JPH0343372Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0343372Y2 JPH0343372Y2 JP1984076192U JP7619284U JPH0343372Y2 JP H0343372 Y2 JPH0343372 Y2 JP H0343372Y2 JP 1984076192 U JP1984076192 U JP 1984076192U JP 7619284 U JP7619284 U JP 7619284U JP H0343372 Y2 JPH0343372 Y2 JP H0343372Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- water
- engine
- cooling
- water pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、ウオータポンプによつてエンジン側
の冷却水をラジエータ側に還流させるようにした
エンジンの冷却構造に関するものである。
の冷却水をラジエータ側に還流させるようにした
エンジンの冷却構造に関するものである。
(従来技術)
本考案の属する技術分野における従来技術とし
てはたとえば実開昭55−67314号公報に記載され
た冷却構造がある。
てはたとえば実開昭55−67314号公報に記載され
た冷却構造がある。
ところが、このような従来の冷却構造において
は、ウオータポンプのインパラ等がキヤビテーシ
ヨンにより壊食され、その耐久性が阻害されると
いう問題があつた。即ち、ウオータポンプのサク
シヨン側において冷却水から分離した気泡は、サ
クシヨン側から吐出側に移動するに従つて(換言
すれば、水圧が高くなるに従つて)次第に崩壊す
るが、この際、特に通路壁面(ウオータポンプの
インペラ表面等)に近い部分に発生した気泡は、
壁面に遠い側の面から次第につぶれ始め、ドーナ
ツ状となり、壁面に向かう小さな水ジエツトいわ
ゆるマイクロジエツトが発生する。このマイクロ
ジエツトは、音速のほぼ2倍の流速をもつなど非
常に大きなエネルギーを有しており、この気泡の
崩壊時の崩壊エネルギー及び衝撃波によつてイン
ペラ表面等が壊食されるものである。
は、ウオータポンプのインパラ等がキヤビテーシ
ヨンにより壊食され、その耐久性が阻害されると
いう問題があつた。即ち、ウオータポンプのサク
シヨン側において冷却水から分離した気泡は、サ
クシヨン側から吐出側に移動するに従つて(換言
すれば、水圧が高くなるに従つて)次第に崩壊す
るが、この際、特に通路壁面(ウオータポンプの
インペラ表面等)に近い部分に発生した気泡は、
壁面に遠い側の面から次第につぶれ始め、ドーナ
ツ状となり、壁面に向かう小さな水ジエツトいわ
ゆるマイクロジエツトが発生する。このマイクロ
ジエツトは、音速のほぼ2倍の流速をもつなど非
常に大きなエネルギーを有しており、この気泡の
崩壊時の崩壊エネルギー及び衝撃波によつてイン
ペラ表面等が壊食されるものである。
(考案の目的)
本考案は上記従来技術の項で指摘した問題点を
解決又は改善しようとしてなされたもので、エン
ジンに対する冷却効果を損ねることなくウオータ
ポンプのキヤビテーシヨンによる壊食を可及的に
抑制することを目的とするものである。
解決又は改善しようとしてなされたもので、エン
ジンに対する冷却効果を損ねることなくウオータ
ポンプのキヤビテーシヨンによる壊食を可及的に
抑制することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段)
本考案は上記の目的を達成するための手段とし
て、エンジンからの冷却水をウオータポンプによ
つてラジエータに送給した後、再び上記エンジン
側に還流させるようにしたエンジンにおいて、上
記ウオータポンプのサクシヨン側に空気導入口を
開口させるとともに、該空気を回収するための空
気回収室をウオータポンプ下流のラジエータに設
けたことを特徴とするものである。
て、エンジンからの冷却水をウオータポンプによ
つてラジエータに送給した後、再び上記エンジン
側に還流させるようにしたエンジンにおいて、上
記ウオータポンプのサクシヨン側に空気導入口を
開口させるとともに、該空気を回収するための空
気回収室をウオータポンプ下流のラジエータに設
けたことを特徴とするものである。
(作用)
本考案では、ウオータポンプのサクシヨン側に
空気を導入することによつてキヤビテーシヨン気
泡中の空気含有量が増えて気泡崩壊時の衝撃が和
らげられ且つ衝撃波が減衰せしめられるという作
用が得られる一方、ウオータポンプの駆動抵抗も
低減できる。
空気を導入することによつてキヤビテーシヨン気
泡中の空気含有量が増えて気泡崩壊時の衝撃が和
らげられ且つ衝撃波が減衰せしめられるという作
用が得られる一方、ウオータポンプの駆動抵抗も
低減できる。
また、ウオータポンプ下流のラジエータに空気
回収室を設けることによつて空気導入口から導入
される空気が該空気回収室において確実に収集さ
れエンジン側への空気の混入がなくなることから
該エンジンに対する冷却効果が長期に亘つて良好
に維持される。
回収室を設けることによつて空気導入口から導入
される空気が該空気回収室において確実に収集さ
れエンジン側への空気の混入がなくなることから
該エンジンに対する冷却効果が長期に亘つて良好
に維持される。
さらに、空気回収室をラジエータに設けている
ことから、該空気回収室とラジエータとを一体化
して冷却系の簡略化をより一層促進することが可
能とならしめられる。
ことから、該空気回収室とラジエータとを一体化
して冷却系の簡略化をより一層促進することが可
能とならしめられる。
(実施例)
以下、第1図及び第2図を参照して本考案の好
適な実施例を説明する。
適な実施例を説明する。
第1図には本考案実施例に係る冷却構造を有す
る自動車用エンジン1が示されている。このエン
ジン1は、シリンダ5,5…の周囲にシリンダ側
ウオータジヤケツト6を形成したシリンダブロツ
ク2と、燃焼室4の周囲にヘツド側ウオータジヤ
ケツト7を形成したシリンダヘツド3とを有して
いる。このエンジン1の前面には冷却フアン8と
後述するウオータポンプ9が取り付けられ、さら
に、該冷却フアン8の前方にはラジエータ41が
配置されている。このシリンダ側ウオータジヤケ
ツト3とヘツド側ウオータジヤケツト7の内、シ
リンダ側ウオータジヤケツト6は下流側冷却水通
路14を介してラジエータ41の下部41bに、
またヘツド側ウオータジヤケツト7は上流側冷却
水通路13を介してラジエータ41の上部41a
にそれぞれ接続されている。
る自動車用エンジン1が示されている。このエン
ジン1は、シリンダ5,5…の周囲にシリンダ側
ウオータジヤケツト6を形成したシリンダブロツ
ク2と、燃焼室4の周囲にヘツド側ウオータジヤ
ケツト7を形成したシリンダヘツド3とを有して
いる。このエンジン1の前面には冷却フアン8と
後述するウオータポンプ9が取り付けられ、さら
に、該冷却フアン8の前方にはラジエータ41が
配置されている。このシリンダ側ウオータジヤケ
ツト3とヘツド側ウオータジヤケツト7の内、シ
リンダ側ウオータジヤケツト6は下流側冷却水通
路14を介してラジエータ41の下部41bに、
またヘツド側ウオータジヤケツト7は上流側冷却
水通路13を介してラジエータ41の上部41a
にそれぞれ接続されている。
ウオータポンプ9は、ポンプケーシング11内
にインペラ10を収容して構成されている。この
ウオータポンプ9は、そのサクシヨン側通路15
を前記シリンダヘツド3の前端面3a上に開口す
る前記ヘツド側ウオータジヤケツト7に連通せし
めた状態で取付けられている。さらに、このウオ
ータポンプ9の吐出側通路16は、後述するサー
モスタツト18を介して前記上流側冷却水通路1
3に接続されている。
にインペラ10を収容して構成されている。この
ウオータポンプ9は、そのサクシヨン側通路15
を前記シリンダヘツド3の前端面3a上に開口す
る前記ヘツド側ウオータジヤケツト7に連通せし
めた状態で取付けられている。さらに、このウオ
ータポンプ9の吐出側通路16は、後述するサー
モスタツト18を介して前記上流側冷却水通路1
3に接続されている。
サーモスタツト18は、一端側に熱膨縮するサ
ーモワツクス20を、他端側にスプリング21を
それぞれ取付けた弁体19をケーシング22内に
摺動自在に取付けて構成されており、冷却水温度
に応じてサーモワツクス20が膨張あるいは収縮
することによつて前記吐出側通路16を前記上流
側冷却水通路13と前記下流側冷却水通路14と
に選択的に接続する如く作用する。即ち、この弁
体19は、冷却水の温度が低いエンジン冷間時に
は、スプリング21のバネ力により収縮状態にあ
るサーモワツクス20側に移動せしめられて吐出
側通路16をバイパス通路17のみに連通させる
冷間時位置に位置決めされるが、冷却水の温度上
昇につれてサーモワツクス20が次第に膨張する
と該弁体19は吐出側通路16とバイパス通路1
7相互間の連通面積を減じ吐出側通路16と上流
側冷却水通路13相互間の連通面積を増大させる
方向に連続的に移動し、冷却水の温度が設定温度
(例えば90℃)に達した時点(エンジン温間時)
においては、吐出側通路16を上流側冷却水通路
13のみに連通させる温間時位置に位置決めされ
るようになつている。このようにラジエータ41
側へ還流される冷却水の量を該冷却水の温度上昇
に伴つて比例的に変化させるようにすると、エン
ジン温度に応じた暖機特性と冷却特性を得ること
が可能となる。
ーモワツクス20を、他端側にスプリング21を
それぞれ取付けた弁体19をケーシング22内に
摺動自在に取付けて構成されており、冷却水温度
に応じてサーモワツクス20が膨張あるいは収縮
することによつて前記吐出側通路16を前記上流
側冷却水通路13と前記下流側冷却水通路14と
に選択的に接続する如く作用する。即ち、この弁
体19は、冷却水の温度が低いエンジン冷間時に
は、スプリング21のバネ力により収縮状態にあ
るサーモワツクス20側に移動せしめられて吐出
側通路16をバイパス通路17のみに連通させる
冷間時位置に位置決めされるが、冷却水の温度上
昇につれてサーモワツクス20が次第に膨張する
と該弁体19は吐出側通路16とバイパス通路1
7相互間の連通面積を減じ吐出側通路16と上流
側冷却水通路13相互間の連通面積を増大させる
方向に連続的に移動し、冷却水の温度が設定温度
(例えば90℃)に達した時点(エンジン温間時)
においては、吐出側通路16を上流側冷却水通路
13のみに連通させる温間時位置に位置決めされ
るようになつている。このようにラジエータ41
側へ還流される冷却水の量を該冷却水の温度上昇
に伴つて比例的に変化させるようにすると、エン
ジン温度に応じた暖機特性と冷却特性を得ること
が可能となる。
第1図のエンジンには上記構成に加えて、ウオ
ータポンプ9に空気を供給するためのインジエク
シヨンパイプ32と該インジエクシヨンパイプ3
2から供給された空気を回収するための空気回収
室45と該空気回収室45からインジエクシヨン
パイプ32への空気流通を制御するインジエクシ
ヨン制御バルブ24が設けられている。
ータポンプ9に空気を供給するためのインジエク
シヨンパイプ32と該インジエクシヨンパイプ3
2から供給された空気を回収するための空気回収
室45と該空気回収室45からインジエクシヨン
パイプ32への空気流通を制御するインジエクシ
ヨン制御バルブ24が設けられている。
インジエクシヨンパイプ32の一端32aに形
成した空気導入口33はウオータポンプ9のサク
シヨン側通路15に開口せしめられている。
成した空気導入口33はウオータポンプ9のサク
シヨン側通路15に開口せしめられている。
空気回収室45はラジエータ41の上部41a
に形成されている。そして、この空気回収室45
には、空気通路46を介してインジエクシヨン制
御バルブ24が接続されている。このように、空
気回収室45をラジエータ41に直接形成してこ
れらを一体化した場合には、例えば該空気回収室
45をラジエータ41と別体形成した場合に比し
て、冷却系の構成の簡略化が図れる。
に形成されている。そして、この空気回収室45
には、空気通路46を介してインジエクシヨン制
御バルブ24が接続されている。このように、空
気回収室45をラジエータ41に直接形成してこ
れらを一体化した場合には、例えば該空気回収室
45をラジエータ41と別体形成した場合に比し
て、冷却系の構成の簡略化が図れる。
インジエクシヨン制御バルブ24は、スプリン
グ27のバネ力によつて空気通路46の一端に形
成した第1の弁座30を常時閉塞する如く付勢さ
れた弁体26を有する自動弁25と、インジエク
シヨンパイプ32の他端32b側に形成した第2
の弁座31を開閉するソレノイドバルブ29とで
構成されており、自動弁25とソレノイドバルブ
29がともに開弁した場合においてのみ前記空気
通路46とインジエクシヨンパイプ32とが相互
に連通し、前記空気回収室45から前記ウオータ
ポンプ9のサクシヨン側通路15側に該ウオータ
ポンプ9のサクシヨン負圧によつて空気が導入さ
れるようになつている。
グ27のバネ力によつて空気通路46の一端に形
成した第1の弁座30を常時閉塞する如く付勢さ
れた弁体26を有する自動弁25と、インジエク
シヨンパイプ32の他端32b側に形成した第2
の弁座31を開閉するソレノイドバルブ29とで
構成されており、自動弁25とソレノイドバルブ
29がともに開弁した場合においてのみ前記空気
通路46とインジエクシヨンパイプ32とが相互
に連通し、前記空気回収室45から前記ウオータ
ポンプ9のサクシヨン側通路15側に該ウオータ
ポンプ9のサクシヨン負圧によつて空気が導入さ
れるようになつている。
尚、本考案者らの実験によればウオータポンプ
9のサクシヨン負圧によつて発生するインジエク
シヨンパイプ32内の気圧が−0.5気圧以上であ
る場合にはサクシヨン側の水圧が飽和蒸気圧以上
に保持されキヤビテーシヨンの発生はほとんどみ
られなかつたため、この実施例においては、弁体
26の背圧が−0.5気圧以下である場合において
のみ自動弁25が開弁するようにスプリング27
のバネ力を設定している。即ち、ウオータポンプ
9の運転によつてキヤビテーシヨンが発生するお
それのある場合においてのみ該ウオータポンプ9
のサクシヨン側通路15側へ空気を噴射するよう
にしている。
9のサクシヨン負圧によつて発生するインジエク
シヨンパイプ32内の気圧が−0.5気圧以上であ
る場合にはサクシヨン側の水圧が飽和蒸気圧以上
に保持されキヤビテーシヨンの発生はほとんどみ
られなかつたため、この実施例においては、弁体
26の背圧が−0.5気圧以下である場合において
のみ自動弁25が開弁するようにスプリング27
のバネ力を設定している。即ち、ウオータポンプ
9の運転によつてキヤビテーシヨンが発生するお
それのある場合においてのみ該ウオータポンプ9
のサクシヨン側通路15側へ空気を噴射するよう
にしている。
一方、ソレノイドバルブ29は、後述する如く
前記空気回収室45部分に設けた液面センサ36
から出力される冷却水の液面位信号と、前記下流
側冷却水通路14に設けた水温センサ37から出
力される冷却水の温度信号とに応じて制御器35
により開閉制御される。
前記空気回収室45部分に設けた液面センサ36
から出力される冷却水の液面位信号と、前記下流
側冷却水通路14に設けた水温センサ37から出
力される冷却水の温度信号とに応じて制御器35
により開閉制御される。
尚、この実施例においては、冷却水の液面位H
が設定液面位H0を中心として上方にH1(冷却水
量200c.c.に相当する液面増加量)、下方にH2(冷却
水量200c.c.に相当する液面低下量)の範囲内にあ
り、且つ冷却水温Tが設定温度T0(90℃)以上で
ある場合においてのみソレノイドバルブ29を開
弁するようにしている(その理由については後述
する)。
が設定液面位H0を中心として上方にH1(冷却水
量200c.c.に相当する液面増加量)、下方にH2(冷却
水量200c.c.に相当する液面低下量)の範囲内にあ
り、且つ冷却水温Tが設定温度T0(90℃)以上で
ある場合においてのみソレノイドバルブ29を開
弁するようにしている(その理由については後述
する)。
続いて、この冷却水系統の作動を第1図と第2
図に示すフローチヤートを参照して説明すると、
エンジン1が始動するとウオータポンプ9のイン
ペラ10が回転してヘツド側ウオータジヤケツト
7内の冷却水が該冷却水の温度に応じて上流側冷
却水通路13を介してラジエータ41側へあるい
はバイパス通路17を介して下流側冷却水通路1
4側へ圧送される。即ち、エンジン冷間時には、
サーモスタツト18の弁体19が冷間時位置に位
置決めされており、ウオータポンプ9によりヘツ
ド側ウオータジヤケツト7から送られる冷却水
は、その全量がバイパス通路17を介して下流側
冷却水通路14側に直接送られ、シリンダ側ウオ
ータジヤケツト6内を循環したのちヘツド側ウオ
ータジヤケツト7側に還流し(冷間時サイクル)、
エンジン1の暖機を促進せしめる。一方、冷却水
の水温が上昇すると、該水温の上昇につれてラジ
エータ41側へ流れる冷却水量が増加し、水温が
設定温度(90℃)に達した時点においてはその全
量がラジエータ41側に還流せしめられ(温間時
サイクル)、エンジン1に対する冷却効果が高め
られる。
図に示すフローチヤートを参照して説明すると、
エンジン1が始動するとウオータポンプ9のイン
ペラ10が回転してヘツド側ウオータジヤケツト
7内の冷却水が該冷却水の温度に応じて上流側冷
却水通路13を介してラジエータ41側へあるい
はバイパス通路17を介して下流側冷却水通路1
4側へ圧送される。即ち、エンジン冷間時には、
サーモスタツト18の弁体19が冷間時位置に位
置決めされており、ウオータポンプ9によりヘツ
ド側ウオータジヤケツト7から送られる冷却水
は、その全量がバイパス通路17を介して下流側
冷却水通路14側に直接送られ、シリンダ側ウオ
ータジヤケツト6内を循環したのちヘツド側ウオ
ータジヤケツト7側に還流し(冷間時サイクル)、
エンジン1の暖機を促進せしめる。一方、冷却水
の水温が上昇すると、該水温の上昇につれてラジ
エータ41側へ流れる冷却水量が増加し、水温が
設定温度(90℃)に達した時点においてはその全
量がラジエータ41側に還流せしめられ(温間時
サイクル)、エンジン1に対する冷却効果が高め
られる。
ウオータポンプ9が回転すると該ウオータポン
プ9のサクシヨン側の圧力が低下してキヤビテー
シヨンが発生するおそれがある。このため、この
実施例においては、制御器35によりソレノイド
バルブ29を適宜に開閉制御してウオータポンプ
9のサクシヨン側に空気を供給してキヤビテーシ
ヨンによるインペラ10の壊食を抑制するように
している。即ち、制御器35においては第2図に
示す如く先ず、現在の冷却水の状態即ち、液面位
(H)信号と水温(T)信号とを液面センサ36
と水温センサ37から読み込む(ステツプS1)。
次に、冷却水の液面位Hが設定液面位H0を中心
とする許容範囲内にあるかどうかを判定し(ステ
ツプS2,S3)、その結果、液面位Hが許容範囲内
にないときにはソレノイドバルブ29の閉弁信号
を出力しソレノイドバルブ29を閉じる(ステツ
プS6)。即ち、液面位Hが許容液面位よりも高い
場合(H≧H1)にはエンジン1のシリンダ側ウ
オータジヤケツト6、ヘツド側ウオータジヤケツ
ト7内を循環している冷却水中に多量の気泡が含
まれており、エンジンに対する冷却効果が低下し
ていると思われる。従つて、さらに空気導入口3
3から空気を吹き出すと冷却効果が一層低下する
おそれがあるため、この場合にはソレノイドバル
ブ29を閉弁状態のまま保持して冷却効果が現在
以上に低下するのを防止する。また液面位Hが許
容液面位よりも低い場合(H≦H2)には冷却水
の水量そのものが少なく従つてエンジン1に対す
る冷却能力が低く、このため、この場合にも前記
液面位が許容液面位よりも高い場合と同様にソレ
ノイドバルブ29を閉弁状態のまま保持して冷却
効果の低下を防止する。
プ9のサクシヨン側の圧力が低下してキヤビテー
シヨンが発生するおそれがある。このため、この
実施例においては、制御器35によりソレノイド
バルブ29を適宜に開閉制御してウオータポンプ
9のサクシヨン側に空気を供給してキヤビテーシ
ヨンによるインペラ10の壊食を抑制するように
している。即ち、制御器35においては第2図に
示す如く先ず、現在の冷却水の状態即ち、液面位
(H)信号と水温(T)信号とを液面センサ36
と水温センサ37から読み込む(ステツプS1)。
次に、冷却水の液面位Hが設定液面位H0を中心
とする許容範囲内にあるかどうかを判定し(ステ
ツプS2,S3)、その結果、液面位Hが許容範囲内
にないときにはソレノイドバルブ29の閉弁信号
を出力しソレノイドバルブ29を閉じる(ステツ
プS6)。即ち、液面位Hが許容液面位よりも高い
場合(H≧H1)にはエンジン1のシリンダ側ウ
オータジヤケツト6、ヘツド側ウオータジヤケツ
ト7内を循環している冷却水中に多量の気泡が含
まれており、エンジンに対する冷却効果が低下し
ていると思われる。従つて、さらに空気導入口3
3から空気を吹き出すと冷却効果が一層低下する
おそれがあるため、この場合にはソレノイドバル
ブ29を閉弁状態のまま保持して冷却効果が現在
以上に低下するのを防止する。また液面位Hが許
容液面位よりも低い場合(H≦H2)には冷却水
の水量そのものが少なく従つてエンジン1に対す
る冷却能力が低く、このため、この場合にも前記
液面位が許容液面位よりも高い場合と同様にソレ
ノイドバルブ29を閉弁状態のまま保持して冷却
効果の低下を防止する。
一方、液面位Hが許容範囲内にある場合(H2
<H<H1)には、上記の如き空気の吹き込みに
よる冷却効果の低下とうい問題はほとんどないも
のと判断し、この場合には引き続いて冷却水の温
度Tからソレノイドバルブ29を開弁すべきかど
うか判断する(ステツプS4)。即ち、冷却水温T
が設定水温T0(90℃)以下である場合には、バイ
パス通路17がいくらか開口しており、従つてこ
の状態においてウオータポンプ9のサクシヨン側
に空気が吹き込まれると該空気が気泡となつて下
流側冷却水通路14からエンジン1のシリンダ側
ウオータジヤケツト6あるいはヘツド側ウオータ
ジヤケツト7内に送り込まれてエンジン1に対す
る冷却効果が阻害されるおそれがあるため、この
場合には冷却水の液面位Hが許容範囲内にあつて
もソレノイドバルブ29を閉弁状態のまま保持す
る。
<H<H1)には、上記の如き空気の吹き込みに
よる冷却効果の低下とうい問題はほとんどないも
のと判断し、この場合には引き続いて冷却水の温
度Tからソレノイドバルブ29を開弁すべきかど
うか判断する(ステツプS4)。即ち、冷却水温T
が設定水温T0(90℃)以下である場合には、バイ
パス通路17がいくらか開口しており、従つてこ
の状態においてウオータポンプ9のサクシヨン側
に空気が吹き込まれると該空気が気泡となつて下
流側冷却水通路14からエンジン1のシリンダ側
ウオータジヤケツト6あるいはヘツド側ウオータ
ジヤケツト7内に送り込まれてエンジン1に対す
る冷却効果が阻害されるおそれがあるため、この
場合には冷却水の液面位Hが許容範囲内にあつて
もソレノイドバルブ29を閉弁状態のまま保持す
る。
一方、冷却水温Tが設定温度T0(90℃)以上で
ある場合には、バイパス通路17が完全に閉じら
ているため、上記の如き空気がエンジン1のシリ
ンダ側ウオータジヤケツト6あるいはヘツド側ウ
オータジヤケツト7内に流入するというおそれが
なく従つてこの場合にはソレノイドバルブ29を
開いて空気導入口33からウオータポンプ9のサ
クシヨン側通路15に空気を吹き出させる。この
ように、ウオータポンプ9のサクシヨン側通路1
5に空気導入口33から空気が吹き出されると、
該サクシヨン側通路15において発生しているキ
ヤビテーシヨン気泡中の空気含有量が増加し、該
気泡の崩壊時における衝撃が和らげられるととも
に、気泡崩壊に伴う衝撃波が減衰せしめられ、こ
れによりウオータポンプ9のインペラ10の表面
等に発生するキヤビテーシヨン壊食が可及的に防
止されることになる。
ある場合には、バイパス通路17が完全に閉じら
ているため、上記の如き空気がエンジン1のシリ
ンダ側ウオータジヤケツト6あるいはヘツド側ウ
オータジヤケツト7内に流入するというおそれが
なく従つてこの場合にはソレノイドバルブ29を
開いて空気導入口33からウオータポンプ9のサ
クシヨン側通路15に空気を吹き出させる。この
ように、ウオータポンプ9のサクシヨン側通路1
5に空気導入口33から空気が吹き出されると、
該サクシヨン側通路15において発生しているキ
ヤビテーシヨン気泡中の空気含有量が増加し、該
気泡の崩壊時における衝撃が和らげられるととも
に、気泡崩壊に伴う衝撃波が減衰せしめられ、こ
れによりウオータポンプ9のインペラ10の表面
等に発生するキヤビテーシヨン壊食が可及的に防
止されることになる。
尚、空気導入口33からウオータポンプ9のサ
クシヨン側通路15に吹き出された空気は、ラジ
エータ41の上部41aに設けた空気回収室45
において冷却水から分離回収される。このため、
空気導入口33からの吹き出し空気が冷却水に混
入してエンジン1のシリンダ側ウオータジヤケツ
ト6あるいはヘツド側ウオータジヤケツト7内に
混入するのが未然に防止される。従つて、エンジ
ン1に対する冷却効果が長期に亘つて良好に維持
されることになる。
クシヨン側通路15に吹き出された空気は、ラジ
エータ41の上部41aに設けた空気回収室45
において冷却水から分離回収される。このため、
空気導入口33からの吹き出し空気が冷却水に混
入してエンジン1のシリンダ側ウオータジヤケツ
ト6あるいはヘツド側ウオータジヤケツト7内に
混入するのが未然に防止される。従つて、エンジ
ン1に対する冷却効果が長期に亘つて良好に維持
されることになる。
尚、上記の如く冷却水の温度T及び液面位Hの
条件が満たされ制御器35からの開弁信号により
ソレノイドバルブ29が開弁されても、前述の如
くウオータポンプ9のサクシヨン側の圧力がキヤ
ビテーシヨンの発生のおそれのある圧力(飽和蒸
気圧)以上である場合には、自動弁25が閉弁状
態のまま保持されるため空気導入口33からの空
気吹き出しは行なわれない。
条件が満たされ制御器35からの開弁信号により
ソレノイドバルブ29が開弁されても、前述の如
くウオータポンプ9のサクシヨン側の圧力がキヤ
ビテーシヨンの発生のおそれのある圧力(飽和蒸
気圧)以上である場合には、自動弁25が閉弁状
態のまま保持されるため空気導入口33からの空
気吹き出しは行なわれない。
(考案の効果)
本考案のエンジンの冷却構造は上記の説明から
明らかなように、 (1) ウオータポンプのサクシヨン側に空気導入口
から空気を供給することによつてキヤビテーシ
ヨン気泡の崩壊時の衝撃を和らげ且つ衝撃波を
減衰させるようにしているため、キヤビテーシ
ヨン気泡の崩壊時のマイクロジエツトによつて
発生する壊食が可及的に抑制され、ウオータポ
ンプの耐久性が向上するとともに、ウオータポ
ンプの駆動抵抗が低減できる、 (2) 空気導入口からウオータポンプのサクシヨン
側に吹き出された空気をラジエータに設けた空
気回収室によつてエンジン側への流入前に冷却
水から分離回収するようにしているため、該空
気がエンジン側に循環する冷却水中に混入する
ことが確実に防止され、ウオータポンプのサク
シヨン側に空気を吹き出すようにした構成であ
るにもかかわらずエンジンの冷却効果を長期に
亘つて良好に維持し得る、 (3) 空気回収室がラジエータに設けられているこ
とから、これらの一体化が容易であり、その結
果、例えば空気回収室をラジエータとは別体に
形成した場合に比して、冷却系の構造の簡略化
が図れる、 等の効果が得られる。
明らかなように、 (1) ウオータポンプのサクシヨン側に空気導入口
から空気を供給することによつてキヤビテーシ
ヨン気泡の崩壊時の衝撃を和らげ且つ衝撃波を
減衰させるようにしているため、キヤビテーシ
ヨン気泡の崩壊時のマイクロジエツトによつて
発生する壊食が可及的に抑制され、ウオータポ
ンプの耐久性が向上するとともに、ウオータポ
ンプの駆動抵抗が低減できる、 (2) 空気導入口からウオータポンプのサクシヨン
側に吹き出された空気をラジエータに設けた空
気回収室によつてエンジン側への流入前に冷却
水から分離回収するようにしているため、該空
気がエンジン側に循環する冷却水中に混入する
ことが確実に防止され、ウオータポンプのサク
シヨン側に空気を吹き出すようにした構成であ
るにもかかわらずエンジンの冷却効果を長期に
亘つて良好に維持し得る、 (3) 空気回収室がラジエータに設けられているこ
とから、これらの一体化が容易であり、その結
果、例えば空気回収室をラジエータとは別体に
形成した場合に比して、冷却系の構造の簡略化
が図れる、 等の効果が得られる。
第1図は本考案の実施例に係る冷却構造を有す
るエンジンの要部縦断面図、第2図は第1図に示
した制御器のフローチヤートである。 1……エンジン、2……シリンダブロツク、3
……シリンダヘツド、4……燃焼室、5……シリ
ンダ、6……シリンダ側ウオータジヤケツト、7
……ヘツド側ウオータジヤケツト、8……冷却フ
アン、9……ウオータポンプ、10……インペ
ラ、11……ポンプケーシング、13,14……
冷却水通路、15……サクシヨン側通路、16…
…吐出側通路、17……バイパス通路、18……
サーモスタツト、19……弁体、20……サーモ
ワツクス、24……インジエクシヨン制御バル
ブ、25……自動弁、29……ソレノイドバル
ブ、32……インジエクシヨンパイプ、33……
空気導入口、35……制御器、36……液面セン
サ、37……水温センサ、41……ラジエータ、
45……空気回収室、46……空気通路。
るエンジンの要部縦断面図、第2図は第1図に示
した制御器のフローチヤートである。 1……エンジン、2……シリンダブロツク、3
……シリンダヘツド、4……燃焼室、5……シリ
ンダ、6……シリンダ側ウオータジヤケツト、7
……ヘツド側ウオータジヤケツト、8……冷却フ
アン、9……ウオータポンプ、10……インペ
ラ、11……ポンプケーシング、13,14……
冷却水通路、15……サクシヨン側通路、16…
…吐出側通路、17……バイパス通路、18……
サーモスタツト、19……弁体、20……サーモ
ワツクス、24……インジエクシヨン制御バル
ブ、25……自動弁、29……ソレノイドバル
ブ、32……インジエクシヨンパイプ、33……
空気導入口、35……制御器、36……液面セン
サ、37……水温センサ、41……ラジエータ、
45……空気回収室、46……空気通路。
Claims (1)
- エンジンからの冷却水をウオータポンプによつ
てラジエータに送給した後、再び上記エンジン側
に還流させるようにしたエンジンにおいて、上記
ウオータポンプのサクシヨン側に空気導入口を開
口させるとともに、該空気を回収するための空気
回収室をウオータポンプ下流のラジエータに設け
たことを特徴とするエンジンの冷却構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7619284U JPS60187328U (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | エンジンの冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7619284U JPS60187328U (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | エンジンの冷却構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60187328U JPS60187328U (ja) | 1985-12-12 |
| JPH0343372Y2 true JPH0343372Y2 (ja) | 1991-09-11 |
Family
ID=30618110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7619284U Granted JPS60187328U (ja) | 1984-05-23 | 1984-05-23 | エンジンの冷却構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60187328U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5833729U (ja) * | 1981-08-28 | 1983-03-04 | 日産デイ−ゼル工業株式会社 | キヤビテ−シヨンエロ−ジヨン防止装置 |
-
1984
- 1984-05-23 JP JP7619284U patent/JPS60187328U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60187328U (ja) | 1985-12-12 |
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