JPH034552B2 - - Google Patents

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JPH034552B2
JPH034552B2 JP16860381A JP16860381A JPH034552B2 JP H034552 B2 JPH034552 B2 JP H034552B2 JP 16860381 A JP16860381 A JP 16860381A JP 16860381 A JP16860381 A JP 16860381A JP H034552 B2 JPH034552 B2 JP H034552B2
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JP
Japan
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tert
butyl
compound
dioxolen
formula
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JP16860381A
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English (en)
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JPS5869875A (ja
Inventor
Goro Tsukamoto
Fumio Sakamoto
Shoji Ikeda
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な4−tert−ブチル−5−ハロメ
チル−1,3−ジオキソレン−2−オンに係り、
更に詳しくは医薬品の修飾剤として有用な新規な
4−tert−ブチル−5−ハロメチル−1,3−ジ
オキソレン−2−オンに関する。 医薬品の中には、本来高い薬理活性を有するに
もかかわらず、化学的な不安定性や生物学的利用
率(バイオアベイラビリテイ)の不良性等のため
に、実用面での有用性が阻害されているものがあ
る。 かかる欠点を改良する方法の1つとして、その
医薬品の化学的に修飾する方法がある。 本発明の目的は、新規な4−tert−ブチル−5
−ハロメチル−1,3−ジオキソレン−2−オン
を提供することにある。本発明の他の目的は、
種々の医薬品の化学的修飾剤として用いることが
でき、その化学的修飾によつて例えば元の医薬品
のバイオアベイラビリテイを改善し得る新規な4
−tert−ブチル−5−ハロメチル−1,3−ジオ
キソレン−2−オンを提供することにある。 本発明の目的および利点は以下の説明により明
らかとなろう。 本発明のかかる目的および利点は、一般式
(I) (式中、Xは塩素原子、臭素原子または沃素原
子を表わす) で示される本発明の4−tert−ブチル−5−ハロ
メチル−1,3−ジオキソレン−2−オンによつ
て達成される。 本発明によつて提供される4−tert−ブチル−
5−ハロメチル−1,3−ジオキソレン−2−オ
ンは下記一般式(I) (式中のXは前記のとおりである) で表わされる。 本発明の上記一般式(I)で表わされる化合物
の具体例としては、 4−tert−ブチル−5−クロロメチル−1,3
−ジオキソレン−2−オン、 4−tert−ブチル−5−ブロモメチル−1,3
−ジオキソレン−2−オン、 4−tert−ブチル−5−ヨードメチル−1,3
−ジオキソレン−2−オン、 を挙げることができる。 本発明の上記一般式(I)で表わされる4−
tert−ブチル−5−ハロメチル−1,3−ジオキ
ソレン−2−オンは、 式() で表わされる新規な4−tert−ブチル−5−メチ
ル−1,3−ジオキソレン−2−オンとハロゲン
化剤とを反応せしめることによつて製造すること
ができる。 なお、上記式()で表わされる化合物は、例
えば4,4−ジメチル−3−ペンタノン−2−オ
ールとホスゲンとからリービツヒズ・アンナーレ
ン・デル・ヘミー、764巻、116〜124頁(1972
年)、テトラヘドロン・レターズ、1972年、1701
〜1704頁に記載された方法によつて製造すること
ができる。 ハロゲン化剤としてはN−ブロモコハク酸イミ
ド、N−クロロコハク酸イミド、N−ブロモフタ
ール酸イミド、N−クロロフタール酸イミド、ス
ルフリルクロライド、臭素あるいは塩素等が好ま
しいものとしてあげられる。この方法によれば、
Xが塩素原子又は臭素原子である上記一般式
(I)の化合物を好適に製造することができる。 上記反応には、式()で表わされる4−tert
−ブチル−5−メチル−1,3−ジオキソレン−
2−オン1モルに対し好ましくは約1〜約2.5モ
ルのハロゲン化剤が用いられる。反応は一般に非
プロトン性不活性有機溶媒中で行なわれる。非プ
ロトン性不活性溶媒としては、好ましくは炭化水
素又はハロゲン化炭化水素が用いられる。例え
ば、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
四塩化エチレン、ベンゼン、クロルベンゼン等が
挙げられる。かかる溶媒は使用するハロゲン化剤
の性質に応じ適宜選択される。 反応は室温から反応系の還流温度で進行する。
反応はラジカル反応であると信じられ、反応系に
ラジカル発生剤を存在せしめることによりおよ
び/または反応系に紫外線を照射せしめることに
より反応は好ましく進行する。 ラジカル発生剤としては、例えばα,α′−アゾ
ビスイソブチロニトリルあるいは過酸化ベンゾイ
ルの如き公知のラジカル発生剤等が用いられる。 紫外線としては低圧水銀燈からの紫外線が好ま
しく用いられる。 反応は好適な反応条件下では数分ないし数時間
以内に好ましい程度まで進行する。 反応終了後、一般に反応系を濃縮し、不溶物が
あれば濾別する。濾液を凝縮して粗製物を得、こ
れを例えば減圧蒸留に付すことにより、目的物を
精製取得することができる。 上記一般式(I)においてXが沃素原子であ
る、本発明の1,3−ジオキソレン−2−オン誘
導体は、4−tert−ブチル−5−クロロ(又はブ
ロモ)メチル−1,3−ジオキソレン−2−オン
を常法によりハロゲン置換反応、例えば沃化カリ
との反応に付すことにより製造することができ
る。 本発明により提供される一般式(I)の新規な
4−tert−ブチル−5−ハロメチル−1,3−ジ
オキソレン−2−オンは、前述したとおり、医薬
品の修飾剤として用いることができる。 例えば後に参考例として記載する通り、公知の
抗菌剤である下記式() の1−エチル−6−フロロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)キノリン
−3−カルボン酸を本発明化合物(I)で修飾し
て得られる下記式() で示される1−エチル−6−フロロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−7−〔4−(5−tert−ブチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチル−1−ピペラジニル〕キノリン−3−
カルボン酸は、これを経口投与した場合、親化合
物()を経口投与した場合よりも遥かに勝る高
い抗菌活性を示す。 以下、実施例および参考例を掲げて、本発明を
更に詳細に説明する。 実施例 1 (1) 4−tert−ブチル−5−メチル−1,3−ジ
オキソレン−2−オン(化合物)の合成: 4,4−ジメチル−3−ペンタノン−2−オー
ル〔ジヤーナル・オブ・オーガニツク・ケミスト
リー(J.Org.Chem.)39、3309(1974)に記載の
方法で合成される〕25gをベンゼン200mlに溶解
した溶液に、氷冷下、ホスゲンのトルエン溶液
(濃度0.126g/ml)455mlを添加した。 次いで、氷冷下に撹拌しながらピリジン350ml
を1時間半を要して滴下し、その後1晩撹拌し
た。 析出したピリジン塩酸塩を濾過し、n−ヘキサ
ン1で洗滌した。濾液と洗液とを合せ、これを
順次水1および希塩酸500mlで洗滌し、次いで
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下
で留去したのち残渣をキシレン200mlに溶解し、
p−トルエンスルホン酸5gを加えて8時間還流
した。得られた溶液を順次水200mlおよび5%炭
酸水素ナトリウム水溶液100mlで洗滌し、次いで
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 キシレンを減圧下で留去せしめたのち、減圧蒸
留により油状の4−tert−ブチル−5−メチル−
1,3−ジオキソレン−2−オン16.6gを得た
(収率55%)。 融点:88〜91℃/5mmHg NMR(CDCl3、δ(ppm));1.26(9H,tert−ブチ
ル基のプロトン、s)、2.12(3H、メチル基プロ
トン、s)、 IR(ニート、ν(cm-1)):1820 元素分析(C8H12O3として): 計算値:C61.52%、H7.75% 実測値:C61.63%、H7.80% (2) 4−tert−ブチル−5−ブロモメチル−1,
3−ジオキソレン−2−オン(化合物(I)、
X=臭素原子)の合成: 4−tert−ブチル−5−メチル−1,3−ジオ
キソレン−2−オン(化合物)3.0g、N−ブロ
モコハク酸イミド3.6gおよびα,α′−アゾビスイ
ソブチロニトリル10mgを四塩化炭素150mlに添加
し、撹拌しながら1時間還流加熱せしめた。冷却
後、生成した不溶のコハク酸イミドを濾別し、四
塩化炭素を減圧下に留去せしめた。残渣を減圧蒸
留して油状の4−tert−ブチル−5−ブロモメチ
ル−1,3−ジオキソレン−2−オン3.0gを得た
(収率66.4%)。 融点:112〜115℃/4mmHg NMR(CDCl3、δ(ppm));1.35(9H,tert−ブチ
ル基のプロトン、s)、4.27(2H、
【式】、s) IR(ニート、ν(cm-1)):1820 元素分析(C8H11BrO3として): 計算値:C40.87%、H4.72%、Br33.99% 実測値:C40.92%、H4.81%、Br34.05% 実施例 2 4−tert−ブチル−5−メチル−1,3−ジオ
キソレン−2−オン(化合物(I)、X=塩素原
子)の合成: 4−tert−ブチル−5−メチル−1,3−ジオ
キソレン−2−オン(化合物)2.3gをベンゼン
15mlに溶解し、これにスルフリルクロライド4g
および過酸化ベンゾイル5mgを加え2時間半加熱
還流した。次いで得られた反応液にエーテル100
mlを加え、氷冷下5%炭酸水素ナトリウム水溶液
で中和し、生成した有機層を分離した。この有機
層を5%亜硫酸水素ナトリウム水溶液(50ml×2
回)、次いで水(50ml×2回)で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後溶媒を減圧留去し油
状物3gを得た。これを薄層クロマトグラフイー
〔プレート:PSC−Fertigplatten、Kieselgel 60
F254(メルク);展開溶媒:n−ヘキサン−エーテ
ル(3:2)〕により精製し、4−tert−ブチル
−5−クロロメチル−1,3−ジオキソレン−2
−オン0.5gを油状物として得た(収率15.7%)。
これを減圧蒸留して無色油状の目的物0.3gを得た
(収率10.7%)沸点:105〜110℃/4mmHg、 NMR(CDCl3、δ(ppm));1.3(9H、tert−ブチ
ル基のプロトン,s)、4.4(2H,−CH2−Cl,
s)、 IR(ニート、ν(cm-1)):1820、 元素分析(C8H11ClO3として): 計算値:C50.40%、H5.82%、Cl18.60% 実測値:C50.25%、H5.98%、Cl18.38% 実施例 3 4−tert−ブチル−5−ブロモメチル−1,3
−ジオキソレン−2−オン(化合物(I)、X=
臭素原子)の合成: 4−tert−ブチル−5−メチル−1,3−ジオ
キソレン−2−オン3.1gを四塩化炭素150mlに溶
解し、70℃にて加熱撹拌しつつ、α,α′−アゾビ
スイソブチロニトリル20mgを加え、臭素3.2gを滴
下し、滴下後更に同温度で30分間反応せしめた。
反応液を減圧濃縮して得られる残留物を減圧蒸留
して、実施例1に記した物性値と同じ物性値を示
す表記の目的物2.7gを得た(収率57.4%)。 参考例 (1) 1−エチル−6−フロロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−7−〔4−(5−tert−ブチル−
2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチル−1−ピペラジニル〕キノリン−3
−カルボン酸(式()の化合物の合成: 1−エチル−6−フロロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)キノリン
−3−カルボン酸〔ザ・ジヤーナル・オブ・メデ
イシナル・ケミストリー(J.Med.Chem.)23巻、
1358頁(1980年)に記載の方法に従つて合成し
た〕3.2g、4−tert−ブチル−5−ブロモメチル
−1,3−ジオキソレン−2−オン2.6gおよび炭
酸水素カリウム1.1gをN,N−ジメチルホルムア
ミド50mgに懸濁せしめ、室温下で7時間反応せし
めた。 得られた反応液から減圧下に溶媒を留去し、残
渣に水を添加してクロロホルムで抽出した。抽出
液を水洗、乾燥したのち、溶媒を留去し、クロロ
ホルム−エタノールから再結晶せしめて、無色針
状晶の表記化合物3.0gを得た(収率63.4%)。 融点:242〜245℃(分解) 元素分析(C24H28O6N3Fとして): 計算値:C60.88%、H5.96%、N8.87%、F4.01% 実測値:C60.64%、H5.85%、N8.79%、F4.02% IR(KBr、ν(cm-1)):1825,1810,1720,1630
(カルボニル) NMR(DMSO−d6,δ(ppm));1.41(9H、tert
−ブチル基のプロトン、s)、1.60(3H、
NCH2CH3t) 2.70〜2.85(4H、ピペラジン環プロトン、m) 3.30〜3.45(4H、ピペラジン環プロトン、m) 3.53(2H、
【式】s) 4.35(2H,−N−CH2CH3,q) 6.84(1H、8位のプロトン、d) 7.95(1H、5位のプロトン、d) 8.60(1H、2位のプロトン、s) 14.9(1H、−COOH,s) (2) 薬理試験 (イ) マウス経口投与時の抗菌活性(extra vivo試
験) 供試化合物 A 1−エチル−6−フロロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−7−〔4−(5−tert−ブチル−
2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチル−1−ピペラジニル〕キノリン−3
−カルボン酸〔化合物A、本発明の式()の
化合物〕 B 1−エチル−6−フロロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)キノ
リン−3−カルボン酸〔化合物B、対照化合
物、式()の化合物〕 試験方法 16時間絶食したddY系雄性マウス(体重約25g、
一群5匹)に、上記の供試化合物AおよびBをそ
れぞれ0.5%カルボキシメチルセルロース溶液に
懸濁した液(濃度約10%)をそれぞれ化合物B換
算で100mg/Kgに相当する量だけ経口投与し、投
与後経時的に採血して血清を調製した。各供試化
合物投与群毎及び各採血時間毎にそれぞれ5匹の
マウスから得られた血清を等量混合し、この混合
血清についてバイオアツセイ法によりグラム陽性
菌及びグラム陰性菌に対する抗菌活性〔菌発育阻
止円径(mm)〕を求めた。検定菌としてはバチル
ス・ズブチルス(Bacillus subtilis)ATCC6633
(グラム陽性菌)及びエツシエリツキア・コリ
(Escherichia coli)NIHJ JC−2(グラム陰性
菌)をそれぞれ用いた。 結果 検定菌としてバチルス・ズブチルスATCC6633
を用いた場合の結果を第1表に、またエツシエリ
ツキア・コリ・NIHJ JC−2を用いた場合の結
果を第2表にそれぞれ示した。
【表】
【表】 第1表及び第2表から明らかな通り、化合物A
ではグラム陽性菌及びグラム陰性菌のいずれに対
しても化合物Bの場合より遥かに勝る抗菌活性を
示し、しかもその差異は投与初期から4時間経過
時まで継続し、1時間経過以降特に顕著となるこ
とがわかる。 (ロ) 毒性試験 化合物Aを0.5%カルボキシメチルセルロース
溶液に懸濁し、ddY系雄性マウス(体重約25g、
一群5匹)に経口投与して、急性毒性(LD50値)
を測定した。4000mg/Kgでも死亡例は認められな
かつた。従つて化合物AのLD50値(経口)は
4000mg/Kg以上と結論できるが、この値は化合物
Aが極めて低毒性であることを示している。 なお、化合物Aは試験管内試験(最小阻止濃
度)ではグラム陽性菌(バチルス・ズブチルス
ATCC6633)およびグラム陰性菌(エツシエリツ
キア・コリ・NIHJ JC−2)に対し化合物Bの
10分の1以下の抗菌活性しか示さない。この結果
と上記(イ)の結果とから、化合物Aは生体内で化合
物Bに変換されることが考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(I) (式中、Xは塩素原子、臭素原子、沃素原子を
    表わす) で表わされる4−tert−ブチル−5−ハロメチル
    −1,3−ジオキソレン−2−オン。 2 式(I)においてXが臭素原子である特許請
    求の範囲第1項に記載の化合物。 3 式(I)においてXが塩素原子である特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。
JP16860381A 1981-10-23 1981-10-23 4―tert―ブチル―5―ハロメチル―1.3―ジオキリレン―2―オン Granted JPS5869875A (ja)

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