JPH0347942B2 - - Google Patents
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- JPH0347942B2 JPH0347942B2 JP61247956A JP24795686A JPH0347942B2 JP H0347942 B2 JPH0347942 B2 JP H0347942B2 JP 61247956 A JP61247956 A JP 61247956A JP 24795686 A JP24795686 A JP 24795686A JP H0347942 B2 JPH0347942 B2 JP H0347942B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- sand grains
- liquid
- ammonia
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mold Materials And Core Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、シエルモールド用樹脂被覆砂粒の製
造方法に係り、詳しくは液状樹脂による主型又は
中子の製造に適した実質的に窒素含有量のきわめ
て少ない樹脂被覆砂粒の製造方法に関する。 [従来の技術] 古くからシエルモールド用樹脂被覆砂粒の製造
は、ノボラツク型フエノール樹脂(以下ノボラツ
クという)と硬化剤としてヘキサメチレンテトラ
ミン(以下ヘキサミンという)を使用するドライ
ホツトコート法が主流であつたが、ヘキサミンの
熱分解によつて生じる窒素化合物のガス臭害や鋳
物製品に及ぼすガス欠陥などの改善策として、窒
素を全く含まないか若しくは窒素含有量のきわめ
て少ないレゾール型フエノール樹脂(以下レゾー
ルという)による樹脂被覆砂粒の製造方法も少な
からず提案されている。 たとえばノボラツクの硬化剤としてアンモニア
触媒の存在下で反応させた固形レゾールを使用す
る方法(特公昭48−14289号)や、同固形レゾー
ルを単独で使用する方法(特開昭49−117591号)
がそれであるが、これらの方法はいずれも硬化速
度が遅いという欠点を有している。また、同固形
レゾールの官能基を増加させ硬化速度を向上させ
るために、アンモニア触媒とともに適量のアルカ
リ金属触媒を併用して得た固形レゾールを使用す
る方法、及び同固形レゾールの内部にワツクス類
を均一に含有させて更に固結性の減少を試みた方
法(特開昭53−78924号)も知られている。この
ようにヘキサミンに代替する低臭害樹脂の開発の
流れは、アンモニア触媒を主体とした固形レゾー
ルを中心に推移してきているが、飽くなき生産性
の向上からより早い硬化とより高い鋳型強度を追
求する願いは今も失われてはいない。 [発明が解決しようとする問題点] ところが上述の樹脂被覆砂粒の製造方法はすべ
てドライホツトコート法であり、固型樹脂の使用
と混練時の高い砂粒温度(120〜160℃)とを必要
条件とするため、混練中に樹脂の反応が進んで硬
化速度と密接な関係にある官能基が熱覆歴によつ
て消費されるところに問題の一端がある。 すなわち使用樹脂が上記アンモニア触媒とアル
カリ金属触媒とを併用して官能基を多くするよう
に配慮されたレゾール(以下アンモニア・アルカ
リレゾールという)であつても、これが固形の樹
脂であるために製造の困難性ばかりでなく、樹脂
自身の固結性の面から反応程度の若い樹脂として
取出すにも当然に限界があり、しかも樹脂中の官
能基は上述のように混練中の熱履歴によつて相当
度消失される。反面、硬化速度を速めるために樹
脂の分子量を大きくすることも、やはり固形樹脂
になるが故に混練時における樹脂の流れ不良を伴
つて被覆性を劣化させる結果、同様に制約を生じ
る。 本発明はこのようなドライホツトコート法の問
題点に着目し、液状樹脂の使用と混練時の入砂温
の低下により、樹脂に及ぼす熱履歴の影響を緩和
させることを主体として、上記生産性向上の欲求
に応える樹脂被覆砂粒の製造方法を創出すること
を解決すべき技術課題とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明において使用する液状アンモニア・アル
カリレゾールは、フエノール1モルに対してホル
ムアルデヒド1モル以上を使用し、アンモニア又
はアミン化合物などのアミン系触媒とアルカリ金
属触媒との存在下で反応させた縮合物を有機溶剤
で溶解した樹脂である。 ここにフエノールとは、フエノール又は、メタ
クレゾール、パラクレゾール、キシレノールのよ
うなアルキルフエノールやその混合物をいい、ホ
ルムアルデヒドとしてはホルマリン以外にパラホ
ルムアルデヒド、トリオキサンなどのホルムアル
デヒド重合体及びその混合物が使用できる。 アミン系触媒の中でのアミン化合物としては、
モノメチルアミン、ジメチルアミン、モノエタノ
ールアミン、モノエチルアミンなどである。 アルカリ金属触媒は、ナトリウム、カリウム、
リチウムなどのアルカリ金属の水酸化物又は酸化
物、バリウム、カルシウム、マグネシウムなどの
アルカリ土類金属の水酸化物又は酸化物である。
これらアルカリ金属触媒はアンモニア触媒と異な
つて、樹脂中に取り込まれることなく官能基の生
成に寄与するが、これを多量に使用すると樹脂被
覆砂粒の固結を生じるので、フエノール1モルに
対して0.1モル以下の使用が望ましい。 上記アンモニア・アルカリレゾールと液状ハイ
オルソ配向ノボラツクとを混合溶液として使用す
る。ハイオルソ配向ノボラツクは、酢酸鉛、酢酸
マンガン、酢酸亜鉛などを触媒として使用し、フ
エノールのオルソ位にホルムアルデヒドを付加さ
せたもので反応性に富み、上記アンモニア・アル
カリレゾールとの混用によつて十分その効能を発
揮するが、望ましい混合量は全樹脂量に対して10
〜30重量%程度である。混合量が10%以下だと、
常温強度が劣り、30%以上だと、温時強度が低下
する。 滑剤乳濁液に使用する滑剤としては、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛などの金属石
鹸類、ステアリン酸アミド、メチレンビスステア
ロアミド、エチレンビスステアロアミド、エチレ
ンビスアミドなどの脂肪酸アミド系、カルナバパ
ラフイン、マイクロワツクス、ポリエチレンワツ
クスなどの炭化水素系のものが使用できる。その
時の溶媒は、水、アルコール等滑剤を、溶解もし
くは分散させるものであればいずれでも使用でき
る。滑剤乳濁液の望ましい滑剤有効成分濃度は、
20〜60重量%である。滑剤乳濁液の添加量は、固
形分換算で0.01〜0.09重量%であり、0.01重量%
以下では、強度向上の効果がなく、0.09%以上だ
と強度低下する。好ましくは、0.05〜0.08%であ
る。 次に本発明に使用する液状アンモニア・アルカ
リレゾールと液状ハイオルソ配向ノボラツクとの
混合溶液の製造方法の概要を説明する。 まず反応釜にフエノール1モルとホルムアルデ
ヒド1モル以上を仕込み、アミン系触媒とアルカ
リ金属触媒とを添加する。そして50〜100℃に加
熱して約0.5〜2時間縮合反応を行う。次に100℃
以下の温度で減圧濃縮したのち、有機溶剤を加え
て溶解すると液状アンモニア・アルカリレゾール
が得られる。 次に同様に反応釜にフエノール1モルとホルム
アルデヒド0.4〜0.7モルを仕込み、酸性触媒を添
加する。そして還流状態にて約3〜6時間縮合反
応を行う。それから150〜200℃まで減圧濃縮した
のち、有機溶剤を加えて溶解すると、液状ハイオ
ルソ配向ノボラツク樹脂が得られる。これらの液
状アンモニア・アルカリレゾールと液状ハイオル
ソ配向ノボラツク樹脂を混ぜ合せて混合液を得
る。 本発明において、シエルモールド用樹脂被覆砂
粒は次のようにして製造される。 砂粒を70〜110℃に加熱して混練機に投入後、
液状アンモニア・アルカリレゾールと液状ハイオ
ルソ配向ノボラツク樹脂との混合溶液を砂粒に対
して1〜3重量%(樹脂固形分換算)添加して約
30秒間混練を行ったのち、砂粒に対して0.05〜
0.15重量%の滑剤乳濁液及び同0.4〜0.5重量%の
冷却水を添加して砂が崩壊するまで混練を続け
る。次いで必要に応じ少量の粉末状のステアリン
酸カルシウムを添加することにより本発明方法に
よる樹脂被覆砂粒が得られる。 [発明の効果] 本発明による樹脂被覆砂粒はガス欠陥や臭害が
ないことは勿論、 (1) 液状樹脂であるため、樹脂自身の固結に対す
る配慮や固形化のための困難な制御は必要とせ
ず、多官能基の反応程度の若い樹脂を容易に取
出すことができ、しかも官能基が混練時の熱履
歴によつて消費されることが少ないので、硬化
速度が速く、かつ高強度である。 (2) 樹脂に熱覆歴を与えることが少ないので、あ
らかじめ分子量の大きい樹脂の使用も可能とな
り、この面から温時強度の向上を図ることがで
きる。 (3) 滑剤乳濁液の使用により、滑剤が均一な樹脂
被覆砂粒の外被覆を形成するので、固結防止作
用に加えて砂粒の充填性向上により強度が向上
する。 [実施例] 以下、本発明を実施により詳細に説明する。 1 樹脂の製造方法 (1) 撹拌機、還流、コンデンサ、温度計を備えた
三ツ口フラスコに、フエノール1000g、85%パ
ラホルムアルデヒド620g、ナフテン酸亜鉛4
g、20%水酸化ナトリウム水溶液6gを秤量
し、撹拌しながらウオータバスで加熱し、90℃
で45分反応させた後50℃まで冷却し、25%アン
モニア水180gを撹拌しながら加える。70℃で
白濁するまで反応を行なつたのち95℃まで減圧
濃縮し、その後メタノール650gを加えて溶解
しアンモニア・アルカリレゾールの液状樹脂
A2150gを得た。 (2) 撹拌機、還流コンデンサ、温度計を備えた三
ツ口フラスコに、フエノール1000g、パラホル
ムアルデヒド115g、37%ホルマリン250gを秤
量し、撹拌しながら70℃まで昇温してパラホル
ムアルデヒドを溶解し、50%酢酸亜鉛水溶液10
gを添加したのち徐々に昇温して4時間還流反
応を行つた。その後170℃まで減圧濃縮を行い
徐々にメタノール430gを添加してハイオルソ
配向ノボラツクの液状樹脂1430gを得た。この
液状樹脂を上記液状樹脂A80重量部に対して20
重量部加えて撹拌を行い液状混合樹脂Bを得
た。 (3) (1)の製法により70℃で白濁するまで反応を行
つたのち、エチレンビスステアロアミド60gを
添加し、−65〜−70cmhgの減圧下で濃縮を行
い内温が95℃になった時点でフラスコから排出
し、冷却固化したのち破砕して6〜20メツシユ
の滑剤内含固形アンモニア・アルカリレゾール
C1540gを得た。 (4) (1)の製法により70℃で白濁するまで反応を行
つたのち、ステアリン酸カルシウム75gと上記
ハイオルソ配向ノボラツクの液状樹脂530gを
加え、以下(3)と同様の方法で滑剤内含ノボラツ
ク混有固形アンモニア・アルカリレゾール
D1920gを得た。 2 樹脂被覆砂粒の製造 () スピードミキサーに90℃に加熱されたフ
ーカ砂10Kgと樹脂B214g(硅砂に対して固
形樹脂分換算1.5%)を投入閉蓋状態で30秒
間混練したのち開蓋し、冷却水44g及び滑剤
乳濁液12gを添加して被覆砂粒が崩壊するま
で混練後、10gのステアリン酸カルシウムを
添加して20秒間混合し、排砂してエアレーシ
ヨンを行い樹脂被覆砂粒を得た。なお、滑剤
乳濁液の滑剤には、ステアリン酸カルシウム
aを、その溶媒としては水を用いる。滑剤有
効成分濃度は50重量%のものを使用した。 () 滑剤乳濁液を添加せず、冷却水の添加量
を50gとした以外は()と同様の方法で樹
脂被覆砂粒を得た。 () スピードミキサに150℃に加熱されたフ
ーカ砂10Kgと樹脂C又はD150g(硅砂に対
して1.5%)を投入して30秒間混練したのち、
冷却水150gを添加して被覆砂粒が崩壊する
まで混練後、10gのステアリン酸カルシウム
を添加して20秒間混合し、排砂してエアレー
シヨンを行い樹脂被覆砂粒を得た。 以上A〜Dの使用樹脂及び()〜()の樹
脂被覆砂粒の製造方法のうち、Bと()の組合
せを実施例1A・Bと()の組合せを比較例1、
2、C・Dと()との組合せを比較例3、4と
して、製造された樹脂被覆砂粒の特性の比較を表
1に示した。
造方法に係り、詳しくは液状樹脂による主型又は
中子の製造に適した実質的に窒素含有量のきわめ
て少ない樹脂被覆砂粒の製造方法に関する。 [従来の技術] 古くからシエルモールド用樹脂被覆砂粒の製造
は、ノボラツク型フエノール樹脂(以下ノボラツ
クという)と硬化剤としてヘキサメチレンテトラ
ミン(以下ヘキサミンという)を使用するドライ
ホツトコート法が主流であつたが、ヘキサミンの
熱分解によつて生じる窒素化合物のガス臭害や鋳
物製品に及ぼすガス欠陥などの改善策として、窒
素を全く含まないか若しくは窒素含有量のきわめ
て少ないレゾール型フエノール樹脂(以下レゾー
ルという)による樹脂被覆砂粒の製造方法も少な
からず提案されている。 たとえばノボラツクの硬化剤としてアンモニア
触媒の存在下で反応させた固形レゾールを使用す
る方法(特公昭48−14289号)や、同固形レゾー
ルを単独で使用する方法(特開昭49−117591号)
がそれであるが、これらの方法はいずれも硬化速
度が遅いという欠点を有している。また、同固形
レゾールの官能基を増加させ硬化速度を向上させ
るために、アンモニア触媒とともに適量のアルカ
リ金属触媒を併用して得た固形レゾールを使用す
る方法、及び同固形レゾールの内部にワツクス類
を均一に含有させて更に固結性の減少を試みた方
法(特開昭53−78924号)も知られている。この
ようにヘキサミンに代替する低臭害樹脂の開発の
流れは、アンモニア触媒を主体とした固形レゾー
ルを中心に推移してきているが、飽くなき生産性
の向上からより早い硬化とより高い鋳型強度を追
求する願いは今も失われてはいない。 [発明が解決しようとする問題点] ところが上述の樹脂被覆砂粒の製造方法はすべ
てドライホツトコート法であり、固型樹脂の使用
と混練時の高い砂粒温度(120〜160℃)とを必要
条件とするため、混練中に樹脂の反応が進んで硬
化速度と密接な関係にある官能基が熱覆歴によつ
て消費されるところに問題の一端がある。 すなわち使用樹脂が上記アンモニア触媒とアル
カリ金属触媒とを併用して官能基を多くするよう
に配慮されたレゾール(以下アンモニア・アルカ
リレゾールという)であつても、これが固形の樹
脂であるために製造の困難性ばかりでなく、樹脂
自身の固結性の面から反応程度の若い樹脂として
取出すにも当然に限界があり、しかも樹脂中の官
能基は上述のように混練中の熱履歴によつて相当
度消失される。反面、硬化速度を速めるために樹
脂の分子量を大きくすることも、やはり固形樹脂
になるが故に混練時における樹脂の流れ不良を伴
つて被覆性を劣化させる結果、同様に制約を生じ
る。 本発明はこのようなドライホツトコート法の問
題点に着目し、液状樹脂の使用と混練時の入砂温
の低下により、樹脂に及ぼす熱履歴の影響を緩和
させることを主体として、上記生産性向上の欲求
に応える樹脂被覆砂粒の製造方法を創出すること
を解決すべき技術課題とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明において使用する液状アンモニア・アル
カリレゾールは、フエノール1モルに対してホル
ムアルデヒド1モル以上を使用し、アンモニア又
はアミン化合物などのアミン系触媒とアルカリ金
属触媒との存在下で反応させた縮合物を有機溶剤
で溶解した樹脂である。 ここにフエノールとは、フエノール又は、メタ
クレゾール、パラクレゾール、キシレノールのよ
うなアルキルフエノールやその混合物をいい、ホ
ルムアルデヒドとしてはホルマリン以外にパラホ
ルムアルデヒド、トリオキサンなどのホルムアル
デヒド重合体及びその混合物が使用できる。 アミン系触媒の中でのアミン化合物としては、
モノメチルアミン、ジメチルアミン、モノエタノ
ールアミン、モノエチルアミンなどである。 アルカリ金属触媒は、ナトリウム、カリウム、
リチウムなどのアルカリ金属の水酸化物又は酸化
物、バリウム、カルシウム、マグネシウムなどの
アルカリ土類金属の水酸化物又は酸化物である。
これらアルカリ金属触媒はアンモニア触媒と異な
つて、樹脂中に取り込まれることなく官能基の生
成に寄与するが、これを多量に使用すると樹脂被
覆砂粒の固結を生じるので、フエノール1モルに
対して0.1モル以下の使用が望ましい。 上記アンモニア・アルカリレゾールと液状ハイ
オルソ配向ノボラツクとを混合溶液として使用す
る。ハイオルソ配向ノボラツクは、酢酸鉛、酢酸
マンガン、酢酸亜鉛などを触媒として使用し、フ
エノールのオルソ位にホルムアルデヒドを付加さ
せたもので反応性に富み、上記アンモニア・アル
カリレゾールとの混用によつて十分その効能を発
揮するが、望ましい混合量は全樹脂量に対して10
〜30重量%程度である。混合量が10%以下だと、
常温強度が劣り、30%以上だと、温時強度が低下
する。 滑剤乳濁液に使用する滑剤としては、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛などの金属石
鹸類、ステアリン酸アミド、メチレンビスステア
ロアミド、エチレンビスステアロアミド、エチレ
ンビスアミドなどの脂肪酸アミド系、カルナバパ
ラフイン、マイクロワツクス、ポリエチレンワツ
クスなどの炭化水素系のものが使用できる。その
時の溶媒は、水、アルコール等滑剤を、溶解もし
くは分散させるものであればいずれでも使用でき
る。滑剤乳濁液の望ましい滑剤有効成分濃度は、
20〜60重量%である。滑剤乳濁液の添加量は、固
形分換算で0.01〜0.09重量%であり、0.01重量%
以下では、強度向上の効果がなく、0.09%以上だ
と強度低下する。好ましくは、0.05〜0.08%であ
る。 次に本発明に使用する液状アンモニア・アルカ
リレゾールと液状ハイオルソ配向ノボラツクとの
混合溶液の製造方法の概要を説明する。 まず反応釜にフエノール1モルとホルムアルデ
ヒド1モル以上を仕込み、アミン系触媒とアルカ
リ金属触媒とを添加する。そして50〜100℃に加
熱して約0.5〜2時間縮合反応を行う。次に100℃
以下の温度で減圧濃縮したのち、有機溶剤を加え
て溶解すると液状アンモニア・アルカリレゾール
が得られる。 次に同様に反応釜にフエノール1モルとホルム
アルデヒド0.4〜0.7モルを仕込み、酸性触媒を添
加する。そして還流状態にて約3〜6時間縮合反
応を行う。それから150〜200℃まで減圧濃縮した
のち、有機溶剤を加えて溶解すると、液状ハイオ
ルソ配向ノボラツク樹脂が得られる。これらの液
状アンモニア・アルカリレゾールと液状ハイオル
ソ配向ノボラツク樹脂を混ぜ合せて混合液を得
る。 本発明において、シエルモールド用樹脂被覆砂
粒は次のようにして製造される。 砂粒を70〜110℃に加熱して混練機に投入後、
液状アンモニア・アルカリレゾールと液状ハイオ
ルソ配向ノボラツク樹脂との混合溶液を砂粒に対
して1〜3重量%(樹脂固形分換算)添加して約
30秒間混練を行ったのち、砂粒に対して0.05〜
0.15重量%の滑剤乳濁液及び同0.4〜0.5重量%の
冷却水を添加して砂が崩壊するまで混練を続け
る。次いで必要に応じ少量の粉末状のステアリン
酸カルシウムを添加することにより本発明方法に
よる樹脂被覆砂粒が得られる。 [発明の効果] 本発明による樹脂被覆砂粒はガス欠陥や臭害が
ないことは勿論、 (1) 液状樹脂であるため、樹脂自身の固結に対す
る配慮や固形化のための困難な制御は必要とせ
ず、多官能基の反応程度の若い樹脂を容易に取
出すことができ、しかも官能基が混練時の熱履
歴によつて消費されることが少ないので、硬化
速度が速く、かつ高強度である。 (2) 樹脂に熱覆歴を与えることが少ないので、あ
らかじめ分子量の大きい樹脂の使用も可能とな
り、この面から温時強度の向上を図ることがで
きる。 (3) 滑剤乳濁液の使用により、滑剤が均一な樹脂
被覆砂粒の外被覆を形成するので、固結防止作
用に加えて砂粒の充填性向上により強度が向上
する。 [実施例] 以下、本発明を実施により詳細に説明する。 1 樹脂の製造方法 (1) 撹拌機、還流、コンデンサ、温度計を備えた
三ツ口フラスコに、フエノール1000g、85%パ
ラホルムアルデヒド620g、ナフテン酸亜鉛4
g、20%水酸化ナトリウム水溶液6gを秤量
し、撹拌しながらウオータバスで加熱し、90℃
で45分反応させた後50℃まで冷却し、25%アン
モニア水180gを撹拌しながら加える。70℃で
白濁するまで反応を行なつたのち95℃まで減圧
濃縮し、その後メタノール650gを加えて溶解
しアンモニア・アルカリレゾールの液状樹脂
A2150gを得た。 (2) 撹拌機、還流コンデンサ、温度計を備えた三
ツ口フラスコに、フエノール1000g、パラホル
ムアルデヒド115g、37%ホルマリン250gを秤
量し、撹拌しながら70℃まで昇温してパラホル
ムアルデヒドを溶解し、50%酢酸亜鉛水溶液10
gを添加したのち徐々に昇温して4時間還流反
応を行つた。その後170℃まで減圧濃縮を行い
徐々にメタノール430gを添加してハイオルソ
配向ノボラツクの液状樹脂1430gを得た。この
液状樹脂を上記液状樹脂A80重量部に対して20
重量部加えて撹拌を行い液状混合樹脂Bを得
た。 (3) (1)の製法により70℃で白濁するまで反応を行
つたのち、エチレンビスステアロアミド60gを
添加し、−65〜−70cmhgの減圧下で濃縮を行
い内温が95℃になった時点でフラスコから排出
し、冷却固化したのち破砕して6〜20メツシユ
の滑剤内含固形アンモニア・アルカリレゾール
C1540gを得た。 (4) (1)の製法により70℃で白濁するまで反応を行
つたのち、ステアリン酸カルシウム75gと上記
ハイオルソ配向ノボラツクの液状樹脂530gを
加え、以下(3)と同様の方法で滑剤内含ノボラツ
ク混有固形アンモニア・アルカリレゾール
D1920gを得た。 2 樹脂被覆砂粒の製造 () スピードミキサーに90℃に加熱されたフ
ーカ砂10Kgと樹脂B214g(硅砂に対して固
形樹脂分換算1.5%)を投入閉蓋状態で30秒
間混練したのち開蓋し、冷却水44g及び滑剤
乳濁液12gを添加して被覆砂粒が崩壊するま
で混練後、10gのステアリン酸カルシウムを
添加して20秒間混合し、排砂してエアレーシ
ヨンを行い樹脂被覆砂粒を得た。なお、滑剤
乳濁液の滑剤には、ステアリン酸カルシウム
aを、その溶媒としては水を用いる。滑剤有
効成分濃度は50重量%のものを使用した。 () 滑剤乳濁液を添加せず、冷却水の添加量
を50gとした以外は()と同様の方法で樹
脂被覆砂粒を得た。 () スピードミキサに150℃に加熱されたフ
ーカ砂10Kgと樹脂C又はD150g(硅砂に対
して1.5%)を投入して30秒間混練したのち、
冷却水150gを添加して被覆砂粒が崩壊する
まで混練後、10gのステアリン酸カルシウム
を添加して20秒間混合し、排砂してエアレー
シヨンを行い樹脂被覆砂粒を得た。 以上A〜Dの使用樹脂及び()〜()の樹
脂被覆砂粒の製造方法のうち、Bと()の組合
せを実施例1A・Bと()の組合せを比較例1、
2、C・Dと()との組合せを比較例3、4と
して、製造された樹脂被覆砂粒の特性の比較を表
1に示した。
【表】
表1より明らかに、実施例の樹脂被覆砂粒の常
温曲げ強さ、および温間曲げ強さは、比較例のそ
れに比べ、高くなつている。 これは本発明の効果によるものであることが明
らかである。 なお、曲げ強さ(Kg/cm2)はJACT試験法SM
−1、粘着点(℃)はJACT試験法C−1による
ものである。
温曲げ強さ、および温間曲げ強さは、比較例のそ
れに比べ、高くなつている。 これは本発明の効果によるものであることが明
らかである。 なお、曲げ強さ(Kg/cm2)はJACT試験法SM
−1、粘着点(℃)はJACT試験法C−1による
ものである。
Claims (1)
- 1 70〜110℃に加熱された鋳物用砂粒に対して、
アンモニア及びアルカリ金属触媒の存在下で反応
させた液状レゾール型フエノール樹脂と該液状レ
ゾール型フエノール樹脂に対し10〜30重量%の液
状ハイオルソ配向ノボラツク樹脂との混合溶液を
1.0〜2.0重量%添加混練し、さらに滑剤乳濁液を
固形分換算で0.05〜0.08重量%添加して更に混練
することを特徴とするシエルモールド用樹脂被覆
砂粒の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24795686A JPS63101038A (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | シエルモ−ルド用樹脂被覆砂粒の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24795686A JPS63101038A (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | シエルモ−ルド用樹脂被覆砂粒の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63101038A JPS63101038A (ja) | 1988-05-06 |
| JPH0347942B2 true JPH0347942B2 (ja) | 1991-07-22 |
Family
ID=17171053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24795686A Granted JPS63101038A (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | シエルモ−ルド用樹脂被覆砂粒の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63101038A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5113304A (en) * | 1990-03-28 | 1992-05-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Digital protective circuit breaker |
| JP4841748B2 (ja) * | 2001-05-22 | 2011-12-21 | リグナイト株式会社 | シェルモールド用レジンコーテッドサンドの製造方法及びシェルモールド用レジンコーテッドサンド |
| JP4413851B2 (ja) * | 2005-02-16 | 2010-02-10 | 旭有機材工業株式会社 | 積層鋳型用レジンコーテッドサンド |
| JP5213318B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2013-06-19 | 旭有機材工業株式会社 | 鋳型の製造方法 |
| JP5876737B2 (ja) * | 2012-02-06 | 2016-03-02 | 旭有機材工業株式会社 | 鋳型用有機粘結剤及びそれを用いた鋳物砂組成物の製造方法並びに鋳型の製造方法 |
| JP6019046B2 (ja) * | 2012-02-06 | 2016-11-02 | 旭有機材株式会社 | 鋳型用有機粘結剤及びこれを用いて得られる鋳物砂組成物並びに鋳型 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5376125A (en) * | 1976-12-20 | 1978-07-06 | Dainippon Ink & Chemicals | Preparation of resin coated sand for molding mold |
-
1986
- 1986-10-17 JP JP24795686A patent/JPS63101038A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63101038A (ja) | 1988-05-06 |
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