JPH0345023B2 - - Google Patents
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- JPH0345023B2 JPH0345023B2 JP59231719A JP23171984A JPH0345023B2 JP H0345023 B2 JPH0345023 B2 JP H0345023B2 JP 59231719 A JP59231719 A JP 59231719A JP 23171984 A JP23171984 A JP 23171984A JP H0345023 B2 JPH0345023 B2 JP H0345023B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mortar
- cement
- strength
- nitrite
- portland cement
- Prior art date
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
- C04B28/04—Portland cements
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明はポルトランドセメントを水和させ凝
結硬化させるにあたり、これを促進させる方法に
関し、特にモルタルの加熱時に膨脹を抑制させる
ようにした技術に係わるものである。 (従来の技術) ポルトランドセメントを材料としたモルタルお
よびコンクリートの二次製品の製造において、型
枠の回転率を高めることは、生産性の向上につな
がり、従来の1日1サイクルの生産から、1日2
サイクル生産の必要性が高まつている。このため
モルタル、コンクリートの硬化促進が望まれてい
る。これらの硬化を促進するには、一般的に二次
製品の製造過程でモルタル、コンクリートを加熱
することが行われている。しかし、使用材料であ
るポルトランドセメントの水和促進を伴なわない
急激な加熱は、まだ固まらないモルタル、コンク
リート中の自由水の膨脹やボイド中の湿つた空気
の膨脹によりモルタル、コンクリートの大幅な強
度低下や膨れを生じる。そこでこの場合、モルタ
ル、コンクリートの加熱を早くする目的でポルト
ランドセメントの水和促進剤が使用されるわけで
ある。 ポルトランドセメントの水和を促進する方法と
しては、従来は主に塩化カルシウム、亜硝酸塩、
炭酸塩、燐酸温、チオ硫酸塩の単独使用、または
塩化カルシユウムと石こう又は亜硝酸塩の併用お
よびこれらと減水剤を組合わせて水和を促進する
方法が知られている。しかしながら、これらの単
独あるいは併用ではモルタル加熱時の膨脹現象が
現れたりして充分な水和促進効果が期待できな
い。しかも水和促進剤の中には塩化カルシウムの
ように補強筋を浸蝕して硬化体の耐久性に支障を
来たしたり、炭酸ソーダのごときはモルタル、コ
ンクリートの作業性を低下し、打設を困難にす
る。その他、初期強度を高くしても長期強度の伸
びを悪くしたりして、充分な水和促進硬化を期待
できるものは未だ存在しない。 (発明が解決しようとした問題点) この発明は、特にその硬化が著しい従来の促進
剤と同等以上の硬化促進効果を有し、かつ養生時
の加熱によつてもモルタルの膨脹をおこさず、ま
たコンクリートの作業性の低下や長期強度の低
下、および補強筋の侵蝕といつたことを伴わずに
ポルトランドセメントの硬化を促進しようとする
ものである。 (問題点を解決するための手段) この発明は、ポルトランドセメントに対して無
水換算で1.0〜7.0重量%の亜硝酸塩と0.2〜3.0重
量%の苛性アルカリとを添加することを特徴とす
るポルトランドセメントの凝結硬化促進方法であ
る。 発明者らは、モルタルまたはコンクリート脱型
時の加熱によつてもモルタル、コンクリートの膨
脹を起こさず、また長期強度の低下もなくかつ補
強筋を侵蝕しない水和硬化促進剤を得んとして
種々の研究をおこなつた。その結果によると亜硝
酸塩と苛性アルカリとをポルトランドセメントに
添加すれば、これらの添加剤がその単独使用では
見られない相乗的な作用を生じ、モルタルまたは
コンクリートの硬化は、加熱時の膨脹現象も現れ
ることなくいちじるしく促進されることを実験に
よつて確認した。 発明者らは、本発明の完全に当つて多くの実験
を試みたが、その中のいくつかを以下に示し、こ
れによつてこの発明を説明する。 実験 1 早強ポルトランドセメントに珪石粉末とパーラ
イト、気泡剤としてハイフオーム(商品名、小野
田建材株式会社)の2%水溶液および亜硝酸カル
シウムならびに苛性ソーダとを第1表に示す割合
で添加し、それに水を加えモルタルを得、その性
状、凝縮および圧縮強度を求めて同表に示した。
なお、比較例用として塩化カルシウム又は炭酸カ
ルシウムと亜硝酸マグネシウムとの併用添加のデ
ータも併せて求め、これを同表に示した。
結硬化させるにあたり、これを促進させる方法に
関し、特にモルタルの加熱時に膨脹を抑制させる
ようにした技術に係わるものである。 (従来の技術) ポルトランドセメントを材料としたモルタルお
よびコンクリートの二次製品の製造において、型
枠の回転率を高めることは、生産性の向上につな
がり、従来の1日1サイクルの生産から、1日2
サイクル生産の必要性が高まつている。このため
モルタル、コンクリートの硬化促進が望まれてい
る。これらの硬化を促進するには、一般的に二次
製品の製造過程でモルタル、コンクリートを加熱
することが行われている。しかし、使用材料であ
るポルトランドセメントの水和促進を伴なわない
急激な加熱は、まだ固まらないモルタル、コンク
リート中の自由水の膨脹やボイド中の湿つた空気
の膨脹によりモルタル、コンクリートの大幅な強
度低下や膨れを生じる。そこでこの場合、モルタ
ル、コンクリートの加熱を早くする目的でポルト
ランドセメントの水和促進剤が使用されるわけで
ある。 ポルトランドセメントの水和を促進する方法と
しては、従来は主に塩化カルシウム、亜硝酸塩、
炭酸塩、燐酸温、チオ硫酸塩の単独使用、または
塩化カルシユウムと石こう又は亜硝酸塩の併用お
よびこれらと減水剤を組合わせて水和を促進する
方法が知られている。しかしながら、これらの単
独あるいは併用ではモルタル加熱時の膨脹現象が
現れたりして充分な水和促進効果が期待できな
い。しかも水和促進剤の中には塩化カルシウムの
ように補強筋を浸蝕して硬化体の耐久性に支障を
来たしたり、炭酸ソーダのごときはモルタル、コ
ンクリートの作業性を低下し、打設を困難にす
る。その他、初期強度を高くしても長期強度の伸
びを悪くしたりして、充分な水和促進硬化を期待
できるものは未だ存在しない。 (発明が解決しようとした問題点) この発明は、特にその硬化が著しい従来の促進
剤と同等以上の硬化促進効果を有し、かつ養生時
の加熱によつてもモルタルの膨脹をおこさず、ま
たコンクリートの作業性の低下や長期強度の低
下、および補強筋の侵蝕といつたことを伴わずに
ポルトランドセメントの硬化を促進しようとする
ものである。 (問題点を解決するための手段) この発明は、ポルトランドセメントに対して無
水換算で1.0〜7.0重量%の亜硝酸塩と0.2〜3.0重
量%の苛性アルカリとを添加することを特徴とす
るポルトランドセメントの凝結硬化促進方法であ
る。 発明者らは、モルタルまたはコンクリート脱型
時の加熱によつてもモルタル、コンクリートの膨
脹を起こさず、また長期強度の低下もなくかつ補
強筋を侵蝕しない水和硬化促進剤を得んとして
種々の研究をおこなつた。その結果によると亜硝
酸塩と苛性アルカリとをポルトランドセメントに
添加すれば、これらの添加剤がその単独使用では
見られない相乗的な作用を生じ、モルタルまたは
コンクリートの硬化は、加熱時の膨脹現象も現れ
ることなくいちじるしく促進されることを実験に
よつて確認した。 発明者らは、本発明の完全に当つて多くの実験
を試みたが、その中のいくつかを以下に示し、こ
れによつてこの発明を説明する。 実験 1 早強ポルトランドセメントに珪石粉末とパーラ
イト、気泡剤としてハイフオーム(商品名、小野
田建材株式会社)の2%水溶液および亜硝酸カル
シウムならびに苛性ソーダとを第1表に示す割合
で添加し、それに水を加えモルタルを得、その性
状、凝縮および圧縮強度を求めて同表に示した。
なお、比較例用として塩化カルシウム又は炭酸カ
ルシウムと亜硝酸マグネシウムとの併用添加のデ
ータも併せて求め、これを同表に示した。
【表】
* 塩基性炭酸マグネシウム
(注) H:時間、 M:分
この実験で使用した珪石粉末はその粉末をブレ
ーン値で4000cm2/gとした。またパーライトはフ
ヨーライトの1号、2号(フヨーライト社の商品
名)の混合品を使用した。第1表におけるスラン
プとフローは、それぞれ直径7.5cm、高さ15.0cm
の円筒に軽量モルタルを満たし、その円筒を引上
げたときのモルタルのスランプとフローで示し
た。第1表に示す凝結の測定結果は、JISR5201
セメントの物理試験に準じて行なつた。脱型強度
は蒸気養生(前置1時間、昇温20℃/hr、80℃1
時間保持、冷却1時間)の終了後に直ちに強度試
験を行なつた。オートクレーブ養生後の圧縮強度
は、蒸気養生の終了後にオートクレーブ養生(昇
温15℃/hr、180℃保持8時間、降温20℃/hr)
し、缶出し後2日間室内に放置した後に測定され
た。 実験 2 JIS5201モルタルに亜硝酸カルシウムと苛性ソ
ーダを普通ポルトランドセメントに対して第2表
に示す割合で添加し、1日(d)、7日(d)及び28日(d)
経過後の圧縮強度を求めたところ第2表の結果を
得た。
(注) H:時間、 M:分
この実験で使用した珪石粉末はその粉末をブレ
ーン値で4000cm2/gとした。またパーライトはフ
ヨーライトの1号、2号(フヨーライト社の商品
名)の混合品を使用した。第1表におけるスラン
プとフローは、それぞれ直径7.5cm、高さ15.0cm
の円筒に軽量モルタルを満たし、その円筒を引上
げたときのモルタルのスランプとフローで示し
た。第1表に示す凝結の測定結果は、JISR5201
セメントの物理試験に準じて行なつた。脱型強度
は蒸気養生(前置1時間、昇温20℃/hr、80℃1
時間保持、冷却1時間)の終了後に直ちに強度試
験を行なつた。オートクレーブ養生後の圧縮強度
は、蒸気養生の終了後にオートクレーブ養生(昇
温15℃/hr、180℃保持8時間、降温20℃/hr)
し、缶出し後2日間室内に放置した後に測定され
た。 実験 2 JIS5201モルタルに亜硝酸カルシウムと苛性ソ
ーダを普通ポルトランドセメントに対して第2表
に示す割合で添加し、1日(d)、7日(d)及び28日(d)
経過後の圧縮強度を求めたところ第2表の結果を
得た。
【表】
第1表から1、2、3、6の如く促進剤を用い
ない場合または亜硝酸カルシウムあるいは苛性ソ
ーダ単独使用の場合は、セメントの水和が蒸気養
生の加熱に対比して相対的に遅く、モルタルに膨
れを生じた。それに対して、4、5、7、8、
10、11、12、13、14は膨れを生じることなくその
添加量に応じて強度の増進をみた。しかし4、
5、は、塩化カルシウムの鉄筋に対する侵蝕作用
が問題となつてくる。これに対しその他の7、
8、10、11、12、13、14はその問題もなく、しか
も凝結促進効果は前者と同等かそれ以上である。
また、第2表の結果よりこの発明による凝結促進
方法が長期強度に対しても何ら支障のないことが
わかる。 本発明において、ポルトランドセメントとは、
普通セメント、超早強セメント、早強セメント、
中庸熱セメント、白色セメントの他に各種混合セ
メントが使用される。亜硝酸塩としては、亜硝酸
カルシウム、亜硝酸アンモニウム、亜硝酸ナトリ
ウムおよび亜硝酸カリウムなどの水溶性塩が使用
され、その使用量はセメント重量に対して無水換
算で1.0〜7.0%(重量)、好ましくは1.5〜3.0%で
ある。その添加量が1.0未満では充分な効果が期
待できず、また7.0%を超えてもその効果の増加
は小さい。苛性アルカリは、苛性ソーダ、苛性カ
リが使用され、その使用量はセメント重量に対し
て0.2〜3.0%、好ましくくは0.4〜0.6%である。
これが0.2%未満では充分な効果が得られず、ま
た3.0%を超えると白華の発生や骨材との反応性
があるので好ましくない。なお、本発明の効果を
さらに著しくするため、凝結遅延性のない減水材
やスラグおよびシリカフユーム等の微粉末を用い
ることは有効である。 実施例 1 早強ポルトランドセメント380Kg/m3、珪石粉
末260Kg/m3、パーライト560/m3、水240Kg/
m3、亜硝酸カルシウム(無水換算)11.4Kg/m3
(セメントに対して3%)、苛性ソーダ1.9Kg/m3
(セメントに対して0.5%)を練上げ、これに嵩比
重が1000Kg/m3になるようにハイフオーム溶液で
予めつくつた泡を混入し、スランプ18.0cmのモル
タルを成形した。これを前置1時間後に昇温勾配
15℃/hrで昇温し、最高温度80℃で蒸気養生した
ところ、注水後7時間で脱型可能な圧縮強度45
Kg/cm2に達した。さらにこれをオートクレーブ養
生したら圧縮強度は112Kg/cm2となつた。比較の
ため、促進剤を用ない配合の早強セメント380
Kg/m3、珪石粉末260Kg/m3、パーライト560/
m3、水240Kg/m3を用いて、スランプ19.0cmのモ
ルタル、およびこれに促進剤は亜硝酸カルシウム
11.4Kg/m3(セメントに対して3%)のみ用いた
スランプ18.0cmのモルタルを成形し、上記と同条
件の蒸気養生を行なつたところ、促進剤を用いな
かつたモルタルは熱膨脹により破損した。また亜
硝酸カルシウムのみ用いたモルタルは脱型時の圧
縮強度が15Kg/cm2で使用不可能のものであつた。 実施例 2 早強ポルトランドセメント380Kg/m3、珪石粉
末260Kg/m3、パーライト560/m3、水210Kg/
m3、亜硝酸カルシウム(無水換算)11.4Kg/m3
(セメントに対して3%)、苛性ソーダ1.9Kg/m3
(セメントに対して0.5%)および減水剤メルメン
ト(F−10)(昭和電工株式会社商品名)1.9Kg/
m3(セメントに対して0.5%)を練上げ、これに
嵩比重が1000Kg/m3になるようにハイフオーム溶
液で予めつくつた泡を混入してスランプ18cmのモ
ルタルを成形した。これを前置1時間後に昇温勾
配15℃/hrで昇温し最高温度80℃で蒸気養生した
ところ、注水後7時間で圧縮強度49Kg/cm2に達し
た。さらにそれをオートクレーブ養生したものの
強度は115Kg/cm2となつた。 実施例 3 粗骨材に鬼怒川産玉砕石(最大寸法20mm、粗粒
率6.65、細骨材に鬼怒川産川砂(最大寸法5mm粗
粒率2.80)を使用し、早強ポルトランドセメント
は550Kg/m3、水は189Kg/m3で、早強ポルトラン
ドセメントに対して亜硝酸カルシウムを3%(無
水換算)と苛性ソーダを0.5%とを加え、スラン
プ6cmのコンクリートをつくり20℃で成形した。
これを前置1時間後に昇温勾配15℃/hrで昇温し
最高温度65℃で蒸気養生した。圧縮強度は注水後
4時間で脱型可能な強度175Kg/cm2に達した。比
較のため、添加物無しの同一配合でスランプ6.5
cmのコンクリートをつくり、同一条件で養生した
ところ、このコンクリートには膨れをみた。 (発明の効果) 本発明によると、ポルトランドセメントを使用
するモルタルまたはコンクリートに添加剤として
亜硝酸塩と苛性アルカリを併用添加するだけで、
その水和硬化を加熱時の膨脹を生じること無しに
著しく促進することができるから、モルタルやコ
ンクリート二次製品の硬化促進による型枠の回転
率の向上に極めて有用である。また、この発明に
よれば鉄筋の腐蝕といつたこともないので、得ら
れた製品の性能の上でも問題を生じることはな
い。
ない場合または亜硝酸カルシウムあるいは苛性ソ
ーダ単独使用の場合は、セメントの水和が蒸気養
生の加熱に対比して相対的に遅く、モルタルに膨
れを生じた。それに対して、4、5、7、8、
10、11、12、13、14は膨れを生じることなくその
添加量に応じて強度の増進をみた。しかし4、
5、は、塩化カルシウムの鉄筋に対する侵蝕作用
が問題となつてくる。これに対しその他の7、
8、10、11、12、13、14はその問題もなく、しか
も凝結促進効果は前者と同等かそれ以上である。
また、第2表の結果よりこの発明による凝結促進
方法が長期強度に対しても何ら支障のないことが
わかる。 本発明において、ポルトランドセメントとは、
普通セメント、超早強セメント、早強セメント、
中庸熱セメント、白色セメントの他に各種混合セ
メントが使用される。亜硝酸塩としては、亜硝酸
カルシウム、亜硝酸アンモニウム、亜硝酸ナトリ
ウムおよび亜硝酸カリウムなどの水溶性塩が使用
され、その使用量はセメント重量に対して無水換
算で1.0〜7.0%(重量)、好ましくは1.5〜3.0%で
ある。その添加量が1.0未満では充分な効果が期
待できず、また7.0%を超えてもその効果の増加
は小さい。苛性アルカリは、苛性ソーダ、苛性カ
リが使用され、その使用量はセメント重量に対し
て0.2〜3.0%、好ましくくは0.4〜0.6%である。
これが0.2%未満では充分な効果が得られず、ま
た3.0%を超えると白華の発生や骨材との反応性
があるので好ましくない。なお、本発明の効果を
さらに著しくするため、凝結遅延性のない減水材
やスラグおよびシリカフユーム等の微粉末を用い
ることは有効である。 実施例 1 早強ポルトランドセメント380Kg/m3、珪石粉
末260Kg/m3、パーライト560/m3、水240Kg/
m3、亜硝酸カルシウム(無水換算)11.4Kg/m3
(セメントに対して3%)、苛性ソーダ1.9Kg/m3
(セメントに対して0.5%)を練上げ、これに嵩比
重が1000Kg/m3になるようにハイフオーム溶液で
予めつくつた泡を混入し、スランプ18.0cmのモル
タルを成形した。これを前置1時間後に昇温勾配
15℃/hrで昇温し、最高温度80℃で蒸気養生した
ところ、注水後7時間で脱型可能な圧縮強度45
Kg/cm2に達した。さらにこれをオートクレーブ養
生したら圧縮強度は112Kg/cm2となつた。比較の
ため、促進剤を用ない配合の早強セメント380
Kg/m3、珪石粉末260Kg/m3、パーライト560/
m3、水240Kg/m3を用いて、スランプ19.0cmのモ
ルタル、およびこれに促進剤は亜硝酸カルシウム
11.4Kg/m3(セメントに対して3%)のみ用いた
スランプ18.0cmのモルタルを成形し、上記と同条
件の蒸気養生を行なつたところ、促進剤を用いな
かつたモルタルは熱膨脹により破損した。また亜
硝酸カルシウムのみ用いたモルタルは脱型時の圧
縮強度が15Kg/cm2で使用不可能のものであつた。 実施例 2 早強ポルトランドセメント380Kg/m3、珪石粉
末260Kg/m3、パーライト560/m3、水210Kg/
m3、亜硝酸カルシウム(無水換算)11.4Kg/m3
(セメントに対して3%)、苛性ソーダ1.9Kg/m3
(セメントに対して0.5%)および減水剤メルメン
ト(F−10)(昭和電工株式会社商品名)1.9Kg/
m3(セメントに対して0.5%)を練上げ、これに
嵩比重が1000Kg/m3になるようにハイフオーム溶
液で予めつくつた泡を混入してスランプ18cmのモ
ルタルを成形した。これを前置1時間後に昇温勾
配15℃/hrで昇温し最高温度80℃で蒸気養生した
ところ、注水後7時間で圧縮強度49Kg/cm2に達し
た。さらにそれをオートクレーブ養生したものの
強度は115Kg/cm2となつた。 実施例 3 粗骨材に鬼怒川産玉砕石(最大寸法20mm、粗粒
率6.65、細骨材に鬼怒川産川砂(最大寸法5mm粗
粒率2.80)を使用し、早強ポルトランドセメント
は550Kg/m3、水は189Kg/m3で、早強ポルトラン
ドセメントに対して亜硝酸カルシウムを3%(無
水換算)と苛性ソーダを0.5%とを加え、スラン
プ6cmのコンクリートをつくり20℃で成形した。
これを前置1時間後に昇温勾配15℃/hrで昇温し
最高温度65℃で蒸気養生した。圧縮強度は注水後
4時間で脱型可能な強度175Kg/cm2に達した。比
較のため、添加物無しの同一配合でスランプ6.5
cmのコンクリートをつくり、同一条件で養生した
ところ、このコンクリートには膨れをみた。 (発明の効果) 本発明によると、ポルトランドセメントを使用
するモルタルまたはコンクリートに添加剤として
亜硝酸塩と苛性アルカリを併用添加するだけで、
その水和硬化を加熱時の膨脹を生じること無しに
著しく促進することができるから、モルタルやコ
ンクリート二次製品の硬化促進による型枠の回転
率の向上に極めて有用である。また、この発明に
よれば鉄筋の腐蝕といつたこともないので、得ら
れた製品の性能の上でも問題を生じることはな
い。
Claims (1)
- 1 ポルトランドセメントに対して無水換算で
1.0〜7.0重量%の亜硝酸塩と0.2〜3.0重量%の苛
性アルカリとを添加することを特徴とするポルト
ランドセメントの凝結硬化促進方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23171984A JPS61111954A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | ポルトランドセメントの凝結硬化促進方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23171984A JPS61111954A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | ポルトランドセメントの凝結硬化促進方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61111954A JPS61111954A (ja) | 1986-05-30 |
| JPH0345023B2 true JPH0345023B2 (ja) | 1991-07-09 |
Family
ID=16927945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23171984A Granted JPS61111954A (ja) | 1984-11-02 | 1984-11-02 | ポルトランドセメントの凝結硬化促進方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61111954A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5440905B2 (ja) * | 2009-05-26 | 2014-03-12 | 住友大阪セメント株式会社 | 超早強セメント組成物、及びその製造方法 |
| JP2022156443A (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-14 | 住友大阪セメント株式会社 | セメント成形体の製造方法、および、加熱養生用のセメント成形体 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE430246C (sv) * | 1973-06-28 | 1986-05-26 | Siporex Int Ab | Sett att forhindra uppkomsten av saltutslag vid framstellning av angherdad gasbetong |
| IT1045175B (it) * | 1975-06-13 | 1980-05-10 | Ikede Anstalt | Additivo per impasti di leganti inorganici quali paste malte calcestruzzi e simili e metodo per preparare impasti contenenti detto additivo |
| JPS5333970A (en) * | 1976-09-10 | 1978-03-30 | Hitachi Ltd | Device for feeding raw materials |
-
1984
- 1984-11-02 JP JP23171984A patent/JPS61111954A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61111954A (ja) | 1986-05-30 |
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