JPH0338355B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0338355B2 JPH0338355B2 JP22721486A JP22721486A JPH0338355B2 JP H0338355 B2 JPH0338355 B2 JP H0338355B2 JP 22721486 A JP22721486 A JP 22721486A JP 22721486 A JP22721486 A JP 22721486A JP H0338355 B2 JPH0338355 B2 JP H0338355B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- columnar crystals
- current density
- high current
- occur
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、電気亜鉛メツキ鋼板の柱状結晶防止
方法に関するものである。 詳しくは、高電流密度によりメツキを施す場合
に柱状結晶を防止するものである。 (従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点) 電気亜鉛メツキにおいて、メツキ付着量20g/
m2以下のメツキに際してはメツキ浴組成:
Zn+260g/、H2SO4:20g/、助剤100g/
で電流密度120〜130A/dm2、ラインスピード
20〜30m/分で操業するのが通例である。 しかして、例えばラインスピードを上げ生産性
を向上させる場合は高電流密度にすることが必要
となる。このように高電流密度にすると、Zn+2
の電析において、鋼板表面が不均一であることか
ら電析の起り易い部分と、起り難い部分があり、
電析の起り易い部分での亜鉛の結晶成長が急速に
進行し、表面が凹凸状の柱状結晶となり、この結
晶化はメツキ付着量60g/m2以上の厚メツキで生
じやすく、とりわけ90g/m2以上では顕著にな
る。このようなメツキ製品においては、プレス加
工時のカジリ発生、メツキ密着性等の品質欠陥に
なる等の欠点をともなうものである。 本発明は、このような欠点を有利に解決するた
めなされたものである。 (問題を解決するための手段) 本発明の特徴とするところは、メツキ浴組成と
して、Zn+2≧80g/、H2SO4≧30g/、電
導度助剤≦50g/の浴で、電流密度100A/d
m2以上の高電流密度でメツキすることを特徴とす
る、電気亜鉛メツキ鋼板の柱状結晶防止方法であ
る。即ち、本発明者等が種々検討した結果、高電
流密度でメツキを施す場合、特にメツキ浴中に
Cu+2:0.5ppm以上、P+2:0.5ppm以上又はこの
Cu+2、Pb+2にSn+2:2.0ppm、Fe+2及び/又は
Fe+3:1.0g/以下、Ni+2:100ppm以上、
Cr+3:50ppm以上、Al+3:10g/以上の1種
又は2種以上が不純物として混入していると、柱
状結晶の起り易いことが明らかになつた。 しかして、柱状結晶発生のメカニズムは次のご
とく考えられる。Zn+2が鋼板表面に析出する場
合、界面において、PH上昇が起ると、生成した
OH-とZn+2が結合し、Zn(OH)2となり、これが
還元されて、Znとして析出(メツキ)する。 このとき鋼板表面の不均一性からPH上昇が局部
的に発生し、その部分へのZnの析出が始まると、
その部分に核が形成され、析出が急速に進行す
る。そのため結晶成長が不均一になり、凹凸状の
柱状結晶となる。 この現象は、高電流密度になるほど、又前記の
ごとき不純物が混入している場合には、不純物イ
オンが金属又は水酸化物、酸化物として析出し、
鋼板表面の不均一化を促進するため顕著になる。 そこで、このような柱状結晶を防止するために
は、 (a) Zn+2濃度を上げ、析出の不均一性を緩和す
る。 (b) メツキ界面での局部的なPH上昇を抑制するた
め、浴中のH+濃度を上げ、H+の還元が局部的
に発生してもH+が直ちに補給され、過剰な
OH-を生成しないようにする。 (c) メツキ界面での必要以上のpH上昇を抑制す
るために電導助剤イオン(Na+、K+、NH4 +
等)の濃度限定する。 しかして(a)はZn+2の濃度が80g/以上にな
るごとく添加するものであり、その上限として
は、140g/が望ましい。80g/以下では高
電流密度(100A/dm2以上)で柱状結晶が発生
しやすく、140g/以上ではZn+2の溶解度に難
がある。 (b)は、浴中の遊離H2SO4を30g/以上とす
ることにより、達成することができ、その上限と
してはメツキ効率確保の点から50g/以下が好
ましい。(c)については、電導度助剤として、例え
ばNa2SO4、K2、SO4、(NH4)2SO4等を50g/
以下に調整することにより、OH-の過剰生成を
確実に防止することができる。この場合電導度確
保の点から下限を15g/とすることが好まし
い。メツキ浴中に存在するCu+2、Pb+2、Sn+2、
Ni+2、Cr+3、Al+3等の金属不純物は、イオン化
傾向の小さいものほど低濃度で電極を起し、析出
した金属が亜鉛の柱状結晶成長の核となる。又イ
オン化傾向の大きい金属は電解によるメツキ界面
付近のPH上昇により水酸化物又は酸化物の皮膜を
形成し、電極面を不均一にすることで亜鉛の柱状
晶が発生し易い環境をつくる。そして一旦柱状晶
が発生したメツキ界面は、その柱状晶の凸部に電
流集中が起り易くなり、亜鉛水酸化物の皮膜形成
と、水酸化物の還元がより速やかに行なわれて、
より一層の柱状晶成長が起る。 しかして、本発明によれば前記のごとき不純物
イオン組成の浴においてもZn+2≧80g/、
H2SO4≧30g/、電導度助剤≦50g/とす
ることによりメツキ電流によるメツキ界面のPH上
昇が制限されるため、柱状晶が成長しはじめた凸
部にのみ優先的に水酸化亜鉛の皮膜が形成される
現象が抑制され、均一な水酸化亜鉛皮膜が形成さ
れる。従つて、亜鉛の電析も均一に進み厚メツキ
による柱状結晶化の進行を妨げるものである。 このような本発明においては、メツキ浴へ他物
質の添加を施することなく、浴成分調整により、
柱状結晶の生成を抑制するため、メツキへの悪影
響はない。 しかして、本発明によれば、電流密度100〜
250A/dm2の高電流密度において確実に柱状結
晶を防止することができるものである。 (実施例) 次に本発明方法の実施例を比較例とともに挙げ
る。
方法に関するものである。 詳しくは、高電流密度によりメツキを施す場合
に柱状結晶を防止するものである。 (従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点) 電気亜鉛メツキにおいて、メツキ付着量20g/
m2以下のメツキに際してはメツキ浴組成:
Zn+260g/、H2SO4:20g/、助剤100g/
で電流密度120〜130A/dm2、ラインスピード
20〜30m/分で操業するのが通例である。 しかして、例えばラインスピードを上げ生産性
を向上させる場合は高電流密度にすることが必要
となる。このように高電流密度にすると、Zn+2
の電析において、鋼板表面が不均一であることか
ら電析の起り易い部分と、起り難い部分があり、
電析の起り易い部分での亜鉛の結晶成長が急速に
進行し、表面が凹凸状の柱状結晶となり、この結
晶化はメツキ付着量60g/m2以上の厚メツキで生
じやすく、とりわけ90g/m2以上では顕著にな
る。このようなメツキ製品においては、プレス加
工時のカジリ発生、メツキ密着性等の品質欠陥に
なる等の欠点をともなうものである。 本発明は、このような欠点を有利に解決するた
めなされたものである。 (問題を解決するための手段) 本発明の特徴とするところは、メツキ浴組成と
して、Zn+2≧80g/、H2SO4≧30g/、電
導度助剤≦50g/の浴で、電流密度100A/d
m2以上の高電流密度でメツキすることを特徴とす
る、電気亜鉛メツキ鋼板の柱状結晶防止方法であ
る。即ち、本発明者等が種々検討した結果、高電
流密度でメツキを施す場合、特にメツキ浴中に
Cu+2:0.5ppm以上、P+2:0.5ppm以上又はこの
Cu+2、Pb+2にSn+2:2.0ppm、Fe+2及び/又は
Fe+3:1.0g/以下、Ni+2:100ppm以上、
Cr+3:50ppm以上、Al+3:10g/以上の1種
又は2種以上が不純物として混入していると、柱
状結晶の起り易いことが明らかになつた。 しかして、柱状結晶発生のメカニズムは次のご
とく考えられる。Zn+2が鋼板表面に析出する場
合、界面において、PH上昇が起ると、生成した
OH-とZn+2が結合し、Zn(OH)2となり、これが
還元されて、Znとして析出(メツキ)する。 このとき鋼板表面の不均一性からPH上昇が局部
的に発生し、その部分へのZnの析出が始まると、
その部分に核が形成され、析出が急速に進行す
る。そのため結晶成長が不均一になり、凹凸状の
柱状結晶となる。 この現象は、高電流密度になるほど、又前記の
ごとき不純物が混入している場合には、不純物イ
オンが金属又は水酸化物、酸化物として析出し、
鋼板表面の不均一化を促進するため顕著になる。 そこで、このような柱状結晶を防止するために
は、 (a) Zn+2濃度を上げ、析出の不均一性を緩和す
る。 (b) メツキ界面での局部的なPH上昇を抑制するた
め、浴中のH+濃度を上げ、H+の還元が局部的
に発生してもH+が直ちに補給され、過剰な
OH-を生成しないようにする。 (c) メツキ界面での必要以上のpH上昇を抑制す
るために電導助剤イオン(Na+、K+、NH4 +
等)の濃度限定する。 しかして(a)はZn+2の濃度が80g/以上にな
るごとく添加するものであり、その上限として
は、140g/が望ましい。80g/以下では高
電流密度(100A/dm2以上)で柱状結晶が発生
しやすく、140g/以上ではZn+2の溶解度に難
がある。 (b)は、浴中の遊離H2SO4を30g/以上とす
ることにより、達成することができ、その上限と
してはメツキ効率確保の点から50g/以下が好
ましい。(c)については、電導度助剤として、例え
ばNa2SO4、K2、SO4、(NH4)2SO4等を50g/
以下に調整することにより、OH-の過剰生成を
確実に防止することができる。この場合電導度確
保の点から下限を15g/とすることが好まし
い。メツキ浴中に存在するCu+2、Pb+2、Sn+2、
Ni+2、Cr+3、Al+3等の金属不純物は、イオン化
傾向の小さいものほど低濃度で電極を起し、析出
した金属が亜鉛の柱状結晶成長の核となる。又イ
オン化傾向の大きい金属は電解によるメツキ界面
付近のPH上昇により水酸化物又は酸化物の皮膜を
形成し、電極面を不均一にすることで亜鉛の柱状
晶が発生し易い環境をつくる。そして一旦柱状晶
が発生したメツキ界面は、その柱状晶の凸部に電
流集中が起り易くなり、亜鉛水酸化物の皮膜形成
と、水酸化物の還元がより速やかに行なわれて、
より一層の柱状晶成長が起る。 しかして、本発明によれば前記のごとき不純物
イオン組成の浴においてもZn+2≧80g/、
H2SO4≧30g/、電導度助剤≦50g/とす
ることによりメツキ電流によるメツキ界面のPH上
昇が制限されるため、柱状晶が成長しはじめた凸
部にのみ優先的に水酸化亜鉛の皮膜が形成される
現象が抑制され、均一な水酸化亜鉛皮膜が形成さ
れる。従つて、亜鉛の電析も均一に進み厚メツキ
による柱状結晶化の進行を妨げるものである。 このような本発明においては、メツキ浴へ他物
質の添加を施することなく、浴成分調整により、
柱状結晶の生成を抑制するため、メツキへの悪影
響はない。 しかして、本発明によれば、電流密度100〜
250A/dm2の高電流密度において確実に柱状結
晶を防止することができるものである。 (実施例) 次に本発明方法の実施例を比較例とともに挙げ
る。
【表】
注1:メツキは水平型電気亜鉛メツキラインで実施。
注2:柱状結晶グレードは、○印:柱状結晶なし、△
印:僅少柱状結晶有(実用上問題なし)、×印:柱状結晶
発生大。
注3:メツキ付着量は90g/m2。
(発明の効果) 本発明を実施することにより、高電流密度によ
り高生産性を維持しつつ柱状結晶の少ない品質の
優れた電気亜鉛メツキ鋼板が有利に製造できる。 又厚メツキの電気亜鉛メツキ鋼板を同様に高電
流密度で製造できる等工業的に大きな効果を奏す
るものである。
注2:柱状結晶グレードは、○印:柱状結晶なし、△
印:僅少柱状結晶有(実用上問題なし)、×印:柱状結晶
発生大。
注3:メツキ付着量は90g/m2。
(発明の効果) 本発明を実施することにより、高電流密度によ
り高生産性を維持しつつ柱状結晶の少ない品質の
優れた電気亜鉛メツキ鋼板が有利に製造できる。 又厚メツキの電気亜鉛メツキ鋼板を同様に高電
流密度で製造できる等工業的に大きな効果を奏す
るものである。
Claims (1)
- 1 メツキ浴組成として、Zn+2≧80g/、
H2SO4≧30g/、電導度助剤≦50g/の浴
で、電流密度100A/dm2以上の高電流密度でメ
ツキすることを特徴とする、電気亜鉛メツキ鋼板
の柱状結晶防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22721486A JPS6383293A (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 電気亜鉛メツキ鋼板の柱状結晶防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22721486A JPS6383293A (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 電気亜鉛メツキ鋼板の柱状結晶防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6383293A JPS6383293A (ja) | 1988-04-13 |
| JPH0338355B2 true JPH0338355B2 (ja) | 1991-06-10 |
Family
ID=16857281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22721486A Granted JPS6383293A (ja) | 1986-09-26 | 1986-09-26 | 電気亜鉛メツキ鋼板の柱状結晶防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6383293A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3320893B2 (ja) * | 1994-04-15 | 2002-09-03 | 新日本製鐵株式会社 | 表面外観に優れた電気亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
| JP5609344B2 (ja) * | 2010-07-12 | 2014-10-22 | Jfeスチール株式会社 | 電気亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
-
1986
- 1986-09-26 JP JP22721486A patent/JPS6383293A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6383293A (ja) | 1988-04-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2005523995A (ja) | スズ電着物におけるホイスカー成長の最小化 | |
| JPS6015716B2 (ja) | 錫または錫合金電気めつき用浴の安定化方法 | |
| JPS6254397B2 (ja) | ||
| EP2350355B1 (en) | Zinc alloy electroplating baths and processes | |
| US2313371A (en) | Electrodeposition of tin and its alloys | |
| KR0175967B1 (ko) | 전기아연도금 강판과 그 방법 | |
| JPH0737677B2 (ja) | 電気亜鉛めっき浴 | |
| US4249999A (en) | Electrolytic zinc-nickel alloy plating | |
| US4159926A (en) | Nickel plating | |
| JPH0338355B2 (ja) | ||
| US4439285A (en) | Trivalent chromium electrolyte and process employing neodymium reducing agent | |
| US4297179A (en) | Palladium electroplating bath and process | |
| JP2528730B2 (ja) | 外観の優れた電気亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
| JP7621838B2 (ja) | 電気ニッケルめっき液および電気ニッケルめっき方法 | |
| US2646397A (en) | Electroplating zinc using titanium containing electrolyte | |
| EP0335989B1 (en) | Insoluble anode made of lead alloy | |
| KR101173879B1 (ko) | 니켈플래시 도금용 다기능성 과포화 슬러리 도금용액 | |
| JPH0352551B2 (ja) | ||
| JPH0124231B2 (ja) | ||
| US3980533A (en) | Brass plating | |
| SU922186A1 (ru) | Электролит дл осаждени покрытий из сплава олово-кобальт | |
| JPS5913097A (ja) | 電気メツキ用不溶性陽極材料 | |
| JPH03193893A (ja) | 亜鉛メッキ鋼板の錫メッキ方法 | |
| US3079310A (en) | Electroplating zinc on aluminum | |
| KR20000037997A (ko) | 니켈석출비가 높은 아연-니켈 전기도금액의 제조방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |