JPH0338546A - メタクリル酸メチルの製造法 - Google Patents

メタクリル酸メチルの製造法

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JPH0338546A
JPH0338546A JP1171190A JP17119089A JPH0338546A JP H0338546 A JPH0338546 A JP H0338546A JP 1171190 A JP1171190 A JP 1171190A JP 17119089 A JP17119089 A JP 17119089A JP H0338546 A JPH0338546 A JP H0338546A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アセトンとギ酸メチル、又はアセトンとメタ
ノール、−酸化炭素を原料とする新規なメタクリル酸メ
チル製造法に関する。
メタクリル酸メチルは、種々のポリマー原料として大量
に使用されており、工業的に極めて重要な中間原料であ
る。
(従来技術およびその問題点) メタクリル酸メチルの工業的製造法としては、青酸とア
セトンを原料としたアセトンシアンヒドリン(以後A 
CHと記!!2)を経由するA CI−1法と、イソブ
チレンやt−ブタノールを原料としたC4酸化法とが実
用化されている。
その他、イソ酪酸の酸化脱水素法、プロピオン酸やプロ
ピオンアルデヒドとホルムアルデヒドとの縮合脱水法等
の方法も提案されているが、未だ実用化されていない。
ACH法は、青酸とアセトンよりA CHを合成し、過
剰の濃硫酸の存在下にACI+とメタノールを反応させ
てメタクリル酸メチルを得る方法である。 このA C
H法は、反応が容易で収率も高く、現在も広〈実施され
ている。 然るにこの方法では、大量の廃硫酸及び硫酸
アンモニウムの副生を伴い、この処理がメタクリル酸メ
チルの製造コストを圧迫するという欠点がある。
一方、C4酸化法の場合には、多くの副反応が起こり、
メタクリル酸メチルの収率が低いこと、精製に費用が嵩
むこと、及び工程が複雑で高価な材質の製造装置を必要
とすること等の不都合がある。 更に又、原料のイソブ
チレンやし一ブタノールの調達にも制約があるという難
点もある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、原料の調達が容易で安定しており、且つ
安価なメタクリル酸メチルを得る為の新規な製造法を開
発すべく鋭意研究を進めた結果、本発明に到達し完成さ
せることができた。
本発明の方法は、■青酸とアセトンの反応によりACH
を製造する工程、■前記工程で得られるACHを水和し
てα−ヒドロキシイソ酪酸アミドを製造する工程、■前
記工程で得られるα−ヒドロキシイソ醋酸アミドを脱水
してメタクリル酸アミドを製造する工程、■前記工程で
得られるメタクリル酸アミドとギ酸メチル、又はメタク
リル酸アミドとメタノール、−酸化炭素よりメタクリル
酸メチルとホルムアミドを製造する工程、及び■前記工
程で得られた生成物から分離したホルムアミドを脱水し
て青酸を製造し循環使用する工程、よりなるメタクリル
酸メチルの製造法に関するものである。
本発明の方法は、最終的にはアセトンとギ酸メチル、又
はアセトンとメタノール、−酸化炭素を原料とするもの
であり、A CHを経由はするが、従来のACH法とは
異なり硫酸アンモニウムの副生を全く伴わないことを特
徴とするメタクリル酸メチルの製造プロセスである。
アセトンは、キュメン法フェノール合戒における大量安
価な副生物であり、又必要とあらばプロピレンから容易
に製造することもできる−0一方、ギ酸メチルは、極め
て大量安価に生産されているメタノールを原料として、
カルボニル化法、又は脱水素法により容易に製造するこ
とができる。
本発明の方法において、青酸とアセトンの反応によるA
CHの製造は、公知法にて実施されるものであり、アル
カリやアミン類などの塩基性触媒の存在下、10°C前
後の低温で両者を混合することにまり高収率で製造でき
る。
本発明の方法において、α−ヒドロキシイソ酪酸アミド
の製造は、ACHと水の混合物を触媒存在下において接
触反応させることにより実施される。 触媒としては、
ニトリル類の水和反応に有効な触媒が適用可能であり、
硫酸の如きき強酸も使用されるが、処理も含めた経済面
からは金属触媒或いは金属酸化物触媒などの使用が望ま
しい。 具体的には、マンガン、銅、ニッケル或いはそ
の酸化物が有効であり、特に酸化マンガンが好ましい。
水に対するACHの仕込重量比は、10対90乃至90
対10が適切な範囲である。 又この系には、アセトン
或いはメタノールなどの溶媒を共存させることも可能で
ある。 酸化マンガンを触媒とする場合には、反応温度
は20〜150℃が好ましい範囲であり、40〜100
°Cが特に好ましい。 反応時間は0.3〜6hrが好
ましく、特に0.5〜3hrが好適である。
又反応は、回分式あるいは連続式の何れの方式によって
も実施できる。
α−ヒドロキシイソ酪酸アミドの脱水反応によるメタク
リル酸アミドの製造に関しては、硫酸、リン酸等を用い
た液相反応により実施可能であるが、固体触媒を使用す
る気相反応によれば、より有利に実施することができる
気相接触反応の触媒としては、特開昭58183654
において、固体リン酸塩等の固体酸触媒を使用する方法
が開示されている。
しかし、この方法ではメタクリル酸の副生量が多いと云
う問題がある。 本発明の方法においては、窒素成分を
アミドとニトリルの間で循環させることから、メタクリ
ル酸の副生は窒素成分の損失に繋がり、経済性のあるプ
ロセス構築が困難となる。
本発明者等は、反応条件を鋭意検討の結果、当該脱水反
応において、希釈剤としてアミド化合物を用いることに
より、メタクリル酸の副生を無くし、高転化率を以て良
好な選択性が得られることを見出すことができた。
アミド化合物としては、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセドアミド、N−メチルピロリドン等が挙げられる
。 これらの中でN−メチルピロリドンが最も好ましい
本発明の方法において、メタクリル酸アミドとギ酸メチ
ルの反応、或いはメタクリル酸アミドとメタノール、−
酸化炭素との反応によるメタクリル酸メチルとホルムア
くドの製造は、単にメタクリル酸アミドとギ酸メチルの
混合物を無触媒下で加熱しても進行するが、溶媒及び触
媒の存在下で実施するのが効果的である。
この反応は平衡反応であり、メタクリル酸メチルの収率
は、ギ酸メチル、又はメタノール、−酸化炭素に対する
メタクリル酸アミドの仕込みモル比に左右され、前者に
対する後者の仕込み比は1〜10が好ましく、特に2〜
5が好適である。
溶媒の添加は、固体であるメタクリル酸アミドの溶解性
を高め、且反応の選択性を高める効果がある。 使用さ
れる溶媒としてはメタノールが最も好ましく、メタクリ
ル酸アミドに対する仕込みモル比は2〜10が好適であ
る。
本反応に対する公知触媒には、特開昭5855444、
特開昭60−78937に示される如く、無機又は有機
の酸及びアルカリ、又はそれらの塩類がある。 しかし
、これら公知触媒の場合には、反応速度及び選択率とも
不充分なものである。
本発明者らは、本反応に対する高性能触媒の開発研究を
続けた結果、アルカリ金属アルコラード、及びアルカリ
土類金属の酸化物が触媒として極めて優れていることを
見出した。
本発明の方法の触媒であるアルカリ金属アルコラードは
、リチウム、ナトリウム、及びカリウム金属と低級アル
コールより台底され、具体的にはナトリウム及びカリウ
ムのメチラート、エチラート、或いはブチラード等であ
る。
又、本発明方法の触媒であるアルカリ土類金属の酸化物
は、酸化マグネシウム、酸化カルシウム及び酸化バリウ
ム等である。
アルカリ金属アルコラード、又はアルカリ土類金属酸化
物を触媒とする場合の反応条件は、反応温度20〜10
0°C1反応時間0.5〜6hrにおいて、メタクリル
酸アミド1モルに対する触媒使用ff1o、ooI〜0
.30が適当である。
尚、特開昭52−3015において、カルボン酸アミド
とアルコールの反応によりカルボン酸エステルを製造す
る場合に、アルカリ金属アルコラード触媒を用いる例が
開示されている。
このメタクリル酸の場合には、反応温度が200″Cと
高いこと、高圧反応器を必要とすること、及び反応でア
ンモニアが生成する為に間欠的に放圧すること、等のプ
ロセス的に問題のあることに加えて、カルボン酸エステ
ルの収率も低いという欠点がある。
然るに本発明の方法において、ギ酸メチルを用いるエス
テル化反応を適用した場合には、該引例の不都合な諸問
題は全て解消される。
本工程における反応生成物は、蒸留等の操作により分離
回収し、未反応物は原料系に循環使用される。
目的物のメタクリル酸メチルと同時に副生ずるホルムア
ミドに−;いては、脱水反応を適用して青酸を製造する
。 この青酸は分離回収してACH製造工程へ送り循環
使用される。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、各工程とも極めて高い選択率で
進行し、アセトンとギ酸メチル、或いはアセトンとメタ
ノール、−酸化炭素とを原料として高収率でメタクリル
酸メチルが製造できるものであり、又従来法での硫酸ア
ンモニウムの如き不都合な副生酸物は全くなく、工業的
に極めて高い価値を持つ。
(実施例) 以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが
、本発明はこれらの実施例によりその範囲を限定される
ものではない。
大嵐班上 ■工程(青酸とアセトンからのACH合成):撹拌機、
温度計、青酸滴下ロートを備えた内容積500n+j!
のフラスコに、アセトン116gと1規定の水酸化ナト
リウム水溶液1 roeを仕込み、フラスコ内の温度を
20°Cに保ちながら青酸59.4 gを滴下した。 
青酸滴下終了後、20°Cにて2hr保ち反応を完結さ
せた。
次に、50%硫酸を加えて生成液のpHを3とした。
フラスコを減圧系に接続し、未反応の青酸を系外に留出
させ、ACH171gを得た。
ACHの純度は98.4%であり、アセトン基準のAC
H収率は99%であった。
■工程(ACHの水和によるα−ヒドロキシイソ酪酸ア
ミドの合成): 撹拌機、還流冷却器、温度計を備えた内容積11のフラ
スコに過マンガン酸カリウム63.2gと水500gを
仕込み70°Cに加熱撹拌した。
これに硫酸マンガン96.2 gを溶解した水溶液24
0 g、及び15%硫酸40gを添加して、70°Cで
3hr反応させた。
内容物を冷却した後、沈殿物を吸引濾過し、2、41!
、の水で洗浄した。 沈殿物ケーキを60゛Cで一昼夜
乾燥し、74gの活性二酸化マンガンを取得し、下記の
触媒として使用した。
撹拌機、還流冷却器、温度計を備えた内容積lI!、の
フラスコに、■工程で得たACH150g、水350g
、アセトン100g及び二酸化マンガン60gを仕込み
、60°Cにて5hr加熱撹拌して反応させた。
生成液を水冷したのち、吸引濾過して触媒を分離した。
 濾液をガスクロマド分析した結果、ACHの反応率は
99.5%、α−ヒドロキシイソ酪酸アミドの収率は9
5%であり、少量のアセトンとホルムアミドが含まれて
いた。
この濾液を減圧下に蒸留し、主成分としての純度99.
5%以上のα−ヒドロキシイソ醋酸アミド155gを得
た。
■工程(α−ヒドロキシイソ酪酸アミドの脱水によるメ
タクリル酸アミドの合成):水酸化ナトリウム20.3
 gを水100 ll1fに溶解し、更に酸化マグネシ
ウム10.1 gを懸濁させた。  これに85%リン
酸116.4 gを徐々に江別し混合した。 次に、撹
拌しつつ加熱して水分を蒸発させてペースト状にし、7
00°Cで12hr焼威した。  これを10〜16メ
ツシユに破砕したもの20mj!を内径18φのパイレ
ンクスガラス製反応管に充填し、その上に3mmφ磁製
ラシヒうングIon/!を充填して蒸発部とした。 こ
の反応管を320℃に保持し、反応管上部より窒素ガス
を10mf/分の速度で流しながら、■で得たα−ヒド
ロキシイソ酪酸アミドの30wt%N−メチルピロリド
ン溶液を10.5 g / h rの速度で供給した。
反応ガスを氷冷して捕集し、ガスクロマド法で分析した
原料α−ヒドロキシイソ酪酸アごドの転化率は95.8
%であり、転化した原料に対するメタクリル酸アミドの
モル収率は81.6%であった。
又、アセトンが10%、メタクリロニトリルが4%生成
し、メタクリル酸は検出されなかった。
この反応液600gを減圧下に蒸留し、主成分としての
純度98%以上のメタクリルアミド113gを得た。
■工程(メタクリル酸アミドとギ酸メチルからのメタク
リル酸メチルとホルムアミドの合成):撹拌機付きの内
容積11のステンレス製オートクレーブに、■で得たメ
タクリル酸アξF’ 135.6g、ギ酸メチル180
g、メタノール96g、及びナトリウムメチラート1.
1 gを仕込み、60°Cにて2hr加熱撹拌して反応
させた。
生成物を冷却後、ガスクロマド分析した結果、メタクリ
ル酸アミドの反応率は94%であり、メタクリル酸アミ
ド基準のメタクリル酸メチルの選択率は91%、及びホ
ルムアミドの選択率は98%であった。 その他にβ−
メトキシイソ酪酸メチルが8%収率で得られた。
生成液中のナトリウムメチラートを塩酸で中和したのち
、常法で蒸留してギ酸メチル、メタノール、メタクリル
酸アミドを回収すると共に、純度99%のメタクリル酸
メチル79g1及び純度99%のホルムアミド40gを
得た。
■工程(ホルムアミド脱水による青酸の製造):内径1
8φの5US316製反応器に、2mmφの球状α−ア
ルミナ触媒(1500”Cl2hr焼成)30mj2を
充填し少量の希釈用窒素ガスと共に、■工程で得たホル
ムアミドを80Torr、450〜500°C2接触時
間0.1秒なる条件で連続的に供給し、10hr反応を
継続した。 非凝縮性ガスは水を入れた洗気ビンを通し
、同伴する青酸を吸収させた。
反応凝縮液及び吸収液を分析した結果、ホルムアミドの
反応率は98%であり、ホルムアミド40gの青酸収率
は92%であった。
この生成物を常法により蒸留すれば、高純度の青酸が得
られ、ACH!!!!造用の原料として循環使用される
炎蚊■上 実施例1の■工程で、N−メチルピロリドン溶液の代わ
りに水溶液を使用し、同様にして反応させた。 その結
果、原料α−ヒドロキシイソ酪酸アミドの転化率は98
.6%であり転化した原料に対するメタクリル酸アミド
のモル収率は41.8%であった。 又、メタクリル酸
が32%、アセトンがl0%、メタクリロニトリルが8
%生威した。
尖盗奥主 実施例1の■工程で、ギ酸メチル180g、メタノール
96gの代わりにメタノール200gを仕込み、更に一
酸化炭素40atmを圧入し加熱撹拌して反応させた。
オートクレーブ内の温度が60’Cに達したら反応圧力
を40aLmに維持するように一酸化炭素を供給し、3
時間反応を続けた。
その後、オートクレーブ内の温度を10“Cまで冷却し
、内圧を徐々に下げて常圧に戻した後生成物を取出して
ガスクロマド分析した結果、メタクリル酸アミドの反応
率は87%であった。
又、メタクリル酸アξド基準のメタクリル酸メチルの選
択率は95%、及びホルムアミドの選択率は94%であ
った。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)[1]青酸とアセトンよりアセトンシアンヒドリ
    ンを製造する工程、[2]前記工程で得られるアセトン
    シアンヒドリンを水和してα−ヒドロキシイソ酪酸アミ
    ドを製造する工程、[3]前記工程で得られるα−ヒド
    ロキシイソ酪酸アミドを脱水してメタクリル酸アミドを
    製造する工程、[4]前記工程で得られるメタクリル酸
    アミドとギ酸メチルよりメタクリル酸メチルとホルムア
    ミドを製造する工程、及び[5]前記工程で得られた生
    成物から分離したホルムアミドを脱水して青酸を製造し
    循環使用する工程、よりなるメタクリル酸メチルの製造
    法。
  2. (2)[3]工程が気相での反応であり、アミド化合物
    を希釈剤として用いることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
  3. (3)[3]工程の希釈剤であるアミド化合物が、N−
    メチルピロリドンであることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載の方法。
  4. (4)[4]工程で、ギ酸メチルの代わりにメタノール
    と一酸化炭素を用いることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
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