JPH0345050B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0345050B2
JPH0345050B2 JP55085987A JP8598780A JPH0345050B2 JP H0345050 B2 JPH0345050 B2 JP H0345050B2 JP 55085987 A JP55085987 A JP 55085987A JP 8598780 A JP8598780 A JP 8598780A JP H0345050 B2 JPH0345050 B2 JP H0345050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
temperature
dichloroethane
cracked gas
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP55085987A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5645424A (en
Inventor
Rinku Geruharuto
Riitoru Yoozefu
Fureeritsuhi Uaruteru
Kurumubetsuku Rainharuto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
ThyssenKrupp Industrial Solutions AG
Original Assignee
Uhde GmbH
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uhde GmbH, Hoechst AG filed Critical Uhde GmbH
Publication of JPS5645424A publication Critical patent/JPS5645424A/ja
Publication of JPH0345050B2 publication Critical patent/JPH0345050B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/25Preparation of halogenated hydrocarbons by splitting-off hydrogen halides from halogenated hydrocarbons
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1,2−ジクロルエタンを熱分解
し、次いで生成物混合物を冷却しそして精留する
ことにより、1,2−ジクロルエタンから塩化ビ
ニルおよび塩化水素を製造する方法に関する。
1,2−ジクロルエタンの熱分解にあたり、公
知の方法によれば、1,2−ジクロルエタンは、
反応炉中で間接的に加熱され、そして480ないし
560℃の範囲の温度において塩化ビニルと塩化水
素とに分解される。上記の熱分解は、完全に進行
するというわけではなく、1,2−ジクロルエタ
ンおよび上記の分解の主生成物のほかに種々の化
学構造を有する多数の副生成物を含有する混合物
をもたらす。これらは例えば飽和および不飽和の
脂肪族化合物、芳香族化合物および煤ないしコー
クスである。分解炉中での煤およびコークスの分
離は、その上二三ケ月の間隔で炉の運転をコーク
ス除去のために中断しなければならないというこ
とが生ずる。副生成物の生成は、技術的に一部、
完全に純粋なジクロルエタンを分解のために経済
的に代替しうる費用で製造することは従来成功し
ていないということによつて条件づけられる。も
うひとつの原因は、前述の高い温度においては、
分解生成物は、熱的に安定ではなく、その後の反
応の結果、遂には炭素まで分解されるということ
に見出される。
関連のある特許文献に記載されているように、
熱い分解ガスは、次いで冷却媒体によつて間接的
に、または予め冷却された分解生成物を用いて直
接に冷却することができる。
実際上、間接的冷却は、もちろん有利ではない
ことが判明した。何故ならば、短期間に、運転に
支障をきたす望ましくないコークスの付着物が生
ずるからである。
かくして、540℃の熱い分解生成物を200℃まで
普通に冷却した場合、数週間の運転期間後にすで
に、管内に次第に増加するコークスの付着量によ
る厄介な圧力損失が認められる。
従つて、分解炉を出る高温のガス混合物の熱的
に不安定な状態をできうる限り速やかに終らせる
べく従来努力が重ねられてきた。これは、液状の
冷たいジクロルエタンを熱いガス流中に連続的に
吹込むという直接的冷却によつて達成された。そ
の際、分解ガスは、約130ないし60℃の温度まで
急冷される。この温度範囲では、一般に、コーク
ス化をもたらす二次反応は、もはや起らない。こ
の冷却によつて分解ガスは、一部凝縮する。その
際、ガス流と共に分解炉から搬出される煤粒子
は、液状の冷却された生成物中に懸濁されて、
過装置によつて除去されうる。分解生成物の混合
物のその後の処理のためには、今度はそれらの沸
点に従つて順次塩化水素、塩化ビニルそして最後
に未反応の1,2−ジクロルエタンがそれぞれよ
り高沸点の物質から分離され、そして1,2−ジ
クロルエタンが新たに分解炉に供給される。
雑誌“Hydrocarbon Processing”1975年11月
号第214−215頁に掲載された記事によれば、2社
の最も重要な特許権者の商業的方法による多数の
建設された設備のうちで、液状の冷却された生成
物を用いる高温の生成ガスの直接冷却のみが実施
されている。
従来20年以上に亘つて実施された直接冷却法に
おいては、分解生成物の循環量をポンプ輸送する
ための高いエネルギー消費量および分解反応炉に
おいて消費されたかなりの熱量の完全な損失とい
う欠点がある。
分解反応炉から流出するガスからサイクロンに
おいて煤を分離し、次次いで空気冷却にかけるた
めには、この方法は、液状の1,2−ジクロルエ
タンを用いる冷却に比較して高い装入量において
著しく増大した設備費をなお必要とし、しかもそ
れによつて不利な熱損失が取除かれることがない
ということも知られている。
更に、1段階で水で分解ガスを冷却することも
記載されている。この方法では上検記分解ガス
を、塩化水素の分離に使用される第一の塔に供給
する前に凝縮下に冷却しなければならない温度の
水準をできる限り低くしなければならないので、
この方法は、分解ガスの熱含量を利用するために
はあまり適していない。その上、分解ガスの到達
した冷却速度および使用された冷却器の操作時間
に関する記載がない。
直接冷却のもう1つの欠点は、多額の設備およ
び機械のための費用である。すなわち、分解ガス
を約530℃から約80℃まで冷却するためには、液
状の生成物量の約17倍に達する循環冷却水量が必
要である。循環する熱交換、すなわち分解熱の搬
出は、液状の分解生成物の側では約80ないし40℃
において行なわれ、そして冷却水側では約25ない
し35℃において行なわれる。循環する液体の冷却
は、いずれの場合においても保持し確保しなけれ
ばならない。何となれば、そうしなければ急冷塔
に極めて危険な温度上昇が生ずるからである。そ
のための安全装置は、第一に急冷塔の出口におけ
る温度測定によつて開放される、分解炉のための
温度連動装置からなり、そして第二に少くとも1
個の循環液体のポンプのための非常用流れ装置、
ないしは蒸気タービン開閉装置からなる。この方
法によつてのみ、分解炉において装置を遮断した
際の内壁に蓄積された熱を、安全になお気化して
いる1,2−ジクロルエタンを介して導くことが
できる。
分解炉は、原則として急冷塔に接近して存在す
る。すなわち、連結導管は、例えば1ないし2m
という短かい長さしか有しない。塔底部に液状の
生成物を有しそしてその場合上方から液状の冷た
い循環生成物が注入されることが確保されていな
い急冷塔に530℃の高温の分解ガスが流入すると、
物質の過度の応力が生ずる。最悪の場合には、急
冷系から漏洩によつて爆発性媒質が分解炉のバー
ナーの直ぐ附近に流出することがある。
本発明の解決すべき課題は、前記の各種方法の
欠点を取除くことにある。
上記の課題は、本発明によれば、1,2−ジク
ロルエタンを熱分解し、反応炉から出る分解ガス
混合物を、少なくとも2つの段階において冷却
し、その際直接冷却を施した後、または直接冷却
を施さずに、液状またはガス状の温度調節媒体に
よつて前記分解ガス混合物を間接的に冷却し、次
いで蒸留により分離する、1,2−ジクロルエタ
ンの熱分解による塩化ビニルの製造方法におい
て、この分解ガス混合物の流れの方向における最
初の間接冷却において、この分解ガス混合物をこ
の最初の間接冷却に入る際の温度(℃)の少くと
も毎秒1/10の平均冷却速度で、220ないし120℃の
温度に達するまで冷却し、その際温度調節媒体に
与えられた熱を装置の加熱に使用し、そして上記
分解ガス混合物を、場合によつてはそれから形成
された液状凝縮物と一緒に、少くとも1つの次の
段階において直接または間接的に更に冷却するこ
とを特徴とする方法によつて解決される。
“温度調節媒体”とは、熱の受容および熱の付
与にそれぞれ使用されそして熱受容の場所から熱
付与の場所まで好都合に導くことのできる物質ま
たは物質混合物を意味する。
間接冷却には、好ましくは熱交換器が使用さ
れ、その中で冷却されるべき分解ガスが温度調節
媒体によつて取囲まれている単一の管のみを貫流
する。このようにして、生成物流には規定された
冷却速度よりも小さな速度を有する帯域または過
流空間が存在しないことが保証される。その他の
構造を有する熱交換器、例えばプレート状熱交換
器または温度調節媒体が管の中をそして分解ガス
が上記の管の外側を流れることができる管状熱交
換器が好適である。
分解ガスの直接冷却は、好ましくは、少くとも
50重量%の1,2−ジクロルエタンを含有する冷
液体を接触せしめることによつて行なうことがで
きる。これは例えば上記液体をガス流中に噴霧す
るかまたは1つの塔の中で分解ガスと液体とを向
流で貫流させることによつて行なわれる。特に、
精製されプロセスに還流された1,2−ジクロル
エタンが使用される。
高熱の分解ガスを220ないし120℃へ間接冷却す
る間の平均冷却速度は、分解ガスが間接冷却の帯
域内に入る際の温度(℃で測定、以下TAと略称
する)の毎秒少くとも1/10とすべきである。それ
は冷却帯域における分解ガスの平均滞留時間を考
慮しつつ、冷却帯域の分解ガス入口とガス出口と
の間の温度差を測定することによつて見出され
る。毎秒TA/10以下の冷却速度においては、副
反応の結果として副生成物による分解ガス混合物
のあまりにも強い汚染が生ずる。冷却速度の上限
は、冷却器の装置的構造の可能性により、また経
済的考慮により限定され、一般に平均冷却速度
は、毎秒入口温度TAの1/2を超えない。分解ガ
ス混合物の平均冷却速度は、毎秒分解ガス混合物
の入口温度TAの1/4ないし1/9に、そして特に毎
秒この入口温度TAの1/5ないし1/7に保つことが
好ましい。
1,2−ジクロルエタンの通常の熱分解の場合
には、分解ガス混合物は、約1.5ないし2.5MPaの
圧力の下に約560ないし480℃の温度で反応炉を出
る。それは液状またはガス状の温度調節媒体を用
いて220ないし120℃、好ましくは200ないし150℃
の温度に達するまで間接的に冷却される。220℃
以上の値への冷却ももとより可能であるが、それ
は熱の利用を不充分なものにし、従つて経済的理
由からあまり興味のないものとなる。120℃以下
に冷却する場合には、温度調節媒体は、良好かつ
多面的な熱利用を保証するのに充分な程もはや加
熱されない。
220℃における蒸気圧が2.5MPaを超えず、100
℃において液状の温度調節媒体を使用することが
好ましい。そのような温度調節媒体は、例えば難
揮発性の鉱油、ジフエニル、シリコーン油であ
る。
本発明の方法のもう1つの好ましい実施態様に
おいては、間接冷却のために、98.1kPaの圧力下
のその沸点が70ないし110℃である温度調節媒体、
例えば水1,2−ジクロルエタンまたは少くとも
50重量%の1,2−ジクロルエタンを含有する液
状混合物が使用される。
上記混合物の残りの含有量は、熱交換器の材質
をできる限り侵さない物質よりなるべきである。
塩素または塩化水素を含有する1,2−ジクロル
エタンが使用される限り、それに対応して抵抗性
のある構成材料を熱交換器のために準備しなけれ
ばならない。
本発明による方法のもう1つの好ましい実施態
様においては、約560ないし480℃の温度で反応炉
を出る分解ガス混合物は、まず少くとも50重量%
の1,2−ジクロルエタンを含有する生成物との
接触により直接に冷却し、そしてその後でまず液
状またはガス状の温度調節媒体を用いて間接的に
冷却し、その際この間接冷却は、まず分解ガス混
合物が約430ないし350℃、好ましくは約400ない
し370℃の温度に達した時に用い、そして220ない
し120℃、好ましくは200ないし150℃の温度に達
するまで継続され、その場合、更に温度調節媒体
に付与された熱は装置の加熱に用いられ、分解ガ
ス混合物は、場合によつてはそれから生成した凝
縮物と一緒に、少くとも1つの引続く段階におい
て直接的にまたは間接的に更に冷却される。
接触は、高温の分解ガス混合物を貫通せしめた
空間に、噴霧するかまたは例えば液状の1,2−
ジクロルエタンを含有する生成物の薄い層に拡げ
るなどの、その他の微細に分散することによつて
合目的に行なわれる。
液状の1,2−ジクロルエタンは、高温の分解
ガス混合物と全くまたは僅少な程度にしか化学的
に反応しない他の物質を50重量%まで含有しう
る。エチレンの直接塩素化および/またはオキシ
塩素化により得られたかそして/または塩化ビニ
ルを得るための熱分解法により得られそしてこの
方法において通常知られた同伴された物質を含有
する1,2−ジクロルエタンを使用するのが好ま
しい。
220ないし120℃まで直接冷却する場合には、前
述と同じ平均冷却速度が使用される。間接冷却の
帯域における分解ガス混合物の入口温度TAが比
較的低い場合には、好ましい範囲に関する前述の
説明から明らかとなつたTA/4ないしTA/9
の範囲よりもなお多少高い平均冷却速度が一般に
使用されうる。例えば、TA=360℃である場合、
100ないし120℃/s=TA/3.2sないしTA/
2.66sの冷却速度においてもなお、あまり高い設
備費を用いずに良好な結果が得られる。
1,2−ジクロルエタンを用いて高温の分解ガ
ス混合物を予備冷却するという、本発明による方
法の実施態様においては、1,2−ジクロルエタ
ンによる予備冷却を行なわない方法と同じ温度調
節媒体を、次の間接冷却のために使用するのが有
利である。
本方法のもう1つの他の好ましい実施態様にお
いては、分解ガス混合物は、以下の段階において
冷却される: 第1段階においては間接冷却により分解炉の出
口温度から約220℃まで、次いで第2段階におい
ては実質的に1,2−ジクロルエタンを含有する
液体の回分式供給下に一部直接的、一部間接的冷
却により約140℃まで、そして次いで少くとも1
つのその後の段階において直接または間接冷却に
より1,2−ジクロルエタンの熱分解の生成物か
ら塩化水素を分離する塔への入口温度まで冷却す
る。
最後に記載した好ましい方法を、以下更に詳細
に説明する。
第1および第2段階における冷却は、本発明に
よる方法の他の実施態様の場合のように、好まし
くは、冷却すべき分解ガスが、温度調節媒体によ
つて取囲まれた単一の管のみを貫流するような熱
交換器において行なわれる。他の構造を有する熱
交換器、例えば温度調節媒体が管またはプレート
の内側をそして分解ガスが管またはプレートの外
側を流れることがその逆と同様にできる。プレー
ト状熱交換器または管状熱交換器も同様に好適で
ある。単一管熱交換器も上記の他の構造を有する
熱交換器も同様に、ガスの冷却によつて生ずる体
積の減少を全部または一部補償し、それによつて
流速を供給量を一定にした場合よりも一層均一に
保つために、冷却すべき分解ガスの流れの方向に
連続的または段階的に狭められた断面を有するこ
とができる。
第1段階における分解ガスの平均冷却速度は、
分解ガスがそれぞれの冷却段階に入る温度の少く
とも毎秒1/10とすべきであり、第2段階において
は少くとも毎秒1/5とすべきである。平均冷却速
度は、すでに前述の如く、見出される。すなわ
ち、冷却速度の上限は、冷却器の装置の実施態様
の可能性ならびに経済的考慮によつて限定され
る。一般に、第1段階における冷却速度は、毎秒
入口温度TAの1/2を超えず、また第2段階にお
けるそれは1/1を超えない。好ましくは、第1冷
却段階における分解ガス混合物の平均冷却速度
は、毎秒分解ガス混合物の入口温度TAの1/4な
いし1/9に保たれ、そして第2冷却段階における
それは毎秒同じく1/2ないし1/4に保たれる。第1
冷却段階においては、特にこの段階における入口
温度の1/5ないし1/7の冷却速度を用いて操作され
る。
第1段階においては、分解ガス混合物は、一般
に約560ないし480℃の分解炉出口温度から、250
ないし約170℃、好ましくは約220℃の温度に冷却
され、第2段階においては第1の出口温度から約
150ないし110℃、好ましくは約140℃への、分解
ガス混合物のその後の冷却が実施される。
2つの別々の装置で行なうことが好ましいが、
共通の1つの単一管冷却器において実施してもよ
い上仰記の2つの冷却段階の中間に、実質的に
1,2−ジクロルエタンを含有する液体のための
供給装置が設けられる。この供給装置は、簡単な
管でよく、好ましくはこの管は、分解ガス混合物
が供給される管の内側においてその末端部に導入
液体のための分配装置、例えばノズルまたは孔を
設けたプレートないしボールを有する。
1,2−ジクロルエタンを含有するための導入
導管は、好ましくは、分解ガスのための冷却器の
ほかに、輸送装置、例えばポンプを有しており、
これは第2段階の熱交換器の分解ガス混合物を導
く領域に、そこを支配している圧力に抗して上記
液体を短時間に比較的多量を供給することを可能
にする。更に、第1と第2の冷却段階の中間にお
いて分解ガス混合物を導く導管中に、例えば第1
冷却段階における圧力を、第2冷却段階における
突然の圧力低下の場合にもずつと一定に保つ圧力
調節弁を設けることが合目的である。
上記の2つの冷却段階の運転中、20ないし約
500時間の間隔で、好ましくは50ないし約200時間
の間隔で、実質的に1,2−ジクロルエタンを含
有する液体が、両方の冷却段階の中間の分解ガス
混合物を導入する空間に供給される。供給される
液体の量は、冷却帯域に通される分解ガス混合物
の1Kg/min.当り1.5ないし5.0Kg/min.である。
実質的に1,2−ジクロルエタンを含有する液
体の断続的な供給によつて、全体の冷却系の操作
時間は、延長され、そして第2の冷却段階におけ
る熱の移動は改善される。何となれば、それによ
つて分解ガスから生成された生成物が第2冷却段
階における分解ガス導入室の壁部に付着物を形成
することが防がれるかあるいは著しく減少せしめ
られるからである。500時間を著しく超える時間
間隔で、また1分間以下の時間内に導入されるな
らば、所望の効果は全く得られないかまたは不完
全にしか達成されない。そのことは、供給された
液体の量が分解ガス1Kg/min.当り1.5Kg/min.
以下のままであるならば当てはまる。供給が120
時間の間隔で、そして/または1回当り30分間以
上の期間の間行なわれるかまたは供給された量が
分解ガス1Kg/min.当り5.0Kg/min.の値をかな
り超えるならば、なる程依然として第2の冷却段
階における分解ガス混合物から温度調節媒体への
良好な熱移動が保証されるけれども、温度調節媒
体に付与される熱は比較的少なく、従つてこの方
法はあまり経済的でなくまた液体のしばしばの、
そして/または過度の供給は煩雑でしかも多額の
費用がかかる。冷却段階に通される分解ガスの量
(Kg/min.)は、実際上分解炉に装入された1,
2−ジクロルエタンの量に等しいので、容易に決
定される。
実質的に1,2−ジクロルエタンを含有する液
体は、純粋な1,2−ジクロルエタンであつても
よいが、これと共に液体を基準にしてなお50重量
%までの他の物質、特にエチレンの塩素化または
オキシ塩素化による1,2−ジクロルエタンの製
造の際に通常の不純物として生ずるかまたは熱分
解の後に未反応の1,2−ジクロルエタン中に塩
化水素および塩化ビニルの分離後になお含有され
ているような物質を含有しうる。そのような物質
としては、例えば次のものがある:塩化ビニル;
塩化エチル;1,1−ジクロルエチレン;2−ク
ロルブタジエン−(1,3);1,1−ジクロルエ
タン;四塩化炭素;1,1,2−トリクロルエチ
レン;1,1,2−トリクロルエタン;エチレン
クロルヒドリン;クロロホルム;ベンゼンその
他。好ましくは少くとも60重量%まで、1,2−
ジクロルエタンからなる液体が使用される。
実質的に1,2−ジクロルエタンを含有する液
体から第2冷却段階の前に前記の時点および時間
間隔で分解ガス1Kg/min.当り2.5ないし3.5Kg/
min.を分解ガス流中に供給することによつて特
にすぐれた結果が得られる。
実質的に1,2−ジクロルエタンを含有する液
体を、20ないし70℃の温度で分解ガス混合物中に
加えることが有利である。これがために、特に第
3の冷却段階から分解ガスの直接冷却(急冷)に
よつて得られる1,2−ジクロルエタンを使用す
ることができる。上記の第3の冷却段階において
は、分解ガスが150ないし110℃から、1,2−ジ
クロルエタンの熱分解の生成物から塩化水素が分
離される塔への入口温度まで、すなわち約0ない
し70℃の温度まで冷却される。
150ないし110℃の温度で第2冷却段階を出る分
解ガスは、一般にすでに凝縮した液体部分を含有
し、特に直前に実質的に1,2−ジクロルエタン
からなる液体を、すでに前に詳細に記載した量に
おいて第2冷却段階における分解ガス混合物の冷
却の前またはその間に分解ガス混合物に加える場
合には特にそうである。液状およびガス状の成分
からなるこの混合物は、1,2−ジクロルエタン
を更に加えることによつて直接に、または例えば
水または液状の1,2−ジクロルエタンを用いる
冷却によつて間接的に、ガス状塩化水素が分離さ
れる塔への入口温度まで、好ましくは更に2つの
段階において冷却される。この塔に入る前に、場
合によつてはまた第2と第3の冷却段階の間です
でに、ガス−液体混合物から通常の方法、例えば
過によつて固体の成分が分離され、その後の工
程から分離される。塩化水素、塩化ビニルならび
に1,2−ジクロルエタンよりも更に沸騰のより
容易な、また困難な化合物を分離するための、
1,2−ジクロルエタンを含有する冷却された分
解ガス混合物のその後の処理は、公知方法に従つ
て一般に蒸留により、場合によつては塩素の添加
の下に行なわれる。このようにして回収された純
粋な1,2−ジクロルエタンは、通常の如くプロ
セスに再循環され、すなわち新たな熱分解にかけ
られ、その一部は前記のように分解ガスの冷却の
ための添加液体として使用されうる。
220ないし120℃の分解ガス−出口温度までの1
段階または多段階の間接冷却において温度調節媒
質から吸収された熱は、例えば1,2−ジクロル
エタンを分解炉に入る前に加熱しそして場合によ
つては蒸発させるかまたは凝縮した分解ガス混合
物の蒸留による分離の過程における蒸留装置に供
給される液状生成物の加熱のための装置のような
多種多様な装置の加熱に使用されうる。間接冷却
の際に温度調節媒体から吸収された熱は、しかし
1,2−ジクロルエタンの熱分解による塩化ビニ
ルの製造方法以外にも、例えば、電流の発生、反
応容器、精留装置または建物の加熱にも使用する
ことができる。
分解ガス混合物の間接冷却に使用される熱交換
器は、分解ガス混合物と温度調節媒体との隔離壁
における気密性が破れたことを示して、この場合
持続的な運転の障害を取除く処置を直ちにとるこ
とができるような装置を備えていることが合目的
であろう。そのために、気密性が破れた場合速刻
に、あるいは今まで運転していた熱交換器の清掃
のために停止することができるように第2の熱交
換器を設置することが好ましい。
本発明による方法によつて、多量の循環冷却水
量を用いる直接冷却の場合の多額の設備および機
械のための費用のかなりの部分が省かれる。間接
的熱交換器内に存在する温度調節媒体によつて、
装置内の流れの減少した場合、分解炉内の蓄積熱
の確実な搬出が保証される。
本発明による方法によつて、その上従来失なわ
れていた貴重な熱エネルギーが利用可能になり、
その結果、1,2−ジクロルエタンの熱分解によ
る塩化ビニルの製造方法の経済性が著しく改善さ
れる。更に、冷却水の過剰の熱の搬出およびそれ
による公害が明らかに回避される。
以下、第1〜3図に示された工程系統図を参照
しつつ本発明による方法を更に詳細に説明し、ま
た例1〜5において本発明の実施を例示する。本
発明方法の実施可能性は、例示された例に限定さ
れるものではない。例中の圧力の表示は、絶対圧
を意味する。比較のために、低い平均冷却速度を
用いた2つの実験(AおよびB)を示す。
第1図に示された工程系統図によれば、480な
いし560℃の温度で分解炉1から流出するガスは、
熱交換器2において高い速度で120ないし220℃の
温度まで冷却され、その際1.4ないし2.4MPaの圧
力下に分解ガスの部分的凝縮が行なわれる。分解
ガスからのエネルギーの吸収のために、温度調節
媒体、例えば脱塩水が使用され、それは導管3を
経て熱交換器2に供給される。分解ガスから得ら
れたエネルギーは、温度調節媒体によつて導管4
を経て搬出され、そして分解ガスをその成分に分
離するために使用される装置の加熱に、特に塔中
で塩化ビニルから分離される生成物の加熱に使用
することができる。分解ガスを100ないし60℃の
温度に更に冷却するために、装置6の中で約10な
いし50℃の1,2−ジクロルエタンを用いて上記
分解ガスを洗滌する。装置6では同時に、分解炉
から同伴された煤粒子がガス流から分離され、導
管7を経て取出される。洗滌装置6からガス状お
よび液状の反応生成物が別々に取出される。実質
的に1,2−ジクロルエタンからなる液状の部分
は、導管8を経て塩化水素の分離に用いられる塔
13に直接に導かれる。ガス状の部分は、導管9
を経て装置10に導かれ、その中で0ないし40℃
まで冷却され、そしてその際液化した部分および
ガス状のままの部分は、導管11および12を経
て同様に塔13に供給される。ここで塩化水素が
分離され、導管14を経て取出される。液状の底
部生成物は、導管15を経て熱交換器16に導か
れる。この熱交換器16は、導管4よりの加熱さ
れた温度調節媒体で加熱されるのが有利である。
この際冷却された媒体は、導管3に戻すことが合
目的である。温められた塔13の底部生成物は、
導管17を経て塔18に達し、この中で塩化ビニ
ルが分離され、導管19を経て取出される。塔1
8の液状の底部生成物は、公知の方法で導管20
を経て少くとも1個の塔に導かれ、その中で生成
物混合物の分離が、特に1,2−ジクロルエタン
の回収の目的で行なわれる。この1,2−ジクロ
ルエタンは、場合によつては導管4からの熱い温
度調節媒体を用いる予備加熱の後に、分解炉1に
再び供給される。
第2図は本発明による方法の好ましい実施態様
を示す。
560ないし480℃の温度で分解炉1から流出する
ガスは、装置21に導入され、その中で少くとも
50重量%の1,2−ジクロルエタンを含有し約10
ないし50℃の温度を有する液体の計量された量を
導管22を介して添加することにより、430ない
し350℃に冷却される。冷却されたガスは、導入
される気化された液体と一緒に、今度は導管23
を経て、第1図に示された熱交換器2に導かれ、
次いで第1図において記載されたように更に処理
される。
第3図は、本発明による方法のもう1つの好ま
しい実施態様を示す。
分解炉1から流出した480ないし560℃の温度を
有するガスは、熱交換器2において、約220℃の
温度まで高い速度で冷却され、次いで第2の熱交
換器24に導き、そこで約140℃まで更に冷却す
る。その際1.4ないし2.4MPaの圧力下に分解ガス
の部分凝縮が行なわれる。分解ガスからのエネル
ギー吸収のために温度調節媒体、例えば脱塩水が
用いられ、それは導管3および25を経て熱交換
器2および24に供給される。分解ガスから得た
エネルギーは、温度調節媒体によつて導管4また
は26を経て取出されて装置の加熱のために使用
されうる。例えば、それは分解ガスをその成分に
分離するために使用される装置の加熱に、特に塔
内で塩化ビニルから分離される生成物または塔内
で1,2−ジクロルエタンから分離される生成物
の加熱に使用される。上記ガスは、70ないし60℃
の温度まで更に冷却するために、導管5を経て供
給される約10ないし50℃の1,2−ジクロルエタ
ンで装置6の中で洗滌される。この装置内で同時
に、分解炉から同伴された煤粒子がガス流から分
離され、導管7を経て取出され、装置27を経て
液体から分離される。このようにして処理された
液状の、実質的に1,2−ジクロルエタンからな
る部分は、一方では、導管8を経て塩化水素の分
離に使用される塔13に直接に導入され、他方で
は、ポンプおよび配量装置を有する導管28を経
て時間間隔を置いて第2の熱交換器24に供給さ
れる。装置6を出たガス状の部分は、導管9を経
て装置10に導入され、その中で0ないし40℃ま
で冷却され、そしてその際液化された部分および
ガス状のままの部分は、導管11および12を経
て塔13に導かれる。ここで塩化水素が分離さ
れ、導管14を経て取出される。液状の底部生成
物は、導管15を経て更に他の装置に供給され
る。この装置は、塩化ビニルの分離およびできる
限り純粋な未反応の1,2−ジクロルエタンの回
収のために使用される。この1,2−ジクロルエ
タンは、場合によつては導管4よりの高温の温度
調節媒体を使用することにより予備加熱された後
に、分解炉1に再循環される(図示せず)。
例 1 第1図の工程に従つて操作される。
分解炉に毎時下記の組成を有する1,2−ジク
ロルエタン9.98重量部を装入する: 塩化ビニル 0.1 重量% 塩化エチル 0.004 1,2−ジクロルエチレン 0.014 2−クロルブタジエン−(1,3) 0.034 1,1−ジクロルエタン 0.052 四塩化炭素 0.004 ベンゼン 0.159 クロロホルム 0.011 1,1,2−トリクロルエチレン 0.044 1,2−ジクロルエタン 99.517 1,1,2−トリクロルエタン 0.004 エチレンクロルヒドリン 0.002 未確認物質 0.053 2.1MPaの圧力下では、毎時1,2−ジクロル
エタン5.46重量部が分解される。
変換率は55%である。
分解炉から流出する540℃の高温ガスは、片側
だけにフランジを設けたU字形管を有する単一管
熱交換器に導かれる。温度調節媒体としては、完
全脱塩水が使用される。熱交換器中の分解ガスの
滞留時間は、4秒である。U字形管の出口におい
ては、200℃と測定される。分解ガスの平均冷却
速度は、熱交換器中の分解ガスの圧力損失
0.2MPaにおいて85℃/秒である。
高温の分解ガスを用いる間接熱交換によつて毎
時0.8MPaの圧力を有する水蒸気1.65重量部が生
成される。これは塩化ビニルを分離するための塔
のスチームネツトに供給されて、リボイラーの加
熱に使用される。
熱交換器の運転期間は、4ケ月である。この期
間中にU字管内に約0.3cmの厚さのコークス層が
形成する。熱交換器は、その時点で清掃される。
間接熱交換によつて200℃まで冷却されたガス流
は、今度はタンクに導かれ、この中で、導入され
た分解ガス100重量部当り分解生成物から回収さ
れた40℃の1,2−ジクロルエタン1200重量部が
注入される。その際、分解生成物の70℃までの冷
却および部分的凝縮が行なわれる。ジクロルエタ
ン洗滌によつてガス流から煤粒子が洗出され、そ
して液状のジクロルエタン相から別される。
次いで分解ガスの分離が公知の方法で、塩化水
素および塩化ビニルを未反応の1,2−ジクロル
エタンから分離しそして回収することによつて行
なわれる。
分解ガス1Kg当り毎時390kJの熱が温度調節媒
体から吸収され、分解生成物の分離および回収さ
れた1,2−ジクロルエタンの再使用の工程にお
ける装置の加熱に使用される。
例 2 第2図の工程に従つて操作される。
分解炉に例1と同じ組成を有する1,2−ジク
ロルエタンを毎時9.98重量部を供給する。その
際、分解の最終温度および装入量は例1と対応す
る。分解ガスの冷却は、3つの段階で行なわれ
る。第1段階においては、分解ガスは、分解の際
に反応しなかつた、液状の、40℃に冷却された
1,2−ジクロルエタンを毎時2.33重量部吹込む
ことによつて、540℃の入口温度から400℃の出口
温度まで冷却される。その際吹込まれた1,2−
ジクロルエタンは気化し、そして一部は塩化ビニ
ルと塩化水素とに分解される。第2段階において
は、分解ガスは、単一管熱交換器に導入される。
温度調節媒体としては、鉱油マーロサーム
(Marlotherm)が使用され、ポンプで送られる。
上記熱交換器中での滞留時間は、3.3秒である。
熱交換器の管の出口においては190℃と測定され
る。分解ガスの平均冷却速度は、63℃/秒であ
る。高温の分解ガスとの間接熱交換によつて、鉱
油は180℃に加熱され、その際分解ガス1Kg当り
毎時280KJの熱が取出され、これは分解生成物の
分離および回収された1,2−ジクロルエタンの
再使用の工程における装置の加熱に使用される。
第3段階においては、例1に記載されたように
熱交換器を出た生成物が40℃の1,2−ジフロル
エタンの吹込みによつて70℃まで冷却され、そし
て更に処理される。6ケ月後に熱交換器2の内管
に厚さ約3mmのコークス付着物が形成された。こ
の熱交換器は、その作用を改善するために清掃さ
れる。
例 3 第1図の工程に従つて操作される。
分解炉に例1と同じ組成を有する1,2−ジク
ロルエタンを毎時45.33重量部供給する。反応率
は50%であり、分解炉出口温度は、500℃である。
分解ガスの冷却は、2段階で行なわれる。第1段
階においては、脱塩水を用いる単一管熱交換器中
での間接熱交換により、500℃から130℃までの
370℃の温度降下が行なわれ、その際0.25MPaの
圧力を有する水蒸気が毎時10.6重量部生ずる。
1.7MPaの系圧力の下では、分解の際に反応しな
かつた1,2−ジクロルエタンの部分凝縮が130
℃の温度において行なわれる。分解ガスの滞留時
間が6.2秒で平均冷却速度が60℃/秒の場合、こ
の熱交換器の運転期間は、約2ケ月である。
生成物は熱交換器を出た後、冷1,2−ジクロ
ルエタンの注入によつて130℃から60℃まで冷却
され、そして例1に記載されたように更に処理さ
れる。
例 4 第2図の工程に従つて操作される。
例1と同じ組成を有する1,2−ジクロルエタ
ン毎時45.33重量部が分解炉に供給され、その際
分解最終温度および反応率は例3に対応する。分
解ガスの冷却は、例2と同様に3段階で行なわれ
る。
第1段階においては、分解ガスは、分解に際し
て反応しなかつた40℃の液状の1,2−ジクロル
エタン毎時10.46重量部を吹込むことによつて370
℃に冷却される。
第2段階においては、間接熱交換によつて130
℃までの冷却が行なわれ、その際毎時10重量%の
水蒸気が生ずる。熱交換器中での分解ガスの滞留
時間が6秒で平均冷却速度が40℃/秒の場合、こ
の熱交換器の運転時間は、約4ケ月である。冷却
器の清掃中に分解工程を中断しないために、留保
されていた第2の熱交換器が運転される。
生成物は、熱交換器を出た後、冷1,2−ジク
ロルエタンの吹込みにより130℃から60℃まで冷
却され、例1に記載されたように更に処理され
る。
比較例 A 第1図の工程に従つて操作される。
実験の結果は、例1と類似の方法で行なわれる
が、変更された点は、高温の分解ガスの540℃か
ら200℃までの平均冷却速度が20℃/秒とされた
ことである。数日間の運転時間の後にすでに冷却
器中の圧力低下が0.2から0.5MPaまで増大する。
熱交換器の管は、2週間の運転期間の後、5mmの
厚さのコークスの付着物が生ずる。
比較例 B 第2図の工程に従つて操作される。
実験の過程は、例4と類似の方法で行なわれる
が、変更された点は、高温の分解ガスの370℃か
ら130℃までの平均冷却速度が15℃/秒とされた
ことである。この場合、試験過程は、比較例Aと
類似に調製される。熱交換器中のコークス付着が
極めて急速に生ずる。
熱交換器の運転期間は、4週間以下である。
例 5 第3図の工程に従つて操作される。
例1と同じ組成を有する1,2−ジクロルエタ
ン毎時9.98重量部が分解炉に供給される。
2.1MPaの圧力において毎時1,2−ジクロルエ
タン5.46重量部が分解される。反応率は55%であ
る。
分解炉1を出た540℃の高温ガスは、片側のみ
にフランジを施されたU字形管を有する単一管熱
交換器2に通される。温度調節媒体として、完全
脱塩水3が使用される。熱交換器中の分解ガスの
滞留時間は、4秒である。U字管の出口温度は、
220℃である。分解ガスの平均冷却速度は、熱交
換器中の分解ガスの圧力損失が0.2MPaの場合、
85℃/秒である。
高温の分解ガスを用いる間接熱交換によつて、
0.8MPaの圧力を有する水蒸気が毎時1.4重量部得
られる。これは塩化ビニルの分離のための塔のス
チームネツトに供給され、リボイラーの加熱に使
用される。この熱交換器の運転期間は、6ケ月で
ある。
間接熱交換によつて220℃に冷却されたガス流
は、今度は同じU字形の構造を有するが、40%だ
け管断面積の減少された第2の熱交換器24にお
いて更に140℃まで冷却される。平均冷却速度は、
熱交換器中の分解ガスの圧力損失が0.1MPaの場
合、85℃/秒である。0.2MPaの圧力において毎
時0.6tの水蒸気が得られる。回収されたエネルギ
ーは、もつぱら1,2−ジクロルエタンの蒸留に
使用される。
第2の熱交換器から煤を搬出するために、分解
ガスは、装置6からの、主として1,2−ジクロ
ルエタンを含有する液体を、上記分解ガス1Kg/
min.につき2.7Kg/min.の割合で、断続的に100時
間毎に5分間の間、導管28を経て添加される。
添加される液体の温度は、60℃である。
この熱交換器の運転期間は、6ケ月に達する。
この期間中にU字管内に厚さ約4mmのコークスの
付着層が形成される。その後のガス流の冷却およ
び分離は、例1と同様にして操作される: 140℃まで冷却されたガス流は、今度はタンク
6に導入される。このタンクには、分解生成物か
ら回収された40℃の1,2−ジクロルエタン5
が、導入された分解ガス10重量部当り70重量部の
割合で吹込まれる。その際、60℃への冷却および
分解生成物のそれ以上の凝縮が行なわれる。ジク
ロルエタン洗滌によつてガス流から微細な煤粒子
が洗い出され、そして段階27において液状のジ
クロルエタン相から別される。分解ガスの分離
は、次いで公知の方法でいわゆるHCl塔13中で
塩化ビニルおよび未反応のジクロルエタンから塩
化水素を分離することによつて行なわれる。上記
の塔には3つの生成物流、すなわち、導管8より
の、主として、1,2−ジクロルエタンからなる
液体流、導管11よりの、主として塩化ビニルか
らなるもう1つの液体流および導管12よりの、
主として塩化水素を含有するガス状の流れ、の3
つの生成物流が供給される。タンク6よりのガス
相をもう1つの液相とガス相とに分離するため
に、ガス流は、装置10において間接熱交換によ
つて約20℃まで冷却される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による方法を示す概略的工程系
統図であり、第2図は本発明による方法の1つの
好ましい実施態様を示す概略工程系統図であり、
そして第3図は本発明による方法のもう1つの好
ましい実施態様を示す概略工程系統図である。上
記各図中、主要部分を参照数字をもつて示せば下
記のとおりである。 1…分解炉、2…熱交換器、3,4,5…導
管、6…装置、7,8,9…導管、10…装置、
11,12…導管、13…塩化水素分離塔、1
4,15…導管、16…熱交換器、17…導管、
18…塩化ビニル分離塔、19,20…導管、2
1…装置、22,23…導管、24…熱交換器、
25,26,27,28…導管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1,2−ジクロルエタンを熱分解し、反応炉
    から出る分解ガス混合物を、少なくとも2つの段
    階において冷却し、その際直接冷却を施した後、
    または直接冷却を施さずに、液状またはガス状の
    温度調節媒体によつて前記分解ガス混合物を間接
    的に冷却し、次いで蒸留により分離する、1,2
    −ジクロルエタンの熱分解による塩化ビニルの製
    造方法において、この分解ガス混合物の流れの方
    向における最初の間接冷却において、この分解ガ
    ス混合物をこの最初の間接冷却に入る際の温度
    (℃)の少なくとも毎秒1/10の平均冷却速度で、
    220ないし120℃の温度に達するまで冷却し、その
    際温度調節媒体に与えられた熱を装置の加熱に使
    用し、そして上記分解ガス混合物を、それから生
    成された液状凝縮物が存在するときはそれと一緒
    に、少なくとも1つの次の段階において直接また
    は間接的に更に冷却することを特徴とする前記塩
    化ビニルの製造方法。 2 約560ないし480℃の温度で反応炉を出る分解
    ガス混合物を、第1段階で少なくとも50重量%の
    1,2−ジクロルエタンを含有する液状の生成物
    との接触により直接的に約430ないし350℃の温度
    まで冷却し、そして次いで第2の段階において液
    状またはガス状の温度調節媒体を用いて間接的
    に、特許請求の範囲第1項において規定する平均
    冷却速度を保ちながら、220ないし120℃の温度に
    なるまで更に冷却し、その際温度調節媒体に付与
    された熱を装置の加熱に用い、そして次いで分解
    ガス混合物を、それから生成された凝縮物が存在
    するときはそれと一緒に、少なくとも1つの次の
    段階において直接または間接的に更に冷却する、
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 分解ガス混合物を、この混合物が間接冷却の
    帯域に入る際の温度(℃)の毎秒1/4ないし1/9の
    平均冷却速度で、220ないし120℃の温度に達する
    まで冷却する、特許請求の範囲第1項または第2
    項に記載の方法。 4 第2の段階において使用する間接冷却を400
    ないし370℃の温度において使用する、特許請求
    の範囲第2項または第3項に記載の方法。 5 分解ガス混合物を第1段階において間接冷却
    により分解炉出口温度から、特許請求の範囲第1
    項において規定された平均冷却温度に保ちなが
    ら、約220℃まで、次いで第2段階において実質
    的に1,2−ジクロルエタンを含有する液体の回
    分式供給下に、一部直接冷却、一部間接冷却によ
    り約140℃まで、そして次いで少なくとも1つの
    次の段階において直接または間接冷却により1,
    2−ジクロルエタンの熱分解の生成物から塩化水
    素を分離する塔への入口温度まで冷却する、特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 6 冷却の第2段階のおいて実質的に1,2−ジ
    クロルエタンを含有する液体を、20ないし約500
    時間の間隔で、1ないし約30分の時間の間、分解
    ガス1Kg/min当たり上記液体1.5ないし5.0Kg/
    minの量で供給する、特許請求の範囲第5項記載
    の方法。 7 実質的に1,2−ジクロルエタンを含有する
    液体が冷却の第2段階に送られる前に20ないし70
    ℃の温度を有する、特許請求の範囲第5項または
    第6項に記載の方法。 8 間接冷却のための第1段階において、100℃
    において液状であり、その220℃における蒸気圧
    が2.5MPaを超えない温度調節媒体を使用する、
    特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載
    の方法。 9 最初の間接冷却のために、98.1kPaの圧力に
    おける沸点が70ないし100℃である温度調節媒体
    を使用する特許請求の範囲第1項〜第8項のいず
    れかに記載の方法。 10 最初の間接冷却のために使用する温度調節
    媒体が1,2−ジクロルエタンである、特許請求
    の範囲第1項〜第9項のいずれかに記載の方法。
JP8598780A 1979-06-26 1980-06-26 Manufacture of vinyl chloride by 1*22dichloroethane pyrolysis Granted JPS5645424A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19792925720 DE2925720A1 (de) 1979-06-26 1979-06-26 Verfahren zur herstellung von vinylchlorid durch thermische spaltung von 1,2-dichlorethan

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5645424A JPS5645424A (en) 1981-04-25
JPH0345050B2 true JPH0345050B2 (ja) 1991-07-09

Family

ID=6074179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8598780A Granted JPS5645424A (en) 1979-06-26 1980-06-26 Manufacture of vinyl chloride by 1*22dichloroethane pyrolysis

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0021381B1 (ja)
JP (1) JPS5645424A (ja)
DE (2) DE2925720A1 (ja)
SU (1) SU1179919A3 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013006B2 (ja) * 1981-02-26 1985-04-04 日立造船株式会社 塩ビモノマ−の製造における廃熱回収方法
DE3135242C2 (de) * 1981-09-05 1984-03-22 Dynamit Nobel Ag, 5210 Troisdorf Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Vinylchlorid
JPS5962536A (ja) * 1982-10-01 1984-04-10 Nippon Zeon Co Ltd 1,2−ジクロルエタン熱分解工程における熱回収法
JPS6189280A (ja) * 1984-10-08 1986-05-07 Nippon Oil & Fats Co Ltd 難燃性シ−リング材組成物
DE3441080A1 (de) * 1984-11-09 1986-05-15 Wacker-Chemie GmbH, 8000 München Verfahren zur aufarbeitung des pyrolyse-produkts aus der 1.2-dichlorethan-spaltung unter waermerueckgewinnung
IT1188189B (it) * 1985-09-05 1988-01-07 Snam Progetti Procedimento per la produzione di cloruro di vinile monomero per cracking di cicloroetano e sistema adatto alla conduzione del procedimento
JPH0692328B2 (ja) * 1986-11-29 1994-11-16 東ソー株式会社 1,2−ジクロルエタンの熱分解による塩化ビニルモノマ−の製造方法
DE3702438A1 (de) * 1987-01-28 1988-08-11 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von vinylchlorid durch thermische spaltung von 1,2-dichlorethan
RU2179546C1 (ru) * 2000-08-04 2002-02-20 ГУП НИИ "Синтез" с КБ Способ получения винилхлорида
RU2179965C1 (ru) * 2000-08-04 2002-02-27 ГУП НИИ "Синтез" с КБ Способ получения винилхлорида
TW201823189A (zh) * 2011-12-06 2018-07-01 比利時商首威公司 生產氯乙烯單體(vcm)及聚氯乙烯(pvc)之方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH391359A (de) * 1959-08-06 1965-04-30 Patent Concern Nv Heuwerbungsmaschine
DE1240426B (de) * 1962-02-03 1967-05-11 Bosch Gmbh Robert Einrichtung zum Wischen und Spuelen von Fahrzeugscheiben, insbesondere der Windschutz-scheibe von Kraftfahrzeugen
DE1252659B (ja) * 1964-04-27
CH474460A (fr) * 1965-09-20 1969-06-30 Ppg Industries Inc Procédé pour nettoyer et refroidir un courant gazeux
DE1250426B (ja) * 1966-03-01
DE2313037C3 (de) * 1973-03-16 1986-06-19 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Verfahren zur Herstellung von Vinylchlorid durch thermische Spaltung von 1,2-Dichloräthan
NL7413046A (nl) * 1973-10-23 1975-04-25 Allied Chem Werkwijze voor het bereiden van dichloorethaan en/of vinylchloride uit ethaan.
DE3061238D1 (en) * 1979-02-23 1983-01-13 Hoechst Ag Process for the recovery of pyrolysis energy in the preparation of vinyl chloride by incomplete thermal splitting of 1,2-dichloroethane

Also Published As

Publication number Publication date
DE3062338D1 (en) 1983-04-21
DE2925720A1 (de) 1981-01-22
EP0021381B1 (de) 1983-03-16
JPS5645424A (en) 1981-04-25
EP0021381A1 (de) 1981-01-07
SU1179919A3 (ru) 1985-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4788357A (en) Vinyl chloride production
US4233137A (en) Method of heat recovering from high temperature thermally cracked hydrocarbons
US4150716A (en) Method of heat recovery from thermally decomposed high temperature hydrocarbon gas
JPH0345050B2 (ja)
JPS5846489B2 (ja) 二塩化エチレンの製法
US4798914A (en) Process for the production of vinyl chloride through thermal cracking of 1,2-dichloroethane
JP2593905B2 (ja) 1,2−ジクロロエタンの熱分解による塩化ビニルの製造方法
US4217204A (en) Process for cracking hydrocarbons utilizing a mist of molten salt in the reaction zone
US4822932A (en) Heat recovery in production of vinyl chloride by pyrolysis of dichloroethane
US3655787A (en) Quenching vinyl chloride containing gas streams
US4324932A (en) Process for the manufacture of vinyl chloride by the thermal cracking of 1,2-dichloroethane
JPH0235729B2 (ja)
RU2637708C2 (ru) Способ получения ацетилена и синтез-газа
US3725491A (en) Process for recovering heat from gas mixtures obtained by the thermal cracking of hydrocarbons
US4400569A (en) Method and apparatus for dehydrogenation of alkylaromatic compounds to produce vinylaromatic monomers
US3843736A (en) Process for the production of vinyl chloride from 1,2-dichloroethane
US4225520A (en) Process for the manufacture of vinyl chloride
JPS63139140A (ja) 1,2−ジクロルエタンの熱分解による塩化ビニルモノマ−の製造方法
US6441257B1 (en) Process for the treatment of a cracking gas from the cracking of 1,2-dichloroethane
JP4136189B2 (ja) 1,2−ジクロロエタンの熱分解物からの塩化ビニルの分離方法
US20110230684A1 (en) Process and apparatus for producing ehtylenically unsaturated halogenated hydrocarbons
JPH046176B2 (ja)
CA1136161A (en) Process for the manufacture of vinyl chloride by the thermal cracking of 1,2- dichloroethane
CN112358376B (zh) 基于四级反应器的氧氯化反应系统及方法
JP2002510663A (ja) 1,2−ジクロロエタンの分解によって生じる分解生成ガスの処理方法