JPH0343388B2 - - Google Patents

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JPH0343388B2
JPH0343388B2 JP62328606A JP32860687A JPH0343388B2 JP H0343388 B2 JPH0343388 B2 JP H0343388B2 JP 62328606 A JP62328606 A JP 62328606A JP 32860687 A JP32860687 A JP 32860687A JP H0343388 B2 JPH0343388 B2 JP H0343388B2
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JP62328606A
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Hiroyuki Oohata
Masaki Tanaka
Hiroshi Oohashi
Kyoji Suemoto
Shuichi Iida
Ichiro Tanii
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP62328606A priority Critical patent/JPH01168972A/ja
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Publication of JPH0343388B2 publication Critical patent/JPH0343388B2/ja
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は繊維用処理剤、特には繊維製品に耐洗
濯性で耐久性のある柔軟でかつ反撥弾性に富んだ
風合いを与えると共に親水性、制電性を付与する
ことが可能な繊維用処理剤に関するものである。 〔従来の技術〕 繊維用柔軟処理剤として液状オルガノポリシロ
キサンが、又、繊維用反撥弾性加工剤として架橋
性オルガノポリシロキサンが使用されている。し
かしながら、これらのものは本来期待される望ま
しい反撥弾性のレベルに対しては効果が不十分で
あり、処理剤によつて生成する皮膜がより柔軟で
しかも弾性に富むものであることが望まれてい
る。 強い弾性皮膜を得る手段として、特公昭52−
12231号公報にはビニル基含有乳化重合シロキサ
ンにスチレンを中心とする有機単量体を水中で共
重合せしめて皮膜形成性共重合ポリマー分散液を
得ることが開示されているが、このものは生成す
る皮膜が硬く繊維製品に使用するためには好まし
いものではなかつた。又、特開昭58−126378号公
報にはビニル基含有ポリシロキサンと、Si−H基
含有ポリシロキサン及びビニル単量体の重合物と
からなる繊維処理剤が開示されているが、ここで
得られるものは硬い風合いを示すものであり、望
ましい柔軟な風合いを示すものではなかつた。す
なわち、柔軟性と反撥弾性の2つの特性を合せ付
与し得る繊維用処理剤が望まれるものであつた。
又、これらのオルガノポリシロキサン組成物を繊
維製品に処理した場合、処理表面が強く疎水化さ
れるために、本来親水性である木綿等の天然繊維
でも表面の親水性が失なわれることによる不快感
あるいは摩擦による帯電、放電現象に起因する不
快感があり、天然繊維、合成繊維の双方の繊維製
品に対して親水性、制電性の付与可能な繊維処理
剤が望まれるものであつた。これらの目的のため
に、すでにポリオキシアルキレン基を含有するオ
ルガノポリシロキサンが処理剤として使用されて
いるが、親水化に対する初期効果は比較的良好で
あるものの、処理物の風合い及び効果の耐久性の
点でいずれも性能が不十分なものであつた。 〔発明の構成〕 本発明はこのような不利を解決し繊維製品に柔
軟性と反撥弾性の両方を付与すると共に親水性と
制電性をも付与することが可能な繊維処理剤に関
するものであり、これは (1) 一般式() [式中、R1、R2、R3はそれぞれ炭素数1〜20
の1価炭化水素基及び1価のハロゲン化炭化水
素基よりなる群から選択される1種又は2種以
上の基であり、Yはアクリロキシ基、メタクリ
ロキシ基及びSH基を含む有機基よりなる群か
ら選択される1種又は2種以上の基であり、X
は水素原子、1価の低級アルキル基及び式
R1R2R4Siで示される基(R1、R2は前記と同じ
であり、R4はR1又はYと同一の基である)よ
りなる群から選択される同種又は異種の基であ
り、mは10000以下の正の整数、nは1以上の
整数である]で表わされるオルガノポリシロキ
サン 5〜95重量部 の水中油型エマルジヨンと (2)(イ) 一般式()
【式】 (式中、R5は水素原子又はメチル基、R6
炭素数1〜18のアルキル基又はアルコキシ置
換アルキル基である)で表わされるアクリル
及びメタクリル系単量体から選択される1種
又は2種以上の単量体 50〜99重量% 及び (ロ) アミノ基、スルホン酸基、リン酸基、ポリ
アルキレンオキシド基あるいは第4級アンモ
ニウム塩基を含有するエチレン性不飽和単量
体よりなる群から選択される1種又は2種以
上の親水性単量体 1〜20重量% からなる混合単量体(但し、(イ)及び(ロ)の合計、
又は(イ)、(ロ)及び任意成分の単量体の合計は100
重量%) 95〜5重量部 とからなる混合物を用い、ラジカル重合開始剤の
存在下で(1)成分に(2)成分を乳化グラフト共重合さ
せたグラフト共重合エマルジヨンを主剤とするも
のである。 すなわち、本発明者らは繊維製品に柔軟性と反
撥弾性の両方を付与すると共に親水性と制電性を
も付与することが可能な繊維用処理剤について
種々検討した結果、上記した一般式で示されるラ
ジカル反応性基及びSH基を含む有機基よりなる
群から選ばれる基を有するオルガノポリシロキサ
ンのエマルジヨンとアクリル系及び/又はメタク
リル系単量体ならびに親水性単量体を主体とする
混合単量体との混合物を乳化重合して得た共重合
エマルジヨンを主剤とする処理剤で繊維製品を処
理すると、この繊維製品に柔軟性と反撥弾性を付
与することができると共に親水性と制電性をも付
与することができ、しかもこれらの効果が耐洗濯
性を示す耐久性のものであることを見出し、さら
に上記オルガノポリシロキサン及び混合単量体の
組成などについて研究を進めて本発明を完成させ
た。 本発明の繊維用処理剤に用いる(1)成分のオルガ
ノポリシロキサンは前記のとおり一般式() で示され、R1、R2、R3はメチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基等のアルキル等、フエニル
基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリ
ール基で例示される炭素数1〜20の1価炭化水素
基又はこれらの基の炭素原子に結合した水素原子
の一部又は全部をハロゲン原子で置換した基から
選ばれるものであり、XはR1R2R4Siで示される
トリオルガノシリル基(R1、R2は前記と同じ、
R4はR1又はYと同じ基)、水素原子、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等の炭素数1〜
5の低級アルキル基から選ばれるものであり、Y
はγ−アクリロキシプロピル基、γ−メタクリロ
キシプロピル基、γ−メルカプトプロピル基で例
示されるアクリロキシ基、メタクリロキシ基及び
SH基含有有機基から選ばれるものである。また、
mは10000以下の正の整数であり、nは1以上の
整数であるが、さらに望ましくは500<m<8000、
1<n<500の範囲にあるのがよい。 一般式()で示されるオルガノポリシロキサ
ンの原料としては、式
【式】(式中、p =3、4、5、6)で示される環状オルガノポリ
シロキサン、式
【式】(式中、nは正の整数)で示 される分子鎖両末端が水酸基で封鎖された液状ジ
メチルポリシロキサン、式
【式】
【式】(式中、nは正の整 数)で例示される分子鎖両末端がアルコキシ基で
封鎖された液状ジメチルポリシロキサン及び式
【式】(式中、n =0又は正の整数)で示される分子鎖両末端がト
リメチルシリル基で封鎖されたジメチルポリシロ
キサン等が、又、アクリロキシ基、メタクリロキ
シ基及びSH基を導入するための原料として、
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 等のシラン類及びこれらの加水分解生成物である
【式】
【式】
【式】 (式中、n=3、4、5、6)が例示される。 なお、本発明の目的を妨げない程度の少量であ
れば、3官能性であるトリアルコキシシラン及び
その加水分解生成物も使用可能である。 一般式()で示されるオルガノポリシロキサ
ンのエマルジヨンの製造については公知の方法に
従えばよく、その一つの方法は原料として例えば
上記したオクタメチルシクロテトラシロキサンの
如き環状低分子シロキサンとラジカル反応性基又
はSH基を含有するジアルコキシシラン化合物及
び/又はその加水分解物とを用い、強アルカリ性
触媒あるいは強酸性触媒の存在下に重合して高分
子量のオルガノポリシロキサンを得、しかる後に
適当な乳化剤の存在下に水中に乳化分散すること
によるものである。又、他の一つの方法は原料と
して例えば上記した低分子オルガノポリシロキサ
ンとアクリロキシ基、メタクリロキシ基又はSH
基を含有するジアルコキシシラン及び/又はその
加水分解物とを用い、スルホン酸系界面活性剤及
び/又は硫酸エステル系界面活性剤の存在下に水
中で乳化重合させることによるものである。又、
この乳化重合の場合、同様な原料を用い、アルキ
ルトリメチルアンモニウムクロライドあるいはア
ルキルベンジルアンモニウムクロライドの如きカ
チオン系界面活性剤により水中に乳化分散させた
後、適量の水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
の強アルカリ性物質を添加して重合させることも
できる。 上記したオルガノポリシロキサンのエマルジヨ
ンの製造方法のうち、あらかじめ高分子量のオル
ガノポリシロキサンを得る場合の強アルカリ性重
合触媒としては水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化セシウム、テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド、テトラブチルホスホニウムヒドロ
キシド等が、又、強酸性重合触媒としては硫酸、
トリフロロメタンスルホン酸等が例示され、いず
れも重合終了後に中和して触媒活性をなくすれば
その後の使用に供することができる。得られた高
分子量のオルガノポリシロキサンを乳化するため
の界面活性剤としては非イオン系の各種ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、シヨ糖脂肪酸エステル等が、アニオン系のラ
ウリル硫酸ソーダ、ポリオキシエチレンドデシル
硫酸ソーダ等が、カチオン系のアルキルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、アルキルベンジルア
ンモニウムクロライド、ジアルキルジメチルアン
モニウムクロライド等が例示される。 また、乳化重合法によりオルガノポリシロキサ
ンのエマルジヨンを製造する場合、上記したスル
ホン酸系界面活性剤及び硫酸エステル系界面活性
剤は乳化剤と重合触媒を兼ねるものであり、これ
には
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】C8H17 (OC2H42OSO3H、C10H21(OC2H42OSO3H、ラ
ウリル硫酸ソーダ、ポリオキシエチレンドデシル
フエニル硫酸ソーダ等が例示される。これらのう
ち、硫酸エステル塩類は乳化終了後に陽イオン交
換樹脂と接触させることにより相当する酸に変
り、重合触媒として機能するようになる。乳化重
合終了後は酸型となつている界面活性剤を中和し
て触媒活性を消失させればよい。また、カチオン
系乳化剤としては上記の如き第4級アンモニウム
塩系を主として用い、乳化重合後は塩基型となつ
ている界面活性剤を中和して触媒活性を消失させ
ればよい。 一般式()で示されるオルガノポリシロキサ
ンは、その分子量が小さいと目的とする繊維の弾
性及び柔軟性の風合の付与効果が乏しいのででき
るだけ分子量の大きい方が望ましい。このため、
あらかじめ重合して得たオルガノポリシロキサン
を乳化分散する場合、このオルガノポリシロキサ
ンを高分子量のものとしておく必要があり、乳化
重合による場合は、重合後に行なう熟成の際の温
度を低くすればオルガノポリシロキサンの分子量
が大きくなるので、熟成温度を望ましくは30℃以
下、さらに望ましくは15℃以下とするのがよい。 次に、(2)成分について説明すると、これは上記
の(1)成分のオルガノポリシロキサンにグラフト共
重合させるための重合性単量体の混合物であり、
下記の(イ)、(ロ)の2成分からなるものである。但
し、後記の任意成分の単量体を加えることができ
る。 (イ)成分は一般式()
【式】 (式中、R5は水素又はメチル基、R6は炭素数1
〜18のアルキル基もしくはアルコキシ置換アルキ
ル基)で表わされる(メタ)アクリル単量体〔こ
こで(メタ)アクリルなる表現はアクリル及びメ
タクリルの両者をまとめて表わすもので以下同様
である。〕であり、メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イ
ソブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ート等のアルキル(メタ)アクリレート及びメト
キシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチ
ル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル
(メタ)アクリレートが例示され、これらの1種
又は2種以上を組合せて使用される。これらの成
分量が(イ)、(ロ)成分以外にも任意成分の単量体を用
いる場合はこれも含めて、(2)成分中50重量%未満
ではアクリルの特性、特に機械的強度、耐オゾン
性、繊維との接着性等の性能の付与が不十分であ
る。 (ロ)成分は親水性単量体であるN−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N−ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基含
有不飽和単量体、
【式】(R:炭 素数1〜18のアルキル基、X:H、Na、K又は
NH4
【式】(R:H又は メチル基、X:H、Na、K又はNH4(R:H又はメチル基、R′:炭素数1〜18のア
ルキル基、X:H、Na、K又はNH4
【式】(R:H又は メチル基、X:H、Na、K又はNH4) CH2=CHSO3X(X:H、Na、K又はNH4
【式】(R:H又はメチル基、 X:H、Na、K又はNH4
【式】(R:H 又はメチル基、X:H、Na、K又はNH4
【式】(X:H、Na、K 又はNH4
【式】(R:炭素数 1〜18のアルキル基、X:H、Na、K又は
NH4) 等のスルホン基含有不飽和単量体、 (R:H又はメチル基、n:1以上の整数)
【式】(R: H又はメチル基、n:1以上の整数) 等のリン酸基含有不飽和単量体、
【式】(R:H又 はメチル基、n:2以上の整数)
【式】(R:H又 はメチル基、n:2以上の整数) 等のポリアルキレンオキシド基含有不飽和単量体
が例示され、これらの1種又は2種以上を組合せ
て使用される。これらの親水性不飽和単量体の量
は、(イ)、(ロ)成分以外にも任意成分の単量体を用い
る場合はこれも含めて、(2)成分中1〜20重量%、
好ましくは5〜10重量%であり、1重量%未満で
は親水性の付与が不十分で、吸水性、吸汗性、制
電性或いは防汚性等の性能が実用レベルに達せ
ず、20重量%を超えると耐水性が低下し、耐洗濯
性等の耐久性が損なわれる。 また、この(2)成分には次に例示される多官能性
単量体を配合することが可能である。例示される
ものとしては、エチレン性不飽和アミドのアルキ
ロールもしくはアルコキシアルキル化合物として
N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブ
トキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−メト
キシメチル(メタ)アクリルアミド等、オキシラ
ン基含有不飽和単量体としてグリシジル(メタ)
アクリレート、グリシジルアリルエーテル等、多
価アルコールと(メタ)アクリル酸との完全エス
テルとしてエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロープロパントリ(メタ)アク
リレート等、アリル(メタ)アクリレート、及
び、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン
酸、イタコン酸、クロトン酸等のカルボキシル基
含有エチレン性不飽和単量体、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基含
有不飽和単量体、(メタ)アクリルアミド、ダイ
アセトン(メタ)アクリルアミド等のアミド基含
有不飽和単量体、ジビニルベンゼン、などが挙げ
られる。 これらの多官能性単量体は繊維への接着性、処
理剤の耐久性、特に耐洗濯性、耐ドライクリーニ
ング性等を付与する目的に使用されるものであ
り、使用量を増すと耐久性、繊維への接着性等は
向上するが、反対に加工品の風合は損なわれる。
従つて多官能性単量体の使用量は、任意成分も含
めた(2)成分0〜10重量%、好ましくは2〜7重量
%であり、10重量%を超えると風合は著しく損な
われる。 なお、(2)成分にはその他のエチレン性不飽和単
量体を添加することができ、必要に応じ任意成分
も含めた(2)成分中0〜20重量%の範囲で使用され
るものであり、上記した(イ)、(ロ)及び多官能性単量
体だけでは発現できない風合、耐久性、或いは繊
維への接着性が付与されるが、20重量%を超える
とアクリルの特性が損なわれる。これらの単量体
としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、バーサチツク酸ビニルなどが例示される。 繊維に柔軟な風合を付与させるにはこの(2)成分
のポリマー化物を柔かくすればよく、これにはこ
のポリマー化物のガラス転移点を0℃以下、好ま
しくは−10℃以下とすることが望ましい。従つ
て、上記(イ)、(ロ)成分や任意成分である単量体の選
択にあたつては、このガラス転移点を考慮するこ
とが望ましい。なお、後記の実施例における(2)成
分の混合単量体のポリマー化物のガラス転移点
は、1956年発行のBull.Am.Phys.Soc.第1巻123
頁に記載のT.G.Foxの方法によつて計算で求めら
れる数値を示すものである。 (1)成分と(2)成分の比率については、(1)成分が5
重量部未満ではアクリル系ポリマーの欠点である
粘着感が生じ、柔軟性が乏しくなり、又、95重量
部を超えると皮膜の強靱さ、繊維との接着性、さ
らには耐久性等が損なわれて実用的でない。 (1)成分と(2)成分の乳化共重合は通常のラジカル
開始剤をもちいて、公知の乳化重合法により行な
えばよい。 ここで使用されるラジカル開始剤としては、過
硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸
塩、過酸化水素水、t−ブチルハイドロパーオキ
シド、アゾビスアミジノプロパンのHCl塩等の水
溶性タイプ、ベンゾイルパーオキシド、キユメン
ハイドロパーオキサイド、ジブチルパーオキサイ
ド、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、ク
ミルパーオキシネオデカノエート、クミルパーオ
キシオクトエート、アゾビスイソブチロニトリル
等の油溶性タイプがあげられる。必要に応じ、酸
性亜硫酸ナトリウム、ロンガリツト、L−アスコ
ルンビン酸、糖類、アミン類などの還元剤を併用
したレドツクス系も使用することができる。 乳化剤としては(1)成分の乳化物中に乳化剤が含
有されているので必ずしも新たに使用しなくても
よいが、重合中の凝塊発生防止やエマルジヨンの
安定性向上のため、必要量の乳化剤を添加しても
良い。ここで使用される乳化剤としては、例えば
アルキル又はアルキルアリル硫酸塩もしくはスル
ホン酸塩、アルキルアリルコハク酸塩などのアニ
オン性乳化剤、アルキルトリメチルアンモニウム
クロライド、アルキルベンジルアンモニウムクロ
ライド等のカチオン性乳化剤、ポリオキシエチレ
ンアルキルフエニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンカルボ
ン酸エステル等のノニオン性乳化剤等が好適であ
る。 次に、主剤に対して配合される架橋剤及び架橋
反応用触媒について説明する。 架橋剤成分としては1分子中に少なくとも3個
のけい素原子に結合した水素原子を有するオルガ
ノポリシロキサンが使用可能であり、これには
【式】
【式】(式中、x、 yは正の整数、ただしx≧3)等が例示され、ま
た、
【式】単位、
【式】単位及び (SiO2)単位の共重合シロキサンも使用可能であ
り、このものは少量の
【式】単位あるいは
〔発明の効果〕
本発明の繊維用処理剤で繊維製品を処理すれ
ば、処理剤のすぐれた皮膜形成性により繊維製品
に洗濯に対する耐久性の高い柔軟でかつ反撥弾性
に富んだ風合を与えることが可能であり、さらに
は、その親水性成分により処理布に吸湿性、吸汗
性あるいは静電気による帯電を防止する効果を付
与することが可能であり、特に衣料として使用し
た場合の疎水性あるいは帯電に起因する不快感を
除くことに優れた効果を示す。又、クツシヨン、
フトン地等に使用する場合には、良好な皮膜形成
性に基づき内部に詰められた綿状物質あるいは羽
毛等が布目を通して外部に出てくる現象を防止す
るいわゆる「ダウンプルーフ」効果が示され、ス
ボン地、セーター類等を処理すれば皮膜形成に基
づく通気性コントロールによる防風加工も可能で
あり、帯電防止効果に基づきほこり、砂等の汚れ
が付きにくいという効果も示される。さらには、
架橋剤及び架橋反応用触媒を配合することによつ
て、より一層の反撥弾性の向上と、耐久性、耐洗
濯性の向上が可能である。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例に基づき具体的に説明す
る。なお、例中の部はすべて重量部を表わす。 実施例1、比較例1 (オルガノポリシロキサンエマルジヨンの調
製) オクタメチルシクロテトラシロキサン1500g、
メタクリロキシプロピルメチルシロキサン3.8g
及び純水1500gを混合し、これにラウリル硫酸ナ
トリウム15g、ドデシルベンゼンスルホン酸10g
を添加してからホモミキサーで撹拌して乳化した
のち、圧力3000psiのホモジナイザーに2回通し
て安定なエマルジヨンを作つた。ついでこれをフ
ラスコに仕込み、70℃で12時間加熱後、25℃まで
冷却して24時間熟成した後、炭酸ナトリウムを用
いてこのエマルジヨンのPHを7に調整し、4時間
N2を吹き込んでから水蒸気蒸留して揮発性のシ
ロキサンを留去し、つぎに純水を加えて不揮発分
を45%に調整したところ、メタクリル基を0.1モ
ル%含有するポリロキサンのエマルジヨンが得ら
れた(以下これをE−1と略記する)。又、第1
表に示すようにシロキサンの種類、量及び熟成条
件を変えた他はE−1と同様の方法でポリシロキ
サンエマルジヨンE−2〜E−5を得た。
【表】 (共重合エマルジヨン) 撹拌機、コンデンサー、温度計及びN2ガス導
入口を備えた2の三ツ口フラスコに、上記で得
たエマルジヨンE−1 333g(シロキサン分150
g)と純水517gを仕込み、N2ガス気流下に器内
を30℃に調整した後、t−ブチルヒドロパーオキ
サイド1.0g、l−アスコルビン酸0.5g、硫酸第
1鉄7水和物0.002gを加え、次いで器内温を30
℃に保ちながらブチルアクリレート164.5g、2
−エチルヘキシルアクリレート147g、メタクリ
ル酸7g、第一工業製薬(株)製商品名LX−1000
10.5g、アクリロニトリル17.5gの混合物及びN
−メチロールアクリルアミドの10%水溶液35gを
3時間かけて滴下し、滴下終了後さらに1時間撹
拌を続けて反応を完結させた。得られた共重合エ
マルジヨン(以下これをp−1と略記)は固形分
濃度39.9%、アクリル系単量体等のポリマー化物
のガラス転移点計算値は−50℃であつた。同様に
して第2表に示されるポリシロキサンエマルジヨ
ン及びアクリル系単量体等の種類、量で共重合
し、固形分濃度約40%の共重合エマルジヨンp−
2〜p−4を得た。
【表】
【表】


OH
(繊維処理) 共重エマルジヨンP−3及びP−4について第
3表に示す如き処理液を調製し、ポリエステル
100%ニツト布を処理し、風合、吸水性及び制電
性を評価した。処理は、布を処理液に浸漬後、余
分の液を絞りロールで除き、100℃/3分予備乾
燥し、さらに150℃/2分加熱キユアすることに
より行なつた。風合いは手触で評価を行ない、そ
の結果を第3表に(良好)◎〜○〜△〜×(不良)
で示した。 なお、ここで第3表中の架橋剤Aは式 で示される粘度150csのメチルハイドロジエンポ
リシロキサン30部をポリオキシエチレンアルキル
フエニルエーテル5部を用いて水65部の中に乳化
分散せしめたエマルジヨンであり、触媒Aはジブ
チル錫ジラウレート30部をポリオキシエチレンア
ルキルフエニルエーテル3部を用いて水67部中に
乳化分散せしめたエマルジヨンである。 なお、比較例1として本発明の処理剤を使用せ
ず単に水通した布についての結果を第3表に併記
した。
【表】 実施例2、比較例2 ポリエステル100%のタフタ布を用いて第4表
の処方で処理を行ない、風合(手触りによる反撥
感)、制電性(実施例1に準ずる)及び通気度試
験器による布の通気度を測定した。配合液の布へ
の処理方法は実施例1に準じた。結果を第4表に
併記した。
【表】 実施例 3 実施例1の実験No.1−4の処理液を用いて、ナ
イロン、テトロン/綿混紡、アクリル、ポリプロ
ピレン等の合成繊維、及び、麻、絹、綿、ウール
等の天然繊維を、実施例1と同様の方法で処理し
たところ、制電性を有し、タツクが少くて柔軟
で、シヤリ味感のある風合が得られた。 実施例で明らかな様に、本発明の処理剤で処理
した布は優れた風合、吸水性、制電性を有し、洗
濯の前後においてもその性能が余り変らない望ま
しいものであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1) 一般式() [式中、R1、R2、R3はそれぞれ炭素数1〜20
    の1価炭化水素基及び1価のハロゲン化炭化水
    素基よりなる群から選択される1種又は2種以
    上の基であり、Yはアクリロキシ基、メタクリ
    ロキシ基及びSH基を含む有機基よりなる群か
    ら選択される1種又は2種以上の基であり、X
    は水素原子、1価の低級アルキル基及び式
    R1R2R4Siで示される基(R1、R2は前記と同じ
    であり、R4はR1又はYと同一の基である)よ
    りなる群から選択される同種又は異種の基であ
    り、mは10000以下の正の整数、nは1以上の
    整数である]で表わされるオルガノポリシロキ
    サン 5〜95重量部 の水中油型エマルジヨンと (2)(イ) 一般式() 【式】 (式中、R5は水素原子又はメチル基、R6
    炭素数1〜18のアルキル基又はアルコキシ置
    換アルキル基である)で表わされるアクリル
    及びメタクリル系単量体から選択される1種
    又は2種以上の単量体 50〜99重量% 及び (ロ) アミノ基、スルホン酸基、リン酸基、ポリ
    アルキレンオキシド基あるいは第4級アンモ
    ニウム塩基を含有するエチレン性不飽和単量
    体よりなる群から選択される1種又は2種以
    上の親水性単量体 1〜20重量% からなる混合単量体(但し、(イ)及び(ロ)の合計、
    又は(イ)、(ロ)及び任意成分の単量体の合計は100
    重量%) 95〜5重量部 とからなる混合物を用い、ラジカル重合開始剤の
    存在下で(1)成分に(2)成分を乳化グラフト共重合さ
    せたグラフト共重合エマルジヨンを主剤とする繊
    維用処理剤。 2 主剤に対し架橋剤として1分子中に少なくと
    も3個のけい素原子に結合した水素原子を含有す
    る液状オルガノポリシロキサン及び架橋反応用触
    媒を配合してなる特許請求の範囲第1項に記載の
    繊維用処理剤。 3 (2)成分である混合単量体のポリマー化物のガ
    ラス転移点が0℃以下である特許請求の範囲第1
    項及び第2項に記載の繊維用処理剤。
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