JPH0344897B2 - - Google Patents

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JPH0344897B2
JPH0344897B2 JP61086256A JP8625686A JPH0344897B2 JP H0344897 B2 JPH0344897 B2 JP H0344897B2 JP 61086256 A JP61086256 A JP 61086256A JP 8625686 A JP8625686 A JP 8625686A JP H0344897 B2 JPH0344897 B2 JP H0344897B2
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JP
Japan
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unsaturated polyester
fiber
polyester resin
curing
foam
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JP61086256A
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Ryoichi Shimoda
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NOZAWA KOMUTEN JUGEN
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NOZAWA KOMUTEN JUGEN
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Publication date
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Publication of JPS6322630A publication Critical patent/JPS6322630A/ja
Publication of JPH0344897B2 publication Critical patent/JPH0344897B2/ja
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  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多数の繊維を連続的に繰り出し、これ
に不飽和ポリエステルに発泡剤として炭酸水素ア
ンモニウム粉末と硬化剤として有機パーオキサイ
ド、硬化促進剤及び無水の有機酸を加え、混合し
た水不存在の混合液状物を常温下で均一に含ま
せ、得られた液状物含浸繊維体を成形用トンネル
金型に導き、加熱して発泡と共に硬化させる繊維
補強不飽和ポリエステル樹脂発泡体の連続的製造
方法とその装置に関するものである。
〔従来技術〕
マレイン酸またはフマル酸のような不飽和酸
と、グリコール類とを反応させると、いわゆるポ
リエステルを生ずるが、このポリエステルはスチ
レンのような単量体に溶解する。この溶液は、こ
れに適当な硬化剤及び硬化促進剤を加えると、ポ
リエステルと単量体との間で重縮合反応を起こ
し、熱硬化性の樹脂を生成する。これが、いわゆ
る不飽和ポリエステル樹脂と言われている樹脂で
ある。不飽和ポリエステル樹脂にあつては、上記
の溶液から樹脂への変化が極めて短い時間のうち
に行なわれている。この特性を利用して、不飽和
ポリエステル樹脂発泡体を作ろうとする試みがな
されてきた。しかし、不飽和ポリエステル樹脂を
使用した発泡体としては、未だ満足すべきものが
得られていない。その理由はこの樹脂を材料とす
る場合は、次のような事実があるからである。
不飽和ポリエステル樹脂は、樹脂だけでは充分
な機械的強度が得られない。この樹脂は、その中
に例えば、ガラス繊維のような繊維類を入れ、い
わゆる繊維で強化することによつて、初めて充分
な機械的強度が得られる。従つて、不飽和ポリエ
ステル樹脂を材料として発泡体を作ろうとする場
合には、この中に繊維を入れて成形することを考
えなければならない。ところが、不飽和ポリエス
テルの場合には、これに硬化剤や硬化促進剤を入
れると、極めて短い時間の間に硬化が起こるか
ら、繊維を所望の状態に分散させ、且つ均一微細
な気泡を有する発泡体となすことが容易でない。
さらに、この樹脂を発泡させるためには、不飽和
ポリエステル樹脂が或る程度反応して、適度な粘
度を示すに至つたとき、丁度発泡剤が作用して発
泡を開始するように、不飽和ポリエステル樹脂の
硬化と発泡剤の作用時期とを合致させなければな
らない。ところが、不飽和ポリエステル樹脂は発
泡するに適した粘度を示す時期が極めて短く、ま
た発泡剤の作用時期に丁度適当な粘度を示すよう
に合致させることが困難である。
不飽和ポリエステル樹脂を材料として、その発
泡体を作る方法には、種々の方法が知られてい
る。これらは何れも不飽和ポリエステル樹脂が液
状を呈しているとき、この中に発泡剤を含ませ、
発泡した状態で重合を行なわせて硬化させること
を原理としている。
その方法の1つは、発泡剤として空気その他の
ガスを用い、これを常圧または加圧の下に液状物
に含ませておき、そのガスによつて気泡を生じさ
せる方法である。
しかし、この方法によつては気泡を安定化する
ことが困難であり、また生成する気泡は一般に粗
大で微細な気泡を生成させることが困難である。
また、この方法によつては樹脂中で繊維を均一に
配向させることができない。
第2の方法として、2種の化合物の反応によつ
てガスを発生する化合物を発泡剤として用い、樹
脂の硬化の過程において適当な粘度を示すに至つ
たとき、それら発泡剤からのガスによつて発泡さ
せようとするものである。この反応タイプの発泡
剤として、例えばイソシアネートと水を反応せし
める方法がある。また、不飽和ポリエステル樹脂
中に発泡剤として炭酸塩と酸と水との三者混合物
を同時に加え、これによつて発泡させる方法も公
知である。更に、炭酸水素ナトリウムと酢酸とを
実質的に無水の状態で混合しておいて、あとでこ
れに少量の水を加え、発泡させて樹脂の硬化と発
泡剤の作用時期を調節する方法も提案されてい
る。
しかし、上記炭酸塩は、酸と水を混合した時点
からガスが発生し、また炭酸水素ナトリウムと酸
に、あとで水を加える方法も同様で、低温時に発
泡が行なわれる。従つて、発泡した状態で硬化さ
せるには硬化を低温時に合致させ調節しなければ
ならない。このため樹脂の硬化時間が長くかか
り、且つ気泡を粗大となり工業的に実施する場
合、作業能率が悪く、コスト高になるという欠点
があつた。
第3の方法には、加熱により分解してガスを発
生する化合物や、加熱により気化し易い液体を発
泡剤に用いる方法がある。この加熱タイプの発泡
剤には、例えばトルエンスルホニルヒドラジトな
どを用いる方法、また炭酸エステル無水物の分解
時に発生する炭酸ガスを利用する方法も提案され
ている。更に、膨張可能なマイクロカプセルを添
加し、加熱することによつてマイクロバルーンに
膨張させると同時に樹脂を硬化させる方法も知ら
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし乍ら、従来の第3の方法は第2の方法に
比べ樹脂の硬化時間が短く、作業能率については
よいが、特殊な発泡剤を使用し、工業的にはコス
ト高になるという欠点があり、繊維補強不飽和ポ
リエステル樹脂発泡体の製造方法にはなお多くの
問題点があり、工業的には困難な状況にある。
本発明者は、かかる事情に鑑み、安価に入手で
き経済的に有利な化合物で、発生ガス量が多く、
一般に、前記第2の方法に酸と水と共に反応させ
ガス発生に使用している炭酸水素アンモニウムに
着目した。そして、これが不飽和ポリエステルと
共に繊維に含浸させ発泡するに際し、適応する硬
化剤及び硬化促進剤の諸条件について鋭意研究の
結果、不飽和ポリエステル中に炭酸水素アンモニ
ウム粉末と硬化剤として有機パーオキサイドと硬
化促進剤及び無水の有機酸を混合した水不存在の
混合液状物を繊維に含浸せしめた液状物含浸繊維
体を成形用トンネル金型に導き加熱して、発泡と
共に硬化させることによつて、従来の方法から全
く予期し得ない、工業的に経済性があり、繊維が
均一に配向された、均一微細な気泡を有する発泡
体が得られる製造方法とその装置を完成し、本発
明に至つたものである。
不飽和ポリエステルを発泡させるには、ポリエ
ステルがガスを逃がすことなくガスを包蔵してお
き、且つガス圧によつて膨れる程度の柔らかさを
持つことが必要である。言い替えると、繊維に含
浸させたポリエステルの粘度が発泡に適した範囲
内になければならない。そしてこの範囲内にある
とき早急に硬化させることが必要で、工業的に能
率よく実施できる。
従つて、低温時にガスが発生する、前記第2の
方法は、この低温時に硬化を合致させるため、硬
化剤に硬化促進剤を併用させ硬化を促進してい
る。また、加熱によつてガスを発生する第3の方
法は加熱による硬化作用があることから硬化剤の
み添加している。
即ち、加熱硬化させる場合は硬化剤のみを使用
し、硬化促進剤を併用するのは常温硬化に限られ
ている。しかし、工業的に有利な硬化剤のみを使
用する従来の加熱硬化法においては、前記した如
く、繊維に含浸したポリエステルの粘度が発泡剤
の分解発泡に適して合致せしめることが難しく、
微細で均一な良好な発泡体が得られなかつたが、
硬化促進剤を併用し、且つ無水の有機酸を存在せ
しめて、水不存在下で加熱することによつて、ポ
リエステルの粘度を発泡に自由に合致せしめるこ
とが可能となつたものである。
即ち、本発明は繊維補強不飽和ポリエステル樹
脂発泡体の製造にあたり、加熱下において、不飽
和ポリエステルに炭酸水素アンモニウム粉末とこ
の炭酸水素アンモニウムの性質に適応する硬化剤
と硬化促進剤及び無水の有機酸を含有せしめ、し
かもこれを水不存在下で発泡させると共に硬化さ
せることによつて、工業的に実施して、極めて作
業能率がよく、安価に生産ができ、且つ均一微細
な気泡を有する発泡体が得られる繊維補強不飽和
ポリエステル樹脂発泡体の製造方法とその装置を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の構成は、多
数の繊維を連続的に繰り出し、これに、不飽和ポ
リエステルに発泡剤として炭酸水素アンモニウム
粉末と硬化剤として有機パーオキサイドと硬化促
進剤及び無水の有機酸を、要すれば整泡剤も加
え、混合した水不存在の混合液状物を、常温下で
均一に含ませ、かくして得られた液状物含浸繊維
体を成形用トンネル金型に導き、加熱して発泡と
共に硬化させることを特徴とする繊維補強不飽和
ポリエステル樹脂発泡体の連続的製造方法。連続
的に多数の繊維を繰り出す繰り出し装置を設け、
この繊維に不飽和ポリエステルに発泡剤として炭
酸水素アンモニウム粉末と硬化剤として有機パー
オキサイドと硬化促進剤及び無水の有機酸を、要
すれば整泡剤をも加え、混合する混合器を備え、
混合された水不存在の混合液状物を常温下で均一
に含浸せしめる含浸装置を配設し、次いて得られ
た液状物含浸繊維体を加熱し、発泡と共に硬化さ
せて発泡体とする成形用加熱トンネル金型を設け
ると共に、上記発泡体を連続的に引き抜く引き抜
き装置を設けたことをその要旨とするものであ
る。
本発明に使用する不飽和ポリエステルとは、す
でに述べたように、不飽和基を持つたポリエステ
ルと不飽和基を持つた単量体の混合物よりなる液
状物であつて、これに硬化剤を加えると、上記単
量体が架橋して三次元結合を生じ、その結果固化
し、熱硬化性樹脂を生成する。この生成した樹脂
も、一般に不飽和ポリエステル樹脂と呼んでい
る。この反応は極めて短時間のうちに行なわれ
る。その反応は発熱反応であつて、樹脂中の1部
で反応が起こると、反応熱のために重縮合反応が
促進せしめられ、反応は一層速やかになる。
一般に樹脂を生成すべき液状物に発泡剤を加え
て、発泡と同時に重縮合反応を行なわせるとき
は、樹脂が液状物から固状に変化するまでの時間
が、次の4つに分類できるとされている。その第
1の時間は原料の混合時間であり、第2はクリー
ムタイムと呼ばれる時間であり、第3はライズタ
イムと呼ばれる時間であり、第4はセツトタイム
と呼ばれる時間である。クリームタイムとは、液
状物が発泡を開始し、白泡状のクリーム状液体と
なり、この液体が目に見える程度に膨張を開始す
る直前までの時間とされる。また、ライズタイム
とは、クリーム状液体が膨張し始めてから、膨張
を完了するまでの時間である。セツトタイムと
は、ライズタイムが終わり、多孔性成形体として
表面が硬化を完了するまでの時間である。不飽和
ポリエステル樹脂にあつては、上記せる第3の方
法の加熱発泡法においてはクリームタイムを出現
させることが極めて困難で、かりにクリームタイ
ムを出現させたとしても極めて短時間であり、そ
のため均一微細な気泡を有する発泡体が得られず
発泡成形が困難とされていたのである。
本発明で発泡剤として使用する炭酸水素アンモ
ニウム粉末は、分子式がNH4HCO3=79.06で示
され、別名が重炭酸アンモニウムといわれるもの
で、これは例えば、アンモニア水に二酸化炭素を
冷却しながら充分に作用させ、二酸化炭素の加圧
下に放置すると結晶が析出する。これを水に溶か
してエタノールで再結晶し、精製することによつ
て得られたものである。
本発明では微粉化された粉末が使用され、好ま
しくは粒径が30μ以下である。30μを越えて粗大
となると、均一微細な気泡が得がたく、好ましい
発泡体が得られないからである。
この炭酸水素アンモニウム粉末の使用量は、所
望する発泡体の発泡倍率によつて任意に選択でき
るが、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し、
0.1〜20重量部、好ましくは0.2〜10重量部が使用
される。これが0.1重量部未満と少ないと発泡性
が好ましくなく、20重量部をこえて多くなると、
発生ガスが多く過ぎ樹脂粘度とのバランスがとり
難く、発泡体に割れが生ずる恐れがあり、また経
済性の点でも好ましくない。
不飽和ポリエステル樹脂の重縮合反応による硬
化に使用される硬化剤は有機パーオキサイドが使
用される。これにはケントパーオキサイド系(例
えば、メチルエチルケトンパーオキサイド)、ハ
イドロパーオキサイド系(例えば、クメンハイド
ロパーオキサイド)、ジアルシンパーオキサイド
系(例えば、ベンゾイルパーオキサイド)、パー
オキシジカーボネート系(例えば、ジイソプロピ
ルパーオキサイド)、パーオキシエステル系(例
えば、t−ブチルパーオキシアセテート)等の有
機過酸化物を挙げることができ、これらの2種以
上を組み合わせて使用することもできる。
そして上記硬化剤に併用する硬化促進剤は、例
えばナフテン酸コバルト、オクトエ酸コバルト、
ナフテン酸マンガン、ナフテン酸銅、ナフテン酸
亜鉛、ラウリルメルカプタン、ジメチルアニリ
ン、トリエタノールアミン、ジエチレントリアミ
ン、ピリジン、ピペリジン等を挙げることがで
き、これらの2種以上を組み合わせて使用しても
よい。
この硬化剤と硬化促進剤を併用することは、炭
酸水素アンモニウム粉末を加熱分解させ、ガスが
十分に発生し、発泡したとき、これに合致させ早
急に重合を開始させ、硬化を進行せしめるにあ
る。この好適な含有量の条件は、不飽和ポリエス
テル樹脂100重量部に対し、前記硬化剤は0.5〜
2.0重量部、前記硬化促進剤は0.01〜0.5重量部が
使用される。
この硬化剤が0.5重量部未満と少ないと、炭酸
水素アンモニウム粉末からのガスによる好適な発
泡時に硬化が開始されず、一方、2.0重量部を越
えて多くなると、十分にガス化し発泡しない時に
硬化が開始されるので、発泡と硬化とを合致させ
ることができないので好ましくない。
これに併用する硬化促進剤は0.01重量部未満と
少ないと、硬化が開始してから完結するまで長い
時間を要し、一方、0.5重量部を越えて多くなる
と、硬化速度が速く過ぎ、均一微細な気泡の発泡
体が得難いので好ましくない。
本発明では好ましくは硬化剤としてメチルエチ
ルケトンパーオキサイドが使用でき、これに併用
する硬化促進剤としてはナフテン酸コバルトが好
適で炭酸水素アンモニウムと組み合わせて使用し
た場合、成形作業性がよく、且つ均一微細な気泡
の発泡体が得られるのでよい。
次に本発明で前記硬化剤及び硬化促進剤と共に
使用する無水の有機酸は樹脂に相溶性のあるもの
であれば何れであつてもよいが、好ましくは無水
の酢酸またはアクリル酸が使用できる。この好適
な含有量は不飽和ポリエステル樹脂100重量部に
対し、0.1〜3.0重量部が使用される。
また、要すれば整泡剤、離型剤、着色剤等を必
要に応じ使用することも可能である。
本発明で使用する多数の繊維は例えば、ガラス
繊維、天然繊維、金属繊維あるいはカーボン繊維
等の多数の単繊維であつて、また、これらで織つ
た織布、あるいはこれらの短繊維をマツト状にし
た不織布等も使用することができる。
本発明の発泡体を製造方法は、この多数の繊維
に前記の不飽和ポリエステルに炭酸水素アンモニ
ウム粉末と有機パーオキサイド、硬化促進剤及び
無水の有機酸を、要すれば整泡剤をも加え、混合
した水不存在の混合液状物を、常温下で均一に含
ませ、得られた液状物含浸繊維体を成形用トンネ
ル金型で40〜150℃、好ましくは70〜90℃の加熱
下で発泡と共に硬化させて製造することができ
る。
第1図はその発泡体を連続的に製造する製造装
置の第一の実施例を示す図である。
図中、1はガラス繊維、Fはガラス繊維1を連
続的に繰り出す繰り出し装置、2は不飽和ポリエ
ステルに炭酸水素アンモニウム粉末と有機パーオ
キサイド、硬化促進剤及び無水の有機酸を加え混
合する混合機、3はその混合液状物、Dは含浸装
置、4は液状物含浸繊維体、Hは成形用加熱トン
ネル金型、5は加熱器、6は発泡体、Kは発泡体
6を引き抜く引き抜き装置を示し、本発明の繊維
補強ポリエステル樹脂発泡体の連続的製造装置が
構成されている。
繰り出し装置Fは、ガラス繊維(ロービング)
1を連続的に繰り出す装置で、ガラスロービン1
巻のものが多数巻収納できる棚で構成されてお
り、ここから繰り出された多数本のガラスロービ
ン1はガイドローラー10を経て、含浸装置Dに
送られる。
含浸装置Dは、不飽和ポリエステルに炭酸水素
アンモニウム粉末と有機パーオキサイド(例え
ば、メチルエチルケトンパーオキサイド)と硬化
促進剤(例えば、ナフテン酸コバルト)及び無水
の有機酸(例えば、酢酸)を、要すれば整泡剤
(例えば、シリコンオイル)を加え、これを混合
する混合機2を備え、混合された水不存在の混合
液状物3を常温下で均一に多数本のガラスロービ
ン1に含浸せしめる。この混合液状物3の含浸量
は絞りローラ11によつて所望に調節される。
かくして得られた液状物含浸繊維体4は成形用
加熱トンネル金型Hに導かれる。
成形用加熱トンネル金型Hは、入口に水で冷却
する冷却部12を設け、加熱部は複数区画されそ
れぞれ独立して温度調節が可能な加熱器5が設け
られた内面がクロムメツキされたトンネル状の金
型である。
液状物含浸繊維体4は入口で常温程度に冷却
し、加熱部に入つて加熱器5によつて加熱され、
発泡し、最後の加熱器5に至つて硬化が完了す
る。得られた発泡体6は引き抜き装置Kによつて
引き抜かれる。
引き抜き装置Kは、表面が粗となつた例えば、
ゴム製のエンドレスベルト20a,20bからな
り、発泡体6を上下から挾んで連続的に引き抜か
れる。この引き抜き速度は液状物含浸繊維体4が
最後の加熱器5で丁度硬化が完了するよう調節さ
れている。引き抜かれた発泡体6は所望の寸法の
長さにカツター13によつて切断される。
第2図は第一の実施例において、ガラスロービ
ングの替わりにガラス繊維マツトを使用した第2
の実施例の連続的製造装置を示す図である。
繰り出し装置Fはガラス繊維マツト1が巻かれ
たロールが設けられており、連続的に繰り出され
るようになつている。
含浸装置Dは、不飽和ポリエステルに炭酸水素
アンモニウム粉末と硬化促進剤、要すれば整泡
剤、分解促進剤等を加えた液タンク14と有機パ
ーオキサイドと無水の有機酸の液タンク15が設
けられており、このタンク14,15のそれぞれ
の液は定量ポンプ16,17によつて所定量が混
合器2に送られ混合される。混合された水不存在
の混合液状物3は散布器18によつて常温下で均
一にガラス繊維マツト1に含浸させる。得られた
液状物含浸繊維体4は第一の実施例と同様に成形
用加熱トンネル金型Hで発泡と共に硬化させ引き
抜き装置Kによつて引き抜かれる。
成形用加熱トンネル金型Hには好ましくは発泡
体6が金型H内面に付着しないよう発泡体6の上
下面と金型内面の間に例えば、ポリエステル製の
エンドレスベルト19a,19bを設けることが
できる。
〔発明の作用〕
本発明の発泡体の製造方法は、水の不存在下で
炭酸水素アンモニウム粉末を加熱分解させガス化
して、加熱によつて不飽和ポリエステルの粘度が
発泡に適した時期にガスを包蔵させ、発泡と共に
硬化させるもので、従来、一般に酸及び水の存在
で反応させ低温時で発生したガスを発泡させる、
前記第2の方法とは異なり、不飽和ポリエステル
の硬化作用の高い時期に発泡条件を合致させるこ
とができる。そして、不飽和ポリエステルに加え
られている無水の有機酸は加熱時に炭酸水素アン
モニウムの分解によつて生ずる水分と共にこの炭
酸水素アンモニウムの分解を一層促進すると考察
され、前記せる短いクリームタイムに発泡を好ま
しく出現させるものと推定する。
そして、硬化剤である有機パーオキサイド及び
硬化促進剤が不飽和ポリエステルの硬化開始と硬
化完了のセツトタイムを巧みに調節するので繊維
に不飽和ポリエステルの混合液状物を含浸して、
均一微細な気泡を有する発泡体が得られるものと
推定する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の繊維補強不飽和
ポリエステル樹脂発泡体は安価な発泡剤である炭
酸水素アンモニウム粉末を使用し、加熱して短時
間で硬化せしめる方法であるので極めて作業能
率、生産性がよく安価に発泡体が提供できる。ま
た、不飽和ポリエステルの硬化作用の高い時期に
発泡条件を合致させるので、均一微細な気泡を有
する発泡体となすことができる。
本発明の発泡体の連続的製造装置は工業的に実
施する場合、装置が極めて簡単であり、設備面積
も少しですみ安価な設備費で提供できる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説
明する。
実施例 1 第1図に示す製造装置を使用し発泡体を製造し
た。繊維の繰り出し装置Fはガラスロービング
1、100巻(1巻16Kg)を収納した棚を使用し、
これから引き出された100本のガラスロービング
1を水平に、且つ平行にし、混合機2を備えた約
20の含浸槽Dに通し、絞りローラー11を経
て、成形用加熱トンネル金型H中に導いた。
上記含浸槽Dには不飽和ポリエステル樹脂(日
本ユピカ株式会社製、ユピカ7595)100重量部に
対し、粒径10μ以下の炭酸水素アンモニウム粉末
3重量部、メチルエチルケトンパーオキサイド
(日本油脂株式会社製、パーメツクN)1重量部、
6%ナフテン酸コバルト0.3重量部、無水の酢酸
1.5重量部、及びシリコンオイル(トーレシリコ
ン(株)製、トーレシリコンSH−190)0.5重量部内
部離型剤ゼレツクNE(デユポンフアーイースト
社製)0.5重量部、ステアリン酸1重量部を加え、
混合機2によつて混合し、混合液状物3を得た。
この混合液状物3を100本のガラスロービング1
に含浸させ、絞りローラー11で含浸量を約60%
に調節し、引つ張つて成形用加熱トンネル金型H
(全長1150mm×巾150mm×高さ12mm)に導いた。そ
して、それぞれの加熱器5(4.5kw)の温度は70
〜90℃に調節し、加熱して、発泡させ、最終の加
熱器5で硬化が完了する速度で引つ張り、得られ
た発泡体6は引き抜き装置K(引き抜き強さ
1.2T)の引き抜きベルト20aと20bに挾み、
最後の加熱器5で硬化が完了する速度で連続的に
引き抜いた。そして1.8mの長さにカツター13
で切断し、断面が150mm×12mm、長さ1.8mの本発
明の繊維補強不飽和ポリエステル樹脂発泡体が得
られた。この発泡体の比重は0.55で均一微細な気
泡を有するものであつた。
実施例 2 第2図に示す製造装置を使用し発泡体を製造し
た。繊維の繰り出し装置Fはガラス繊維マツト1
(旭ガラスフアイバー株式会社、コンテニアスス
トランドマツト)のロールを使用し、これから引
き出されたマツト1に、不飽和ポリエステル100
重量部に対し、粒径10μ以下の炭酸水素アンモニ
ウム粉末3重量部と6%ナフテン酸コバルト0.2
重量部及びシリコンオイル0.5重量部内部離型剤
ゼレツクNE(デユポンフアーイースト社製)0.5
重量部、ステアリン酸1重量部を加えた液タンク
14とメチルエチルケトンパーオキサイド1重量
部にアクリル酸2重量部を加えた液タンク15か
ら定量ポンプ16,17によつて送られ、混合器
2によつて混合された混合液状物3を散布器18
によつて均一に含浸量が約60%になるように含浸
せしめた。この混合物含浸繊維体4を実施例1と
同方法で加熱し、断面が150mm×12mm、長さ1.8m
の繊維補強不飽和ポリエステル樹脂発泡体が得ら
れた。この発泡体の比重は0.40で均一微細な気泡
を有するものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の発泡体を連続的に製造する装
置の第一の実施例を示す図で、第2図は第二の実
施例を示す図である。 F……繊維の繰り出し装置、D……含浸装置、
H……成形用加熱トンネル金型、K……引き抜き
装置、1……繊維、2……混合器、3……混合液
状物、4……液状物含浸繊維体、5……加熱器、
6……発泡体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多数の繊維を連続的に繰り出し、これに、不
    飽和ポリエステルに発泡剤として炭酸水素アンモ
    ニウム粉末と硬化剤として有機パーオキサイドと
    硬化促進剤及び無水の有機酸を、要すれば整泡剤
    も加え、混合した水不存在の混合液状物を、常温
    下で均一に含ませ、かくして得られた液状物含浸
    繊維体を成形用トンネル金型に導き、加熱して発
    泡と共に硬化させることを特徴とする繊維補強不
    飽和ポリエステル樹脂発泡体の連続的製造方法。 2 有機パーオキサイドがメチルエチルケトンパ
    ーオキサイドである特許請求の範囲第1項記載の
    繊維補強不飽和ポリエステル樹脂発泡体の連続的
    製造方法。 3 硬化促進剤がナフテン酸コバルトである特許
    請求の範囲第1項、第2項記載の繊維補強不飽和
    ポリエステル樹脂発泡体の連続的製造方法。 4 無水の有機酸が酢酸またはアクリル酸である
    特許請求の範囲第1項ないし第3項記載の繊維補
    強不飽和ポリエステル樹脂発泡体の連続的製造方
    法。 5 連続的に多数の繊維を繰り出す繰り出し装置
    を設け、この繊維に不飽和ポリエステルに発泡剤
    として炭酸水素アンモニウム粉末と硬化剤として
    有機パーオキサイドと硬化促進剤及び無水の有機
    酸を、要すれば整泡剤をも加え、混合する混合器
    を備え、混合された水不存在の混合液状物を常温
    下で均一に含浸せしめる含浸装置を配設し、次い
    で得られた液状物含浸繊維体を加熱し、発泡と共
    に硬化させて発泡体とする成形用加熱トンネル金
    型を設けると共に、上記発泡体を連続的に引き抜
    く引き抜き装置を設けたことを特徴とする繊維補
    強不飽和ポリエステル樹脂発泡体の連続的製造装
    置。 6 有機パーオキサイドがメチルエチルケトンパ
    ーオキサイドである特許請求の範囲第5項記載の
    繊維補強不飽和ポリエステル樹脂発泡体の連続的
    製造装置。 7 硬化促進剤がナフテン酸コバルトである特許
    請求の範囲第5項、第6項記載の繊維補強不飽和
    ポリエステル樹脂発泡体の連続的製造装置。 8 無水の有機酸が酢酸またはアクリル酸である
    特許請求の範囲第5項ないし第7項記載の繊維補
    強不飽和ポリエステル樹脂発泡体の連続的製造装
    置。
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