JPH0342150A - 表面品質が優れたCr―Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法 - Google Patents
表面品質が優れたCr―Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法Info
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- JPH0342150A JPH0342150A JP17568189A JP17568189A JPH0342150A JP H0342150 A JPH0342150 A JP H0342150A JP 17568189 A JP17568189 A JP 17568189A JP 17568189 A JP17568189 A JP 17568189A JP H0342150 A JPH0342150 A JP H0342150A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、鋳片と鋳型内壁面間に相対速度差の無い、い
わゆる同期式連続鋳造プロセスによって製品厚さに近い
サイズの鋳片を鋳造し、Cr Ni系ステンレス鋼薄
板を製造する方法に関する。
わゆる同期式連続鋳造プロセスによって製品厚さに近い
サイズの鋳片を鋳造し、Cr Ni系ステンレス鋼薄
板を製造する方法に関する。
従来、連続鋳造法を用いてステンレスm薄板を製造する
には、鋳型を鋳造方向に振動させながら厚さ100mn
+以上の鋳片に鋳造し、得られた鋳片の表面手入れを行
ない、加熱炉において1000℃以上に加熱した後、粗
圧延機および仕上げ圧延機列からなるホットストリップ
ミルによってQH圧延を施し、厚さ数mmのホットスト
リップとしていた。
には、鋳型を鋳造方向に振動させながら厚さ100mn
+以上の鋳片に鋳造し、得られた鋳片の表面手入れを行
ない、加熱炉において1000℃以上に加熱した後、粗
圧延機および仕上げ圧延機列からなるホットストリップ
ミルによってQH圧延を施し、厚さ数mmのホットスト
リップとしていた。
こうして得られたホットストリップを冷間圧延するに際
しては、最終製品に要求される形状(平坦さ)、材質、
表面性状を確保するために、強い熱間加工を受けたホッ
トストリップを軟化させるための熱延板焼鈍を行なうと
ともに、表面のスケール等を酸洗工程の後に研削によっ
て除去していた。
しては、最終製品に要求される形状(平坦さ)、材質、
表面性状を確保するために、強い熱間加工を受けたホッ
トストリップを軟化させるための熱延板焼鈍を行なうと
ともに、表面のスケール等を酸洗工程の後に研削によっ
て除去していた。
従来のプロセスにおいては、長大な熱間圧延設備で、材
料の加熱及び加工のために多大のエネルギーを必要とし
、生産性の面でも優れた製造プロセスとは言い難かった
。また、最終製品は、集合組織が発達し、ユーザーにお
いてプレス加工等を加えるときは、その異方性を考慮す
ることが必要となる等、使用上の制約も多かった。
料の加熱及び加工のために多大のエネルギーを必要とし
、生産性の面でも優れた製造プロセスとは言い難かった
。また、最終製品は、集合組織が発達し、ユーザーにお
いてプレス加工等を加えるときは、その異方性を考慮す
ることが必要となる等、使用上の制約も多かった。
そこで、100mm以上の厚さの鋳片をホットストリッ
プに圧延するために、長大な熱間圧延設備と多大なエネ
ルギー、圧延動力を必要とするという問題を解決すべく
、最近、連続鋳造の過程でホットストリップと同等か、
或はそれに近い厚さの鋳片(薄帯)を得るプロセスの研
究が進められている。
プに圧延するために、長大な熱間圧延設備と多大なエネ
ルギー、圧延動力を必要とするという問題を解決すべく
、最近、連続鋳造の過程でホットストリップと同等か、
或はそれに近い厚さの鋳片(薄帯)を得るプロセスの研
究が進められている。
例えば、「鉄と鋼J’85. A197〜“^256や
rCA肝l5IJ Jvoj’、1.1988.167
0−1705において特集された論文に、ホットストリ
ップを連続鋳造によって直接的に得るプロセスが開示さ
れている。
rCA肝l5IJ Jvoj’、1.1988.167
0−1705において特集された論文に、ホットストリ
ップを連続鋳造によって直接的に得るプロセスが開示さ
れている。
このような連続鋳造プロセスにあっては、得ようとする
鋳片(ストリップ)のゲージが1〜10mmの水準であ
るときはツインドラム方式が、また鋳片のゲージが20
〜50mmの水準であるときはツインベルト方式が検討
されている。
鋳片(ストリップ)のゲージが1〜10mmの水準であ
るときはツインドラム方式が、また鋳片のゲージが20
〜50mmの水準であるときはツインベルト方式が検討
されている。
この種の方式の連続鋳造プロセスにおいては、最終形状
に近い鋳片を製造し、熱延工程、熱処理工程等の中間段
階を省略又は軽減している。そのため、鋳片の組織、表
面状態等が製品の材質や表面性状に大きな影響を与える
ことが知られている。
に近い鋳片を製造し、熱延工程、熱処理工程等の中間段
階を省略又は軽減している。そのため、鋳片の組織、表
面状態等が製品の材質や表面性状に大きな影響を与える
ことが知られている。
本発明者らが、ストリップ連鋳によるCr−Ni系ステ
ンレス鋼薄板製造プロセスを詳細に研究した結果、以下
に具体的に示すように製品にロービングと称される表面
欠陥や光沢むらが発生することが判明した。
ンレス鋼薄板製造プロセスを詳細に研究した結果、以下
に具体的に示すように製品にロービングと称される表面
欠陥や光沢むらが発生することが判明した。
(1) ロービング・・・冷延時に表面にWJ、細な凹
凸を生じる。
凸を生じる。
(2)光沢むら・・・冷延・焼鈍・酸洗後に表面に光沢
むらが現われる。
むらが現われる。
これらの製品の表面性状に関する問題は、オーステナイ
ト系ステンレス溶鋼から最終形状に近い薄肉鋳片を製造
し、冷延する場合に生じる特有の問題である。
ト系ステンレス溶鋼から最終形状に近い薄肉鋳片を製造
し、冷延する場合に生じる特有の問題である。
本発明者らは、これらの表面性状に関する問題の原因を
詳細に検討した結果、冷間圧延前の材料のγ粒が50μ
In以上に大きい場合や、Cr系炭1ヒ物の析出する温
度域で薄肉鋳片の冷却が不十分の場合、これらの表面欠
陥が生じることを解明した。
詳細に検討した結果、冷間圧延前の材料のγ粒が50μ
In以上に大きい場合や、Cr系炭1ヒ物の析出する温
度域で薄肉鋳片の冷却が不十分の場合、これらの表面欠
陥が生じることを解明した。
そして、これらの表面欠陥を防止するために、溶鋼を凝
固・冷却する過程において溶鋼成分と冷却条件に改良を
加え、冷間圧延前の平均γ粒径を50μm以下とし、か
つCr系炭化物を析出させず、製品の良好な表面性状を
得るCr−Ni系ステンレスm薄板の製造方法を発明し
た。
固・冷却する過程において溶鋼成分と冷却条件に改良を
加え、冷間圧延前の平均γ粒径を50μm以下とし、か
つCr系炭化物を析出させず、製品の良好な表面性状を
得るCr−Ni系ステンレスm薄板の製造方法を発明し
た。
例えば凝固後1200℃まで100’C/ sec以上
の冷遠で冷却する方法及び成分調整により、δFeca
iを一2〜10%とする方法(特願昭63−22147
1号)である。
の冷遠で冷却する方法及び成分調整により、δFeca
iを一2〜10%とする方法(特願昭63−22147
1号)である。
しかし、Cr−Ni系ステンレス鋼のwI種によっては
その組成上δフェライトを全く含まない場合(たとえば
JIS 5US305 、5US310 、5US31
6等)あるいは、δFecal≦−2%となる組成も含
む場合(たとえばJIS 5tlS304等〉があり、
上記のFecazを一2〜10%とする方法を適用でき
ないため、たとえば厚さ3ms+の鋳片ではγ粒径が3
00μm以上となり著しいロービング(ロービング高さ
1.2μm以上)が発生する場合があった。
その組成上δフェライトを全く含まない場合(たとえば
JIS 5US305 、5US310 、5US31
6等)あるいは、δFecal≦−2%となる組成も含
む場合(たとえばJIS 5tlS304等〉があり、
上記のFecazを一2〜10%とする方法を適用でき
ないため、たとえば厚さ3ms+の鋳片ではγ粒径が3
00μm以上となり著しいロービング(ロービング高さ
1.2μm以上)が発生する場合があった。
本発明は、δFecal≦−2%の場合にも有効に細粒
化してロービングを著しく低減できる、表面品質が優れ
たCr−Ni系ステンレス用薄板の製造方法を提供する
ことを目的とする。
化してロービングを著しく低減できる、表面品質が優れ
たCr−Ni系ステンレス用薄板の製造方法を提供する
ことを目的とする。
上記の目的は、本発明によれば、δFecaz (%)
= 3 (Cr+1.5Si+Mo+ 27i+Nb)
−2,8(Ni+0.5Mn+0.5Cu) −84
(C+N)−19,8(各成分は一%)で定義されるδ
Fecad値が10以下となる組成を有するCr−Ni
系ステンレス鋼を、鋳型壁面が鋳片と同期して移動する
連続鋳造機によって鋳造する際に、鋳造前に溶鋼成分を
測定し、この測定値を用いてδFecaえを算出し、鋳
造温度(Tc)=溶鋼の凝固開始温度(Ts)平過熟度
(ΔT)で定義されるΔTを、δFecaz < −2
のときにはΔT≦30℃、−2≦δFecal≦10の
ときには30℃くΔT≦100℃とする、鋳造温度(T
c)で凝固時の冷却速度を100℃/sec以上として
厚さ10mn+以下の薄帯状鋳片に連続@造し、得られ
た鋳片を凝固温度以下の可及的高温から冷却を開始して
、1200℃までを100℃/sec以上かつ1200
℃から550℃までを10℃/sec以上の冷却速度で
冷却して、鋳片のγ粒径を平均50μm以下に微細化し
、そして巻き取り、デスケール、冷間圧延、最終焼鈍、
および調質圧延することを特徴とする、表面品質が優れ
たCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法によって達
成される。なお、上記の鋳造温度(Tc)は、鋳造時の
タンデイツシュ内溶鋼温度である。
= 3 (Cr+1.5Si+Mo+ 27i+Nb)
−2,8(Ni+0.5Mn+0.5Cu) −84
(C+N)−19,8(各成分は一%)で定義されるδ
Fecad値が10以下となる組成を有するCr−Ni
系ステンレス鋼を、鋳型壁面が鋳片と同期して移動する
連続鋳造機によって鋳造する際に、鋳造前に溶鋼成分を
測定し、この測定値を用いてδFecaえを算出し、鋳
造温度(Tc)=溶鋼の凝固開始温度(Ts)平過熟度
(ΔT)で定義されるΔTを、δFecaz < −2
のときにはΔT≦30℃、−2≦δFecal≦10の
ときには30℃くΔT≦100℃とする、鋳造温度(T
c)で凝固時の冷却速度を100℃/sec以上として
厚さ10mn+以下の薄帯状鋳片に連続@造し、得られ
た鋳片を凝固温度以下の可及的高温から冷却を開始して
、1200℃までを100℃/sec以上かつ1200
℃から550℃までを10℃/sec以上の冷却速度で
冷却して、鋳片のγ粒径を平均50μm以下に微細化し
、そして巻き取り、デスケール、冷間圧延、最終焼鈍、
および調質圧延することを特徴とする、表面品質が優れ
たCr−Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法によって達
成される。なお、上記の鋳造温度(Tc)は、鋳造時の
タンデイツシュ内溶鋼温度である。
本発明では、鋳造前の溶鋼成分値から算出したδFec
alに応じて鋳造時の過熱度(ΔT)を調整して鋳造す
ることによって、δFecai≦10%の全範囲につい
て有効に鋳造組織を細粒化する。
alに応じて鋳造時の過熱度(ΔT)を調整して鋳造す
ることによって、δFecai≦10%の全範囲につい
て有効に鋳造組織を細粒化する。
従来は、特にステンレス鋼の連続鋳造の場合、溶鋼の皮
張りの発生等の問題を考慮して過熱度(ΔT)をかなり
大きく設定し、ΔTが40〜50℃以上となるような高
い鋳造温度で鋳造を行っていた。
張りの発生等の問題を考慮して過熱度(ΔT)をかなり
大きく設定し、ΔTが40〜50℃以上となるような高
い鋳造温度で鋳造を行っていた。
本発明者は、上記の問題の生じない範囲でΔTを小さく
して低温鋳造することにより、鋳造組織を従来の鋳造温
度で形成される粗大な柱状晶から微細な等輪島に変え得
ること、この微細化が特に−2%未満のδFe6alの
場合に有効であること、そしてこの微細化により製品薄
板のロービングを著しく低減させることができることを
見出して本発明を完成させた。
して低温鋳造することにより、鋳造組織を従来の鋳造温
度で形成される粗大な柱状晶から微細な等輪島に変え得
ること、この微細化が特に−2%未満のδFe6alの
場合に有効であること、そしてこの微細化により製品薄
板のロービングを著しく低減させることができることを
見出して本発明を完成させた。
すなわち、δFecaz < 2%のときには、ΔT
を30℃以下として等輪島を生成させ、かつ鋳造以降の
冷却を前記規定したi囲の冷却速度で行うことにより、
鋳片のγ粒径を50μm以下に細粒化できる。
を30℃以下として等輪島を生成させ、かつ鋳造以降の
冷却を前記規定したi囲の冷却速度で行うことにより、
鋳片のγ粒径を50μm以下に細粒化できる。
前記先願においては、δpecatを一2〜10%とす
ることによりδフェライト相を初晶としてγ粒を分断し
、かつγ粒界にV&細なフェライトを分散させることに
より、γ粒を微細化する。本発明においても上記δFe
Ca1の範囲についてはこの作用を利用している。この
場合、粗大な柱状晶の分断化により微細化を行い、かつ
鋳造以降の冷却を前記規定した範囲の冷却速度で行うこ
とにより、鋳片のγ粒径を50μ輪以下に細粒化できる
。ところが、このδFeCa1の範囲では、ΔTを30
℃以下として柱状晶を等輪島化して微細化するよりも柱
状晶を分断した方がより大きい微細化効果が得られる。
ることによりδフェライト相を初晶としてγ粒を分断し
、かつγ粒界にV&細なフェライトを分散させることに
より、γ粒を微細化する。本発明においても上記δFe
Ca1の範囲についてはこの作用を利用している。この
場合、粗大な柱状晶の分断化により微細化を行い、かつ
鋳造以降の冷却を前記規定した範囲の冷却速度で行うこ
とにより、鋳片のγ粒径を50μ輪以下に細粒化できる
。ところが、このδFeCa1の範囲では、ΔTを30
℃以下として柱状晶を等輪島化して微細化するよりも柱
状晶を分断した方がより大きい微細化効果が得られる。
したがって、δFeealが一2〜10?5のときには
、ΔTを30℃より大きくとって鋳造組織を柱状晶に維
持する必要がある。
、ΔTを30℃より大きくとって鋳造組織を柱状晶に維
持する必要がある。
第1図および第2図を参照して、δpecat、ΔT、
鋳片γ粒径の間の関係を5US304鋼を例にとって具
体的に説明する。
鋳片γ粒径の間の関係を5US304鋼を例にとって具
体的に説明する。
第1表に示した組成のCr−Ni系ステンレス鋼Aおよ
びBを双ロール式連続鋳造機によって種々の鋳造温度か
ら(すなわちΔTを変化させて)凝固時の冷却速度を5
60℃/secとして厚さ2mmの薄帯状鋳片に鋳造し
、凝固後は1400から1200℃までを350℃/s
ecの冷却速度で冷却し、1200℃からは20℃/s
ecの冷却速度で室温まで冷却した。
びBを双ロール式連続鋳造機によって種々の鋳造温度か
ら(すなわちΔTを変化させて)凝固時の冷却速度を5
60℃/secとして厚さ2mmの薄帯状鋳片に鋳造し
、凝固後は1400から1200℃までを350℃/s
ecの冷却速度で冷却し、1200℃からは20℃/s
ecの冷却速度で室温まで冷却した。
得られた鋳片を酸洗し、50%の圧下率で冷間圧延した
後、最終焼鈍、酸洗、および調質圧延して薄板製品を得
た。
後、最終焼鈍、酸洗、および調質圧延して薄板製品を得
た。
以下余白
第1図に、ΔTによる鋳片γ粒径の変化を、δFeCa
1 = 2.59%のAimとδFecal = 6
.06%のillについて比較して示す、δFecal
< −2%のときには、ΔT〉30℃ではγ粒径は著
しく粗大であるが、ΔT≦30℃では急激に細粒Cヒす
る。
1 = 2.59%のAimとδFecal = 6
.06%のillについて比較して示す、δFecal
< −2%のときには、ΔT〉30℃ではγ粒径は著
しく粗大であるが、ΔT≦30℃では急激に細粒Cヒす
る。
δI”ecaz≧−2%のときには、γ粒径はΔTによ
って大さく変化しないが、ΔT > 30℃の場合にく
らべてΔT≦30℃の場合の方がむしろ粗大化する傾向
がある。第2図に示したように、ΔTによる冷延後のロ
ービング高さの変化は、第1図のγ粒径の変化と非常に
よく対応している。すなわち、δFecaz < −2
%のときには、ΔTを30℃以下とすることによりロー
ビング高さを許容レベルにまで減少させることができる
。一方、δF’eCal≧−223のときには、ΔTの
全ての範囲でロービング高さは許容レベル以下で良好で
あるが、△Tを30℃より大きくした方がロービングレ
ベルがより良好である。
って大さく変化しないが、ΔT > 30℃の場合にく
らべてΔT≦30℃の場合の方がむしろ粗大化する傾向
がある。第2図に示したように、ΔTによる冷延後のロ
ービング高さの変化は、第1図のγ粒径の変化と非常に
よく対応している。すなわち、δFecaz < −2
%のときには、ΔTを30℃以下とすることによりロー
ビング高さを許容レベルにまで減少させることができる
。一方、δF’eCal≧−223のときには、ΔTの
全ての範囲でロービング高さは許容レベル以下で良好で
あるが、△Tを30℃より大きくした方がロービングレ
ベルがより良好である。
したがって、δFt2cI、、 (1) (15のとき
にはΔT≦30°Cとし、δFc06m≧−2%のとき
にはΔT〉30℃とする。ただし、ΔTをあまり大きく
して鋳造温度が高くなり過ぎると、鋳片の凝固殻が破れ
たり、溶鋼の熱で凝固組織が粗大化する恐れがあるので
、ΔTは80℃以下とする必要がある。
にはΔT≦30°Cとし、δFc06m≧−2%のとき
にはΔT〉30℃とする。ただし、ΔTをあまり大きく
して鋳造温度が高くなり過ぎると、鋳片の凝固殻が破れ
たり、溶鋼の熱で凝固組織が粗大化する恐れがあるので
、ΔTは80℃以下とする必要がある。
製品の加工性を劣化させないためには、δFeealを
10%以下として、加工誘起マルテンサイトの発生量を
制限する必要がある。
10%以下として、加工誘起マルテンサイトの発生量を
制限する必要がある。
第1図および第2図の関係を、ロービング高さに及ぼす
γ粒径の影響として第3図に示した1図から明らかなよ
うに、δFecadが一2%より大きい場合にも小さい
場合にも、本発明によってγ粒径を50μm以下とすれ
ばロービング高さは許容レベル内に制御できる。
γ粒径の影響として第3図に示した1図から明らかなよ
うに、δFecadが一2%より大きい場合にも小さい
場合にも、本発明によってγ粒径を50μm以下とすれ
ばロービング高さは許容レベル内に制御できる。
凝固後は鋳片のtX=によるγ粒粗大化を防止するため
に1200℃までを100℃/sec以上の冷却とする
。1200℃から550℃までは、Cr系炭化物の析出
による鋳片の鋭敏化を防止するために10℃7/sec
以上の冷却速度で冷却する。
に1200℃までを100℃/sec以上の冷却とする
。1200℃から550℃までは、Cr系炭化物の析出
による鋳片の鋭敏化を防止するために10℃7/sec
以上の冷却速度で冷却する。
第2表に示した組成のCr−Ni系ステンレス鋼溶鋼を
、双ロール式連続鋳造機によって、種々の鋳造温度で(
すなわちΔTを変化させて)、凝固時の冷却速度を56
0℃secとして、厚さ2mmの薄帯状鋳片に鋳造し、
凝固後は1400〜1200℃までの温度域を100℃
/seaの冷却速度で冷却し、その後引き続き20℃/
secの冷却速度で室温まで冷却した。得られた鋳片を
酸洗した後、50%と85%の2種類の圧下率でそれぞ
れ冷間圧延し、その後最終焼鈍、酸洗、および調質圧延
した。得られた薄板製品のロービングを評価した。結果
を第3表に示す。
、双ロール式連続鋳造機によって、種々の鋳造温度で(
すなわちΔTを変化させて)、凝固時の冷却速度を56
0℃secとして、厚さ2mmの薄帯状鋳片に鋳造し、
凝固後は1400〜1200℃までの温度域を100℃
/seaの冷却速度で冷却し、その後引き続き20℃/
secの冷却速度で室温まで冷却した。得られた鋳片を
酸洗した後、50%と85%の2種類の圧下率でそれぞ
れ冷間圧延し、その後最終焼鈍、酸洗、および調質圧延
した。得られた薄板製品のロービングを評価した。結果
を第3表に示す。
以下余白
上記結果から、本発明法にしたがって、δFecaえの
値に応じて適正なΔTとした場合は、γ粒径が50μm
以下に細粒化され、ロービング高さは許容範囲内(0,
2μm以下)であった。これに対し、同一組成の溶鋼で
あってもδ)”ecatとΔTの組合せが不適正であっ
た比較法の場合は、γ粒径が160〜180μmに粗大
化し、ロービング高さは許容範囲を越えていた。
値に応じて適正なΔTとした場合は、γ粒径が50μm
以下に細粒化され、ロービング高さは許容範囲内(0,
2μm以下)であった。これに対し、同一組成の溶鋼で
あってもδ)”ecatとΔTの組合せが不適正であっ
た比較法の場合は、γ粒径が160〜180μmに粗大
化し、ロービング高さは許容範囲を越えていた。
以上説明したように、本発明によれば、従来は不可能で
あった低δFecalの組成をも含めて、鋳片組織を微
細化してロービングを防止することができる。
あった低δFecalの組成をも含めて、鋳片組織を微
細化してロービングを防止することができる。
第1図は、ΔTと鋳片γ粒径との関係を2水準のδl’
ecazについて比較して示すグラフ、第2図は、ΔT
とロービング高さとの関係を2水準のδI’ecazに
ついて比較して示すグラフ、および 第3図は、鋳片γ粒径とロービング高さとの関係を示す
グラフである。
ecazについて比較して示すグラフ、第2図は、ΔT
とロービング高さとの関係を2水準のδI’ecazに
ついて比較して示すグラフ、および 第3図は、鋳片γ粒径とロービング高さとの関係を示す
グラフである。
Claims (1)
- 1、δFe_c_a_l(%)=3(Cr+1.5Si
+Mo+2Ti+Nb)−2.8(Ni+0.5Mn+
0.5Cu)−84(C+N)−19.8(各成分はw
t%)で定義されるδFe_c_a_l値が10以下と
なる組成を有するCr−Ni系ステンレス鋼を、鋳型壁
面が鋳片と同期して移動する連続鋳造機によって鋳造す
る際に、鋳造前に溶鋼成分を測定し、この測定値を用い
てδFe_c_a_lを算出し、鋳造温度(Tc)=溶
鋼の凝固開始温度(Ts)+過熱度(ΔT)で定義され
るΔTを、δFe_c_a_l<−2のときにはΔT≦
30℃、−2≦δFe_c_a_l≦10のときには3
0℃<ΔT≦100℃とする鋳造温度(Tc)で凝固時
の冷却速度を100℃/sec以上として厚さ10mm
以下の薄帯状鋳片に連続鋳造し、得られた鋳片を凝固温
度以下の可及的高温から冷却を開始して、1200℃ま
でを100℃/sec以上かつ1200℃から550℃
までを10℃/sec以上の冷却速度で冷却して、鋳片
のγ粒径を平均50μm以下に微細化し、そして巻き取
り、デスケール、冷間圧延、最終焼鈍、および調質圧延
することを特徴とする、表面品質が優れたCr−Ni系
ステンレス鋼薄板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17568189A JPH0342150A (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 表面品質が優れたCr―Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17568189A JPH0342150A (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 表面品質が優れたCr―Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0342150A true JPH0342150A (ja) | 1991-02-22 |
Family
ID=16000376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17568189A Pending JPH0342150A (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 表面品質が優れたCr―Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0342150A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0530675A3 (en) * | 1991-08-28 | 1996-04-24 | Nippon Steel Corp | Process for producing thin sheet of cr-ni-baced stainless steel having excellent surface quality and workability |
| WO1996024452A1 (en) * | 1995-02-09 | 1996-08-15 | Kawasaki Steel Corporation | Continuous casting method for austenitic stainless steel |
| KR100432431B1 (ko) * | 2001-11-13 | 2004-05-22 | 엘지이노텍 주식회사 | 양흡입식 원심팬 및 이를 이용한 컴퓨터용 냉각장치 |
-
1989
- 1989-07-10 JP JP17568189A patent/JPH0342150A/ja active Pending
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