JPH0333465Y2 - - Google Patents

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JPH0333465Y2
JPH0333465Y2 JP18471784U JP18471784U JPH0333465Y2 JP H0333465 Y2 JPH0333465 Y2 JP H0333465Y2 JP 18471784 U JP18471784 U JP 18471784U JP 18471784 U JP18471784 U JP 18471784U JP H0333465 Y2 JPH0333465 Y2 JP H0333465Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本考案は発泡層を有する成形体に関するもの
で、詳しくは、包装用容器としてのトレー、中仕
切り、またデイスプレー素材として適した緩衝
性、ノンスリツプ性、ソフトな風合いを有した成
形体に関するものである。 <従来の技術> 従来、包装用容器として発泡体は多用され、発
泡剤を分散させた樹脂を加熱溶融させ、押出し成
形法によりシート或いは成形容器としたものがあ
るが、この場合、表面のソフトな風合いが得られ
にくく、また部分的に発泡層を設けることは困難
であつた。 発泡インキを塗布し、発泡性樹脂層を形成した
後加熱して発泡させる方法は、簡便であり、任意
のパターンに形成出来、基材としてプラスチツ
ク、紙、布、金属など自由に選べる。また押出し
成形法では得られないソフトな風合いの表面性が
得られるなどの特長により、包装材料としても多
く利用されている。 発泡インキによる発泡成形体への応用は、圧
空、真空成形等の成形時に要する熱を利用し、成
形、発泡を同時に行なう熱変形基材へ発泡性イン
キを塗布してなる発泡性シートがある(例えば特
公昭54−16763号公報、実開昭57−98823号公報)。
得られる発泡層は、ノンスリツプ性、適度なクツ
シヨン性、断熱性を有し、表面は植毛の様なソフ
トな風合いが得られる。しかし、一般に表面耐性
が弱く、取扱い時或いは容器とした場合の内容物
による擦れにて、発泡層の傷、脱落の問題があつ
た。また、ノンスリツプ性が大き過ぎて、成形物
のスタツキングした場合、取り出しにくく作業性
が悪いといつた問題もあつた。 <考案が解決しようとしている問題点> 本考案は、前記発泡性インキを利用した発泡成
形体の発泡層表面のソフトな風合いを損うことな
く、耐摩耗性を向上させ、更に適度なスリツプ性
に調整し作業性を改善させた発泡成形体を提供す
るものである。 <問題を解決するための手段> 本考案は、上記のような問題点を解決すべく検
討の結果得られたものである。すなわち、本考案
は熱成形性プラスチツクシートと発泡性インキ組
成物層からなる発泡性積層シートを加熱成形する
と共に、発泡インキ組成物層を発泡させて得られ
る成形体において、該発泡インキ組成物層の表面
へ100℃以下の軟化点を有した熱可塑性樹脂から
なるワニスを塗布、乾燥してなる1〜15μ厚の保
護塗膜層を設けることにより、表面耐性に優れた
包装材料が得られることを見出したものである。 本考案について、以下図面を用いて更に詳しく
説明する。 第1図は、本考案による発泡性シートの構成を
概略的に示す断面図である。 1は熱成形性プラスチツクシート、2は発泡性
インキ組成物層、3は、保護塗膜層を表わす。 熱成形性プラスチツクシート1としては塩化ビ
ニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリカーボ
ネート等のプラスチツクが使用出来る。 発泡性インキ組成物層2は、100℃〜200℃の発
泡温度と5〜20倍の発泡倍率を有する発泡性樹脂
層の内から適当な樹脂層を10μ〜200μの膜厚に全
面あるいは部分的に塗布形成した層であり、発泡
性インキとは、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、
アクリル酸エステル等の熱可塑性樹脂に、アゾビ
ス−ホルムアミド、アゾビスイソブチロニトリ
ル、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、P−
P′オキシビス等の有機発泡剤、または、加熱によ
つてガス化する液体を封入したマイクロカプセル
などを加え、溶剤に溶解、分散したものであり、
基材への接着性、加工性、発泡性等により任意の
組成を設定するものである。 熱成形性プラスチツクシート1への発泡性イン
キ組成物層2の形成方法は、グラビア印刷、シル
クスクリーン印刷、ロールコート方式などがあ
り、全面或いはパターン状、文字、柄状など任意
の形状で形成が可能である。 保護塗膜層3はポリエステル、塩化ビニル−酢
酸ビニルコーポリマー、アクリル樹脂、ポリアミ
ド、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニル
アルコール、ゴム系樹脂等の熱可塑性樹脂であ
り、適当な溶剤にてワニス化したものを、その下
層である発泡性インキ組成物層2との接着性を考
慮し選択されたものであり、発泡性インキ組成物
層2と同様の手法にて塗布乾燥してなるものであ
る。上記、熱可塑性樹脂は成形時に溶融し流動性
を有するものであり、100℃以下の軟化点を有し
た発泡性インキ組成物層2の発泡温度以下の低軟
化温度の樹脂が好ましい。 また、保護塗膜層3の膜厚は、厚すぎるとソフ
トな風合いが失われる。樹脂の種類によつても異
なるが、表面耐性への効果とのバランスを検討し
た結果1μ〜15μの厚味にて本考案の効果が得られ
ることがわかつた。 また更に上記ワニスへワツクス、脂肪酸アマイ
ド、シリコン、フツ素などの滑性物質を添加する
ことにより、得られる発泡成形体の表面のノンス
リツプ性を調整することも可能なものであつた。 第2図は加熱発泡させた本考案発泡成形体の断
面図を示す。発泡性インキ組成物層2は成形時の
熱により発泡樹脂層4を形成し、保護塗膜層3が
溶融し発泡樹脂層4の発泡に追随して表面を覆い
表面耐性を向上させることを可能とする。 <実施例> 次に実施例を挙げて本考案を説明する。 実施例 1 厚み0.3m/mの硬質塩化ビニルシートの片面
に、アクリル酸エステル樹脂のバインダーに、ポ
リ塩化ビニリデン系樹脂のマイクロカプセル中に
加熱してガス化する揮発性の液体を封入した発泡
剤を添加してエマルジヨン化した発泡性インキ組
成物を、ロールコート法にて塗布、乾燥せしめ、
70μ厚の発泡性インキ組成物層を得た後、発泡イ
ンキ組成物層の表面へ、軟化温度が95℃のアクリ
ル酸エステル樹脂からなるワニスを、グラビアコ
ート法にて塗布、乾燥せしめ、5μ厚の保護塗膜
層を設けた積層シートを得た後、真空成形機にて
成形温度150℃で絞り比0.3のトレー状の発泡成形
体を得た。 実施例 2 実施例1のアクリル酸エステル樹脂からなるワ
ニスとしてポリエチレンワツクスを樹脂比で
100:0.5添加したワニスを用い、他を実施例1と
同様にして発泡成形体を得た。 比較例 実施例1と同様にして得られた硬質塩化ビニル
シートと発泡性インキ組成物層からなるシート
を、真空成形機にて成形温度150℃で絞り比0.3の
トレー状の発泡成形体を得た。 実施例1,2及び比較例の評価結果を表−1に
【表】 実施例1、実施例2共に比較例で得られた従来
の発泡成形体と遜色ない表面ソフトな風合いを保
持しつつ表−1で示した様に優れた耐摩耗性が得
られ、更に実施例2で示されるように静摩擦係数
を小さく、スリツプ性を調整出来、取扱い作業性
が改善されるものであつた。 <考案の効果> 本考案による発泡成形体は発泡インキ組成物層
の発泡温度より低い低軟化点を有した熱可塑性樹
脂からなる保護塗膜層を塗工により薄く設けたと
ころに特徴があり、発泡インキによる表面のソフ
トな風合いを損うことなく、発泡層表面の強度や
汚染性を改善出来、更にスベリ性を適度に調整可
能としたことから、成形物の積み重ね時の抜き取
り易さ等、作業性を著しく改善するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
の成形前の発泡性シートの断面図を示し、第2図
は成形により加熱発泡させた本考案の発泡成形体
の断面図を示す。 1……熱成形性プラスチツクシート、2……発
泡性インキ組成物層、3……保護塗膜層、4……
発泡樹脂層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 熱成形性プラスチツクシートと発泡性インキ
    組成物層からなる発泡性積層シートを加熱成形
    すると共に、発泡インキ組成物層を発泡させて
    得られる成形体において、該発泡インキ組成物
    層の表面へ100℃以下の軟化点を有した熱可塑
    性樹脂からなるワニスを塗布乾燥してなる1〜
    15μ厚の保護塗膜層を設けた事を特徴とする発
    泡成形体。 2 熱可塑性樹脂からなるワニスが、シリコン、
    脂肪酸アマイド、ポリエチレンWAXの滑性物
    質を添加したワニスからなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の発泡成形体。
JP18471784U 1984-12-05 1984-12-05 Expired JPH0333465Y2 (ja)

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JP18471784U JPH0333465Y2 (ja) 1984-12-05 1984-12-05

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JPS61100522U JPS61100522U (ja) 1986-06-27
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JPS61100522U (ja) 1986-06-27

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