JPH0344818A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0344818A
JPH0344818A JP17854789A JP17854789A JPH0344818A JP H0344818 A JPH0344818 A JP H0344818A JP 17854789 A JP17854789 A JP 17854789A JP 17854789 A JP17854789 A JP 17854789A JP H0344818 A JPH0344818 A JP H0344818A
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JP17854789A
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Mikihiko Kato
三紀彦 加藤
Yasushi Endo
靖 遠藤
Yasuo Nagashima
永島 靖夫
Hiroshi Hashimoto
博司 橋本
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体に関するもので、特に走行耐久
性に優れた強磁性金属粉末を用いた塗布型磁気記録媒体
に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
主として強磁性粉末と結合剤樹脂からなる磁性層を有す
る磁気記録媒体においては、より高密度記録の要求が高
まり、その一つの対応手段として磁性層の表面を平滑に
することが知られている。
しかしながら磁性層の表面を平滑にすると磁気記録媒体
の走行中において磁性層と装置系との接触の摩擦係数が
増大する結果、短期間の使用で磁気記録媒体の磁性層が
損傷を受け、あるいは磁性層が剥離する傾向があった。
特にフロッピーディスクでは耐久性試験におけるように
磁性層を高温度苛酷な条件下におくことがあり、このよ
うな条件下で使用した場合、時に磁性層から強磁性粉末
が脱落し易く、それが磁気ヘッドの目詰まりの原因とな
ることがあった。
また、磁気記録媒体の高記録密度化の有力な手段として
、強磁性粉末に強磁性金属粉末を使用することが知られ
ている。
しかしながら、強磁性金属粉末をフロッピーディスクに
使用した場合、磁性層とジャケットとの摺接により磁性
層が傷を受は易く、ドロップ・アウドを発生する事があ
った。そして、この問題は、50乃至608Cの比較的
高温度の環境条件で顕著であった。
従来より磁性層の走行耐久性を向上させるための対策と
しては、磁性層にコランダム、炭化珪素、酸化クロムな
どの研磨材(硬質粒子)を添加する方法が提案されてい
るが、磁性層の走行耐久性を向上させる目的で磁性層に
研磨材を添加する場合には、研磨材を相当多量に添加し
なければその添加効果が現れにくく、また、ライナーか
ら受ける損傷から磁性層を保護する上で充分でなかった
また、研磨材を多量に添加した磁性層は、磁気ヘッドな
どを著しく磨耗させる原因となり、さらに磁性層を平滑
化して電磁変換特性を向上させるとの趣旨にも反するこ
となり好ましい方法ではなかった。
また脂肪酸や脂肪酸と脂肪族アルコールとのエステルを
磁性層中に潤滑剤として添加し、摩擦係数を低減させる
ことも提案されている。
例えば、カプリル酸、ラウリン酸、オレイン酸のような
炭素数4以上の一塩基性脂肪酸を潤滑剤として添加する
ことが提案され(米国特許第3833412号)、また
ラウリル酸ブチル、パルミチン酸ラウリル、ミリスチン
酸ブチルのような炭素数12乃至16の一塩基性脂肪酸
と炭素数3乃至12の脂肪族アルコールの脂肪酸エステ
ルを潤滑剤として添加することが提案され(米国特許公
報第3.274,111号)、さらにステアリン酸トリ
デシルを潤滑剤として添加することが提案されている(
米国特許公報第4,303,738号)。
さらに枝分かれのある分子構造を有する高級アルコール
の高級脂肪酸エステルを潤滑剤として添加することが提
案され(特開昭55−157131号公報)さらに、イ
ソセチルステアレートを潤滑剤として添加することも提
案されている。(特開昭59−186130号公報)。
しかしながら、これらの潤滑剤を利用する方法において
も、摩擦係数を低下させる効果はあったが、磁性層の強
度に関してはむしろ低下させるようなこともあって、磁
性層をライナーから受ける損傷から保護する上で充分と
はいえなかった。
また、結合剤樹脂として弾性率や力学的な強度の高い繊
維素系樹脂を用いて、磁性層の強度を向上させる方法が
、例えば、特開昭56−13519号公報、特開昭62
−239316号公報、特開昭58−70424号公報
、特開昭58−70425号公報、特開昭56−748
33号公報、特開昭60−133527号公報、特開昭
6234326号公報、特開昭62−26628号公報
、特開昭59−79428号公報、特開昭57−135
439号公報、特開昭56−74832号公報、特開昭
59−188827号公報等に開示されている。
しかしながら、ニトロセルロース等の従来の繊維素系の
結合剤樹脂では、強磁性粉末の分散性が充分でなく磁性
層の表面性を高く出来ずまた強磁性粉末の充填度も高め
ることが出来ないので電磁変換特性の高い磁気記録媒体
とすることができなかった。
また、磁気記録媒体の結合剤樹脂として、ポリカーボネ
ート系ポリウレタンを使用して、強磁性金属粉末の分散
を高め、結合剤樹脂の耐加水分解性を改良しようとする
方法が、例えば、特開昭60−179927号公報、特
開昭61−200113号公報、米国特許468614
5号公報、特開昭62−243117号公報が開示され
ているが、強磁性金属粉末を用いた磁気記録媒体におい
て前記のライナーからの損傷に対して、また、強磁性金
属粉末の分散に関して充分にその特性を満足させること
ができなかった。
特に比表面積が40r&/gの微粒子の強磁性金属粉末
の分散においてまでは充分な効果がなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あり、電磁変換特性に優れかつ耐久性も良好な特にフロ
ッピーディスク用途に最適な磁気記録媒体を提供するこ
とを目的としている。
[問題点を解決する手段] 前記本発明の目的は、非磁性支持体上に、強磁性金属粉
末及び結合剤樹脂を主体とする磁性層を有する磁気記録
媒体において、該磁性層中における前記結合剤樹脂の含
有量は前記強磁性金属粉末100重量部当たり15乃至
30重量部であり、前記結合剤樹脂の35乃至55重量
%が極性基含有塩化ビニル共重合体であり、IO乃至2
5重量%が一3O3M、−COOM、−PO3M (M
は、H,Na、 K)及び−NH,から選ばれた少なく
とも一種の極性基を有するポリカーボネート系ポリウレ
タンであることを特徴とする磁気記録媒体により達成さ
れる。
本発明の磁気記録媒体においては、強磁性粉末として高
密度記録に適した強磁性金属粉末を使用しており、また
結合剤樹脂として比較的強靭な被模を形成し易い塩化ビ
ニル系共重合体及びポリカーボネート系ポリウレタンを
使用しているので磁性層の耐久性に優れており、さらに
前記塩化ビニル系共重合体及びポリカーボネート系ポリ
ウレタンの双方に強磁性金属粉末の分散に有効な極性基
があるので、磁性層中で強磁性金属粉末が高度に分散し
ており、磁性層の表面性が良くなりかつ磁性層中におけ
る強磁性金属粉末の充填度も高めることができる。
従って、本発明の磁気記録媒体は、電磁変換特性及び耐
久性がともに高くすることができ、特にフロッピーディ
スク用途に使用した場合、耐ライナー磨耗性が優れてお
り、駆動中ライナーと摺接することによって磁性層が損
傷を受けることが少ない。
特に、強磁性金属粉末の粒子サイズが小さくなって比表
面積で40rrr/g以上になると本発明の磁気記録媒
体の前記特徴は顕著となる。
本発明の前記特徴は、結合剤樹脂の量的関係において、
磁性層中における結合剤樹脂の含有量が強磁性金属粉末
100重量部当たり15乃至30重量部であって、結合
剤樹脂のうち前記塩化ビニル系共重合体は35乃至55
重量%、前記ポリカーボネート系ポリウレタンはlO乃
至25重量%の場合特に効果的である。
また、本発明の磁気記録媒体で用いる前記ポリカーボネ
ート系ポリウレタンが有する極性基としては、−sow
 M、−COOM、−PO3M (Mは、H,Na、 
K)及び−NH,から選ばれたものが強磁性金属粉末の
分散を進めるという点で良く、中でも特に−803Mが
良い。
前記の極性基をポリカーボネート系ポリウレタンの分子
中に導入する方法は、種々あるが、例えば、特開昭60
−40615号公報に開示されている方法を用いること
ができる。
そして、前記ポリカーボネート系ポリウレタンの分子中
に含有する前記極性基の量は、ポリカーボネート系ポリ
ウレタフ1g当たりlXl0−’乃至lX10−3当量
、lXl0−’乃至lXl0−”当量である。
この極性基の量が多過ぎると、溶剤への溶解性が劣り好
ましくない。
また、少なすぎると分散性が低下し好ましくない。
本発明の磁気記録媒体の磁性層の結合剤樹脂に使用する
極性基含有塩化ビニル系共重合体としては、塩化ビニル
と重合可能な他のモノマー、例えば、酢酸ビニル、塩化
ビニリデン、アクリロニトリル、スチレン、アクリル酸
エステルとの共重合体に、−3○l M、−’O3○、
M、−COOM。
PO3M、−PO(OM)t  (Mは、H,Na。
K原子)アミン基等の極性基が導入されたものである。
本発明の磁気記録媒体で使用する前記結合剤樹脂の磁性
層中における含有量は強磁性金属粉末100重量部当た
り15乃至30重量部であり、好ましくは、20〜30
重量部である。
磁性層中における結合剤樹脂の含有量が少ないと磁性層
の弾性率が低くなり耐久性が確保できずまた、多すぎる
と強磁性金属粉末の磁性層における充填度が低下して、
充分な出力が得られなくなるので好ましくない。
本発明の磁気記録媒体の磁性層中における前記結合剤樹
脂中に占める前記ポリカーボネート系ポリウレタンは、
IO乃至25重量%、望ましくは15乃至20重量%で
ある。
前記ポリカーボネート系ポリウレタンの結合剤樹脂にお
ける比率があまり大きくなると磁性層の力学的強度(弾
性率)が低下し磁性層の表面が損傷され易くなり、また
摩擦係数も低下してしまう。
そして走行中途で貼り付きが発生したりするので好まし
くない。
また、ポリカーボネート系ポリウレタンの結合剤樹脂に
おける比率があまり小さいと磁性層の伸びが低下するた
めか破断エネルギーが低下して走行中削れが発生し易く
なり好ましくない。
本発明の磁気記録媒体の磁性層中における前記結合剤樹
脂中に占める前記塩化ビニル系共重合体は、35乃至5
5重量%、望ましくは40乃至50重量%である。
前記塩化ビニル系共重合体の結合剤樹脂における比率が
あまり大きくなると磁性層は脆くなり走行中に削れを生
じ易くなり、またあまり小さいと、磁性層の弾性率が低
下して走行中貼り付きを生ずる。
本発明に用いるポリカーボネートポリウレタンとは、(
11ポリオール、(2)ポリイソシアネート及び必要に
より(3)鎖延長剤を縮合させて得たものである。
ここで述べる(1)ポリオールとは、例えば、一般式[
) %式%[] 〔式中、Rは例えば−(CHlt。(n=3〜14)C
H。
を表わす〕 の多価アルコールとホスゲン、クロル酢酸エステル、ジ
アルキルカーボネート又はジアリルカーボネートとの縮
合によって得られる分子量300〜20000、水酸基
価20〜300のポリカーボネートポリオール或いは又
、前記ポリカーボネートポリオールと一般式〔■〕 HOOCR’ C0OH[II] 〔式中、R′は例えば−(CHz+、’  (n’ =
3〜6)、 の多価カルボン酸との縮合より威る分子量300〜20
,000、水酸基価5〜300のポリカーボネートポリ
エステルポリオールである。又、その他のポリオール、
例えばポリエーテルポリオール、ポリエステルエーテル
ポリオール、ポリエステルとの併用も出来る。
(2)のポリイソシアネートとは例えば以下のものより
選ばれる。ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジ
イソシアネート、インホロンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネー
ト、トルイジンジイソシアネート、2.4トリレンジイ
ソシアネート、2゜6トリレンジイソシアネート、4,
4′ジフエニルメタンジイソシアネート、P−フェニレ
ンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート
、1.5ナフチレンジイソシアネート、である。
(3)の任意の鎖延長剤としては、前記の多価アルコー
ル、脂肪族ポリアミン、脂環式ポリアミン、芳香族ポリ
アミン等の如き従来公知のものが使用される。
これ等(1)、(2)、(3)より成るポリウレタンは
平均分子量10,000〜120,000のものが利用
出来る。分子量がこれより少ないとテープの耐久性が劣
り、又分子量がこれ以上になると樹脂の溶解性が劣って
来て工業的見地から好ましくない。
本発明の磁気記録媒体で使用される前記強磁性粉末は、
少なくともFeを含むことが必要であり、具体的には、
Fe、Fe−Co、Fe−Ni又はFe−Co−Ni等
を主体とした金属単体あるいは合金である。その特性を
改良するためにB、C。
Al、Si、P等の非金属が添加されることもある。通
常、前記強磁性金属粉末の粒子表面は安定化させる為に
酸化物の層が形成されている。粒子サイズは、比表面積
で40rrr/g以上、X線回折法で測定される結晶子
サイズで400Å以下であることが望ましい。また、軸
比は5以上、飽和磁化はl 10emu /g以上、抗
磁力は800oe以上であることが望ましい。
本発明の磁気記録媒体の結合剤樹脂の硬化剤として各種
のポリイソシアネートを使用して、さらに本発明の目的
を有効に達成することができる。
本発明で使用できる前記ポリイソシアネートとしては、
トリレンジイソシアネート、4,4′ジフエニルメタン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
キシリレンジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジ
イソシアネート、0−トルイジンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイ
ソシアネート等のイソシアネート類、又当該イソシアネ
ート類とポリアルコールとの生成物、又イソシアネート
類の縮合に依って生成したポリイソシアネート等を使用
することができる。これらポリイソシアネート類の市販
されている商品名としては、コロネートし、コロネート
HL、コロネート2030、コロネート2031、ミリ
オネ−1−MR。
ミリオネートMTL(日本ポリウレタン(掬製)、タケ
ネートD−102、タケネートD−11ON、タケネー
トD−200、タケネートD−202(武田薬品■製)
、デスモジュールN1デスモジュールIL、デスモジュ
ールN1デスモジュールHL(住友バイエル社製)等が
あり、これらを単独若しくは硬化反応性の差を利用して
二つ若しくはそれ以上の組み合わせによって使用するこ
とができる。又、硬化反応を促進する目的で、水酸基、
アミノ基を有する化合物を併用する事も出来る。
これらの化合物は多官能である事が望ましい。
本発明の磁気記録媒体で使用される前記非磁性支持体は
、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポ
リアミド、ポリイミド等各種の合成樹脂フィルムアルミ
箔、ステンレス箔等の金属箔を上げることができる。
本発明の前記磁性層中には前記強磁性金属粉末、前記結
合剤樹脂と共に通常潤滑剤、カーボンブラック1、研磨
剤が添加され場合によってはさらに帯電防止剤、分散剤
等が加えられる。
本発明の磁気記録媒体の磁性層に使用される潤滑剤とし
ては、シリコンオイル、グラファイト、二硫化モリブデ
ン、チツカ硼素、フッカ黒鉛、フッ素アルコール、ポリ
オレフィン(ポリエチレンワックス等)、ポリグリコー
ル(ポリエチレンオキシドワックス等)、アルキル燐酸
エステル、ポリフェニルエーテル、二硫化タングステン
、炭素数lO〜20の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜12
個の一価のアルコールもしくは二価のアルコール、三価
のアルコール、四価のアルコール、六価のアルコールの
いずれか1つもしくは2つ以上とから戊る脂肪酸エステ
ル類、炭素数10個以上の一塩基性脂肪酸と該脂肪酸の
炭素数の合計して炭素数が11〜28個と成る一価〜六
価のアルコールから成る脂肪酸エステル類等が使用でき
る。又、炭素数8〜22の脂肪酸或いは脂肪族アミド、
脂肪族アルコールも使用できる。これら有機化合物潤滑
剤の具体的な例としては、カプリル酸ブチル、カプリル
酸オクチル、ラウリン酸オチル、ラウリン酸ブチル、ラ
ウリン酸オクチル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸
ブチル、ミリスチン酸オクチル、パルミチン酸エチル、
パルミチン酸ブチル、パルミチン酸オクチル、ステアリ
ン酸エチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸オクチ
ル、ステアリン酸アミル、アンヒドロソルビタンモノス
テアレート、アンヒドロソルビクンジステアレート、ア
ンヒドロソルビタントリステアレート、アンヒドロソル
ビタンテトラステアレート、オレイルオレート、オレイ
ルアルコール、ラウリルアルコール等がある。また本発
明に使用される潤滑剤としては所謂潤屑油添加剤も単独
で使用出来、酸化防止剤(アルキルフェノール等)、錆
どめ剤(ナフテン酸、アルケニルコハク酸、ジウラリル
フオスフエート等)、油性剤(ナタネ油、ラウリルアル
コール等)、極圧剤(ジベンジルスルフィド、トリクレ
ジルフォスフェート、トリブチルホスファイト等)、清
浄分散剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、泡どめ剤等
がある。これらの潤滑剤は結合剤100重量部に対して
0.05〜20重量部の範囲で添加される。
本発明の磁気記録媒体に使用できる分散剤としては、カ
プリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸
、リノール酸、リルン酸、ステアロール酸等の酸素数1
0〜22個の脂肪酸(R,C0OH,R,は炭素数9〜
21(1!itのアルキル基)、前記の脂肪酸のアルカ
リ金属(Li、Na、に等)またはアルカリ土類金属(
Mg、Ca、Ba等) 、Cu、Pb等から成る金属石
鹸;レシチン等が使用される。この他に炭素数4以上の
高級アルコール、(ブタノール、オクチルアルコール、
ミリスチルアルコール、ステアリルアルコール)及びこ
れらの硫酸エステル、燐酸エステル等も使用可能である
。これらの分散剤は結合剤100重量部に対して0.0
05〜20重量部の範囲で添加される。これら分散剤の
使用方広は、強磁性微粉末や非磁性微粉末の表面に予め
被着させても良く、また分散途中で添加してもよい。
帯電防止剤としてはグラフアント、カーボンブラック、
カーボンブラックグラフトポリマー等の導電性粉末;サ
ポニン等の天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、
グリセリン系、グリシドール系、多価アルコール、多価
アルコールエステル、アルキルフェノールEO付加体等
のノニオン界面活性剤;高級アルキルアミン類、環状ア
ミン、ヒダントイン誘導体、アミドアミン、エステルア
ミド、第四級アンモニウム塩類、ピリジンそのほかの複
素環類、ホスホニウムまたはスルホニウム類、等のカチ
オン界面活性剤;カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸
エステル基、燐酸エステル基などの酸性基を含むアニオ
ン界面活性剤;アミノ酸類;アミノスルホン酸類、アミ
ノアルコールの硫酸または燐酸エステル類、アルキルベ
タイン型等の両性界面活性剤が使用される。
本発明で使用できるカーボンブラックはゴム用ファーネ
ス、ゴム用サーマル、カラー用ブラック、アセチレンブ
ラック等を用いる事ができる。これらカーボンブラック
の米国における略称の具体例をしめすとSAF、rsA
F、I l5AF、T、HAF、SPF、FFXFEF
、HMF、GPF。
APF、SRF、MPF、ECF、SCF、CF、FT
、MT、HCC,HCF、MCF、LFF、RCF等が
あり、米国のASTM規格のD−1765−82aに分
類されているものを使用することができる。本発明に使
用されるこれらカーボンブラックの平均粒子サイズは5
〜1000ミリミクロン(電子顕微鏡)、窒素吸着法比
表面積はI〜a Q 0rrr/g、pHは4〜11 
(JIS規格に6221−1982法)、ジブチルフタ
レート(D B P)吸tiは10〜800mA’/1
00g(JIS規格に−6221,−1982唐)であ
る。
本発明に使用されるカーボンブラックのサイズは、塗布
膜の表面電気抵抗を下げる目的で5〜100ミリミクロ
ンのカーボンブラックを、また塗布膜の強度を制御する
ときに50〜100Oミリミクロンのカーボンブラック
をもちいる。また塗布膜の表面粗さを制御する目的でス
ペーンングロス減少のための平滑化のためにより微粒子
のカーボンブラック(100ミリミクロン以下)を、粗
面化して摩擦係数を下げる目的で粗粒子のカーボンブラ
ック(50ミリミクロン以上)を併用することか有効で
ある。
本発明の磁気記録媒体に使用できる研磨剤としては一般
に使用される研磨作用若しくは研磨作用をも材料でα−
アルミナ、熔融アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、酸
化セリウム、コランダム、人造ダイヤモンド、α−酸化
鉄、ザクロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱
)、ガーネット、ケイ石、窒化ケイ素、窒化硼素、炭化
モリブデン、炭化硼素、炭化タングステン、チタンカー
バイド、トリポリ、ケイソウ土、ドロマイ等で、主とし
てモース硬度6以上の材料がl乃至4種迄の組合わせで
使用される。これらの研磨剤は平均粒子サイズが0.0
05〜5ミクロンの大きさのものが使用され、特に好ま
しくは0.05〜2ミクロンである。これらの研磨剤は
結合剤100重量部に対して0.01〜20重量部の範
囲で添加される。
本発明の磁気記録媒体の磁性層の表面粗さとしては、中
心線平均粗さRaで0.005乃至0゜02μm、好ま
しくは0.005乃至0.015μm(カットオフ値0
.25ミリ)である。
強磁性金属粉末、結合剤樹脂、並びにカーボンブラック
及び前記のエステル化物等のその他の成分を含有する磁
性層を非磁性支持体上に設けるには、これらに有機溶剤
を加えて分散混練し、磁性塗液を調製し、これを非磁性
支持体上に塗布、乾燥してつくる。
磁性塗液の調製に用いる有機溶剤としては、任意の比率
でアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン、イソホロン、テトラヒドロフ
ラン等のケトン系;メタノール、エタノール、プロパツ
ール、ブタノール、イソブチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、メチルシクロヘキサノールなどのアルコ
ール系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イ
ソブチル、酢酸イソプロピル、乳酸エチル、酢酸グリコ
ール、モノエチルエーテル等のエステル系;エーテル、
グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエ
ーテル、ジオキサンなどのグリコールエーテル系:ベン
ゼン、トルエン、キシレン、クレゾール、クロルベンゼ
ン、スチレンなどのタール系(芳香族炭化水素);メチ
レンクロライド、エチレンクロライド、四塩化炭素、ク
ロロホルム、ニチレンカロルヒドリン、ジクロルベンゼ
ン等の塩素化炭化水素、N、 N−ジメチルホルムアル
デヒド、ヘキサン等のものが使用できる。
混練にあたっては、磁性体及び上述の各成分は全て同時
に、あるいは個々順次に混練機に投入される。たとえば
分散剤を含む溶剤中に磁性体を加え所定の時間混練をつ
づけて磁性塗料とする方法などがある。
磁性塗料の混線分散にあたっては各種の混練機が使用さ
れる。例えば二本ロールミル、三本ロールミル、ボール
ミル、ペブルミル、トロンミル、サンドグライダ−、ゼ
グバリ(Szegvari)アトライター、高速インペ
ラー分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、デイ
スパー、ニーダ−1高速ミキサー、ホモジナイザー、超
音波分散機などである。
混線分散に関する技術は、ティー・シー・パラトン著“
塗料の流動と顔料分散” (1975年)記載された如
く多層同時塗布法によって同時に2層以上の層を設けて
も良い。
本発明の磁気記録媒体の磁性層の厚味は乾燥厚味で約0
.5乃至12μmの範囲となるように塗布する。重層の
場合は合計で上記の範囲とされる。
又、この乾燥厚味は磁気記録媒体の用途、形状、規格な
どにより決められる。
このような方法により、支持体上に塗布された磁性層は
必要により前記のように層中の磁性体を配向させる処理
を施したのち、形成した磁性層を乾燥する。又必要によ
り表面平滑化加工を施したり、所望の形状に裁断したり
して、本発明の磁気記録媒体を製造する。
特に本発明に於ては磁性層の表面平滑化処理をほどこす
と、表面が平滑で、且つ耐磨耗性にすぐれた磁気記録体
が得られることが判明した。この表面平滑化処理は乾燥
前のスムーズニング処理、あるいは乾燥後のカレンダリ
ング処理によって行なわれる。
[発明の効果] 結合剤樹脂として、極性基含有塩化ビニル共重合体と−
803M、−COOM、−PO3M (Mは、H,Na
、 K)及び−NH,から選ばれた少なくとも一種の極
性基を有するポリカーボネートポリウレタンを特定の割
合で混合使用し、さらに結合剤樹脂の使用量も特定範囲
にすることによって、強磁性金属粉末を使用した磁気記
録媒体を電磁変換特性及び耐久性に優れ、さらにフロッ
ピーディスクとして使用したときのジャケットもしくは
カートリッジのライナーからの損傷を軽減することがで
きる。
本発明の前記効果を、以下の実施例及び比較例によって
明確にする。
なお、以下1部」とあるのは、すべて「重量部」のこと
である。
[実施例−l] (磁性塗料用組成物) 強磁性金属粉末(F e 99%、Ni1%、比表面積
50m/g、抗磁力15800e、aS130emu/
g)          100部極性基含有塩化ビニ
ル共重合体(日本ゼオン(■社製MR−110)   
        13.5部Crt03(平均粒子径0
.5μm)   10部カーボンブラック(ライオンア
クゾ社製ケッチエンブラックEC平均粒子径30mμ)
   10部カーボンブラック(カンカルブ社製サーマ
ックスMT、平均粒子径280mμ)       3
部トルエン               36部メチ
ルエチルケトン          36部以上の磁性
塗料用組成物をニーダ−で約1時間層線した後、さらに
以下の追加組成物を加えた。
(追加組成物) ポリカーボネートポリウレタン(多価アルコール成分;
へキサジオール69部、ポリイソシアネート成分=4,
4−ジフェニルメタンジイソシアネートI7部、極性基
ニーS○h l’Ja  o、  15重量%、数平均
分子量40000)   5.1部メチルエチルケトン
         250部トルエン        
       50部次に、以上の組成物をサンドグラ
インダーを用いて、回転数2000で約2時間分散処理
を行った。
さらに、この分散物にトリデシルステアレート11部、
ポリイソシアネートの38%溶液(日本ポリウレタン■
製コロネートL)11.4部を加えて、均一に屋台して
、磁性塗布液を得た。
この磁性塗布液を表面にポリエステルを主体とする厚さ
0.3μmの接着下塗層が設けられた幅30cm、厚さ
75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの非磁
性支持体の両面に乾燥膜厚が各々3μmとなるようにグ
ラビアロールで塗布し、約100℃の温度で乾燥し、次
いで約40℃でカレンダー処理して磁気記録媒体を得た
以上のようにして、結合剤樹脂のうちの45重量%が極
性基含有塩化ビニル共重合体、17重量%がポリカーボ
ネートポリウレタンであって、磁性層中における結合剤
樹脂の含有量が強磁性金属粉末100重量部当たり30
部重量部である磁性層を有する磁気記録媒体を得た。
得られた磁気記録媒体を3.5インチフロッピーディス
クの形状にうち抜き加工し、ライナーとしてケンダール
社製N(L9246を使用したジャケットに納めて、3
.5インチフロッピーディスクの試料を作成した。
[実施例−2] 結合剤樹脂のうち極性基含有塩化ビニル共重合体が35
重量%、ポリカーボネートポリウレタンが25重量%、
ポリイソシアネートが40重量%とした以外は、実施例
=1と同一の条件で、3゜5インチフロッピーディスク
の試料を作成した。
[実施例−3] 結合剤樹脂のうち極性基含有塩化ビニル共重合体が55
重量%、ポリカーボネートポリウレタンが20重量%、
ポリイソシアネートが25重量%とした以外は、実施例
−1と同一の条件で、3.5インチフロッピーディスク
の試料を作成した。
〔実施例−4コ 磁性層中における結合剤樹脂の含有量が強磁性金属粉末
100重量部当たり20重量部とした以外は、実施例−
■と同一の条件で3.5インチフロッピーディスクの試
料を作成した。
[比較例=l] 結合剤樹脂のうち極性基含有塩化ビニル共重合体が60
重量%、ポリカーボネートポリウレタンが20重量%、
ポリイソシアネートが20重量%とじた以外は、実施例
−1と同一の条件で、3゜5インチフロッピーディスク
の試料を作成した。
[比較例−2] 結合剤樹脂のうち極性基含有塩化ビニル共重合体が25
重量%、ポリカーボネートポリウレタンが50重量%、
ポリイソシアネートが25重量%とした以外は、実施例
−■と同一の条件で、3゜5インチフロッピーディスク
の試料を作成した。
[比較例−3コ 磁性層中における結合剤樹脂の含有量が強磁性金属粉末
100重量部当たり15重量部とした以外は、実施例−
1と同一の条件で3.5インチフロッピーディスクの試
料を作成した。
[比較例−4] 磁性層中における結合剤樹脂の含有量が強磁性金属粉末
100重量部当たり40重量部とした以外は、実施例−
1と同一の条件で3.5インチフロッピーディスクの試
料を作成した。
[比較例−5] ポリカーボネートポリウレタンとして、極性基を有しな
い(多価アルコール成分:ヘキサジオール69部、ポリ
イソシアネート成分=4.4ジフ工ニルメタンジイソシ
アネート17部、数平均分子量40000)のポリカー
ボネートポリウレタンを使用した以外は、実施例−■と
同一の条件で3.5インチフロッピーディスクの試料を
作成した。
[比較例−61 極性基含有塩化ビニル系共重合体を使用せず、その代わ
りに極性基を含有しない塩化ビニル、酢酸ビニル及びビ
ニルアルコールの共重合体であるユニオンカーバイド社
製VAGH(平均分子量5o o o o)を使用した
以外は実施例−lと同一の、実施例−1と同一の条件で
3.5インチフロッピーディスクの試料を作成した。
以上の試料の初期2F出力及び60’C30%RHの環
境下における走行耐久性を以下の条件で評価した。
3.5インチフロッピーディスクドライブFD1135
0(日本電気(掬社製)を用い、3.5インチフロッピ
ーディスクの試料を360rpmで30分間連連続側さ
せその出力が初期値の80%に低下するまでのパス回数
をもって走行耐久性の目安とし、その出力が初期値の4
5%になるものをドロップ・アウトのあるものとした。
本発明の磁気記録媒体である実施例−1〜実施例−4の
試料では、出力、走行耐久性ともに良好な結果であった
極性基含有塩化ビニル共重合体の比率が大きい比較例−
1では、磁性層が脆くなったためか削れが発生して早期
にドロップ・アウトの発生が見られた。
ポリカーボネートポリウレタンの比率が大きい比較例−
2では、摩擦係数が上昇したためか貼り付きが発生して
走行停止してしまった。
結合剤樹脂の使用量の少ない比較例−3では、磁性層に
削れが発生して、ドロップ・アウトの発生が見られた。
逆に、結合剤樹脂の使用量の多い比較例−4では、摩擦
係数が上昇して貼り付きが起こった。
極性基がないポリカーボネート系ポリウレタンを結合剤
樹脂に使用した比較例−5では、強磁性金属粉末の分散
性が悪く、出力が余り高くならなかった。
極性基のない塩化ビニル結合剤樹脂を使用した比較例−
6でも、強磁性金属粉末の分散性が悪く、出力が余り高
くならなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非磁性支持体上に、強磁性金属粉末及び結合剤樹脂を主
    体とする磁性層を有する磁気記録媒体において、該磁性
    層中における前記結合剤樹脂の含有量は前記強磁性金属
    粉末100重量部当たり15乃至30重量部であり、前
    記結合剤樹脂の35乃至55重量%が極性基含有塩化ビ
    ニル共重合体であり、10乃至25重量%が−SO_3
    M、−COOM、−PO_3M(Mは、H、Na、K)
    及び−NH_2から選ばれた少なくとも一種の極性基を
    有するポリカーボネートポリウレタンであることを特徴
    とする磁気記録媒体。
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