものから効果が現われ、70%混合のも
ので顕著な効果を示す。 従つて、銅又は銅基合金を約30%以上混合して
いるものにおいて効果を有するものと考えられ
る。 しかし、これらの試験は、海水の流動のほとん
どない状態下の試験であり、流動する一般海中又
は弁内においては、海生物の付着は静止海水より
も減少するので、この考案に弁においては付着防
止効果は更に促進される。 また、この試験では、銅基合金としてはキヤプ
ロニツケルの繊維及び粉末についてしか試験して
いないが、この合金の生物付着防止効果が銅イオ
ンの溶出によつて生じていることを考えると、他
の銅基合金にも同様の効果があることは、容易に
類推し得る。 更に、銅イオンの溶出は銅基合金の海水に対す
る耐食性の大小によつて左右され、耐食性の劣る
ものでは溶出も多くなると考えられる。この観点
から考えると、キユプロニツケルは、銅基合金の
中でも耐海水性の優れた材料であり、銅イオンの
溶出は銅の約1/40(ただし、NaCl溶液中)であ
つて極めて少ないものである。従つて、これ以外
の銅基合金においてはより以上の銅イオンの溶出
が予想され、従つて、より優れた海生物付着防止
効果があるものと判断される。 また、この試験結果から、銅基合金の繊維及び
粉末を混合して製作できる銅含有ゴム材料及び銅
含有合成樹脂の混合比が70%まで明確にされてお
り、かつ、キユプロニツケル30%混合したニトリ
ルゴムにおける海生物付着防止効果も認められる
ことから考えると、海生物付着防止効果を有する
銅基合金としては、銅の含有量が約60%以上であ
れば、上記の効果が得られるものである。 上記は、銅含有ゴム材料及び銅含有合成樹脂材
料の特性の説明であるが、次にこれらを弁内に被
覆する手段について説明する。 弁内には、一般に凹凸が多いので、普通には上
記銅含有ゴム材料又は銅含有合成樹脂材料を液状
又は流動状とし、これを弁内、例えば、弁箱内面
及び弁体表面に塗布乾燥させるか、又は、塗布焼
付けして被覆し、あるいは又、板状に形成固化さ
せた後、所要内面に接着剤等により張り付けて固
定するか、又は、取り付け固定することにより、
被覆してもよい。 [考案の効果] このように、この考案によれば、銅又は60%以
上銅含有の銅基合金の粉末又は繊維を重量比で約
30%以上含有している銅含有ゴム材料又は銅含有
合成樹脂材料を、弁内面に被覆した被覆材を備え
ているので、それらの銅からの銅イオンの溶出に
よつて。弁内面には海生物が付着しにくくなつて
いる海水用弁が得られる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一部断面正面
図、第2図は第1図の−線による断面図であ
る。 1…弁箱、2…弁体、3…弁棒、5…被覆材
(内張材)、6…被覆材(塗料膜)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弁内面を、銅又は約60%以上銅含有の銅基合
    金の粉末又は繊維を重量比で約30%以上含有し
    ている銅含有ゴム材料又は銅含有合成樹脂材料
    によつて、被覆している被覆材を備えているこ
    とを特徴とする海水用弁。 (2) 銅含有ゴム又は合成樹脂材料の弁内面への被
    覆材が、弁内面への焼付けによる被覆材である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の海水用
    弁。 (3) 銅含有ゴム又は合成樹脂材料の弁内面への被
    覆材が、弁内面への塗装による被覆材である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の海水用弁。 (4) 銅含有ゴム又は合成樹脂材料の弁内面への被
    覆材が、板状に形成された銅含有ゴム又は合成
    樹脂材料部材の弁内面への取付けによる被覆材
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の海
    水用弁。
JP17443087U 1987-11-17 1987-11-17 Expired JPH0332844Y2 (ja)

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JPH0178775U JPH0178775U (ja) 1989-05-26
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