JPH0342900Y2 - - Google Patents

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JPH0342900Y2
JPH0342900Y2 JP16460287U JP16460287U JPH0342900Y2 JP H0342900 Y2 JPH0342900 Y2 JP H0342900Y2 JP 16460287 U JP16460287 U JP 16460287U JP 16460287 U JP16460287 U JP 16460287U JP H0342900 Y2 JPH0342900 Y2 JP H0342900Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <考案の利用分野> この考案は、口腔前庭部分に挿入することによ
り、口が開かれた状態(開口状態)を楽に維持す
るように補助してやると同時に、頬粘膜及び口唇
粘膜を歯列より外方へ圧排して歯科診療・治療時
における視野及び術野(治療操作のための空間)
を拡大せしめて、治療操作を行い易くし、粘膜の
損傷を防止するための開口補助兼頬・口唇粘膜圧
排器に関する。尚、以下では、単に「圧排器」と
称す。
<従来の技術> 従来、これに類するものとしては、例えば、実
公昭50−19908号公報に示される「口唇開拡器」
あるいはその他の「開口器」、すなわち歯科診
療・治療時に患者の開口状態を強制的に維持する
ためのものが知られていた。
<考案が解決しようとする問題点> しかし、この従来の「口唇開拡器」乃至「開口
器」は、単に患者の開口状態を強制的に維持する
に過ぎないものなので、そのままだと治療の際に
とかく損傷し易い頬粘膜及び口唇粘膜を歯列より
外方へ圧排するための手立てを別途、例えば脱脂
綿(予め必要サイズでロール成形したものが市販
されている)をつめるなどして、採る必要があつ
た。(尚、前記「口唇開拡器」は、頬粘膜につい
てのみある程度の圧排機能をもつているが、前述
の如き意味の圧排という点では未だ不十分であ
る。)そして、このように開口と圧排とを別々に
行うことは、患者に与える心理的圧迫や治療者の
手間などの点から改善さるべき問題であつた。ま
た、従来の「口唇開拡器」乃至「開口器」は、そ
の程度に違いはあるものの、いずれも相当の強制
力を以て開口状態を維持することになり、通常こ
れらの機器が使用される場合は治療が比較的長時
間にわたるという点と相俟つて、圧迫による不快
感や場合によつては粘膜からの出血を招く等の不
具合もあつた。
そこで、この考案では、口を強制的に開かせる
のではなく、開口状態を弾力性により補助するこ
とで、その維持を楽にしてやると同時に、頬粘膜
及び口唇粘膜を歯列より外方へ圧排して歯科診
療・治療時における視野及び術野を拡大できる圧
排器を提供せんとするものである。
<問題点を解決するための手段> 具体的には、弾力性を有する棒状物をリング状
に形成してなり口腔前庭の形状に応じて弾性変形
自在とされたリング状体に、棒状物の太さより太
い筒状とされ且つくびれ部が設けられた第1及び
第2の両弾性体をそれぞれが対抗する状態で装着
してなる圧排器を提供せんとするものである。
<作用> 即ち、この圧排器を口腟前庭部分に挿入するこ
とにより、リング状体の弾力性により開口状態が
補助されてその維持が楽になると同時に、頬粘膜
及び口唇粘膜が歯列より外方へ圧排されて、歯科
診療・治療時における視野及び術野が拡大し、そ
の結果、治療操作が行い易くなり、粘膜の損傷も
防止されることになるものである。この際、リン
グ状体の弾性変形自在性は、圧排器が口腔前庭部
分へ容易に挿入され且つうまく納まるについて大
きく寄与すると共に、治療途中においてこの圧排
器を嵌合したままで必要に応じて口を閉じること
も可能としているものである。また、各弾性体の
弾力性は、圧排における当たりを柔らかくするの
に寄与するものである。また、上下両口唇粘膜は
第1及び第2の両弾性体により、また頬粘膜はリ
ング状体自体により歯列より外方へ圧排されるも
のであるが、特に、リング状体を形成する棒状物
自体は細いものとして、第1及び第2の両弾性体
のみを棒状物の太さより太い筒状としたことによ
り、全体の術野は狭くなることなく、一番邪魔に
なる口唇粘膜が歯列より外方へより遠く圧排さ
れ、治療操作性がより向上せしめられている。ま
た、第1弾性体のくびれ部は、上口唇粘膜にある
「小帯」(口唇粘膜と歯けい部とにまたがる筋状の
もの)へ当たりを柔らかくし、患者への圧迫感を
軽減するものであり、第2弾性体のくびれ部は、
下口唇粘膜にある「小帯」への当たりを柔らかく
すると共に、第1弾性体の位置決めのために行わ
れる第2弾性体の回転を行い易くする作用をも有
するものである。
<実施例> 以下、この考案の実施例を第1図〜第6図を参
照して説明する。
この圧排器1は、棒状物2をリング状に形成し
てなるリング状体3に、第1及び第2の両弾性体
4,5をそれぞれが対抗する状態で装着してなる
ものである。
棒状物2は、緻密に巻かれたコイルバネ10に
シリコーン製のチユーブ11を被覆してなるもの
で、コイルバネ10の弾力性により弾性変形自在
とされている。従つて、この棒状物2をリング状
に形成してなるリング状体3も弾性変形自在とな
るもので、この自在な弾性変形により口腔前庭1
2部分への挿入・納まりが容易となると共に、治
療途中においてこの圧排器1を嵌合したままで必
要に応じて口を閉じることも可能となることにな
る。もつとも、棒状物に弾性を与える手段は、こ
のコイルバネ10に限られるものではなく、例え
ばそれ自体が弾力性を有するゴム、シリコーンゴ
ムあるいはプラスチツクなどにて棒状物を形成し
てもよく、またコイルバネ10を用いる場合で
も、シリコーン製のチユーブ11による被覆は、
洗い易い、衛生的である等の点でより好ましいも
のであるが、必ずしも不可欠となるものではな
い。
第1及び第2の両弾性体4,5は、いずれも棒
状物2の太さより太い筒状とされ且つくびれ部1
3,14が設けられているもので、シリコーン樹
脂発泡体により形成されている。シリコーン樹脂
を用いることは、使用後の高温殺菌処理に対する
耐久性という点で好ましいものでるが、他の樹脂
をもつて替えることも勿論可能である。また、第
1弾性体4は第2弾性体5より太く形成され、し
かも第2弾性体5が単純な円筒状とされているの
に対しかまぼこ状とされている(第3図)。これ
は、術野の広狭と口唇粘膜の圧排量が弾性体の太
に関し反比例の関係にあること、及び上歯の方が
下歯より治療操作性が悪いことを考慮して、術野
の広狭と口唇粘膜の圧排の最適バランスを得んと
するものである。従つて、両弾性体4,5のサイ
ズ、形状は、この条件を充足させる範囲で任意に
選択できるものである。
第1弾性体4のくびれ部13の形状は「小帯」
15のある上口唇粘膜の外形に適合すると共に、
湾曲している歯列の形状に適合し易いように、第
1図中の矢示V方向から見た断面形状(第5図)
は深い円弧部16を有する形状とされ、また第1
図中の矢示方向から見た断面形状(第2図)は
段部17と円弧部18とよりなる断面形状とされ
ている。第5図中の19は、棒状物2の両端に介
在して棒状物2をリング状に連結するための連結
部材であり、ここに設けられる第1弾性体4に前
述の深い円弧部16の形成が可能となるように湾
曲せしめられている。
このような構成とした結果、出つ張つた「小
帯」15にくびれ部13、具体的には深い円弧部
16が対応することにより、不快感の原因である
「小帯」15への圧迫が解消され、また段部17
と円弧部18による曲面形状及び円弧部18を設
けたことにより歯列の形状に応じて曲がり易くな
つたことが相俟つて歯列の形状に適合し易くなる
ものである(第6図)。
また、第2弾性体5のくびれ部14は、第1弾
性体4を最適な状態に位置決めさせるために、第
2弾性体5を第6図中の矢示Aの如く回転させ、
この回転をリング状体3の捩じれ回転(矢示B)
を介して伝えて第1弾性体4を回転させる際、こ
の第2弾性体5の回転を行い易くするために設け
られているもので、その断面形状は単一な円弧状
とされている。勿論、この第2弾性体5のくびれ
部14も前述した第1弾性体4のくびれ部13と
同様に、下口唇粘膜にもある「小帯」への当たり
を柔らかくし、また歯列の形状へ適合し易くする
等の機能も持つている。
以下、この圧排器1の使用状態を説明する。
先ず、開けられた口に適合するよう、適宜変形
させて圧排器1を、第1弾性体4が上口唇粘膜1
9に、第2弾性体5が下口唇粘膜20に各々圧接
するようにして、口腔前庭12部分に挿入する。
すると、圧排器1はその自在な弾性変形性により
口腔前庭12の形状に適合して納まる。次いで、
第2弾性体5を第6図中の矢示Aの如く回転さ
せ、この回転をリング状体3の捩じれ回転(矢示
B)を介して第1弾性体4に伝え、この第1弾性
体4を回転させながら、その最適な状態に位置決
めさせる。この際、第2弾性体5のくびれ部14
が寄与していることは前述した通りである。
このように圧排器1が最適な状態に位置決めさ
れると、ほとんど違和感なく楽に開口状態を維持
できるようになると同時に、口唇粘膜20,21
は両弾性体4,5により、さらに頬粘膜22はリ
ング状体3により各々歯列より外方へ圧排され、
必要な視野及び術野が確保され、以て、治療操作
は行い易くなり、また粘膜の損傷も防止されるこ
とになる。
<考案の効果> この考案に係る圧排器は、以上説明してきた如
きものなので、多くの効果が期待できるが、その
主なものを挙げると以下の如くである。
(a) この圧排器を口腔前庭部分に挿入することに
より、リング状体の弾力性により開口状態が補
助されてその維持が楽になると同時に、頬粘膜
及び口唇粘膜が歯列より外方へ圧排されて、歯
科診療・治療時における視野及び術野が拡大
し、その結果、治療操作が行い易くなり、粘膜
の損傷も防止される。
(b) リング状体がその弾力性にてに弾性変形自在
とされているので、口腔前庭部分への挿入・納
まりが容易となる。
(c) 各弾性体の弾力性及び各々のくびれ部によ
り、粘膜圧排時の当たりが全体的にも、また特
に「小帯」についても柔らかくなり、長時間の
治療でも不快感を生ずることがない。
(d) リング状体を細いものとして、第1及び第2
の両弾性体のみを太い筒状としたことにより、
全体の術野は狭くなることなく、一番邪魔にな
る口唇粘膜が歯列より外方へより遠く圧排さ
れ、治操操作性がより向上せしめられる。
(e) 第2弾性体にくびれ部を設けたことにより、
第1弾性体の位置決めのために行われる第2弾
性体の回転が容易となり、最適な納まり状態が
容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、圧排器の概略側面図、第2図は、第
1図中の矢示方向から見た第1弾性体の側面
図、第3図は、第2図中の矢示−線に沿う断
面図、第4図は、第1図中の矢示方向から見た
第2弾性体の側面図、第5図は、第2図中の矢示
−線に沿う断面図、そして、第6図は、圧排
器の使用状態を示す概略斜視図である。 1……圧排器、2……棒状物、3……リング状
体、4……第1弾性体、5……第2弾性体、1
3,14……くびれ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾力性を有する棒状物をリング状に形成してな
    り口腔前庭の形状に応じて弾性変形自在とされた
    リング状体に、棒状物の太さより太い筒状とされ
    且つくびれ部が設けられた第1及び第2の両弾性
    体をそれぞれが対抗する状態で装着してなる開口
    補助兼頬・口唇粘膜圧排器。
JP16460287U 1987-10-29 1987-10-29 Expired JPH0342900Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16460287U JPH0342900Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16460287U JPH0342900Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29

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JPH0169510U JPH0169510U (ja) 1989-05-09
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JP16460287U Expired JPH0342900Y2 (ja) 1987-10-29 1987-10-29

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