JPH0333781B2 - - Google Patents
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- JPH0333781B2 JPH0333781B2 JP19866287A JP19866287A JPH0333781B2 JP H0333781 B2 JPH0333781 B2 JP H0333781B2 JP 19866287 A JP19866287 A JP 19866287A JP 19866287 A JP19866287 A JP 19866287A JP H0333781 B2 JPH0333781 B2 JP H0333781B2
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Landscapes
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
本発明は、銅の単線、撚り線等銅線に防錆処理
を行う方法に係り、特に、該単線又は撚線の表面
に防錆被膜をむらなく均一に、しかも完全に形成
することのできる防錆処理方法に関する。
を行う方法に係り、特に、該単線又は撚線の表面
に防錆被膜をむらなく均一に、しかも完全に形成
することのできる防錆処理方法に関する。
一般に、送電線に使用される電線の導体は、規
定された耐用年数を保持するため、その表面に防
錆処理が施されている。この防錆液としては、
BTA(ベンゾトリアゾール)等の防錆剤を1、
1、1トリクロロエタン、IPA(isoprobanol)
や、MEK(Methyl ethyl Ketone)、Methanol等
の混合溶剤に、溶解したものが用いられる。そし
て、この防錆溶液による防錆処理方法として従
来、次のような方法が用いられている。第1に、
走行通過する導体にシヤワー方式によつて防錆液
を塗付する方法、第2に、防錆液をしみこませた
フエルト等の繊維中に導体を通過させて導体に防
錆液を塗付する方法、第3に、導体を防錆液で満
たされた液槽内に浸漬通過させて防錆液を塗付す
る方法の各方法が用いられている。
定された耐用年数を保持するため、その表面に防
錆処理が施されている。この防錆液としては、
BTA(ベンゾトリアゾール)等の防錆剤を1、
1、1トリクロロエタン、IPA(isoprobanol)
や、MEK(Methyl ethyl Ketone)、Methanol等
の混合溶剤に、溶解したものが用いられる。そし
て、この防錆溶液による防錆処理方法として従
来、次のような方法が用いられている。第1に、
走行通過する導体にシヤワー方式によつて防錆液
を塗付する方法、第2に、防錆液をしみこませた
フエルト等の繊維中に導体を通過させて導体に防
錆液を塗付する方法、第3に、導体を防錆液で満
たされた液槽内に浸漬通過させて防錆液を塗付す
る方法の各方法が用いられている。
しかしながら、前記従来の方法にあつては、次
のような問題点を有している。第1の方法にあつ
ては、走行通過する導体に向かつて防錆液を噴霧
するわけであるが、導体が500〜1500m/minの
速度で走行するため、防錆液を導線に均一に塗布
することができず、有機溶剤の揮散が多く、作業
環境上問題が生じやすく、しかも防錆液の再使用
が困難であるという問題点を有している。第2の
方法にあつては、導線を、フエルト中を通過させ
て導体に防錆液を塗布するものであるため、フエ
ルトに銅粉が付着することがあり、この銅粉によ
つて導体表面を傷つける場合があること、また、
導体に均一に防錆液を塗布しにくいという問題点
を有している。また、第3の方法にあつては、前
記第1の方法の如く、通過導体に防錆液を噴霧す
るのとは異なり、防錆液槽内に浸漬するため、第
1の方法に比して導体表面の防錆膜の不均一性は
無く、また、第2の方法の如く、フエルト中を通
過させるものではないため銅粉によつて導体表面
を傷つけることはないが、導体表面に厚く防錆被
膜を形成することができないという問題点を有し
ている。
のような問題点を有している。第1の方法にあつ
ては、走行通過する導体に向かつて防錆液を噴霧
するわけであるが、導体が500〜1500m/minの
速度で走行するため、防錆液を導線に均一に塗布
することができず、有機溶剤の揮散が多く、作業
環境上問題が生じやすく、しかも防錆液の再使用
が困難であるという問題点を有している。第2の
方法にあつては、導線を、フエルト中を通過させ
て導体に防錆液を塗布するものであるため、フエ
ルトに銅粉が付着することがあり、この銅粉によ
つて導体表面を傷つける場合があること、また、
導体に均一に防錆液を塗布しにくいという問題点
を有している。また、第3の方法にあつては、前
記第1の方法の如く、通過導体に防錆液を噴霧す
るのとは異なり、防錆液槽内に浸漬するため、第
1の方法に比して導体表面の防錆膜の不均一性は
無く、また、第2の方法の如く、フエルト中を通
過させるものではないため銅粉によつて導体表面
を傷つけることはないが、導体表面に厚く防錆被
膜を形成することができないという問題点を有し
ている。
本発明者らは、防錆液中を浸漬通過させ、導体
表面を充分防錆液中に浸しているにもかかわらず
充分な防錆被膜が形成されない点に着目した。ま
ず、銅表面に防錆被膜が形成される過程を解明す
ると、防錆液のベンアトリアゾール(C6H4N2・
NH)溶液は、 2C6H4N2・NH+Cu+1/2O2 →(C6H4N2・N)2・Cu+H2O なる化学反応を起こし、ベンゾトリアゾールは、
酸素(O2)の存在の下にベンゾトリアゾール第
二銅(防錆被膜)になることが明らかとなつてい
る。ところが、従来の防錆処理は、走行通過する
導体表面に防錆液が付着しないようなところが生
じるのを防ぐため、防錆液を満たした槽の液中深
い位置を走行通過せしめている。しかしながら、
前述した如く、防錆液が銅と反応して防錆膜を形
成するためには、酸素(O2)が必要であるとこ
ろから、本発明者らは従来の方法では、この酸素
が不充分であることを見出し本発明をなすに至つ
た。 すなわち、本発明は、従来の導体を防錆液の槽
中を通過させる方法を用いるにも拘らぜ、従来よ
りむらなく均一に所望厚さの防錆被膜を形成する
ことができるもので、伸線機によつて所望線径に
成形した銅線をベンゾトリアゾール溶液が満たさ
れた防錆槽内を浸漬走行せしめて該銅線に防錆処
理を施す防錆処理方法において、上記銅線を上記
防錆槽内の防錆液中を浸漬走行せしめるのに該防
錆液の液面下10mm以内を浸漬走行させるようにし
たものである。
表面を充分防錆液中に浸しているにもかかわらず
充分な防錆被膜が形成されない点に着目した。ま
ず、銅表面に防錆被膜が形成される過程を解明す
ると、防錆液のベンアトリアゾール(C6H4N2・
NH)溶液は、 2C6H4N2・NH+Cu+1/2O2 →(C6H4N2・N)2・Cu+H2O なる化学反応を起こし、ベンゾトリアゾールは、
酸素(O2)の存在の下にベンゾトリアゾール第
二銅(防錆被膜)になることが明らかとなつてい
る。ところが、従来の防錆処理は、走行通過する
導体表面に防錆液が付着しないようなところが生
じるのを防ぐため、防錆液を満たした槽の液中深
い位置を走行通過せしめている。しかしながら、
前述した如く、防錆液が銅と反応して防錆膜を形
成するためには、酸素(O2)が必要であるとこ
ろから、本発明者らは従来の方法では、この酸素
が不充分であることを見出し本発明をなすに至つ
た。 すなわち、本発明は、従来の導体を防錆液の槽
中を通過させる方法を用いるにも拘らぜ、従来よ
りむらなく均一に所望厚さの防錆被膜を形成する
ことができるもので、伸線機によつて所望線径に
成形した銅線をベンゾトリアゾール溶液が満たさ
れた防錆槽内を浸漬走行せしめて該銅線に防錆処
理を施す防錆処理方法において、上記銅線を上記
防錆槽内の防錆液中を浸漬走行せしめるのに該防
錆液の液面下10mm以内を浸漬走行させるようにし
たものである。
銅線の製造装置は、第1図に示す如き構成を有
している。すなわち、炉より引つ張り出した銅線
100は、矢印Aに示す方向に引き出され、伸線
機200に引き込まれる。この伸線機200は、
引き込まれた銅線を所望の径の太さに伸ばすもの
である。この伸線機200において所望の径に伸
ばされた銅線150は、上り釜300によつて引
つ張られる。この上り釜300より引き落された
銅線150は、防錆処理装置400の中に送られ
る。この防錆処理装置400において、銅線15
0に防錆処理が施されると、巻き取りドラム50
0に巻き取られる。このようにして防錆処理の施
された銅線が製造される。 次に、防錆処理装置400の内における防錆処
理方法の実施例について説明する 第1実施例(第2図〜第7図) 第2図〜第7図には、本発明の第1実施例が示
されている。 第2図は、本発明の第1実施例を示す断面正面
図である。図において、長方形状のケース1の内
部には、長手方向に銅線150が走行するように
構成されている。また、このケース1の内部に
は、銅線150の走行方向に対し略直角に、複数
枚の仕切板2が略等間隔にケース1内を複数の槽
に仕切るように設けられており、複数の防錆槽3
が構成されている。この仕切板2は、ケース1の
深さ2/3位の高さを有するものである。また、ケ
ース1の底部には、防錆槽3に通じる穴4が防錆
槽3の1つ置きに設けられている。本実施例にお
いては、防錆槽3は、7槽となつているが、必要
に応じて長くなることがあり、防錆槽3が増減す
ることはある。このケース1の底部に設けられた
穴4A,4B,4C,4Dには、送入管5A,5
B,5C,5Dが取付けられている。また、この
ケース1の長手方向の両端部側面には、排出管
6,7が設けられている。このケース1内には、
送入管5A,5B,5C,5Dから防錆液13が
送入されるように構成されており、この送入管5
A〜5Dから送入された防錆液13は、排出管
6,7から排出され、再び送入管に送られるとい
うように構成されている。すなわち、防錆液13
は、循環して使用されている。 また、仕切板2は、第4図に示す如き構成を有
している。すなわち、仕切板2は、2枚の挾持板
8,9と、フエルト10とによつて構成されてい
る。すなわち、挾持板8,9は、薄板状に形成さ
れ、フエルト10を両側より挾持するように構成
されている。この挾持板8,9の中央上部には、
矩形状の切欠11が設けられており、この切欠1
1の部分にフエルト10が露出している。このフ
エルト10は、第5図に示す如き構成を有してい
る。すなわちフエルト10は、長方形状に形成さ
れており、略中央に切込12が設けられている。
この切込12の切込深さl1は l1≒15mm に形成されており、この切込12には、第3図に
示す如く銅線150が嵌合され、該切込12内を
走行する。この切込12は、銅線150が防錆槽
3内を走行するときのガイドの役目をすると共
に、銅線150の防錆液の浸漬深さを規制する役
目を果たしている。このため、フエルト10の切
込12によつてガイドされる銅線150は、第2
図に示される銅線150の上部と防錆液13の液
面との距離l0を l0<10mm の位置で走行させることができる。なお、第2図
中、14は蓋である。 このように、ケース1内では、防錆液13が、
複数の送入管5A〜5Dから送入され、該送入管
5A〜5Dが取り付けられている防錆槽3内が防
錆液13で満たされると仕切板2の上端部を越え
て隣接する防錆槽3に溢れ移つていく。この繰り
返しにより、ケース1内は、仕切板2の高さまで
防錆液13で常時満たされることになる。この防
錆液13はケース1に設けらている排出管6,7
から排出される。この防錆液13中を銅線150
は、仕切板2のフエルト10に支持ガイドされ
て、防錆液13の液面下10mm以内の位置を600〜
1200m/minの速度で走行し、浸漬処理によつて
防錆処理が施される。この銅線150が防錆液1
3の液面下10mm以内の位置を600〜1200m/min
の線速で走行すると、防錆槽3内の防錆液13
は、第6図、第7図に示す如く、銅線150周囲
の防錆液13が矢印Aに示す如き渦流を生じ、防
錆液13の表面を波立たせ防錆液13の銅線15
0走行近辺の液面には、窪み15が生じる。この
窪み15周辺の空気は、第7図図示矢印Bに示す
如く防錆液13中に取り込まれ、防錆液13中で
気泡16となつて銅線150に接触する。 このように、本実施例によれば防錆液の液面下
10mm以内の位置を600〜1200m/minの線速で銅
線を走行するため、液面周辺の空気を防錆液中に
気泡16として取り込むことができ、銅線の表面
に防錆被膜を形成するに必要な酸素を供給でき、
生産効率を低下させることなく、しかも銅線の品
質の低下をきたすことなく充分な防錆膜厚を形成
することができる。 第2実施例(第8図、第9図) 第8図、第7図には、本発明の第2実施例が示
されている。本実施例は、前記第1実施例の効果
をさらに補助するようにしたものである。すなわ
ち、本実施例が、第1実施例と異なる点は、防錆
液13の液面に波を起こさせるようにした点であ
る。 第8図において、ケース1の側壁には、波立て
装置20が設けられている。この波立て装置20
は、第9図に示す如く、板21と、駆動源22
と、この板21を支持し駆動源22からの駆動力
を伝達する連結杆23とから構成されている。こ
の波立て装置20は、防錆槽3の各槽に設けられ
ている。この波立て装置20は、必ずしも防錆槽
3の全槽に設ける必要はない。1槽置きに設けて
もよい。この波立て装置20の板21は、第9図
図示矢印Aに示す方向に振動するように構成され
ている。他の構成は第1実施例と同じである。す
なわち、銅線150は、防錆液13の液面下10mm
以内の位置を仕切板2のフエルト10に支持ガイ
ドされて、600〜1200m/minの線速で浸漬走行
する。 次に、本実施例の動作について説明する。 まず、防錆液13が、各防錆槽3に充満される
と、波立て装置20を動作せしめ、板21を第9
図図示矢印Aに示す如く往復振動を繰り返し防錆
液13の液面に波24を立たせる。この状態で、
防錆液13中に銅線150を、仕切板2のフエル
ト10に支持ガイドさせて、防錆液面下10mm以内
の位置を600〜1200m/minの線速で走行させる。
すると、防錆槽3内の防錆液13は、銅線150
走行近辺で渦流を生じると共に板21による波動
によつて銅線150周辺には乱流が生じ、防錆液
13内に防錆液面から空気を巻き込む。このよう
にして防錆液13中に気泡として空気を取り込
み、この気泡内(空気中)の酸素の供給によつて
銅線表面への防錆被膜の形成を充分ならしめる。 したがつて、本実施例によれば、第1実施例よ
りもより堅実に防錆被膜の形成をなすことができ
る。 第3実施例(第10図) 第10図には、本発明の第3実施例が示されて
いる。本実施例は、ケースの長手方向の両端部側
面から防錆液を波立たせるようにしたものであ
る。すなわち、ケース1の側壁には、ケース1の
側壁に設けられている波立て装置20に対向した
位置に、もう1つ波立て装置25が設けられてい
る。この波立て装置25は、板26と、駆動源2
7と、この板26を支持し駆動源27からの駆動
力を伝達する連結杆28とから構成されている。
この波立て装置25は、防錆槽3の各槽に設ける
必要はなく、例えば1槽置きでもよい。この波立
て装置25の板26は、第10図図示矢印Bに示
す方向に振動するように構成されており、この波
立て装置25の振動は、波立て装置20の振動と
同期させてもよく、また、必ずしも同期させる必
要はない。また、2つの波立て装置20,25の
振幅も同一であつても、また、異なつていてもよ
い。 したがつて、本実施例によれば、防錆液に両側
面から波立て装置で振動を与えるため、防錆液に
動きを持たせることができ、また、防錆液の液面
の波と、銅線の走行による渦流とによつて乱流を
生じ液面より空気を巻き込むことになり、特に、
銅線周辺に空気を気泡として取り込むことができ
る。このため、防錆膜形成に必要な酸素を充分供
給することができ、銅線表面に防錆膜の形成が、
防錆液と防錆液中に取り込まれた空気中の酸素に
よつて、より確実になされる。 第4実施例(第11図〜第13図) 第11図〜第13図には、本発明の第4実施例
が示されている。本実施例は、前記第1実施例の
効果をさらに補助するようにしたもので、前記第
1実施例と異なる点は、防錆液13の液面に波を
起こさせるようにした点である。また、前記第2
実施例と異なる点は、第2実施例が、防錆液13
に振動を与えることによつて防錆液13の液面に
波を立たせるものであるのに対し、本実施例は、
防錆液13の液面に風を吹き付けて液面に波を立
たせるようにした点である。 第11図において、ケース1の一方の側面に
は、各防錆槽3毎に、空気吹付装置30が設けら
れている。この空気吹付装置30は、第12図に
示す如く、その先端が、銅線150の走行近傍の
防錆液13の液面を吹付けるように構成されたエ
アノズル31を有している。このエアノズル31
は、ケース1の長手方向に所定幅を有しており、
広い範囲で矢印Aに示す如く空気が吹き出せるよ
うに構成されている。このエアノズル31には、
第13図に示す如く送風管32が接続されてお
り、この送風管32には、エアポンプ33が設け
られている。なお、本実施例においては、防錆槽
3の全槽に空気吹付装置30が設けられているも
のが示されているが、必ずしも全防錆槽に設ける
必要はない。また、本実施例は、エアノズル31
に平型ノズルを用いているが、これは、必ずしも
平型ノズルである必要はない。他の構成は、第1
実施例と同じである。すなわち、防錆液13の液
面から10mm以内の位置を仕切板2のフエルト10
に支持ガイドされて、600〜1200m/minの線速
で浸漬走行する。 次に、本実施例の動作について説明する。 まず、防錆液13が、各防錆槽3に充満された
状態で空気吹付装置30を動作せしめ、エアノズ
ル31から第12図図示矢印Aに示す如くエアを
防錆液13の液面に吹き付け、液面に第13図に
示す如き波34を生ぜしめる。この状態で、防錆
液13中に銅線150を、仕切板2のフエルト1
0に支持ガイドさせて、防錆液面下10mm以内の位
置を600〜1200m/minの線速で走行させる。す
ると、防錆槽3内の防錆液13は、第13図に示
す如く銅線150走行近辺で生じる渦流と(矢印
C)と液面の波動とによつて乱流を生じ、防錆液
13の液面から空気を銅線150の走行に伴つて
第13図図示矢印Bに示す如く防錆液13中に巻
き込む。すなわち、銅線150は、防錆液13中
に空気を気泡35として取り込みながら走行す
る。 したがつて、本実施例によれば、防錆液に空気
を吹き付けて液面に波立たせているため、防錆液
中に吹き付けエアと、銅線走行による渦流の作用
により防錆液中に気泡を取り込むことができ、こ
の気泡中の酸素の供給によつて銅線表面への防錆
被膜の形成を確実になすことができる。 第5実施例(第14図) 第14図には、本発明の第5実施例が示されて
いる。本実施例は、前記第4実施例に、加えて、
ケースの他方側壁からもエアを吹き付けて、防錆
液の液面をより細かく又はより大きく波立たせる
ようにしたものである。すなわち、ケース1の側
面に設けられている空気吹付装置30に対向した
位置のケース1の側壁には、空気吹付装置40が
設けられている。この空気吹付装置40は、第1
4図に示す如く、その先端が、銅線150の走行
近傍の防錆液13の液面を吹き付けるように構成
されたエアノズル41と、このエアノズル41に
エアを輸送する送風管42と、この送風管42に
エアを送り込むエアポンプ43とによつて構成さ
れている。このエアノズル41は、第4実施例に
おいて用いられているエアノズル31と同様の構
成を有している。 したがつて、本実施例によれば、ケース1の両
側面より防錆液液面にエアを吹き付けるため、防
錆液液面を激しく波立たせたり、あるいは、エア
ノズルから吹き出されるエアの同期を取ることに
よつて防錆液液面を大きく波立たせたりすること
ができ、防錆液中に防錆液液面から気泡として空
気(酸素)を取り込むことができる。このため、
銅線150の表面への防錆被膜の形成を充分に行
うことができる。 第6実施例(第15図、第16図) 第15図、第16図には、本発明の第6実施例
が示されている。本実施例は、前記第1実施例の
効果をさらに助長しようとするもので、前記第1
実施例と異なる点は、防錆液13の液面に波を起
こさせると共に防錆液13に動きを持たせるよう
にした点である。 第15図において、ケース1の一方の側面に
は、各防錆槽3毎に、防錆液噴射装置50が設け
られている。この防錆液噴射装置50は、第16
図に示す如く、その先端が、銅線150走行近傍
の防錆液13の液面に向かつて防錆液を噴射する
ように構成された噴射ノズル51を有している。
この噴射ノズル51には、防錆液13を噴射ノズ
ル51に送り込む送液管52が接続されている。
この送液管52には、防錆液13を送液管52に
送り出すポンプ53が取り付けられている。この
ポンプ53は、ケース1から排出されてくる防錆
液13を循環するようになつている。 なお、本実施例においては、防錆槽3の全槽に
防錆液噴射装置50が設けられているものが示さ
れているが、必ずしも全防錆槽に設ける必要はな
い。他の構成は、第1実施例と同じである。すな
わち、防錆液13の液面下10mm以内の位置を仕切
板2のフエルト10に支持ガイドされて、600〜
1200m/minの線速で浸漬走行する。 次に、本実施例の動作について説明する。 まず、防錆液13が、各防錆槽3に充満された
状態で、防錆液噴射装置50を動作せしめ、噴射
ノズル51から第16図図示矢印Aに示す如く防
錆液13を防錆槽3内の防錆液13の液面に噴射
し、防錆液液面に第16図に示す如き波54を生
ぜしめる。この状態で、防錆液13中に銅線15
0を仕切板2のフエルト10に支持ガイドさせ
て、防錆液面下10mm以内の位置を600〜1200m/
minの線速で走行させる。すると、防錆槽3内の
防錆液13は、銅線150走行近辺で生じる渦流
と(第16図図示矢印B)と液面の波動とによつ
て乱流を生じ、防錆液13の液面から銅線150
の走行によつて第16図図示矢印Cに示す如く、
空気が防錆液13中に巻き込まれる。すなわち、
銅線150は、防錆液中に空気を気泡35として
取り込みながら走行する。 したがつて、本実施例によれば、防錆液に防錆
液を噴射して液面を波立たせているため、防錆液
中に銅線走行の渦流の作用により気泡を取り込む
ことができる。これによつて気泡中の酸素と防錆
液で銅線の表面に防錆膜の形成を充分に行うこと
ができる。 なお、本実施例において、噴射ノズル51から
噴射される防錆液に、空気を混合した、すなわち
気泡の含まれた防錆液を勢いよく噴射すると、よ
り効果的である。 第7実施例(第17図) 第17図には、本発明の第7実施例が示されて
いる。本実施例が、第6実施例と異なる点は、第
6実施例の噴射ノズル51に代えて、シヤワーノ
ズル60を用いた点である。他は、第6実施例と
異なる点はない。 したがつて、本実施例によれば、防錆液13を
シヤワーノズル60によつてシヤワー噴射するた
め、防錆槽3内の防錆液中に噴射させる防錆液が
つき刺さり、この際、防錆槽3内の防錆液中に空
気を巻き込み気泡61を発生させることができ
る。これによつて銅線150走行近辺には、気泡
61が混合した防錆液13が供給されることにな
る。したがつて、銅線150の表面に、防錆液1
3によつて形成される防錆膜の形成に必要な酸素
が充分供給されることになり、銅線150の表面
に防錆膜を均一に高品質に形成することができ
る。
している。すなわち、炉より引つ張り出した銅線
100は、矢印Aに示す方向に引き出され、伸線
機200に引き込まれる。この伸線機200は、
引き込まれた銅線を所望の径の太さに伸ばすもの
である。この伸線機200において所望の径に伸
ばされた銅線150は、上り釜300によつて引
つ張られる。この上り釜300より引き落された
銅線150は、防錆処理装置400の中に送られ
る。この防錆処理装置400において、銅線15
0に防錆処理が施されると、巻き取りドラム50
0に巻き取られる。このようにして防錆処理の施
された銅線が製造される。 次に、防錆処理装置400の内における防錆処
理方法の実施例について説明する 第1実施例(第2図〜第7図) 第2図〜第7図には、本発明の第1実施例が示
されている。 第2図は、本発明の第1実施例を示す断面正面
図である。図において、長方形状のケース1の内
部には、長手方向に銅線150が走行するように
構成されている。また、このケース1の内部に
は、銅線150の走行方向に対し略直角に、複数
枚の仕切板2が略等間隔にケース1内を複数の槽
に仕切るように設けられており、複数の防錆槽3
が構成されている。この仕切板2は、ケース1の
深さ2/3位の高さを有するものである。また、ケ
ース1の底部には、防錆槽3に通じる穴4が防錆
槽3の1つ置きに設けられている。本実施例にお
いては、防錆槽3は、7槽となつているが、必要
に応じて長くなることがあり、防錆槽3が増減す
ることはある。このケース1の底部に設けられた
穴4A,4B,4C,4Dには、送入管5A,5
B,5C,5Dが取付けられている。また、この
ケース1の長手方向の両端部側面には、排出管
6,7が設けられている。このケース1内には、
送入管5A,5B,5C,5Dから防錆液13が
送入されるように構成されており、この送入管5
A〜5Dから送入された防錆液13は、排出管
6,7から排出され、再び送入管に送られるとい
うように構成されている。すなわち、防錆液13
は、循環して使用されている。 また、仕切板2は、第4図に示す如き構成を有
している。すなわち、仕切板2は、2枚の挾持板
8,9と、フエルト10とによつて構成されてい
る。すなわち、挾持板8,9は、薄板状に形成さ
れ、フエルト10を両側より挾持するように構成
されている。この挾持板8,9の中央上部には、
矩形状の切欠11が設けられており、この切欠1
1の部分にフエルト10が露出している。このフ
エルト10は、第5図に示す如き構成を有してい
る。すなわちフエルト10は、長方形状に形成さ
れており、略中央に切込12が設けられている。
この切込12の切込深さl1は l1≒15mm に形成されており、この切込12には、第3図に
示す如く銅線150が嵌合され、該切込12内を
走行する。この切込12は、銅線150が防錆槽
3内を走行するときのガイドの役目をすると共
に、銅線150の防錆液の浸漬深さを規制する役
目を果たしている。このため、フエルト10の切
込12によつてガイドされる銅線150は、第2
図に示される銅線150の上部と防錆液13の液
面との距離l0を l0<10mm の位置で走行させることができる。なお、第2図
中、14は蓋である。 このように、ケース1内では、防錆液13が、
複数の送入管5A〜5Dから送入され、該送入管
5A〜5Dが取り付けられている防錆槽3内が防
錆液13で満たされると仕切板2の上端部を越え
て隣接する防錆槽3に溢れ移つていく。この繰り
返しにより、ケース1内は、仕切板2の高さまで
防錆液13で常時満たされることになる。この防
錆液13はケース1に設けらている排出管6,7
から排出される。この防錆液13中を銅線150
は、仕切板2のフエルト10に支持ガイドされ
て、防錆液13の液面下10mm以内の位置を600〜
1200m/minの速度で走行し、浸漬処理によつて
防錆処理が施される。この銅線150が防錆液1
3の液面下10mm以内の位置を600〜1200m/min
の線速で走行すると、防錆槽3内の防錆液13
は、第6図、第7図に示す如く、銅線150周囲
の防錆液13が矢印Aに示す如き渦流を生じ、防
錆液13の表面を波立たせ防錆液13の銅線15
0走行近辺の液面には、窪み15が生じる。この
窪み15周辺の空気は、第7図図示矢印Bに示す
如く防錆液13中に取り込まれ、防錆液13中で
気泡16となつて銅線150に接触する。 このように、本実施例によれば防錆液の液面下
10mm以内の位置を600〜1200m/minの線速で銅
線を走行するため、液面周辺の空気を防錆液中に
気泡16として取り込むことができ、銅線の表面
に防錆被膜を形成するに必要な酸素を供給でき、
生産効率を低下させることなく、しかも銅線の品
質の低下をきたすことなく充分な防錆膜厚を形成
することができる。 第2実施例(第8図、第9図) 第8図、第7図には、本発明の第2実施例が示
されている。本実施例は、前記第1実施例の効果
をさらに補助するようにしたものである。すなわ
ち、本実施例が、第1実施例と異なる点は、防錆
液13の液面に波を起こさせるようにした点であ
る。 第8図において、ケース1の側壁には、波立て
装置20が設けられている。この波立て装置20
は、第9図に示す如く、板21と、駆動源22
と、この板21を支持し駆動源22からの駆動力
を伝達する連結杆23とから構成されている。こ
の波立て装置20は、防錆槽3の各槽に設けられ
ている。この波立て装置20は、必ずしも防錆槽
3の全槽に設ける必要はない。1槽置きに設けて
もよい。この波立て装置20の板21は、第9図
図示矢印Aに示す方向に振動するように構成され
ている。他の構成は第1実施例と同じである。す
なわち、銅線150は、防錆液13の液面下10mm
以内の位置を仕切板2のフエルト10に支持ガイ
ドされて、600〜1200m/minの線速で浸漬走行
する。 次に、本実施例の動作について説明する。 まず、防錆液13が、各防錆槽3に充満される
と、波立て装置20を動作せしめ、板21を第9
図図示矢印Aに示す如く往復振動を繰り返し防錆
液13の液面に波24を立たせる。この状態で、
防錆液13中に銅線150を、仕切板2のフエル
ト10に支持ガイドさせて、防錆液面下10mm以内
の位置を600〜1200m/minの線速で走行させる。
すると、防錆槽3内の防錆液13は、銅線150
走行近辺で渦流を生じると共に板21による波動
によつて銅線150周辺には乱流が生じ、防錆液
13内に防錆液面から空気を巻き込む。このよう
にして防錆液13中に気泡として空気を取り込
み、この気泡内(空気中)の酸素の供給によつて
銅線表面への防錆被膜の形成を充分ならしめる。 したがつて、本実施例によれば、第1実施例よ
りもより堅実に防錆被膜の形成をなすことができ
る。 第3実施例(第10図) 第10図には、本発明の第3実施例が示されて
いる。本実施例は、ケースの長手方向の両端部側
面から防錆液を波立たせるようにしたものであ
る。すなわち、ケース1の側壁には、ケース1の
側壁に設けられている波立て装置20に対向した
位置に、もう1つ波立て装置25が設けられてい
る。この波立て装置25は、板26と、駆動源2
7と、この板26を支持し駆動源27からの駆動
力を伝達する連結杆28とから構成されている。
この波立て装置25は、防錆槽3の各槽に設ける
必要はなく、例えば1槽置きでもよい。この波立
て装置25の板26は、第10図図示矢印Bに示
す方向に振動するように構成されており、この波
立て装置25の振動は、波立て装置20の振動と
同期させてもよく、また、必ずしも同期させる必
要はない。また、2つの波立て装置20,25の
振幅も同一であつても、また、異なつていてもよ
い。 したがつて、本実施例によれば、防錆液に両側
面から波立て装置で振動を与えるため、防錆液に
動きを持たせることができ、また、防錆液の液面
の波と、銅線の走行による渦流とによつて乱流を
生じ液面より空気を巻き込むことになり、特に、
銅線周辺に空気を気泡として取り込むことができ
る。このため、防錆膜形成に必要な酸素を充分供
給することができ、銅線表面に防錆膜の形成が、
防錆液と防錆液中に取り込まれた空気中の酸素に
よつて、より確実になされる。 第4実施例(第11図〜第13図) 第11図〜第13図には、本発明の第4実施例
が示されている。本実施例は、前記第1実施例の
効果をさらに補助するようにしたもので、前記第
1実施例と異なる点は、防錆液13の液面に波を
起こさせるようにした点である。また、前記第2
実施例と異なる点は、第2実施例が、防錆液13
に振動を与えることによつて防錆液13の液面に
波を立たせるものであるのに対し、本実施例は、
防錆液13の液面に風を吹き付けて液面に波を立
たせるようにした点である。 第11図において、ケース1の一方の側面に
は、各防錆槽3毎に、空気吹付装置30が設けら
れている。この空気吹付装置30は、第12図に
示す如く、その先端が、銅線150の走行近傍の
防錆液13の液面を吹付けるように構成されたエ
アノズル31を有している。このエアノズル31
は、ケース1の長手方向に所定幅を有しており、
広い範囲で矢印Aに示す如く空気が吹き出せるよ
うに構成されている。このエアノズル31には、
第13図に示す如く送風管32が接続されてお
り、この送風管32には、エアポンプ33が設け
られている。なお、本実施例においては、防錆槽
3の全槽に空気吹付装置30が設けられているも
のが示されているが、必ずしも全防錆槽に設ける
必要はない。また、本実施例は、エアノズル31
に平型ノズルを用いているが、これは、必ずしも
平型ノズルである必要はない。他の構成は、第1
実施例と同じである。すなわち、防錆液13の液
面から10mm以内の位置を仕切板2のフエルト10
に支持ガイドされて、600〜1200m/minの線速
で浸漬走行する。 次に、本実施例の動作について説明する。 まず、防錆液13が、各防錆槽3に充満された
状態で空気吹付装置30を動作せしめ、エアノズ
ル31から第12図図示矢印Aに示す如くエアを
防錆液13の液面に吹き付け、液面に第13図に
示す如き波34を生ぜしめる。この状態で、防錆
液13中に銅線150を、仕切板2のフエルト1
0に支持ガイドさせて、防錆液面下10mm以内の位
置を600〜1200m/minの線速で走行させる。す
ると、防錆槽3内の防錆液13は、第13図に示
す如く銅線150走行近辺で生じる渦流と(矢印
C)と液面の波動とによつて乱流を生じ、防錆液
13の液面から空気を銅線150の走行に伴つて
第13図図示矢印Bに示す如く防錆液13中に巻
き込む。すなわち、銅線150は、防錆液13中
に空気を気泡35として取り込みながら走行す
る。 したがつて、本実施例によれば、防錆液に空気
を吹き付けて液面に波立たせているため、防錆液
中に吹き付けエアと、銅線走行による渦流の作用
により防錆液中に気泡を取り込むことができ、こ
の気泡中の酸素の供給によつて銅線表面への防錆
被膜の形成を確実になすことができる。 第5実施例(第14図) 第14図には、本発明の第5実施例が示されて
いる。本実施例は、前記第4実施例に、加えて、
ケースの他方側壁からもエアを吹き付けて、防錆
液の液面をより細かく又はより大きく波立たせる
ようにしたものである。すなわち、ケース1の側
面に設けられている空気吹付装置30に対向した
位置のケース1の側壁には、空気吹付装置40が
設けられている。この空気吹付装置40は、第1
4図に示す如く、その先端が、銅線150の走行
近傍の防錆液13の液面を吹き付けるように構成
されたエアノズル41と、このエアノズル41に
エアを輸送する送風管42と、この送風管42に
エアを送り込むエアポンプ43とによつて構成さ
れている。このエアノズル41は、第4実施例に
おいて用いられているエアノズル31と同様の構
成を有している。 したがつて、本実施例によれば、ケース1の両
側面より防錆液液面にエアを吹き付けるため、防
錆液液面を激しく波立たせたり、あるいは、エア
ノズルから吹き出されるエアの同期を取ることに
よつて防錆液液面を大きく波立たせたりすること
ができ、防錆液中に防錆液液面から気泡として空
気(酸素)を取り込むことができる。このため、
銅線150の表面への防錆被膜の形成を充分に行
うことができる。 第6実施例(第15図、第16図) 第15図、第16図には、本発明の第6実施例
が示されている。本実施例は、前記第1実施例の
効果をさらに助長しようとするもので、前記第1
実施例と異なる点は、防錆液13の液面に波を起
こさせると共に防錆液13に動きを持たせるよう
にした点である。 第15図において、ケース1の一方の側面に
は、各防錆槽3毎に、防錆液噴射装置50が設け
られている。この防錆液噴射装置50は、第16
図に示す如く、その先端が、銅線150走行近傍
の防錆液13の液面に向かつて防錆液を噴射する
ように構成された噴射ノズル51を有している。
この噴射ノズル51には、防錆液13を噴射ノズ
ル51に送り込む送液管52が接続されている。
この送液管52には、防錆液13を送液管52に
送り出すポンプ53が取り付けられている。この
ポンプ53は、ケース1から排出されてくる防錆
液13を循環するようになつている。 なお、本実施例においては、防錆槽3の全槽に
防錆液噴射装置50が設けられているものが示さ
れているが、必ずしも全防錆槽に設ける必要はな
い。他の構成は、第1実施例と同じである。すな
わち、防錆液13の液面下10mm以内の位置を仕切
板2のフエルト10に支持ガイドされて、600〜
1200m/minの線速で浸漬走行する。 次に、本実施例の動作について説明する。 まず、防錆液13が、各防錆槽3に充満された
状態で、防錆液噴射装置50を動作せしめ、噴射
ノズル51から第16図図示矢印Aに示す如く防
錆液13を防錆槽3内の防錆液13の液面に噴射
し、防錆液液面に第16図に示す如き波54を生
ぜしめる。この状態で、防錆液13中に銅線15
0を仕切板2のフエルト10に支持ガイドさせ
て、防錆液面下10mm以内の位置を600〜1200m/
minの線速で走行させる。すると、防錆槽3内の
防錆液13は、銅線150走行近辺で生じる渦流
と(第16図図示矢印B)と液面の波動とによつ
て乱流を生じ、防錆液13の液面から銅線150
の走行によつて第16図図示矢印Cに示す如く、
空気が防錆液13中に巻き込まれる。すなわち、
銅線150は、防錆液中に空気を気泡35として
取り込みながら走行する。 したがつて、本実施例によれば、防錆液に防錆
液を噴射して液面を波立たせているため、防錆液
中に銅線走行の渦流の作用により気泡を取り込む
ことができる。これによつて気泡中の酸素と防錆
液で銅線の表面に防錆膜の形成を充分に行うこと
ができる。 なお、本実施例において、噴射ノズル51から
噴射される防錆液に、空気を混合した、すなわち
気泡の含まれた防錆液を勢いよく噴射すると、よ
り効果的である。 第7実施例(第17図) 第17図には、本発明の第7実施例が示されて
いる。本実施例が、第6実施例と異なる点は、第
6実施例の噴射ノズル51に代えて、シヤワーノ
ズル60を用いた点である。他は、第6実施例と
異なる点はない。 したがつて、本実施例によれば、防錆液13を
シヤワーノズル60によつてシヤワー噴射するた
め、防錆槽3内の防錆液中に噴射させる防錆液が
つき刺さり、この際、防錆槽3内の防錆液中に空
気を巻き込み気泡61を発生させることができ
る。これによつて銅線150走行近辺には、気泡
61が混合した防錆液13が供給されることにな
る。したがつて、銅線150の表面に、防錆液1
3によつて形成される防錆膜の形成に必要な酸素
が充分供給されることになり、銅線150の表面
に防錆膜を均一に高品質に形成することができ
る。
以上説明したように、本発明によれば、防錆槽
の銅線(導体)を浸漬通過させる際、銅線の上部
を防錆液の液面より10mm以内に保持するため、銅
線走行時、防錆液の液面から空気を巻き込み、防
錆液中に気泡を作ることができ、銅線表面の防錆
膜形成反応を順調に促進することができ、銅線表
面に均一で良好な防錆被膜を形成することができ
る。
の銅線(導体)を浸漬通過させる際、銅線の上部
を防錆液の液面より10mm以内に保持するため、銅
線走行時、防錆液の液面から空気を巻き込み、防
錆液中に気泡を作ることができ、銅線表面の防錆
膜形成反応を順調に促進することができ、銅線表
面に均一で良好な防錆被膜を形成することができ
る。
第1図は本発明の適用される銅線の製造装置の
模式図、第2図〜第7図は本発明の第1実施例を
示すもので、第2図防錆処理装置の一部断面正面
図、第3図は防錆処理装置の平面図、第4図は仕
切板の構成図、第5図はフエルトの全体斜視図、
第6図は第1実施例の動作を説明するための防錆
処理装置の一部拡大斜視図、第7図は第1実施例
の動作を説明するための防錆処理装置の断面側面
図、第8図〜第9図は本発明の第2実施例を示す
もので、第8図は防錆処理装置の一部断面全体斜
視図、第9図は第2実施例の動作を説明するため
の防錆処理装置の断面側面図、第10図は本発明
の第3実施例を示す防錆処理装置の断面側面図、
第11図〜第13図は本発明の第4実施例を示す
もので、第11図は防錆処理装置の一部断面全体
斜視図、第12図は第4実施例の動作を説明する
ための防錆処理装置の一部拡大斜視図、第13図
は第4実施例の動作を説明するための防錆処理装
置の断面側面図、第14図は本発明の第5実施例
を示す防錆処理装置の断面側面図、第15図〜第
16図は本発明の第6実施例を示すもので、第1
5図は防錆処理装置の一部断面全体斜視図、第1
6図は第6実施例お動作を説明するための防錆処
理装置の断面側面図、第17図は本発明の第7実
施例の示す防錆処理装置の断面側面図である。 1……ケース、2……仕切板、3……防錆槽、
10……フエルト、11……切込、13……防錆
液、20,25……波立て装置、30,40……
空気吹付装置、50……防錆液噴射装置。
模式図、第2図〜第7図は本発明の第1実施例を
示すもので、第2図防錆処理装置の一部断面正面
図、第3図は防錆処理装置の平面図、第4図は仕
切板の構成図、第5図はフエルトの全体斜視図、
第6図は第1実施例の動作を説明するための防錆
処理装置の一部拡大斜視図、第7図は第1実施例
の動作を説明するための防錆処理装置の断面側面
図、第8図〜第9図は本発明の第2実施例を示す
もので、第8図は防錆処理装置の一部断面全体斜
視図、第9図は第2実施例の動作を説明するため
の防錆処理装置の断面側面図、第10図は本発明
の第3実施例を示す防錆処理装置の断面側面図、
第11図〜第13図は本発明の第4実施例を示す
もので、第11図は防錆処理装置の一部断面全体
斜視図、第12図は第4実施例の動作を説明する
ための防錆処理装置の一部拡大斜視図、第13図
は第4実施例の動作を説明するための防錆処理装
置の断面側面図、第14図は本発明の第5実施例
を示す防錆処理装置の断面側面図、第15図〜第
16図は本発明の第6実施例を示すもので、第1
5図は防錆処理装置の一部断面全体斜視図、第1
6図は第6実施例お動作を説明するための防錆処
理装置の断面側面図、第17図は本発明の第7実
施例の示す防錆処理装置の断面側面図である。 1……ケース、2……仕切板、3……防錆槽、
10……フエルト、11……切込、13……防錆
液、20,25……波立て装置、30,40……
空気吹付装置、50……防錆液噴射装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 伸線機によつて所望線径に成形した銅線をベ
ンゾトリアゾール溶液が満たされた防錆槽内を浸
漬走行せしめて該銅線に防錆処理を施す防錆処理
方法において、上記銅線を上記防錆槽内のベンゾ
トリアゾール溶液の液面下10mm以内を600〜1200
m/分で走行させ、空気を気泡として取り込むよ
うに走行せしめるようにしたことを特徴とする防
錆処理方法。 2 上記銅線の防錆液浸漬走行中に、上記防錆液
面を波立たせるようにしたものであることを特徴
とする特許録請求の範囲第1項記載の防錆処理方
法。 3 上記防錆液面の波立たせは、上記防錆液面に
振動を与えることにより行うものであることを特
徴とする特許録請求の範囲第2項記載の防錆処理
方法。 4 上記防錆液面の波立たせは、上記防錆液面に
風を吹き付けることにより行うものであることを
特徴とする特許録請求の範囲第2項記載の防錆処
理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19866287A JPS6442587A (en) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | Rustproofing method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19866287A JPS6442587A (en) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | Rustproofing method |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6442587A JPS6442587A (en) | 1989-02-14 |
| JPH0333781B2 true JPH0333781B2 (ja) | 1991-05-20 |
Family
ID=16394957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19866287A Granted JPS6442587A (en) | 1987-08-07 | 1987-08-07 | Rustproofing method |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6442587A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5316573A (en) * | 1992-03-12 | 1994-05-31 | International Business Machines Corporation | Corrosion inhibition with CU-BTA |
-
1987
- 1987-08-07 JP JP19866287A patent/JPS6442587A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6442587A (en) | 1989-02-14 |
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