JPH0344242Y2 - - Google Patents

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JPH0344242Y2
JPH0344242Y2 JP1389786U JP1389786U JPH0344242Y2 JP H0344242 Y2 JPH0344242 Y2 JP H0344242Y2 JP 1389786 U JP1389786 U JP 1389786U JP 1389786 U JP1389786 U JP 1389786U JP H0344242 Y2 JPH0344242 Y2 JP H0344242Y2
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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は超音波脱泡装置の改良に関するもので
ある。 一般に或る種の液体については、これを脱泡処
理することが必要である。例えば感光フイルム用
の感光乳剤は、気泡が含まれたままフイルム材に
塗布されると感光フイルムに均一な感光膜を形成
することができないため、フイルム材に塗布され
る前に脱泡処理を行なうことが必要である。
【従来の技術】
斯かる脱泡処理を行なうための装置の一例とし
ては、従来特公昭57−6365号公報に開示されてい
る装置が知られている。ところがこの装置は十分
な脱泡を行なうようすると、同時に新たな泡が発
生する等の問題点を有している。 又、特開昭56−28611号公報に開示されている
ような、超音波を照射しない、スパイラル管によ
る気泡除去装置も知られているが、このような装
置では界面活性剤を含む写真用感光乳剤中に存在
するような微細気泡を遠心力の作用で旋回半径内
側に集めることができず、脱泡効率が低い欠点が
ある。 このような事情から、最近第2図に示す構成の
超音波脱泡装置が提案されている。第2図におい
て、1は保温槽であつて温水供給管2及び溢流型
排水管3とを有し、超音波を伝播させる保温用媒
体として例えば温水Wが充満される。Lwは温水
Wの水面レベルを示す。この保温槽1に対し、上
方に拡開する円錐状の下方部分4を有する筒状の
脱泡槽5が、その上端部分以外が前記温水W中に
浸漬されるような、その外周から外方に延びるカ
バー板6を保温槽1の上端に接触することにより
支持固定されると共に、保温槽1が密閉される。
脱泡槽5には、前記保温槽1の温水W中を上方に
向つて直線状に伸びる被脱泡液導入管7の先端
が、水平レベルLwより低いレベルにおいて当該
脱泡槽5の接線方向の開口7Aにより連通され
る。そして、前記導入管7及び脱泡槽5の直下に
位置するよう、それぞれ第1の超音波発生器8及
び第2の超音波発生器9が保温槽1内に設けられ
ている。 10は脱泡槽5の下端から伸びる被脱泡液排出
管、11は脱泡槽5内の液面レベルLFを検出す
るフロート、13は空気抜き弁、3Aは溢流口、
Fは被脱泡液である。 このような構成の装置によれば、被脱泡液は導
入管7を流れるときに第1の超音波発生器8によ
り例えばキヤビテーシヨンが生ずるような高エネ
ルギーの超音波の照射を受け、これにより被脱泡
液中の微小気泡及びキヤビテーシヨンによる気泡
が群集化し或いは更に大きな気泡となつて脱泡槽
5内に流入し、この脱泡槽5において、大きな気
泡はそのまま自らの浮力によつて浮上、分離する
ようになる。同時にこの被脱泡液Fには、第2の
超音波発生器9によりたとえば低エネルギーの超
音波が照射されることにより、この超音波の放射
圧により被脱泡液F中の微小気泡に上向きの力が
作用されるので、これにより、微小気泡が浮上し
て分離されるようになり、従つて脱泡が行われ
る。しかしながら、このように筒状の脱泡槽の円
筒部に接線方向へ被脱泡液を供給し、脱泡する脱
泡装置では、被脱泡液の処理量が増加すると、ボ
ルテツクス(渦)が発生し、空気を巻き込んで、
脱泡効果を損なう欠点を有することがわかつた。
【考案が解決しようとする問題点】
従つて本考案は、以上の見解に基づきなされた
ものであつて、超音波脱泡装置の脱泡能力が低下
させることなく、かつ被脱泡液の処理量が増加し
てもボルテツクス(渦)発生することがなく、空
気を巻き込むことによる脱泡効果の劣化を防止せ
しめることを目的とするものである。
【考案の構成】
本考案によれば、円筒部の被脱泡液中の気泡を
超音波により凝集させて脱泡する超音波脱泡装置
において、該装置の円筒部の中央部に棒状のフロ
ートを配置すると共に円筒部の接線方向より被脱
泡液を供給した超音波脱泡装置により前記の目的
を達成し得ることがわかつた。 以下、図面の実施例により本考案を更に詳細に
説明する。 本考案の一実施例を示す第1図において、21
は保温槽であつて温水供給管22及び溢流型排水
管23とを有し、超音波を伝播させる保温用媒体
として、例えば温水Wが充満される。 LWは温水Wの水面レベルを示す。24は円筒
型をなす脱泡槽24で、円錐状の下方部分25を
有すると共に半円形の頭部26を有し、この頭部
26には蓋部材が被設されている。そして上記の
円筒型の脱泡槽24は、その頭部26以外の部分
が前記の温水W中に浸漬されるように、その外周
から外方に延びるカバー板27を保温槽21の上
端には接続することにより支持固定されると共に
保温槽21が密閉される。 前記の保温槽21には、温水W中で直線状に上
方に伸びる被脱泡液導入管28の先端が、水面レ
ベルLwより低い位置で脱泡槽24の接線方向の
開口28Aを通じて連結されている。 本考案によれば、上記の被脱泡液導入管28の
開口28Aは、該導入管28による被脱泡液の流
れが脱泡槽24中で若干上向き流になるように連
結されていることが好ましい。また円筒型脱泡槽
24の頭部26の中央部には脱泡槽24内の液面
レベルを検出するための棒状フロート29を脱泡
槽24の槽内部に向つて挿入せしめその最下端3
0は脱泡槽24の円錘頂点部33Aに近く20〜30
mm離れて位置せしめた。そこで、31は被脱泡液
の送液口であつて、32は送液口31を経て脱泡
槽24に連結された送液弁32Aを有する送液管
である。 本考案によれば、上記送液口31は、脱泡槽2
4の低部の底板33Cより離れ、円錐頂点よりず
らした位置に配置せしめた。なお33Bは脱泡槽
24の洗浄時に用いられる排出管である。 そして保温槽21内には、被脱泡液導入管28
および脱泡槽24の直下に位置するように、それ
ぞれ第1の超音波発生器34および第2の超音波
発生部35が設けられている。本考案によれば上
記の超音波発生部34と35は、それぞれ防水タ
イプのチタン酸ジルコン酸鉛の圧電式振動子から
なるものである。なお、36は空気抜き弁であ
る。また脱泡槽24の下方部分25の形状につい
ては、その高さHが内径Rより大きいことが好ま
しく、これにより脱泡槽24内の液流に乱れが生
ずることが防止される。 本考案においては、例えば以上の如き装置を用
い、次のようにして被脱泡液の脱泡処理を行な
う。 先ず、保温用の媒体として例えば温水を温水供
給管22より保温槽21内に供給し、排水管23
の溢流口23Aより溢流せしめ、これによつて温
水Wの水面レベルLwが溢流口23Aのレベルに
維持され、被脱泡液導入管28及び脱泡槽24の
上端部分以外が温水中に浸漬された状態とし、第
1の超音波発生器34及び第2の超音波発振器3
5を駆動する。次に空気抜き弁36を開放した状
態で導入管28より被脱泡液を脱泡槽24内に供
給する。このとき送液管32に付帯する送液弁3
2Aを閉じておく事により、脱泡槽24内に被脱
泡液Fが満たされて行く。そして棒状フロート2
9により検出される液面レベルLFが予定の高さ
となつたときに空気抜き弁36を閉じ、脱泡槽2
4内に密閉状態とする。これにより、その後脱泡
槽24の内圧と送液管32における圧力が一致す
るようになり、それ以後においては、導入管28
により脱泡槽24に流入する量と同量の被脱泡液
が送液管32より排出されることとなり、連続し
て被脱泡液が脱泡槽24を流過するようになる。 そして、第1の超音波発生器34を強力に駆動
して例えば0.35W/cm2以上の高エネルギー超音波
を発振させ、これを導入管28内の被脱泡液に照
射してキヤビテーシヨンを発生させるようにし、
一方、第2の超音波発振器35を比較的に弱く駆
動して例えば0.35W/cm2以下の低エネルギー超音
波を発振させ、これを脱泡槽24内の被脱泡液に
照射してキヤビテーシヨンを発生させることなし
に脱泡処理を行なう。 以上の方法によれば、次のようにして脱泡が行
なわれる。即ち、被脱泡液には、脱泡槽24に向
かつて導入管28内に流通するときに先ず高エネ
ルギー超音波が照射され、これによつてキヤビテ
ーシヨンが起り、被脱泡液中の気泡は相互に、或
いはキヤビテーシヨンによつて生じた気泡と凝集
して大きな気泡となる。この凝集した気泡は被脱
泡液と共に脱泡槽24内に流入し、大きなものは
自らの浮力によつて浮上して被脱泡液から分離さ
れると共に、当該脱泡槽24内の被脱泡液Fには
第2の超音波発振器35により低エネルギー超音
波が照射されているので、その放射圧により、凝
集した気泡には上向きの力が作用し、そのため、
凝集した気泡の浮上が促進されて自らの浮上しな
い気泡もこの放射圧の作用によつて浮上し分離す
るようになり、これらの結果、被脱泡液について
極めて大きな脱泡効果をもつて脱泡処理を行なう
ことができる。そして、脱泡槽24内の被脱泡液
Fにおいては、キヤビテーシヨンが発生しないの
で新たな気泡の発生もなく、従つて、送液管32
よりの排出液を気泡が混入していないものとする
ことができる。なお、脱泡処理の継続により脱泡
槽24の上部空間の容積が増加すると液面レベル
LFが下がり、棒状フロート29によつて空気抜
き弁36が開放され、これによつて放圧が行なわ
れ、液面レベルLFが上昇し、限定の位置で空気
抜き弁36が閉じられて脱泡処理が継続される。 以上において、第1の超音波発生器34よりの
超音波は被脱泡液にキヤビテーシヨンを発生させ
る、いわゆる限界強度以外のエネルギーの超音波
とされ、また第2の超音波発振器35よりの超音
波は限界強度以外のエネルギーの超音波とされる
が、この限界強度の値は、圧力及び温度により変
化し、0.35W/cm2は、通常の大気圧(1Kg/cm2
における限界強度である。 また脱泡槽24内における被脱泡液Fの下向流
速は、気泡の浮上が阻害されない大きさとするこ
とが必要である。実際上は、被脱泡液の粘度が10
〜50cpであるときは0.1〜0.5cm/秒程度の流速と
なるようにすればよい。 而して本考案においては、保温槽21中を伸び
る導入管28において高エネルギー超音波を照射
するが、この導入管28内における超音波照射は
他に弊害を伴わないために当該超音波を高いエネ
ルギーのとすることができ、従つて大きな脱泡効
果を得ることができる。しかも導入管28におい
ては気泡の凝集は行なうがその浮上分離が行わな
いので、広い底面積の槽を用いることが不要であ
つて全体として脱泡のための槽は脱泡槽24のみ
でよく、この結果、従来におけるようないわば2
槽型のものに比してその第1槽がない状態のもの
となり、従来の装置の第1槽において流れ方向の
変更のために不可避的に生ずる液体停滞部による
処理損失が零となり、その上装置の構成が簡単に
なり、占有面積も小さなものとなる。 また被脱泡液の流速の低下が生ずる槽は、上述
のように脱泡槽のみであるから、沈降物堆積面積
が減少し、沈降物による故障の発生が防止され
る。しかも図示の例におけるように、脱泡槽24
の下方部分25を上方に拡開する形状のものとす
ることにより、沈降物の堆積が防止されると共
に、堆積物の洗浄を容易に行なうことができる。 なお、図示の例におけるように、導入管28よ
りの被脱泡液を脱泡槽24内にその接線方向に沿
つて流入せしめるようにすると、当該脱泡槽24
内において被脱泡液の短絡流路が形成されること
が防止されるので好ましい。 本考案の超音波脱泡装置においては、上記の方
法により連続的に脱泡が行なわれるが、最終的に
脱泡槽内への供給が停止した場合にも次工程への
供給を続け脱泡槽内をほとんど使いきることが可
能である。また脱泡槽内の洗浄に際しては、円錐
頂点部に設けられた排出弁33Bを開口すること
により洗浄を行なうことにより、脱泡槽内の被脱
泡液全部を排出せしめ、完全に洗浄を行なうこと
もできる。 本考案の超音波脱泡装置は、前述のように脱泡
槽の中央部に棒状フロートを底板近くまで挿入
し、かつ被脱泡液を次工程へ送り出すための送液
口31を脱泡槽の円錐頂点部33Aよりずらした
位置に設けたので、被脱泡液の処理量を増大させ
てもボルテツクス(渦)を発生し、空気を巻き込
む危険性が無くなり、従つて脱泡を効果的に行い
得るのみでなく、その処理量を増大させても支障
なく脱泡を行なうことができる。なお上記実施例
においては脱泡槽の下部を円錐型としたが、必ず
しも円錐型でなく、例えば円筒型又は、皿型であ
つてもよい。 次に本考案の具体例を説明すると、図示の例に
従う構成の超音波脱泡装置を用い、以下のような
条件で脱泡処理を行い、被脱泡液の流量を増加せ
しめて送液管よりの被脱泡液に気泡が現われない
最大の限界流量を求めたところ、20/分であつ
た。 〔脱泡処理条件〕 保温槽の温水 温度:38℃ 流量:5/分 被脱泡液 組成:6重量%ゼラチン液 粘度:30cp 気泡含有割合:3cm3/100cm3 以上のように本考案によれば、簡単な装置を用
いる簡単な方法により大きな脱泡効率で脱泡処理
を達成することができる。
【考案の効果】
本考案の超音波脱泡装置は、被脱泡液を脱泡槽
の円筒部に接線方向により供給する導入管を有す
ると共に、上記円筒部の中央部に棒状フロート底
板近くまで挿入し、かつ送液口を脱泡槽の底板よ
り離れ、かつ円錐頂点部よりずらした位置に設け
た構成となしたので、被脱泡液の滞留時間を一定
にし、旋回流を形成せしめて短絡する流れを防止
することができ、更には渦の発生をも防止するこ
とができるので、脱泡を効果的に行い得ると共に
処理量を増大させても支障なく脱泡を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図本考案による超音波脱泡装置の一例を示
す説明用断面図、第2図は従来の超音波脱泡装置
の構成を示す説明用断面図である。 21……保温槽、24……脱泡槽、26……
(脱泡槽の)頭部、28……被脱泡液の導入管、
29……棒状フロート、30……(棒状フロート
の)最下端、31……送液口、32……送液管、
33A……円錐頂点部、33C……(脱泡槽の)
底板、34……第1の超音波発生器、35……第
2の超音波発生器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒部の被脱泡液中の気泡を超音波により凝
    集させて脱泡する超音波脱泡装置において、該
    装置の円筒部の中央部に棒状のフロートを配置
    すると共に円筒部の接線方向より被脱泡液を供
    給したことを特徴とする超音波脱泡装置。 2 円筒部の底の底板より離れた位置に被脱泡液
    の排出用の送液口を配置したことを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項の超音波脱泡装
    置。 3 円筒部の下部が円錐状に形成され、中央部に
    設けた棒状フロートの最下端が前記円筒部の円
    錐頂点部に近接して設けたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項の超音波脱泡装
    置。 4 排出用の送液口を円筒部の円錐状頂点よりず
    らして設けた実用新案登録請求の範囲第3項の
    超音波脱泡装置。
JP1389786U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0344242Y2 (ja)

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JPS62126205U JPS62126205U (ja) 1987-08-11
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