JPH034611B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH034611B2
JPH034611B2 JP3917183A JP3917183A JPH034611B2 JP H034611 B2 JPH034611 B2 JP H034611B2 JP 3917183 A JP3917183 A JP 3917183A JP 3917183 A JP3917183 A JP 3917183A JP H034611 B2 JPH034611 B2 JP H034611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platinum
crucible
cao
glass
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3917183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59166643A (ja
Inventor
Tadaharu Sugyama
Takayuki Suzuki
Koji Ikeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP3917183A priority Critical patent/JPS59166643A/ja
Publication of JPS59166643A publication Critical patent/JPS59166643A/ja
Publication of JPH034611B2 publication Critical patent/JPH034611B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガラス溶解用白金およびその製造方法
に関する。
従来、光学ガラスレンズやオプテイカルフアイ
バーその他着色をきらうガラスを溶解する装置に
は99.9%〜99.9995%のPtが広く用いられてきた。
これは、Pt素地中に不純物が多く入ると、不純
物がガラス中へ選択的に溶出しオプテイカルフア
イバーでは伝送損失、光学ガラスでは着色などの
問題を引き起こすからである。
また、白金中にZn、Al、Pb、As、Sb、Biが
合計で20ppm以上入つていると、高温クリープ強
度が弱くなりガラス製造時に高温のため装置の寿
命を早める結果となる。
このようなことから、Zn、Al等の元素を含ま
ない高純度の白金や白金合金が用いられているの
であるが、ガラス溶解用装置は約1300℃で使用す
るためガラス溶解における白金の損耗や変形が激
しく装置の寿命が9カ月以下と短かつた。この寿
命の短い装置の断面を調べてみると結晶粒が粗大
化しており、このことが原因で高温クリープ強さ
が弱くなり白金の損耗や変形が激しかつたものと
思われる。したがつて、結晶粒の粗大化を防止す
るためにZrO2、Y2O3、ThO2などの酸化物をPt
素地中に微量分散させた分散強化PtやPt−Y合
金などが考えられている。
しかし、白金は酸素を通さないので酸化物を白
金中に分散させるには粉末冶金法や共沈法などに
より製造しなければならず装置が高価となる。他
方、Pt−Y合金坩堝でガラスを溶解するとYの
活性が強いためガラス形成酸化物がYにより還元
され金属状態になり、Ptと合金し、坩堝として
の寿命を著しく低下させる。したがつて、ガラス
の品質を低下させないようできるだけ純白金に近
く、しかも高温クリープ強さの高い安価な装置が
望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、でき
るだけ不純物の含有量を少なくし、しかも高温ク
リープ特性の優れた安価なガラス溶解用白金およ
びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明のガラス溶解用白金は、Zn、Al、Pb、
As、Sb、Biが合計で20ppm以下からなる純度
99.9%以上のPtにCaを4〜100ppm含むものであ
る。
また本発明のガラス溶解用白金の製造方法は
CaO粉末を基体内壁に押し固めたルツボ中でZn、
Al、Pb、As、Sb、Biが合計で20ppm以下からな
る純度99.9%以上のPtを溶解し、還元炎を湯面よ
り吹きつけCaOを還元しながらCaが湯面を完全
に覆つた後、鋳型に流し込みPt中にCaを4〜
100ppm均一分散させる方法である。
本発明のガラス溶解用白金においてCaを選ん
だのは、Caはガラスを着色しない上、Pt中に極
微量添加しただけでPtの高温での結晶成長を大
巾に抑えるからである。またCaを4〜100ppmと
したのは、4ppm未満ではPtを固くすることがで
きず、100ppmをこえると加工中に白金が割れた
りひびが入つたりしてそこから溶融ガラスが漏れ
る危険があるからである。またCaの含有量を
100ppm以下にすることによりガラス形成酸化物
がCaによつて還元されることはない。
尚、Ptの純度が99.99%以上あればCaは少量で
その効果を発揮し、添加量が4〜30ppmですむこ
とがわかつた。
次に、本発明のガラス溶解用白金の製造方法に
おいて、基体内壁にCaO粉末を押し固めたルツボ
を用いるのは、ZrO2ルツボ等をそのまま用いた
場合、Ptの溶解時にZrO2等、ルツボ材質が還元
されて不純物としてPt溶融物中に溶け込むから
である。したがつてPt溶融物全体をCaOの壁で
閉じこめようとするものである。そして、還元炎
を湯面より吹きつけることにより還元雰囲気でル
ツボ内表面のCaOをCaに還元し、Ptに分散させ
ると同時に分散速度を調整しようとするものであ
る。すなわち、還元はCaOルツボ全体で行われる
が、CaO表面が還元されてPtに分散してもその
次の新しいCaO表面が顔を出し次に還元されると
いう反応が順次行われるからである。
したがつて、Pt中にCaを均一微細に分散させ
ることができる。とくに、CaO粉末を基体内壁に
押し固めたルツボを用いることによりできるだけ
溶融Ptとの接触面積を多くすることができるた
めである。またH2炎等を湯面より吹きつける還
元炎でCaOを還元すると還元したCaがルツボ壁
のCaOと平衡を保つことができ還元炎の還元量で
Caの混入を極微量に調整するためである。なお、
O2炎を併せて用いることにより溶融Ptの湯面温
度を上昇させ、CaがPt中に均一に入りこみやす
くすることができる。Ca中に入りこんだCaは電
磁かくはん等により溶融Pt全体に均一に分散さ
れる。
以下、本発明を実施例および従来例により説明
する。
実施例 1 内径125mmφ高さ135mmのアルミナの基体の内壁
に乾燥した酸化カルシウムの粉末2Kgをヘラで押
し固めた。このルツボをH2−O2混合炎で約1000
℃にて3分間加熱し、ルツボ表面を強固にした。
次に純度99.95%のPt(Zn、Al、Pb、As、Sb、Bi
はいずれも5ppm以下で不純物としてAu、Ir、
Rh、Cuが含まれていた。)10Kgを溶解した。完
全に溶解した後H2の還元炎を湯面より吹きつけ
Caが湯面を完全に覆うまで10分間当てた。この
ときの温度は約2100℃〜2200℃と推定される。混
入したCaのうち一部は小さな粒子となつて湯面
を光らせるので、混入量が推定でき、調整でき
る。このようにしてできたPt−Caをガス抜きを
行つた後、セツトした鋳型に流し込んで本発明品
とした。このPt−Caを発光分析により調べたと
ころ、20ppmのCaが含まれていた。
実施例 2 実施例1で得られたPt−Caの荷重200gのとき
の加工率(横軸%)とビツカース硬さ(縦軸Hv)
との関係を第1図に破線で示す。また、60分熱処
理温度(横軸℃)をかけたときの引張り強さ
(Kg/mm2)、伸び(%)、荷重500gのときのビツカ
ース硬さ(Hv)(いずれも縦軸)をそれぞれ第2
図、第3図および第4図に破線で示す。
従来例 1 実施例で用いたと同一組成のPtをジルコニア
ルツボで溶解鋳造し従来品をえた。これを実施例
2と同様に測定し、第1図〜第4図に実線で示し
た。
第1図から明らかなように、本発明品は従来品
と同じように加工性が優れていることがわかる。
第2図から明らかなように、本発明品は500℃付
近からゆつくり引張強さが低下していくのに対し
従来品は300℃付近から急激に低下していくこと
がわかる。
また、第3図から明らかなように、伸び率は本
発明品、従来品とも熱処理上りで40〜50%ある
が、1300℃まで昇温していくと従来品は10〜15%
まで低下するのに対し本発明品はなお35%の伸び
率を有する。また、荷重500gのときのビツカー
ス硬さは第4図に示すとおり、従来品は約400℃
より軟化し始めるのに対し、本発明品は約600℃
まで軟化しない。
実施例 3 次に本発明品を鋳造、線引して1mmφのワイヤ
ーとして1300℃大気中で時間(横軸h)に対する
クリープ破断強さ(縦軸荷重Kg/mm2)を調べた。
これを第5図に破線で示す。
従来例 2 従来品を実施例3と同様にして調べた。これを
第5図に実線で示す。
第5図に示す如く、たとえば0.2Kg/mm2の荷重
をかけると、従来品は20時間で破断するのに対
し、本発明品は80時間までもつことがわかる。
実施例 4 次に実施例3で使用したワイヤーを1050℃で1
時間熱処理及び1300℃で1時間熱処理した。これ
の断面組織模式図を第6図a及び第7図aに示
す。
従来例 3 実施例4と同様にして、従来例で使用したワイ
ヤーの断面組織模式図を第6図b及び第7図bに
示す。
第6図及び第7図から明らかなように本発明品
は従来品に比し結晶が微細であり、これらがクリ
ープ強さ、硬度等に寄与しているものと思われ
る。
比較例 1 実施例1で用いたと同一組成のPtをジルコニ
アルツボで溶解し、金属Caを還元炎中で添加し
たところ酸化ジルコニウムが還元されてZrとな
りPt中に混入してしまつた。また、ルツボ中の
Fe、Pb等も混入してしまつた。したがつてガラ
ス溶解用Ptルツボとしては不適である。
以上詳述したように本発明によれば、極めて簡
単にガラス溶解用白金を製造することができ、か
つガラスに光学ガラスでは着色、オプテイカルフ
アイバでは伝送損失等の悪影響を与えることな
く、クリープ強さや高温での白金の結晶粒成長が
抑制できるのでガラス溶解用白金として最適のも
のである。また、この白金を通常のジルコニアル
ツボ再溶解すれば実施例で示した特性は失われ、
従来品と同様の性質を示すことから、Ptの結晶
粒内に微細均一に分散したCa粒子が大型ガラス
溶解ルツボとした場合も上述の効果を発揮してい
るものと思われる。なお、現実にガラス溶解ルツ
ボとして使用した場合、従来品に比して2倍以上
の使用実績を有した。
【図面の簡単な説明】
第1図は加工率と硬さの関係を示すグラフ、第
2図は熱処理温度と引張り強さの関係を示すグラ
フ、第3図は熱処理温度と伸びの関係を示すグラ
フ、第4図は熱処理温度と硬さの関係を示すグラ
フ、第5図はクリープ破断強さと時間との関係を
示すグラフである。各グラフにおける破線X……
Xは本発明品を、実線O−Oは従来品をそれぞれ
示す。第6図及び第7図はワイヤー断面を100倍
に拡大して示す組織模式図であり、第6図a及び
第7図aは本発明品を、第6図b及び第7図bは
従来品を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Zn、Al、Pb、As、Sb、Biが合計で20ppm
    以下からなる純度99.9%以下のPtにCaを4〜
    100ppm含むことを特徴とするガラス溶解用白金。 2 CaO粉末を基体内壁に押し固めたルツボ中
    で、Zn、Al、Pb、As、Sb、Biが合計で20ppm
    以下からなる純度99.9%以上のPtを溶解し、還元
    炎を湯面より吹きつけCaOを還元しながら、Ca
    が湯面を完全に覆つた後鋳型に流し込みPt中に
    Caを4〜100ppm均一分散させることを特徴とす
    るガラス溶解用白金の製造方法。
JP3917183A 1983-03-11 1983-03-11 ガラス溶解用白金及びその製造方法 Granted JPS59166643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3917183A JPS59166643A (ja) 1983-03-11 1983-03-11 ガラス溶解用白金及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3917183A JPS59166643A (ja) 1983-03-11 1983-03-11 ガラス溶解用白金及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59166643A JPS59166643A (ja) 1984-09-20
JPH034611B2 true JPH034611B2 (ja) 1991-01-23

Family

ID=12545668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3917183A Granted JPS59166643A (ja) 1983-03-11 1983-03-11 ガラス溶解用白金及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59166643A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6439335A (en) * 1987-08-05 1989-02-09 Tanaka Precious Metal Ind Material for pure platinum extra fine wire
KR20020028369A (ko) * 2000-10-09 2002-04-17 김수경 백금과 세라믹 복합체를 이용한 전도체 제조방법 및 그방법으로 제조된 전도체
JP7008861B1 (ja) * 2021-09-13 2022-02-10 田中貴金属工業株式会社 医療用Pt-W合金

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59166643A (ja) 1984-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6139652A (en) Tarnish-resistant hardenable fine silver alloys
KR100334519B1 (ko) 분산경화된백금재료,상기재료의제조방법및사용방법
EP0475528B2 (en) A dental porcelain, a method of producing a dental restoration, a dental alloy
US9650697B2 (en) Gray gold alloy free of nickel and copper
CN100457945C (zh) 一种高强度高塑性变形镁合金及其制备方法
US3551143A (en) Aluminum base alloys having improved high temperature properties and method for their production
US4053304A (en) Flux for refinement of pro-eutectic silicon crystal grains in high-silicon aluminum alloys
KR20020024848A (ko) 고강도 선재 및 판재용구리(Cu)-니켈(Ni)-망간(Mn)-주석(Sn)-알루미늄(Al),실리콘(Si)-세리움(Ce),란탄(La),니오디미움(Nd),프로메티움(Pr) 합금 및 그 제조방법
CN114058891A (zh) 含锆稀土铸造镁合金熔炼中锆元素的加入方法
EP0761832B1 (de) Warmfester Platinwerkstoff
JPH034611B2 (ja)
US2803925A (en) Glass forming die
US4576789A (en) Grain-refined gold-free dental alloys for porcelain-fused-to-metal restorations
AT398968B (de) Keramisches schweissverfahren und pulvergemisch dafür
KR100326478B1 (ko) 금합금미세와이어,이미세와이어의제조방법
CN1089812C (zh) 塑性变形阻燃镁合金及其熔炼和塑性变形工艺
US1906567A (en) Metal alloy
EP0079765B1 (en) Method of making a lead-calcium-aluminium alloy
US4585474A (en) Method of and prealloy for the production of titanium alloys
US4605436A (en) Method of producing titanium alloys
DE2758425C3 (de) Verfahren zur Erhöhung der Widerstandsfähigkeit von aus hitzebeständigem Metall bestehenden Bauteilen eines Elektroofens gegenüber einer durch Chromoxid induzierten Oxidation
US5409663A (en) Tarnish resistant gold colored alloy
US4569825A (en) Palladium dental alloy
US3676114A (en) Improvement in the process relating to alloys containing platinum group metals
US4582533A (en) Method of and prealloy for the production of titanium alloys