JPH0337768Y2 - - Google Patents
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- JPH0337768Y2 JPH0337768Y2 JP1982144493U JP14449382U JPH0337768Y2 JP H0337768 Y2 JPH0337768 Y2 JP H0337768Y2 JP 1982144493 U JP1982144493 U JP 1982144493U JP 14449382 U JP14449382 U JP 14449382U JP H0337768 Y2 JPH0337768 Y2 JP H0337768Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、圧延工程における赤熱鋼材のデスケ
ールを目的とした回転ブラシに関する。
ールを目的とした回転ブラシに関する。
従来技術とその問題点
鋼材を熱間圧延するに際し、該鋼材を加熱炉内
で高温加熱すると、加熱炉内が酸化性雰囲気のた
め上記鋼材表面に多量のスケールを発生する。こ
のスケールは圧延ロールの摩耗を早めたり、製品
表面にスケール欠陥を発生させて製品価値を低下
させることとなる。このスケールを除去するため
従来においては、高圧水で上記赤熱鋼材のスケー
ルを吹き飛ばす高圧水噴射デスケール方式が用い
られていた。この方式によれば上述より明らかな
ように赤熱鋼材の表面に強固に付着されているス
ケールを高圧の噴射水を吹きつけて除去せんとす
るものであるから、水圧を高めるポンプを駆動す
るための多大な電力消費と、噴射のための多量な
水消費とを伴う問題を有していた。殊に赤熱鋼材
の表面に多量の水を噴射するために該圧延に供す
る赤熱鋼材を逆に冷却して温度低下を来すことと
なり、このため加熱炉において前記の温度低下分
だけ余分に加熱しておく必要があり、その累積エ
ネルギー損は極めて甚大で大きな企業負担となつ
ていた。
で高温加熱すると、加熱炉内が酸化性雰囲気のた
め上記鋼材表面に多量のスケールを発生する。こ
のスケールは圧延ロールの摩耗を早めたり、製品
表面にスケール欠陥を発生させて製品価値を低下
させることとなる。このスケールを除去するため
従来においては、高圧水で上記赤熱鋼材のスケー
ルを吹き飛ばす高圧水噴射デスケール方式が用い
られていた。この方式によれば上述より明らかな
ように赤熱鋼材の表面に強固に付着されているス
ケールを高圧の噴射水を吹きつけて除去せんとす
るものであるから、水圧を高めるポンプを駆動す
るための多大な電力消費と、噴射のための多量な
水消費とを伴う問題を有していた。殊に赤熱鋼材
の表面に多量の水を噴射するために該圧延に供す
る赤熱鋼材を逆に冷却して温度低下を来すことと
なり、このため加熱炉において前記の温度低下分
だけ余分に加熱しておく必要があり、その累積エ
ネルギー損は極めて甚大で大きな企業負担となつ
ていた。
また上記高圧噴射水の吹きつけのみでは上記ス
ケールを完全に飛散除去することができず、製品
表面のスケール欠陥を未然に防止する手段として
は不充分であつた。
ケールを完全に飛散除去することができず、製品
表面のスケール欠陥を未然に防止する手段として
は不充分であつた。
そこで考案者等は上記課題を解決すべく種々研
究の結果、回転ブラシを赤熱鋼材表面に作用させ
てデスケールするブラシデスケール方式を開発す
るに至つた。然しながらこのブラシデスケール方
式によれば上記高圧水噴射デスケールの熱損と水
消費等の問題を一挙に解消し得るものの、ブラシ
素材として柔らかい赤熱鋼材表面に傷を発生させ
ない細い単線を適用した場合、腰が弱く本考案の
目的とする高熱の鋼材表面に作用させた場合、そ
の熱脆化も手伝つて第1図に示すように赤熱鋼材
1の表面に作用する単線2の先端部2aが回転ブ
ラシの回転方向Pと逆方向に一様に曲げられて短
時間で曲癖2a′及び座拙を発生し、この結果、曲
癖2a′が生ずる前の回転ブラシの径に対して曲癖
2a′が付いた同回転ブラシの径がh分だけ小径に
なり、デスケール作用が低下する問題があり、こ
のため、回転ブラシを新品と頻繁に取替えなけれ
ばならず、採算的に全く実用に供し得ないという
大きな問題があつた。
究の結果、回転ブラシを赤熱鋼材表面に作用させ
てデスケールするブラシデスケール方式を開発す
るに至つた。然しながらこのブラシデスケール方
式によれば上記高圧水噴射デスケールの熱損と水
消費等の問題を一挙に解消し得るものの、ブラシ
素材として柔らかい赤熱鋼材表面に傷を発生させ
ない細い単線を適用した場合、腰が弱く本考案の
目的とする高熱の鋼材表面に作用させた場合、そ
の熱脆化も手伝つて第1図に示すように赤熱鋼材
1の表面に作用する単線2の先端部2aが回転ブ
ラシの回転方向Pと逆方向に一様に曲げられて短
時間で曲癖2a′及び座拙を発生し、この結果、曲
癖2a′が生ずる前の回転ブラシの径に対して曲癖
2a′が付いた同回転ブラシの径がh分だけ小径に
なり、デスケール作用が低下する問題があり、こ
のため、回転ブラシを新品と頻繁に取替えなけれ
ばならず、採算的に全く実用に供し得ないという
大きな問題があつた。
そこで本考案は、上述した従来の各問題点を解
決すべく創案されたもので、上記高圧水噴射デス
ケール方式の課題を解決すべく提供されたブラシ
デスケール方式の利点を活かしつつ、同ブラシデ
スケール方式の問題点である上記実用上の欠点を
効果的に解消し、赤熱鋼材のデスケール目的を的
確に遂行し得る長寿命で且つデスケール効果の高
い回転ブラシを提供せんとするものである。
決すべく創案されたもので、上記高圧水噴射デス
ケール方式の課題を解決すべく提供されたブラシ
デスケール方式の利点を活かしつつ、同ブラシデ
スケール方式の問題点である上記実用上の欠点を
効果的に解消し、赤熱鋼材のデスケール目的を的
確に遂行し得る長寿命で且つデスケール効果の高
い回転ブラシを提供せんとするものである。
問題点を解決するための手段
本考案は上記問題点を解決する手段として、複
数本の太さ0.1〜0.4mmの範囲で選択した細い鋼線
と同0.3〜0.6mmの範囲で選択した太い鋼線にて太
さ1〜5mmの範囲で混合波形付撚線を形成し、こ
の混合波形付撚線にて回転ブラシを形成し、該回
転ブラシの外層部に上記混合波形付撚線の先端部
を撚り戻して上記太い鋼線と細い鋼線の波形撚癖
付単線の密集から成る研掃部を形成し赤熱鋼材の
デスケールを行なうように構成したものである。
数本の太さ0.1〜0.4mmの範囲で選択した細い鋼線
と同0.3〜0.6mmの範囲で選択した太い鋼線にて太
さ1〜5mmの範囲で混合波形付撚線を形成し、こ
の混合波形付撚線にて回転ブラシを形成し、該回
転ブラシの外層部に上記混合波形付撚線の先端部
を撚り戻して上記太い鋼線と細い鋼線の波形撚癖
付単線の密集から成る研掃部を形成し赤熱鋼材の
デスケールを行なうように構成したものである。
作 用
本考案は上記構成の回転ブラシを赤熱鋼材のデ
スケールに供したところ、上記撚り戻しが爾後の
さばけを誘発して腰の強い太い鋼線から成る波形
撚癖付単線の集合と研掃効果に優れた細い鋼線か
ら成る波形撚癖付単線の集合とが夫々の特徴を発
揮して赤熱鋼材表面に相乗して作用し、後述する
実験結果に示すような高いデスケール効果をあげ
ることができた。これによつて従来のブラシデス
ケール方式における回転ブラシ表面の鏡面化、鋼
線の座拙、これによるデスケール能力の短期喪失
等の問題を有効に解決できた。
スケールに供したところ、上記撚り戻しが爾後の
さばけを誘発して腰の強い太い鋼線から成る波形
撚癖付単線の集合と研掃効果に優れた細い鋼線か
ら成る波形撚癖付単線の集合とが夫々の特徴を発
揮して赤熱鋼材表面に相乗して作用し、後述する
実験結果に示すような高いデスケール効果をあげ
ることができた。これによつて従来のブラシデス
ケール方式における回転ブラシ表面の鏡面化、鋼
線の座拙、これによるデスケール能力の短期喪失
等の問題を有効に解決できた。
実施例
以下、本考案の構成を一実施例として示した第
2図乃至第10図に基いて説明する。
2図乃至第10図に基いて説明する。
第2図は本考案に係る回転ブラシを実施した圧
延ラインの概要を示す側面図であつて、3は赤熱
鋼材1を圧延ロール4に向けて移送するテーブル
ローラー、5は上記圧延ロール4のバツクアツプ
ロールである。7はエアーシリンダー8による押
圧下で上記赤熱鋼材1の表面に該赤熱鋼材1の移
送方向に対して逆方向に高速回転しながら摺接す
るデスケール用回転ブラシであつて、この回転ブ
ラシ7は、第3図Aに示すように複数本の細いス
テンレス製の鋼線9(Φ0.1〜0.4mm)と複数本の
上記鋼線9より若干太い鋼線9a(Φ0.3〜0.6mm)
とを混合(太い鋼線9aを60〜70%、細い鋼線9
を30〜40%で混合)して第3図Bに示すように互
いに巻きつくように撚り合せて1本の撚線10と
する。この撚線10を波形状に折り曲げて混合波
形付撚線11とするか、或は第4図Aに示すよう
に上記混合波形付撚線11の外周に巻装鋼線9b
をスパイラル状にラツピングした混合波形付撚線
11aとし、この何れかを単位素材として上記チ
ヤンネル形ブラシロール又はデイスク形ブラシロ
ールから成る回転ブラシ7を構成すると共に、上
記各混合波形付撚線11又は11aの先端部分に
撚り戻し力を与えて、第4図Bに示すように撚り
戻し、この撚り戻しにより上記回転ブラシ7の外
層部に細径と太径の波形撚癖付単線12の密集か
らなる研掃部13を形成する。
延ラインの概要を示す側面図であつて、3は赤熱
鋼材1を圧延ロール4に向けて移送するテーブル
ローラー、5は上記圧延ロール4のバツクアツプ
ロールである。7はエアーシリンダー8による押
圧下で上記赤熱鋼材1の表面に該赤熱鋼材1の移
送方向に対して逆方向に高速回転しながら摺接す
るデスケール用回転ブラシであつて、この回転ブ
ラシ7は、第3図Aに示すように複数本の細いス
テンレス製の鋼線9(Φ0.1〜0.4mm)と複数本の
上記鋼線9より若干太い鋼線9a(Φ0.3〜0.6mm)
とを混合(太い鋼線9aを60〜70%、細い鋼線9
を30〜40%で混合)して第3図Bに示すように互
いに巻きつくように撚り合せて1本の撚線10と
する。この撚線10を波形状に折り曲げて混合波
形付撚線11とするか、或は第4図Aに示すよう
に上記混合波形付撚線11の外周に巻装鋼線9b
をスパイラル状にラツピングした混合波形付撚線
11aとし、この何れかを単位素材として上記チ
ヤンネル形ブラシロール又はデイスク形ブラシロ
ールから成る回転ブラシ7を構成すると共に、上
記各混合波形付撚線11又は11aの先端部分に
撚り戻し力を与えて、第4図Bに示すように撚り
戻し、この撚り戻しにより上記回転ブラシ7の外
層部に細径と太径の波形撚癖付単線12の密集か
らなる研掃部13を形成する。
既知のようにチヤンネル形ブラシロールはブラ
シ素材の基部をU形チヤンネルで挟着し、このチ
ヤンネルをロールの周面に螺旋状に密着巻きして
形成され、又デイスク形ブラシロールは円盤形デ
イスクの周縁に形成した多数の孔にブラシ素材の
束を挿入して放射状に植装し、このデイスクをロ
ールに多数枚挿入して形成される。このようにし
て構成された回転ブラシ7を赤熱鋼材1の移動方
向に対し逆方向に高速回転しながら上記赤熱鋼材
1の表面に圧下をかけながらデスケールを行な
う。
シ素材の基部をU形チヤンネルで挟着し、このチ
ヤンネルをロールの周面に螺旋状に密着巻きして
形成され、又デイスク形ブラシロールは円盤形デ
イスクの周縁に形成した多数の孔にブラシ素材の
束を挿入して放射状に植装し、このデイスクをロ
ールに多数枚挿入して形成される。このようにし
て構成された回転ブラシ7を赤熱鋼材1の移動方
向に対し逆方向に高速回転しながら上記赤熱鋼材
1の表面に圧下をかけながらデスケールを行な
う。
上記回転ブラシ7を構成する単位素材である混
合波形付撚線11又は11aは第5図に示すよう
に断面円形の鋼線9,9aの集合束で形成する
か、或は第6図に示すように断面円形の鋼線9と
断面角形の鋼線9a′との混合集合束で形成する。
合波形付撚線11又は11aは第5図に示すよう
に断面円形の鋼線9,9aの集合束で形成する
か、或は第6図に示すように断面円形の鋼線9と
断面角形の鋼線9a′との混合集合束で形成する。
上述した混合波形付撚線を単位素材として構成
した本考案の回転ブラシ適用の場合と単線を単位
素材として構成した従来の回転ブラシ適用の場合
とのデスケール率、ブラシ径の減少率及び赤熱鋼
材に対する線状傷模様発生率につき調査した結果
を第8図乃至第10図に示す。この実験試料に供
した本考案の混合波形付撚線11,11aは太い
鋼線9aがΦ0.6mm、細い鋼線9がΦ0.25mmであ
る。
した本考案の回転ブラシ適用の場合と単線を単位
素材として構成した従来の回転ブラシ適用の場合
とのデスケール率、ブラシ径の減少率及び赤熱鋼
材に対する線状傷模様発生率につき調査した結果
を第8図乃至第10図に示す。この実験試料に供
した本考案の混合波形付撚線11,11aは太い
鋼線9aがΦ0.6mm、細い鋼線9がΦ0.25mmであ
る。
第8図はデスケールにおける本考案の混合波形
付撚線11使用の場合と、従来の単線使用の場合
のデスケール率を示すもので、×印は上記従来の
単線のデータを示し、○印は本考案の混合波形付
撚線11のデータを示す。この第8図によれば、
従来の単位素材が単線の場合には径が0.2〜1.0mm
の範囲内では高レベルのデスケール率が得られる
が(このような線径では後記する第9図のデータ
に示すように実用に供し得ない)、1.0〜3.0mmの
範囲内では急激にデスケール率が低下し、3.0〜
5.0mmの範囲内ではほぼ同じ低いデスケール率で
推移し使用に供し得ないことが判る。
付撚線11使用の場合と、従来の単線使用の場合
のデスケール率を示すもので、×印は上記従来の
単線のデータを示し、○印は本考案の混合波形付
撚線11のデータを示す。この第8図によれば、
従来の単位素材が単線の場合には径が0.2〜1.0mm
の範囲内では高レベルのデスケール率が得られる
が(このような線径では後記する第9図のデータ
に示すように実用に供し得ない)、1.0〜3.0mmの
範囲内では急激にデスケール率が低下し、3.0〜
5.0mmの範囲内ではほぼ同じ低いデスケール率で
推移し使用に供し得ないことが判る。
これに対し本考案の混合波形付撚線適用の場合
には1.0〜5.0mmの範囲内で全て一様に高いレベル
のデスケール率が得られることを示している。更
に第9図はデスケールにおける本考案の混合波形
付撚線11適用の場合と、従来の単線適用の場合
の、夫々の素材径に応じた回転ブラシ径の減少率
から、その性能を調べた結果を示すもので、×印
は従来の場合を示し、○印は本考案の混合波形付
撚線11の場合を示す。この第9図によれば、×
印の場合には0.2〜2.0mmの範囲内では径が太くな
るに従つて回転ブラシ径の減少率が急激に低下
し、2.0〜5.0mmの範囲内ではほぼ同じ低い減少率
で推移し、回転ブラシ径の縮小は認められないが
上記単線径の範囲では第8図で示すごとくデスケ
ール率が著しく低下し実用に供し得ない。
には1.0〜5.0mmの範囲内で全て一様に高いレベル
のデスケール率が得られることを示している。更
に第9図はデスケールにおける本考案の混合波形
付撚線11適用の場合と、従来の単線適用の場合
の、夫々の素材径に応じた回転ブラシ径の減少率
から、その性能を調べた結果を示すもので、×印
は従来の場合を示し、○印は本考案の混合波形付
撚線11の場合を示す。この第9図によれば、×
印の場合には0.2〜2.0mmの範囲内では径が太くな
るに従つて回転ブラシ径の減少率が急激に低下
し、2.0〜5.0mmの範囲内ではほぼ同じ低い減少率
で推移し、回転ブラシ径の縮小は認められないが
上記単線径の範囲では第8図で示すごとくデスケ
ール率が著しく低下し実用に供し得ない。
これに対し、○印の場合には上記×印の2.0mm
以上の場合とほぼ同じ低い減少率で推移すること
を示し、加えて第8図で説明した高デスケール率
が得られる。このことから混合波形付撚線11を
赤熱鋼材表面のスケール研掃に使用することによ
り、デスケール性能を高度に保ちつつ、同ブラシ
径の減少率の低い長寿命の回転ブラシが得られる
ことが判る。
以上の場合とほぼ同じ低い減少率で推移すること
を示し、加えて第8図で説明した高デスケール率
が得られる。このことから混合波形付撚線11を
赤熱鋼材表面のスケール研掃に使用することによ
り、デスケール性能を高度に保ちつつ、同ブラシ
径の減少率の低い長寿命の回転ブラシが得られる
ことが判る。
更に第10図はデスケールにおける混合波形付
撚線11適用の場合と、単線適用の場合の夫々の
赤熱鋼材1表面の線状傷模様発生率からその性能
を調べた結果を示すもので、×印は従来の単線適
用の場合を示し、○印は本考案の混合波形付撚線
11適用の場合を示す。この第10図によれば、
×印の場合には径が0.2〜0.8mmの範囲内では無に
近い状態の線状傷模様発生率で推移するが(この
範囲では実用に供し得ないことは前述の通りであ
る)、前記デスケール率の高い0.8〜5.0mmの範囲
内では径が太くなるに従つて線状傷模様発生率が
高くなり実用に供し得ないものであることが判
る。
撚線11適用の場合と、単線適用の場合の夫々の
赤熱鋼材1表面の線状傷模様発生率からその性能
を調べた結果を示すもので、×印は従来の単線適
用の場合を示し、○印は本考案の混合波形付撚線
11適用の場合を示す。この第10図によれば、
×印の場合には径が0.2〜0.8mmの範囲内では無に
近い状態の線状傷模様発生率で推移するが(この
範囲では実用に供し得ないことは前述の通りであ
る)、前記デスケール率の高い0.8〜5.0mmの範囲
内では径が太くなるに従つて線状傷模様発生率が
高くなり実用に供し得ないものであることが判
る。
これに対し○印の場合には径を太くし、充分に
腰を強くしても無に近い状態の線状傷模様発生率
で推移し、柔かく損傷し易い赤熱鋼材のデスケー
ル用として前記混合波形付撚線11が良好な適性
を有するものであることが判る。
腰を強くしても無に近い状態の線状傷模様発生率
で推移し、柔かく損傷し易い赤熱鋼材のデスケー
ル用として前記混合波形付撚線11が良好な適性
を有するものであることが判る。
上述した各調査データから判明するように、
1.0〜5.0mmの範囲内の前記構成の混合波形付撚線
11を単位素材とした回転ブラシを適用すれば、
デスケール率、ブラシ径の減少率、線状傷模様発
生率の全ての面でその性能を満足する結果が得ら
れることが判る。
1.0〜5.0mmの範囲内の前記構成の混合波形付撚線
11を単位素材とした回転ブラシを適用すれば、
デスケール率、ブラシ径の減少率、線状傷模様発
生率の全ての面でその性能を満足する結果が得ら
れることが判る。
更に上記各調査データは0.2〜0.8mmの鋼線が上
記混合波形付撚線の素材として最適であることを
も示唆している。
記混合波形付撚線の素材として最適であることを
も示唆している。
考案の効果
而して、本考案によれば、前記した作用効果に
よつて、前記高圧水噴射デスケール方式に代る回
転ブラシデスケール方式を実用化する上で極めて
有効であり、同方式の欠点であるブラシ素線の腰
折れ、即ち、回転ブラシ径の減少等の問題を有効
に防止し、赤熱鋼材のデスケール目的を的確に遂
行させることができる。更に、上記混合波形付撚
線の先端部分の撚り合せを撚り戻し、この撚り戻
しにより上記回転ブラシ外層部に研掃効果に優れ
た細い鋼線と腰の強い太い鋼線の波形撚癖付単線
の密集からなる研掃部を形成し、該研掃部を上記
赤熱鋼材の表面に作用させるようにしたので、撚
線の特徴を活かしながら太い鋼線と細い鋼線の波
形撚癖付単線の利点を併有させて、しかもこの単
線の密集度を高めてデスケールを効果的なものと
する。加えて鋼線からなる波形付撚線はさばけ難
く使用によつて先端が平滑にない易いが、上記撚
り戻された研掃部を予め形成しておくことによ
り、使用に伴ない引き続き撚り戻しを誘引させる
ことができ、常時上記研掃部の存在下で上記デス
ケールに供し得る。又撚り合せて撚癖が与えられ
ているので上記撚り戻しに伴い極めて容易に波形
撚癖付単線の密集状態を形成することができる。
よつて、前記高圧水噴射デスケール方式に代る回
転ブラシデスケール方式を実用化する上で極めて
有効であり、同方式の欠点であるブラシ素線の腰
折れ、即ち、回転ブラシ径の減少等の問題を有効
に防止し、赤熱鋼材のデスケール目的を的確に遂
行させることができる。更に、上記混合波形付撚
線の先端部分の撚り合せを撚り戻し、この撚り戻
しにより上記回転ブラシ外層部に研掃効果に優れ
た細い鋼線と腰の強い太い鋼線の波形撚癖付単線
の密集からなる研掃部を形成し、該研掃部を上記
赤熱鋼材の表面に作用させるようにしたので、撚
線の特徴を活かしながら太い鋼線と細い鋼線の波
形撚癖付単線の利点を併有させて、しかもこの単
線の密集度を高めてデスケールを効果的なものと
する。加えて鋼線からなる波形付撚線はさばけ難
く使用によつて先端が平滑にない易いが、上記撚
り戻された研掃部を予め形成しておくことによ
り、使用に伴ない引き続き撚り戻しを誘引させる
ことができ、常時上記研掃部の存在下で上記デス
ケールに供し得る。又撚り合せて撚癖が与えられ
ているので上記撚り戻しに伴い極めて容易に波形
撚癖付単線の密集状態を形成することができる。
更に本考案によれば、混合波形付撚線を二種類
以上の径の異なる複数の鋼線で形成したから細い
鋼線の弱点であるブラシ径の減少率の高い点を太
い鋼線で補ない、太い構成の弱点である線状傷模
様発生率の高い点を細い鋼線で補なう作用効果が
得られ、加えて撚線を波形に形成したからこの波
形と撚り戻し癖による波形との複合作用で赤熱鋼
材の表面への圧下力に対してブラシが曲りにくく
復元力に富み良好なデスケールを達成する長寿命
の回転ブラシを提供することができる。
以上の径の異なる複数の鋼線で形成したから細い
鋼線の弱点であるブラシ径の減少率の高い点を太
い鋼線で補ない、太い構成の弱点である線状傷模
様発生率の高い点を細い鋼線で補なう作用効果が
得られ、加えて撚線を波形に形成したからこの波
形と撚り戻し癖による波形との複合作用で赤熱鋼
材の表面への圧下力に対してブラシが曲りにくく
復元力に富み良好なデスケールを達成する長寿命
の回転ブラシを提供することができる。
第1図は単線から成る回転ブラシを赤熱鋼材表
面に作用させた場合の曲癖による同回転ブラシ径
の減少現象を示す説明図、第2図乃至第10図は
本考案の一実施例を示し、第2図は本考案の回転
ブラシを実施した圧延ラインの概要を示す側面
図、第3図Aは撚線を形成する鋼線の拡大図、同
図Bは混合波形付撚線を形成する撚線拡大図、同
図Cは混合波形付撚線拡大図、第4図Aはラツピ
ングを施した混合波形付撚線拡大図、同図Bは撚
り戻しによる研掃部を構成した上記混合波形付撚
線の拡大図、第5図は上記混合波形付撚線を断面
円形の鋼線の集合体で形成した場合の拡大平面
図、第6図は同断面円形の鋼線と断面多角形の鋼
線との混合集合体で形成した場合の拡大平面図、
第7図は上記混合波形付撚線から成る回転ブラシ
によるデスケール状態の同正面図、第8図は混合
波形付撚線と単線使用の場合のデスケール率を示
すグラフ、第9図は同回転ブラシ径の減少率を示
すグラフ、第10図は同線状傷模様発生率を示す
グラフである。 1……赤熱鋼材、7……回転ブラシ、9……細
い鋼線、9a……太い鋼線、10……撚線、1
1,11a……混合波形付撚線、12……波形撚
癖付単線、13……研掃部。
面に作用させた場合の曲癖による同回転ブラシ径
の減少現象を示す説明図、第2図乃至第10図は
本考案の一実施例を示し、第2図は本考案の回転
ブラシを実施した圧延ラインの概要を示す側面
図、第3図Aは撚線を形成する鋼線の拡大図、同
図Bは混合波形付撚線を形成する撚線拡大図、同
図Cは混合波形付撚線拡大図、第4図Aはラツピ
ングを施した混合波形付撚線拡大図、同図Bは撚
り戻しによる研掃部を構成した上記混合波形付撚
線の拡大図、第5図は上記混合波形付撚線を断面
円形の鋼線の集合体で形成した場合の拡大平面
図、第6図は同断面円形の鋼線と断面多角形の鋼
線との混合集合体で形成した場合の拡大平面図、
第7図は上記混合波形付撚線から成る回転ブラシ
によるデスケール状態の同正面図、第8図は混合
波形付撚線と単線使用の場合のデスケール率を示
すグラフ、第9図は同回転ブラシ径の減少率を示
すグラフ、第10図は同線状傷模様発生率を示す
グラフである。 1……赤熱鋼材、7……回転ブラシ、9……細
い鋼線、9a……太い鋼線、10……撚線、1
1,11a……混合波形付撚線、12……波形撚
癖付単線、13……研掃部。
Claims (1)
- 圧延工程における赤熱鋼材の表面に作用させ
て、該赤熱鋼材のスケールを研掃する回転ブラシ
であつて、細い鋼線を太さ0.1〜0.4mmの範囲で選
択すると共に、太い鋼線を太さ0.3〜0.6mmの範囲
で選択し、該範囲の複数本の太い鋼線と細い鋼線
を互いに巻きつくように撚り合せると共に波形に
して混合波形付撚線を形成し、この混合波形付撚
線を太さ1〜5mmの範囲に設定し、該範囲の混合
波形付撚線を単位素材として上記回転ブラシを構
成すると共に、上記各単位素材の先端部分を撚り
戻して上記回転ブラシ外層部に上記細い鋼線と太
い鋼線の波形撚癖付単線の密集からなる研掃部を
形成し、該研掃部で上記赤熱鋼材のデスケールを
行なうことを特徴とする熱間圧延鋼材のデスケー
ル用回転ブラシ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14449382U JPS5949411U (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | 熱間圧延鋼材のデスケ−ル用回転ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14449382U JPS5949411U (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | 熱間圧延鋼材のデスケ−ル用回転ブラシ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5949411U JPS5949411U (ja) | 1984-04-02 |
| JPH0337768Y2 true JPH0337768Y2 (ja) | 1991-08-09 |
Family
ID=30322203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14449382U Granted JPS5949411U (ja) | 1982-09-24 | 1982-09-24 | 熱間圧延鋼材のデスケ−ル用回転ブラシ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5949411U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6422205A (en) * | 1987-07-20 | 1989-01-25 | Yoshinobu Shito | Production of metal brush material |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5330776U (ja) * | 1976-08-23 | 1978-03-16 |
-
1982
- 1982-09-24 JP JP14449382U patent/JPS5949411U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5949411U (ja) | 1984-04-02 |
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