JPH0343082A - トランス―4―シアノシクロヘキサンカルボン酸の製造方法およびそれに用いる酵素 - Google Patents
トランス―4―シアノシクロヘキサンカルボン酸の製造方法およびそれに用いる酵素Info
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- JPH0343082A JPH0343082A JP1177218A JP17721889A JPH0343082A JP H0343082 A JPH0343082 A JP H0343082A JP 1177218 A JP1177218 A JP 1177218A JP 17721889 A JP17721889 A JP 17721889A JP H0343082 A JPH0343082 A JP H0343082A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、トランス−4−シアノシクロヘキサンカルボ
ン酸の新規な製造方法に関する。
ン酸の新規な製造方法に関する。
本発明の目的は、止血剤等の医薬として極めて有効であ
るトラネキサム酸、および抗潰瘍剤として著効を示す塩
酸セトラキサートの製造中間体であるトランス−4−シ
アノシクロヘキサンカルボン酸を工業的に、かつ、高収
率で製造することにある。
るトラネキサム酸、および抗潰瘍剤として著効を示す塩
酸セトラキサートの製造中間体であるトランス−4−シ
アノシクロヘキサンカルボン酸を工業的に、かつ、高収
率で製造することにある。
(従来の技術)
トランス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸の製造
に関する従来の方法としては、例えば、ヘキサテレフタ
ル酸にアンモニアガスを接触させる方法(特公昭47−
23535)、1.4−ジシアノシクロヘキサンにアン
モニアガスを接触させる方法(特開昭48−34144
)が知られている。また、微生物を用いる方法として、
本発明者らは、トランス−1,4−ジシアノシクロヘキ
サンに微生物を作用させることによりトランス−4−シ
アノシクロヘキサンカルボン酸を得ている。
に関する従来の方法としては、例えば、ヘキサテレフタ
ル酸にアンモニアガスを接触させる方法(特公昭47−
23535)、1.4−ジシアノシクロヘキサンにアン
モニアガスを接触させる方法(特開昭48−34144
)が知られている。また、微生物を用いる方法として、
本発明者らは、トランス−1,4−ジシアノシクロヘキ
サンに微生物を作用させることによりトランス−4−シ
アノシクロヘキサンカルボン酸を得ている。
(特開昭63−10752、特開昭63−12291、
特開昭63−129988、特開昭63−294793
) (発明が解決しようとする課題) 上記の化学合成的手法は、高温高圧な反応条件を必要と
する。また、立体配置を保持させて製造することが困難
であり、副生物が多く生成するので、目的物の単離精製
工程が極めて煩雑である。
特開昭63−129988、特開昭63−294793
) (発明が解決しようとする課題) 上記の化学合成的手法は、高温高圧な反応条件を必要と
する。また、立体配置を保持させて製造することが困難
であり、副生物が多く生成するので、目的物の単離精製
工程が極めて煩雑である。
また、従来の微生物を用いる方法においては、原料とし
て、シス、トランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン
から精製工程によってシス体を除去したもの、すなわち
、高純度のトランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン
を用いていた。本発明は、シス、トランス−1,4−ジ
シアノシクロヘキサンから簡単な工程でトランス−4−
シアノシクロヘキサンカルボン酸を製造することを課題
とするものである。
て、シス、トランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン
から精製工程によってシス体を除去したもの、すなわち
、高純度のトランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン
を用いていた。本発明は、シス、トランス−1,4−ジ
シアノシクロヘキサンから簡単な工程でトランス−4−
シアノシクロヘキサンカルボン酸を製造することを課題
とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意検討を重
ねた結果、常温常圧で、かつ、立体配置を選択、保持さ
せることができ、しかも、極めて効率の良い微生物の生
化学的作用を利用する新規な製造方法を見出した。すな
わち、次式(1)CN で示されるシス、トランス−1,4−ジシアノシクロヘ
キサンから、微生物の作用により、次式() ] で示されるトランス−4−シアノシクロヘキサンカルボ
ン酸を製造する方法である。
ねた結果、常温常圧で、かつ、立体配置を選択、保持さ
せることができ、しかも、極めて効率の良い微生物の生
化学的作用を利用する新規な製造方法を見出した。すな
わち、次式(1)CN で示されるシス、トランス−1,4−ジシアノシクロヘ
キサンから、微生物の作用により、次式() ] で示されるトランス−4−シアノシクロヘキサンカルボ
ン酸を製造する方法である。
本発明者らは、コリネバクテリウム属細菌が化合物(1
)から化合物(II)への変換に際して、トランス体を
優先的に化合物(If)に変換し、シス体の変換活性は
極めて低いことを見出した。さらに、コリネバクテリウ
ム属細菌より、化合物(1)から化合物(II)への変
換に関与する酵素、すなわち、ニトリルヒドラターゼと
アミダーゼを抽出し、本発明を完成するに至った。
)から化合物(II)への変換に際して、トランス体を
優先的に化合物(If)に変換し、シス体の変換活性は
極めて低いことを見出した。さらに、コリネバクテリウ
ム属細菌より、化合物(1)から化合物(II)への変
換に関与する酵素、すなわち、ニトリルヒドラターゼと
アミダーゼを抽出し、本発明を完成するに至った。
次に、本発明の実施方法について説明する。
(1)使用菌株
本発明で使用する微生物は、コリネバクテリウム属に属
するものであり、これらの属に属する具体的な菌株とし
ては、例えば、コリネバクテリウム エスピー C5株
(微工研菌寄第8931号)である。C5株は微生物工
業技術研究所に寄託されており、菌学的性質は特開昭6
3−129988号公報に示されている。
するものであり、これらの属に属する具体的な菌株とし
ては、例えば、コリネバクテリウム エスピー C5株
(微工研菌寄第8931号)である。C5株は微生物工
業技術研究所に寄託されており、菌学的性質は特開昭6
3−129988号公報に示されている。
(2)培養方法
本発明で使用される微生物の培養は、公知の方法に準じ
て行うことができる。使用する培地は、−II微生物の
栄養源として公知のものが利用でき、廃糖蜜、グルコー
ス、グリセリン、エタノール、シュークロース等の炭素
源、硫酸アンモニウムまたは尿素、塩化アンモニウム等
の窒素源、肉エキス、酵母エキス、麦芽エキス、ペプト
ン等の有機栄養源、リン酸、マグネシウム、カリウム、
鉄、コバルト等の無機栄養源、ビタミン類を適宜組み合
わせて使用できる。また、微生物の式(I)の化合物か
ら式(If)の化合物への変換活性を促進する物質とし
て、プロピオニトリル、イソブチロニトリル、クロトノ
ニトリルなどのシアノ化合物や、イソブチルアミド、n
−ブチルアミド等のアミド化合物や、さらには、2価の
鉄イオンをそれぞれ適量添加してもよい。培地のp H
は5〜lOの範囲で選べばよく、培養温度は18〜38
℃、好ましくは25〜32℃である。培養日数は1〜8
日の範囲で、活性が最大になるまで培養すればよい。
て行うことができる。使用する培地は、−II微生物の
栄養源として公知のものが利用でき、廃糖蜜、グルコー
ス、グリセリン、エタノール、シュークロース等の炭素
源、硫酸アンモニウムまたは尿素、塩化アンモニウム等
の窒素源、肉エキス、酵母エキス、麦芽エキス、ペプト
ン等の有機栄養源、リン酸、マグネシウム、カリウム、
鉄、コバルト等の無機栄養源、ビタミン類を適宜組み合
わせて使用できる。また、微生物の式(I)の化合物か
ら式(If)の化合物への変換活性を促進する物質とし
て、プロピオニトリル、イソブチロニトリル、クロトノ
ニトリルなどのシアノ化合物や、イソブチルアミド、n
−ブチルアミド等のアミド化合物や、さらには、2価の
鉄イオンをそれぞれ適量添加してもよい。培地のp H
は5〜lOの範囲で選べばよく、培養温度は18〜38
℃、好ましくは25〜32℃である。培養日数は1〜8
日の範囲で、活性が最大になるまで培養すればよい。
(3)酵素
前記コリネバクテリウム エスピー C5株の菌体から
、式(1)の化合物のトランス体を優先的に式(If)
の化合物に変換し、シス体の変換活性の低い酊素を抽出
単離した。その結果、C5株における式(1)の化合物
から式(II)の化合物への変換は、ニトリルヒドラタ
ーゼとアミダーゼの組み合わせにより起こっていること
が明らかとなった。
、式(1)の化合物のトランス体を優先的に式(If)
の化合物に変換し、シス体の変換活性の低い酊素を抽出
単離した。その結果、C5株における式(1)の化合物
から式(II)の化合物への変換は、ニトリルヒドラタ
ーゼとアミダーゼの組み合わせにより起こっていること
が明らかとなった。
また、これらの二酵素は、その酵素作用および基質特異
性から、新規なニトリルヒドラターゼおよびア短ダーゼ
と認めた。このニトリルヒドラターゼ、アミダーゼの理
化学的性質について説明すると、次のとおりである。
性から、新規なニトリルヒドラターゼおよびア短ダーゼ
と認めた。このニトリルヒドラターゼ、アミダーゼの理
化学的性質について説明すると、次のとおりである。
(A)ニトリルヒドラターゼ
■酵素作用
ニトリル化合物のニトリル基に作用し、ニトリル基をア
ミド基に水和転化させる反応の触媒としての機能を示す
。
ミド基に水和転化させる反応の触媒としての機能を示す
。
■基質特異性
ニトリルヒドラターゼの基質時異姓について検討した。
結果を表1に示す。
表
1
表1より、本酵素は、n−ブチロニトリル、n−バレロ
ニトリル等の飽和脂肪層ニトリル、アクリロニトリルや
メタアクリロニトリル等の不飽和脂肪族ニトリル、ベン
ゾニトリル等の芳香族ニトリル、3−シアノピリジン等
の複素環式ニトリル、さらに、マロノニトリル、トラン
ス−1,4−ジシアノシクロヘキサン等のジニトリル化
合物に作用することがわかる。
ニトリル等の飽和脂肪層ニトリル、アクリロニトリルや
メタアクリロニトリル等の不飽和脂肪族ニトリル、ベン
ゾニトリル等の芳香族ニトリル、3−シアノピリジン等
の複素環式ニトリル、さらに、マロノニトリル、トラン
ス−1,4−ジシアノシクロヘキサン等のジニトリル化
合物に作用することがわかる。
ニトリル基の水和速度が速い化合物という観点では、n
−ブチロニトリル、n−バレロニトリル、iso〜バレ
ロニトリル等の炭素数が4から5の脂肪族ニトリル化合
物である。
−ブチロニトリル、n−バレロニトリル、iso〜バレ
ロニトリル等の炭素数が4から5の脂肪族ニトリル化合
物である。
また、1.4−ジシアノシクロヘキサンにおいては、ト
ランス体の水和速度がシス体に比べて著しく大きいこと
が特徴的である。
ランス体の水和速度がシス体に比べて著しく大きいこと
が特徴的である。
■分子量
液体クロマトグラフ〔カラ・ム;TSK−gelG30
0−3W (0,75X60C11) )によって分子
量61,400と決定した。また、5DS−PAGE電
気泳動の結果、単一バンドであり、サブユニットの分子
量は2pH6.900であった。
0−3W (0,75X60C11) )によって分子
量61,400と決定した。また、5DS−PAGE電
気泳動の結果、単一バンドであり、サブユニットの分子
量は2pH6.900であった。
■至適pH
至適pt−を検討の結果は第1図に示すが、至適pHは
8.0〜8.5であった。
8.0〜8.5であった。
■温度安定性
ニトリルヒドラターゼを10mMリン酸カリウムバッフ
ァー(pH7,5(3mMイソバレリアン酸Na塩を含
む)〕に溶解し、10〜50°Cに10分間放置した後
の残存活性を測定することにより求めた。その結果、1
0〜40°Cでは活性の低下は見られず、45°Cでは
残存活性は40%であった。
ァー(pH7,5(3mMイソバレリアン酸Na塩を含
む)〕に溶解し、10〜50°Cに10分間放置した後
の残存活性を測定することにより求めた。その結果、1
0〜40°Cでは活性の低下は見られず、45°Cでは
残存活性は40%であった。
■安定化剤
ニトリルヒドラターゼを、各種安定化剤を含む10mM
リン酸カリウムバッファー(pH7゜5)中で3日間透
析した。透析後の残存活性(透析前の活性を100%と
する)を表2に示す。
リン酸カリウムバッファー(pH7゜5)中で3日間透
析した。透析後の残存活性(透析前の活性を100%と
する)を表2に示す。
表
イソバレリアン酸が最も良好な安定化剤であった。
■金属および阻害剤の’438
ニトリルヒドラターゼを、100mMリン酸バッファー
(pH7,5)に溶解した後、下記に示す物質を各々1
mMずつ加えて酵素活性を測定し、トランス−4−シア
ノシクロヘキサンカルボン酸アミド生戒に関与するニト
リルヒドラターゼ活性に及ぼす影響を検討した。結果を
表3に示す。
(pH7,5)に溶解した後、下記に示す物質を各々1
mMずつ加えて酵素活性を測定し、トランス−4−シア
ノシクロヘキサンカルボン酸アミド生戒に関与するニト
リルヒドラターゼ活性に及ぼす影響を検討した。結果を
表3に示す。
表3
ニトリルヒドラターゼは、Hg++、 フェニルヒド
ラジンで強力に阻害された。
ラジンで強力に阻害された。
■PQQ(ピロロキノリンキノン)の存在ニトリルヒド
ラターゼ中のPQQ(ピロロキノリンキノン)の存在を
以下の方法でlI!認した。
ラターゼ中のPQQ(ピロロキノリンキノン)の存在を
以下の方法でlI!認した。
ニトリルヒドラターゼ15■を6N塩酸中で120℃、
48時間処理し加水分解した後、濃縮し、苛性ソーダ水
溶液で中和した。処理液を乾固した後、10%メタノー
ル液に再溶解し、5ephadeにG−10(1,OX
120cm)カラムに供し、通過液2. 1j!l!を
集めた。この液を用いて(i)〜(iv)の検討を行い
、PQQの存在を確認できた。
48時間処理し加水分解した後、濃縮し、苛性ソーダ水
溶液で中和した。処理液を乾固した後、10%メタノー
ル液に再溶解し、5ephadeにG−10(1,OX
120cm)カラムに供し、通過液2. 1j!l!を
集めた。この液を用いて(i)〜(iv)の検討を行い
、PQQの存在を確認できた。
(i)膜結合性D−グルコースデヒドロゲナーゼアポ酵
素を再活性化したことによりPQQの存在を確認した。
素を再活性化したことによりPQQの存在を確認した。
(ii)PQQに特徴的な252nm、360nmに、
吸収を認めた。
吸収を認めた。
(ii)蛍光スペクトル(IIITAcIII 650
−10S型検出器使用)励起ピーク;375rv+、放
出ピーク;460ns+でPQQ標品と一致した。
−10S型検出器使用)励起ピーク;375rv+、放
出ピーク;460ns+でPQQ標品と一致した。
(iv)PQQ要求株であるAcetobacter
acetiを用いたバイオアッセイ法によりPQQの存
在を確認した。
acetiを用いたバイオアッセイ法によりPQQの存
在を確認した。
(B)アミダーゼ
■酵素作用
アミド化合物のアミド基に作用し、アミド基をカルボキ
シル基とアンモニアに加水分解させる反応の触媒として
の機能を示す。
シル基とアンモニアに加水分解させる反応の触媒として
の機能を示す。
■基質特異性
アミダーゼの基質特異性について検討した。結果を表4
に示す。
に示す。
表4
表4より、本酵素は、プロピオンアミド、n−バレロア
ミド等の飽和脂肪族アミド、トランス−4−シアノシク
ロヘキサンカルボン酸アごド等の環状飽和脂肪族アミド
、メタアクリルアミド等の不飽和脂肪族アミド、ベンズ
アくド等の芳香族アくド、およびニコチン酸アミド等の
?![i環式アミド化合物に作用することがわかる。ま
た、特に、トランス−4−シアノシクロヘキサンカルボ
ン酸アミドの加水分解速度が大きく、これに対しシス−
4−シアノシクロヘキサンカルボン酸アごドの活性は低
い。
ミド等の飽和脂肪族アミド、トランス−4−シアノシク
ロヘキサンカルボン酸アごド等の環状飽和脂肪族アミド
、メタアクリルアミド等の不飽和脂肪族アミド、ベンズ
アくド等の芳香族アくド、およびニコチン酸アミド等の
?![i環式アミド化合物に作用することがわかる。ま
た、特に、トランス−4−シアノシクロヘキサンカルボ
ン酸アミドの加水分解速度が大きく、これに対しシス−
4−シアノシクロヘキサンカルボン酸アごドの活性は低
い。
■至適pH
至適pH検討の結果は第2図に示すが、至適PHは6.
5から10.0である。
5から10.0である。
■至適温度
至適温度検討の結果は第3図に示すが、至適温度は約5
0°Cである。
0°Cである。
■金属および阻害剤の影響
アミダーゼを100mMリン酸バッファー(PH7,5
)に溶解した後、下記に示す物質を各々1mMずつ加え
て酵素活性を測定し、トランス−4−シアノシクロヘキ
サンカルボン酸生$Cに関与するアミダーゼ活性に及ぼ
す影響を検討した。結果を表5に示す。
)に溶解した後、下記に示す物質を各々1mMずつ加え
て酵素活性を測定し、トランス−4−シアノシクロヘキ
サンカルボン酸生$Cに関与するアミダーゼ活性に及ぼ
す影響を検討した。結果を表5に示す。
表5
Hg“4とl−CM Bによってわずかに阻害された。
(4)反応方法
本発明における式(1)の化合物を式(II)の化合物
に変換する反応方法としては、具体的には前記微生物を
式(1)の化合物の存在下に培養する方法と、微生物培
養物、さらに、そこから集めた菌体または菌体処理物(
例えば、菌体の破砕物、菌体の有機溶媒処理物、または
菌体より公知の方法によって分離抽出した酵素)と式(
1)の化合物とを接触させる方法の二つの方法がある。
に変換する反応方法としては、具体的には前記微生物を
式(1)の化合物の存在下に培養する方法と、微生物培
養物、さらに、そこから集めた菌体または菌体処理物(
例えば、菌体の破砕物、菌体の有機溶媒処理物、または
菌体より公知の方法によって分離抽出した酵素)と式(
1)の化合物とを接触させる方法の二つの方法がある。
また、菌体、菌体処理物または菌体から抽出された酵素
を公知の方法、例えば、セライト、アルギン酸カルシウ
ム、カラギーナン等により固定化した後、式(1)の化
合物と反応させてもよい。
を公知の方法、例えば、セライト、アルギン酸カルシウ
ム、カラギーナン等により固定化した後、式(1)の化
合物と反応させてもよい。
反応媒体としては、水、緩衝液などの水性媒体、あるい
はメタノール、クロロホルム、塩化メチレン等の有機溶
媒と水との混合物が使用できる0反応媒体中へは、式(
1)の化合物を粉末あるいはオイル状のままで、または
適当な溶媒に溶かして添加する0式(I)の化合物の添
加濃度は0.01〜60重量%程度、好ましくは1.0
〜40重量%である。
はメタノール、クロロホルム、塩化メチレン等の有機溶
媒と水との混合物が使用できる0反応媒体中へは、式(
1)の化合物を粉末あるいはオイル状のままで、または
適当な溶媒に溶かして添加する0式(I)の化合物の添
加濃度は0.01〜60重量%程度、好ましくは1.0
〜40重量%である。
反応に菌体を使用する場合の菌体の濃度は、通常0.1
〜8!量%の範囲でよい0反応温度は4〜65℃、望ま
しくは15〜55℃、反応pHは4〜11、好ましくは
6.5〜9.0である0反応時間は通常0.5〜100
時間の範囲で適当な時間を選べばよい、消費される式(
1)の化合物は連続的にまたは間歇的に補充して、反応
液中の濃度が上記の範囲内に維持されるように添加して
もよい。
〜8!量%の範囲でよい0反応温度は4〜65℃、望ま
しくは15〜55℃、反応pHは4〜11、好ましくは
6.5〜9.0である0反応時間は通常0.5〜100
時間の範囲で適当な時間を選べばよい、消費される式(
1)の化合物は連続的にまたは間歇的に補充して、反応
液中の濃度が上記の範囲内に維持されるように添加して
もよい。
原料として使用する式(1)の化合物中のシス体とトラ
ンス体の重量比は0.1:9.9〜9゜570.5であ
るが、トランス体に冨むものであれば、生成される式(
n)の化合物のトランス体の純度はより高純度となる。
ンス体の重量比は0.1:9.9〜9゜570.5であ
るが、トランス体に冨むものであれば、生成される式(
n)の化合物のトランス体の純度はより高純度となる。
(5)分M精製
生成された式(II)の化合物は、反応終了液より菌体
等の不溶物を除去した後、公知の方法、例えば、溶媒抽
出あるいは晶析等により容易に高純度の結晶を得ること
ができる。また、未反応のシス−1,4−ジシアノシク
ロヘキサンも容易に回収でき、異性化することによって
再び酵素反応に供することもできる。
等の不溶物を除去した後、公知の方法、例えば、溶媒抽
出あるいは晶析等により容易に高純度の結晶を得ること
ができる。また、未反応のシス−1,4−ジシアノシク
ロヘキサンも容易に回収でき、異性化することによって
再び酵素反応に供することもできる。
(6) シス、トランス−1,4−ジシアノシクロヘ
キサン〔化合物(■)〕の製造 化合物(1)は、ジメチル−1,4−シアノシクロヘキ
サンカルボキシレートとアンモニア供給源となりうる化
合物、例えば、アンモニア、尿素等を200〜350”
C,好ましくは230〜300℃において加熱すること
により製造できる。また、この工程の反応速度を増すた
めに、塩酸、リン酸、硫酸などの鉱酸、またはアルくす
、五酸化リン、酸化スズ等の酸化物、あるいは酢酸、プ
ロピオン酸、安息香酸等の有機酸を触媒として用いても
よい。また、用いるジメチル−1,4−シクロヘキサン
カルボキシレートの立体配置がトランス、シス、または
トランス/シス混合物のいずれであっても、生成する化
合物(1)はトランス/シスの混合物を与える。本発明
では、このようにして製造した化合物(1)を単離精製
せずに、このまま酵素反応原料として用いることができ
る。
キサン〔化合物(■)〕の製造 化合物(1)は、ジメチル−1,4−シアノシクロヘキ
サンカルボキシレートとアンモニア供給源となりうる化
合物、例えば、アンモニア、尿素等を200〜350”
C,好ましくは230〜300℃において加熱すること
により製造できる。また、この工程の反応速度を増すた
めに、塩酸、リン酸、硫酸などの鉱酸、またはアルくす
、五酸化リン、酸化スズ等の酸化物、あるいは酢酸、プ
ロピオン酸、安息香酸等の有機酸を触媒として用いても
よい。また、用いるジメチル−1,4−シクロヘキサン
カルボキシレートの立体配置がトランス、シス、または
トランス/シス混合物のいずれであっても、生成する化
合物(1)はトランス/シスの混合物を与える。本発明
では、このようにして製造した化合物(1)を単離精製
せずに、このまま酵素反応原料として用いることができ
る。
(発明の効果)
本発明を利用することにより、トランス−4−シアノシ
クロヘキサンカルボン酸を常温常圧の反応条件下で高濃
度に生成させることができる。さらに、精製の不要なシ
ス、トランス体混合の原料からトランス体を製造するこ
とができるので、経済上極めて有用である。
クロヘキサンカルボン酸を常温常圧の反応条件下で高濃
度に生成させることができる。さらに、精製の不要なシ
ス、トランス体混合の原料からトランス体を製造するこ
とができるので、経済上極めて有用である。
(実施例)
次に、本発明を実施例および比較例をもって説明するが
、この実施例によって本発明が何ら限定されるものでは
ない。
、この実施例によって本発明が何ら限定されるものでは
ない。
実施例1
ジメチル−1,4−シクロヘキサンカルボキシレート1
00g (0,5モル)と酸化スズ1.0gを反応器中
に仕込み、260〜280°Cでアンモニアガスを0.
25モル/Hrの流速で導入しながら10時間反応を行
った。反応終了後、メタノール2.000dを加え、メ
タノールに不溶な物質を濾取した後、濾液を濃縮、冷却
して、シス。
00g (0,5モル)と酸化スズ1.0gを反応器中
に仕込み、260〜280°Cでアンモニアガスを0.
25モル/Hrの流速で導入しながら10時間反応を行
った。反応終了後、メタノール2.000dを加え、メ
タノールに不溶な物質を濾取した後、濾液を濃縮、冷却
して、シス。
トランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン70g(純
度97.5%)を得た。本製品はシス体42%、トラン
ス体58%を含んでいた。
度97.5%)を得た。本製品はシス体42%、トラン
ス体58%を含んでいた。
実施例2
グリセロール0.5g、ポリペプトン0.3g、リン酸
−カリウム0.08g、リン酸二カリウム0.12g、
塩化ナトリウム0.1g、イソブチロニトリル0.05
g、硫酸マグネシウム7水塩0.02g、硫酸鉄7水塩
0.004g、ビオチン100μg、チアミン塩酸塩1
00μgを含み、pH7,Oとした殺菌培地100dに
、あらかしめ同培地で培養したコリネバクテリウム エ
スピー C5株を植菌し、30℃で2日間培養した。
−カリウム0.08g、リン酸二カリウム0.12g、
塩化ナトリウム0.1g、イソブチロニトリル0.05
g、硫酸マグネシウム7水塩0.02g、硫酸鉄7水塩
0.004g、ビオチン100μg、チアミン塩酸塩1
00μgを含み、pH7,Oとした殺菌培地100dに
、あらかしめ同培地で培養したコリネバクテリウム エ
スピー C5株を植菌し、30℃で2日間培養した。
培養終了後、遠心分離にて菌体を集め、このうち、0.
4gDCW(乾菌体重量)を0.05Mカリウムリン酸
バッフy −(p H7,5) 100ralの入った
三角フラスコ中に懸濁した後、実施例1で製造したシス
、トランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン(シス:
トランス=42:58)を20g加え、30℃で振とう
しながら、反応させた。
4gDCW(乾菌体重量)を0.05Mカリウムリン酸
バッフy −(p H7,5) 100ralの入った
三角フラスコ中に懸濁した後、実施例1で製造したシス
、トランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン(シス:
トランス=42:58)を20g加え、30℃で振とう
しながら、反応させた。
50時間後に反応を終了した。反応液を高速液体クロマ
ト分析した結果、トランス−4−シアノシクロヘキサン
カルボン酸が10.6g、シス−4−シアノシクロヘキ
サンカルボン酸が0.45g生戒生威いた0反応液から
遠心分離によって菌体を除き、抽出、濃縮、晶析等の操
作により、トランス−4−シアノシクロヘキサンカルボ
ン酸の結晶8.4gを得た。
ト分析した結果、トランス−4−シアノシクロヘキサン
カルボン酸が10.6g、シス−4−シアノシクロヘキ
サンカルボン酸が0.45g生戒生威いた0反応液から
遠心分離によって菌体を除き、抽出、濃縮、晶析等の操
作により、トランス−4−シアノシクロヘキサンカルボ
ン酸の結晶8.4gを得た。
本製品は高速液体クロマト分析で単一ピークを示した。
融点 150〜152°C
IR(KBr)
2230cm−’ Cv =CH)
元素分析
CH
計算値 62.75 $ 7.19 X実測値
61.5 $ 7.35%なお、高速液体クロ
マト分析は以下のようにして行った。分析装置;ウォー
ターズ社製6000A型ポンプ、東ソー製t−8型示差
屈折計、カラムニッパパック C18、溶媒;水/アセ
トニトリル=77/23(容量比)→−PICB−7(
ウォーターズ社製)1.5容量%。
61.5 $ 7.35%なお、高速液体クロ
マト分析は以下のようにして行った。分析装置;ウォー
ターズ社製6000A型ポンプ、東ソー製t−8型示差
屈折計、カラムニッパパック C18、溶媒;水/アセ
トニトリル=77/23(容量比)→−PICB−7(
ウォーターズ社製)1.5容量%。
比較例
グルコース5.0g、ポリペプトン3.0g、リン酸−
カリウム0.8g、リン酸二カリウム1゜2g1塩化ナ
トリウム1.0g、イソブチロニトリル0.5g、硫酸
マグネシウム7水塩0.2g、硫酸鉄7水塩0.04g
、ビオチン1mg、チアミン塩酸塩1■を含み、pH7
,5とした殺菌培地i、oooIdに、あらかしめ同袷
地で培−養したキャンディダ ギアモンディ(Cand
ida guilliermondii ) IFo
0454を植菌し、32°Cで5日間培養した後、遠
心分離により菌体を集めた。
カリウム0.8g、リン酸二カリウム1゜2g1塩化ナ
トリウム1.0g、イソブチロニトリル0.5g、硫酸
マグネシウム7水塩0.2g、硫酸鉄7水塩0.04g
、ビオチン1mg、チアミン塩酸塩1■を含み、pH7
,5とした殺菌培地i、oooIdに、あらかしめ同袷
地で培−養したキャンディダ ギアモンディ(Cand
ida guilliermondii ) IFo
0454を植菌し、32°Cで5日間培養した後、遠
心分離により菌体を集めた。
4.OgDCW(乾菌体重量)を0.05Mカリウムリ
ン酸バッファー(pH7,5)20−の入った三角フラ
スコ中に懸濁した後、実施例1で製造したシス、トラン
ス−1,4−ジシアノシクロヘキサン(シス:トランス
=42:5B)を2g加え、30°Cで振とうしながら
、反応させた。80時間後に反応を終了し、反応液を高
速液体クロマト分析した結果、トランス−4−シアノシ
クロヘキサンカルボン酸が0.12g、シス−4−シア
ノシクロヘキサンカルボン酸が0.26g生成していた
。
ン酸バッファー(pH7,5)20−の入った三角フラ
スコ中に懸濁した後、実施例1で製造したシス、トラン
ス−1,4−ジシアノシクロヘキサン(シス:トランス
=42:5B)を2g加え、30°Cで振とうしながら
、反応させた。80時間後に反応を終了し、反応液を高
速液体クロマト分析した結果、トランス−4−シアノシ
クロヘキサンカルボン酸が0.12g、シス−4−シア
ノシクロヘキサンカルボン酸が0.26g生成していた
。
実施例3
コリネバクテリウム エスピー 05株のニトリルヒド
ラターゼの単離精製 コリネバクテリウム エスピー C5株を実施例2と同
様の培地で培養した後、8.OOOxg。
ラターゼの単離精製 コリネバクテリウム エスピー C5株を実施例2と同
様の培地で培養した後、8.OOOxg。
20分間遠心分離することによって、菌体を得た。
菌体を洗浄した後、ダイノξルにより冷却しながら破砕
した。破砕液を遠心分離し、得られた上清液を無細胞抽
出液とした。
した。破砕液を遠心分離し、得られた上清液を無細胞抽
出液とした。
無細胞抽出液をDEAE−セルロース〔10mMリン酸
バッファーCpH1,5)に懸濁〕に加え、30分間攪
拌した。DEAE−セルロースを除去した後、0.4M
NaC1を含む100mMバッファーに再懸濁し、30
分間ゆっくりと混合した。濾過した濾液中に硫酸アンモ
ニウムを加え、飽和度60%にした後、PHを7.5に
調整し、1時間攪拌した0次いで、遠心分離を行い、析
出したタンパク群を回収した。少量の10mMリン酸バ
ッファーで回収タンパクを溶解した後、これをセロファ
ンチューブに入れ、4℃、同上のバッファー中で18時
間放置し、タンパク群水溶液中の硫酸アンモニウムを透
析除去した。
バッファーCpH1,5)に懸濁〕に加え、30分間攪
拌した。DEAE−セルロースを除去した後、0.4M
NaC1を含む100mMバッファーに再懸濁し、30
分間ゆっくりと混合した。濾過した濾液中に硫酸アンモ
ニウムを加え、飽和度60%にした後、PHを7.5に
調整し、1時間攪拌した0次いで、遠心分離を行い、析
出したタンパク群を回収した。少量の10mMリン酸バ
ッファーで回収タンパクを溶解した後、これをセロファ
ンチューブに入れ、4℃、同上のバッファー中で18時
間放置し、タンパク群水溶液中の硫酸アンモニウムを透
析除去した。
透析操作を終えたタンパク群水溶液をDEAE−Sep
hacel (5X 25 Cm)によりクロマト分離
した。t8離液は100mMリン酸バッファー(NaC
l濃度O〜0.3M)を用いた。各クロマト溶離フラク
ション液の一部を取得し、トランス−1゜4−ジシアノ
シクロヘキサンを添加し、ニトリル基の水和活性能の有
無を液体クロマト分析によって調べた。活性を示したフ
ラクションを集め、硫酸アンモニウムを加え、タンパク
を析出させた後、遠心分離によって回収した。透析した
後、硫酸アンモニウムを加えて15%飽和にした後、P
henyl−3epharose CL −4B
カラム(2X16C11)によりクロマト分離した。活
性を有するフラクションを集め、上記と同様の方法で回
収した後、透析処理を行った。なお、本工程から酵素の
安定剤として30mMインバレリアン酸を添加して用い
た。
hacel (5X 25 Cm)によりクロマト分離
した。t8離液は100mMリン酸バッファー(NaC
l濃度O〜0.3M)を用いた。各クロマト溶離フラク
ション液の一部を取得し、トランス−1゜4−ジシアノ
シクロヘキサンを添加し、ニトリル基の水和活性能の有
無を液体クロマト分析によって調べた。活性を示したフ
ラクションを集め、硫酸アンモニウムを加え、タンパク
を析出させた後、遠心分離によって回収した。透析した
後、硫酸アンモニウムを加えて15%飽和にした後、P
henyl−3epharose CL −4B
カラム(2X16C11)によりクロマト分離した。活
性を有するフラクションを集め、上記と同様の方法で回
収した後、透析処理を行った。なお、本工程から酵素の
安定剤として30mMインバレリアン酸を添加して用い
た。
透析終了液を再びD E A E−5ephacelカ
ラムクロマトに供し活性画分を集めた後、さらに、Ph
enyl−5epharose CL −4B カ
ラムクロマト分離を行うことによって、ニトリルヒドラ
ターゼの精製を終了した。上記一連の操作により、比活
性は約130倍に上昇した。また、分子量を液体クロマ
トグラフ〔カラム;TSK −get G 3000
−3W (0,75X 60cm) )によって、61
゜400と決定した。また、50S−PAGE電気泳動
の結果、単一バンドであり、サブユニットの分子量は2
pH6.900であった。また、可視・紫外スペクトル
を測定した結果、710n園に最大吸゛収を有するブロ
ードなピークがあり、410ns+にはシッルダービー
クがあった。
ラムクロマトに供し活性画分を集めた後、さらに、Ph
enyl−5epharose CL −4B カ
ラムクロマト分離を行うことによって、ニトリルヒドラ
ターゼの精製を終了した。上記一連の操作により、比活
性は約130倍に上昇した。また、分子量を液体クロマ
トグラフ〔カラム;TSK −get G 3000
−3W (0,75X 60cm) )によって、61
゜400と決定した。また、50S−PAGE電気泳動
の結果、単一バンドであり、サブユニットの分子量は2
pH6.900であった。また、可視・紫外スペクトル
を測定した結果、710n園に最大吸゛収を有するブロ
ードなピークがあり、410ns+にはシッルダービー
クがあった。
実施例4
コリネバクテリウム エスピー C5株のアもダーゼの
単離精製 実施例3と同様の方法で無細胞抽出液を得た。
単離精製 実施例3と同様の方法で無細胞抽出液を得た。
無細胞抽出液をDEAE−セルロース(]OmMリン酸
バッファー(pH7,5)に懸濁〕にmt、30分間攪
拌した。DEAE−セルロースを除去した後、0. 4
M NaCl2を含む100mMバッファーに再懸濁
し、30分間ゆっくりと混合した。
バッファー(pH7,5)に懸濁〕にmt、30分間攪
拌した。DEAE−セルロースを除去した後、0. 4
M NaCl2を含む100mMバッファーに再懸濁
し、30分間ゆっくりと混合した。
濾過した濾液中に硫酸アンモニウムを加え、飽和度60
%にした後、pHを7.5に調整し、1時間攪拌した。
%にした後、pHを7.5に調整し、1時間攪拌した。
次いで、遠心分離を行い、析出したタンパク群を回収し
た。少量の10 m Mリン酸バッファーで回収タンパ
クを溶解した後、これをセロファンチューブに入れ、4
℃、同上のバッファ−中で18時間放置し、タンパク群
水溶液中の硫酸アンモニウムを透析除去した。
た。少量の10 m Mリン酸バッファーで回収タンパ
クを溶解した後、これをセロファンチューブに入れ、4
℃、同上のバッファ−中で18時間放置し、タンパク群
水溶液中の硫酸アンモニウムを透析除去した。
透析操作を終えたタンパク群水溶液をDEAE−Sep
hacel (5X 25 cn+)によりクロマト分
離した。溶離液は100mMリン酸バッファー(NaC
7!濃度0〜0.4M)を用いた。
hacel (5X 25 cn+)によりクロマト分
離した。溶離液は100mMリン酸バッファー(NaC
7!濃度0〜0.4M)を用いた。
各クロマト溶離フラクション液の一部を取得し、トラン
ス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸アミドを基質
とするアミダーゼ活性画分を集めた。
ス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸アミドを基質
とするアミダーゼ活性画分を集めた。
活性画分に硫酸アンモニウムを加え、タンパクを析出さ
せた後、10mMリン酸カリウムバッファー(pH7,
5)に溶解し、透析を行った。透析終了後、ハイドロキ
シアパタイト(5X20C11)カラムに通した。酵素
は吸着されず、10mM’Jン酸カリウムバッファーで
洗い出した。活性画分を集め、30%飽和の硫酸アンモ
ニウムを加え、沈澱物は遠心分離で除いた。上清はPh
enyl−5epharose CL −4B カ
ラム(1,5X2Bcm、 30%飽和硫酸アンモニウ
ムを含有する10mMバッファーで充填)によりクロマ
ト分離した。溶離は10mMリン酸バッファー中の硫酸
アンモニウム濃度を30%からO%ヘグラジエントする
ことにより行った。活性画分を集め、60%飽和硫酸ア
ンモニウムにより沈澱させた。沈澱は0.2MのNaC
iを含む10mMリン酸カリウムバッファーに溶解し、
透析を行った。透析終了液はCe1lu1ofine
GC−700mカラム(2X83cm)により分離し
、活性画分に45%飽和の硫酸アンモニウムを加えた。
せた後、10mMリン酸カリウムバッファー(pH7,
5)に溶解し、透析を行った。透析終了後、ハイドロキ
シアパタイト(5X20C11)カラムに通した。酵素
は吸着されず、10mM’Jン酸カリウムバッファーで
洗い出した。活性画分を集め、30%飽和の硫酸アンモ
ニウムを加え、沈澱物は遠心分離で除いた。上清はPh
enyl−5epharose CL −4B カ
ラム(1,5X2Bcm、 30%飽和硫酸アンモニウ
ムを含有する10mMバッファーで充填)によりクロマ
ト分離した。溶離は10mMリン酸バッファー中の硫酸
アンモニウム濃度を30%からO%ヘグラジエントする
ことにより行った。活性画分を集め、60%飽和硫酸ア
ンモニウムにより沈澱させた。沈澱は0.2MのNaC
iを含む10mMリン酸カリウムバッファーに溶解し、
透析を行った。透析終了液はCe1lu1ofine
GC−700mカラム(2X83cm)により分離し
、活性画分に45%飽和の硫酸アンモニウムを加えた。
生じた沈澱は遠心分離により除去し、上清は55%飽和
の硫酸アンモニウムを加えることにより沈澱させ、沈澱
物は20%グリセロールを含む10mMリン酸バッファ
ーに溶解し、透析を行った。透析終了後、D E A
E −5ephacclカラム(1,75X21.5c
m)によりクロマト分離を行った。溶離はバッファー中
のNaCi 濃度をOから0.3Mに上げることにより
行った。活性画分は再びPhenyl−3epharo
se CL 4 B カラムにより分離し、活性
画分を集め、硫酸アンモニウムにより沈澱させた後、透
析を行った。透析終了液をD E A E−5epha
celカラムによる分画を2回行い、無細胞抽出液の約
220倍の比活性まで精製することができた。
の硫酸アンモニウムを加えることにより沈澱させ、沈澱
物は20%グリセロールを含む10mMリン酸バッファ
ーに溶解し、透析を行った。透析終了後、D E A
E −5ephacclカラム(1,75X21.5c
m)によりクロマト分離を行った。溶離はバッファー中
のNaCi 濃度をOから0.3Mに上げることにより
行った。活性画分は再びPhenyl−3epharo
se CL 4 B カラムにより分離し、活性
画分を集め、硫酸アンモニウムにより沈澱させた後、透
析を行った。透析終了液をD E A E−5epha
celカラムによる分画を2回行い、無細胞抽出液の約
220倍の比活性まで精製することができた。
実施例5
実施例3で調製したニトリルヒドラターゼ2■、実施例
4で調製したアミダーゼ15■を0.1Mリン酸カリウ
ムバッファー(pH7,5)LOmlに溶解した後、シ
ス、トランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン(シス
:トランス=42:58)2gを加え、8時間30℃で
反応を行った。
4で調製したアミダーゼ15■を0.1Mリン酸カリウ
ムバッファー(pH7,5)LOmlに溶解した後、シ
ス、トランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン(シス
:トランス=42:58)2gを加え、8時間30℃で
反応を行った。
反応終了液の高速液体クロマト分析を行ったところ、ト
ランス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸1.28
g、シス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸0.0
6gが生成していた。
ランス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸1.28
g、シス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸0.0
6gが生成していた。
第1図はニトリルヒドラターゼの至適p Hを求めた結
果を示すグラフ、第2図はアミダーゼの至適pHを求め
た結果を示すグラフ、第3図はアミダーゼの至適温度を
求めた結果を示すグラフである。 第1 図 反応液のpH 0−m−〇 ; カリウムリン匹□ノvツファ一口一
一一−0; トリス塩酸バッファーか一一一→ : グ
リシン−NaOHバッファ−第2図 pH e−+; クエン酸−NcLOHバッファーΔ−一Δ
; トリス−マレイン酸バッファー・−m−・ ;
MOPSバッファーに−−1; トリスML酸バッフ
ァー 0−一0 ;、グリシン−NaOHバッファー第3図 良 (°C)
果を示すグラフ、第2図はアミダーゼの至適pHを求め
た結果を示すグラフ、第3図はアミダーゼの至適温度を
求めた結果を示すグラフである。 第1 図 反応液のpH 0−m−〇 ; カリウムリン匹□ノvツファ一口一
一一−0; トリス塩酸バッファーか一一一→ : グ
リシン−NaOHバッファ−第2図 pH e−+; クエン酸−NcLOHバッファーΔ−一Δ
; トリス−マレイン酸バッファー・−m−・ ;
MOPSバッファーに−−1; トリスML酸バッフ
ァー 0−一0 ;、グリシン−NaOHバッファー第3図 良 (°C)
Claims (3)
- (1)コリネバクテリウム(Corynebacter
ium)属に属する微生物またはその調製物の作用によ
り、シス,トランス−1,4−ジシアノシクロヘキサン
からトランス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸を
得ることを特徴とするトランス−4−シアノシクロヘキ
サンカルボン酸の製造方法。 - (2)コリネバクテリウム属細菌から調製され、下記の
理化学的性質を有するニトリルヒドラターゼ。 [1]酵素作用 ニトリル化合物のニトリル基に作用し、ニトリル基をア
ミド基に水和転化させる反応の触媒としての機能を示す
。 [2]基質特異性 n−ブチロニトリル、n−バレロニトリル等の飽和脂肪
族ニトリル、アクロニトリル、メタアクロニトリル等の
不飽和脂肪族ニトリル、ベンゾニトリル等の芳香族ニト
リル、3−シアノピリジン等の複素環式ニトリル、マロ
ノニトリル、トランス−1,4−ジシアノシクロヘキサ
ン等のジニトリル化合物に作用する。特に、n−バレロ
ニトリル、iso−バレロニトリルの水和速度が大きい
。さらに、1,4−ジシアノシクロヘキサンにおいては
、トランス体の水和速度がシス体に比べて著しく大きい
。 [3]分子量 分子量61,400(液クロ法)であり、サブユニット
の分子量は26,900である。(SDS−PAGE) [4]至適pH pH8.0〜8.5でニトリル基の水和作用は至適であ
る。 [5]温度安定性 pH7.5で10〜40℃、10分間処理しても水和活
性は低下しない。 [6]安定化剤 イソバレリアン酸を加えることにより安定化される。 [7]阻害剤 Hg^+^+、フェニルヒドラジン等で阻害される。 [8]分子内にPQQ(ピロロキノリンキノン)を含む
。 - (3)コリネバクテリウム属細菌から調製され、下記の
理化学的性質を有するアミダーゼ。 [1]酵素作用 アミド化合物のアミド基に作用し、アミド基をカルボキ
シル基とアンモニアに加水分解させる反応の触媒として
の機能を示す。 [2]基質特異性 プロピオンアミド、n−バレロアミド等の飽和脂肪族ア
ミド、トランス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸
アミド等の環状飽和脂肪族アミド、メタアクリルアミド
等の不飽和脂肪族アミド、ベンズアミド等の芳香族アミ
ド、およびニコチン酸アミド等の複素環式アミド化合物
に作用する。また、特に、トランス−4−シアノシクロ
ヘキサンカルボン酸アミドの加水分解速度が大きく、こ
れに対しシス−4−シアノシクロヘキサンカルボン酸ア
ミドの活性は低い。 [3]至適pH pH6.5から10.0でアミド基の加水分解作用は至
適である。 [4]至適温度 至適温度は約50℃である。 [5]阻害剤 Hg^+^+と¥p¥−CMB等で阻害される。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177218A JPH0343082A (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | トランス―4―シアノシクロヘキサンカルボン酸の製造方法およびそれに用いる酵素 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1177218A JPH0343082A (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | トランス―4―シアノシクロヘキサンカルボン酸の製造方法およびそれに用いる酵素 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0343082A true JPH0343082A (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=16027227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1177218A Pending JPH0343082A (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | トランス―4―シアノシクロヘキサンカルボン酸の製造方法およびそれに用いる酵素 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0343082A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI394705B (zh) * | 2007-02-02 | 2013-05-01 | Inventio Ag | 升降機及監視此升降機之方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63129988A (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-02 | Asahi Chem Ind Co Ltd | トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸を製造する方法 |
| JPH0319695A (ja) * | 1989-06-16 | 1991-01-28 | Asahi Chem Ind Co Ltd | トランス―4―シアノシクロヘキサンカルボン酸アミドの製造法およびそれに用いる酵素 |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP1177218A patent/JPH0343082A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63129988A (ja) * | 1986-11-21 | 1988-06-02 | Asahi Chem Ind Co Ltd | トランス−4−シアノシクロヘキサン−1−カルボン酸を製造する方法 |
| JPH0319695A (ja) * | 1989-06-16 | 1991-01-28 | Asahi Chem Ind Co Ltd | トランス―4―シアノシクロヘキサンカルボン酸アミドの製造法およびそれに用いる酵素 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI394705B (zh) * | 2007-02-02 | 2013-05-01 | Inventio Ag | 升降機及監視此升降機之方法 |
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