JPH0340276B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0340276B2 JPH0340276B2 JP62220662A JP22066287A JPH0340276B2 JP H0340276 B2 JPH0340276 B2 JP H0340276B2 JP 62220662 A JP62220662 A JP 62220662A JP 22066287 A JP22066287 A JP 22066287A JP H0340276 B2 JPH0340276 B2 JP H0340276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cylinder body
- chamber
- supply pipe
- sliding valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pipeline Systems (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「発明の目的」
(産業上の利用分野)
本発明は、水や湯の供給管等に発生するウオー
ターハンマー現象を吸収して、該供給管に接続さ
れた水栓器具や当該供給管自体を保護するように
した、新規な圧力緩和器に関するものである。
ターハンマー現象を吸収して、該供給管に接続さ
れた水栓器具や当該供給管自体を保護するように
した、新規な圧力緩和器に関するものである。
(従来の技術)
第2図は従来の圧力緩和器3を示す側断面図で
ある。該圧力緩和器3は、水又は湯の供給管(以
下、水供給管1を例に挙げて説明する)の経路中
に介設されたものであつて、球状ケース4とチー
ズ2とから成つていた。該球状ケース4内には、
ケース内を加圧室4aと圧縮室4bとに区画する
如くダイヤフラム4cが設けられていた。一般
に、前記圧縮室4b内には窒素ガスが封入されて
おり、その内圧は4Kg/cm2前後に保たれていた。
また、前記加圧室4aは、チーズ2を介して前記
水供給管1に連通されるようになつていた。従つ
て、例えば水供給管1に接続された水栓器具(図
示省略)等を急激に止栓操作して、該水供給管1
内に異常昇圧した衝撃波が伝搬された場合は、圧
力緩和器3の加圧室4a内に当初より流入してい
た水がダイヤフラム4cを圧縮室4b側へ彎曲さ
せるようになる。このため、前記衝撃波に対する
反射波は発生せず、ウオーターハンマー現象は解
消されていた。
ある。該圧力緩和器3は、水又は湯の供給管(以
下、水供給管1を例に挙げて説明する)の経路中
に介設されたものであつて、球状ケース4とチー
ズ2とから成つていた。該球状ケース4内には、
ケース内を加圧室4aと圧縮室4bとに区画する
如くダイヤフラム4cが設けられていた。一般
に、前記圧縮室4b内には窒素ガスが封入されて
おり、その内圧は4Kg/cm2前後に保たれていた。
また、前記加圧室4aは、チーズ2を介して前記
水供給管1に連通されるようになつていた。従つ
て、例えば水供給管1に接続された水栓器具(図
示省略)等を急激に止栓操作して、該水供給管1
内に異常昇圧した衝撃波が伝搬された場合は、圧
力緩和器3の加圧室4a内に当初より流入してい
た水がダイヤフラム4cを圧縮室4b側へ彎曲さ
せるようになる。このため、前記衝撃波に対する
反射波は発生せず、ウオーターハンマー現象は解
消されていた。
(発明が解決しようとする問題点)
圧力緩和器3のダイヤフラム4cは、ニトリル
ゴム等を素材として形成されており、圧縮室4b
におけるガス漏れ防止用のパツキンを兼ねるよう
になつていた。しかし、完全なシールは不可能で
あり、またニトリルゴム自体が窒素ガスを微量な
がら透過するものであつたため、約6ケ月から1
年程度の比較的早い周期で、圧力緩和器としての
充分な機能が得られなくなつていた。従つて、そ
の都度ガス補填したり、又は圧力緩和器3自体を
交換したりしなければならず、ランニングコスト
が高騰化していた。更に、圧力緩和器3は、建物
の奥まつた場所、建物壁面の内部又は洗面台やキ
ツチン台の下部収納庫内等の配管部分に設けられ
るのが普通であるから、前記の如きガス補填作
業、交換作業等は極めて面倒であつた。
ゴム等を素材として形成されており、圧縮室4b
におけるガス漏れ防止用のパツキンを兼ねるよう
になつていた。しかし、完全なシールは不可能で
あり、またニトリルゴム自体が窒素ガスを微量な
がら透過するものであつたため、約6ケ月から1
年程度の比較的早い周期で、圧力緩和器としての
充分な機能が得られなくなつていた。従つて、そ
の都度ガス補填したり、又は圧力緩和器3自体を
交換したりしなければならず、ランニングコスト
が高騰化していた。更に、圧力緩和器3は、建物
の奥まつた場所、建物壁面の内部又は洗面台やキ
ツチン台の下部収納庫内等の配管部分に設けられ
るのが普通であるから、前記の如きガス補填作
業、交換作業等は極めて面倒であつた。
本発明は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、窒素ガスの補填作業や圧力緩和器自
体の交換作業が不要であり、しかもランニングコ
ストが低廉化できる、ウオーターハンマー用の新
規な圧力緩和器(以下、本件緩和器という)を提
供することを目的とする。
のであつて、窒素ガスの補填作業や圧力緩和器自
体の交換作業が不要であり、しかもランニングコ
ストが低廉化できる、ウオーターハンマー用の新
規な圧力緩和器(以下、本件緩和器という)を提
供することを目的とする。
「発明の構成」
(問題点を解決するための手段)
本件緩和器の要旨とするところは、内部に互い
に連通する径大な通水室と径小な空気室とを備え
たシリンダ本体と、該シリンダ本体の空気室内周
面に密接する筒体の一端部に対してシリンダ本体
の通水室内周面に密接する鍔部が設けられた摺動
弁体と、シリンダ本体に対してその空気室を密封
する箇所に設けられた吸気用の逆止弁と、シリン
ダ本体の通水室寄り管端部へ接続される水又は湯
の二次側供給管と、シリンダ本体の管壁部にあつ
て通水室相当部位の適所へ接続される水又は湯の
一次側供給管とから成り、前記摺動弁体はシリン
ダ本体の空気室寄りが閉塞され通水室寄りが開放
されたキヤツプ状に形成されていると共に、前記
鍔部近傍の周面に通水孔が穿設されている点にあ
る。
に連通する径大な通水室と径小な空気室とを備え
たシリンダ本体と、該シリンダ本体の空気室内周
面に密接する筒体の一端部に対してシリンダ本体
の通水室内周面に密接する鍔部が設けられた摺動
弁体と、シリンダ本体に対してその空気室を密封
する箇所に設けられた吸気用の逆止弁と、シリン
ダ本体の通水室寄り管端部へ接続される水又は湯
の二次側供給管と、シリンダ本体の管壁部にあつ
て通水室相当部位の適所へ接続される水又は湯の
一次側供給管とから成り、前記摺動弁体はシリン
ダ本体の空気室寄りが閉塞され通水室寄りが開放
されたキヤツプ状に形成されていると共に、前記
鍔部近傍の周面に通水孔が穿設されている点にあ
る。
(作用)
一次側供給管から二次側供給管へ向けて水が流
れると、シリンダ本体内では、その通水室内に摺
動弁体の殆ど全体が収容された状態(通水室の最
も出口寄り(二次側供給管との接続部)の部分へ
摺動弁体の鍔部が接近した状態)となる。なぜな
ら、二次供給管へ向けて流れる水圧に沿つて摺動
弁体自体が吸引されたり、又は摺動弁体の鍔部が
流水に押し付けられたりするからである。この状
態が本件緩和器の衝撃波に対する待機状態であ
る。なお、摺動弁体が上記位置付けの如く摺動す
る際には、シリンダ本体の空気室内の逆止弁を介
して空気が吸引される。
れると、シリンダ本体内では、その通水室内に摺
動弁体の殆ど全体が収容された状態(通水室の最
も出口寄り(二次側供給管との接続部)の部分へ
摺動弁体の鍔部が接近した状態)となる。なぜな
ら、二次供給管へ向けて流れる水圧に沿つて摺動
弁体自体が吸引されたり、又は摺動弁体の鍔部が
流水に押し付けられたりするからである。この状
態が本件緩和器の衝撃波に対する待機状態であ
る。なお、摺動弁体が上記位置付けの如く摺動す
る際には、シリンダ本体の空気室内の逆止弁を介
して空気が吸引される。
いま、供給管での流水を急激に停止させるなど
して、二次側供給管から一次側供給管へ向けて突
発的昇圧による衝撃波が伝搬されたとする。該衝
撃波が二次側供給管から本件緩和器のシリンダ本
体内へ達すると、その通水室内では摺動弁体の開
放端部(鍔部側)を介して筒体内部の閉塞端部面
へと衝撃波がぶつけられることとなる。そのた
め、該摺動弁体はシリンダ本体の空気室へ向けて
摺動する。このとき、シリンダ本体の空気室には
上記した如く空気が充満されている。この充満空
気は、空気室から大気へ解放されることはないの
で、上記摺動弁体の摺動を受けて圧縮されること
となる。この空気圧縮作用が、前記衝撃波を吸収
するものとなる。また、シリンダ本体の空気室内
に摺動弁体が位置付けられた場合には、該摺動弁
体の筒体内部がシリンダ本体の通水室容積を実質
的に拡大するものとなる。従つて、このことも
亦、前記衝撃波を吸収するものとなる。このよう
に衝撃波に対する反射波は生じず、ウオーターハ
ンマー現象の発生が防止される。
して、二次側供給管から一次側供給管へ向けて突
発的昇圧による衝撃波が伝搬されたとする。該衝
撃波が二次側供給管から本件緩和器のシリンダ本
体内へ達すると、その通水室内では摺動弁体の開
放端部(鍔部側)を介して筒体内部の閉塞端部面
へと衝撃波がぶつけられることとなる。そのた
め、該摺動弁体はシリンダ本体の空気室へ向けて
摺動する。このとき、シリンダ本体の空気室には
上記した如く空気が充満されている。この充満空
気は、空気室から大気へ解放されることはないの
で、上記摺動弁体の摺動を受けて圧縮されること
となる。この空気圧縮作用が、前記衝撃波を吸収
するものとなる。また、シリンダ本体の空気室内
に摺動弁体が位置付けられた場合には、該摺動弁
体の筒体内部がシリンダ本体の通水室容積を実質
的に拡大するものとなる。従つて、このことも
亦、前記衝撃波を吸収するものとなる。このよう
に衝撃波に対する反射波は生じず、ウオーターハ
ンマー現象の発生が防止される。
(実施例)
以下、本発明を、その実施例に示す図面に基づ
いて説明すると次の通りである。
いて説明すると次の通りである。
第1図は、本件緩和器を示す側断面図である。
本件緩和器は、一次側供給管5と二次側供給管6
とを直交状に配置して、その相互間に主体となる
シリンダ本体7を介設するものである。また、該
シリンダ本体7には、その上部側に逆止弁8が設
けられており、その内部に摺動弁体9が収納され
ている。なお、上記一次側供給管5は、換言すれ
ば水道管などの上流側配管部分であり、二次側供
給管6は水栓器具(図示省略)などへ接続される
下流側配管部分である。
本件緩和器は、一次側供給管5と二次側供給管6
とを直交状に配置して、その相互間に主体となる
シリンダ本体7を介設するものである。また、該
シリンダ本体7には、その上部側に逆止弁8が設
けられており、その内部に摺動弁体9が収納され
ている。なお、上記一次側供給管5は、換言すれ
ば水道管などの上流側配管部分であり、二次側供
給管6は水栓器具(図示省略)などへ接続される
下流側配管部分である。
前記シリンダ本体7の内部には、その下半部に
径大な通水室7aが形成され、上半部に径小な空
気室7bが形成されている。通水室7aと空気室
7bとは互いに連通している。シリンダ本体7に
おいて、前記一次側供給管5との接続部は、その
管壁部における通水室7aの相当部位となつてい
る。本実施例では、通水室7aの上端部で空気室
7bに連通する直前部分に継手部10を形成させ
た。一方、シリンダ本体7において、前記二次側
供給管6との接続部は、通水室7aの設けられた
側の管壁部、即ち、下端部である。従つて、シリ
ンダ本体7の内部では、白抜き矢符A及びBで示
す如く水が流れる。
径大な通水室7aが形成され、上半部に径小な空
気室7bが形成されている。通水室7aと空気室
7bとは互いに連通している。シリンダ本体7に
おいて、前記一次側供給管5との接続部は、その
管壁部における通水室7aの相当部位となつてい
る。本実施例では、通水室7aの上端部で空気室
7bに連通する直前部分に継手部10を形成させ
た。一方、シリンダ本体7において、前記二次側
供給管6との接続部は、通水室7aの設けられた
側の管壁部、即ち、下端部である。従つて、シリ
ンダ本体7の内部では、白抜き矢符A及びBで示
す如く水が流れる。
前記摺動弁体9は、上端が閉塞され下端が開放
された筒体11と、該筒体11の開放端寄り外周
に周設された鍔部12とが一体形成されて成るも
のであつて、全体的にはキヤツプ状をしている。
上記筒体11は、シリンダ本体7の空気室7bに
対してその内周面に密接するように形成されてお
り、摺接時の水密性を保つためU字型環状パツキ
ン13が嵌着されている。また、上記鍔部12
は、シリンダ本体7の通水室7aに対してその内
周面に密接するように形成されている。そして、
該鍔部12の近傍となる筒体周面には、シリンダ
本体7の通水室7aと連通する通水孔14が等配
状に穿設されている。
された筒体11と、該筒体11の開放端寄り外周
に周設された鍔部12とが一体形成されて成るも
のであつて、全体的にはキヤツプ状をしている。
上記筒体11は、シリンダ本体7の空気室7bに
対してその内周面に密接するように形成されてお
り、摺接時の水密性を保つためU字型環状パツキ
ン13が嵌着されている。また、上記鍔部12
は、シリンダ本体7の通水室7aに対してその内
周面に密接するように形成されている。そして、
該鍔部12の近傍となる筒体周面には、シリンダ
本体7の通水室7aと連通する通水孔14が等配
状に穿設されている。
前記逆止弁8は、シリンダ本体7の上部側管端
に設けられることで、該シリンダ本体7の空気室
7bを前記摺動弁体9との間で密封するものであ
る。該逆止弁8は、シリンダ本体7の空気室7b
内への空気吸入は可能であるが、空気室7bから
大気への空気解放は不可となる向きに配置されて
いる。
に設けられることで、該シリンダ本体7の空気室
7bを前記摺動弁体9との間で密封するものであ
る。該逆止弁8は、シリンダ本体7の空気室7b
内への空気吸入は可能であるが、空気室7bから
大気への空気解放は不可となる向きに配置されて
いる。
ところで、摺動弁体9の上端閉塞部において、
その筒体内部の面11aが、鍔部12の上面側環
状面12aよりも面積的に大きいとする。この場
合、各供給管5,6内が水の非流通状態にある
と、シリンダ本体7の通水室7a内において摺動
弁体9は上昇位置(二点鎖線で示す)で待機する
ものとなる。これは、水の静圧に対する受圧面積
の差によるものである。しかし、各供給管5,6
内で水が流れると摺動弁体9は下方へ吸引されて
摺動し、下降位置で待機するようになる。一方、
摺動弁体9の上端閉塞部において、その筒体内部
の面11aが鍔部12の上面側環状面12aより
も面積的に小さいか、又は摺動弁体9の上記面1
1aへ作用する水の静圧(押上力)よりも摺動弁
体9の荷重が大きいとする。この場合、各供給管
5,6内が水の流通状態にあると非流通状態にあ
るとに拘わらず、摺動弁体9は当初から下降位置
で待機するようになる。このように、摺動弁体9
がシリンダ本体7の通水室7a内に収容された状
態(通水室7aの最も出口寄り(二次側供給管6
との接続部分)へ摺動弁体9の鍔部12が接近し
た状態)が、本件緩和器の衝撃波に対する待機状
態である。なお、摺動弁体9が上記位置付けを呈
するとき、シリンダ本体7の空気室7bは逆止弁
8を介して空気が充満された状態にある。
その筒体内部の面11aが、鍔部12の上面側環
状面12aよりも面積的に大きいとする。この場
合、各供給管5,6内が水の非流通状態にある
と、シリンダ本体7の通水室7a内において摺動
弁体9は上昇位置(二点鎖線で示す)で待機する
ものとなる。これは、水の静圧に対する受圧面積
の差によるものである。しかし、各供給管5,6
内で水が流れると摺動弁体9は下方へ吸引されて
摺動し、下降位置で待機するようになる。一方、
摺動弁体9の上端閉塞部において、その筒体内部
の面11aが鍔部12の上面側環状面12aより
も面積的に小さいか、又は摺動弁体9の上記面1
1aへ作用する水の静圧(押上力)よりも摺動弁
体9の荷重が大きいとする。この場合、各供給管
5,6内が水の流通状態にあると非流通状態にあ
るとに拘わらず、摺動弁体9は当初から下降位置
で待機するようになる。このように、摺動弁体9
がシリンダ本体7の通水室7a内に収容された状
態(通水室7aの最も出口寄り(二次側供給管6
との接続部分)へ摺動弁体9の鍔部12が接近し
た状態)が、本件緩和器の衝撃波に対する待機状
態である。なお、摺動弁体9が上記位置付けを呈
するとき、シリンダ本体7の空気室7bは逆止弁
8を介して空気が充満された状態にある。
いま、二次側供給管6の下流部に接続された水
栓器具(図示省略)を急激に止栓操作するなどし
て、二次側供給管6から一次側供給管5へ向けて
突発的昇圧による衝撃波が伝搬されたとする。該
衝撃波は、シリンダ本体7へ達した後、摺動弁体
9の筒体11内部へと伝搬し、その上端閉塞部の
内面11aにぶつけられることとなる。そのた
め、摺動弁体9は、シリンダ本体7の空気室7b
へ向けて上昇摺動するようになり、シリンダ本体
7の空気室7bでは空気が圧縮される。この空気
圧縮作用が、前記衝撃波を吸収するものとなる。
また、シリンダ本体7の空気室7b内に摺動弁体
9が収容されると、該摺動弁体9の筒体内部がシ
リンダ本体7の通水室7aを実質的に拡大するこ
ととなる。従つてこのことも、前記衝撃波を吸収
するものとなる。それ故、衝撃波に対する反射波
は生じず、ウオーターハンマー現象の発生は防止
される。なお、摺動弁体9が上昇摺動する際に
は、シリンダ本体7の空気室7bに充満されてい
た空気がある程度、通水室7a側へ押し出される
ようになるが、摺動弁体9が次の衝撃波に対する
待機状態に復帰するときに、再びシリンダ本体7
の空気室7b内には空気が充満されることとな
る。
栓器具(図示省略)を急激に止栓操作するなどし
て、二次側供給管6から一次側供給管5へ向けて
突発的昇圧による衝撃波が伝搬されたとする。該
衝撃波は、シリンダ本体7へ達した後、摺動弁体
9の筒体11内部へと伝搬し、その上端閉塞部の
内面11aにぶつけられることとなる。そのた
め、摺動弁体9は、シリンダ本体7の空気室7b
へ向けて上昇摺動するようになり、シリンダ本体
7の空気室7bでは空気が圧縮される。この空気
圧縮作用が、前記衝撃波を吸収するものとなる。
また、シリンダ本体7の空気室7b内に摺動弁体
9が収容されると、該摺動弁体9の筒体内部がシ
リンダ本体7の通水室7aを実質的に拡大するこ
ととなる。従つてこのことも、前記衝撃波を吸収
するものとなる。それ故、衝撃波に対する反射波
は生じず、ウオーターハンマー現象の発生は防止
される。なお、摺動弁体9が上昇摺動する際に
は、シリンダ本体7の空気室7bに充満されてい
た空気がある程度、通水室7a側へ押し出される
ようになるが、摺動弁体9が次の衝撃波に対する
待機状態に復帰するときに、再びシリンダ本体7
の空気室7b内には空気が充満されることとな
る。
(別態様の検討)
本件緩和器の配置箇所は何等限定されるもので
はない。例えば、水栓器具(吐出管等)、瞬間湯
沸かし器又は温水器等の内部へ一体的に組み込む
ようにしてもよい。このように、本件緩和器の構
成及び形状は、実施の態様に応じて適宜変更可能
である。
はない。例えば、水栓器具(吐出管等)、瞬間湯
沸かし器又は温水器等の内部へ一体的に組み込む
ようにしてもよい。このように、本件緩和器の構
成及び形状は、実施の態様に応じて適宜変更可能
である。
「発明の効果」
以上の説明で明らかなように、本発明に係るウ
オーターハンマー用の圧力緩和器によれば、特定
量の窒素ガスなどを密封する構造ではなく、空気
をその都度補給できる構造となつているから、ガ
ス漏れ等の心配はなく、ガス補填や圧力緩和器自
体の交換も不要となる。すなわち、本件緩和器
は、半永久的に使用できるものである。また、ガ
ス補填作業や交換作業が不要なため、ランニング
コストも皆無にすることができる。ところで、従
来の圧力緩和器は、圧縮室内の窒素ガスを圧縮す
ることで衝撃波による水の逃げ場を形成させるも
のであつた。そのため、衝撃波を受ける部分(ダ
イアフラム)の面積を広く要すると共に、圧縮室
における窒素ガスの圧縮容積を充分に確保しなけ
ればならなかつた。従つてかなり大型のものとな
つていた。これに対して本件緩和器は、摺動弁体
の摺動により、シリンダ本体の通水室容積を拡大
させて衝撃波による水の逃げ場を形成させてい
る。そのため、シリンダ本体の通水室を当初より
大きく形成させておく必要はなく、小型化が可能
である。このため、複数の水栓器具が分岐接続さ
れた供給管にあつても、個々の水栓器具に本件緩
和器を付設する必要はなく、分岐前の本管部分に
1個だけ取り付けるようなことができる。またこ
れを換言すれば、個々の水栓器具に本件緩和器を
取り付ける場合は、極めて小型のもので充分とな
る等、幾多の優れた利点を有している。
オーターハンマー用の圧力緩和器によれば、特定
量の窒素ガスなどを密封する構造ではなく、空気
をその都度補給できる構造となつているから、ガ
ス漏れ等の心配はなく、ガス補填や圧力緩和器自
体の交換も不要となる。すなわち、本件緩和器
は、半永久的に使用できるものである。また、ガ
ス補填作業や交換作業が不要なため、ランニング
コストも皆無にすることができる。ところで、従
来の圧力緩和器は、圧縮室内の窒素ガスを圧縮す
ることで衝撃波による水の逃げ場を形成させるも
のであつた。そのため、衝撃波を受ける部分(ダ
イアフラム)の面積を広く要すると共に、圧縮室
における窒素ガスの圧縮容積を充分に確保しなけ
ればならなかつた。従つてかなり大型のものとな
つていた。これに対して本件緩和器は、摺動弁体
の摺動により、シリンダ本体の通水室容積を拡大
させて衝撃波による水の逃げ場を形成させてい
る。そのため、シリンダ本体の通水室を当初より
大きく形成させておく必要はなく、小型化が可能
である。このため、複数の水栓器具が分岐接続さ
れた供給管にあつても、個々の水栓器具に本件緩
和器を付設する必要はなく、分岐前の本管部分に
1個だけ取り付けるようなことができる。またこ
れを換言すれば、個々の水栓器具に本件緩和器を
取り付ける場合は、極めて小型のもので充分とな
る等、幾多の優れた利点を有している。
第1図は本件緩和器を示す側断面図、第2図は
従来の圧力緩和器を示す側断面図である。 5……一次側供給管、6……二次側供給管、7
……シリンダ本体、7a……通水室、7b……空
気室、8……逆止弁、9……摺動弁体、11……
筒体、12……鍔部。
従来の圧力緩和器を示す側断面図である。 5……一次側供給管、6……二次側供給管、7
……シリンダ本体、7a……通水室、7b……空
気室、8……逆止弁、9……摺動弁体、11……
筒体、12……鍔部。
Claims (1)
- 1 内部に互いに連通する径大な通水室と径小な
空気室とを備えたシリンダ本体と、該シリンダ本
体の空気室内周面に密接する筒体の一端部に対し
てシリンダ本体の通水室内周面に密接する鍔部が
設けられた摺動弁体と、シリンダ本体に対してそ
の空気室を密封する箇所に設けられた吸気用の逆
止弁と、シリンダ本体の通水室寄り管端部へ接続
される水又は湯の二次側供給管と、シリンダ本体
の管壁部にあつて通水室相当部位の適所へ接続さ
れる水又は湯の一次側供給管とから成り、前記摺
動弁体はシリンダ本体の空気室寄りが閉塞され通
水室寄りが開放されたキヤツプ状に形成されてい
ると共に、前記鍔部近傍の周面に通水孔が穿設さ
れていることを特徴とするウオーターハンマー用
の圧力緩和器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220662A JPS6465389A (en) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | Pressure reducer for water hammer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220662A JPS6465389A (en) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | Pressure reducer for water hammer |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6465389A JPS6465389A (en) | 1989-03-10 |
| JPH0340276B2 true JPH0340276B2 (ja) | 1991-06-18 |
Family
ID=16754486
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62220662A Granted JPS6465389A (en) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | Pressure reducer for water hammer |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6465389A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7011310B2 (ja) * | 2018-03-07 | 2022-01-26 | 株式会社ニチリン | 脈動吸収機能付きコネクタ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61211596A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-19 | 豊田合成株式会社 | ホ−ス口金 |
-
1987
- 1987-09-02 JP JP62220662A patent/JPS6465389A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6465389A (en) | 1989-03-10 |
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