JPH0333578B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0333578B2 JPH0333578B2 JP61212570A JP21257086A JPH0333578B2 JP H0333578 B2 JPH0333578 B2 JP H0333578B2 JP 61212570 A JP61212570 A JP 61212570A JP 21257086 A JP21257086 A JP 21257086A JP H0333578 B2 JPH0333578 B2 JP H0333578B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- joining
- seaming
- peripheral surface
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は金属製容器に係り、特にビールや清涼
飲料等を充填密封した金属缶等の金属製容器に関
する。 (従来の技術) 今日、一般に使用されている金属缶は、ビール
や清涼飲料等の内容物を充填した缶胴に所謂「二
重巻締」により缶蓋を接合することによつて密封
している。二重巻締とはその外周を所定の形態に
屈曲された缶蓋のカールを缶胴の端に形成された
フランジの外方から抱き合わせるように巻き込ん
で、さらに同部を外方から圧着して缶胴と缶蓋を
接合し、缶蓋のカール部内側に塗布されているゴ
ム様材質(シーリング・コンパウンド)からなる
パツキングの介在によつて缶容器に密封性を保た
せる方法である。すなわち巻締は通常二段階の操
作によつて行われるもので、第1工程では第1巻
締ロールによつて缶蓋カール、缶胴のフランジを
はめ合わせて巻き込み、第2工程として第2巻締
ロールにより同部を圧着して、シーリング・コン
パウンドを巻締内部の空〓に満たして気密を保持
させるものである。 次に、第9図乃至第11図を参照して従来の金
属缶の製作方法である巻締工程について説明す
る。 まず、第9−a図に示すように缶胴21に缶蓋
22をかぶせ、缶胴21を載置したリフタープレ
ート23を上昇させて第9−b図に示すように巻
締チヤツク24を缶蓋22の内側に嵌合させる。
このときの状態が第10−a図に示され、弧状の
缶胴21のフランジ部21f上に缶蓋22のカー
ル部22cが配置され、かつ缶蓋22の内周面に
巻締チヤツク24が嵌合されている。 次に、第9−c図に示すように、巻締チヤツク
24、リフタープレート23により保持された缶
胴21、缶蓋22を回転させながら第1巻締ロー
ル25を缶蓋22のカール部22cに押しつけ
る。このときの状態が第10−b図に示され、第
1巻締ロール25のロールグループ25aの形状
に沿つて第1巻締が形成される。この第1巻締の
間、リフタープレート23にはリフターにより所
定の押し上げ力が働き、缶胴21及び缶蓋22に
は垂直方向の所定の加圧力が作用し、缶胴フラン
ジ21fが下方へ曲ると共に、第1巻締ロールグ
ルーブ25aに沿つて缶蓋カール22cは上方へ
巻き上げられる。 そして、第1巻締ロール25が離れて続いて第
2巻締ロール26が寄つてきて第1巻締を押しつ
ぶして第2巻締を形成する。このときの状態が第
10−c図に示され、第2巻締ロール26のロー
ルグルーブ26aの形状に沿つて第2巻締が形成
される。この第2巻締の間も、巻締チヤツク24
と缶胴21及び缶蓋22との間に所定の加圧力が
作用している。 第11図に、上記第1、第2巻締工程を経て形
成された金属缶の巻締部の断面図を示す。同図に
おいて、符号23はシーリング・コンパウンドで
ある。 (発明が解決しようとする問題点) しかして、巻締の形成に関する主要部は、チヤ
ツクのリツプとロールのグルーブで形成する空間
の形状と大きさ、下からの押し上げ力として単純
化して考えることができる。従つて良好な巻締を
得るための大前提となる条件は、 缶シーマー(巻締機)側の条件としての巻締
チヤツクの適正なリツプ形状と位置調整第1、
第2巻締ロールの適正なグルーブ形状と位置調整
リフターの適正な押し上げ力等が必要となる。
一方、金属缶側の条件として缶胴に加わる加圧
力に耐える缶胴の厚さ正規の缶胴及び缶蓋の寸
法缶蓋カール、缶胴フランジの適正な形成状態
および嵌合性適正なシーリング・コンパウンド
の塗布状態等が必要となる。即ち、シーマー(巻
締機)による缶胴と缶蓋との接合には、缶胴に所
定の大きさの垂直荷重(約100Kg)が作用するた
め缶胴はその荷重に耐える肉厚を要し、缶胴の薄
肉化を妨げるという問題点がある。また、上述の
ように金属缶の缶胴及び缶蓋は高い形状精度及び
寸法精度を必要とし、特に缶蓋カール及び缶胴フ
ランジの適正な形成状態が要求されるという問題
点がある。一方、シーマー側にも種々の条件を必
要とし、特にシーマーの構成部品である巻締チヤ
ツク及び巻締ロールの形状及び寸法精度が要求さ
れ、また巻締工程においてこれら巻締チヤツク及
び巻締ロールが精度良く位置合せされることが必
要とされ、シーマの機構が複雑でしかも精密な調
整を要するという問題点がある。 本発明は上述した事情に鑑みて創案されたもの
で、その目的とする処は金属缶の缶胴の薄肉化を
図るとともに接合に要する缶蓋、缶胴の重なり面
積を減少させることにより材料を減少させ、更に
金属缶を構成する缶胴及び缶蓋は高い形状精度、
寸法精度を必要とせず、しかも缶胴と缶蓋を密封
接合する際に使用する装置の構造及び調整方法を
簡易化することができる金属製容器を提供するこ
とにある。 〔発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) 上述した問題点を解決するため本発明は、有底
円筒体からなる缶胴と、この缶胴の口部を密封す
る缶蓋とを備えた金属製容器において、上記缶胴
の上方部は開口部に向かうに従い次第に外径が小
さくなるよう先細状に形成され、その上端にテー
パー状の接合用外周面を設け、上記缶蓋には上記
接合用外周面に密着嵌合するように対応した形状
の接合用内周面を設け、上記缶胴に内容物を充填
した後上記接合用外周面と接合用内周面とを熱可
塑性接着剤にて接着密封したことを特徴とするも
のである。 (作用) 本発明は上記手段により、缶胴のテーパ状接合
用外周面と缶蓋のテーパ状接合用内周面とを両者
間に接着剤を介在せしめて嵌合密着させた後、缶
胴と缶蓋間に所定圧を加えるとともに加熱して両
者を接着密封することができる。 (実施例) 以下、本発明に係る金属製容器の実施例を第1
図乃至第6図を参照して説明する。 第1図は金属製容器を構成する金属缶1の断面
図であり、金属缶は缶胴2と缶蓋3とを熱可塑性
接着剤4で接合することにより構成されている。 上記缶胴2は有底の円筒体からなり、缶胴2の
上部は第2図に示されるように円筒体の内側に所
定角度θ(好ましくはθは20゜乃至60゜の範囲内)
の角度をつけてネツクイン加工により折曲された
接合用外周面2aを形成している。この接合用外
周面2aは上端部にいくにつれ次第に外径が小さ
くなつているが、その傾斜は必ずしも直線状であ
る必要はない。 一方、缶蓋3は、上記接合用外周面2aに密着
嵌合されるように対応した形状の接合用内周面3
aを有しており、この接合用内周面は下端部にい
くにつれ次第に内径が大きくなつている。なお、
缶蓋3は、その先端部外周は丸みRをつけて危険
防止を図つている。 次に、第3図乃至第5図を参照して缶胴2と缶
蓋3とのシーリング工程を説明する。 まず、第3図および第4図に示すように缶胴側
の接合用外周面2a又は缶蓋側の接合用内周面3
aのいずれかに接着剤4を塗布する。又、シリコ
ン・コンパウンド5を缶胴3につけておく。そし
て、内容物6を充填した缶胴2が第5図に示すよ
うにリフター7に載ると缶胴2に缶蓋3がかぶせ
られる。 次に、リフター7が上昇し、チヤツク8により
缶胴2と缶蓋3とが圧着される(圧着荷重は40Kg
以下でよい。)そして、高周波シーラ9を用い、
接合部全周を加熱して接着剤4を溶融させて缶胴
2と缶蓋3とを接着密封する。このときに使用す
る高周波シーラ9の電極部は冷却水を流せる構造
となつており、接合部の加熱が終了すると直ちに
冷却ができる構造となつている。この冷却工程を
経て、リフター7が下がり、金属缶1が排出され
る。第6図は自動シーリング工程を示す説明図で
あり、アルミ材のターレツト10にベークライト
等の絶縁体11が装着され、上記ターレツト10
の上方に高周波発生装置の端末12が設けられて
おり、ターレツト10の回転に伴ない接合すべき
金属缶が上記端末12の処にくると、誘導電流に
より接合部全周が加熱される。 しかして、本実施例の缶胴2の接合用外周面2
aは上端部にいくに従い次第に小径のテーパ部を
形成する一方、缶蓋3の接合用内周面3aは下端
部にいくに従い次第に大径のテーパ部を形成して
おり、缶蓋3を缶胴2にかぶせる際センタリング
性に極めて優れ、かつテーパ部相互の嵌合である
ため密着性に優れている。 第1図に示した実施例においては、缶胴と缶蓋
間にシーリング・コンパウンドを介装したが、こ
れを介装せずに第7図に示すように缶蓋3の凹部
と缶胴2の上端部との間に接着剤4を塗布するこ
とによりシーリング効果を高めてもよい。 また、第8図に示すように缶胴2の上端部に外
側にカールしたカール部2cを設け、缶胴端面が
内容物に触れる恐れをより積極的に避ける工夫を
することも可能である。 (実験結果) このようにして、つくられた金属製容器の実用
性を見るため、耐圧と落下試験による漏れ発生に
ついて調べた結果を以下の表−1に示す。ビー
ル、炭酸飲料等の缶製品の内圧には、通常の保
管・消費される状態では2〜3Kg/cm2であり、や
や条件が悪くても4〜5Kg/cm2であり、従来の二
重巻締めによる金属缶の耐圧は7.5Kg/cm2を最大
規格値としている。表−1によれば、本容器の瞬
間耐圧力は8Kg/cm2以上であり、接着部が破壊す
る前に大変形(バツクリング)を生じてしまつて
いる。従つて、本容器は、従来の金属缶の密封方
法である二重巻締めと同等の密封性能を有してい
ると言える。 また、本容器に4ガスボリユウムの炭酸飲料を
充填、密封した缶製品を製造し、40℃、2時間の
持続耐圧及び落下衝撃強度を調べた結果も、表−
1に示している。いずれも漏れは生じておらず、
本容器はこれらの点でも実用性能を有していると
言える。
飲料等を充填密封した金属缶等の金属製容器に関
する。 (従来の技術) 今日、一般に使用されている金属缶は、ビール
や清涼飲料等の内容物を充填した缶胴に所謂「二
重巻締」により缶蓋を接合することによつて密封
している。二重巻締とはその外周を所定の形態に
屈曲された缶蓋のカールを缶胴の端に形成された
フランジの外方から抱き合わせるように巻き込ん
で、さらに同部を外方から圧着して缶胴と缶蓋を
接合し、缶蓋のカール部内側に塗布されているゴ
ム様材質(シーリング・コンパウンド)からなる
パツキングの介在によつて缶容器に密封性を保た
せる方法である。すなわち巻締は通常二段階の操
作によつて行われるもので、第1工程では第1巻
締ロールによつて缶蓋カール、缶胴のフランジを
はめ合わせて巻き込み、第2工程として第2巻締
ロールにより同部を圧着して、シーリング・コン
パウンドを巻締内部の空〓に満たして気密を保持
させるものである。 次に、第9図乃至第11図を参照して従来の金
属缶の製作方法である巻締工程について説明す
る。 まず、第9−a図に示すように缶胴21に缶蓋
22をかぶせ、缶胴21を載置したリフタープレ
ート23を上昇させて第9−b図に示すように巻
締チヤツク24を缶蓋22の内側に嵌合させる。
このときの状態が第10−a図に示され、弧状の
缶胴21のフランジ部21f上に缶蓋22のカー
ル部22cが配置され、かつ缶蓋22の内周面に
巻締チヤツク24が嵌合されている。 次に、第9−c図に示すように、巻締チヤツク
24、リフタープレート23により保持された缶
胴21、缶蓋22を回転させながら第1巻締ロー
ル25を缶蓋22のカール部22cに押しつけ
る。このときの状態が第10−b図に示され、第
1巻締ロール25のロールグループ25aの形状
に沿つて第1巻締が形成される。この第1巻締の
間、リフタープレート23にはリフターにより所
定の押し上げ力が働き、缶胴21及び缶蓋22に
は垂直方向の所定の加圧力が作用し、缶胴フラン
ジ21fが下方へ曲ると共に、第1巻締ロールグ
ルーブ25aに沿つて缶蓋カール22cは上方へ
巻き上げられる。 そして、第1巻締ロール25が離れて続いて第
2巻締ロール26が寄つてきて第1巻締を押しつ
ぶして第2巻締を形成する。このときの状態が第
10−c図に示され、第2巻締ロール26のロー
ルグルーブ26aの形状に沿つて第2巻締が形成
される。この第2巻締の間も、巻締チヤツク24
と缶胴21及び缶蓋22との間に所定の加圧力が
作用している。 第11図に、上記第1、第2巻締工程を経て形
成された金属缶の巻締部の断面図を示す。同図に
おいて、符号23はシーリング・コンパウンドで
ある。 (発明が解決しようとする問題点) しかして、巻締の形成に関する主要部は、チヤ
ツクのリツプとロールのグルーブで形成する空間
の形状と大きさ、下からの押し上げ力として単純
化して考えることができる。従つて良好な巻締を
得るための大前提となる条件は、 缶シーマー(巻締機)側の条件としての巻締
チヤツクの適正なリツプ形状と位置調整第1、
第2巻締ロールの適正なグルーブ形状と位置調整
リフターの適正な押し上げ力等が必要となる。
一方、金属缶側の条件として缶胴に加わる加圧
力に耐える缶胴の厚さ正規の缶胴及び缶蓋の寸
法缶蓋カール、缶胴フランジの適正な形成状態
および嵌合性適正なシーリング・コンパウンド
の塗布状態等が必要となる。即ち、シーマー(巻
締機)による缶胴と缶蓋との接合には、缶胴に所
定の大きさの垂直荷重(約100Kg)が作用するた
め缶胴はその荷重に耐える肉厚を要し、缶胴の薄
肉化を妨げるという問題点がある。また、上述の
ように金属缶の缶胴及び缶蓋は高い形状精度及び
寸法精度を必要とし、特に缶蓋カール及び缶胴フ
ランジの適正な形成状態が要求されるという問題
点がある。一方、シーマー側にも種々の条件を必
要とし、特にシーマーの構成部品である巻締チヤ
ツク及び巻締ロールの形状及び寸法精度が要求さ
れ、また巻締工程においてこれら巻締チヤツク及
び巻締ロールが精度良く位置合せされることが必
要とされ、シーマの機構が複雑でしかも精密な調
整を要するという問題点がある。 本発明は上述した事情に鑑みて創案されたもの
で、その目的とする処は金属缶の缶胴の薄肉化を
図るとともに接合に要する缶蓋、缶胴の重なり面
積を減少させることにより材料を減少させ、更に
金属缶を構成する缶胴及び缶蓋は高い形状精度、
寸法精度を必要とせず、しかも缶胴と缶蓋を密封
接合する際に使用する装置の構造及び調整方法を
簡易化することができる金属製容器を提供するこ
とにある。 〔発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) 上述した問題点を解決するため本発明は、有底
円筒体からなる缶胴と、この缶胴の口部を密封す
る缶蓋とを備えた金属製容器において、上記缶胴
の上方部は開口部に向かうに従い次第に外径が小
さくなるよう先細状に形成され、その上端にテー
パー状の接合用外周面を設け、上記缶蓋には上記
接合用外周面に密着嵌合するように対応した形状
の接合用内周面を設け、上記缶胴に内容物を充填
した後上記接合用外周面と接合用内周面とを熱可
塑性接着剤にて接着密封したことを特徴とするも
のである。 (作用) 本発明は上記手段により、缶胴のテーパ状接合
用外周面と缶蓋のテーパ状接合用内周面とを両者
間に接着剤を介在せしめて嵌合密着させた後、缶
胴と缶蓋間に所定圧を加えるとともに加熱して両
者を接着密封することができる。 (実施例) 以下、本発明に係る金属製容器の実施例を第1
図乃至第6図を参照して説明する。 第1図は金属製容器を構成する金属缶1の断面
図であり、金属缶は缶胴2と缶蓋3とを熱可塑性
接着剤4で接合することにより構成されている。 上記缶胴2は有底の円筒体からなり、缶胴2の
上部は第2図に示されるように円筒体の内側に所
定角度θ(好ましくはθは20゜乃至60゜の範囲内)
の角度をつけてネツクイン加工により折曲された
接合用外周面2aを形成している。この接合用外
周面2aは上端部にいくにつれ次第に外径が小さ
くなつているが、その傾斜は必ずしも直線状であ
る必要はない。 一方、缶蓋3は、上記接合用外周面2aに密着
嵌合されるように対応した形状の接合用内周面3
aを有しており、この接合用内周面は下端部にい
くにつれ次第に内径が大きくなつている。なお、
缶蓋3は、その先端部外周は丸みRをつけて危険
防止を図つている。 次に、第3図乃至第5図を参照して缶胴2と缶
蓋3とのシーリング工程を説明する。 まず、第3図および第4図に示すように缶胴側
の接合用外周面2a又は缶蓋側の接合用内周面3
aのいずれかに接着剤4を塗布する。又、シリコ
ン・コンパウンド5を缶胴3につけておく。そし
て、内容物6を充填した缶胴2が第5図に示すよ
うにリフター7に載ると缶胴2に缶蓋3がかぶせ
られる。 次に、リフター7が上昇し、チヤツク8により
缶胴2と缶蓋3とが圧着される(圧着荷重は40Kg
以下でよい。)そして、高周波シーラ9を用い、
接合部全周を加熱して接着剤4を溶融させて缶胴
2と缶蓋3とを接着密封する。このときに使用す
る高周波シーラ9の電極部は冷却水を流せる構造
となつており、接合部の加熱が終了すると直ちに
冷却ができる構造となつている。この冷却工程を
経て、リフター7が下がり、金属缶1が排出され
る。第6図は自動シーリング工程を示す説明図で
あり、アルミ材のターレツト10にベークライト
等の絶縁体11が装着され、上記ターレツト10
の上方に高周波発生装置の端末12が設けられて
おり、ターレツト10の回転に伴ない接合すべき
金属缶が上記端末12の処にくると、誘導電流に
より接合部全周が加熱される。 しかして、本実施例の缶胴2の接合用外周面2
aは上端部にいくに従い次第に小径のテーパ部を
形成する一方、缶蓋3の接合用内周面3aは下端
部にいくに従い次第に大径のテーパ部を形成して
おり、缶蓋3を缶胴2にかぶせる際センタリング
性に極めて優れ、かつテーパ部相互の嵌合である
ため密着性に優れている。 第1図に示した実施例においては、缶胴と缶蓋
間にシーリング・コンパウンドを介装したが、こ
れを介装せずに第7図に示すように缶蓋3の凹部
と缶胴2の上端部との間に接着剤4を塗布するこ
とによりシーリング効果を高めてもよい。 また、第8図に示すように缶胴2の上端部に外
側にカールしたカール部2cを設け、缶胴端面が
内容物に触れる恐れをより積極的に避ける工夫を
することも可能である。 (実験結果) このようにして、つくられた金属製容器の実用
性を見るため、耐圧と落下試験による漏れ発生に
ついて調べた結果を以下の表−1に示す。ビー
ル、炭酸飲料等の缶製品の内圧には、通常の保
管・消費される状態では2〜3Kg/cm2であり、や
や条件が悪くても4〜5Kg/cm2であり、従来の二
重巻締めによる金属缶の耐圧は7.5Kg/cm2を最大
規格値としている。表−1によれば、本容器の瞬
間耐圧力は8Kg/cm2以上であり、接着部が破壊す
る前に大変形(バツクリング)を生じてしまつて
いる。従つて、本容器は、従来の金属缶の密封方
法である二重巻締めと同等の密封性能を有してい
ると言える。 また、本容器に4ガスボリユウムの炭酸飲料を
充填、密封した缶製品を製造し、40℃、2時間の
持続耐圧及び落下衝撃強度を調べた結果も、表−
1に示している。いずれも漏れは生じておらず、
本容器はこれらの点でも実用性能を有していると
言える。
【表】
【表】
(発明の効果)
以上、実施例の説明から明らかなように、本発
明によれば、缶胴と缶蓋とを接着剤により接着密
封するようにしたため、缶胴と缶蓋との接合時に
缶胴に過大な垂直荷重を加える必要がなく、缶胴
の薄肉化が図れる。更に接着剤の選定によつては
缶蓋と缶胴の接合に要する缶蓋と缶胴の重なり面
積を減少させることができる。しかも、缶胴及び
缶蓋は高い形状精度、寸法精度を必要としないた
め、これら容器構成部材の製作コストの低減を図
ることができる。 また、本発明によれば缶胴と缶蓋との密封接合
を、従来のように巻締により行う必要がないた
め、密封接合に使用する装置の構造及び調整方法
を簡易化することができる。
明によれば、缶胴と缶蓋とを接着剤により接着密
封するようにしたため、缶胴と缶蓋との接合時に
缶胴に過大な垂直荷重を加える必要がなく、缶胴
の薄肉化が図れる。更に接着剤の選定によつては
缶蓋と缶胴の接合に要する缶蓋と缶胴の重なり面
積を減少させることができる。しかも、缶胴及び
缶蓋は高い形状精度、寸法精度を必要としないた
め、これら容器構成部材の製作コストの低減を図
ることができる。 また、本発明によれば缶胴と缶蓋との密封接合
を、従来のように巻締により行う必要がないた
め、密封接合に使用する装置の構造及び調整方法
を簡易化することができる。
第1図は本発明に係る金属製容器の実施例を示
す断面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第
3図乃至第6図は第1図に示す実施例のシーミン
グ工程の説明図、第7図は本発明の他の実施例の
断面図、第8図は本発明の更に他の実施例の断面
図、第9図および第10図は従来の金属製容器の
シーミング工程を示す説明図、第11図は従来の
金属製容器の断面図である。 1……金属缶、2……缶胴、3……缶蓋、4…
…接着剤、5……シーリング・コンパウンド。
す断面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第
3図乃至第6図は第1図に示す実施例のシーミン
グ工程の説明図、第7図は本発明の他の実施例の
断面図、第8図は本発明の更に他の実施例の断面
図、第9図および第10図は従来の金属製容器の
シーミング工程を示す説明図、第11図は従来の
金属製容器の断面図である。 1……金属缶、2……缶胴、3……缶蓋、4…
…接着剤、5……シーリング・コンパウンド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 有底円筒体からなる缶胴と、この缶胴の口部
を密封する缶蓋とを備えた金属製容器において、
上記缶胴の上方部は開口部に向かうに従い次第に
外径が小さくなるよう先細状に形成され、その上
端にテーパー状の接合用外周面を設け、上記缶蓋
には上記接合用外周面に密着嵌合するように対応
した形状の接合用内周面を設け、上記缶胴に内容
物を充填した後上記接合用外周面と接合用内周面
とを熱可塑性接着剤にて接着密封したことを特徴
とする金属製容器。 2 上記缶胴と缶蓋との接合面の角度θは垂直方
向に対して20゜乃至60゜の範囲内にあることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の金属製容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61212570A JPS6382944A (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 | 金属製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61212570A JPS6382944A (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 | 金属製容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6382944A JPS6382944A (ja) | 1988-04-13 |
| JPH0333578B2 true JPH0333578B2 (ja) | 1991-05-17 |
Family
ID=16624884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61212570A Granted JPS6382944A (ja) | 1986-09-11 | 1986-09-11 | 金属製容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6382944A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4628843B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-02-09 | 麒麟麦酒株式会社 | 金属製密封容器及びその製造方法 |
| JP4400885B2 (ja) * | 2005-06-10 | 2010-01-20 | 日本サーモスタット株式会社 | サーモスタットユニット |
| JP2012162267A (ja) * | 2009-04-24 | 2012-08-30 | Satoshi Takahashi | 缶及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5859039A (ja) * | 1981-09-14 | 1983-04-07 | Kishimoto Akira | 容器の組立て方法と装置 |
-
1986
- 1986-09-11 JP JP61212570A patent/JPS6382944A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6382944A (ja) | 1988-04-13 |
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