JPH03338A - 構造物用エネルギー吸収装置 - Google Patents

構造物用エネルギー吸収装置

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JPH03338A
JPH03338A JP13549589A JP13549589A JPH03338A JP H03338 A JPH03338 A JP H03338A JP 13549589 A JP13549589 A JP 13549589A JP 13549589 A JP13549589 A JP 13549589A JP H03338 A JPH03338 A JP H03338A
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Hiroshi Tada
博 多田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 41発明の目的 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築物・配管等の構造物に作用する地震等
の周期的エネルギーを吸収するいわゆる構造物用エネル
ギー吸収装置、特にはシリンダ型のエネルギー吸収装置
に関し、更に詳しくは、金属塑性物質のせん断変形に伴
うエネルギー吸収作用を利用したエネルギー吸収装置に
関する。
〔従来の技術〕
金属の塑性変形を利用したシリンダ型エネルギー吸収装
置は、特公昭58−30470号(特開昭48−729
41号)公報により公知である。
この公知技術によれば、シリンダと、このシリンダ内の
軸心方向に沿って貫通状に挿通されたロッドと、該シリ
ンダとロッドとの空所に封入された鉛とからなり、シリ
ンダとロッドとの相対移動により空所部に形成された断
面縮小部を通過することによって鉛がぜん断変形され、
このときのエネルギー消費によって周期エネルギーを吸
収するものである。
しかしながら、上記公知技術においては、例えばロッド
の突起物と位置がシリンダの中心にある場合と、シリン
ダの両端部の近くにある場合によってエネルギー吸収特
性(荷重−変位曲線)が変わる等、一定の特性を発揮さ
せるためにシリンダーロッド・断面縮小部の諸元を一義
的に決め難く、減衰特性が安定しないという問題点があ
る。
更には、鉛の塑性流動化に伴う内圧の増大に対抗する容
器すなわちシリンダの密封化・耐圧化に問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記実情に鑑み、この種のシリンダ型エネルギ
ー吸収装置において、安定したエネルギー吸収特性が得
られ、かつ、厳密な密封精度を要することなく、長期間
安定した性能を維持できる機構のものを提供することを
目的とする。
口1発明の構成 [問題点を解決するための手段] 本発明の構造物用エネルギー吸収装置は上記目的を達成
するため次の技術手段(構成)を採る。
すなわち、相対変位する構造物間に設定されるエネルギ
ー吸収装置であって、一方の構造物に固定される直円筒
状のシリンダ1と、他方の構造物に固定され、前記シリ
ンダ1内の中心軸に沿って配される円柱状のロッド2と
、前記シリンダ1とロッド2との環状空間に塑性流動物
質を封入したせん断変形室3を介して相対間して配され
てなるゴム体4,5と、前記シリンダ1とロッド2との
間に介装され、該ロッド2をシリンダ1の軸方向の移動
を許容し半径方向の移動を規定する規制手段と、からな
ることを特徴とする。
〔作用〕
構造物間に地震動などの強大な周期エネルギーが作用し
、構造物が揺れると、構造物間の相対変位は本エネルギ
ー吸収装置のシリンダ1とロッド2との軸線方向の相対
変位となる。
このシリンダ1とロッドとの相対変位により、船室3に
封入された鉛P及び該船室3の両側に配されたゴム体4
.5はそれぞれせん断変形を受け、鉛Pのせん断抵抗及
びゴム体4.5の変形抵抗に伴うエネルギー吸収作用に
より周期エネルギーを吸収し、構造物間の揺れを減衰さ
せる。
ゴム体4.5は弾性復元力によりシリンダ1とロッド2
とを原位置に復帰させる。
〔実施例〕
本発明の構造物用エネルギー吸収装置の実施例を図面に
基づいて説明する。
第1図〜第3図はその一実施例を示す。すなわち、第1
図はその全体構造を示し、第2図及び第3図はその部分
を示す。
このエネルギー吸収装置Sは、直円筒状のシリンダ1と
、該シリンダ1内の中心軸に沿って一端を突出して配さ
れる円柱状のロッド2と、シリンダ1とロッド2との環
状空間に鉛Pを封入した船室3を介して相対向して配さ
れる第1ゴム体4及び第2ゴム体5と、該第1及び第2
ゴム体45を固定保持する固定リング6.7と、を含み
、また、シリンダ1にはブラケット8が、ロッド2の突
出部にはブラケット9が取り付けられてなる。
以下、各部の細部構造について説明する。
シリンダ1は金属等の硬質体よりなり、その内面におい
て、中央部に所定長さにわたって形成された縮径部10
を挟んで、両端部に向かって拡径部11及び雌ねじ部1
2が形成される。雌ねじ部12の山と由との径すなわち
最小径は拡径部11の径と等しいか、それよりもわずか
に大きくされる。llaは縮径部10と拡径部11との
段部である。
シリンダ1の中心軸に沿って配されるロッド2は、正規
位置において、上述のシリンダ1の縮径部10、拡径部
11、雌ねじ部12に対応して、その外面にそれぞれ、
拡径部14、縮径部15、雄ねし部16が形成される。
雄ねじ部16の山と山との径すなわち最大径は縮径部1
5の径と等しいか、それよりもわずかに小さくされる。
15aは拡径部14と縮径部15との段部である。
ロッド2は一端に突出部17を有する。
せん断変形室としての船室3は、シリンダ1の縮径部1
0とロッド2の拡径部14との間隙において、第1ゴム
体4及び第2ゴム体5によって挟まれる閉塞された環状
空間よりなり、該船室3にエネルギー吸収体としての鉛
Pが封入される。使用される鉛Pは純粋鉛のほかに、鉛
合金あるいは鉛その他の物質との混合物を含む。
ゴム体4.5はともに同一の構成よりなり、外側スリー
ブ18と、内側スリーブエ9と、これらのスリーブ18
.19間に介装されるゴム本体20とからなり、これら
は加硫接着により一体化されている。外側・内側スリー
ブ18.19は所定の厚さを有し、外側スリーブ18の
外径及び長さはシリンダ1の内側の拡径部11に等しく
、内側スリーブ19の内径及び長さはロッド2の外側の
縮径部15に等しい。これによって、ゴム体45はその
外側スリーブ18をもってシリンダ1の拡径部11に、
また、内側スリーブ19をもってロッド2の縮径部15
に密接して嵌合される。
固定リング6.7はともに同一の構成よりなり、外側リ
ング22と内側リング23とからなり、外側リング22
は外側に雄ねじ22aが刻設され、シリンダ1の雌ねじ
12に螺合される。内側リング23は内面に雌ねじ23
aが刻設され、ロッド2の雄ねじ16に螺合される。外
側リング22はその鍔部22bの先端がゴム体4.5の
外側スリーブ18に当接され、内側リング23はその先
端をゴム体4.5の内側スリーブ19に当接される。
外側リング22と内側リング23とは、互いにその内面
22cと外面23bとで摺接し、軸方向の変位を許容し
、半径方向への動き(ぶれ)は拘束される。
従って、固定リング6.7はゴム体4,5を船室3に向
って押圧するとともに半径方向の動きを規定する機能を
もつものであって、この機能を満足するならば他の適宜
手段を採りうる。
ブラケット8はシリンダ1の後部において、該シリンダ
1嵌合された短筒25を介して、取り付けられ、ブラケ
ット9はロッド2の突出部17に嵌合固定によって取り
付けられる。
本実施例のエネルギー吸収装置Sの組立てにおいて、シ
リンダ1内に外周面に鉛Pを固定したロッド2を挿入し
、ロッド2の両端からゴム体4゜5をロッド2の縮径部
15に嵌合させる。次いで、ロッド2の両端から固定リ
ング6.8の外側リング22及び内側リング23をシリ
ンダ及びロッド2のねじ部12.16に螺合させる。外
側・内側リング22.23の締込みにより、ゴム体4.
5をその先端面がシリンダl及びロッド2の段部lla
、15aに当接するまで押し込む。
しかる後、ロッド2の突出部17にブラケット9を取り
付けることにより、組立てが完了する。
(実施例の作用) 本エネルギー吸収装置isはブラケット8.9を介して
、互いに相対運動する構造物間に設置される。
構造物間が地震動等の強大なエネルギーを受けて相対変
位すると、該変位はシリンダ1とロッド2とに伝達され
る。
シリンダ1とロッド2とは固定リング6.7の機能によ
り軸方向変位が選択され、船室3内の鉛P及びゴム体4
.5はこの変位に追従して変形させられる。すなわち、
固定リング6.7はそれらの外側リング22と内側リン
グ23との摺接作用によって軸方向の動きのみが選択さ
れる。
第4図はこの動きを模式的に示す。今、ロッド2が図中
右方向(またはシリンダ1が左方向)へ移動したとする
と、ゴム体4.5はこの変位に容易に追従するものであ
り、鉛Pはこれらのゴム体4.5間に拘束されたもので
あり、ゴム体4,5に押されて変形する。
図示されるように、これらの鉛P及びコム体3゜4の変
形はせん断変形であって、鉛Pはそのせん断変形のため
の抵抗エネルギーを消費し、また、ゴム体4.5はせん
断変形による弾性抵抗エネルギーを消費し、これらのエ
ネルギー消費により、ロッド2の運動に制動がかかる。
ロッド2が左方向へ移動する場合には上述と逆の変形と
なり、この変形に伴う抵抗エネルギーの消費により左方
向への制動がかかり、このようにして、ロッド2の往復
動は急速に減衰される。
第5図はこれらの鉛P及びゴム体4,5のエネルギー吸
収特性(変位−せん断力履歴曲線)を示す。図において
、破線はゴム体4,5のみの履歴曲線であり、実線は鉛
Pとゴム体4,5との複合体の履歴曲線である。
図に示されるように、本複合体は大きなエネルギー吸収
能を示し、また、その勾配(水平剛性)はゴム単体のも
のと同等であり、特性値が確定されている。
従って、このことより、本エネルギー吸収装置の諸元に
対応して本装置ひいては複合体の特性値が確定され、明
確な設計をなすことができる。
本実施例装置Sの作動において、ロッド2はシリンダ1
の軸方向にぐら付くことなく移動が案内され、また、ロ
ッド2のねじれを許容するものである。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能である
。すなわち、以下のB様は本発明の技術的範囲内に包含
されるものである。
(A)第6図及び第7図にゴム体の他の構造を示す。
第6図に示すゴム体4Aは、船室3に対面する端面のゴ
ム本体20の端面20aを膨出状としたものである。こ
の態様によれば、膨出端面20aはその弾性力で常時鉛
Pを予圧し、ゴム体4Aと鉛Pとは一体的に変形し、本
装置のエネルギー吸収特性の応答速度を一層速めること
ができる。
第7図に示すゴム体4Bは、ゴム本体部20を補強板2
7とゴム弾性体28とを交互に積層したいわゆる積層ゴ
ム構造を採る。補強板27の端面ば露出され、鉛Pに密
着する。この態様によれば、ゴム本体部20はより一層
せん断変形能が増大し、補強板27の鉛Pへの食込みも
加わって鉛Pを確実に把持し、鉛Pの鈍せん断変形を促
進させるとともに鉛Pに大きな変形能を付与させること
ができる。これにより、本装置としては大きなエネルギ
ー吸収能を発揮させることができる。
(B)エネルギー吸収体として、鉛のほか、■錫、亜鉛
、アルミニウム、ナトリウム、銅などの金属、■鉛−錫
合金、亜鉛−アルミニウムー銅などの超塑性合金、ある
いは、■ガラスピーズ、金属粉(@球を含む)、セラミ
ック粒などの粒状物質、が使用される。更に、鉛、ある
いは上記■及び■の物質が選ばれる場合は、これらの物
質の2以上の組合わせも可能である。■においても、2
以上の組合わせも適宜採用される。
上記■及び■の物質をエネルギー吸収体として使用する
場合においては、これらの物質は船体と同じくその塑性
流動化に伴うエネルギー吸収により減衰がなされる。
上記■の粒状物質を使用する場合においては、密に詰め
られた粒状物質相互間の摩擦による減衰機能を利用する
ものである。
ハ1発明の効果 本発明の構造物用エネルギー吸収装置は上記構成よりな
り、作用を奏するものであるので、以下の特有の効果を
有する。
■船室に封入された鉛は全体的に鈍せん断変形を受け、
かつ、ゴム体もせん断変形によるばね弾性特性を示すの
で、エネルギー吸収特性が明確であり、本エネルギー吸
収装置を構成する各部材の諸元により一義的に定まり設
計上の自由度が向上する。
■鉛は鈍せん断変形を受けることにより、上記■と相ま
って、内圧の高まりが小さく、このため密封精度を厳密
にする必要がなく、本装置をかつ安価に製作することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の構造物用エネルギー吸収装置の実施例を
示し、第1図はその一実施例の縦断面図、第2図は第1
図のA−A線断面図、第3図は第1図のB−B線断面図
、第4図はその作用を示す模式図、第5図は本実施例装
置のエネルギー吸収特性図、第6図及び第7図は本装置
に使用されるゴム体の他の態様図である。 1・・・シリンダ、2・・・ロッド、3・・・船室(せ
ん断変形室)、4.5・・・ゴム体、6.7−・・固定
リング(規制手段) P・・・鉛 (塑性流動物質)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)相対変位する構造物間に設定されるエネルギー吸収
    装置であって、 一方の構造物に固定される直円筒状のシリンダと、 他方の構造物に固定され、前記シリンダ内の中心軸に沿
    って配される円柱状のロッドと、前記シリンダとロッド
    との環状空間に塑性流動物質を封入したせん断変形室を
    介して相対向して配されてなるゴム体と、 前記シリンダとロッドとの間に介装され、該ロッドをシ
    リンダの軸方向の移動を許容し半径方向の移動を規定す
    る規制手段と、 からなることを特徴とする構造物用エネルギー吸収装置
    。 2)ゴム体は補強板とゴム弾性体とが交互に環状に配さ
    れてなる請求項1に記載の構造物用エネルギー吸収装置
    。 3)ゴム体のせん断変形室に当接する側面は膨出状に形
    成されてなる請求項1に記載の構造物用エネルギー吸収
    装置。
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