JPH033709B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH033709B2 JPH033709B2 JP14332883A JP14332883A JPH033709B2 JP H033709 B2 JPH033709 B2 JP H033709B2 JP 14332883 A JP14332883 A JP 14332883A JP 14332883 A JP14332883 A JP 14332883A JP H033709 B2 JPH033709 B2 JP H033709B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- glycerin
- acid ester
- pva
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明はポリビニールアルコール(以下PVA
と略す)皮膜あるいはフイルムの改質方法に関す
る。 更に詳しくはPVA皮膜あるいはフイルムの吸
湿性、透湿性および可塑性の改善を主目的にした
皮膜あるいはフイルムの改質方法に関するもので
ある。 PVAは数多いプラスチツクスの中にあつて、
水溶性というユニークな特性により、繊維用糊剤
や乳化分散安定剤などの用途で多用されている。
反面、その特性を有するゆえに、食品や医薬の包
材あるいはコーテイング剤向け用途には高い吸湿
性、透湿性のため使用を制限されることになる。
また後者の用途向けとしてはPVA単品では可塑
性も充分ではない。単に可塑性を改善するために
はグリセリンやエタノールアミンを添加すれば解
決されるが、これらを添加すると吸湿性はさらに
高くなつてしまう。 本発明者らはPVA皮膜あるいはフイルムの有
するかかる欠点の解決をはかり食品や医薬の包材
あるいはコーテイング材としての用に供すべく鋭
意検討した結果、使用制限や表示義務のない極め
て安全な食品添加物であるグリセリンモノアセト
モノ脂肪酸エステル、グリセリンモノアセトジ脂
肪酸エステル、グリセリンジアセトモノ脂肪酸エ
ステル(以下前記物質をアセチンフアツトと総称
する)から選ばれる1種または2種以上をPVA
水溶液に添加し、攬拌して得られる乳化液を物体
の外周沿いに噴霧しあるいは乳化液中に物体を浸
漬しあるいは平板上にキヤストし、その後乾燥す
る方法でPVA皮膜あるいはフイルムを調製すれ
ば可塑性、吸湿性および透湿性を同時に解決でき
ることを見い出し、本発明を完成するに至つた。 本発明の方法を更に詳しく説明すると、本発明
でいうPVAはけん化度(モル%)70〜100%のも
ので日本合成化学工業(株)、電気化学工業(株)などか
ら市販されているものが利用出来る。PVAは水
溶液として用いる。水溶液中のPVA含量は使用
するPVAのグレードの違いにより生ずる特性
(特に粘度)によつて調整すべきであるが、一般
的には2〜10%が好ましい。含量を高くしすぎる
と粘度が高くなり後続の乳化工程で生ずる泡が抜
けにくくなつて好ましくない。また含量が低くす
ぎると乾燥に時間がかかりすぎ好ましくない。 本発明で使用されるグリセリンモノアセトモノ
脂肪酸エステル、グリセリンモノアセトジ脂肪酸
エステル、グリセリンジアセトモノ脂肪酸エステ
ルはグリセリンモノ脂肪酸エステルまたはグリセ
リンジ脂肪酸エステルの残存水酸基をアセチル化
して得られるもので該脂肪酸は炭素数8乃至22の
飽和脂肪酸及び不飽和脂肪酸を自由に用いること
ができるが、具体的にはカプリル酸、カプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸などの飽和
脂肪酸、リンデル酸、オレイン酸、リノール酸、
リシノレン酸などの不飽和脂肪酸、またはヤシ
油、パーム油、大豆油、綿実油、牛脂、ラード、
鶏脂、魚油などまたはこれらの硬化油の脂肪酸を
用いることができる。 本発明で使用されるアセチンフアツトは前述の
ようにグリセリンモノ脂肪酸エステルまたはグリ
セリンジ脂肪酸エステルの残存水酸基をアセチル
化して得られるものであるが、水酸基のアセチル
化度が30%以下になると可塑性が不充分になる。
好ましくはアセチル化度は33−100%である。従
つて本発明のグリセリンモノアセトモノ脂肪酸エ
ステル、グリセリンモノアセトジ脂肪酸エステル
及びグリセリンジアセトモノ脂肪酸エステルを単
独で使用しても、2種以上混合しても本発明の目
的に合致する。 本発明におけるアセチンフアツトの添加量は
PVA100重量部に対して5〜60重量部、好ましく
は10〜40重量部である。5重量部より少ないと得
られる皮膜あるいはフイルムの可塑性、吸湿性お
よび透湿性の改善が充分でなく、60重量部より多
いとアセチンフアツトが皮膜あるいはフイルム表
面にブリードして来るという問題が生じ、また皮
膜あるいはフイルムの強度が低下して来る。 次に皮膜あるいはフイルム化の手順であるが、
まず2〜10重量%のPVA水溶液を調製する。つ
いでアセチンフアツトの規定量をさきのPVA水
溶液に加え、ホモゲナイザーを用いて20〜25℃の
温度で2〜3分激しく攬拌し乳化液とする。そし
てこの乳化液を噴霧器を用いて物体の外周に沿つ
て噴霧するか、あるいは乳化液中に物体を20〜30
秒間浸漬するか、あるいは乳化液を脱泡後平板上
にキヤストする。最後に30〜40℃の乾燥空気を通
じた部屋で乾燥すると皮膜あるいはフイルムが調
製できる。 次に実施例をもつて本発明の有用性を具体的に
示す。なお実施例中の部及び%は説明のない限り
重量部、重量%を意味する。 実施例 表1に示した溶液組成のものをホモゲナイザー
で20℃の温度で3分間激しく攬拌して乳化液を得
る。得られた乳化液を脱泡後平板上に仕上がりで
0.1mmのフイルムになるようにキヤストし、次い
で40℃で乾燥して厚さ0.1mmのフイルムを得た。 得られたフイルムの物性を表2に示した。表2
の結果で明らかなように、無添加の比較例1にく
らべ、本発明1〜6は吸湿率、透湿度、伸びの点
で優れている。 また比較例4のようにアセチンフアツトの添加
量が少なすぎると(PVA100部に対して4部)改
善の度合が不充分となり、比較例5のように添加
量が多すぎると(PVA100部に対して70部)ブリ
ードが生じて好ましくない。また比較例2,3の
グリセリン添加区は伸びは改善されるものの吸湿
率は悪くなる。 第2表に示したフイルム物性の評価は次の試験
法で行つた。 (1) ブリード性 キヤステイング法で調製したフイルム表面を指
でなぞつてアセチンフアツトがフイルム表面に滲
出しているか否かを判定。フイルム調製後2週間
後にテストし、滲出のないものを○、滲出してい
るものを×で表示。 (2) 吸湿率 キヤステイング法で調製した厚さ0.1mmのフイ
ルムから5×5cmの大きさの試験片を切り取り、
100℃−1時間の条件で乾燥後、20℃−相対湿度
60%、80%の恒温恒湿器に入れ、24時間後の重量
増加率を測定。 (3) 透湿度 キヤステイング法で調製した厚さ0.1mmのフイ
ルムを用いてJIS−Z0208号記載の透湿カツプ法
に準じて測定。結果は25℃、相対湿度90%の測定
例のアセチンフアツト無添加品を1とした場合の
相対数値を示す。 (4) 引張強度、伸び キヤステイング法で調製した厚さ0.1mmのフイ
ルムを用いてJISK−6723記載の方法に準じて測
定。
と略す)皮膜あるいはフイルムの改質方法に関す
る。 更に詳しくはPVA皮膜あるいはフイルムの吸
湿性、透湿性および可塑性の改善を主目的にした
皮膜あるいはフイルムの改質方法に関するもので
ある。 PVAは数多いプラスチツクスの中にあつて、
水溶性というユニークな特性により、繊維用糊剤
や乳化分散安定剤などの用途で多用されている。
反面、その特性を有するゆえに、食品や医薬の包
材あるいはコーテイング剤向け用途には高い吸湿
性、透湿性のため使用を制限されることになる。
また後者の用途向けとしてはPVA単品では可塑
性も充分ではない。単に可塑性を改善するために
はグリセリンやエタノールアミンを添加すれば解
決されるが、これらを添加すると吸湿性はさらに
高くなつてしまう。 本発明者らはPVA皮膜あるいはフイルムの有
するかかる欠点の解決をはかり食品や医薬の包材
あるいはコーテイング材としての用に供すべく鋭
意検討した結果、使用制限や表示義務のない極め
て安全な食品添加物であるグリセリンモノアセト
モノ脂肪酸エステル、グリセリンモノアセトジ脂
肪酸エステル、グリセリンジアセトモノ脂肪酸エ
ステル(以下前記物質をアセチンフアツトと総称
する)から選ばれる1種または2種以上をPVA
水溶液に添加し、攬拌して得られる乳化液を物体
の外周沿いに噴霧しあるいは乳化液中に物体を浸
漬しあるいは平板上にキヤストし、その後乾燥す
る方法でPVA皮膜あるいはフイルムを調製すれ
ば可塑性、吸湿性および透湿性を同時に解決でき
ることを見い出し、本発明を完成するに至つた。 本発明の方法を更に詳しく説明すると、本発明
でいうPVAはけん化度(モル%)70〜100%のも
ので日本合成化学工業(株)、電気化学工業(株)などか
ら市販されているものが利用出来る。PVAは水
溶液として用いる。水溶液中のPVA含量は使用
するPVAのグレードの違いにより生ずる特性
(特に粘度)によつて調整すべきであるが、一般
的には2〜10%が好ましい。含量を高くしすぎる
と粘度が高くなり後続の乳化工程で生ずる泡が抜
けにくくなつて好ましくない。また含量が低くす
ぎると乾燥に時間がかかりすぎ好ましくない。 本発明で使用されるグリセリンモノアセトモノ
脂肪酸エステル、グリセリンモノアセトジ脂肪酸
エステル、グリセリンジアセトモノ脂肪酸エステ
ルはグリセリンモノ脂肪酸エステルまたはグリセ
リンジ脂肪酸エステルの残存水酸基をアセチル化
して得られるもので該脂肪酸は炭素数8乃至22の
飽和脂肪酸及び不飽和脂肪酸を自由に用いること
ができるが、具体的にはカプリル酸、カプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸などの飽和
脂肪酸、リンデル酸、オレイン酸、リノール酸、
リシノレン酸などの不飽和脂肪酸、またはヤシ
油、パーム油、大豆油、綿実油、牛脂、ラード、
鶏脂、魚油などまたはこれらの硬化油の脂肪酸を
用いることができる。 本発明で使用されるアセチンフアツトは前述の
ようにグリセリンモノ脂肪酸エステルまたはグリ
セリンジ脂肪酸エステルの残存水酸基をアセチル
化して得られるものであるが、水酸基のアセチル
化度が30%以下になると可塑性が不充分になる。
好ましくはアセチル化度は33−100%である。従
つて本発明のグリセリンモノアセトモノ脂肪酸エ
ステル、グリセリンモノアセトジ脂肪酸エステル
及びグリセリンジアセトモノ脂肪酸エステルを単
独で使用しても、2種以上混合しても本発明の目
的に合致する。 本発明におけるアセチンフアツトの添加量は
PVA100重量部に対して5〜60重量部、好ましく
は10〜40重量部である。5重量部より少ないと得
られる皮膜あるいはフイルムの可塑性、吸湿性お
よび透湿性の改善が充分でなく、60重量部より多
いとアセチンフアツトが皮膜あるいはフイルム表
面にブリードして来るという問題が生じ、また皮
膜あるいはフイルムの強度が低下して来る。 次に皮膜あるいはフイルム化の手順であるが、
まず2〜10重量%のPVA水溶液を調製する。つ
いでアセチンフアツトの規定量をさきのPVA水
溶液に加え、ホモゲナイザーを用いて20〜25℃の
温度で2〜3分激しく攬拌し乳化液とする。そし
てこの乳化液を噴霧器を用いて物体の外周に沿つ
て噴霧するか、あるいは乳化液中に物体を20〜30
秒間浸漬するか、あるいは乳化液を脱泡後平板上
にキヤストする。最後に30〜40℃の乾燥空気を通
じた部屋で乾燥すると皮膜あるいはフイルムが調
製できる。 次に実施例をもつて本発明の有用性を具体的に
示す。なお実施例中の部及び%は説明のない限り
重量部、重量%を意味する。 実施例 表1に示した溶液組成のものをホモゲナイザー
で20℃の温度で3分間激しく攬拌して乳化液を得
る。得られた乳化液を脱泡後平板上に仕上がりで
0.1mmのフイルムになるようにキヤストし、次い
で40℃で乾燥して厚さ0.1mmのフイルムを得た。 得られたフイルムの物性を表2に示した。表2
の結果で明らかなように、無添加の比較例1にく
らべ、本発明1〜6は吸湿率、透湿度、伸びの点
で優れている。 また比較例4のようにアセチンフアツトの添加
量が少なすぎると(PVA100部に対して4部)改
善の度合が不充分となり、比較例5のように添加
量が多すぎると(PVA100部に対して70部)ブリ
ードが生じて好ましくない。また比較例2,3の
グリセリン添加区は伸びは改善されるものの吸湿
率は悪くなる。 第2表に示したフイルム物性の評価は次の試験
法で行つた。 (1) ブリード性 キヤステイング法で調製したフイルム表面を指
でなぞつてアセチンフアツトがフイルム表面に滲
出しているか否かを判定。フイルム調製後2週間
後にテストし、滲出のないものを○、滲出してい
るものを×で表示。 (2) 吸湿率 キヤステイング法で調製した厚さ0.1mmのフイ
ルムから5×5cmの大きさの試験片を切り取り、
100℃−1時間の条件で乾燥後、20℃−相対湿度
60%、80%の恒温恒湿器に入れ、24時間後の重量
増加率を測定。 (3) 透湿度 キヤステイング法で調製した厚さ0.1mmのフイ
ルムを用いてJIS−Z0208号記載の透湿カツプ法
に準じて測定。結果は25℃、相対湿度90%の測定
例のアセチンフアツト無添加品を1とした場合の
相対数値を示す。 (4) 引張強度、伸び キヤステイング法で調製した厚さ0.1mmのフイ
ルムを用いてJISK−6723記載の方法に準じて測
定。
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 ポリビニールアルコール皮膜あるいはフイル
ムを形成する際に、ポリビニールアルコール水溶
液にグリセリンモノアセトモノ脂肪酸エステル、
グリセリンモノアセトジ脂肪酸エステル、グリセ
リンジアセトモノ脂肪酸エステルから選ばれる1
種または2種以上を添加し、攬拌して得られる乳
化液を物体の外周沿いに噴霧し、あるいは乳化液
中に物体を浸漬し、あるいは平板上にキヤストし
た後乾燥して皮膜化あるいはフイルム化すること
を特徴とするポリビニールアルコール皮膜あるい
はフイルムの改質方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14332883A JPS6035046A (ja) | 1983-08-05 | 1983-08-05 | ポリビニ−ルアルコ−ル皮膜あるいはフイルムの改質方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14332883A JPS6035046A (ja) | 1983-08-05 | 1983-08-05 | ポリビニ−ルアルコ−ル皮膜あるいはフイルムの改質方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6035046A JPS6035046A (ja) | 1985-02-22 |
| JPH033709B2 true JPH033709B2 (ja) | 1991-01-21 |
Family
ID=15336226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14332883A Granted JPS6035046A (ja) | 1983-08-05 | 1983-08-05 | ポリビニ−ルアルコ−ル皮膜あるいはフイルムの改質方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6035046A (ja) |
-
1983
- 1983-08-05 JP JP14332883A patent/JPS6035046A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6035046A (ja) | 1985-02-22 |
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