JPH0340885B2 - - Google Patents

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JPH0340885B2
JPH0340885B2 JP22243383A JP22243383A JPH0340885B2 JP H0340885 B2 JPH0340885 B2 JP H0340885B2 JP 22243383 A JP22243383 A JP 22243383A JP 22243383 A JP22243383 A JP 22243383A JP H0340885 B2 JPH0340885 B2 JP H0340885B2
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polymer
silver
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JP22243383A
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は導電性組成物に関する。導電性のペー
ストは銀粉などの金属粉またはカーボン粉などの
導電フイラーと合成樹脂、フリツトなどのバイン
ダー及び溶剤、添加剤から構成される複合体であ
る。従つて、導電フイラー特有の導電性とバイン
ダー特有の接着性を合わせ持つているのでその応
用分野はきわめて広い、最近の電子部品における
材料は多種多様になつてきており、導電性ペース
トはその導電性と接着性を生かして使われる。 また、マイコン、タツチパネル、電卓、電子時
計、電子カメラなどはICやLSIの利用により微小
電流で機能性を発揮できるようになり、更に小型
化が進むつれ、エレクトロニクスの分野などで導
電性ペーストは広く利用されている。 従来例の構成とその問題点 銀系導電性皮膜は一般に比抵抗が10-3Ωcm以下
で、面積抵抗としては1Ω/口以下の低い値を与
えるものの銀が高価で、工業材料としては価格が
高いため安価な導電性材料が求められていた。価
格の低下をはかるために導電材料としてカーボン
ブラツクやグラフアイトを使用するものもある
が、カーボン粉、グラフアイト、カーボン繊維な
どは導電性が悪く、耐湿性が劣り、グラフアイト
は銀の場合と同様にカーボンとの相溶性が悪く、
多くを混入することができない。カーボングラフ
アイト系の皮膜の一般的な特徴としては、粒子が
バインダー中に凝集分散している場合が多く、皮
膜としての接着性に乏しく、導電性接着剤として
の用塗はほとんど不可能と言つてよい。比抵抗も
10-2Ωcm以上と大きく、面積抵抗としても10Ω/
口以下ものを得ることが困難で、低価格品や特性
をあまり必要としない所や抵抗体としても使用で
きるが、導体としては不適当である。又、導電材
料として銅粉末やニツケル粉末を使用するものは
比抵抗が10-2Ωcm以上あり、導電材料として銀粉
末を使用したものよりも劣つていた。またCu、
Al、Ni粉は酸化され易く、導電性が不安定であ
り、PVAなどで酸化防止処理をすることもある
が、導電性は悪い。この対策として導電材料の銀
粉末の一部を他の導電材料と併用する方法が考え
られているが、ペースト保管中に銀と他の導電材
料の分散が不均一になり、比抵抗ばらつきが多く
なり、銀粉末の一部を他の導電材料と併用するこ
とができず、価格低下におよぼす効果が少ない。
このため広く採用されるには至つていない。又、
カーボン、ガラス粉、銅、ニツケル粉等の粉体表
面に銀メツキしたものは抵抗が大である。又、バ
インダーと混合する場合にメツキが取れて特性が
悪くなるおそれがある。 発明の目的 本発明はニツケルを混入された新規な導電性粉
体を結合剤に分散して得られる導電性組成物に関
するもので、従来の銀系導電皮膜の銀を部分的に
新規な導電材料に置換することにより低コストで
かつ高性能の導電性皮膜を提供するものである。 発明の構成 本発明による電導体粉末は縮合系高分子にニツ
ル粉を添加し、窒素中、又は真空中で熱分解して
得られる有機電導体を用いた導電性組成物に関す
る。 実施例の説明 本発明に使用される縮合系高分子は、窒素を含
む耐熱性高分子が好適で、たとえばポリエステル
イミド、ポリイミド、ポリアミド−イミドなどの
中間体溶液が使用される。この含窒素耐熱性高分
子の中間体溶液にニツケル粉末を添加し空気中あ
るいは窒素等のガス雰囲気中で120℃〜320℃の温
度で硬化させた後、真空中または不活性ガス中で
700〜1100℃の温度で数時間熱処理すると、電導
性の熱分解高分子が得られる。この熱分解高分子
を単独で又は銀粉と混合し高分子バインダーで混
合することによりペースト状の導電性組成物が得
られる。 以下具体的実施例について説明する。 実施例 1 ニツケル粉をボリアミド−イミド樹脂の中間体
(ポリアミド酸)のアセトアミド−キシレン溶液
に混合し、清浄なガラス基板上にキヤストした。
これを180〜250℃の温度で硬化させ、水にガラス
基板を浸した後に皮膜を機械的に分離した。熱分
解窒素気流中で900〜1000℃でそれぞれ2時間行
ない、石英ガラスにはさんで熱分解処理したもの
の抵抗を四探針法で測定した。 比較例 1 ニツケルと同様に他の金属を用いて実験を行な
つた。金属はコバルト、ニツケル、タングステ
ン、モリブデンを用いた。それぞれの金属を用い
た時の耐湿試験(45℃、95%)の結果を第1表に
示す。
【表】
【表】 第1表から、ニツケルを混合して熱処理をした
ものが、より低い抵抗値を示し、安定であること
が示される。第1表の金属添加物におけるカツコ
内はポリアミドイミド樹脂に対する金属添加物の
量(熱分解前)を示すが、高分子に対して1:1
の割合でニツケルを混合し、1100℃で熱処理した
ものが最も低い抵抗値を示し、二重カツコ内は抵
抗の変化を表わすがニツケルを混合したものが安
定であることが分かる。 この様に、2000時間以上経過したニツケル、ニ
ツケル微粉末を混合した熱分解高分子はほとんど
抵抗値が変化せず安定であるのに対し、コバル
ト、タングステン、モリブデンは変化が激しい。 実施例 2 日立化成(株)から市販されているポリアミドイミ
ドワニスとニツケル粉を固体量2:1の割合で混
合し、ガラス上にキヤストして得られたフイルム
を出発発材料とした例を示す。上記ニツケル粉混
合ポリアミドイミドフイルムを石英管に入れ、窒
素気流中にて900℃、1100℃の各温度で熱分解す
る。熱分解は試料が900℃、1000℃に達する以前
からNOx、COxなどの気体が放出されるが、抵抗
値が安定になる時間として1時間を処理時間とし
て設定した。次に得られた熱分解高分子をポール
ミルで約3日間粉砕した。600メツシユのふるい
にて分けた粉体の粒径は5.5μ以下になつた。銀粉
としてデユポン社から市販の銀ペースト用粉末
(V−9)を用い、ポリビニルピロリドンをバイ
ンダー、イソホロンを溶剤としてペーストを試作
し、300メツシユのスクリーンにて皮膜を形成し
た。銀粉の比重が10.5、得られた熱分解高分子の
比重が4.05であつたので、銀粉:熱分解高分子比
率を変化させ、印刷後200℃の焼成温度を設定し、
時間のセツテングを行ない抵抗の経時変化と粉の
銀粉に対する割合を変化させ、抵抗値を調べた。
この時のバインダーは45体積%と一定にした。実
験結果を第1図に示した。 実施例 3 数種の熱分解高分子粉と銀粉との混合体積%を
変化させて抵抗値を測定した。その結果を第2図
に示す。ここで使用された熱分解高分子粉は次の
3種である。 PO−123……ニツケルを混ぜた縮合系高分子を
900℃で1時間熱処理しボー
ルミルで3日間粉砕したも
の。 PO−78………ニツケルを混合しないで縮合系
高分子を900℃で1時間熱処
理しボールミルで3日間粉砕
したもの。 PO−119……PO−78粉とニツケル粉を直接
1:2の割合で混合したも
の。 上記の3種を各々130℃、200℃で焼成しアトラ
イターで5時間粉砕したものを用意した。銀粉は
デユポン社製のV−9、バインダーとしてはポリ
ビニルブチラールを用い、バインダー量を45体積
%としてペースト状としたものの抵抗値を測定し
た。図からわかるように、130℃、200℃のいずれ
の焼成温度においてもニツケル粉の混合された熱
分解高分子粉(PO−123)の方がニツケル粉の混
合されていない熱分解高分子粉(PO−78)より
も抵抗値が低く、導電材料として良好である。ま
た、ニツケル粉を混合する場合でも、縮合系高分
子にニツケル粉を混合した熱処理したもの(PO
−123)の方が熱処理をした熱分解高分子はニツ
ケル粉を混合したもの(PO−119)よりも低い抵
抗値を示し、導電材料として良好である。なお
PO−78粉で行なつた実験では銀0.8gに対し熱分
解高分子粉0.2gを混入させた。これに対し、PO
−123粉では銀0.4gに対し熱分解高分子粉0.2g
を入れたが、それでも抵抗値はPO−78粉を使つ
たものに較べて更に低く良好であり、増量効果と
いう点でも大きな成果をみた。例えば、1Ω/口
以下の面積抵抗を得るためには銀の約78%を熱分
解高分子粉に置き換えることが可能であることか
らみても、本発明による熱分解高分子粉による著
しい増量効果が発揮されたことになる。 比較例 2 ここでカーボンとの比較を行なうと、同様の手
法で熱分解高分子粉の代りにカーボン粉末を銀ペ
ーストに添加した場合、混合比はカーボン10%が
最高でそれ以上の場合はペーストの凝集が起き印
刷などによる皮膜化が不可能になつた。カーボン
混入10%の銀ペーストの面積抵抗は約0.2Ω/口
であり、本発明による熱分解高分子混入のものに
比較してはるかに高い。以上のように本発明は、
電導度、増量効果ともに他のカーボン系皮膜など
の追随を許さないものである。 実施例 4 実施例2で行なつた実験で試作した印刷皮膜の
サンプルを取出して恒温恒湿槽(45℃、95%
RH)に入れ、経時変化に対する抵抗値の変化を
みた。第2表にその結果を示し、200℃の焼成温
度で処理したサンプルを経時変化特性を第3図に
示した。第3図からも分るように、ニツケル粉を
含む熱分解高分子を使つたもの(No.4、No.5)は
抵抗値の変化がほとんどみられず、ニツケル粉の
混じらないもの(No.1)よりも安定であり、又ニ
ツケル粉を別に熱分解高分子に加えたもの(No.
2、No.3)は始めから縮合系高分子にニツケル粉
を加えて熱分解したもの(No.4、No.5)よりも電
導度、安定性ともに劣つていることがいえた。
【表】 発明の効果 本発明による熱分解高分子を用いたペーストは
銀系導電皮膜とカーボン系皮膜の間の面積抵抗の
ギヤツプを埋め、縮合系高分子のみ熱分解させた
時よりも更に低抵抗とすることができるととも
に、耐湿性などの点で有利となる導電性皮膜が提
供できる。本発明により得られる導電性組成物は
エレクトロニクス分野において、導線、ヒータ、
抵抗体など従来の銀およびカーボン皮膜の間のコ
スト的、性能的ギヤツプを埋めるものとして広く
利用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による導電性組成物の焼成時間
と抵抗値の関係を示す特性図、第2図は本発明に
よる導電性組成物の体積%と抵抗値の関係を示す
特性図、第3図は本発明による導電性組成物の耐
湿特性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 窒素を含む耐熱性高分子の中間体溶液にニツ
    ケル粉末を添加し、空気中またはガス雰囲気中で
    120℃〜320℃、更に真空中あるいは不活性気体中
    で700〜1100℃の温度で熱処理して製造される電
    導体の粉末を高分子バインダーに混合したことを
    特徴とする導電性組成物。 2 銀の粉末を更に添加混合した特許請求の範囲
    第1項記載の導電性組成物。 3 耐熱性高分子とニツケル粉末の定量組成比
    が、前者が100部に対し、後者が10から500の間に
    あるように添加されたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の導電性組成物。 4 耐熱性高分子がポリアミド−イミド、ポリイ
    ミド、ポリエステルイミドのいずれかから選ばれ
    ることを特徴請求の範囲第1項記載の導電性組成
    物。
JP58222433A 1983-11-25 1983-11-25 導電性組成物 Granted JPS60115103A (ja)

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JPS60115103A JPS60115103A (ja) 1985-06-21
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