JPH0340255B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0340255B2 JPH0340255B2 JP61044826A JP4482686A JPH0340255B2 JP H0340255 B2 JPH0340255 B2 JP H0340255B2 JP 61044826 A JP61044826 A JP 61044826A JP 4482686 A JP4482686 A JP 4482686A JP H0340255 B2 JPH0340255 B2 JP H0340255B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- side wall
- rope
- tensile
- power transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、動力伝動用Vベルトに関し、特に、
変速用としてその効果が発揮される、Vベルト本
体を形成する左右両側壁部のうちいずれか一方の
側壁部がVベルトの断面の垂直の中心線に対する
傾斜角度において特に大きく設定されたことを特
徴とする非対称の両側壁部をもつて形成されたV
ベルトに関する。
変速用としてその効果が発揮される、Vベルト本
体を形成する左右両側壁部のうちいずれか一方の
側壁部がVベルトの断面の垂直の中心線に対する
傾斜角度において特に大きく設定されたことを特
徴とする非対称の両側壁部をもつて形成されたV
ベルトに関する。
(従来の技術)
変速比を大きく設定することができ、かつ強力
な動力の伝達能力を有するVベルトの一つとし
て、ベルト本体を形成する左右両側壁部の傾斜角
度を故意に変化せしめた、所謂非対称形変速Vベ
ルトが、広く使用されている。
な動力の伝達能力を有するVベルトの一つとし
て、ベルト本体を形成する左右両側壁部の傾斜角
度を故意に変化せしめた、所謂非対称形変速Vベ
ルトが、広く使用されている。
しかし、この非対称形変速用Vベルトは、両側
壁部の傾斜角度の相違により、第5図をもつて示
すようにVベルト11をVプーリに巻掛けた折ベ
ルト走行時、Vベルトにはプーリからその側壁部
に対し直角にNなる側圧がかかると、傾斜角の大
きな右側壁部17には、N(sinβ+μcosβ)の応力
が、又傾斜角の小さな左側壁部16にはN(sinα
+μcosα)の応力がそれぞれ働き(但しμは摩擦
係数を示す)、Vベルト本体11内に埋設せしめ
た抗張体ロープ12のうち、傾斜角度の大きい右
側壁部17に比較的近接して位置するロープに
は、特に強い応力が働き、すなわち、ベルト本体
11の表面にて矢印の長さ量に示すように、ベル
ト全体には不均等な力が働き走行初期の段階にあ
つてはVベルトの転覆の発生をみたり、又ベルト
の走行中には抗張体のホツプアウト、抗張体の切
断、ベルト本体にあつて抗張体ロープの周辺に亀
裂が発生するなど、非対称形Vベルトには特有の
欠陥が内在している。
壁部の傾斜角度の相違により、第5図をもつて示
すようにVベルト11をVプーリに巻掛けた折ベ
ルト走行時、Vベルトにはプーリからその側壁部
に対し直角にNなる側圧がかかると、傾斜角の大
きな右側壁部17には、N(sinβ+μcosβ)の応力
が、又傾斜角の小さな左側壁部16にはN(sinα
+μcosα)の応力がそれぞれ働き(但しμは摩擦
係数を示す)、Vベルト本体11内に埋設せしめ
た抗張体ロープ12のうち、傾斜角度の大きい右
側壁部17に比較的近接して位置するロープに
は、特に強い応力が働き、すなわち、ベルト本体
11の表面にて矢印の長さ量に示すように、ベル
ト全体には不均等な力が働き走行初期の段階にあ
つてはVベルトの転覆の発生をみたり、又ベルト
の走行中には抗張体のホツプアウト、抗張体の切
断、ベルト本体にあつて抗張体ロープの周辺に亀
裂が発生するなど、非対称形Vベルトには特有の
欠陥が内在している。
(発明が解決しようとする問題点)
この種の非対称形Vベルトに内在する問題点の
解消を目的として、種々の発明が提案されてい
る。例えば米国特許第3365967号明細書が開示さ
れ、さらに本米国特許明細書にて開示された発明
に内在する欠点を指摘され、同明細書記載の発明
を改善せしめた発明として特開昭47−13360号公
報が開示されている。しかし同公開公報に開示さ
れたこの種の伝動ベルトは、ベルトの作成が困難
で、成形工数が多岐に亘り、結果的にベルトをし
てコスト高なものとしている。
解消を目的として、種々の発明が提案されてい
る。例えば米国特許第3365967号明細書が開示さ
れ、さらに本米国特許明細書にて開示された発明
に内在する欠点を指摘され、同明細書記載の発明
を改善せしめた発明として特開昭47−13360号公
報が開示されている。しかし同公開公報に開示さ
れたこの種の伝動ベルトは、ベルトの作成が困難
で、成形工数が多岐に亘り、結果的にベルトをし
てコスト高なものとしている。
本発明は、非対称の1対の側壁部を有する動力
伝動用Vベルトにおいて、同ベルト内にてベルト
幅方向に直線上に並列されて埋蔵された抗張体ロ
ープの撚り状態とベルトを形成する左右1対の側
壁部のうち、ベルトの断面の垂直中心線に対する
傾斜角度の大きい側に位置する傾斜側壁部との関
連構成にて、即ちベルトの構成において特別な応
力対抗部材などの付加材を用いることなく、又埋
設された抗張体ロープの配列、配置および構成な
どに特別な考慮を払うことなく、この種のベルト
に内在する問題点を簡易に除去しうる動力伝動用
Vベルトを提供することを目的とするものであ
る。
伝動用Vベルトにおいて、同ベルト内にてベルト
幅方向に直線上に並列されて埋蔵された抗張体ロ
ープの撚り状態とベルトを形成する左右1対の側
壁部のうち、ベルトの断面の垂直中心線に対する
傾斜角度の大きい側に位置する傾斜側壁部との関
連構成にて、即ちベルトの構成において特別な応
力対抗部材などの付加材を用いることなく、又埋
設された抗張体ロープの配列、配置および構成な
どに特別な考慮を払うことなく、この種のベルト
に内在する問題点を簡易に除去しうる動力伝動用
Vベルトを提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
この目的を達成させるために、本発明は次のよ
うな構成としている。すなわち、本発明に係る動
力伝動用Vベルトは、伸張ゴム層と圧縮ゴム層間
に抗張体ロープを埋設せしめ、かつベルトの左右
両側壁部の傾斜角度を異にした非対称形のVベル
トにおいて、該抗張体ロープは撚りロープをもつ
て構成され、ベルトの左右側壁部のうち、傾斜角
の大きい側壁部側に向つて、この抗張体ロープの
撚り方向を一致せしめたことを特徴とする構成か
らなる。
うな構成としている。すなわち、本発明に係る動
力伝動用Vベルトは、伸張ゴム層と圧縮ゴム層間
に抗張体ロープを埋設せしめ、かつベルトの左右
両側壁部の傾斜角度を異にした非対称形のVベル
トにおいて、該抗張体ロープは撚りロープをもつ
て構成され、ベルトの左右側壁部のうち、傾斜角
の大きい側壁部側に向つて、この抗張体ロープの
撚り方向を一致せしめたことを特徴とする構成か
らなる。
(作用)
以上の構成からなる本発明にかかる非対称形を
呈する動力伝動用VベルトをVプーリに巻掛し、
これを走行せしめると、Vベルト両側壁部の傾斜
角度の相違によるベルト幅方向の不均一な応力分
布とベルトに埋設された抗張体ロープの撚りが、
より強く撚り方向に作用せんとする力によつて生
ずるベルト幅方向の応力分布とがつりあつて、ベ
ルトおよびベルト内に埋設された抗張体ロープの
アンバランスがなくなり、動力の伝達能力が増大
し、かつその耐久性の向上をこの種のベルトに比
較的簡易に求めることができた。
呈する動力伝動用VベルトをVプーリに巻掛し、
これを走行せしめると、Vベルト両側壁部の傾斜
角度の相違によるベルト幅方向の不均一な応力分
布とベルトに埋設された抗張体ロープの撚りが、
より強く撚り方向に作用せんとする力によつて生
ずるベルト幅方向の応力分布とがつりあつて、ベ
ルトおよびベルト内に埋設された抗張体ロープの
アンバランスがなくなり、動力の伝達能力が増大
し、かつその耐久性の向上をこの種のベルトに比
較的簡易に求めることができた。
(実施例)
つぎに本発明に係る動力伝動用Vベルトの具体
的実施例を図面を用いて説明する。
的実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明に係るコグ付Vベルトの一部の
斜視図、第2図は第1図の横断面図である。
斜視図、第2図は第1図の横断面図である。
図中、1はVベルト本体で、NR(天然ゴム)、
SBR(スチレンブタジエンゴム)、CR(クロムプ
レンゴム)、NBR(ニトリルゴム)などの単一材、
又はこれらの適宜ブレンドしたゴムからなる伸張
ゴム層3と、その下方に位置する前記伸張ゴム層
4と同材質からなる圧縮ゴム層4にて構成され、
これら伸張ゴム層3と圧縮ゴム層4間には綿、人
絹などの天然繊維、ポリエステル、ナイロン、芳
香族ポリアミド(商品名ケブラー)などの合成繊
維、又はガラス、炭素、炭化珪素などの無機繊維
からなる低伸度高強力の抗張体ロープ2がスパイ
ラル状にベルト周長方向に巻かれて埋設され、ベ
ルトの略全幅部をカバーするように並設されてい
る。又圧縮ゴム層4の下面には一定のピツチにて
ベルト幅方向にのびるコグ5群が形成され、必要
に応じて、該伸張ゴム層3および圧縮ゴム層4の
各表面にはバイアス帆布、広角度帆布ウーリー帆
布等の高伸長帆布(図示省略)が被覆されてい
る。そして本Vベルト本体1を形成する両側壁部
は左右非対称形で、それぞれ対応する左右両側壁
部6,7はベルトの断面の垂直の中心線E−E線
およびF−F線に対し各々傾斜角度αおよびβを
有し、第2図における右側壁部7は左側壁部6よ
りも大きい傾斜角度を有し、即ち第1図にて矢印
Cをもつて示すベルト進行方向に対して、右側壁
部7が大きく傾斜(α<β)している。
SBR(スチレンブタジエンゴム)、CR(クロムプ
レンゴム)、NBR(ニトリルゴム)などの単一材、
又はこれらの適宜ブレンドしたゴムからなる伸張
ゴム層3と、その下方に位置する前記伸張ゴム層
4と同材質からなる圧縮ゴム層4にて構成され、
これら伸張ゴム層3と圧縮ゴム層4間には綿、人
絹などの天然繊維、ポリエステル、ナイロン、芳
香族ポリアミド(商品名ケブラー)などの合成繊
維、又はガラス、炭素、炭化珪素などの無機繊維
からなる低伸度高強力の抗張体ロープ2がスパイ
ラル状にベルト周長方向に巻かれて埋設され、ベ
ルトの略全幅部をカバーするように並設されてい
る。又圧縮ゴム層4の下面には一定のピツチにて
ベルト幅方向にのびるコグ5群が形成され、必要
に応じて、該伸張ゴム層3および圧縮ゴム層4の
各表面にはバイアス帆布、広角度帆布ウーリー帆
布等の高伸長帆布(図示省略)が被覆されてい
る。そして本Vベルト本体1を形成する両側壁部
は左右非対称形で、それぞれ対応する左右両側壁
部6,7はベルトの断面の垂直の中心線E−E線
およびF−F線に対し各々傾斜角度αおよびβを
有し、第2図における右側壁部7は左側壁部6よ
りも大きい傾斜角度を有し、即ち第1図にて矢印
Cをもつて示すベルト進行方向に対して、右側壁
部7が大きく傾斜(α<β)している。
本発明において、その特徴をなす構成部は非対
称の左右両側壁との間に重要な関連を有する前記
抗張体ロープ2の存在である。即ち第3図にて示
す本抗張体ロープ2は、第2図におけるベルト切
断面にて露出した抗張体ロープ2の横断面図に
て、繊維フイラメントを集束せしめたストランド
8を3本集めて矢印A方向に下撚り数0.4〜2.0
回/cm、下撚り係数0.8〜2.0で下撚りして子なわ
9を形成し、ついでこの子なわ9を3本集めて前
記下撚りと同方向即ち矢印A′方向に上撚り数0.5
〜2.5回/cm、上撚り係数1.6〜4.0で上撚りして、
Z撚りの抗張体ロープ2をうる。
称の左右両側壁との間に重要な関連を有する前記
抗張体ロープ2の存在である。即ち第3図にて示
す本抗張体ロープ2は、第2図におけるベルト切
断面にて露出した抗張体ロープ2の横断面図に
て、繊維フイラメントを集束せしめたストランド
8を3本集めて矢印A方向に下撚り数0.4〜2.0
回/cm、下撚り係数0.8〜2.0で下撚りして子なわ
9を形成し、ついでこの子なわ9を3本集めて前
記下撚りと同方向即ち矢印A′方向に上撚り数0.5
〜2.5回/cm、上撚り係数1.6〜4.0で上撚りして、
Z撚りの抗張体ロープ2をうる。
なお、この折の撚り係数は、通常T.F=0.0348
√・Tで算出される(但し、D:ロープの総デ
ニール数、T:センチ当りの撚り回数)。
√・Tで算出される(但し、D:ロープの総デ
ニール数、T:センチ当りの撚り回数)。
又前記具体的数値をもつて開示された各子なわ
9の構成本数、ストランド8の集束本数は抗張体
ロープ2の太さによつて、略定まるもので、夫々
のケースに応じ、これらの数値は変更され、決し
て固定的なものではない。
9の構成本数、ストランド8の集束本数は抗張体
ロープ2の太さによつて、略定まるもので、夫々
のケースに応じ、これらの数値は変更され、決し
て固定的なものではない。
なお、前記抗張体ロープ2の所定の範囲内の具
体的数値をもつて開示した撚り数および撚り係数
にあつて前記各範囲の下限値より小さい場合には
ロープ2はほつれ易くなり、又反対に前記各範囲
の上限値より大きく設定した場合には、ロープの
加工、ベルトの成形加工が困難なものとなり、か
つベルトの屈曲疲労性が悪くなる。
体的数値をもつて開示した撚り数および撚り係数
にあつて前記各範囲の下限値より小さい場合には
ロープ2はほつれ易くなり、又反対に前記各範囲
の上限値より大きく設定した場合には、ロープの
加工、ベルトの成形加工が困難なものとなり、か
つベルトの屈曲疲労性が悪くなる。
さらに、上記特性を有する抗張体ロープ2のベ
ルト成形加工時のベルト周方向へのスパイラル状
の巻き方向は、傾斜角度の大きい側の側壁部から
傾斜角度の小さい側の側壁部方向へと、より具体
的には第2図にあつてB矢印にて示すように、右
側壁部7から左側壁部6方向へと順次巻かれてい
る。
ルト成形加工時のベルト周方向へのスパイラル状
の巻き方向は、傾斜角度の大きい側の側壁部から
傾斜角度の小さい側の側壁部方向へと、より具体
的には第2図にあつてB矢印にて示すように、右
側壁部7から左側壁部6方向へと順次巻かれてい
る。
又、本発明に係る両側壁面の傾斜角度を異にす
る非対称形のVベルトにあつて、常にこの種のV
ベルトをVプーリに巻装した折強い側圧をうける
傾斜角度の大きな側の側壁部に向つて、抗張体ロ
ープの撚り方向を一致せしめていることを特徴と
するものである。
る非対称形のVベルトにあつて、常にこの種のV
ベルトをVプーリに巻装した折強い側圧をうける
傾斜角度の大きな側の側壁部に向つて、抗張体ロ
ープの撚り方向を一致せしめていることを特徴と
するものである。
第4図は、他の実施例を示す第2図に相当する
図で、Vベルト本体1′を構成する抗張体ロープ
2′伸張ゴム層3′および圧縮ゴム層4′の一体構
成は第1図および第2図を中心にすでに詳述した
とおりであるが、Vベルト本体1′を形成する左
右両側壁部6′,7′は第2図に示すVベルトと相
違し、左右側壁部6′,7′のベルト断面の垂直の
中心線E−E線、F−F線に対する両側壁部の傾
斜角度、即ち左側壁部6′の傾斜角度αが、右側
壁部7′の傾斜角度βより大きく設定されており、
これに伴い本Vベルト本体1′を構成する抗張体
ロープ2′の撚り方向が第3図にて矢印Aおよび
A′にて示した方向とは逆方向に撚つてなるS撚
りロープであることが特徴で、即ち傾斜角度の大
きい側壁部6′に対して抗張体ロープの撚り方向
を一致せしめている。
図で、Vベルト本体1′を構成する抗張体ロープ
2′伸張ゴム層3′および圧縮ゴム層4′の一体構
成は第1図および第2図を中心にすでに詳述した
とおりであるが、Vベルト本体1′を形成する左
右両側壁部6′,7′は第2図に示すVベルトと相
違し、左右側壁部6′,7′のベルト断面の垂直の
中心線E−E線、F−F線に対する両側壁部の傾
斜角度、即ち左側壁部6′の傾斜角度αが、右側
壁部7′の傾斜角度βより大きく設定されており、
これに伴い本Vベルト本体1′を構成する抗張体
ロープ2′の撚り方向が第3図にて矢印Aおよび
A′にて示した方向とは逆方向に撚つてなるS撚
りロープであることが特徴で、即ち傾斜角度の大
きい側壁部6′に対して抗張体ロープの撚り方向
を一致せしめている。
又本発明は、左右両側壁部の傾斜角度の相違お
よびこれに対応してS撚り、Z撚りの選択を誤ま
らない限り、ベルト本体を構成する圧縮ゴム層の
下面に設けたコグ5部を欠く、プレンタイプの変
速Vベルトにも適用される。
よびこれに対応してS撚り、Z撚りの選択を誤ま
らない限り、ベルト本体を構成する圧縮ゴム層の
下面に設けたコグ5部を欠く、プレンタイプの変
速Vベルトにも適用される。
(発明の効果)
本発明は、ベルトの左右側壁部の傾斜角度が相
違する非対称形のVベルトにおいて、Vベルト本
体内に埋設された抗張体として、特に撚りロープ
を用い、かつこの撚りロープは、この種のベルト
をプーリに巻装した折により強い側圧を受ける傾
斜角の大きい側壁部に対して、その撚り方向を一
致せしめ、より大きい負荷が作用する折に側壁部
方向に、さらに強い撚り力が付与されるように抗
張体ロープの撚り方向を選択することによつて、
ベルト両側壁部の傾斜角度の違いによるベルト幅
方向に作用する不均一な応力分布と抗張体ロープ
に作用する撚りのより強力な撚り方向への力によ
つて生ずるベルト幅方向の応力分布が均衡して、
ベルトの抗張体ロープおよびベルト自体のアンバ
ランスが解消され、この種のベルトにより強く求
められる動力伝達能力が大きく、かつ耐久性も十
分確保され、製造面でも撚りロープの撚り方向の
選択を間違わない限り、簡易で、かつコスト的に
も廉価なVベルトを得ることができた。
違する非対称形のVベルトにおいて、Vベルト本
体内に埋設された抗張体として、特に撚りロープ
を用い、かつこの撚りロープは、この種のベルト
をプーリに巻装した折により強い側圧を受ける傾
斜角の大きい側壁部に対して、その撚り方向を一
致せしめ、より大きい負荷が作用する折に側壁部
方向に、さらに強い撚り力が付与されるように抗
張体ロープの撚り方向を選択することによつて、
ベルト両側壁部の傾斜角度の違いによるベルト幅
方向に作用する不均一な応力分布と抗張体ロープ
に作用する撚りのより強力な撚り方向への力によ
つて生ずるベルト幅方向の応力分布が均衡して、
ベルトの抗張体ロープおよびベルト自体のアンバ
ランスが解消され、この種のベルトにより強く求
められる動力伝達能力が大きく、かつ耐久性も十
分確保され、製造面でも撚りロープの撚り方向の
選択を間違わない限り、簡易で、かつコスト的に
も廉価なVベルトを得ることができた。
第1図は本発明に係るコグ付Vベルトの一部の
斜視図、第2図は第1図に示すVベルトの横断面
図、第3図は第2図に示すベルトの切断面に露出
した抗張体ロープの横断面図、第4図は他の実施
例を示す第2図に相当する図、第5図はこの種の
非対称形Vベルト走行時に作用する側圧の負荷説
明図である。 図中、1,1′はベルト本体、2,2′は抗張体
ロープ、3,3′は伸張ゴム層、4,4′は圧縮ゴ
ム層、6,6′は左側壁部、7,7′は右側壁部、
8はストランド、9は子なわを示す。
斜視図、第2図は第1図に示すVベルトの横断面
図、第3図は第2図に示すベルトの切断面に露出
した抗張体ロープの横断面図、第4図は他の実施
例を示す第2図に相当する図、第5図はこの種の
非対称形Vベルト走行時に作用する側圧の負荷説
明図である。 図中、1,1′はベルト本体、2,2′は抗張体
ロープ、3,3′は伸張ゴム層、4,4′は圧縮ゴ
ム層、6,6′は左側壁部、7,7′は右側壁部、
8はストランド、9は子なわを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 伸張ゴム層と圧縮ゴム層間に抗張体ロープを
埋設せしめ、かつベルトの左右側壁部の傾斜角度
を異にした非対称形のVベルトにおいて、該抗張
体ロープは撚りロープをもつて構成されており、
ベルトの左右側壁部のうち、傾斜角度の大きい側
壁部側に向つて、この抗張体ロープの撚り方向を
一致せしめたことを特徴とする動力伝動用Vベル
ト。 2 前記抗張体ロープの撚りは、上撚りおよび下
撚りともに同一方向である特許請求の範囲第1項
記載の動力伝動用Vベルト。 3 前記抗張体ロープの撚りは上撚り数0.5〜2.5
回/cm、下撚り数0.4〜2.0回/cmの範囲にある特
許請求の範囲第1項又は第2項記載の動力伝動用
Vベルト。 4 前記抗張体ロープの撚りは、上撚り係数1.6
〜4.0、下撚り係数0.8〜2.0の範囲にある特許請求
の範囲第1項〜3項から選ばれる1つの項に記載
の動力伝動用Vベルト。 5 前記抗張体ロープのベルト周方向へのスパイ
ラル状の巻き方向は、傾斜角度の大きい側壁部側
より、傾斜角度の小さい側壁部側へと順次巻かれ
ている特許請求の範囲第1項〜第4項から選ばれ
る1つの項に記載の動力伝動用Vベルト。 6 前記抗張体ロープは綿、人絹などの天然繊
維、ポリエステル、ナイロン、芳香族ポリアミド
などの合成繊維、ガラス、炭素、炭化珪素などの
無機繊維よりなる群から選ばれた繊維をもつて構
成されている特許請求の範囲第1項〜第5項から
選ばれる1つの項に記載の動力伝動用Vベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4482686A JPS62204032A (ja) | 1986-03-01 | 1986-03-01 | 動力伝動用vベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4482686A JPS62204032A (ja) | 1986-03-01 | 1986-03-01 | 動力伝動用vベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62204032A JPS62204032A (ja) | 1987-09-08 |
| JPH0340255B2 true JPH0340255B2 (ja) | 1991-06-18 |
Family
ID=12702257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4482686A Granted JPS62204032A (ja) | 1986-03-01 | 1986-03-01 | 動力伝動用vベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62204032A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102018220416A1 (de) * | 2018-11-28 | 2020-05-28 | Contitech Antriebssysteme Gmbh | Zugmittel für einen Zugmittelantrieb |
| IT202300010110A1 (it) * | 2023-05-19 | 2023-08-19 | Del Tito Amleto | Cinghia di trasmissione asimmetrica |
-
1986
- 1986-03-01 JP JP4482686A patent/JPS62204032A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62204032A (ja) | 1987-09-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1916443B1 (en) | Power transmission belt | |
| JP5480807B2 (ja) | 動力伝達ベルト | |
| EP0799917B1 (en) | Endless power transmission belt construction, cord therefor and methods of making the same | |
| JPS61167736A (ja) | 動力伝動用ベルト | |
| JP2005520754A (ja) | エレベータ用合成繊維ロープ | |
| US5230668A (en) | V-ribbed belt | |
| JPH0772578B2 (ja) | アラミド繊維コード及びこれを用いた動力伝動用ベルト | |
| JPS6342194Y2 (ja) | ||
| JPS5919744A (ja) | 動力伝動用ベルト | |
| US4778437A (en) | Heavy duty V belt | |
| JP3982870B2 (ja) | コンベヤベルト | |
| JPH0340255B2 (ja) | ||
| JPH0250224B2 (ja) | ||
| JPH034782B2 (ja) | ||
| CN113474576B (zh) | 具有芳纶张力绳的动力传动带 | |
| AU2006261718A1 (en) | Banded power transmission V-belt | |
| JP2885879B2 (ja) | 工業用ベルト | |
| JPH0583776B2 (ja) | ||
| JPH0746828Y2 (ja) | Vリブドベルト | |
| JP2965403B2 (ja) | 高負荷伝動用歯付ベルト | |
| JPH0544607Y2 (ja) | ||
| JPH07144731A (ja) | コンベヤベルト | |
| JPS596278Y2 (ja) | Vベルト | |
| JPS5824037Y2 (ja) | 多リブベルト | |
| JPH0562656B2 (ja) |