JPH034680B2 - - Google Patents
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- JPH034680B2 JPH034680B2 JP61071039A JP7103986A JPH034680B2 JP H034680 B2 JPH034680 B2 JP H034680B2 JP 61071039 A JP61071039 A JP 61071039A JP 7103986 A JP7103986 A JP 7103986A JP H034680 B2 JPH034680 B2 JP H034680B2
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Description
産業上の利用分野
本発明は紙用塗工液の製造方法に関するもので
ある。さらに詳しくいえば、本発明は、表面強度
や綱点現性に優れたグラビア印刷用紙、耐ブリス
ター性や印刷光沢に優れたオフセツト印刷用紙、
表面強度や発色性に優れた感圧複写紙の下葉紙、
生産性の良好な白紙光沢に優れたキヤスト塗工
紙、インク受理性や耐グロスカレンダー汚れ適性
に優れたコート白ボール板紙などを与えうる紙用
塗工液の製造方法に関するものである。 従来の技術 文化水準の向上とともに、紙消費材の需要は急
速に伸びており、特に近年高級紙の嗜好増加に伴
い、紙分野の一部である塗工紙の需要の伸びはめ
ざましいものがある。 この塗工紙は種々の物性が要求されるが、該物
性に大きな影響を与える因子として、塗工層のポ
ーラス性がある。塗工層をポーラスにすることに
より、例えばオフセツト印刷時における、インク
着肉性、インクセツト及び耐ブリスター性などの
向上、あるいはグラビア印刷時における綱点欠落
率の低減などが期待できる。 したがつて、従来、塗工層をポーラスにする手
段として、種々の方法、例えばカチオン性高分子
水溶液を添加した塗工液を用いる方法や、特定な
方法で製造した熱硬性樹脂水溶液を添加した塗工
液(特公昭59−32597号公報)を用いる方法が試
みられている。 しかしながら、前者のカチオン性高分子水溶液
を添加した塗工液を用いる方法は、塗工層をポー
ラスしうるものの、塗工液粘度の急激な増加に伴
い、ストリークが発生する恐れがあり、実用的に
十分な方法とはいえず、また、後者の熱硬化性樹
脂水溶液を添加した塗工液を用いる方法は、該熱
硬化性樹脂水溶液である方法で添加して得られた
塗工液のみが有効であり、必ずしも満足しうる方
法とはいえない。 ところで、塗工組成物中の接着剤については、
従来スチレンーブタジエン共重合体ラテツクスを
代表とする合成共重合体ラテツクスとカゼイン、
スターチなどの水溶性高分子化合物を伴用してい
るが、硬いものより柔らかい接着剤の方がグラビ
ア印刷における綱点再現性が良いことが知られて
おり、これを実現するために、合成共重合体のラ
テツクスのポリマーを柔らかくしたり、硬い乾燥
皮膜を与える水溶性高分子化合物の使用量を極力
抑える方法がとられている。 しかしながら、一般に合成共重合体成分を極端
に柔らかくすると、顔料に対する接着力が弱まり
塗工紙の表面強度が低下するばかりでなく、塗工
紙製造におけるカレンダー工程において、カレン
ダーロールに塗工組成物が付着するダステイング
トラブルが発生しやすくなるなどの欠点を生じ、
また、水溶性天然高分子化合物が良好な保水力を
有するため、この使用量を低減すると塗工液の保
水性が低下し、塗工液水分の原紙への急速な浸透
による濃度変化により、ストリークなどが発生し
やすくなり、塗工安定性が低下するという操業上
重大な問題が生じる。このような問題を解決する
ために、合成共重合体ラテツクスに対して保水性
を付与した高カルボン酸含有のアルカリ増粘性共
重合体ラテツクスの検討が数多くなされてきた。
しかしながら、これを配合した塗工組成物を用い
ると、グラビア印刷時の網点欠落の発生はある程
度減少するものの、まだ十分に満足しうるもので
はない。 このように、塗工紙の表面強度の低下及び操業
性の低下を抑えて、綱点再現性に優れたグラビア
印刷用紙や、耐ブリスター性及び印刷光沢に優れ
たオフセツト印刷用紙などを与えることができ、
かつ実用的に満足しうる塗用塗工液はまだ見出さ
れていないのが現状である。 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、このような事情のもとで、塗
工紙の表面強度及び操業性になんら支障をもたら
すことなく、網点再現性に優れたグラビア印刷用
紙や、耐ブリスター性及び印刷光沢に優れたオフ
セツト印刷用紙などを与えうる紙用塗工液を提供
することにある。 問題点を解決するための手段 本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定の合
成重合体ラテツクスに対して、特定の熱硬化性樹
脂の水溶液を所定の割合で添加してあらかじめ調
整した合成接着剤と顔料とを混合することによ
り、表面強度や操業性の低下を伴うことなく、印
刷特性の優れた塗工紙を与えうる塗工液が得られ
ること、及びこの塗工液は、表面強度や発色性に
優れた感圧複写紙の下葉紙、生産性の良好な白紙
光沢に優れたキヤスト塗工紙、インク受理性や耐
グロスカレンダー汚れ適性に優れたコート白ボー
ル板紙なども与えうることを見出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、カルボキシル基を含有す
る合成共重合体のラテツクスに対し、アミノプラ
スト及び陽性エポキシ変性ポリアミドの中から選
ばれた熱硬化性樹脂の水溶液を固形分換算で0.01
〜2.0重量%の割合で添加して接着剤を調整し、
次いでこれを顔料と混合することを特徴とする紙
用工液の製造方法を提供するものである。 本発明において用いられるカルボキシル基を含
有する合成共重合体のラテツクスとしては、例え
ば塗工液の合成接着剤として一般に用いられてい
るスチレン−ブタジエン系共重合体ラテツクスで
代表される合成ゴム系ラテツクスや、アクリル
系、スチレン−アクリル系、エチレン−酢酸ビニ
ル系、酢酸ビニル−アクリル系、酢酸ビニル系な
どのものが挙げられる。 また、本発明において用いられる熱硬化性樹脂
は、アミノプラスト樹脂例えばメラミン−ホルム
アルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂な
ど及び陽性エポキシ変性ポリアミド樹脂例えばポ
リアミド−エピハロヒドリン樹脂などの中から選
ばれる。これらの熱硬化性樹脂は単独で用いても
よいし、2種以上組み合わせて用いてもよいが、
いずれの場合も水溶液として用いることが必要で
ある。 本発明で用いる紙塗工用合成接着剤において
は、前記カルボキシル基を含有する合成共重合体
のテラツクスに対し、前記熱硬化性樹脂水溶液を
固形分換算で0.01〜2.0重量%、好ましくは0.05〜
1.0重量%の範囲で添加することが必要である。
この量が0.01重量%未満では本発明の効果はほと
んど発揮されず、また、2.0重量%を越えると、
塗工液組成物の粘度が急激に増加しほとんど実用
性を失う。 本発明においては、熱硬化性樹脂水溶液を合成
共重合体ラテツクスに対し、固形分換算で0.01〜
2.0重量%の範囲で添加した紙塗工用合成接着剤
をあらかじめ調整して用いることが必要である。
この際、塗工液調整する当り、該熱硬化性樹脂水
溶液と、該合成共重合体ラテツクスと顔料に対し
て別々に添加すると所望の効果が発揮されない。 本発明の塗工液において用いられる顔料として
は、例えばクレー、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、サチン白などの紙塗工用に通常使用されてい
る工物性顔料や、プラスチツクピグメントといわ
れるポリスチレン微粒子などの有機顔料が挙げら
れる。 本発明の塗工液組成物においては、顔料100重
量部に当り、前記の紙塗工用合成接着剤を4〜18
重量部の割合で混合することが必要であるが、好
ましい配合割合は使用目的に応じて適宜選ばれ
る。 例えば、グラビア印刷紙用塗工液については、
顔料100重量部に対し、該接着剤を4〜12重量部
の範囲で配合することにより、表面強度の低下や
グラビア網点欠落の少ないグラビア印刷紙が得ら
れる。この量が4重量部未満では表面強度が低下
する上に、塗工操業時にスーパーカレンダー汚れ
が発生しやすく、一方12重量部を越えるとグラビ
ア網点欠落が急激に増加するので好ましくない。 ウエブオフセツト印刷紙用塗工液については、
顔料100重量部に対し、該接着剤を6〜15重量部
の範囲で配合することにより、耐ブリスター性と
印刷光沢の優れたウエブオフセツト印刷紙を得る
ことができる。この量が6重量部未満では印刷光
沢が劣る上に表面強度が急激に低下し、一方15重
量部を越えると耐ブリスター性が著しく低下する
ので好ましくない。 感圧複写紙の下葉紙用塗工液については、顔料
100重量部に対して、該接着剤を8〜14重量部の
範囲で配合することにより、極めて優れた表面強
度と発色性を有する感圧複写紙の下葉紙が得られ
る。この量が8重量部未満では表面強度が低下
し、一方14重量部を越えると発色性が著しく低下
する。 キヤスト塗工紙用塗工液については、顔料100
重量部に対して、該接着剤を8〜18重量部の範囲
で配合することにより、生産性の良好な白紙光沢
に極めて優れたキヤスト塗工紙を得ることができ
る。この量が8重量部未満では、表面強度が急激
に低下し、一方、18重量部を越えるとキヤスト塗
工紙の生産性が急激に低下するので好ましくな
い。 コート白ボール板紙用塗工液については、顔料
100重量部に対して、該接着剤を8〜18重量部の
範囲で配合することにより、極めて優れた耐グロ
スカレンダー汚れ適正を有するコート白ボール板
紙を得ることができる。この量が8重量部未満で
は表面強度が劣る上に、耐グロスカレンダー汚れ
適正も劣り、一方18重量部を越えるとインク受理
性が極端に低下し、印刷仕上りが劣るので好まし
くない。 また、本発明の塗工液には、所望に応じポリア
クリル酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムなど
の顔料分散剤や、消泡剤、保水剤、離型剤、防腐
剤、PH調整剤などを配合することもできる。 実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
る。 なお、各物性は次の測定方法に従つて求めた。 (1) 塗工液粘度:BL型粘度計(60rpmNo.4スピ
ンドル)によつて25℃で測定 (2) 表面強度:明製作所(株)RI印刷試験機を使用
し、タツク12のインキで数回重ね刷りを行
い、印刷面のピツキング状態を肉眼判定する。
数字の小さい方が良好である。 (3) グラビア印刷適性:大蔵省印刷局式グラビア
印刷適性試験機を用い、インキは東洋インキ製
造(株)製グラビアインキOGH91スミをザーンカ
ツプNo.3で10秒になるように希釈剤で調整した
ものを用いた。印刷速度60m/min、印圧10
Kg/cm2で印刷し、1cm2当りの網点の欠落個数を
数え、全体の網点個数に対する欠落率を求め
る。欠落率が大きいほどグラビア適性は不良で
ある。 (4) 塗工紙の耐ブリスター:両面塗工し、かつカ
レンダー仕上げした塗工紙を明製作所(株)RI印
刷機を使用し、黄インキ(0.3c.c.)で両面をベ
タ刷りし、試料とする。この試料を加熱したオ
イルバスに浸せきし、ブリスターの発生した温
度を読みとる。数字は大の方が耐ブリスター性
は良好である。 (5) 塗工紙の発色性:感圧複写紙の下葉紙と上葉
紙を重ね、IGT試験機により印圧をかける(印
圧:35Kg、スプリングM)。発色後30秒経過し
てから発色濃度をハンター式白色度計にて測定
する。数字は小の方が良好である。 (6) 塗工紙の印刷光沢:塗工紙を明製作所(株)RI
印刷機を使用し、スミインキ(0.3c.c.)でベタ
刷りし、乾燥後村上式光沢度計(60゜)にて測
定する。数字は大の方が良好である。 (7) 塗工紙の白紙光沢:塗工紙を村上式光沢度計
(75゜)にて測定する。 (8) 塗工紙の通気性:塗工紙をスムースターにて
測定する。数字は大の方が通気性がよい。一般
に通気性が良好なほど、キヤスト紙の生産性は
向上する。 (9) インキ受理性:コート白ボール板紙表面に所
定量のK&Nインキを塗布し、2分間その状態
にしておく。次にテツシユペーパーのような柔
らかい材料でできるだけK&Nインキをぬぐい
取る。ハンター白色度計にて下記の計算式にて
算出する。数字は大の方が良好である。 インク受理性(drop%)=100×(塗工紙の白色度)
−(K&Nインキをぬぐい去つたのちの白色度)/(塗
土紙の白色度) (10) 耐グロスカレンダー汚れ適性:塗工直後のコ
ート白ボール板紙に0番のワイヤーバーにて2
%硫酸亜鉛水溶液を塗布し、ただちに、スーパ
ーカレンダーロール(条件:100Kg/cm、室温、
1回通し)に通し、カレンダーロール汚れを肉
眼判定する。数字は小の方が良好である。 グラビア印刷紙 実施例 1 合成共重合体ラテツクとして、グラビア印刷紙
用のアルカリ増粘性カルボキシル変性スチレン−
ブタジエン共重合体ラテツクス〔旭化成工業(株)
製、L−1194〕を、熱硬化性樹脂水溶液として、
スミレーズレジン636〔住友化学工業(株)製、アミノ
プラスト樹脂〕を用い、L−1194に対し、スミレ
ーズレジンを固形分換算で0.1重量%添加したの
ち、常温で十分にかきまぜて、本発明の合成接着
剤を得た。 この合成接着剤を用いて、下記に示す配合の組
成物を以下に述べる方法で調整し、塗工液を得
た。 塗工液の成分割合 クレー〔EMC(株)製、ウルトラコート〕 85重量部 炭酸カルシウム〔丸尾カルシウム(株)、スーパー
1700〕 15 〃 分散剤〔東亜合成(株)アロンT−40〕 0.3 〃 合成接着剤 7 〃 まず、ウルトラコート(クレー)85重量部、ス
ーパー1700(炭酸カルシウム)15重量部、アロン
T−40(ポリアクリル算ナトリウム系分散剤)0.3
重量部を適量に分散し、顔料スラリーを調整し
た。次に合成接着剤7重量部を加えてよくかきま
ぜて混合したのち、水酸化ナトリウム水溶液でPH
9.5にして、さらに固形分濃度を62重量%に調整
し塗工液組成物を得た。次に市販の中質紙に塗工
量14g/m2で塗工し、次いでこの塗工紙をスーパ
ーカレンダーかけ(ロール温度50℃、ロール綿圧
100Kg/cm、2回通し)を行い、23℃、65%PH中
で調温、調湿したものを試料とし、表面強度及び
グラビア印刷適性試験を行つた。 結果を第1表に湿す。 実施例 2 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982〔デイツクハーキユレス(株)製、陽性エポキシ変
性ポリアミド樹脂〕を用いた他は、実施例1と全
く同じ方法で合成接着剤を調整し、塗工液を調整
した。 この塗工液を用いて実施例1と同じ方法で塗工
紙を作成した。結果を第1表に示す。 実施例 3 熱硬化性樹脂水溶液として、タマコート138〔荒
川化学(株)製、アミノプラスト樹脂〕を用い、合成
共重合体ラテツクスL−1194に対し、固形分換算
で0.3重量%添加した他は、実施例1と全く同じ
方法で合成接着剤を調整し、実施例1と同じ方法
で塗工紙を作成した。結果を第1表に示す。 比較例 1 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスL−1194を使用し、塗工組成物の配合
及び塗工条件は実施例1と同様にして塗工紙を製
造した。結果を第1表に示す。 比較例 2 比較例1と同じ合成共重合体ラテツクスL−
1194を使用し、下記の配合で実施例1と同じ方法
により塗工液を調整してこれを用いて塗工紙を製
造した。結果を第1表に示す。
ある。さらに詳しくいえば、本発明は、表面強度
や綱点現性に優れたグラビア印刷用紙、耐ブリス
ター性や印刷光沢に優れたオフセツト印刷用紙、
表面強度や発色性に優れた感圧複写紙の下葉紙、
生産性の良好な白紙光沢に優れたキヤスト塗工
紙、インク受理性や耐グロスカレンダー汚れ適性
に優れたコート白ボール板紙などを与えうる紙用
塗工液の製造方法に関するものである。 従来の技術 文化水準の向上とともに、紙消費材の需要は急
速に伸びており、特に近年高級紙の嗜好増加に伴
い、紙分野の一部である塗工紙の需要の伸びはめ
ざましいものがある。 この塗工紙は種々の物性が要求されるが、該物
性に大きな影響を与える因子として、塗工層のポ
ーラス性がある。塗工層をポーラスにすることに
より、例えばオフセツト印刷時における、インク
着肉性、インクセツト及び耐ブリスター性などの
向上、あるいはグラビア印刷時における綱点欠落
率の低減などが期待できる。 したがつて、従来、塗工層をポーラスにする手
段として、種々の方法、例えばカチオン性高分子
水溶液を添加した塗工液を用いる方法や、特定な
方法で製造した熱硬性樹脂水溶液を添加した塗工
液(特公昭59−32597号公報)を用いる方法が試
みられている。 しかしながら、前者のカチオン性高分子水溶液
を添加した塗工液を用いる方法は、塗工層をポー
ラスしうるものの、塗工液粘度の急激な増加に伴
い、ストリークが発生する恐れがあり、実用的に
十分な方法とはいえず、また、後者の熱硬化性樹
脂水溶液を添加した塗工液を用いる方法は、該熱
硬化性樹脂水溶液である方法で添加して得られた
塗工液のみが有効であり、必ずしも満足しうる方
法とはいえない。 ところで、塗工組成物中の接着剤については、
従来スチレンーブタジエン共重合体ラテツクスを
代表とする合成共重合体ラテツクスとカゼイン、
スターチなどの水溶性高分子化合物を伴用してい
るが、硬いものより柔らかい接着剤の方がグラビ
ア印刷における綱点再現性が良いことが知られて
おり、これを実現するために、合成共重合体のラ
テツクスのポリマーを柔らかくしたり、硬い乾燥
皮膜を与える水溶性高分子化合物の使用量を極力
抑える方法がとられている。 しかしながら、一般に合成共重合体成分を極端
に柔らかくすると、顔料に対する接着力が弱まり
塗工紙の表面強度が低下するばかりでなく、塗工
紙製造におけるカレンダー工程において、カレン
ダーロールに塗工組成物が付着するダステイング
トラブルが発生しやすくなるなどの欠点を生じ、
また、水溶性天然高分子化合物が良好な保水力を
有するため、この使用量を低減すると塗工液の保
水性が低下し、塗工液水分の原紙への急速な浸透
による濃度変化により、ストリークなどが発生し
やすくなり、塗工安定性が低下するという操業上
重大な問題が生じる。このような問題を解決する
ために、合成共重合体ラテツクスに対して保水性
を付与した高カルボン酸含有のアルカリ増粘性共
重合体ラテツクスの検討が数多くなされてきた。
しかしながら、これを配合した塗工組成物を用い
ると、グラビア印刷時の網点欠落の発生はある程
度減少するものの、まだ十分に満足しうるもので
はない。 このように、塗工紙の表面強度の低下及び操業
性の低下を抑えて、綱点再現性に優れたグラビア
印刷用紙や、耐ブリスター性及び印刷光沢に優れ
たオフセツト印刷用紙などを与えることができ、
かつ実用的に満足しうる塗用塗工液はまだ見出さ
れていないのが現状である。 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、このような事情のもとで、塗
工紙の表面強度及び操業性になんら支障をもたら
すことなく、網点再現性に優れたグラビア印刷用
紙や、耐ブリスター性及び印刷光沢に優れたオフ
セツト印刷用紙などを与えうる紙用塗工液を提供
することにある。 問題点を解決するための手段 本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定の合
成重合体ラテツクスに対して、特定の熱硬化性樹
脂の水溶液を所定の割合で添加してあらかじめ調
整した合成接着剤と顔料とを混合することによ
り、表面強度や操業性の低下を伴うことなく、印
刷特性の優れた塗工紙を与えうる塗工液が得られ
ること、及びこの塗工液は、表面強度や発色性に
優れた感圧複写紙の下葉紙、生産性の良好な白紙
光沢に優れたキヤスト塗工紙、インク受理性や耐
グロスカレンダー汚れ適性に優れたコート白ボー
ル板紙なども与えうることを見出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、カルボキシル基を含有す
る合成共重合体のラテツクスに対し、アミノプラ
スト及び陽性エポキシ変性ポリアミドの中から選
ばれた熱硬化性樹脂の水溶液を固形分換算で0.01
〜2.0重量%の割合で添加して接着剤を調整し、
次いでこれを顔料と混合することを特徴とする紙
用工液の製造方法を提供するものである。 本発明において用いられるカルボキシル基を含
有する合成共重合体のラテツクスとしては、例え
ば塗工液の合成接着剤として一般に用いられてい
るスチレン−ブタジエン系共重合体ラテツクスで
代表される合成ゴム系ラテツクスや、アクリル
系、スチレン−アクリル系、エチレン−酢酸ビニ
ル系、酢酸ビニル−アクリル系、酢酸ビニル系な
どのものが挙げられる。 また、本発明において用いられる熱硬化性樹脂
は、アミノプラスト樹脂例えばメラミン−ホルム
アルデヒド樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂な
ど及び陽性エポキシ変性ポリアミド樹脂例えばポ
リアミド−エピハロヒドリン樹脂などの中から選
ばれる。これらの熱硬化性樹脂は単独で用いても
よいし、2種以上組み合わせて用いてもよいが、
いずれの場合も水溶液として用いることが必要で
ある。 本発明で用いる紙塗工用合成接着剤において
は、前記カルボキシル基を含有する合成共重合体
のテラツクスに対し、前記熱硬化性樹脂水溶液を
固形分換算で0.01〜2.0重量%、好ましくは0.05〜
1.0重量%の範囲で添加することが必要である。
この量が0.01重量%未満では本発明の効果はほと
んど発揮されず、また、2.0重量%を越えると、
塗工液組成物の粘度が急激に増加しほとんど実用
性を失う。 本発明においては、熱硬化性樹脂水溶液を合成
共重合体ラテツクスに対し、固形分換算で0.01〜
2.0重量%の範囲で添加した紙塗工用合成接着剤
をあらかじめ調整して用いることが必要である。
この際、塗工液調整する当り、該熱硬化性樹脂水
溶液と、該合成共重合体ラテツクスと顔料に対し
て別々に添加すると所望の効果が発揮されない。 本発明の塗工液において用いられる顔料として
は、例えばクレー、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、サチン白などの紙塗工用に通常使用されてい
る工物性顔料や、プラスチツクピグメントといわ
れるポリスチレン微粒子などの有機顔料が挙げら
れる。 本発明の塗工液組成物においては、顔料100重
量部に当り、前記の紙塗工用合成接着剤を4〜18
重量部の割合で混合することが必要であるが、好
ましい配合割合は使用目的に応じて適宜選ばれ
る。 例えば、グラビア印刷紙用塗工液については、
顔料100重量部に対し、該接着剤を4〜12重量部
の範囲で配合することにより、表面強度の低下や
グラビア網点欠落の少ないグラビア印刷紙が得ら
れる。この量が4重量部未満では表面強度が低下
する上に、塗工操業時にスーパーカレンダー汚れ
が発生しやすく、一方12重量部を越えるとグラビ
ア網点欠落が急激に増加するので好ましくない。 ウエブオフセツト印刷紙用塗工液については、
顔料100重量部に対し、該接着剤を6〜15重量部
の範囲で配合することにより、耐ブリスター性と
印刷光沢の優れたウエブオフセツト印刷紙を得る
ことができる。この量が6重量部未満では印刷光
沢が劣る上に表面強度が急激に低下し、一方15重
量部を越えると耐ブリスター性が著しく低下する
ので好ましくない。 感圧複写紙の下葉紙用塗工液については、顔料
100重量部に対して、該接着剤を8〜14重量部の
範囲で配合することにより、極めて優れた表面強
度と発色性を有する感圧複写紙の下葉紙が得られ
る。この量が8重量部未満では表面強度が低下
し、一方14重量部を越えると発色性が著しく低下
する。 キヤスト塗工紙用塗工液については、顔料100
重量部に対して、該接着剤を8〜18重量部の範囲
で配合することにより、生産性の良好な白紙光沢
に極めて優れたキヤスト塗工紙を得ることができ
る。この量が8重量部未満では、表面強度が急激
に低下し、一方、18重量部を越えるとキヤスト塗
工紙の生産性が急激に低下するので好ましくな
い。 コート白ボール板紙用塗工液については、顔料
100重量部に対して、該接着剤を8〜18重量部の
範囲で配合することにより、極めて優れた耐グロ
スカレンダー汚れ適正を有するコート白ボール板
紙を得ることができる。この量が8重量部未満で
は表面強度が劣る上に、耐グロスカレンダー汚れ
適正も劣り、一方18重量部を越えるとインク受理
性が極端に低下し、印刷仕上りが劣るので好まし
くない。 また、本発明の塗工液には、所望に応じポリア
クリル酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウムなど
の顔料分散剤や、消泡剤、保水剤、離型剤、防腐
剤、PH調整剤などを配合することもできる。 実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
る。 なお、各物性は次の測定方法に従つて求めた。 (1) 塗工液粘度:BL型粘度計(60rpmNo.4スピ
ンドル)によつて25℃で測定 (2) 表面強度:明製作所(株)RI印刷試験機を使用
し、タツク12のインキで数回重ね刷りを行
い、印刷面のピツキング状態を肉眼判定する。
数字の小さい方が良好である。 (3) グラビア印刷適性:大蔵省印刷局式グラビア
印刷適性試験機を用い、インキは東洋インキ製
造(株)製グラビアインキOGH91スミをザーンカ
ツプNo.3で10秒になるように希釈剤で調整した
ものを用いた。印刷速度60m/min、印圧10
Kg/cm2で印刷し、1cm2当りの網点の欠落個数を
数え、全体の網点個数に対する欠落率を求め
る。欠落率が大きいほどグラビア適性は不良で
ある。 (4) 塗工紙の耐ブリスター:両面塗工し、かつカ
レンダー仕上げした塗工紙を明製作所(株)RI印
刷機を使用し、黄インキ(0.3c.c.)で両面をベ
タ刷りし、試料とする。この試料を加熱したオ
イルバスに浸せきし、ブリスターの発生した温
度を読みとる。数字は大の方が耐ブリスター性
は良好である。 (5) 塗工紙の発色性:感圧複写紙の下葉紙と上葉
紙を重ね、IGT試験機により印圧をかける(印
圧:35Kg、スプリングM)。発色後30秒経過し
てから発色濃度をハンター式白色度計にて測定
する。数字は小の方が良好である。 (6) 塗工紙の印刷光沢:塗工紙を明製作所(株)RI
印刷機を使用し、スミインキ(0.3c.c.)でベタ
刷りし、乾燥後村上式光沢度計(60゜)にて測
定する。数字は大の方が良好である。 (7) 塗工紙の白紙光沢:塗工紙を村上式光沢度計
(75゜)にて測定する。 (8) 塗工紙の通気性:塗工紙をスムースターにて
測定する。数字は大の方が通気性がよい。一般
に通気性が良好なほど、キヤスト紙の生産性は
向上する。 (9) インキ受理性:コート白ボール板紙表面に所
定量のK&Nインキを塗布し、2分間その状態
にしておく。次にテツシユペーパーのような柔
らかい材料でできるだけK&Nインキをぬぐい
取る。ハンター白色度計にて下記の計算式にて
算出する。数字は大の方が良好である。 インク受理性(drop%)=100×(塗工紙の白色度)
−(K&Nインキをぬぐい去つたのちの白色度)/(塗
土紙の白色度) (10) 耐グロスカレンダー汚れ適性:塗工直後のコ
ート白ボール板紙に0番のワイヤーバーにて2
%硫酸亜鉛水溶液を塗布し、ただちに、スーパ
ーカレンダーロール(条件:100Kg/cm、室温、
1回通し)に通し、カレンダーロール汚れを肉
眼判定する。数字は小の方が良好である。 グラビア印刷紙 実施例 1 合成共重合体ラテツクとして、グラビア印刷紙
用のアルカリ増粘性カルボキシル変性スチレン−
ブタジエン共重合体ラテツクス〔旭化成工業(株)
製、L−1194〕を、熱硬化性樹脂水溶液として、
スミレーズレジン636〔住友化学工業(株)製、アミノ
プラスト樹脂〕を用い、L−1194に対し、スミレ
ーズレジンを固形分換算で0.1重量%添加したの
ち、常温で十分にかきまぜて、本発明の合成接着
剤を得た。 この合成接着剤を用いて、下記に示す配合の組
成物を以下に述べる方法で調整し、塗工液を得
た。 塗工液の成分割合 クレー〔EMC(株)製、ウルトラコート〕 85重量部 炭酸カルシウム〔丸尾カルシウム(株)、スーパー
1700〕 15 〃 分散剤〔東亜合成(株)アロンT−40〕 0.3 〃 合成接着剤 7 〃 まず、ウルトラコート(クレー)85重量部、ス
ーパー1700(炭酸カルシウム)15重量部、アロン
T−40(ポリアクリル算ナトリウム系分散剤)0.3
重量部を適量に分散し、顔料スラリーを調整し
た。次に合成接着剤7重量部を加えてよくかきま
ぜて混合したのち、水酸化ナトリウム水溶液でPH
9.5にして、さらに固形分濃度を62重量%に調整
し塗工液組成物を得た。次に市販の中質紙に塗工
量14g/m2で塗工し、次いでこの塗工紙をスーパ
ーカレンダーかけ(ロール温度50℃、ロール綿圧
100Kg/cm、2回通し)を行い、23℃、65%PH中
で調温、調湿したものを試料とし、表面強度及び
グラビア印刷適性試験を行つた。 結果を第1表に湿す。 実施例 2 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982〔デイツクハーキユレス(株)製、陽性エポキシ変
性ポリアミド樹脂〕を用いた他は、実施例1と全
く同じ方法で合成接着剤を調整し、塗工液を調整
した。 この塗工液を用いて実施例1と同じ方法で塗工
紙を作成した。結果を第1表に示す。 実施例 3 熱硬化性樹脂水溶液として、タマコート138〔荒
川化学(株)製、アミノプラスト樹脂〕を用い、合成
共重合体ラテツクスL−1194に対し、固形分換算
で0.3重量%添加した他は、実施例1と全く同じ
方法で合成接着剤を調整し、実施例1と同じ方法
で塗工紙を作成した。結果を第1表に示す。 比較例 1 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスL−1194を使用し、塗工組成物の配合
及び塗工条件は実施例1と同様にして塗工紙を製
造した。結果を第1表に示す。 比較例 2 比較例1と同じ合成共重合体ラテツクスL−
1194を使用し、下記の配合で実施例1と同じ方法
により塗工液を調整してこれを用いて塗工紙を製
造した。結果を第1表に示す。
【表】
比較例 3
合成共重合体ラテツクスL−1194に熱硬化性樹
脂水溶液スミレーズレジン636を固形分換算で2.5
重量%添加したものを実施例1と同様な方法で調
整した。塗工液配合及び塗工条件は、実施例1と
同じである。結果を第1表に示す。 比較例 4 合成共重合体ラテツクスL−1194に熱硬化性樹
脂水溶液スミレーズレジン636を固形分換算で
0.005重量%添加したものを実施例1と同様な方
法で調整した。他の操作は比較例3と同様であ
る。 結果を第1表に示す。
脂水溶液スミレーズレジン636を固形分換算で2.5
重量%添加したものを実施例1と同様な方法で調
整した。塗工液配合及び塗工条件は、実施例1と
同じである。結果を第1表に示す。 比較例 4 合成共重合体ラテツクスL−1194に熱硬化性樹
脂水溶液スミレーズレジン636を固形分換算で
0.005重量%添加したものを実施例1と同様な方
法で調整した。他の操作は比較例3と同様であ
る。 結果を第1表に示す。
【表】
ウエブオフセツト印刷紙
実施例 4
合成共重合体ラテツクスとして、ウエブオフセ
ツト印刷紙用カルボキシル変性スチレン−ブタジ
エン共重合体ラテツクス〔旭化成工業(株)製、L−
1530〕を、熱硬化性樹脂水溶液として、スミレー
ズレジン636〔住友化学工業(株)製、アミノプラスト
樹脂〕を用い、L−1530に対し、スミレーズレジ
ン636を固形分換算で0.2重量%添加し、常温で十
分にかきまぜて合成接着剤を得た。 この合成接着剤を用いて、下記に示す配合の組
成物を以下に述べる方法で調整し、塗工液を得
た。 塗工液の成分割合 クレー(ウルトラコート) 90重量部 炭酸カルシウム(スーパー1700) 10 〃 分散剤(アロンT−40) 0.2 〃 スターチ〔王子コーンスターチ(株)製、王子エース
A〕 5 〃 合成接着剤 10 〃 まず、ウルトラコート(クレー)90重量部、ス
ーパー1700(炭酸カルシウム)10重量部、アロン
T−40(ポリアクリル酸ナトリウム系分散剤)0.
2重量部を適量の水に分散し、顔料スラリーを調
整した。次にあらかじめ溶液化しておいた王子エ
ースA(スターチ)所定量を入れ、さらに合成接
着剤10重量部を加え、かきまぜ混合したのち、
適量の水を加えて最終固形分65重量%の塗工液を
調整した。 次に、市販の上質紙にこの塗工液を塗工量13
g/m2で塗工し、次いでこの塗工紙をスーパーカ
レンダーかけ(ロール温度60℃、ロール綿圧100
Kg/cm、2回通し)を行い、23℃、65%PH中で調
温、調湿したものを試料として、各種測定を行つ
た。結果を第2票に示す。 実施例 5 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982を用いた他は、実施例4と全く同じ方法で合
成着色剤を調製した。塗工液及び塗工条件は、す
べて実施例4と同じである。 結果を第2表に示す。 実施例 6 熱硬化性樹脂水溶液としてタマコート138を用
い、合成共重合体ラテツクスL−1530に対し固形
分換算で0.4重量%添加した他は実施例4と全く
同じ方法で合成接着剤を調整し、これを用いて塗
工液及び塗工紙を作成した。 結果を第2表に示す。 比較例 5 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスL−1530を使用し、塗工組成物の配合
及び塗工条件は、実施例4と同様にして塗工紙を
作成した。 結果を第2表に示す。 比較例 6 比較例5と同じ合成共重合体ラテツクスL−
1530を使用し、下記の配合で塗工液を調整した。
作成方法は、実施例4と同じである。結果を第2
表に示す。
ツト印刷紙用カルボキシル変性スチレン−ブタジ
エン共重合体ラテツクス〔旭化成工業(株)製、L−
1530〕を、熱硬化性樹脂水溶液として、スミレー
ズレジン636〔住友化学工業(株)製、アミノプラスト
樹脂〕を用い、L−1530に対し、スミレーズレジ
ン636を固形分換算で0.2重量%添加し、常温で十
分にかきまぜて合成接着剤を得た。 この合成接着剤を用いて、下記に示す配合の組
成物を以下に述べる方法で調整し、塗工液を得
た。 塗工液の成分割合 クレー(ウルトラコート) 90重量部 炭酸カルシウム(スーパー1700) 10 〃 分散剤(アロンT−40) 0.2 〃 スターチ〔王子コーンスターチ(株)製、王子エース
A〕 5 〃 合成接着剤 10 〃 まず、ウルトラコート(クレー)90重量部、ス
ーパー1700(炭酸カルシウム)10重量部、アロン
T−40(ポリアクリル酸ナトリウム系分散剤)0.
2重量部を適量の水に分散し、顔料スラリーを調
整した。次にあらかじめ溶液化しておいた王子エ
ースA(スターチ)所定量を入れ、さらに合成接
着剤10重量部を加え、かきまぜ混合したのち、
適量の水を加えて最終固形分65重量%の塗工液を
調整した。 次に、市販の上質紙にこの塗工液を塗工量13
g/m2で塗工し、次いでこの塗工紙をスーパーカ
レンダーかけ(ロール温度60℃、ロール綿圧100
Kg/cm、2回通し)を行い、23℃、65%PH中で調
温、調湿したものを試料として、各種測定を行つ
た。結果を第2票に示す。 実施例 5 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982を用いた他は、実施例4と全く同じ方法で合
成着色剤を調製した。塗工液及び塗工条件は、す
べて実施例4と同じである。 結果を第2表に示す。 実施例 6 熱硬化性樹脂水溶液としてタマコート138を用
い、合成共重合体ラテツクスL−1530に対し固形
分換算で0.4重量%添加した他は実施例4と全く
同じ方法で合成接着剤を調整し、これを用いて塗
工液及び塗工紙を作成した。 結果を第2表に示す。 比較例 5 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスL−1530を使用し、塗工組成物の配合
及び塗工条件は、実施例4と同様にして塗工紙を
作成した。 結果を第2表に示す。 比較例 6 比較例5と同じ合成共重合体ラテツクスL−
1530を使用し、下記の配合で塗工液を調整した。
作成方法は、実施例4と同じである。結果を第2
表に示す。
【表】
【表】
比較例 7
合成共重合体ラテツクスL−1530に熱硬化性樹
脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で2.6
重量%添加したものを実施例4と同様な方法で調
整した。さらに実施例4と同じ塗工液配合及び塗
工条件を用いて塗工紙を作成した。結果を第2表
に示す。 比較例 8 合成共重合体ラテツクスL−1530に熱硬化性水
溶液エピノツクスS−982を固形分換算で0.004重
量%添加したものを実施例4と同様な方法で調製
した。さらに実施例4と同じ塗工液配合及び塗工
条件を用いて塗工紙を作成した。結果を第2表に
示す。
脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で2.6
重量%添加したものを実施例4と同様な方法で調
整した。さらに実施例4と同じ塗工液配合及び塗
工条件を用いて塗工紙を作成した。結果を第2表
に示す。 比較例 8 合成共重合体ラテツクスL−1530に熱硬化性水
溶液エピノツクスS−982を固形分換算で0.004重
量%添加したものを実施例4と同様な方法で調製
した。さらに実施例4と同じ塗工液配合及び塗工
条件を用いて塗工紙を作成した。結果を第2表に
示す。
【表】
感圧複写紙の下葉紙の場合
実施例 7
合成共重合体ラテツクスとして、感圧複写紙の
下葉紙用カルボキシル変性スチレン−ブタジエン
共重合体ラテツクス〔旭化成工業(株)製、DL−
636〕を、熱硬化性樹脂水溶液としてスミレーズ
レジン636を用いて、DL−636に対し、スミレー
ズレジン636を固形分換算で0.3重量%添加し、常
温で十分にかきまぜて、合成接着剤を得た。 この合成接着剤を用いて、下記に示す配合の組
成物を以下に述べる方法で調製し、塗工液を得
た。 塗工液の成分割合 クレー(ウルトラコート) 100重量部 フエノール樹脂エマルジヨン(p−フエニルフエ
ノール・アルデビド重縮合体) 20 〃 分散剤(アロンT−40) 0.5 〃 水酸化ナトリウム 0.5 〃 スターチ(王子エースB) 6 〃 合成接着剤 12 〃 まず、ウルトラコート(クレー)100重量部、
アロンT−40(ポリアクリル酸ナトリウム系分散
剤)0.5重量部を適量の水に分散して、顔料スラ
リーを調製した。次に、あらかじめ溶液化してお
いた王子エースB(スターチ)所定量を入れ、さ
らにフエノール樹脂エマルジヨン20重量部と合成
接着剤12重量部を加え、かきまぜ混合したのち、
PH調製剤である水酸化ナトリウムを加え、適量の
水で最終固形分を30重量%に調製して塗工液を得
た。 次に、市販の上質紙に、この塗工液を塗工量6
g/m2で塗工し、次いでこの塗工紙をスーパーカ
レンダーかけ(ロール温度40℃、ロール線圧100
Kg/cm、2回通し)を行い、65%PH中で調温、調
湿したものを下葉紙として使用する。 得られた下葉紙の塗布面と市販されている上葉
紙の塗布面を対向するように重ね合わせ、発色性
の試験を実施した。さらに、下葉紙そのものの塗
布面接着強度をRI印刷機にて評価した。結果を
第3表に示す。 実施例 8 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982を用いた他は、実施例7と全く同じ方法で合
成接着剤を調製した。塗工液及び塗工条件は、す
べて実施例7と同様である。結果を第3表に示
す。 実施例 9 熱硬化性樹脂水溶液として、タマコート138
を用い、合成共重合体ラテツクスDL−636に対し
固形分換算で0.5重量%添加した他は、実施例7
と全く同じ方法で合成接着剤を調製した。塗工液
及び塗工条件は、すべて実施例7と同様である。
結果を第3票に示す。 比較例 9 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスDL−636を使用し、縫散工組成物の配
合及び塗工条件は、実施例7と同様にして塗工紙
を作成した。結果を第3表に示す。 比較例 10 比較例9と同じ合成共重合体ラテツクスDL−
636を使用し、下記の配合で塗工液を調製した。
作成方法は、実施例7と同じである。結果を第3
表に示す。
下葉紙用カルボキシル変性スチレン−ブタジエン
共重合体ラテツクス〔旭化成工業(株)製、DL−
636〕を、熱硬化性樹脂水溶液としてスミレーズ
レジン636を用いて、DL−636に対し、スミレー
ズレジン636を固形分換算で0.3重量%添加し、常
温で十分にかきまぜて、合成接着剤を得た。 この合成接着剤を用いて、下記に示す配合の組
成物を以下に述べる方法で調製し、塗工液を得
た。 塗工液の成分割合 クレー(ウルトラコート) 100重量部 フエノール樹脂エマルジヨン(p−フエニルフエ
ノール・アルデビド重縮合体) 20 〃 分散剤(アロンT−40) 0.5 〃 水酸化ナトリウム 0.5 〃 スターチ(王子エースB) 6 〃 合成接着剤 12 〃 まず、ウルトラコート(クレー)100重量部、
アロンT−40(ポリアクリル酸ナトリウム系分散
剤)0.5重量部を適量の水に分散して、顔料スラ
リーを調製した。次に、あらかじめ溶液化してお
いた王子エースB(スターチ)所定量を入れ、さ
らにフエノール樹脂エマルジヨン20重量部と合成
接着剤12重量部を加え、かきまぜ混合したのち、
PH調製剤である水酸化ナトリウムを加え、適量の
水で最終固形分を30重量%に調製して塗工液を得
た。 次に、市販の上質紙に、この塗工液を塗工量6
g/m2で塗工し、次いでこの塗工紙をスーパーカ
レンダーかけ(ロール温度40℃、ロール線圧100
Kg/cm、2回通し)を行い、65%PH中で調温、調
湿したものを下葉紙として使用する。 得られた下葉紙の塗布面と市販されている上葉
紙の塗布面を対向するように重ね合わせ、発色性
の試験を実施した。さらに、下葉紙そのものの塗
布面接着強度をRI印刷機にて評価した。結果を
第3表に示す。 実施例 8 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982を用いた他は、実施例7と全く同じ方法で合
成接着剤を調製した。塗工液及び塗工条件は、す
べて実施例7と同様である。結果を第3表に示
す。 実施例 9 熱硬化性樹脂水溶液として、タマコート138
を用い、合成共重合体ラテツクスDL−636に対し
固形分換算で0.5重量%添加した他は、実施例7
と全く同じ方法で合成接着剤を調製した。塗工液
及び塗工条件は、すべて実施例7と同様である。
結果を第3票に示す。 比較例 9 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスDL−636を使用し、縫散工組成物の配
合及び塗工条件は、実施例7と同様にして塗工紙
を作成した。結果を第3表に示す。 比較例 10 比較例9と同じ合成共重合体ラテツクスDL−
636を使用し、下記の配合で塗工液を調製した。
作成方法は、実施例7と同じである。結果を第3
表に示す。
【表】
比較例 11
合成共重合体ラテツクスDL−636に熱硬化性樹
脂水溶液エピノツクスS−982固形分換算で2.5重
量%添加したものを実施例7と同じ塗工液配合及
び塗工条件で塗布して感熱複写紙の下葉紙を作成
した。結果を第3表に示す。 比較例 12 合成共重合体ラテツクスDL−636に熱硬化性樹
脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で
0.007重量%添加したものを実施例7と同様な方
法で調製した。さらに実施例7と同じ塗工液配合
及び塗工条件を用いて感圧複写紙の下葉法を作成
した。結果を第3表に示す。
脂水溶液エピノツクスS−982固形分換算で2.5重
量%添加したものを実施例7と同じ塗工液配合及
び塗工条件で塗布して感熱複写紙の下葉紙を作成
した。結果を第3表に示す。 比較例 12 合成共重合体ラテツクスDL−636に熱硬化性樹
脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で
0.007重量%添加したものを実施例7と同様な方
法で調製した。さらに実施例7と同じ塗工液配合
及び塗工条件を用いて感圧複写紙の下葉法を作成
した。結果を第3表に示す。
【表】
キヤスト塗工紙の場合
実施例 10
合成共重合体ラテツクスとして、キヤスト塗工
紙用カルボキシル変性スチレン−ブタジエン共重
合体ラテツクス〔旭化成工業(株)製、DL−636〕
を、熱硬化性樹脂水溶液としてスミレーズレジン
636を用い、DL−636に対して、スミレーズレジ
ン636を固形分換算で0.5重量%添加し、常温で十
分にかきまぜて合成接着剤を得た。 この接着剤を用いて、下記に示す配合の組成物
を、以下に述べる方法で調製し、塗工液を得た。 塗工液の成分割合 クレー(ウルトラコート) 90重量部 炭酸カルシウム(スーパー1700) 10 〃 分散剤(アロンT−40) 0.2 〃 離型剤(ロート油) 3 〃 カゼイン 9 〃 合成接着剤 10 〃 まず、ウルトラコート(クレー)90重量部及び
スパー1700(炭酸カルシウム)10重量部にアロン
T−40(分散剤)と適量の水を加えて分散させ、
顔料スラリーを調製した。次にロート油(離型
剤)とあらかじめ溶液化しておいたカゼインを所
定量入れ、さらに合成接着剤10重量部を加え、か
きまぜて混合し、最後に適量の水で最終固形分を
50重量%に調製し、塗工液を得た。 次に、この塗工液を市販の上質紙に塗工量20
g/m2で塗布したのち、湿潤状態の塗工層を85℃
に加熱された表面がクロスメツキになつている金
属板に圧縮し、乾燥した。この方式によつて作成
されたキヤスト塗工紙の各物性の評価結果を第4
表に示す。 実施例 11 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982を用いた他は、実施例10と全く同じ方法で合
成接着剤を調製し、この合成接着剤を使用して、
塗工液を調製し、キヤスト塗工紙を作成した。 結果を第4表に示す。 実施例 12 熱硬化性樹脂水溶液として、タマコート138を
用い、合成共重合体ラテツクスDL−636に対し固
形分換算で0.7重量%添加した他は、実施例10と
全く同じ方法で合成接着剤を作成し、この合成接
着剤を使用して、塗工液を調製し、キヤスト塗工
紙を作成した。結果を第4表に示す。 比較例 13 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスDL−636を使用し、塗工組成物の配合
及び塗工条件は、実施例10と同様にして塗工紙を
作成した。結果を第4表に示す。 比較例 14 比較例13と同じ合成共重合体ラテツクスDL−
636を使用し、下記の配合で塗工液を調製した。
作成方法は、実施例10と同じである。結果を第4
表に示す。
紙用カルボキシル変性スチレン−ブタジエン共重
合体ラテツクス〔旭化成工業(株)製、DL−636〕
を、熱硬化性樹脂水溶液としてスミレーズレジン
636を用い、DL−636に対して、スミレーズレジ
ン636を固形分換算で0.5重量%添加し、常温で十
分にかきまぜて合成接着剤を得た。 この接着剤を用いて、下記に示す配合の組成物
を、以下に述べる方法で調製し、塗工液を得た。 塗工液の成分割合 クレー(ウルトラコート) 90重量部 炭酸カルシウム(スーパー1700) 10 〃 分散剤(アロンT−40) 0.2 〃 離型剤(ロート油) 3 〃 カゼイン 9 〃 合成接着剤 10 〃 まず、ウルトラコート(クレー)90重量部及び
スパー1700(炭酸カルシウム)10重量部にアロン
T−40(分散剤)と適量の水を加えて分散させ、
顔料スラリーを調製した。次にロート油(離型
剤)とあらかじめ溶液化しておいたカゼインを所
定量入れ、さらに合成接着剤10重量部を加え、か
きまぜて混合し、最後に適量の水で最終固形分を
50重量%に調製し、塗工液を得た。 次に、この塗工液を市販の上質紙に塗工量20
g/m2で塗布したのち、湿潤状態の塗工層を85℃
に加熱された表面がクロスメツキになつている金
属板に圧縮し、乾燥した。この方式によつて作成
されたキヤスト塗工紙の各物性の評価結果を第4
表に示す。 実施例 11 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982を用いた他は、実施例10と全く同じ方法で合
成接着剤を調製し、この合成接着剤を使用して、
塗工液を調製し、キヤスト塗工紙を作成した。 結果を第4表に示す。 実施例 12 熱硬化性樹脂水溶液として、タマコート138を
用い、合成共重合体ラテツクスDL−636に対し固
形分換算で0.7重量%添加した他は、実施例10と
全く同じ方法で合成接着剤を作成し、この合成接
着剤を使用して、塗工液を調製し、キヤスト塗工
紙を作成した。結果を第4表に示す。 比較例 13 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスDL−636を使用し、塗工組成物の配合
及び塗工条件は、実施例10と同様にして塗工紙を
作成した。結果を第4表に示す。 比較例 14 比較例13と同じ合成共重合体ラテツクスDL−
636を使用し、下記の配合で塗工液を調製した。
作成方法は、実施例10と同じである。結果を第4
表に示す。
【表】
比較例 15
合成共重合体ラテツクスDL−636に、熱硬化性
樹脂水溶液エピノツクスS−982固形分換算で2.7
重量%添加したものを用い実施例10と同じ塗工液
配合及び塗工条件で塗布しキヤスト塗工紙を作成
した。結果を第4表に示す。 比較例 16 合成共重合体ラテツクスDL−636に、熱硬化性
樹脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で
0.008重量%添加したものを用い実施例10と同じ
塗工液配合及び塗工条件で塗布してキヤスト塗工
紙を作成した。結果を第4表に示す。
樹脂水溶液エピノツクスS−982固形分換算で2.7
重量%添加したものを用い実施例10と同じ塗工液
配合及び塗工条件で塗布しキヤスト塗工紙を作成
した。結果を第4表に示す。 比較例 16 合成共重合体ラテツクスDL−636に、熱硬化性
樹脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で
0.008重量%添加したものを用い実施例10と同じ
塗工液配合及び塗工条件で塗布してキヤスト塗工
紙を作成した。結果を第4表に示す。
【表】
V コート白ボール板紙の場合
実施例 13
合成共重合体ラテツクスとして、コート白ボー
ル板紙用カルボキシル変性スチレン−ブタジエン
共重合体ラテツクス(旭化成工業(株)L−1622)
を、熱硬化性樹脂水溶液としてスミレーズレンジ
636を用い、L−1622に対して、スミレーズレジ
ン636を固形分換算で、0.6重量%添加し、常温で
十分にかきまぜて、合成接着剤を得た。この合成
接着剤を用いて、下記に示す配合の組成物を、以
下に述べる方法で調製し、塗工液を得た。 塗工液の成分割合 クレー(ウルトラコート) 70重量部 炭酸カルシウム(スーパー1700) 30 〃 分散剤(アロンT−40) 0.3 〃 カゼイン 6 〃 合成接着剤 15 〃 まずウルトラコート(クレー)70重量部及びス
ーパー1700(炭酸カルシウム)30重量部にアロン
T−40(分散剤)と適量の水を加え、分散させて
顔料スラリーを作成した。次に、あらかじめ溶液
化させたカゼイン所定量を加え、さらに合成接着
剤15重量部を加え、かきまぜて混合し、最後に適
量の水で最終固形分を42重量%に調製し、塗工液
を得た。 この塗工液をコート白ボール厚紙板紙に塗工量
15g/m2で塗布し、乾燥させた。この試料の一部
は、ただちに耐グロスカレンダー汚れ適性の試験
に供するとともに、その他は、スーパーカレンダ
ーかけ(ロール温度30℃、ロール線圧100Kg/cm、
2回通し)を行い、23℃、65%PH中で調温、調湿
し、塗工紙物性を評価した。その結果を第5表に
示す。 実施例 14 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982を用いた他は、実施例13と全く同じ方法で合
成接着剤を調製した。塗工液及び塗工条件は、す
べて実施例13と同様である。結果を第5表に示
す。 実施例 15 熱硬化性樹脂水溶液として、タマコート138を
用い、合成共重合体ラテツクスL−1622に対し固
形分換算で0.7重量%添加した他は、実施例13と
全く同じ方法で合成接着剤を作成した。塗工液及
び塗工条件は、すべて実施例13と同様である。結
果を第5表に示す。 実施例 16 熱硬化性樹脂水溶液として、スミレーズレジン
636を固形分換算で1.8重量%用いた他は実施例13
と全く同じ方法で合成接着剤を調製した。これを
用いて実施例13と同じ塗工液及び塗工条件で紙に
塗工した結果を第5表に示す。 比較例 17 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスL−1622を使用し、塗工組成物の配合
及び塗工条件は、実施例13と同様にして塗工紙を
作成した。結果を第5表に示す。 比較例 18 比較例17と同じ合成共重合体ラテツクスL−
1622を使用し、下記の配合で塗工液を調製した。
作成方法は、実施例13と同じである。結果を第5
表に示す。
ル板紙用カルボキシル変性スチレン−ブタジエン
共重合体ラテツクス(旭化成工業(株)L−1622)
を、熱硬化性樹脂水溶液としてスミレーズレンジ
636を用い、L−1622に対して、スミレーズレジ
ン636を固形分換算で、0.6重量%添加し、常温で
十分にかきまぜて、合成接着剤を得た。この合成
接着剤を用いて、下記に示す配合の組成物を、以
下に述べる方法で調製し、塗工液を得た。 塗工液の成分割合 クレー(ウルトラコート) 70重量部 炭酸カルシウム(スーパー1700) 30 〃 分散剤(アロンT−40) 0.3 〃 カゼイン 6 〃 合成接着剤 15 〃 まずウルトラコート(クレー)70重量部及びス
ーパー1700(炭酸カルシウム)30重量部にアロン
T−40(分散剤)と適量の水を加え、分散させて
顔料スラリーを作成した。次に、あらかじめ溶液
化させたカゼイン所定量を加え、さらに合成接着
剤15重量部を加え、かきまぜて混合し、最後に適
量の水で最終固形分を42重量%に調製し、塗工液
を得た。 この塗工液をコート白ボール厚紙板紙に塗工量
15g/m2で塗布し、乾燥させた。この試料の一部
は、ただちに耐グロスカレンダー汚れ適性の試験
に供するとともに、その他は、スーパーカレンダ
ーかけ(ロール温度30℃、ロール線圧100Kg/cm、
2回通し)を行い、23℃、65%PH中で調温、調湿
し、塗工紙物性を評価した。その結果を第5表に
示す。 実施例 14 熱硬化性樹脂水溶液として、エピノツクスS−
982を用いた他は、実施例13と全く同じ方法で合
成接着剤を調製した。塗工液及び塗工条件は、す
べて実施例13と同様である。結果を第5表に示
す。 実施例 15 熱硬化性樹脂水溶液として、タマコート138を
用い、合成共重合体ラテツクスL−1622に対し固
形分換算で0.7重量%添加した他は、実施例13と
全く同じ方法で合成接着剤を作成した。塗工液及
び塗工条件は、すべて実施例13と同様である。結
果を第5表に示す。 実施例 16 熱硬化性樹脂水溶液として、スミレーズレジン
636を固形分換算で1.8重量%用いた他は実施例13
と全く同じ方法で合成接着剤を調製した。これを
用いて実施例13と同じ塗工液及び塗工条件で紙に
塗工した結果を第5表に示す。 比較例 17 熱硬化性樹脂水溶液を使用しない合成共重合体
ラテツクスL−1622を使用し、塗工組成物の配合
及び塗工条件は、実施例13と同様にして塗工紙を
作成した。結果を第5表に示す。 比較例 18 比較例17と同じ合成共重合体ラテツクスL−
1622を使用し、下記の配合で塗工液を調製した。
作成方法は、実施例13と同じである。結果を第5
表に示す。
【表】
比較例 19
合成共重合体ラテツクスL−1622に、熱硬化性
樹脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で
2.2重量%添加したものを用い、実施例13と同じ
塗工液配合及び塗工条件で塗布してコート白ボー
ル板紙を作成した。結果を第5表に示す。 比較例 20 合成共重合体ラテツクスL−1622に、熱硬化性
樹脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で
0.008重量%添加したものを実施例13と同様な方
法で調製した。さらに実施例13と同じ塗工液配合
及び塗工条件を用いてコート白ボール板紙を作成
した。結果を第5表に示す。
樹脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で
2.2重量%添加したものを用い、実施例13と同じ
塗工液配合及び塗工条件で塗布してコート白ボー
ル板紙を作成した。結果を第5表に示す。 比較例 20 合成共重合体ラテツクスL−1622に、熱硬化性
樹脂水溶液エピノツクスS−982を固形分換算で
0.008重量%添加したものを実施例13と同様な方
法で調製した。さらに実施例13と同じ塗工液配合
及び塗工条件を用いてコート白ボール板紙を作成
した。結果を第5表に示す。
【表】
実施例 17
本発明の各種合成接着剤をグラビア印刷紙、ウ
エブオフセツト印刷紙、感圧複写紙用下葉紙、キ
ヤスト塗工紙及びコート白ボール板紙の紙用塗工
組成物の合成接着剤として所定量使用した。使用
方法、塗工作成及び実用物性などは、それぞれの
用途の実施例に記載されていることゝ同じであ
る。その結果を第6表に示す。
エブオフセツト印刷紙、感圧複写紙用下葉紙、キ
ヤスト塗工紙及びコート白ボール板紙の紙用塗工
組成物の合成接着剤として所定量使用した。使用
方法、塗工作成及び実用物性などは、それぞれの
用途の実施例に記載されていることゝ同じであ
る。その結果を第6表に示す。
【表】
【表】
発明の効果
本発明の紙用塗工液は、塗工紙の表面強度及び
操業性になんら支障をもたらすことなく、網点再
現性に優れたグラビア印刷用紙や、耐ブリスター
性及び印刷光沢に優れたオフセツト印刷用紙を与
えることができ、さらに表面強度や発色性に優れ
た感圧複写紙の下葉紙、生産性の良好な白紙光沢
に優れたキヤスト塗工紙、インク受理性や耐グロ
スカレンダー汚れ適性に優れたコート白ボール板
紙なども与えることができるなど、優れた性質を
示し、実用的価値の高いものである。
操業性になんら支障をもたらすことなく、網点再
現性に優れたグラビア印刷用紙や、耐ブリスター
性及び印刷光沢に優れたオフセツト印刷用紙を与
えることができ、さらに表面強度や発色性に優れ
た感圧複写紙の下葉紙、生産性の良好な白紙光沢
に優れたキヤスト塗工紙、インク受理性や耐グロ
スカレンダー汚れ適性に優れたコート白ボール板
紙なども与えることができるなど、優れた性質を
示し、実用的価値の高いものである。
Claims (1)
- 1 カルボキシル基を含有する合成共重合体のラ
テツクスに対し、アミノプラスト及び陽性エポキ
シ変性ポリアミドの中から選ばれた熱硬化性樹脂
の水溶液を固形分換算で0.01〜2.0重量%の割合
で添加して接着剤を調製し、次いでこれを顔料と
混合することを特徴とする紙用塗工液の製造方
法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14419885 | 1985-07-01 | ||
| JP60-144198 | 1985-07-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62104996A JPS62104996A (ja) | 1987-05-15 |
| JPH034680B2 true JPH034680B2 (ja) | 1991-01-23 |
Family
ID=15356494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7103986A Granted JPS62104996A (ja) | 1985-07-01 | 1986-03-31 | 紙用塗工液の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62104996A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2269385A (en) * | 1992-07-14 | 1994-02-09 | Coates Brothers Plc | Coating compositions |
| JP2009185395A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-20 | Daio Paper Corp | キャスト塗工紙および工程紙 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5670071A (en) * | 1979-11-12 | 1981-06-11 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Coating liquid composition for gravure printing paper |
| JPS5714772A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-26 | Shimadzu Corp | Radial type gap camera |
| JPS5777394A (en) * | 1980-10-28 | 1982-05-14 | Asahi Dow Ltd | Coating liquid composition for gravure printing |
| JPS5841994A (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-11 | 住友化学工業株式会社 | 紙用塗工組成物 |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP7103986A patent/JPS62104996A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62104996A (ja) | 1987-05-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |