JPH0339528B2 - - Google Patents

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JPH0339528B2
JPH0339528B2 JP13292685A JP13292685A JPH0339528B2 JP H0339528 B2 JPH0339528 B2 JP H0339528B2 JP 13292685 A JP13292685 A JP 13292685A JP 13292685 A JP13292685 A JP 13292685A JP H0339528 B2 JPH0339528 B2 JP H0339528B2
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vinylphenol
polymer
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water
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JP13292685A
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Hiroshi Fujiwara
Osamu Matsumoto
Susumu Konishi
Masaaki Sekya
Kinya Fujii
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Cosmo Oil Co Ltd
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Maruzen Oil Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0339528B2 publication Critical patent/JPH0339528B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、p−ビニルフエノールとアクリル系
モノマーの共重合体の製造方法に関する。さらに
詳しくは、p−ビニルフエノールとアクリル系モ
ノマーをラジカル開始剤を用いて共重合させるに
際し、不飽和側鎖を有しないフエノール類と水を
共存させるp−ビニルフエノールとアクリル系モ
ノマーの共重合体の製造方法に関する。 p−ビニルフエノールとアクリル系モノマーの
共重合体は、フエノール性水酸基を持つたフエノ
ール系重合体としての種々の反応性や高い耐熱性
を有するとともに、骨格中のアクリル系分子ユニ
ツトに由来する可撓性、密着性、撥水性、反応性
等p−ビニルフエノール単独重合体にはない特性
をも有する高分子材料として注目されており、今
後ますます多方面への応用が期待されている有用
物質である。そして、その各種の用途において
は、分子量が数千から数万の範囲のものが一般に
望まれている。 (従来技術) 従来、p−ビニルフエノール(PVP)とアク
リル系モノマーの共重合体の合成方法に関して、
若干の報告ないし提案がなされている。例えば、
ジヤーナル・オブ・ポリマー・サイエンス
(Journal of Polymer Science)A−1、第7
巻、1969年、第2175頁には、アゾビスイソブチロ
ニトリル(AIBN)を開始剤とし、反応温度を約
60℃とし、テトラヒドロフランを溶媒とする
PVP−メタアクリル酸メチル共重合体の合成法
が;ジヤーナル・オブ・ポリマー・サイエンス
(Journal of Polymer Science)、ポリマー・ケ
ミストリー・エデイシヨン(Polymer
Chemistry Edition)、第13巻、1975年、第1783
頁には、AIBNを開始剤とし、反応温度を68〜77
℃とするPVP−メタクリル酸トリフロロエチル
などのメタクリル酸フロロアルキル共重合体およ
びPVP−アクリル酸ペンタデカフロロオクチル
共重合体の合成法が;繊維高分子材料研究所報
告、第128号、1981年、第66頁には、AIBNを開
始剤とし、反応温度を約70℃とし、テトラヒドロ
フランを溶媒とするPVP−アクリロニトリル共
重合体の合成法が;特開昭58−52319号公報には、
AIBNを開始剤とし、反応温度を約80℃とし、メ
チルエチルケトンを溶媒とするPVP−アクリロ
ニトリル−メタクリル酸メチル三元共重合体およ
びPVP−メタクリロニトリル−アクリル酸メチ
ル三元共重合体の合成法がそれぞれ記載されてい
る。 これら従来方法では原料p−ビニルフエノール
としては高純度のものが用いられているが、一般
にp−ビニルフエノールとアクリル系モノマーの
共重合反応は、反応速度が速く、その制御が困難
であるので、暴走状態を生じ易く、生成する共重
合体の分子量の調節は困難である。そして、通
常、得られる共重合体の分子量は数万を越えるも
のであつて、用途の多い数千から数万の範囲の分
子量を有する共重合体を再現性よく得ることは困
難である。従来、共重合反応を制御するために溶
媒を用いる方法が提案されているが、従来提案さ
れている方法では、まだ充分目的を達することは
できず、数千から数万の範囲の分子量を有する共
重合体を再現性よく製造することは困難である。
なお、p−ビニルフエノールは、極めて不安定
で、その単離には繁雑な操作を必要とするので、
非常に高価な化合物である。これらの事情等から
して、p−ビニルフエノール−アクリル系モノマ
ー共重合体の製造は未だ工業化されていない。 (解決しようとする問題点) 本発明の目的は、従来方法の問題点が解決され
て、例えば用途の多い数千から数万の範囲の内の
所望の分子量を有するp−ビニルフエノール−ア
クリル系モノマー共重合体を再現性よく、工業的
規模にて容易に製造し得る、p−ビニルフエノー
ルとアクリル系モノマーの共重合方法を提供する
にある。 本発明は、本発明者らが鋭意検討した結果、p
−ビニルフエノールとアクリル系モノマーを、ラ
ジカル開始剤の存在下に共重合させるに際し、反
応系内にフエノール、クレゾール、エチルフエノ
ール等の不飽和側鎖を有しないフエノール類およ
び水を存在させて共重合反応を行なえば、共重合
反応が暴走することなく適当に抑制され、例えば
数千から数万の範囲の内の所望の分子量を有する
共重合体が再現性よく、容易に得られること、お
よび反応系内に不飽和側鎖を有しないフエノール
類を存在させた場合、50〜60℃程度の反応温度で
は共重合反応はほとんど進行しないが、反応温度
を70℃以上、好ましくは80℃以上とすると急速に
共重合反応が順調に進行しはじめるということを
見出し、これらの知見に基き完成されたものであ
る。 (問題を解決するための手段) したがつて、本発明の要旨は、p−ビニルフエ
ノールとアクリル系モノマーをラジカル開始剤の
存在下に共重合させるに際し、反応系内に不飽和
側鎖を有しないフエノール類および水を存在下さ
せ、反応温度を70℃以上とすることを特徴とする
p−ビニルフエノールとアクリル系モノマーの共
重合体の製造方法に存する。 本発明に従つたときに所望の分子量を有する共
重合体が再現性よく容易に得られることの理由は
定かでないが、反応系内に存在させた不飽和側鎖
を有しないフエノール類によつて、p−ビニルフ
エノールとアクリル系モノマーの共重合反応の望
ましくない暴走が抑制され、また反応系内に存在
させた水によつてp−ビニルフエノールの熱重合
による単独重合が抑制されるためと考えられる。
すなわち、p−ビニルフエノールはアクリル系モ
ノマーとは異なつてラジカル開始剤あるいはカオ
チン開始剤の非存在下でも重合、すなわち熱重合
し、熱重合反応はラジカル禁止剤等で抑制されな
いことが知られている。そして不飽和側鎖を有し
ないフエノール類の存在下でp−ビニルフエノー
ルとアクリル系モノマーの共重合反応が好適に進
行する70℃以上、特に80℃以上といつた高温で
は、p−ビニルフエノールの熱重合による単独重
合も一般には生起されるが、本発明方法では水が
かかるp−ビニルフエノールの単独重合を抑制し
ているものと考えられる。また、水の存在は、反
応熱を水の蒸発によつて除去することができ、反
応温度の制御を容易にするという副次的効果もあ
る。 本発明の実施に当り、一方のモノマーであるp
−ビニルフエノールとしては、種々の方法で製造
されたものを用いることができる。例えば、フエ
ノールからアセトキシフエニルメチルカルビノー
ルを経る方法、ヒドロキシ桂皮酸の脱炭酸による
方法、ビスフエノールエタンの分解による方法、
p−エチルフエノールの脱水素による方法等によ
つて製造されたp−ビニルフエノールを用いるこ
とができる。また、これらのp−ビニルフエノー
ルの製造方法によつては、その反応生成物中に、
未反応原料、用いた反応希釈剤あるいは副生物と
して不飽和側鎖を有しないフエノール類および/
または水が混在するが、かかる混在するフエノー
ル類および水は、特に必要のない限りp−ビニル
フエノールと分離するまでもなく本発明における
共重合反応調節のためのフエノール類および水と
して利用することができる。したがつて、本発明
方法は、p−ビニルフエノールの製造方法如何に
よつてはその製造の際に得られる粗p−ビニルフ
エノールを精製することなく共重合原料として使
用できるという経済的利点もある。 本発明で共重合させる他方のモノマーであるア
クリル系モノマーとしては、アクリル酸およびメ
タクリル酸、それらのエステル、アミドならびに
アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどがあ
る。これらのエステルおよびアミドの例をあげれ
ば、アクリル酸のメチル、エチル、n−プロピ
ル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t
−ブチル、2−エチルヘキシル、ステアリル、テ
トラビドロフリル、シクロヘキシル、ベンジル、
2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピ
ル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、
2−プトキシエチル、2−フエノキシエチル、エ
トキシジエチレングリコール、フエノキシジエチ
レングリコール、ジシクロペンテニル、ジシクロ
ペンテニルオキシエチル、1−メトキシシクロド
デカジエニル、2,6−ジブロム−4−t−ブチ
ルフエニル、トリフルオロエチル、テトラフルオ
ロプロピル、オクタフルオロペンチル、ヘプタデ
カフルオロデシル等のエステル;メタクリル酸の
メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、
n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ヘキ
シル、2−エチルヘキシル、n−ドデシル、n−
オクタデシル、テトラヒドロフリル、シクロヘキ
シル、ベンシル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒ
ドロキシプロピル、ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール、グリセロール、メトキ
シポリエチレングリコール、3−クロル−2−ヒ
ドロキシプロピル、ジメチルアミノエチル、ジエ
チルアミノエチル、3−トリメトキシシリルプロ
ピル、2−ジフエニルフオスホキシエチル、3−
クロル−2−アシドフオスホキシプロピル、トリ
フルオロエチル、テトラフルオロプロピル、オク
タフルオロペンチル、ヘプタデカフルオロデシル
等のエステル;ジアクリル酸−1,4−ブタンジ
オール、トリアクリル酸ペンタエリスリトール、
トリスアクリロキシエチルホスフエート等の多官
能アクリル酸エステル;ジメタクリル酸エチレン
グリコール、トリスメタクロイルオキシエチレン
イソシアヌレート等の多官能のメタクリル酸エス
テル;アクリルアミド、メタクリルアミド等のア
ミドなどがあげられる。これらのアクリル系モノ
マーは、一種用いてp−ビニルフエノールとアク
リル系モノマー一種の二元共重合体としてもよい
し、二種以上用いてp−ビニルフエノールとアク
リル系モノマー二種以上の多元共重合体とするこ
とも可能である。 反応に用いるp−ビニルフエノールとアクリル
系モノマーの仕込み比は、特に制限されるもので
はなく、目的とする共重合体の所望の組成比(p
−ビニルフエノール・ユニツトとアクリル系モノ
マー・ユニツトの比)およびp−ビニルフエノー
ルとアクリル系モノマーの共重合反応比に基いて
適宜選択され得る。この仕込み比は、一般的には
1:9ないし9:1の範囲から選択されるが、共
重合体の種類と用途によつては、極く少量のコモ
ノマー・ユニツトの存在によつて単独重合体とは
大きく特性が異なることがあり、必ずしも上記一
般的範囲に制約される必要はない。 反応制御のため反応系に存在させる不飽和側鎖
を有しないフエノール類としては、フエノール、
クレゾール、キシレノール、エチルフエノール、
プロピルフエノール、ブチルフエノール等があげ
られる。これらのフエノール類は一種用いてもよ
いし、二種以上用いてもよい。そして、フエノー
ル類の使用量は、p−ビニルフエノールとアクリ
ル系モノマーの合計量に対して一般に1〜5000重
量%の範囲であり、好ましくは10〜1000重量%の
範囲である。 また、水の使用量は、p−ビニルフエノールと
アクリル系モノマーの合計量に対して一般に1〜
1000重量%の範囲であり、好ましくは10〜500重
量%の範囲である。 本発明で用いるラジカル開始剤としては、過酸
化ベンゾイル、過酸化アセチル、t−ブチルヒド
ロパーオキサイド、ジベンゾイルジスルフイド、
アゾビスイソブチロニトリル、p−トルエンスル
フイン酸、過硫酸アンモニウム等があげられる。
特にアゾビスイソブチロニトリルが好ましく用い
られる。ラジカル開始剤の使用量は、反応混合物
全体(p−ビニルフエノール、アクリル系モノマ
ー、不飽和側鎖を有しないフエノール類および水
の合計量)に対して0.1〜10重量%の範囲が適当
であり、0.5〜5重量%の範囲が好ましい。ラジ
カル開始剤の反応系への添加は、反応開始前に一
度に全量添加してもよいし、反応開始前に一部を
添加し、反応の進行に伴なつて残部を間歇的ある
いは連続的に添加していつてもよい。 本発明の実施に当り、必要に応じさらに溶媒を
用いることもできる。その溶媒としては、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、アセトン、メチルエチ
ルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等があげられる。溶媒の使用量
は、特に限定する要はないが、一般にp−ビニル
フエノール、アクリル系モノマーおよび不飽和側
鎖を有しないフエノール類の合計量に対して0.1
〜10重量倍量の範囲が適当である。 本発明の実施に際し、反応温度は70℃以上と
し、好ましくは80℃以上とする。70℃以下の反応
温度では、所期の目的が達せられるように共重合
反応が進行しない。反応温度の上限は特に制限す
る必要はないが、一般に150℃まで、好ましくは
120℃までが適当である。共重合反応は、通常常
圧下で行なわれるが、加圧下あるいは減圧下に行
なうこともできる。また、重合操作は回分式でも
連続式でも行ない得る。反応時間は、一般に10分
〜5時間の範囲、好ましくは30分〜3時間の範囲
で所期の目的を達し得る。 反応終了後、反応混合物から、溶剤沈澱法、薄
膜蒸発法等任意の方法により、未反応モノマー、
不飽和側鎖を有しないフエノール類、水、溶媒が
用いられたときはその溶媒等を除去して目的とす
る共重合体を得ることができる。 本発明方法で得られる共重合体は、通常重量平
均分子量2000〜50000の線状構造を有するもので
ある。そして、本発明方法で得られる共重合体
は、用いたアクリル系モノマーの種類に応じて可
撓性、密着性、親水性、親油性、撥水性、防蝕
性、接着性、帯電防止性、熱硬化性、紫外線硬化
性、架橋性、難燃性等の諸性質を有すると共に、
用いたp−ビニルフエノールに由来する特性をも
有している。また、この共重合体の用途として
は、マイクロフオトレジスト、印刷用PS版、プ
リント配線基板用エツチングレジスト、ソルダー
レジスト、積層板、成形材料、塗料、接着剤、イ
ンキ、金属表面処理剤、凝集剤、帯電防止剤、繊
維処理剤等がある。 (実施例) 以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例によつて制
限されるものではない。 実施例 1 p−ビニルフエノール14.3g、メタクリル酸メ
チル12.5g、p−エチルフエノール57.2g、フエ
ノール2.7g、p−クレゾール12.6g、水13.2gお
よびアゾビスイソブチロニトリル1.0g(p−ビ
ニルフエノール:アクリル系モノマー(モル比)
=49:51、不飽和側鎖を有しないフエノール類の
割合(対モノマー合計(p−ビニルフエノールと
アクリル系モノマーの合計量の意;以下同じ))=
271重量%、水の割合(対モノマー合計)=49重量
%)を冷却管を備えた三角フラスコに入れ、110
℃油浴中で3時間加熱した。反応生成物を冷却し
たのち、撹拌しながら500mlのトルエンに注ぎ、
生成した沈澱を100mlのアセトンに溶かし、再び
500mlのトルエンに注いだ。生成した沈澱を100℃
にて減圧乾燥し24.1g(収率=90重量%)の重合
体を得た。 この重合体は、ゲルパーミエーシヨンクロマト
グラフ(GPC)により重量平均分子量は11000と
測定された。重合体の赤外吸収スペクトルは3100
−3700cm-1にOHの吸収、1520および1610cm-1
芳香族C=Cの吸収、810cm-1にp−置換ベンゼ
ン環CHの吸収、1700−1720cm-1にC=Oの吸収
が見られた。重合体の 13C−NMRスペクトルは
次式で示す位置のCの吸収を有していた。 1:155−157ppm、2:113−117ppm、 3:128−132ppm、4:135−139ppm、 5:35−50ppm、6:175−178ppm、 7:49−52ppm、8:18−24ppm 以上の結果から重合体はp−ビニルフエノール
とメタクリル酸メチルの共重合体であると確認さ
れた。また、 13C−NMRスペクトルの吸収強度
比からm/n=56:44(モル比)と計算された。 実施例 2 p−エチルフエノールを水蒸気とともに高温で
脱水素触媒に接触させて得られた生成物(p−ビ
ニルフエノール19.2重量%、p−エチルフエノー
ル65.8重量%、フエノール1.0重量%、p−クレ
ゾール1.5重量%および水12.5重量%)200Kg、メ
タクリル酸メチル30Kgおよびアゾビスイソブチロ
ニトリル2Kgからなる反応原料(p−ビニルフエ
ノール:アクリル系モノマー(モル比)=52:48、
不飽和側鎖を有しないフエノール類の割合(対モ
ノマー合計)=200重量%、水の割合(対モノマー
合計)=37重量%)を95℃の湯浴で加熱した400
の反応缶に2時間連続供給したのち、1時間加熱
を続けた。この間撹拌を行なつた。この操作の全
期間を通じて、反応缶中の混合物は100℃以下に
保たれ、また反応の暴走現象は認められなかつ
た。 反応終了後、反応生成物を薄膜蒸発器にて260
℃、30mmHgの条件で処理し、共重合体65Kg(収
率=95%)を得た。得られた共重合体の重量平均
分子量は10500であつた。 実施例 3 p−ビニルフエノール115g、メタクリル酸91
g、p−エチルフエノール457g、フエノール17
g、p−クレゾール54g、水107gおよびアゾビ
スイソブチロニトリル14g(p−ビニルフエノー
ル:アクリル系モノマー(モル比)=51:49、不
飽和側鎖を有しないフエノール類の割合(対モノ
マー合計)=256重量%、水の割合(対モノマー合
計)=52重量%)を、撹拌機と冷却管を備えた三
角フラスコに入れ、110℃の湯浴中で3時間撹拌
しながら加熱した。得られた反応生成物を冷却し
たのち10のベンゼンに注ぎ、生成した沈澱を
500mlのメタノールに溶かし、再び10のベンゼ
ンに注いだ。生成した沈澱を再度500mlのメタノ
ールに溶かしたのち、10の水に注いだ。かくし
て得られた沈澱を60℃にて減圧乾燥して176g
(収率=85%)の重合体が得られた。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
13500であつた。この重合体の赤外吸収スペクト
ルには、3100−3700cm-1にOHの吸収、1700−
1720cm-1にC=Oの吸収、1520および1610cm-1
芳香族C=Cの吸収、830cm-1にp−置換ベンゼ
ン環CHの吸収が見られた。重合体の 13C−
NMRスペクトルは次式で示す位置のCの吸収を
有していた。 1:155−157ppm、2:113−117ppm、 3:127−132ppm、4:135−139ppm、 5:35−50ppm、6:178−182ppm、 7:18−24ppm 以上の結果から重合体はp−ビニルフエノール
とメタクリル酸の共重合体であると確認された。
また、 13C−NMRスペクトルの吸収強度比から
m/n=50:50(モル比)と計算された。 実施例 4 p−ビニルフエノール7.7g、アクリル酸4.2
g、p−エチルフエノール30.3g、フエノール
1.2g、p−クレゾール3.6g、水7.2gおよびアゾ
ビスイソブチロニトリル1.0g(p−ビニルフエ
ノール:アクリル系モノマー(モル比)=52:48、
不飽和側鎖を有しないフエノール類の割合(対モ
ノマー合計)=295重量%、水の割合(対モノマー
合計)=61重量%)を、撹拌機と冷却管を備えた
三角フラスコに入れ、110℃の油浴中で撹拌しな
がら3時間加熱した。得られた反応生成物を1
のベンゼンに注ぎ、生成した沈澱を100mlのメタ
ノールに溶かしたのち、1の水に注いだ。生成
した沈澱を50℃で減圧乾燥して9.3g(収率=78
%)の重合体が得られた。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
14000であつた。この重合体の赤外吸収スペクト
ルには、3000−3700cm-1にOHの吸収、1700−
1720cm-1にC=Oの吸収、1520および1610cm-1
芳香族C=Cの吸収、830cm-1にp−置換ベンゼ
ン環CHの吸収が見られた。重合体の 13C−
NMRスペクトルは次式で示す位置のCの吸収を
有していた。 1:155−158ppm、2:114−117ppm、 3:128−132ppm、4:135−139ppm、 5:36−50ppm、6:177−182ppm 以上の結果から重合体はp−ビニルフエノール
とアクリル酸の共重合体であると確認された。ま
た、 13C−NMRスペクトルの吸収強度比から
m/n=66:34(モル比)と計算された。 実施例 5 p−ビニルフエノール15.4g、アクリル酸エチ
ル11.6g、p−エチルフエノール61.2g、フエノ
ール2.2g、p−クレゾール7.2g、水14.2gおよ
びアゾビスイソブチロニトリル1.0g(p−ビニ
ルフエノール:アクリル系モノマー(モル比)=
52:48、不飽和側鎖を有しないフエノール類の割
合(対モノマー合計)=261重量%、水の割合(対
モノマー合計)=53重量%)を、三角フラスコに
入れ、110℃油浴中で3時間撹拌しながら加熱し
た。得られた反応生成物を1のベンゼンに注
ぎ、生成した沈澱を100mlのアセトンに溶かした
のち、1のベンゼンに注いだ。生成した沈澱を
60℃で減圧乾燥して17.6g(収率=65%)の重合
体が得られた。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
9400であつた。この重合体の赤外吸収スペクトル
には、3100−3700cm-1にOHの吸収、1700−1730
cm-1にC=Oの吸収、1520および1620cm-1に芳香
族C=Cの吸収、830cm-1にp−置換ベンゼン環
CHの吸収が見られた。重合体の 13C−NMRス
ペクトルは次式で示す位置のCの吸収を有してい
た。 1:156−159ppm、2:115−117ppm、 3:128−131ppm、4:134−140ppm、 5:34−50ppm、6:175−177ppm、 7:50−51ppm、8:24−25ppm 吸収強度比からm/n=64:36(モル比)と計
算された。 実施例 6 p−ビニルフエノール15.4g、アクリル酸−n
−ブチル14.8g、p−エチルフエノール61.2g、
フエノール2.2g、p−クレゾール7.2g、水14.2
gおよびアゾビスイソブチロニトリル1.0g(p
−ビニルフエノール:アクリル系モノマー(モル
比)=50:50、不飽和側鎖を有しないフエノール
類の割合(対モノマー合計)=234重量%、水の割
合(対モノマー合計)=47重量%)を三角フラス
コに入れ、110℃油浴中で3時間撹拌しながら加
熱した。反応生成物を1のベンゼンに注ぎ、生
成した沈澱を100mlのアセトンに溶かしたのち、
1のベンゼンに注いだ。得られた沈澱を60℃で
減圧乾燥して16.0g(収率=53%)の重合体が得
られた。この重合体のGPCによる重量平均分子
量は11200であつた。この重合体の赤外吸収スペ
クトルには、3100−3700cm-1にOHの吸収、1700
−1730cm-1にC=Oの吸収、1520および1620cm-1
に芳香族C=Cの吸収、820cm-1にp−置換ベン
ゼン環CHの吸収が見られた。重合体の 13C−
NMRスペクトルは次式で示す位置のCの吸収を
有していた。 1:155−158ppm、2:115−118ppm、 3:128−131ppm、4:134−140ppm、 5:35−50ppm、6:175−177ppm、 7:63−65ppm、8:31ppm近辺 9:19−20ppm、10:13−14ppm 吸収強度比からm/n=64:36(モル比)と計
算された。 実施例 7 p−ビニルフエノール15.4g、アクリルアミド
8.2g、p−エチルフエノール61.2g、フエノー
ル2.2g、p−クレゾール7.2g、水14.2g、およ
びアゾビスイソブチロニトリル1.0g(p−ビニ
ルフエノール:アクリル系モノマー(モル比)=
53:47、不飽和側鎖を有しないフエノール類の割
合(対モノマー合計)=301重量%、水の割合(対
モノマー合計)=60重量%)を、三角フラスコに
入れ、110℃油浴中で3時間撹拌しながら加熱し
た。反応生成物を1のベンゼンに注ぎ、生成し
た沈澱を200mlのジメチルホルムアミドに溶かし
たのち、1のベンゼンに注いだ。得られた沈澱
を80℃で減圧乾燥し、14.4g(収率=61%)の重
合体が得られた。この重合体はアセトン、水に不
溶で、水−メタノール混合溶媒に可溶であつた。
p−ビニルフエノールのホモポリマーはアセトン
に可溶であり、一方アクリルアミドのホモポリマ
ーは水に可溶である。したがつて溶解性から、こ
の重合体はp−ビニルフエノールおよびアクリル
アミド各ホモポリマーの混合物ではなく、共重合
体と認められた。重合体の赤外吸収スペクトルに
は、3000−3700cm-1にOHの吸収、1660cm-1にア
ミドC=Oの吸収、1520および1610cm-1に芳香族
C=Cの吸収、830cm-1にp−置換ベンゼン環CH
の吸収が見られた。重合体の 13C−NMRスペク
トルは次式で示す位置のCの吸収を有していた。 1:155−158ppm、2:115−118ppm、 3:129−132ppm、4:134−139ppm、 5:37−50ppm、6:180−184ppm 吸収強度比からm/n=56:44(モル比)と計
算された。 実施例 8 p−ビニルフエノール7.2g、アクリロニトリ
ル3.2g、p−エチルフエノール31.1g、フエノ
ール1.0g、p−クレゾール3.2g、水7.5gおよび
アゾビスイソブチロニトリル1.0g(p−ビニル
フエノール:アクリル系モノマー(モル比)=
50:50、不飽和側鎖を有しないフエノール類の割
合(対モノマー合計)=339重量%、水の割合(対
モノマー合計)=72重量%)を、三角フラスコに
入れ、110℃油浴中で3時間撹拌しながら加熱し
た。反応生成物を1のトルエンに注ぎ、生成し
た沈澱を100mlのアセトンに溶かしたのち、1
のトルエンに注いだ。得られた沈澱を60℃で減圧
乾燥し、9.5g(収率=91%)の重合体が得られ
た。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
12500であつた。この重合体の赤外吸収スペクト
ルには、3100−3700cm-1にOHの吸収、2240cm-1
にC≡Nの吸収、1520および1610cm-1に芳香族C
=Cの吸収、830cm-1にp−置換ベンゼン環CHの
吸収を有していた。重合体の 13C−NMRスペク
トルは次式で示す位置のCの吸収を有していた。 1:156−159ppm、2:114−117ppm、 3:128−132ppm、4:132−137ppm、 5:36−50ppm、6:121−124ppm 吸収強度比からm/n=56:44(モル比)と計
算された。 実施例 9 p−ビニルフエノール150g、メタクリル酸−
2−ヒドロキシエチル160g、p−エチルフエノ
ール416g、フエノール7g、p−クレゾール22
g、水105g、およびアゾビスイソブチロニトリ
ル14g(p−ビニルフエノール:アクリル系モノ
マー(モノ比)=50:50、不飽和側鎖を有しない
フエノール類の割合(対モノマー合計)=144重量
%、水の割合(対モノマー合計)=34重量%)を、
撹拌機と冷却管を備えたフラスコに入れ、90℃油
浴中で2時間加熱撹拌した。反応生成物を10の
トルエンに注ぎ、生成した沈澱を1のアセトン
に溶かしたのち、10のトルエンに注いだ。得ら
れた沈澱を60℃で減圧乾燥し、270g(収率87%)
の重合体が得られた。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
11000であつた。この重合体の赤外吸収スペクト
ルには、3000−3700cm-1にOHの吸収、1700−
1730cm-1にC=Oの吸収、1520および1620cm-1
芳香族C=Cの吸収、1080cm-1に第1アルコール
C−Oの吸収、830cm-1にp−置換ベンゼン環CH
の吸収を有していた。重合体の 13C−NMRスペ
クトルは次式で示す位置のCの吸収を有してい
た。 1:155−157ppm、2:114−117ppm、 3:128−132ppm、4:134−139ppm、 5:37−53ppm、6:176−178ppm、 7:66−68ppm、8:60−61ppm、 9:20−21ppm 吸収強度比からm/n=57:43(モル比)と計
算された。 実施例 10 p−ビニルフエノール15.5g、アクリル酸−2
−ヒドロキシエチル15.0g、p−エチルフエノー
ル65.6g、フエノール2.0g、p−クレゾール5.5
g、水11.4gおよびアゾビスイソブチロニトリル
2.0g(p−ビニルフエノール:アクリル系モノ
マー(モル比)=50:50、不飽和側鎖を有しない
フエノール類の割合(対モノマー合計)=240重量
%、水の割合(対モノマー合計)=37重量%)を、
三角フラスコに入れ、100℃油浴中で2時間撹拌
しながら加熱した。反応生成物を700mlトルエン
に注ぎ、生成した沈澱を100mlのアセトンに溶か
したのち、700mlのトルエンに注いだ。得られた
沈澱を60℃で減圧乾燥し、27.0g(収率89%)の
重合体が得られた。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
10700であつた。この重合体の赤外吸収スペクト
ルには、3000−3700cm-1にOHの吸収、1710−
1730cm-1にC=Oの吸収、1520および1620cm-1
芳香族C=Cの吸収、1080cm-1に第1アルコール
C−Oの吸収、830cm-1にp−置換ベンゼン環CH
の吸収が見られた。重合体の 13C−NMRスペク
トルは次式で示す位置のCの吸収を有していた。 1:155−158ppm、2:114−117ppm、 3:128−132ppm、4:135−138ppm、 5:38−50ppm、6:176−178ppm、 7:65−67ppm、8:59−61ppm、 吸収強度比からm/n=56:44(モル比)と計
算された。 実施例 11 p−ビニルフエノール5.8g、メタクリル酸ベ
ンジル10.2g、p−エチルフエノール30.4g、フ
エノール1.4g、p−クレゾール6.1g、水6.3gお
よびアゾビスイソブチロニトリル1.0g(p−ビ
ニルフエノール:アクリル系モノマー(モル比)
=45:55、不飽和側鎖を有しないフエノール類の
割合(対モノマー合計)=237重量%、水の割合
(対モノマー合計)=39重量%)を、三角フラスコ
に入れ、110℃油浴中で3時間撹拌しながら加熱
した。反応生成物を1のトルエンに注ぎ、生成
した沈澱を100mlのアセトンに溶かしたのち、1
のトルエンに注いだ。得られた沈澱を60℃で減
圧乾燥し、11.0g(収率=69%)の重合体が得ら
れた。 重合体のGPCによる重量平均分子量は11000で
あつた。重合体の赤外吸収スペクトルには、3100
−3700cm-1にOHの吸収、1700−1730cm-1にC=
Oの吸収、1520および1620cm-1に芳香族C=Cの
吸収、820cm-1にp−置換ベンゼン環CHの吸収、
690および730cm-1にモノ置換ベンゼン環CHの吸
収が見られた。重合体の 13C−NMRスペクトル
には次式で示す位置のCの吸収を示していた。 1:155−157ppm、2:114−116ppm、 3:128−131ppm、4:135−139ppm、 5:35−55ppm、6:175−177ppm、 7:75−77ppm 吸収強度比からm/n=47:53(モル比)と計
算された。 実施例 12 p−ビニルフエノール5.8g、メタクリル酸ビ
ニル3.0g、p−エチルフエノール30.4g、p−
クレゾール6.1g、水6.3gおよびアゾビスイソブ
チロニトリル1.0g(p−ビニルフエノール:ア
クリル系モノマー(モル比)=62:38、不飽和側
鎖を有しないフエノール類の割合(対モノマー合
計)=415重量%、水の割合(対モノマー合計)=
72重量%)を、三角フラスコに入れ、110℃油浴
中で3時間撹拌しながら加熱した。反応生成物を
1のトルエンに注ぎ、生成した沈澱を100mlの
アセトンに溶かしたのち、1のトルエンに注い
だ。得られた沈澱を60℃で減圧乾燥し、6.1g
(収率=69%)の重合体が得られた。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
7400であつた。この重合体の赤外吸収スペクトル
には、3100−3700cm-1にOHの吸収、1720−1740
cm-1にC=Oの吸収、1650cm-1に−CH=CH2
吸収、1520および1610cm-1に芳香族C=Cの吸
収、830cm-1にp−置換ベンゼン環CHの吸収が見
られた。重合体の 13C−NMRスペクトルには次
式で示す位置のCの吸収を示していた。 1:155−157ppm、2:115−117ppm、 3:128−131ppm、4:135−137ppm、 5:38−52ppm、6:172−175ppm、 7:141−143ppm、8:96−98ppm、 9:19−22ppm なお得られた生成物が上記の式で表わされる共
重合体であつて、p−ビニルフエノールと
【式】との共重合体でない ことは、もし10 C が存在するならば、 13C−NMR
スペクトルにその吸収(約136ppm)が認められ
るはずであるが、そのような吸収が確認されない
ことから明らかである。 吸収強度比からm/n=57:43(モル比)と計
算された。 実施例 13 p−ビニルフエノール5.8g、アクリル酸−2,
2,3,3−テトラフルオロプロピル9.6g、フ
エノール1.4g、p−クレゾール6.1g、水6.3gお
よびアゾビスイソブチロニトリル1.0g(p−ビ
ニルフエノール:アクリル系モノマー(モル比)
=46:54、不飽和側鎖を有しないフエノール類の
割合(対モノマー合計)=49重量%、水の割合
(対モノマー合計)=41重量%)を、三角フラスコ
に入れ、110℃油浴中で3時間撹拌しながら加熱
した。反応生成物を1のヘキサンに注ぎ、生成
した沈澱を100mlのアセトンに溶かしたのち、1
のヘキサンに注いだ。得られた沈澱を60℃で減
圧乾燥し、8.4g(収率=55%)の重合体を得た。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
7400であつた。また、ウイツク・ボールド法で測
定したフツ素の含有量は12.9重量%であつた。重
合体の赤外吸収スペクトルには、3100−3700cm-1
にOHの吸収、1750cm-1にC=Oの吸収、1520お
よび1610cm-1に芳香族C=Cの吸収、1100cm-1
C−Fの吸収、830cm-1にp−置換ベンゼン環CH
の吸収が見られた。重合体の 13C−NMRスペク
トルは次式で示す位置のCの吸収を示していた。 1:155−157ppm、2:114−117ppm、 3:128−132ppm、4:134−138ppm、 5:35−52ppm、6:174−176ppm、 7:100−125ppm、8:48−52ppm 吸収強度比からm/n=73:27(モル比)と計
算された。 実施例 14 p−ビニルフエノール5.8g、メタクリル酸−
2−ジメチルアミノエチル9.1g、p−エチルフ
エノール30.4g、フエノール1.4g、p−クレゾ
ール6.1g、水6.3gおよびアゾビスイソブチロニ
トリル1.0g(p−ビニルフエノール:アクリル
系モノマー(モル比)=45:55、不飽和側鎖を有
しないフエノール類の割合(対モノマー合計)=
254重量%、水の割合(対モノマー合計)=42重量
%)を、三角フラスコに入れ、110℃油浴中で2
時間撹拌しながら加熱した。反応生成物を1の
n−ヘキサンに注ぎ、生成した沈澱を1のn−
ヘキサンで2回洗浄したのち、100mlのアセトン
に溶かし、1のトルエンに注いだ。得られた沈
澱を60℃で減圧乾燥し、8.0g(収率=54%)の
重合体を得た。 この重合体は希塩酸に可溶であつた。このこと
は生成物中にp−ビニルフエノールのホモポリマ
ーは含まれていないことを示している。化学発光
法で測定したチツ素の含有量は4.1重量%であつ
た。重合体の赤外吸収スペクトルには、3000−
3700cm-1にOHの吸収、1730cm-1にC=Oの吸収、
1520および1620cm-1に芳香族C=Cの吸収、830
cm-1にp−置換ベンゼン環CHの吸収が見られた。
重合体の 13C−NMRスペクトルは次式で示す位
置のCの吸収を示していた。 1:155−158ppm、2:114−116ppm、 3:127−131ppm、4:135−139ppm、 5:35−55ppm、6:174−177ppm、 7:60−64ppm、8:56−59ppm、 9:17−23ppm、10:44−47ppm 吸収強度比からm/n=55:45(モル比)と計
算された。 実施例 15 p−ビニルフエノール5.8g、メタクリル酸−
3−トリメトキシシリルプロピル7.4g、p−エ
チルフエノール30.4g、フエノール1.4g、p−
クレゾール6.1g、水6.3gおよびアゾビスイソブ
チロニトリル1.0g(p−ビニルフエノール:ア
クリル系モノマー(モル比)=62:38、不飽和側
鎖を有しないフエノール類の割合(対モノマー合
計)=287重量%、水の割合(対モノマー合計)=
48重量%)を、三角フラスコに入れ、110℃油浴
中で2時間撹拌しながら加熱した。反応生成物を
1のトルエンに注ぎ、生成した沈澱を100mlの
アセトンに溶かしたのち、1のトルエンに注い
だ。得られた沈澱は常温で乾燥してもゲル化して
溶媒に不溶となるので、トルエンを含んだ状態で
GPCおよび 13C−NMRを測定した。乾燥物基準
での収率は79%であつた。また、W−ICP法で測
定したシリカ含有量は5.9重量%であつた。GPC
による重量平均分子量は68000であつた。赤外吸
収スペクトルには、3100−3700cm-1にOHの吸
収、1700−1730cm-1にC=Oの吸収、1520および
1620cm-1に芳香族C=Cの吸収、1080cm-1
SiOCの吸収、820cm-1にp−置換ベンゼン環CH
の吸収が見られた。 13C−NMRスペクトルは次
式で示す位置の吸収を示していた。 1:155−158ppm、2:114−117ppm、 3:128−131ppm、4:135−139ppm、 5:35−55ppm、6:175−178ppm、 7:66−68ppm、8:49−51ppm、 9、11:18−24ppm、10:5−7ppm 吸収強度比からm/n=62:38(モル比)と計
算された。 実施例 16 p−ビニルフエノール14.3g、メタクリル酸メ
チル12.6g、p−エチルフエノール157.2g、フ
エノール2.7g、p−クレゾール12.6g、水13.2g
およびアゾビスイソブチロニトリル2.0g(p−
ビニルフエノール:アクリル系モノマー(モル
比)=50:50、不飽和側鎖を有しないフエノール
類の割合(対モノマー合計)=641重量%、水の割
合(対モノマー合計)=49重量%)を、三角フラ
スコに入れ、110℃油浴中で3時間撹拌しながら
加熱した。反応生成物を冷却したのち、撹拌しな
がら1のトルエンに注ぎ、生成した沈澱を100
mlのアセトンに溶かし、再び500mlのトルエンに
注いだ。得られた沈澱を100℃にて減圧乾燥し、
17.4g(収率=66%)の重合体を得た。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
5700であつた。また、重合体の 13C−NMRスペ
クトルの吸収強度比から、p−ビニルフエノー
ル・ユニツト/メタクリル酸メチル・ユニツト=
55:45(モル比)と計算された。 実施例 17 p−ビニルフエノール14.3g、メタクリル酸メ
チル22.3g、p−エチルフエノール57.2g、フエ
ノール2.7g、p−クレゾール12.6g、水13.2gお
よびアゾビスイソブチロニトリル1.1g(p−ビ
ニルフエノール:アクリル系モノマー(モル比)
=35:65、不飽和側鎖を有しないフエノール類の
割合(対モノマー合計)=198重量%、水の割合
(対モノマー合計)=36重量%)を、三角フラスコ
に入れ、85℃油浴中で3時間撹拌しながら加熱し
た。反応生成物を冷却したのち、撹拌しながら1
のトルエンに注ぎ、生成した沈澱を100mlのア
セトンに溶かし、再び500mlのトルエンに注いだ。
得られた沈澱を100℃にて減圧乾燥し、25.9g
(収率=71%)の重合体を得た。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
30500であつた。また、重合体の 13C−NMRス
ペクトルの吸収強度比から、p−ビニルフエノー
ル・ユニツト/メタクリル酸メチルユニツト=
42:58(モル比)と計算された。 実施例 18 p−ビニルフエノール14.3g、メタクリル酸メ
チル3.0g、p−エチルフエノール57.2g、フエ
ノール2.7g、p−クレゾール12.6g、水13.2g、
およびアゾビスイソブチロニトリル0.9g(p−
ビニルフエノール:アクリル系モノマー(モル
比)=81:19、不飽和側鎖を有しないフエノール
類の割合(対モノマー合計)=419重量%、水の割
合(対モノマー合計)=76重量%)を、三角フラ
スコに入れ、85℃油浴中で4時間撹拌しながら加
熱した。反応生成物を冷却したのち、撹拌しなが
ら1のトルエンに注ぎ、生成した沈澱を100ml
のアセトンに溶かし、再び500mlのトルエンに注
いだ。得られた沈澱を100℃にて減圧乾燥し、6.1
g(収率=35%)の重合体を得た。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
7300であつた。また重合体の 13C−NMRスペク
トルの吸収強度比から、p−ビニルフエノール・
ユニツト/メタクリル酸メチル・ユニツト=81:
19(モル比)と計算された。 実施例 19 p−ビニルフエノール14.3g、メタクリル酸メ
チル12.0g、p−エチルフエノール5.7g、フエ
ノール0.3g、p−クレゾール1.3g、水6.6g、テ
トラヒドロフラン30gおよびアゾビスイソブチロ
ニトリル1.0g(p−ビニルフエノール:アクリ
ル系モノマー(モル比)=50:50、不飽和側鎖を
有しないフエノール類の割合(対モノマー合計)
=29重量%、水の割合(対モノマー合計)=25重
量%)を、三角フラスコに入れ、110℃油浴中で
3時間撹拌しながら加熱した。反応生成物を冷却
したのち、撹拌しながら500mlのトルエンに注ぎ、
生成した沈澱を100mlのアセトンに溶かし、再び
500mlのトルエンに注いだ。得られた沈澱を100℃
にて減圧乾燥し、22.5g(収率=86%)の重合体
を得た。この重合体のGPCによる重量平均分子
量は38000であつた。 比較例 1 p−ビニルフエノール14.3g、メタクリル酸メ
チル12.0g、テトラヒドロフラン30gおよびアゾ
ビスイソブチロニトリル0.5g(p−ビニルフエ
ノール:アクリル系モノマー(モル比)=50:50)
を、三角フラスコに入れ、70℃油浴中で4時間撹
拌しながら加熱した。反応生成物を500mlのトル
エンに注ぎ、生成した沈澱を100mlのアセトンに
溶かし、再び500mlのトルエンに注いだ。得られ
た沈澱を100℃にて減圧乾燥し、22.3g(収率=
85%)の重合体を得た。 この重合体のGPCによる重量平均分子量は
147000であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 p−ビニルフエノールとアクリル系モノマー
    をラジカル開始剤の存在下に共重合させるに際
    し、反応系内に不飽和側鎖を有しないフエノール
    類および水を存在させ、反応温度を70℃以上とす
    ることを特徴とするp−ビニルフエノールとアク
    リル系モノマーの共重合体の製造方法。 2 不飽和側鎖を有しないフエノール類の存在量
    が、p−ビニルフエノールとアクリル系モノマー
    の合計量に対し1〜5000重量%である特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 3 水の存在量が、p−ビニルフエノールとアク
    リル系モノマーの合計量に対して1〜1000重量%
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。
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