JPH0348323B2 - - Google Patents
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- JPH0348323B2 JPH0348323B2 JP11685185A JP11685185A JPH0348323B2 JP H0348323 B2 JPH0348323 B2 JP H0348323B2 JP 11685185 A JP11685185 A JP 11685185A JP 11685185 A JP11685185 A JP 11685185A JP H0348323 B2 JPH0348323 B2 JP H0348323B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F01L13/00—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
- F01L13/08—Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for decompression, e.g. during starting; for changing compression ratio
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
〔発明の要約〕
多気筒4サイクル内燃エンジンの圧縮解除遅延
方法および装置につき開示する。この方法は、エ
ンジンクランク軸の各回転の際に各シリンダにつ
き圧縮解除を生ぜしめる。この方法によれば、排
気弁および給気弁の正常運動が阻止され、かつ排
気弁はエンジンピストンが上死中心位置に達する
都度、短時間開放する。給気弁は、排気弁の各開
放の後に開放される。装置は、エンジン押チユー
ブにより駆動されて調時液圧パルスを生ぜしめる
ことにより適切な時点で排気弁および給気弁を開
放させる液圧手段を備える。液圧作動手段を設け
て、弁クロスヘツドもしくは揺動アームを作動さ
せないことにより弁の正常運動を阻止する。或い
は、電子制御装置から調時信号が電磁弁を作動さ
せて、液圧パルスを制御することにより弁を開放
させる。ソレノイド手段は弁を機械的に開放する
ように設けることもできる。 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、一般に内燃エンジンの圧縮解除遅延
装置の分野に関するものである。さらに詳細に
は、本発明は、遅延操作に際し、エンジンを正常
な4行程サイクルから2行程サイクルまで変換さ
せて単位時間当り圧縮解除の回数を2倍にしうる
方法および装置に関するものである。 〔従来技術とその問題点〕 圧縮解除型のエンジン遅延装置は当業界で周知
されている。この種のエンジン遅延装置は、スパ
ーク点火型または圧縮点火型の内燃エンジンを一
時的に空気コンプレツサに変換して、エンジンに
より発生される運動馬力の相当な部分である遅延
馬力を発生するように設計されている。 クミンスに係る米国特許第3220392号公報に開
示された種類の圧縮解除エンジン遅延装置は液圧
方式を使用し、その主ピストンの運動により従動
ピストンの運動を制御し、従動ピストンにより内
燃エンジンの排気弁を圧縮行程の終り近くに開放
することにより、給気を圧縮して行なわれる仕事
を膨脹もしくは「出力」行程の際には回収せずに
自動車の排気系およびラジエータ系を介して逸散
させ、それによりこの米国特許に記載されたよう
に自動車の制動を可能にする。通常、主ピストン
はエンジンカム軸におけるカムにより制御される
押チユーブによつて駆動され、このエンジンカム
軸は関連するシリンダの燃料噴射装置
(injector)と連動するか、或いは他のシリンダ
の給気弁もしくは排気弁と連動する。 圧縮解除作用を行なうには、他の機構も使用す
ることができる。シヨンソンに係る米国特許第
3367312号においては、排気弁を圧縮行程の終り
近くに別のカムによつて順次に開放し、このカム
は排気弁カム上に形成されて、揺動アーム軸の軸
線を揺動させるか、或いは空動き(lost motion)
メカニズムを揺動アームに与えることにより作動
される。さらに、カートリツジに係る米国特許第
3809033号公報は、復動カムと液圧式ラツシユ吸
収ピストンを備える揺動アームとを使用した圧縮
解除遅延装置を開示している。 ペリツオニに係る米国特許第3786792号公報に
は、特に圧縮解除遅延効果を高めるために多気筒
エンジンの弁の調時を変化させる装置が開示され
ている。ここに開示された機構は、液圧手段を備
えて弁列を長くし、二次カムを利用する。この弁
列は、たとえば押チユーブの長さを増大させるこ
とにより、或いは揺動アームからの延長部を設け
ることにより長くすることができる。 ドレイシンに係る米国特許第3859970号におい
ては、付加的カムをカム軸に設けてポンプを作動
させ、このポンプにより液圧リフタを作動させて
所望の排気弁もしくは給気弁押チユーブを移動さ
せる。 圧縮解除遅延に対する他の方法は、排気弁もし
くは給気弁或いはその両者を遅延操作の際に部分
的に開放させ続けることである。この目的で設計
された機構がシーグラーに係る米国特許第
3547087号公報に開示されている。 従来技術には、各種の機構が開示されている
が、これらの技術は全てシリンダ1個につき1回
の圧縮行程を行なう標準の4サイクルエンジンに
関するものであり、したがつてクランク軸が2回
転する度にシリンダ1個につき1回の圧縮解除が
行なわれる。 クミンスに係る米国特許第3220392号を含め基
本的な圧縮解除に関する特許が出現して以来、た
とえば圧縮解除の調時を改善すること(クスター
に係る米国特許第4398510号)、従動ピストンの過
剰移動を防止すること(ラースに係る米国特許第
3405699号)、液圧装置の過剰圧力を防止すること
(エガンに係る米国特許第4150640号)、噴射装置
押チユーブもしくはカム軸の過負荷を防止するこ
と(シツクラーに係る米国特許第4271796号)、お
よび遅延の際に入口マニホールド圧力を増大させ
ること(プライスに係る米国特許第4296605号)
により遅延馬力を増大させるべく多くの開発努力
がなされている。しかしながら、いずれの場合に
もエンジンは標準の4サイクル方式で操作され続
け、クランク軸が2回転する毎にシリンダ1個に
つき1回の圧縮解除をもたらす。 〔発明の目的〕 したがつて本発明の目的は、クランク軸が2回
転する毎に各シリンダが1回しか圧縮解除を行な
わないという事実により制約される標準型の4サ
イクル内燃エンジンの遅延馬力を増大させること
である。 〔発明の要約〕 上記目的は、本発明によれば、回転式クランク
軸とこのクランク軸に作用接続された各シリンダ
用のエンジンピストンとを備え、かつ各シリンダ
用の給気弁および排気弁を備える多気筒4サイク
ル内燃エンジンを圧縮解除遅延させるに際し、正
常な出力もしくは給油操作サイクルとして下方向
の給気行程と、上方向の圧縮行程と、下方向の出
力行程と、上方向の排気行程とを介しクランク軸
のそれぞれ2つの完全回転の間に4サイクルで移
動するピストンを備えた多気筒エンジンの少なく
とも1個のシリンダに使用しうる圧縮解除遅延方
法において、内燃エンジンの圧縮解除遅延操作に
際しクランク軸がそれぞれ2回転する毎に排気弁
および給気弁とが正常なエンジン操作の間に正常
に移動する点にて移動しないようにし、かつ前記
2回のクランク軸回転の間に排気弁および給気弁
の正常な開放および閉鎖回数を変化させてクラン
ク軸の各回転に際し圧縮解除を行なうことによ
り、正常な4サイクル出力エンジン操作を2サイ
クル操作に変換することを特徴とする多気筒サイ
クル内燃エンジンの圧縮解除遅延により達成され
る。 より詳細には、内燃エンジンの圧縮解除遅延操
作に際し、エンジンの正常な圧縮、出力、排気お
よび給気行程を第1強制排気と、第1強制給気
と、強制圧縮と、第2強制排気と、第2強制給気
とに変換して、クランク軸の2回転毎に1回でな
く2回の圧縮解除を生ぜしめる。 さらに、第1強制排気を行なうためのエンジン
の圧縮解除遅延操作に際し、排気弁の開放を上方
向移動におけるピストンがその正常な圧縮行程の
上死中心位置に達する前に開始して第1圧縮解除
遅延を生ぜしめ、前記エンジンピストンの上死中
心位置の後に前記排気弁を閉鎖し、継続するピス
トンの下方向行程に際し前記給気弁を開放して第
1強制給気を生ぜしめ、前記エンジンピストンの
ほぼ下死中心位置にて給気弁を閉鎖し、エンジン
の正常操作に際しサイクルとして移動する点にて
前記排気弁が運動しないようにし、エンジンの正
常操作に際しサイクルとして移動する点にて給気
弁が運動しないようにし、エンジンピストンのほ
ぼ上死中心位置にて前記排気弁の再開放を開始さ
せて第2圧縮解除遅延を生ぜしめ、ピストンの次
の下方行程に際し前記給気弁を再開放して第2強
制給気を生ぜしめ、前記エンジンピストンの上死
中心位置の後に前記排気弁を再閉鎖し、前記エン
ジンピストンのほぼ下死中心位置にて前記給気弁
を再閉鎖することにより、前記クランク軸の各回
転に際し、前記1個のシリンダに1回の圧縮解除
を生ぜしめる。 シリンダの排気行程が圧縮行程に類似した運動
を行なつてその間に空気を圧縮しうるという事実
に鑑み、本発明によれば、下記に詳述するように
給気弁および排気弁の正常作用を改変することに
よりこの目的を自動的な達成しうる機構が提供さ
れ、これにより制動時にクランク軸が2回ではな
く1回転する毎に圧縮解除が生ずるようにする。
本発明によれば、出力または給油の運動サイクル
に際し4ストロークサイクルを示すエンジンを遅
延または制動の運動サイクルに際し2ストローク
サイクルを有するコンプレツサに変換して、所定
時間で圧縮解除の回数を2倍にする。単位時間当
りの圧縮解除の回数を2倍にするとより全遅延馬
力はエンジン部品の負荷を増大させることなしに
標準のエンジン遅延装置を装着したエンジンの遅
延馬力の2倍に達する。 本発明による方法を行なうための本発明のエン
ジン遅延装置は、排気弁および給気弁の作用を一
時的に不能にさせる手段と、正常な運転順序以外
にも給気弁と排気弁との両者を作動させる手段と
を備える。正常な順序から外して給気弁を作動さ
せる手段は、好ましくは標準型の遅延装置の現存
する主ピストンおよび従動ピストンに対し液圧連
結した主ピストンおよび従動ピストンを、適当な
導管およびチエツク弁もしくはシヤトル弁と共に
備える。さらに、各シリンダにつき現存する主ピ
ストンまたは予備の主ピストンを、主ピストンお
よび従動ピストンと液圧連結する。或いは、セン
サと電子制御器とにより調時を行なうことがで
き、この場合或る種の液圧機構の代りに電磁弁と
作動器とを使用することもできる。 〔発明の実施例〕 以下、添付図面を参照して本発明を実施例につ
き記載する。 先ず第1図を参照して、図示した曲線は揺動ア
ームを介して作動する押チユーブにより操作され
かつエンジンカム軸から駆動されるカムにより作
動される燃料噴射装置と給気弁と排気弁とを備え
た圧縮点火型の標準4サイクル内燃エンジンに関
するものである。カム軸はエンジンクランク軸と
同期するが、このクランク軸の速度の半分で作動
する。第1図は、クランク軸の2回転(720°)に
わたるクランク軸角度に対する弁リフトおよび燃
料噴射装置リフトの特性曲線図である。 曲線10はシリンダNo.1に対する燃料噴射装置
の作用を示し、その運動は圧縮行程の終り頃
(540〜720°)に開始する。燃料噴射装置は、エン
ジンの膨脹もしくは出力行程の開始時(0〜
180°)にてピストンの上死中心位置(T.D.C.)
(0°)の直後に完全に着座(リフト)する。第1
図に示したように、この燃料噴射装置は出力およ
び排気行程(0〜360°)の際に完全に着座し続
け、かつ給気行程(360〜540°)に際しその休止
位置に復帰する。燃料噴射装置の第2の操作サイ
クルの開始を第1図の右端部に示す。 曲線12は、シリンダNo.1に対する排気弁に関
するものである。典型的には、この排気弁は出力
行程(0〜180°)の終り頃開放し始め、排気行程
(180〜360°)に際し開放し続け、かつ給気行程
(360〜540°)に際し閉鎖する。 曲線14は、シリンダNo.1に対する給気弁の運
動を示している。典型的には、この給気弁は排気
行程(180〜360°)の終り頃開放し始め、給気行
程(360〜540°)に際し開放し続け、かつ圧縮行
程(540〜720°)に際し閉鎖する。一般に、排気
弁と給気弁との両者が部分的に開放する重複期間
が存在することが判るであろう。第1図に示した
ように、この弁の重複はクランク角度20°を若干
越える。 第1図で示された正常な弁作動を理解した上
で、第2図を参照することができ、この図面はエ
ンジンクランク軸の2回転(720°)毎にシリンダ
1個につき2回の圧縮解除を生ぜしめる本発明に
よる改変弁作動を示している。第1図と同様、第
2図はクランク軸の2回転(720°)にわたるクラ
ンク軸の角度に対する弁リフトおよび燃料噴射装
置のリフトの特性曲線図である。 第2図の曲線16はシリンダNo.1に対する排気
弁の運動を示しており、その初期の上昇は、第5
図に関連して説明される通りに(本明細書第43頁
第7行〜第44頁第3行参照)、燃料噴射装置押チ
ユーブにより生ぜしめる。燃料噴射装置押チユー
ブの運動は、第1図の曲線10により示されてい
る。遅延操作に際し、燃料供給は燃料が殆んどま
たは全くエンジンシリンダ中へ噴射されないよう
に遮断されるか或いは減少される。簡明にするた
め、本発明を燃料噴射装置押チユーブにより駆動
される改変ヤコブ型エンジン遅延装置を有する6
期筒圧縮点火エンジンの1個のシリンダについて
のみ説明する。標準型のヤコブ式エンジン遅延装
置は、たとえばシツクラー等に係る米国特許第
4271796号公報に記載されており、参考のためこ
れをここに引用する。 第2図には第1図の曲線12に対応する曲線が
存在しない。何故なら、下記に説明するように、
本発明は一次的に排気弁運動を不能にする機構に
関するからである。同時に、本発明は、曲線18
にしたがつて正常な「出力」行程に際し給気弁を
開放し、これは「強制給気」作用と呼ぶことがで
き、下記するような機構により行なわれる。第2
図における曲線24はシリンダNo.3の燃料噴射装
置押チユーブの運動を示し、このシリンダは以下
で述べるように、給気バルブを閉鎖するために使
用される。ここで給気バルブ閉鎖運動は曲線18
により示される。第2図に点線で示した曲線20
は、どこで正常な給気弁作用(第1図の曲線1
4)が生ずるかを示している。この運動も本発明
の機構により阻止され、実質的に給気弁の運動を
約360°のクランク角度だけ前進させるものであ
る。正常な給気弁開放作用(曲線20)の代り
に、本発明の機構は強制的に排気弁をピストンの
上死中心位置(360°)の近くで開放し(曲線2
2)、かくしてこの時点で第2圧縮解除を生ぜし
める。主ピストンに作用して従動ピストンを駆動
する液圧流体中の圧力を導入する燃料噴射装置の
運動は、順々に、上死中心(0°)の近くで排気弁
を開放し、これにより第5図に関連して本明細書
第43頁第7行〜第44頁第3行に極めて詳細に説明
される通り、曲線16で示される様に第1圧縮解
除を生ぜしめることが理解されよう。強制排気弁
開放はクランク角度0°および360°で生ずるので、
クランク軸が2回転する毎にシリンダ1個につき
2回の圧縮解除が生ずる。 曲線21は給気弁の第2開放作用を示し、これ
も曲線18で示した作用と同様に「強制給気」運
動である。下記に詳述するように、この第2「強
制給気」運動は給気主ピストンを介して作動する
シリンダNo.1用の給気押チユーブにより生ぜしめ
る。 上記したように、本発明によれば、排気弁と給
気弁との両者をその正常操作から一時的に運動不
能にする必要がある。第3図は、改変した弁クロ
スヘツドを介してこの目的を達成するための1つ
の手段を示している。排気弁クロスヘツドに関し
下記に説明するが、同じ設計を給気弁クロスヘツ
ドについても使用することができる。 第3図を参照して、排気弁揺動アームを参照符
号26で示す。排気弁クロスヘツド28をエンジ
ンシリンダヘツド32に固定された案内ピン30
に装着して往復運動させる。このクロスヘツド2
8は内部に凹部34および36を形成して、2重
排気弁のステム38を収容する。クロスヘツド2
8の上面には円筒状空腔部42を中心配置して、
そこに往復運動するピストン44を嵌着する。こ
のピストン44にはシヨルダ46を設けて、これ
を空腔部42の壁部にその開放端部近傍で形成さ
れた溝部50に位置するスナツプリング48と係
合させる。圧縮ばね52をピストン44の底部と
空腔部42の底部との間に設けて、ピストン44
を上方向へピストンのシヨルダ46がスナツプリ
ング48に当接する位置まで偏倚させる(第3図
参照)。 クロスヘツドの軸部54はほぼ円筒状の空腔部
56を備えて、クロスヘツド28が案内ピン30
に対し往復しうるようにする。通路58がブロツ
ク59に形成された人口通路57とクロスヘツド
の上部における空腔部42との間に連通する。ボ
ールチエツク弁60を通路58の上端部にて空腔
部42内に位置せしめ、かつボールチエツク弁6
0とピストン44の底部との間に設けた圧縮ばね
62により下方向へ偏倚させる。ブロツク59は
ねじ61によりシリンダヘツド32へ固定するこ
とができる。ブロツク59と軸部54との間の漏
れは、ブロツク59に位置せしめたO−リング6
3により防止することができる。 盲孔部64をクロスヘツド28に形成して、そ
の開口部をクロスヘツド軸部54に設けた通路5
8と連通させる一方、交差孔部66により空腔部
42と盲孔部64とクロスヘツド28の外部とを
連結する。シヤトル弁68を盲孔部64内に往復
運動するよう装着し、これをスナツプリング70
により孔部64内に保持すると共に、スナツプリ
ング70の方向へ圧縮ばね72により常時偏倚さ
せる。第3図に示したその非作動位置において、
シヤトル弁68は交差孔部66を遮断しない。し
かしながら、通路58内に液圧が存在する場合は
いつも液圧流体がこのシヤトル弁68を圧縮ばね
72の偏倚に抗して移動させ、交差孔部66を閉
鎖する。同時に、チエツク弁60はばね62を偏
倚に抗して移動し、液圧流体を空腔部42中へ流
入させる。 たとえば潤滑油のような液圧流体を、第5図お
よび第7図につき下記に詳述するように、導管2
13および通路58(第3図)を介して低圧供給
部からクロスヘツドへ供給することができる。 操作に際し、液圧流体は導管211もしくは2
12(第5図および第7図参照)および58と連
通する導管213に供給される時、チエツク弁6
0をも流過して空腔部42内へ流入し、シヤトル
弁68を移動させて交差孔部66を遮断する。揺
動アーム26の下方向運動は、ピストン44がそ
の頂部位置にてスナツプリング48に対し液圧固
定されているので、クロスヘツド28を作動させ
る。しかしながら、加圧された液圧流体の供給が
遮断されると、シヤトル弁68が交差孔部66を
開放して、液圧流体を空腔部42から交差孔部6
6を通して押し出し、下記するような溜部104
へ排液される。これらの状態において、揺動アー
ム26の揺動はピストン44を空腔部42内でば
ね52の偏倚に抗して往復させるが、運動はクロ
スヘツド28に伝達されず、クロスヘツド28と
排気弁もしくは給気弁とを不能にすることが了解
されよう。 排気弁もしくは給気弁を不能にする他の手段を
第4A図および第4B図に示す。この手段を排気
弁揺動アームにつき説明するが、これは給気弁揺
動アームについても同等に使用することができ
る。第4B図は押チユーブ部分76と弁作動部分
78とからなる改変揺動アームの部分断面正面図
である。第4A図は第4B図の改変揺動アームの
分解斜視図である。各部分にはブシユ孔部80,
82を設けて、これら各部分が揺動アーム軸84
にて揺動しうるようにする。揺動アームの一方の
部分(たとえば弁作動部分78)を分岐させてア
ーム78を形成する一方、押チユーブ部分76に
対応アーム76aを設けることができる。円筒室
86にアーム76a内に形成してピストン88を
収容する。ピストン88を圧縮ばね90によりチ
ヤンバ86の閉鎖端部の方向へ偏倚させ、このば
ねを円筒室86に固定されたスナツプリング92
に支持する。通路94がチヤンバ86の内側端部
と加圧流体源との間に連通する。ピン96をピス
トン88に対し同軸的に装着し、チヤンバ86の
開放端部の方向へ指向させる。孔部98を弁作動
部分78に形成して、ピストン88が通路94を
介して加圧流体の作用によりチヤンバ86の開放
端部の方向へ駆動される際にピストン88と係合
させる。ピン96が孔部98と係合すると、揺動
アームを構成する2つの部分76および78が揺
動アーム軸84にて一体として揺動することが了
解されよう。しかしながら、ピン96と孔部98
とが係合位置にない場合、揺動アームの押チユー
ブ部分76は揺動アームの弁作動部分78を移動
させることなく揺動する。 排気弁もしくは給気弁を不能にする他の方法
は、揺動アームの枢支点に偏心ブシユを設けて、
枢支点を上昇させかつ空動きを弁列に導入するこ
とである。この種の装置は、たとえばシヨンソン
に係る米国特許第3367312号公報に示され、これ
を参考のためここに引用する。上記したように、
他の空動メカニズムも使用することができる。た
とえば、ペリツオニに係る米国特許第3786792号
を参照することができ、これをここに参考のため
引用する。 次に第5図を参照すれば、これは本発明を実施
するよう配置した装置の略図である。この装置
は、標準型4ストロークエンジンの遅延装置とし
て機能する部分と、単位時間当りに圧縮解除の回
数を2倍にする追加部材とを備える。参照符号1
00は内燃エンジンに装着したハウジングを示
し、その内部に圧縮解除エンジン遅延装置の部品
を内蔵させる。たとえばエンジンクランクケース
であつてもよい溜部104からの油102を、低
圧ポンプ108により導管106を介してハウジ
ング100内に装着された電磁弁112の入口1
10へポンプ輸送する。低圧油102を電磁弁1
12から導管116を介して制御シリンダ114
へ案内する。制御弁118を制御シリンダ114
内に往復運動するよう装着し、圧縮ばね120に
より閉鎖位置の方向へ偏倚させる。制御弁118
は流入通路122を備え、これを圧縮ばね126
により閉鎖位置の方向に偏倚させるボールチエツ
ク弁124により閉鎖し、さらに流出通路128
をも備える。制御弁118が開放位置(第5図に
示す)になると、流出通路128が制御シリンダ
の出口導管130に整列して、ハウジング100
内に形成された従動孔部132の入口に連通す
る。電磁弁112を通過する低圧油102は制御
弁シリンダ114中へ流入して、制御弁118を
開放位置まで上昇させることが了解されよう。そ
の後ボールチエツク弁124はばね126の偏倚
に抗して開放し、油102を従動孔部132中へ
流入させる。従動孔部132の第1出口134か
ら、油102は導管136およびシヤトル弁13
8を介してハウジング100内に形成された主孔
部140中へ流入する。ばね139は導管136
におけるシヨルダ部141に対しシヤトル弁13
8を当接させて、シヤトル弁138の環状部14
3を導管136と整列させる。シヤトル弁138
は、下記するように、給気用の主ピストン190
の上方移動により導管202における液圧により
作動させることができる。導管142が導管13
6および主孔部140と連通し、かつ下記に説明
するようにシリンダNo.2(図示せず)の主給気ピ
ストンと従動ピストンとの間に設けたシヤトル弁
(下記するシヤトル弁198と同様)に達する。 従動ピストン144を従動孔部132内に往復
運動するよう装着する。この従動ピストン144
は圧縮ばね148により調節自在な停止部146
に対し上方向へ偏倚され(第5図参照)この圧縮
ばねは従動ピストン144の内部に装着されて従
動孔部132内に位置するブラケツト150に当
接する。従動ピストン144の下端部は案内ピン
30に往復運動するよう装着したクロスヘツド2
8に当接し、この案内ピンを内燃エンジンのシリ
ンダヘツド32に固定する。クロスヘツド28
は、シリンダヘツド32内に移動自在に装着した
排気弁158のステムに当接する。排気弁158
は弁ばね160により閉鎖位置の方向へ常時偏倚
される(第5図参照)。通常、調節自在な停止部
146は、排気弁158が閉鎖され、従動ピスト
ン144が調節自在な停止部146に当接し、か
つエンジンが冷えている際、従動ピストン144
とクロスヘツド28との間にたとえば少なくとも
0.018インチ(0.457mm)の最小のクリアランス
(すなわち「空〓部」)を与えるように設定され
る。このクリアランスは、排気弁158を開放す
ることなくエンジンが熱い間に排気弁列からなる
部品の膨脹を吸収するのに充分となるよう設計さ
れる。 主ピストン162を主孔部140内に往復運動
するよう装着し、軽い板ばね164により上方向
へ偏倚させる(第5図参照)。主ピストン162
の下端部は、燃料噴射装置揺動アーム168の調
節ねじ機構166と接触し、揺動アームはエンジ
ンカム軸(図示せず)から駆動される押チユーブ
170により作動される。第5図を参照して、弁
158がシリンダNo.1と連携すれば、主ピストン
162を駆動する押チユーブ170がシリンダNo.
1の燃料噴射装置と連携する押チユーブとなる。 シリンダNo.1用の給気弁揺動アーム172を揺
動アーム軸174に揺動するよう装着する。反時
計方向に揺動すると(第5図)、揺動アーム17
2は、エンジンシリンダヘツド32に固定された
案内ピン30に往復運動するよう装着したクロス
ヘツド28aの頂部に当接する。このクロスヘツ
ド28aは、弁ばね182により閉鎖位置まで常
時偏倚された2重給気弁180のステムと接触す
る。ハウジング100内の揺動アーム172の上
方に、給気主孔部186と給気従動孔部184と
を位置せしめる。従動孔部184内に位置する従
動ピストン188は圧縮ばね192により揺動ア
ーム172から離間偏倚する一方、主孔部186
内に位置する主ピストン190は圧縮ばね193
により揺動アーム172の方向へ偏倚される。従
動ピストン188と主ピストン190とは揺動ア
ーム軸174の対向側部に位置して、ばね192
の偏倚に抗する従動ピストン188の下方運動に
より給気弁180を開放するようにする。給気押
チユーブ173の上方運動は給気揺動アーム17
2を反時計方向に揺動させて、主ピストン190
をばね193の偏倚に抗し上方向へ移動させ、油
102を主孔部186から移送する。 給気従動孔部184と主孔部186とを、従動
孔部132に達しかつ3個の弁を含む導管194
により連結する。第1の弁はチエツク弁196で
あつて、従動ピストン144が下方末端位置まで
移動した後にのみ給気従動孔部184および主孔
部186の方向へ液圧流体を流動させる。第2の
弁は導管194と導管142aとの結合部に位置
するシヤトル弁198であり、導管142aはシ
リンダNo.3と連携する主孔部140aと連通す
る。このシヤトル弁198は「砂時計」の形状を
有し、圧縮ばね200により閉鎖位置まで偏倚さ
れる。第3の弁はチエツク弁199であつて、主
孔部186の方向へのみ導管194中の流動を可
能にする。 シヤトル弁198がその閉鎖位置、すなわち
「休止」位置になると、従動孔部184と主孔部
186との間の導管194を通る流れが防止され
る。主ピストン162aの移動により生ずる導管
142aに対する液圧の作用により、シヤトル弁
198はばね200を押圧して導管194を流過
する液体が主孔部186に達しうるよう移動す
る。 第2導管202が主孔部186から従動孔部1
32までチエツク弁204を介し直接に連通し
て、主ピストン190が給気揺動アーム172と
押チユーブ173とにより上方向に移動される際
に流体を従動孔部132中へ流入される。導管2
02を加圧すると、シヤトル弁138は導管13
6における液圧流体の流れを阻止するよう移動す
る。 チエツク弁208を有する第3の導管206は
従動孔部184と、主ピストン190の上部領域
とは反対側の主孔部186における位置との間に
連通し、このピストンは主ピストン190が導管
206の流れを阻止する休止位置にある。チエツ
ク弁208は主孔部186の方向への流動を可能
にする。導管210が主ピストン190の上部領
域とは反対側で主孔部186と連通し、このピス
トンは休止位置にある。導管210は溜部104
まで復帰する。第5図に示したように、主ピスト
ン190にはその中位部に外周環状部191を設
けて、主ピストン190がその上方位置に存在す
る際、液圧流体が導管206からチエツク弁20
8を介して流動し、主ピストン190の周囲を導
管210を介して溜部104まで流動しうるよう
にする。主ピストン190はその下位部に形成し
た第2の外周環状物195を備える。導管211
はこの環状部(主ピストン190がその上方位置
に存在する場合)と給気クロスヘツド軸部54に
おける通路58(第3図)との間に連通して、油
を主ピストン190および導管215を介して溜
部104まで流動させる。 閉鎖弁217を導管211に主孔部186と導
管213との間に位置せしめる。これを、遅延操
作に際し開放しかつ出力操作に際し閉鎖するよう
制御する。この閉鎖弁217は好適には下記する
ように遅延装置回路に接続されたリード線219
を介して制御される電磁弁とすることができ、あ
るいは導管116乃至導管117における圧力に
より作動される圧力作動弁とすることもできる。
給気クロスヘツド内の油圧が解除されると、この
クロスヘツドは消勢されることが理解されよう。
第3図に示した給気クロスヘツドを使用する代り
に、第4Aおよび第4B図の分割した揺動アーム
を使用するのが望ましければ、導管212を揺動
アーム76における通路94と連通させる。 従動ピストン188はその中位部に外周環状部
189を形成している。導管212は、従動ピス
トン188がその下法位置に存在する際の従動ピ
ストンの環状部189とは反対側の従動孔部18
4と、排気弁クロスヘツド28のクロスヘツド軸
部54の通路58(第3図)との間に連通する。
第3図に示した排気クロスヘツドを使用する代り
に第4A図および第4B図に示した分割揺動アー
ムを使用することが望ましければ、導管212を
揺動アーム部分76における通路94と連通させ
る。導管214は、従動ピストン188がその休
止位置にある際の環状部189の下方における従
動孔部184と溜部104との間に連通する。 エンジン遅延装置の電気制御装置は、参照符号
218の個所で接地されたバツテリ216を備え
る。バツテリ216の熱端子を直列にフユーズ2
20とダツシユスイツチ222とクラツチスイツ
チ224と給油ポンプスイツチ226と電磁弁1
12のコイルとに接続し、次いで接地218す
る。リード線219は、電磁式遮断弁を使用する
場合、この遮断弁217に対し出力を与える。好
ましくは、ダイオード228を電磁弁112のソ
レノイドと地面との間に介装する。スイツチ22
2,224および226を設けて、装置の安全操
作を確保する。スイツチ222は運転者が手動制
御して全装置を停止させうるスイツチである。ス
イツチ224は、自動車クラツチに接続されて、
クラツチを解除した際に装置を停止させ、エンジ
ンの停止を防止するための自動スイツチである。
スイツチ226は、燃料系に接続されて、エンジ
ン遅延装置が作動している際エンジン給油を防止
しまたは減少させるための第2の自動スイツチで
ある。 この機構の操作は次の通りである: 電磁弁112を作動させると、油または液圧流
体102が電磁弁112を流過して制御弁シリン
ダ114中へ流入し、制御弁118を上昇させ、
出口通路128が出口導管130と整列する。次
いで、液圧流体は、「休止」すなわち「開放」位
置にあるシヤトル弁138と導管136を介し従
動孔部132と主ピストン孔部140とを満た
す。上死中心より約50°の前方において、シリン
ダNo.1の噴射装置押チユーブ170は上方に移動
し(第1図の曲線10)、主ピストン162を上
方へ移動させる(第5図)。液圧流体により生じ
た圧力は従動ピストン144を下方向へ移動さ
せ、これにより排気弁158を開放させて曲線1
6示されるようにシリンダNo.1のピストンのほぼ
上死中心位置にて圧縮解除を生ぜしめる(第2
図)。従動ピストン144がその移動の末端に達
すると、導管194の開口部が開かれ、主ピスト
ン162の連続運動により液圧流体がチエツク弁
196通過して従動孔部184中へ流入し、従動
ピストン188を下方向へ強制移動させる(第5
図参照)。次いで、従動ピストン144が後退し
始める。連続する従動ピストン144の後退は、
種々の手段により容易化される。この種の1つの
手段は、従動ピストン144と従動孔部132と
の間に十分なクリアランスを設けて制御された洩
れを生じさせることである。他の手段は、従動ピ
ストン144のヘツドに小さいオリフイスを設け
て制御された洩れを生じさせることである。第3
の方法としては、カバナに係る米国特許第
4399787号公報に記載されたような液圧リセツト
機構を使用するものである。この第3の方法にお
いて、液圧リセツト機構は調整ねじ146の代用
となる。クロスヘツド28aに抗する給気従動ピ
ストン188下方移動は給気弁180を強制開放
させる(第2図の曲線18)。給気従動ピストン
188の下端部にスロツトを設けて、揺動アーム
172を掃除することに注目すべきである。同時
に、従動ピストン188の環状部189が導管2
12および214と整列して、排気クロスヘツド
28における液圧が解除される(第3図)。これ
が生ずると、ピストン44(第3図)はクロスヘ
ツドを移動させることなくこのクロスヘツド28
に対し往復運動することができ、かくして正常な
排気弁運動を一時的に不能にする。排気弁の正常
な運動を示す第1図の曲線12は第2図に見られ
ることに注目すべきである。正常な洩れにより従
動ピストン188が後退し始める。 約190°のクランク回転において、シリンダNo.3
の噴射装置押チユーブ170aが作動する。押チ
ユーブ170aは揺動アーム168aとその調整
ねじ166aとを移動させて、主ピストン162
aを主孔部140a内で上方へ移動させて導管1
42aを加圧する。導管142a内の圧力はばね
200に抗してシヤトル弁198を下方へ移動さ
せて、流体を導管194から主孔部186中へか
つ導管202から孔部132中へ流動させる。上
記したような従動ピストン144を通る流れは、
従動ピストン188を上方向へ移動させると共
に、給気弁を第2図に示したように約240°のクラ
ンク回転にて閉鎖させる。 給気弁の早期閉鎖が望ましい場合、導管142
aを主孔部140aの方向へ指向させる代わり
に、主孔部186をシリンダNo.1の給気押チユー
ブ173を整列させると同様にしてシリンダNo.1
の排気押チユーブと整列した主孔部に対し指向さ
せることができる。これにより、曲線24の前方
向約60°のクランク角度である第2図の曲線27
で示されたようなインパルスを与える。曲線27
は、排気弁158が作動しない以外は第1図の曲
線12において生ずる運動を反映する。給気弁1
80が閉鎖する際、導管212も閉鎖され、排気
弁運動は導管213を介し低圧油ポンプ108か
ら排気弁クロスヘツド28へ供給される油によつ
て正常操作に復帰する。約340°のクランク回転に
おける給気押チユーブ173の正常運動は揺動ア
ーム172を反時計方向に揺動させて、主ピスト
ン190を上方へ移動させ(チエツク弁199は
導管194における逆流を防止する)、これによ
り液圧流体を導管202に復帰させかつシヤトル
弁138を上方向へ強制移動させて導管136を
遮断すると共に、流体をチエツク弁204を介し
従動孔部132へ流送し、かつ従動ピストン14
4を下方へ移動させて再び排気弁158を開放す
る(第2図の曲線22参照)。 第1図に曲線10で示した主ピストン162の
後退は、第2圧縮解除が生じた後に排気弁158
を閉鎖させる。給気主ピストン190が上方へ移
動する際、その下側環状部195が導管211と
整列して導管215を介し溜部104まで押圧
し、かくして給気クロスヘツド28aを不能にす
ると共に、給気弁180を滅勢する。 従動ピストン144がその移動の下端部に達す
ると、液圧流体は再びチエツク弁196および導
管194を介し従動孔部184中へ流入する。こ
の時点で従動ピストン188はその最上位置とな
るが、主ピストン190はまだ上方へ移動し続け
る。かくして、過剰の液圧流体は従動ピストン1
88を下方へ押圧して、第2図の曲線21で示さ
れるように第2の「強制給気」を行う。その後、
主ピストン190がその最上位置に達すると、導
管206が導管210へ環状部191を介して接
続され、液圧流体を溜部104へ圧入する。液圧
流体の放出は、従動ピストン188を後退させか
つ給気弁を約540°のクランク角度にて閉鎖させ
る。 上記の操作サイクルは、720°のクランク軸回転
の直前にシリンダNo.1用の燃料噴射装置押チユー
ブ170が再び作動される際に反復されることが
了解されよう。理想的には、圧縮解除に必要とさ
れる排気弁の開放は、極めて急速にかつエンジン
ピストンの上死中心位置にて生ぜしめるべきであ
る。シリンダ内のガス圧が解除されると直ちに、
排気弁が閉鎖する。しかしながら、弁を開放もし
くは閉鎖しかつ装置の液圧および機械的部分を操
作するには所定時間が必要とされるので、排気弁
の開放は典型的には上死中心位置より前の40°の
クランク角度の近傍で始まるのに対し、圧縮解除
後の排気弁の閉鎖は上死中心位置より後の20°の
クランク角度近傍で始まる。排気弁および給気弁
を開放しかつ閉鎖する最適位置は、エンジン速度
および弁列部品の物理的剛性に依存する。したが
つて、弁作用が特定のクランク角度位置で規定さ
れる場合、この作用は実際には所定位置から±
10°もしくはそれ以上で生じうることが了解され
よう。さらに、排気弁の圧縮解除開放は関連する
エンジンピストンの上死中心位置を含む約60°の
クランク軸運動にわたつて存在する一方、この作
用はピストンのほぼ上死中心位置で生ずることが
理解されよう。同様に、給気弁をピストンのほぼ
下死中心位置で閉鎖すべき場合、これはピストン
の正確な下死中心位置から±30°のクランク角度
で生ずる弁運動を伴う。最後に、給気弁の排気弁
の閉鎖とほぼ同時に開放することが必要とされる
場合、給気弁は排気弁が完全に閉鎖される前の約
60°のクランク角度で開放し始めることが了解さ
れよう。 第5図に示したように、シリンダNo.1用の遅延
装置はシリンダNo.2およびNo.3用の装置と相互連
結され、シリンダNo.1用の噴射装置運動がシリン
ダNo.2に対し導管142を介して供給し、かつシ
リンダNo.3により導管142aを介して供給され
る。点火順序1,5,3,6,2,4,1を有す
る6気筒エンジンの遅延装置の相互関係を下記第
1表に示す。 第1表 シリンダNo.の シリンダNo.の 噴射装置運動 強制給気 3 1 1 2 2 3 5 4 6 5 4 6 上記第1表から明らかなように、シリンダNo.
1,2および3はシリンダNo.4,5および6と同
様に相互連結される。6気筒エンジンの場合、こ
れらシリンダは一般に列として配置されるが、そ
れぞれ2個もしくは3個のシリンダを内臓して別
のハウジングにグループ分けすることもできる。
シリンダ1,2および3が1つのハイジング内に
存在する場合、第5図に示した種々の連結導管を
ハウジング100中へ組み込みうることが了解さ
れよう。別の電磁弁112と強制弁118とを第
5図に示したように各エンジンシリンダにつき使
用しうることが了解されよう。しかしながら、所
望に応じ、1個の電磁弁112と2個の制御弁1
18とを使用して2個のシリンダに連携する圧縮
解除装置を操作することができ、あるいは1個の
電磁弁と3個の制御弁とにより3個のシリンダを
操作して、より融通性ある遅延装置を提供するこ
ともできる。 上記の説明は遅延液圧装置を燃料噴射装置押チ
ユーブにより駆動する6気筒エンジンに基づくも
のであるが、本発明は遅延装置が、倒えば排気弁
押チユーブにより駆動される装置にも同等に応用
しうることが了解されよう。同様に、本発明は例
えば4個もしくは8個あるいはその他任意の個数
のシリンダを有するエンジンにも応用することが
でき、ただし適当な押チユーブまたはカムを選択
して液圧パルスを適当な時点で生ぜしめる。 第3図〜第5図に示したように、本発明による
装置は基本的に電磁弁112以外は液圧部材と機
械部材とを使用する。液圧手段もしくは機械手段
により制御されるある種の機能は電気もしくは電
子手段によつても制御されうることが了解されよ
う。この種の変更を第7図に示し、第7図および
第3図〜第5図に共通する部材は同一の参照符号
を有する。 第7図を参照して、溜部104と電磁弁112
とその制御部216〜228と制御シリンダ11
4と弁118とを備える低圧液圧装置は第5図に
示した装置と同一であることが了解されよう。同
様に、エンジンの各シリンダには主孔部140,
140bと、噴射装置押チユーブ170,170
bにより揺動アーム168,168bを介して駆
動される主ピストン162,162bと、調整ね
じ機構166,166bとを設ける。最後に、排
気弁158と給気弁180とは第3図に示した種
類のクロスヘツド28,28aにより、あるいは
第4A図および第4B図に示した種類の分割揺動
アームにより作動させることもできる。 本発明の他の具体例によれば、排気弁および給
気弁クロスヘツドを作動させる従動ピストンは液
圧式または電磁式機構であり、下記するように調
時制御装置からの電気信号により作動される。こ
の具体例における排気弁と給気弁とを電気信号に
より作動させる場合、調時およびその接続時間は
電気制御装置により正確に設定することができ、
機械部品が簡単となりかつエンジンにより発生す
る遅延馬力が最大となる。 第6図は第2図とほぼ同様な特性曲線図である
が、クランク軸の2回転の際の排気弁および給気
弁の運動を示し、その間に圧縮解除がこの本発明
の具体例により約0°および約360°のクランク軸回
転で生ずる。曲線17は排気弁158の運動を示
し、シリンダNo.1におけるピストンが上死中心位
置の近傍に存在した時でさえ第1圧縮解除を生ぜ
しめ、次いでエンジンの正常な圧縮工程を行う。
曲線17は720°のクランク軸回転近くで反復さ
れ、この機構の第2操作サイクルの開始を示す。
曲線19は給気弁180の正常な開放に先立ち約
240°もしくはそれ以上で第2図と同様に生ずる給
気弁180の第1強制開放を示している。曲線2
0の点線で示した給気弁の正常な開放は、本発明
の機構により阻止される。曲線23は約360°のク
ランク軸回転おける排気弁158の第2強制開放
を示す一方、曲線25は約380°のクランク軸回転
における給気弁180の第2強制開放を示してい
る。これらの2つの強制給気は各クランク軸回転
の際に最大の吸気をシリンダに対し与えて各圧縮
解除の際に逸散する出力を最大化することが了解
されよう。これらの作用を生ぜしめるのに使用す
る付加的手段につき第7図を参照して説明する。 第7図に示したように、センサ230を例えば
エンジンはずみ車232の方向へ指向させて、例
えばシリンダNo.1におけるピストンの上死中心位
置(TDC)に関連した調時マークを検出する。
センサ230は電気信号を発生する任意の公知の
センサとすることができ、電気信号をリード線2
36を介して電子制御器234へ供給することが
できる。代案として、調時信号はセンサ238に
より生ぜしめることができ、このセンサは主ピス
トン(例えばシリンダNo.4の噴射装置に関連する
押チユーブ170bにより駆動される主ピストン
162b)の運動を検知する。押チユーブ170
bは揺動アーム168bと調整ねじ機構166b
とを移動させ、したがつて主ピストン162bを
移動させる。センサ238からの信号はリード線
240により制御装置234へ向けられる。 電磁弁112および制御弁118からの低圧流
体102を導管242によりチエツク弁244,
246を介して主孔部140および140bへ指
向させる。 主孔部140bは導管242および250とチ
エツク弁252とを介し高圧アキユムレータ24
8と連通する一方、主孔部140は導管242お
よび254とチエツク弁256とを介してアキユ
ムレータ248と連通する。電磁弁112が開放
されると、低圧流体102が導管242を介しチ
エツク弁244および246の方向へ流動するこ
とが了解されよう。低圧流体はチエツク弁24
4,246を流過して導管242,250および
254と孔部140および140bとを満たす。
噴射装置押チユーブ170,170bの運動は液
圧流体102を周期的に主孔部140,140b
から高圧アキユムレータ248中へポンプ輸送
し、これにより高圧流体の貯蔵部を与える。 三方電磁弁260を含む導管248が高圧アキ
ユムレータ248と排気弁クロスヘツド28の上
方に位置する従動孔部262との間に連通する。
従動ピストン264が従動孔部62内に往復運動
するよう装着され、これには排気弁クロスヘツド
28と係合するスロツト付き延長部266を設け
る。導管268は溜部104に復帰し、かつ三方
電磁弁260が滅勢されると導管258に接続す
る。電磁弁260はリード線270を介し電子制
御装置234により作動される。電磁弁260が
作動されると、導管258はアキユムレータ24
8からの高圧流体を従動孔部262中へ流動させ
て、従動ピストン264を作動させると共に排気
弁158を開放する。 排気弁クロスヘツド28(第3図参照)には導
管213および212を介し低圧流体を供給す
る。第7図に示したように、導管212と213
とは、リード線274を介し制御装置234によ
り作動される三方電磁弁272と連通する。導管
214が電磁弁272と溜部104との間に連通
する。電磁弁272が付勢されると、クロスヘツ
ド28内の液圧が解除され、揺動アームによる排
気弁158の正常な操作が第3図に示した機構に
より阻止される。上記したように、排気弁158
は第4A図および第4B図に示した分割揺動アー
ム機構の使用により阻止され、或いは運動不能に
することができる。従動ピストン264の延長部
266はクロスヘツド28に対し直接作用して、
揺動アーム26が運動しないよう阻止された際に
も排気弁158を作動させることが了解されよ
う。 排気クロスヘツド28と同様に、給気クロスヘ
ツド28aにも導管213および211を介して
低圧流体を供給することができる。さらに、導管
211および213も、リード線278を介し制
御装置234により作動される三方電磁弁27a
と連通する。導管215は電磁弁276と溜部1
04との間に連通する。上記電磁弁272の場合
と同様に、電磁弁276は滅勢されると第3図に
示されるような給気クロスヘツド28aへ或いは
第4A図および第4B図に示される構造を有する
ような給気揺動アーム172へ低圧流体を供給す
る。電磁弁276が付勢されると、クロスヘツド
または揺動アームにおける液圧流体は導管215
を介し溜部104へ圧入されて、クロスヘツドま
たは揺動アームが運動不能となる。 第7図に示したように、強力ソレノイド280
を給気クロスヘツド28aの上方に装着して、こ
れを付勢した時、給気弁180を開放するように
する。ソレノイド280はリード線282を介し
制御装置234により付勢される。 ソレノイド280が給気クロスヘツド28aの
本体に直接作用すると、給気クロスヘツド28a
が運動不能にさせて揺動アーム172が給気弁1
80を作動させない場合にもこれら給気弁180
を開放することができる。排気弁158に関し第
7図に示した液圧パルス機構を使用して、上記ソ
レノイド機構の代りに給気弁180を作動させ得
ることも了解されよう。 排気弁158が開放されて、圧縮解除を行う
際、これら弁を開放するのに要する力は弁ばねを
圧縮するのに要する力と、シリンダにおける圧力
を克服するのに要する力との合計である。しかし
ながら、給気弁180は、シリンダ圧力が低い時
(すなわちほぼ大気圧)のみ開放され、したがつ
て比較的小さい力しか必要とされない。排気弁1
58を開放するためにソレノイド装置を使用する
ことが望ましいければ、例えば枢支レバーのよう
な力の増強装置を使用して所要の力を与える必要
がある。 6気筒エンジンの最も一般的な着火順序は1、
5、3、6、2、4の順序である。この順序は、
下記第2表に示すように上死中心位置から測定し
た対応するクランク角度位置に変換することがで
きる:
方法および装置につき開示する。この方法は、エ
ンジンクランク軸の各回転の際に各シリンダにつ
き圧縮解除を生ぜしめる。この方法によれば、排
気弁および給気弁の正常運動が阻止され、かつ排
気弁はエンジンピストンが上死中心位置に達する
都度、短時間開放する。給気弁は、排気弁の各開
放の後に開放される。装置は、エンジン押チユー
ブにより駆動されて調時液圧パルスを生ぜしめる
ことにより適切な時点で排気弁および給気弁を開
放させる液圧手段を備える。液圧作動手段を設け
て、弁クロスヘツドもしくは揺動アームを作動さ
せないことにより弁の正常運動を阻止する。或い
は、電子制御装置から調時信号が電磁弁を作動さ
せて、液圧パルスを制御することにより弁を開放
させる。ソレノイド手段は弁を機械的に開放する
ように設けることもできる。 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、一般に内燃エンジンの圧縮解除遅延
装置の分野に関するものである。さらに詳細に
は、本発明は、遅延操作に際し、エンジンを正常
な4行程サイクルから2行程サイクルまで変換さ
せて単位時間当り圧縮解除の回数を2倍にしうる
方法および装置に関するものである。 〔従来技術とその問題点〕 圧縮解除型のエンジン遅延装置は当業界で周知
されている。この種のエンジン遅延装置は、スパ
ーク点火型または圧縮点火型の内燃エンジンを一
時的に空気コンプレツサに変換して、エンジンに
より発生される運動馬力の相当な部分である遅延
馬力を発生するように設計されている。 クミンスに係る米国特許第3220392号公報に開
示された種類の圧縮解除エンジン遅延装置は液圧
方式を使用し、その主ピストンの運動により従動
ピストンの運動を制御し、従動ピストンにより内
燃エンジンの排気弁を圧縮行程の終り近くに開放
することにより、給気を圧縮して行なわれる仕事
を膨脹もしくは「出力」行程の際には回収せずに
自動車の排気系およびラジエータ系を介して逸散
させ、それによりこの米国特許に記載されたよう
に自動車の制動を可能にする。通常、主ピストン
はエンジンカム軸におけるカムにより制御される
押チユーブによつて駆動され、このエンジンカム
軸は関連するシリンダの燃料噴射装置
(injector)と連動するか、或いは他のシリンダ
の給気弁もしくは排気弁と連動する。 圧縮解除作用を行なうには、他の機構も使用す
ることができる。シヨンソンに係る米国特許第
3367312号においては、排気弁を圧縮行程の終り
近くに別のカムによつて順次に開放し、このカム
は排気弁カム上に形成されて、揺動アーム軸の軸
線を揺動させるか、或いは空動き(lost motion)
メカニズムを揺動アームに与えることにより作動
される。さらに、カートリツジに係る米国特許第
3809033号公報は、復動カムと液圧式ラツシユ吸
収ピストンを備える揺動アームとを使用した圧縮
解除遅延装置を開示している。 ペリツオニに係る米国特許第3786792号公報に
は、特に圧縮解除遅延効果を高めるために多気筒
エンジンの弁の調時を変化させる装置が開示され
ている。ここに開示された機構は、液圧手段を備
えて弁列を長くし、二次カムを利用する。この弁
列は、たとえば押チユーブの長さを増大させるこ
とにより、或いは揺動アームからの延長部を設け
ることにより長くすることができる。 ドレイシンに係る米国特許第3859970号におい
ては、付加的カムをカム軸に設けてポンプを作動
させ、このポンプにより液圧リフタを作動させて
所望の排気弁もしくは給気弁押チユーブを移動さ
せる。 圧縮解除遅延に対する他の方法は、排気弁もし
くは給気弁或いはその両者を遅延操作の際に部分
的に開放させ続けることである。この目的で設計
された機構がシーグラーに係る米国特許第
3547087号公報に開示されている。 従来技術には、各種の機構が開示されている
が、これらの技術は全てシリンダ1個につき1回
の圧縮行程を行なう標準の4サイクルエンジンに
関するものであり、したがつてクランク軸が2回
転する度にシリンダ1個につき1回の圧縮解除が
行なわれる。 クミンスに係る米国特許第3220392号を含め基
本的な圧縮解除に関する特許が出現して以来、た
とえば圧縮解除の調時を改善すること(クスター
に係る米国特許第4398510号)、従動ピストンの過
剰移動を防止すること(ラースに係る米国特許第
3405699号)、液圧装置の過剰圧力を防止すること
(エガンに係る米国特許第4150640号)、噴射装置
押チユーブもしくはカム軸の過負荷を防止するこ
と(シツクラーに係る米国特許第4271796号)、お
よび遅延の際に入口マニホールド圧力を増大させ
ること(プライスに係る米国特許第4296605号)
により遅延馬力を増大させるべく多くの開発努力
がなされている。しかしながら、いずれの場合に
もエンジンは標準の4サイクル方式で操作され続
け、クランク軸が2回転する毎にシリンダ1個に
つき1回の圧縮解除をもたらす。 〔発明の目的〕 したがつて本発明の目的は、クランク軸が2回
転する毎に各シリンダが1回しか圧縮解除を行な
わないという事実により制約される標準型の4サ
イクル内燃エンジンの遅延馬力を増大させること
である。 〔発明の要約〕 上記目的は、本発明によれば、回転式クランク
軸とこのクランク軸に作用接続された各シリンダ
用のエンジンピストンとを備え、かつ各シリンダ
用の給気弁および排気弁を備える多気筒4サイク
ル内燃エンジンを圧縮解除遅延させるに際し、正
常な出力もしくは給油操作サイクルとして下方向
の給気行程と、上方向の圧縮行程と、下方向の出
力行程と、上方向の排気行程とを介しクランク軸
のそれぞれ2つの完全回転の間に4サイクルで移
動するピストンを備えた多気筒エンジンの少なく
とも1個のシリンダに使用しうる圧縮解除遅延方
法において、内燃エンジンの圧縮解除遅延操作に
際しクランク軸がそれぞれ2回転する毎に排気弁
および給気弁とが正常なエンジン操作の間に正常
に移動する点にて移動しないようにし、かつ前記
2回のクランク軸回転の間に排気弁および給気弁
の正常な開放および閉鎖回数を変化させてクラン
ク軸の各回転に際し圧縮解除を行なうことによ
り、正常な4サイクル出力エンジン操作を2サイ
クル操作に変換することを特徴とする多気筒サイ
クル内燃エンジンの圧縮解除遅延により達成され
る。 より詳細には、内燃エンジンの圧縮解除遅延操
作に際し、エンジンの正常な圧縮、出力、排気お
よび給気行程を第1強制排気と、第1強制給気
と、強制圧縮と、第2強制排気と、第2強制給気
とに変換して、クランク軸の2回転毎に1回でな
く2回の圧縮解除を生ぜしめる。 さらに、第1強制排気を行なうためのエンジン
の圧縮解除遅延操作に際し、排気弁の開放を上方
向移動におけるピストンがその正常な圧縮行程の
上死中心位置に達する前に開始して第1圧縮解除
遅延を生ぜしめ、前記エンジンピストンの上死中
心位置の後に前記排気弁を閉鎖し、継続するピス
トンの下方向行程に際し前記給気弁を開放して第
1強制給気を生ぜしめ、前記エンジンピストンの
ほぼ下死中心位置にて給気弁を閉鎖し、エンジン
の正常操作に際しサイクルとして移動する点にて
前記排気弁が運動しないようにし、エンジンの正
常操作に際しサイクルとして移動する点にて給気
弁が運動しないようにし、エンジンピストンのほ
ぼ上死中心位置にて前記排気弁の再開放を開始さ
せて第2圧縮解除遅延を生ぜしめ、ピストンの次
の下方行程に際し前記給気弁を再開放して第2強
制給気を生ぜしめ、前記エンジンピストンの上死
中心位置の後に前記排気弁を再閉鎖し、前記エン
ジンピストンのほぼ下死中心位置にて前記給気弁
を再閉鎖することにより、前記クランク軸の各回
転に際し、前記1個のシリンダに1回の圧縮解除
を生ぜしめる。 シリンダの排気行程が圧縮行程に類似した運動
を行なつてその間に空気を圧縮しうるという事実
に鑑み、本発明によれば、下記に詳述するように
給気弁および排気弁の正常作用を改変することに
よりこの目的を自動的な達成しうる機構が提供さ
れ、これにより制動時にクランク軸が2回ではな
く1回転する毎に圧縮解除が生ずるようにする。
本発明によれば、出力または給油の運動サイクル
に際し4ストロークサイクルを示すエンジンを遅
延または制動の運動サイクルに際し2ストローク
サイクルを有するコンプレツサに変換して、所定
時間で圧縮解除の回数を2倍にする。単位時間当
りの圧縮解除の回数を2倍にするとより全遅延馬
力はエンジン部品の負荷を増大させることなしに
標準のエンジン遅延装置を装着したエンジンの遅
延馬力の2倍に達する。 本発明による方法を行なうための本発明のエン
ジン遅延装置は、排気弁および給気弁の作用を一
時的に不能にさせる手段と、正常な運転順序以外
にも給気弁と排気弁との両者を作動させる手段と
を備える。正常な順序から外して給気弁を作動さ
せる手段は、好ましくは標準型の遅延装置の現存
する主ピストンおよび従動ピストンに対し液圧連
結した主ピストンおよび従動ピストンを、適当な
導管およびチエツク弁もしくはシヤトル弁と共に
備える。さらに、各シリンダにつき現存する主ピ
ストンまたは予備の主ピストンを、主ピストンお
よび従動ピストンと液圧連結する。或いは、セン
サと電子制御器とにより調時を行なうことがで
き、この場合或る種の液圧機構の代りに電磁弁と
作動器とを使用することもできる。 〔発明の実施例〕 以下、添付図面を参照して本発明を実施例につ
き記載する。 先ず第1図を参照して、図示した曲線は揺動ア
ームを介して作動する押チユーブにより操作され
かつエンジンカム軸から駆動されるカムにより作
動される燃料噴射装置と給気弁と排気弁とを備え
た圧縮点火型の標準4サイクル内燃エンジンに関
するものである。カム軸はエンジンクランク軸と
同期するが、このクランク軸の速度の半分で作動
する。第1図は、クランク軸の2回転(720°)に
わたるクランク軸角度に対する弁リフトおよび燃
料噴射装置リフトの特性曲線図である。 曲線10はシリンダNo.1に対する燃料噴射装置
の作用を示し、その運動は圧縮行程の終り頃
(540〜720°)に開始する。燃料噴射装置は、エン
ジンの膨脹もしくは出力行程の開始時(0〜
180°)にてピストンの上死中心位置(T.D.C.)
(0°)の直後に完全に着座(リフト)する。第1
図に示したように、この燃料噴射装置は出力およ
び排気行程(0〜360°)の際に完全に着座し続
け、かつ給気行程(360〜540°)に際しその休止
位置に復帰する。燃料噴射装置の第2の操作サイ
クルの開始を第1図の右端部に示す。 曲線12は、シリンダNo.1に対する排気弁に関
するものである。典型的には、この排気弁は出力
行程(0〜180°)の終り頃開放し始め、排気行程
(180〜360°)に際し開放し続け、かつ給気行程
(360〜540°)に際し閉鎖する。 曲線14は、シリンダNo.1に対する給気弁の運
動を示している。典型的には、この給気弁は排気
行程(180〜360°)の終り頃開放し始め、給気行
程(360〜540°)に際し開放し続け、かつ圧縮行
程(540〜720°)に際し閉鎖する。一般に、排気
弁と給気弁との両者が部分的に開放する重複期間
が存在することが判るであろう。第1図に示した
ように、この弁の重複はクランク角度20°を若干
越える。 第1図で示された正常な弁作動を理解した上
で、第2図を参照することができ、この図面はエ
ンジンクランク軸の2回転(720°)毎にシリンダ
1個につき2回の圧縮解除を生ぜしめる本発明に
よる改変弁作動を示している。第1図と同様、第
2図はクランク軸の2回転(720°)にわたるクラ
ンク軸の角度に対する弁リフトおよび燃料噴射装
置のリフトの特性曲線図である。 第2図の曲線16はシリンダNo.1に対する排気
弁の運動を示しており、その初期の上昇は、第5
図に関連して説明される通りに(本明細書第43頁
第7行〜第44頁第3行参照)、燃料噴射装置押チ
ユーブにより生ぜしめる。燃料噴射装置押チユー
ブの運動は、第1図の曲線10により示されてい
る。遅延操作に際し、燃料供給は燃料が殆んどま
たは全くエンジンシリンダ中へ噴射されないよう
に遮断されるか或いは減少される。簡明にするた
め、本発明を燃料噴射装置押チユーブにより駆動
される改変ヤコブ型エンジン遅延装置を有する6
期筒圧縮点火エンジンの1個のシリンダについて
のみ説明する。標準型のヤコブ式エンジン遅延装
置は、たとえばシツクラー等に係る米国特許第
4271796号公報に記載されており、参考のためこ
れをここに引用する。 第2図には第1図の曲線12に対応する曲線が
存在しない。何故なら、下記に説明するように、
本発明は一次的に排気弁運動を不能にする機構に
関するからである。同時に、本発明は、曲線18
にしたがつて正常な「出力」行程に際し給気弁を
開放し、これは「強制給気」作用と呼ぶことがで
き、下記するような機構により行なわれる。第2
図における曲線24はシリンダNo.3の燃料噴射装
置押チユーブの運動を示し、このシリンダは以下
で述べるように、給気バルブを閉鎖するために使
用される。ここで給気バルブ閉鎖運動は曲線18
により示される。第2図に点線で示した曲線20
は、どこで正常な給気弁作用(第1図の曲線1
4)が生ずるかを示している。この運動も本発明
の機構により阻止され、実質的に給気弁の運動を
約360°のクランク角度だけ前進させるものであ
る。正常な給気弁開放作用(曲線20)の代り
に、本発明の機構は強制的に排気弁をピストンの
上死中心位置(360°)の近くで開放し(曲線2
2)、かくしてこの時点で第2圧縮解除を生ぜし
める。主ピストンに作用して従動ピストンを駆動
する液圧流体中の圧力を導入する燃料噴射装置の
運動は、順々に、上死中心(0°)の近くで排気弁
を開放し、これにより第5図に関連して本明細書
第43頁第7行〜第44頁第3行に極めて詳細に説明
される通り、曲線16で示される様に第1圧縮解
除を生ぜしめることが理解されよう。強制排気弁
開放はクランク角度0°および360°で生ずるので、
クランク軸が2回転する毎にシリンダ1個につき
2回の圧縮解除が生ずる。 曲線21は給気弁の第2開放作用を示し、これ
も曲線18で示した作用と同様に「強制給気」運
動である。下記に詳述するように、この第2「強
制給気」運動は給気主ピストンを介して作動する
シリンダNo.1用の給気押チユーブにより生ぜしめ
る。 上記したように、本発明によれば、排気弁と給
気弁との両者をその正常操作から一時的に運動不
能にする必要がある。第3図は、改変した弁クロ
スヘツドを介してこの目的を達成するための1つ
の手段を示している。排気弁クロスヘツドに関し
下記に説明するが、同じ設計を給気弁クロスヘツ
ドについても使用することができる。 第3図を参照して、排気弁揺動アームを参照符
号26で示す。排気弁クロスヘツド28をエンジ
ンシリンダヘツド32に固定された案内ピン30
に装着して往復運動させる。このクロスヘツド2
8は内部に凹部34および36を形成して、2重
排気弁のステム38を収容する。クロスヘツド2
8の上面には円筒状空腔部42を中心配置して、
そこに往復運動するピストン44を嵌着する。こ
のピストン44にはシヨルダ46を設けて、これ
を空腔部42の壁部にその開放端部近傍で形成さ
れた溝部50に位置するスナツプリング48と係
合させる。圧縮ばね52をピストン44の底部と
空腔部42の底部との間に設けて、ピストン44
を上方向へピストンのシヨルダ46がスナツプリ
ング48に当接する位置まで偏倚させる(第3図
参照)。 クロスヘツドの軸部54はほぼ円筒状の空腔部
56を備えて、クロスヘツド28が案内ピン30
に対し往復しうるようにする。通路58がブロツ
ク59に形成された人口通路57とクロスヘツド
の上部における空腔部42との間に連通する。ボ
ールチエツク弁60を通路58の上端部にて空腔
部42内に位置せしめ、かつボールチエツク弁6
0とピストン44の底部との間に設けた圧縮ばね
62により下方向へ偏倚させる。ブロツク59は
ねじ61によりシリンダヘツド32へ固定するこ
とができる。ブロツク59と軸部54との間の漏
れは、ブロツク59に位置せしめたO−リング6
3により防止することができる。 盲孔部64をクロスヘツド28に形成して、そ
の開口部をクロスヘツド軸部54に設けた通路5
8と連通させる一方、交差孔部66により空腔部
42と盲孔部64とクロスヘツド28の外部とを
連結する。シヤトル弁68を盲孔部64内に往復
運動するよう装着し、これをスナツプリング70
により孔部64内に保持すると共に、スナツプリ
ング70の方向へ圧縮ばね72により常時偏倚さ
せる。第3図に示したその非作動位置において、
シヤトル弁68は交差孔部66を遮断しない。し
かしながら、通路58内に液圧が存在する場合は
いつも液圧流体がこのシヤトル弁68を圧縮ばね
72の偏倚に抗して移動させ、交差孔部66を閉
鎖する。同時に、チエツク弁60はばね62を偏
倚に抗して移動し、液圧流体を空腔部42中へ流
入させる。 たとえば潤滑油のような液圧流体を、第5図お
よび第7図につき下記に詳述するように、導管2
13および通路58(第3図)を介して低圧供給
部からクロスヘツドへ供給することができる。 操作に際し、液圧流体は導管211もしくは2
12(第5図および第7図参照)および58と連
通する導管213に供給される時、チエツク弁6
0をも流過して空腔部42内へ流入し、シヤトル
弁68を移動させて交差孔部66を遮断する。揺
動アーム26の下方向運動は、ピストン44がそ
の頂部位置にてスナツプリング48に対し液圧固
定されているので、クロスヘツド28を作動させ
る。しかしながら、加圧された液圧流体の供給が
遮断されると、シヤトル弁68が交差孔部66を
開放して、液圧流体を空腔部42から交差孔部6
6を通して押し出し、下記するような溜部104
へ排液される。これらの状態において、揺動アー
ム26の揺動はピストン44を空腔部42内でば
ね52の偏倚に抗して往復させるが、運動はクロ
スヘツド28に伝達されず、クロスヘツド28と
排気弁もしくは給気弁とを不能にすることが了解
されよう。 排気弁もしくは給気弁を不能にする他の手段を
第4A図および第4B図に示す。この手段を排気
弁揺動アームにつき説明するが、これは給気弁揺
動アームについても同等に使用することができ
る。第4B図は押チユーブ部分76と弁作動部分
78とからなる改変揺動アームの部分断面正面図
である。第4A図は第4B図の改変揺動アームの
分解斜視図である。各部分にはブシユ孔部80,
82を設けて、これら各部分が揺動アーム軸84
にて揺動しうるようにする。揺動アームの一方の
部分(たとえば弁作動部分78)を分岐させてア
ーム78を形成する一方、押チユーブ部分76に
対応アーム76aを設けることができる。円筒室
86にアーム76a内に形成してピストン88を
収容する。ピストン88を圧縮ばね90によりチ
ヤンバ86の閉鎖端部の方向へ偏倚させ、このば
ねを円筒室86に固定されたスナツプリング92
に支持する。通路94がチヤンバ86の内側端部
と加圧流体源との間に連通する。ピン96をピス
トン88に対し同軸的に装着し、チヤンバ86の
開放端部の方向へ指向させる。孔部98を弁作動
部分78に形成して、ピストン88が通路94を
介して加圧流体の作用によりチヤンバ86の開放
端部の方向へ駆動される際にピストン88と係合
させる。ピン96が孔部98と係合すると、揺動
アームを構成する2つの部分76および78が揺
動アーム軸84にて一体として揺動することが了
解されよう。しかしながら、ピン96と孔部98
とが係合位置にない場合、揺動アームの押チユー
ブ部分76は揺動アームの弁作動部分78を移動
させることなく揺動する。 排気弁もしくは給気弁を不能にする他の方法
は、揺動アームの枢支点に偏心ブシユを設けて、
枢支点を上昇させかつ空動きを弁列に導入するこ
とである。この種の装置は、たとえばシヨンソン
に係る米国特許第3367312号公報に示され、これ
を参考のためここに引用する。上記したように、
他の空動メカニズムも使用することができる。た
とえば、ペリツオニに係る米国特許第3786792号
を参照することができ、これをここに参考のため
引用する。 次に第5図を参照すれば、これは本発明を実施
するよう配置した装置の略図である。この装置
は、標準型4ストロークエンジンの遅延装置とし
て機能する部分と、単位時間当りに圧縮解除の回
数を2倍にする追加部材とを備える。参照符号1
00は内燃エンジンに装着したハウジングを示
し、その内部に圧縮解除エンジン遅延装置の部品
を内蔵させる。たとえばエンジンクランクケース
であつてもよい溜部104からの油102を、低
圧ポンプ108により導管106を介してハウジ
ング100内に装着された電磁弁112の入口1
10へポンプ輸送する。低圧油102を電磁弁1
12から導管116を介して制御シリンダ114
へ案内する。制御弁118を制御シリンダ114
内に往復運動するよう装着し、圧縮ばね120に
より閉鎖位置の方向へ偏倚させる。制御弁118
は流入通路122を備え、これを圧縮ばね126
により閉鎖位置の方向に偏倚させるボールチエツ
ク弁124により閉鎖し、さらに流出通路128
をも備える。制御弁118が開放位置(第5図に
示す)になると、流出通路128が制御シリンダ
の出口導管130に整列して、ハウジング100
内に形成された従動孔部132の入口に連通す
る。電磁弁112を通過する低圧油102は制御
弁シリンダ114中へ流入して、制御弁118を
開放位置まで上昇させることが了解されよう。そ
の後ボールチエツク弁124はばね126の偏倚
に抗して開放し、油102を従動孔部132中へ
流入させる。従動孔部132の第1出口134か
ら、油102は導管136およびシヤトル弁13
8を介してハウジング100内に形成された主孔
部140中へ流入する。ばね139は導管136
におけるシヨルダ部141に対しシヤトル弁13
8を当接させて、シヤトル弁138の環状部14
3を導管136と整列させる。シヤトル弁138
は、下記するように、給気用の主ピストン190
の上方移動により導管202における液圧により
作動させることができる。導管142が導管13
6および主孔部140と連通し、かつ下記に説明
するようにシリンダNo.2(図示せず)の主給気ピ
ストンと従動ピストンとの間に設けたシヤトル弁
(下記するシヤトル弁198と同様)に達する。 従動ピストン144を従動孔部132内に往復
運動するよう装着する。この従動ピストン144
は圧縮ばね148により調節自在な停止部146
に対し上方向へ偏倚され(第5図参照)この圧縮
ばねは従動ピストン144の内部に装着されて従
動孔部132内に位置するブラケツト150に当
接する。従動ピストン144の下端部は案内ピン
30に往復運動するよう装着したクロスヘツド2
8に当接し、この案内ピンを内燃エンジンのシリ
ンダヘツド32に固定する。クロスヘツド28
は、シリンダヘツド32内に移動自在に装着した
排気弁158のステムに当接する。排気弁158
は弁ばね160により閉鎖位置の方向へ常時偏倚
される(第5図参照)。通常、調節自在な停止部
146は、排気弁158が閉鎖され、従動ピスト
ン144が調節自在な停止部146に当接し、か
つエンジンが冷えている際、従動ピストン144
とクロスヘツド28との間にたとえば少なくとも
0.018インチ(0.457mm)の最小のクリアランス
(すなわち「空〓部」)を与えるように設定され
る。このクリアランスは、排気弁158を開放す
ることなくエンジンが熱い間に排気弁列からなる
部品の膨脹を吸収するのに充分となるよう設計さ
れる。 主ピストン162を主孔部140内に往復運動
するよう装着し、軽い板ばね164により上方向
へ偏倚させる(第5図参照)。主ピストン162
の下端部は、燃料噴射装置揺動アーム168の調
節ねじ機構166と接触し、揺動アームはエンジ
ンカム軸(図示せず)から駆動される押チユーブ
170により作動される。第5図を参照して、弁
158がシリンダNo.1と連携すれば、主ピストン
162を駆動する押チユーブ170がシリンダNo.
1の燃料噴射装置と連携する押チユーブとなる。 シリンダNo.1用の給気弁揺動アーム172を揺
動アーム軸174に揺動するよう装着する。反時
計方向に揺動すると(第5図)、揺動アーム17
2は、エンジンシリンダヘツド32に固定された
案内ピン30に往復運動するよう装着したクロス
ヘツド28aの頂部に当接する。このクロスヘツ
ド28aは、弁ばね182により閉鎖位置まで常
時偏倚された2重給気弁180のステムと接触す
る。ハウジング100内の揺動アーム172の上
方に、給気主孔部186と給気従動孔部184と
を位置せしめる。従動孔部184内に位置する従
動ピストン188は圧縮ばね192により揺動ア
ーム172から離間偏倚する一方、主孔部186
内に位置する主ピストン190は圧縮ばね193
により揺動アーム172の方向へ偏倚される。従
動ピストン188と主ピストン190とは揺動ア
ーム軸174の対向側部に位置して、ばね192
の偏倚に抗する従動ピストン188の下方運動に
より給気弁180を開放するようにする。給気押
チユーブ173の上方運動は給気揺動アーム17
2を反時計方向に揺動させて、主ピストン190
をばね193の偏倚に抗し上方向へ移動させ、油
102を主孔部186から移送する。 給気従動孔部184と主孔部186とを、従動
孔部132に達しかつ3個の弁を含む導管194
により連結する。第1の弁はチエツク弁196で
あつて、従動ピストン144が下方末端位置まで
移動した後にのみ給気従動孔部184および主孔
部186の方向へ液圧流体を流動させる。第2の
弁は導管194と導管142aとの結合部に位置
するシヤトル弁198であり、導管142aはシ
リンダNo.3と連携する主孔部140aと連通す
る。このシヤトル弁198は「砂時計」の形状を
有し、圧縮ばね200により閉鎖位置まで偏倚さ
れる。第3の弁はチエツク弁199であつて、主
孔部186の方向へのみ導管194中の流動を可
能にする。 シヤトル弁198がその閉鎖位置、すなわち
「休止」位置になると、従動孔部184と主孔部
186との間の導管194を通る流れが防止され
る。主ピストン162aの移動により生ずる導管
142aに対する液圧の作用により、シヤトル弁
198はばね200を押圧して導管194を流過
する液体が主孔部186に達しうるよう移動す
る。 第2導管202が主孔部186から従動孔部1
32までチエツク弁204を介し直接に連通し
て、主ピストン190が給気揺動アーム172と
押チユーブ173とにより上方向に移動される際
に流体を従動孔部132中へ流入される。導管2
02を加圧すると、シヤトル弁138は導管13
6における液圧流体の流れを阻止するよう移動す
る。 チエツク弁208を有する第3の導管206は
従動孔部184と、主ピストン190の上部領域
とは反対側の主孔部186における位置との間に
連通し、このピストンは主ピストン190が導管
206の流れを阻止する休止位置にある。チエツ
ク弁208は主孔部186の方向への流動を可能
にする。導管210が主ピストン190の上部領
域とは反対側で主孔部186と連通し、このピス
トンは休止位置にある。導管210は溜部104
まで復帰する。第5図に示したように、主ピスト
ン190にはその中位部に外周環状部191を設
けて、主ピストン190がその上方位置に存在す
る際、液圧流体が導管206からチエツク弁20
8を介して流動し、主ピストン190の周囲を導
管210を介して溜部104まで流動しうるよう
にする。主ピストン190はその下位部に形成し
た第2の外周環状物195を備える。導管211
はこの環状部(主ピストン190がその上方位置
に存在する場合)と給気クロスヘツド軸部54に
おける通路58(第3図)との間に連通して、油
を主ピストン190および導管215を介して溜
部104まで流動させる。 閉鎖弁217を導管211に主孔部186と導
管213との間に位置せしめる。これを、遅延操
作に際し開放しかつ出力操作に際し閉鎖するよう
制御する。この閉鎖弁217は好適には下記する
ように遅延装置回路に接続されたリード線219
を介して制御される電磁弁とすることができ、あ
るいは導管116乃至導管117における圧力に
より作動される圧力作動弁とすることもできる。
給気クロスヘツド内の油圧が解除されると、この
クロスヘツドは消勢されることが理解されよう。
第3図に示した給気クロスヘツドを使用する代り
に、第4Aおよび第4B図の分割した揺動アーム
を使用するのが望ましければ、導管212を揺動
アーム76における通路94と連通させる。 従動ピストン188はその中位部に外周環状部
189を形成している。導管212は、従動ピス
トン188がその下法位置に存在する際の従動ピ
ストンの環状部189とは反対側の従動孔部18
4と、排気弁クロスヘツド28のクロスヘツド軸
部54の通路58(第3図)との間に連通する。
第3図に示した排気クロスヘツドを使用する代り
に第4A図および第4B図に示した分割揺動アー
ムを使用することが望ましければ、導管212を
揺動アーム部分76における通路94と連通させ
る。導管214は、従動ピストン188がその休
止位置にある際の環状部189の下方における従
動孔部184と溜部104との間に連通する。 エンジン遅延装置の電気制御装置は、参照符号
218の個所で接地されたバツテリ216を備え
る。バツテリ216の熱端子を直列にフユーズ2
20とダツシユスイツチ222とクラツチスイツ
チ224と給油ポンプスイツチ226と電磁弁1
12のコイルとに接続し、次いで接地218す
る。リード線219は、電磁式遮断弁を使用する
場合、この遮断弁217に対し出力を与える。好
ましくは、ダイオード228を電磁弁112のソ
レノイドと地面との間に介装する。スイツチ22
2,224および226を設けて、装置の安全操
作を確保する。スイツチ222は運転者が手動制
御して全装置を停止させうるスイツチである。ス
イツチ224は、自動車クラツチに接続されて、
クラツチを解除した際に装置を停止させ、エンジ
ンの停止を防止するための自動スイツチである。
スイツチ226は、燃料系に接続されて、エンジ
ン遅延装置が作動している際エンジン給油を防止
しまたは減少させるための第2の自動スイツチで
ある。 この機構の操作は次の通りである: 電磁弁112を作動させると、油または液圧流
体102が電磁弁112を流過して制御弁シリン
ダ114中へ流入し、制御弁118を上昇させ、
出口通路128が出口導管130と整列する。次
いで、液圧流体は、「休止」すなわち「開放」位
置にあるシヤトル弁138と導管136を介し従
動孔部132と主ピストン孔部140とを満た
す。上死中心より約50°の前方において、シリン
ダNo.1の噴射装置押チユーブ170は上方に移動
し(第1図の曲線10)、主ピストン162を上
方へ移動させる(第5図)。液圧流体により生じ
た圧力は従動ピストン144を下方向へ移動さ
せ、これにより排気弁158を開放させて曲線1
6示されるようにシリンダNo.1のピストンのほぼ
上死中心位置にて圧縮解除を生ぜしめる(第2
図)。従動ピストン144がその移動の末端に達
すると、導管194の開口部が開かれ、主ピスト
ン162の連続運動により液圧流体がチエツク弁
196通過して従動孔部184中へ流入し、従動
ピストン188を下方向へ強制移動させる(第5
図参照)。次いで、従動ピストン144が後退し
始める。連続する従動ピストン144の後退は、
種々の手段により容易化される。この種の1つの
手段は、従動ピストン144と従動孔部132と
の間に十分なクリアランスを設けて制御された洩
れを生じさせることである。他の手段は、従動ピ
ストン144のヘツドに小さいオリフイスを設け
て制御された洩れを生じさせることである。第3
の方法としては、カバナに係る米国特許第
4399787号公報に記載されたような液圧リセツト
機構を使用するものである。この第3の方法にお
いて、液圧リセツト機構は調整ねじ146の代用
となる。クロスヘツド28aに抗する給気従動ピ
ストン188下方移動は給気弁180を強制開放
させる(第2図の曲線18)。給気従動ピストン
188の下端部にスロツトを設けて、揺動アーム
172を掃除することに注目すべきである。同時
に、従動ピストン188の環状部189が導管2
12および214と整列して、排気クロスヘツド
28における液圧が解除される(第3図)。これ
が生ずると、ピストン44(第3図)はクロスヘ
ツドを移動させることなくこのクロスヘツド28
に対し往復運動することができ、かくして正常な
排気弁運動を一時的に不能にする。排気弁の正常
な運動を示す第1図の曲線12は第2図に見られ
ることに注目すべきである。正常な洩れにより従
動ピストン188が後退し始める。 約190°のクランク回転において、シリンダNo.3
の噴射装置押チユーブ170aが作動する。押チ
ユーブ170aは揺動アーム168aとその調整
ねじ166aとを移動させて、主ピストン162
aを主孔部140a内で上方へ移動させて導管1
42aを加圧する。導管142a内の圧力はばね
200に抗してシヤトル弁198を下方へ移動さ
せて、流体を導管194から主孔部186中へか
つ導管202から孔部132中へ流動させる。上
記したような従動ピストン144を通る流れは、
従動ピストン188を上方向へ移動させると共
に、給気弁を第2図に示したように約240°のクラ
ンク回転にて閉鎖させる。 給気弁の早期閉鎖が望ましい場合、導管142
aを主孔部140aの方向へ指向させる代わり
に、主孔部186をシリンダNo.1の給気押チユー
ブ173を整列させると同様にしてシリンダNo.1
の排気押チユーブと整列した主孔部に対し指向さ
せることができる。これにより、曲線24の前方
向約60°のクランク角度である第2図の曲線27
で示されたようなインパルスを与える。曲線27
は、排気弁158が作動しない以外は第1図の曲
線12において生ずる運動を反映する。給気弁1
80が閉鎖する際、導管212も閉鎖され、排気
弁運動は導管213を介し低圧油ポンプ108か
ら排気弁クロスヘツド28へ供給される油によつ
て正常操作に復帰する。約340°のクランク回転に
おける給気押チユーブ173の正常運動は揺動ア
ーム172を反時計方向に揺動させて、主ピスト
ン190を上方へ移動させ(チエツク弁199は
導管194における逆流を防止する)、これによ
り液圧流体を導管202に復帰させかつシヤトル
弁138を上方向へ強制移動させて導管136を
遮断すると共に、流体をチエツク弁204を介し
従動孔部132へ流送し、かつ従動ピストン14
4を下方へ移動させて再び排気弁158を開放す
る(第2図の曲線22参照)。 第1図に曲線10で示した主ピストン162の
後退は、第2圧縮解除が生じた後に排気弁158
を閉鎖させる。給気主ピストン190が上方へ移
動する際、その下側環状部195が導管211と
整列して導管215を介し溜部104まで押圧
し、かくして給気クロスヘツド28aを不能にす
ると共に、給気弁180を滅勢する。 従動ピストン144がその移動の下端部に達す
ると、液圧流体は再びチエツク弁196および導
管194を介し従動孔部184中へ流入する。こ
の時点で従動ピストン188はその最上位置とな
るが、主ピストン190はまだ上方へ移動し続け
る。かくして、過剰の液圧流体は従動ピストン1
88を下方へ押圧して、第2図の曲線21で示さ
れるように第2の「強制給気」を行う。その後、
主ピストン190がその最上位置に達すると、導
管206が導管210へ環状部191を介して接
続され、液圧流体を溜部104へ圧入する。液圧
流体の放出は、従動ピストン188を後退させか
つ給気弁を約540°のクランク角度にて閉鎖させ
る。 上記の操作サイクルは、720°のクランク軸回転
の直前にシリンダNo.1用の燃料噴射装置押チユー
ブ170が再び作動される際に反復されることが
了解されよう。理想的には、圧縮解除に必要とさ
れる排気弁の開放は、極めて急速にかつエンジン
ピストンの上死中心位置にて生ぜしめるべきであ
る。シリンダ内のガス圧が解除されると直ちに、
排気弁が閉鎖する。しかしながら、弁を開放もし
くは閉鎖しかつ装置の液圧および機械的部分を操
作するには所定時間が必要とされるので、排気弁
の開放は典型的には上死中心位置より前の40°の
クランク角度の近傍で始まるのに対し、圧縮解除
後の排気弁の閉鎖は上死中心位置より後の20°の
クランク角度近傍で始まる。排気弁および給気弁
を開放しかつ閉鎖する最適位置は、エンジン速度
および弁列部品の物理的剛性に依存する。したが
つて、弁作用が特定のクランク角度位置で規定さ
れる場合、この作用は実際には所定位置から±
10°もしくはそれ以上で生じうることが了解され
よう。さらに、排気弁の圧縮解除開放は関連する
エンジンピストンの上死中心位置を含む約60°の
クランク軸運動にわたつて存在する一方、この作
用はピストンのほぼ上死中心位置で生ずることが
理解されよう。同様に、給気弁をピストンのほぼ
下死中心位置で閉鎖すべき場合、これはピストン
の正確な下死中心位置から±30°のクランク角度
で生ずる弁運動を伴う。最後に、給気弁の排気弁
の閉鎖とほぼ同時に開放することが必要とされる
場合、給気弁は排気弁が完全に閉鎖される前の約
60°のクランク角度で開放し始めることが了解さ
れよう。 第5図に示したように、シリンダNo.1用の遅延
装置はシリンダNo.2およびNo.3用の装置と相互連
結され、シリンダNo.1用の噴射装置運動がシリン
ダNo.2に対し導管142を介して供給し、かつシ
リンダNo.3により導管142aを介して供給され
る。点火順序1,5,3,6,2,4,1を有す
る6気筒エンジンの遅延装置の相互関係を下記第
1表に示す。 第1表 シリンダNo.の シリンダNo.の 噴射装置運動 強制給気 3 1 1 2 2 3 5 4 6 5 4 6 上記第1表から明らかなように、シリンダNo.
1,2および3はシリンダNo.4,5および6と同
様に相互連結される。6気筒エンジンの場合、こ
れらシリンダは一般に列として配置されるが、そ
れぞれ2個もしくは3個のシリンダを内臓して別
のハウジングにグループ分けすることもできる。
シリンダ1,2および3が1つのハイジング内に
存在する場合、第5図に示した種々の連結導管を
ハウジング100中へ組み込みうることが了解さ
れよう。別の電磁弁112と強制弁118とを第
5図に示したように各エンジンシリンダにつき使
用しうることが了解されよう。しかしながら、所
望に応じ、1個の電磁弁112と2個の制御弁1
18とを使用して2個のシリンダに連携する圧縮
解除装置を操作することができ、あるいは1個の
電磁弁と3個の制御弁とにより3個のシリンダを
操作して、より融通性ある遅延装置を提供するこ
ともできる。 上記の説明は遅延液圧装置を燃料噴射装置押チ
ユーブにより駆動する6気筒エンジンに基づくも
のであるが、本発明は遅延装置が、倒えば排気弁
押チユーブにより駆動される装置にも同等に応用
しうることが了解されよう。同様に、本発明は例
えば4個もしくは8個あるいはその他任意の個数
のシリンダを有するエンジンにも応用することが
でき、ただし適当な押チユーブまたはカムを選択
して液圧パルスを適当な時点で生ぜしめる。 第3図〜第5図に示したように、本発明による
装置は基本的に電磁弁112以外は液圧部材と機
械部材とを使用する。液圧手段もしくは機械手段
により制御されるある種の機能は電気もしくは電
子手段によつても制御されうることが了解されよ
う。この種の変更を第7図に示し、第7図および
第3図〜第5図に共通する部材は同一の参照符号
を有する。 第7図を参照して、溜部104と電磁弁112
とその制御部216〜228と制御シリンダ11
4と弁118とを備える低圧液圧装置は第5図に
示した装置と同一であることが了解されよう。同
様に、エンジンの各シリンダには主孔部140,
140bと、噴射装置押チユーブ170,170
bにより揺動アーム168,168bを介して駆
動される主ピストン162,162bと、調整ね
じ機構166,166bとを設ける。最後に、排
気弁158と給気弁180とは第3図に示した種
類のクロスヘツド28,28aにより、あるいは
第4A図および第4B図に示した種類の分割揺動
アームにより作動させることもできる。 本発明の他の具体例によれば、排気弁および給
気弁クロスヘツドを作動させる従動ピストンは液
圧式または電磁式機構であり、下記するように調
時制御装置からの電気信号により作動される。こ
の具体例における排気弁と給気弁とを電気信号に
より作動させる場合、調時およびその接続時間は
電気制御装置により正確に設定することができ、
機械部品が簡単となりかつエンジンにより発生す
る遅延馬力が最大となる。 第6図は第2図とほぼ同様な特性曲線図である
が、クランク軸の2回転の際の排気弁および給気
弁の運動を示し、その間に圧縮解除がこの本発明
の具体例により約0°および約360°のクランク軸回
転で生ずる。曲線17は排気弁158の運動を示
し、シリンダNo.1におけるピストンが上死中心位
置の近傍に存在した時でさえ第1圧縮解除を生ぜ
しめ、次いでエンジンの正常な圧縮工程を行う。
曲線17は720°のクランク軸回転近くで反復さ
れ、この機構の第2操作サイクルの開始を示す。
曲線19は給気弁180の正常な開放に先立ち約
240°もしくはそれ以上で第2図と同様に生ずる給
気弁180の第1強制開放を示している。曲線2
0の点線で示した給気弁の正常な開放は、本発明
の機構により阻止される。曲線23は約360°のク
ランク軸回転おける排気弁158の第2強制開放
を示す一方、曲線25は約380°のクランク軸回転
における給気弁180の第2強制開放を示してい
る。これらの2つの強制給気は各クランク軸回転
の際に最大の吸気をシリンダに対し与えて各圧縮
解除の際に逸散する出力を最大化することが了解
されよう。これらの作用を生ぜしめるのに使用す
る付加的手段につき第7図を参照して説明する。 第7図に示したように、センサ230を例えば
エンジンはずみ車232の方向へ指向させて、例
えばシリンダNo.1におけるピストンの上死中心位
置(TDC)に関連した調時マークを検出する。
センサ230は電気信号を発生する任意の公知の
センサとすることができ、電気信号をリード線2
36を介して電子制御器234へ供給することが
できる。代案として、調時信号はセンサ238に
より生ぜしめることができ、このセンサは主ピス
トン(例えばシリンダNo.4の噴射装置に関連する
押チユーブ170bにより駆動される主ピストン
162b)の運動を検知する。押チユーブ170
bは揺動アーム168bと調整ねじ機構166b
とを移動させ、したがつて主ピストン162bを
移動させる。センサ238からの信号はリード線
240により制御装置234へ向けられる。 電磁弁112および制御弁118からの低圧流
体102を導管242によりチエツク弁244,
246を介して主孔部140および140bへ指
向させる。 主孔部140bは導管242および250とチ
エツク弁252とを介し高圧アキユムレータ24
8と連通する一方、主孔部140は導管242お
よび254とチエツク弁256とを介してアキユ
ムレータ248と連通する。電磁弁112が開放
されると、低圧流体102が導管242を介しチ
エツク弁244および246の方向へ流動するこ
とが了解されよう。低圧流体はチエツク弁24
4,246を流過して導管242,250および
254と孔部140および140bとを満たす。
噴射装置押チユーブ170,170bの運動は液
圧流体102を周期的に主孔部140,140b
から高圧アキユムレータ248中へポンプ輸送
し、これにより高圧流体の貯蔵部を与える。 三方電磁弁260を含む導管248が高圧アキ
ユムレータ248と排気弁クロスヘツド28の上
方に位置する従動孔部262との間に連通する。
従動ピストン264が従動孔部62内に往復運動
するよう装着され、これには排気弁クロスヘツド
28と係合するスロツト付き延長部266を設け
る。導管268は溜部104に復帰し、かつ三方
電磁弁260が滅勢されると導管258に接続す
る。電磁弁260はリード線270を介し電子制
御装置234により作動される。電磁弁260が
作動されると、導管258はアキユムレータ24
8からの高圧流体を従動孔部262中へ流動させ
て、従動ピストン264を作動させると共に排気
弁158を開放する。 排気弁クロスヘツド28(第3図参照)には導
管213および212を介し低圧流体を供給す
る。第7図に示したように、導管212と213
とは、リード線274を介し制御装置234によ
り作動される三方電磁弁272と連通する。導管
214が電磁弁272と溜部104との間に連通
する。電磁弁272が付勢されると、クロスヘツ
ド28内の液圧が解除され、揺動アームによる排
気弁158の正常な操作が第3図に示した機構に
より阻止される。上記したように、排気弁158
は第4A図および第4B図に示した分割揺動アー
ム機構の使用により阻止され、或いは運動不能に
することができる。従動ピストン264の延長部
266はクロスヘツド28に対し直接作用して、
揺動アーム26が運動しないよう阻止された際に
も排気弁158を作動させることが了解されよ
う。 排気クロスヘツド28と同様に、給気クロスヘ
ツド28aにも導管213および211を介して
低圧流体を供給することができる。さらに、導管
211および213も、リード線278を介し制
御装置234により作動される三方電磁弁27a
と連通する。導管215は電磁弁276と溜部1
04との間に連通する。上記電磁弁272の場合
と同様に、電磁弁276は滅勢されると第3図に
示されるような給気クロスヘツド28aへ或いは
第4A図および第4B図に示される構造を有する
ような給気揺動アーム172へ低圧流体を供給す
る。電磁弁276が付勢されると、クロスヘツド
または揺動アームにおける液圧流体は導管215
を介し溜部104へ圧入されて、クロスヘツドま
たは揺動アームが運動不能となる。 第7図に示したように、強力ソレノイド280
を給気クロスヘツド28aの上方に装着して、こ
れを付勢した時、給気弁180を開放するように
する。ソレノイド280はリード線282を介し
制御装置234により付勢される。 ソレノイド280が給気クロスヘツド28aの
本体に直接作用すると、給気クロスヘツド28a
が運動不能にさせて揺動アーム172が給気弁1
80を作動させない場合にもこれら給気弁180
を開放することができる。排気弁158に関し第
7図に示した液圧パルス機構を使用して、上記ソ
レノイド機構の代りに給気弁180を作動させ得
ることも了解されよう。 排気弁158が開放されて、圧縮解除を行う
際、これら弁を開放するのに要する力は弁ばねを
圧縮するのに要する力と、シリンダにおける圧力
を克服するのに要する力との合計である。しかし
ながら、給気弁180は、シリンダ圧力が低い時
(すなわちほぼ大気圧)のみ開放され、したがつ
て比較的小さい力しか必要とされない。排気弁1
58を開放するためにソレノイド装置を使用する
ことが望ましいければ、例えば枢支レバーのよう
な力の増強装置を使用して所要の力を与える必要
がある。 6気筒エンジンの最も一般的な着火順序は1、
5、3、6、2、4の順序である。この順序は、
下記第2表に示すように上死中心位置から測定し
た対応するクランク角度位置に変換することがで
きる:
【表】
第6図に示したように、クランク軸の2回転毎
にシリンダ1個につき2回の圧縮解除を行うに
は、下記第3表に示した計画にしたがつて数個の
ソレノイドを作動させることもできる:
にシリンダ1個につき2回の圧縮解除を行うに
は、下記第3表に示した計画にしたがつて数個の
ソレノイドを作動させることもできる:
本発明の上記構成によれば、4サイクル内燃エ
ンジンにより発生する遅延馬力を増大させうる装
置が得られる。 以上、本発明を好適実施例につき説明したが、
本発明はこれらのみに限定されず、本発明の範囲
内において多くの設計変更をなしうることが了解
されよう。
ンジンにより発生する遅延馬力を増大させうる装
置が得られる。 以上、本発明を好適実施例につき説明したが、
本発明はこれらのみに限定されず、本発明の範囲
内において多くの設計変更をなしうることが了解
されよう。
第1図は燃料噴射装置を用いる標準型の圧縮点
火エンジンにつき弁および燃料噴射装置のリフト
を縦軸として示しかつクランク角度を横軸として
示した特性曲線図であり、第2図は本発明にした
がう改変弁作用を示し、圧縮解除エンジン遅延装
置を燃料噴射装置押チユーブにより駆動しかつ最
初の圧縮解除の後約360°のクランク軸回転にて第
2の圧縮解除が生ずる第1図と同様な特性曲線図
であり、第3図は本発明による排気弁もしくは給
気弁クロスヘツドおよび揺動アームの部分断面正
面図であり、第4A図は本発明にしたがう分離し
た給気弁もしくは排気分揺動アームの分解斜視図
であり、第4B図は第4A図に示した排気弁もし
くは給気弁揺動アームの断面図であり、第5図は
各エンジンシリンダに必要とされる部品の配置を
示した本発明による機構の略図であり、第6図は
本発明にしたがう弁作用の他の実施例を示し、エ
ンジンクランク軸の各回転毎に各シリンダにつき
圧縮解除が生ずる第2図と同様な特性曲線図であ
り、第7図は本発明に使用しうる他の機構の略図
である。 10,12,14,16,18,20,21,
22,24……曲線、26……揺動アーム、28
……クロスヘツド、30……案内ピン、32……
シリンダヘツド、34,36……凹部、38……
ステム、42……空腔部、44……ピストン、4
6……シヨルダ、48……スナツプリング、50
……溝部、52……圧縮ばね、54……軸部、5
6……空腔部、57,58……通路、59……ブ
ロツク、60……ボールチエツク弁、61……ね
じ、62……圧縮ばね、63……O−リング、6
4……盲孔部、66……交差孔部、68……シヤ
トル弁、70……スナツプリング、72……圧縮
ばね、76……押チユーブ、78……弁作動部
分、80,82……ブシユ孔部、84……アーム
軸、86……円筒室、88……ピストン、90…
…圧縮ばね、92……スナツプリング、94……
通路、96……ピン、98……孔部、100……
ハウジング、102……油、104……溜部、1
06……導管、108……低圧ポンプ、110…
…電磁弁入口、112……電磁弁、114……シ
リンダ、116……導管、118……制御弁、1
20……圧縮ばね、122……通路、124……
ボールチエツク弁、126……圧縮ばね、128
……通路、130……導管、132……孔部、1
34……出口、136……導管、138……シヤ
トル弁、139……ばね、140……孔部、14
1……シヨルダ部、142……導管、143……
環状部、144……ピストン、146……停止
部、148……圧縮ばね、150……ブラケツ
ト、158……排気弁、160……弁ばね、16
2……主ピストン、164……板ばね、166…
…ねじ、168……揺動アーム、170……押チ
ユーブ、172……揺動アーム、174……アー
ム軸、180……給気弁、182……弁ばね、1
84,186……孔部、188,190……ピス
トン、192……ばね、193……ばね、194
……導管、195……下側環状部、196……チ
エツク弁、198……シヤトル弁、199……チ
エツク弁、200……圧縮ばね、202……導
管、204……チエツク弁、206……導管、2
08……チエツク弁、210,211,212,
213,214,215……導管、216……バ
ツテリ、217……閉鎖弁、218……電気制御
装置、219……リード線、220……ヒユー
ズ、222,224,226……スイツチ、22
8……ダイオード、230……センサ、232…
…はずみ車、234……制御装置、236……リ
ード線、238……センサ、240……リード
線、242……導管、244,246……チエツ
ク弁、248……アキユムレータ、250……導
管、252……チエツク弁、254……導管、2
56……チエツク弁、258……導管、260…
…電磁弁、262……孔部、264……ピスト
ン、266……延長部、270……リード線、2
72……電磁弁、274……リード線、276…
…電磁弁、278……リード線、280……ソレ
ノイド、282……リード線。
火エンジンにつき弁および燃料噴射装置のリフト
を縦軸として示しかつクランク角度を横軸として
示した特性曲線図であり、第2図は本発明にした
がう改変弁作用を示し、圧縮解除エンジン遅延装
置を燃料噴射装置押チユーブにより駆動しかつ最
初の圧縮解除の後約360°のクランク軸回転にて第
2の圧縮解除が生ずる第1図と同様な特性曲線図
であり、第3図は本発明による排気弁もしくは給
気弁クロスヘツドおよび揺動アームの部分断面正
面図であり、第4A図は本発明にしたがう分離し
た給気弁もしくは排気分揺動アームの分解斜視図
であり、第4B図は第4A図に示した排気弁もし
くは給気弁揺動アームの断面図であり、第5図は
各エンジンシリンダに必要とされる部品の配置を
示した本発明による機構の略図であり、第6図は
本発明にしたがう弁作用の他の実施例を示し、エ
ンジンクランク軸の各回転毎に各シリンダにつき
圧縮解除が生ずる第2図と同様な特性曲線図であ
り、第7図は本発明に使用しうる他の機構の略図
である。 10,12,14,16,18,20,21,
22,24……曲線、26……揺動アーム、28
……クロスヘツド、30……案内ピン、32……
シリンダヘツド、34,36……凹部、38……
ステム、42……空腔部、44……ピストン、4
6……シヨルダ、48……スナツプリング、50
……溝部、52……圧縮ばね、54……軸部、5
6……空腔部、57,58……通路、59……ブ
ロツク、60……ボールチエツク弁、61……ね
じ、62……圧縮ばね、63……O−リング、6
4……盲孔部、66……交差孔部、68……シヤ
トル弁、70……スナツプリング、72……圧縮
ばね、76……押チユーブ、78……弁作動部
分、80,82……ブシユ孔部、84……アーム
軸、86……円筒室、88……ピストン、90…
…圧縮ばね、92……スナツプリング、94……
通路、96……ピン、98……孔部、100……
ハウジング、102……油、104……溜部、1
06……導管、108……低圧ポンプ、110…
…電磁弁入口、112……電磁弁、114……シ
リンダ、116……導管、118……制御弁、1
20……圧縮ばね、122……通路、124……
ボールチエツク弁、126……圧縮ばね、128
……通路、130……導管、132……孔部、1
34……出口、136……導管、138……シヤ
トル弁、139……ばね、140……孔部、14
1……シヨルダ部、142……導管、143……
環状部、144……ピストン、146……停止
部、148……圧縮ばね、150……ブラケツ
ト、158……排気弁、160……弁ばね、16
2……主ピストン、164……板ばね、166…
…ねじ、168……揺動アーム、170……押チ
ユーブ、172……揺動アーム、174……アー
ム軸、180……給気弁、182……弁ばね、1
84,186……孔部、188,190……ピス
トン、192……ばね、193……ばね、194
……導管、195……下側環状部、196……チ
エツク弁、198……シヤトル弁、199……チ
エツク弁、200……圧縮ばね、202……導
管、204……チエツク弁、206……導管、2
08……チエツク弁、210,211,212,
213,214,215……導管、216……バ
ツテリ、217……閉鎖弁、218……電気制御
装置、219……リード線、220……ヒユー
ズ、222,224,226……スイツチ、22
8……ダイオード、230……センサ、232…
…はずみ車、234……制御装置、236……リ
ード線、238……センサ、240……リード
線、242……導管、244,246……チエツ
ク弁、248……アキユムレータ、250……導
管、252……チエツク弁、254……導管、2
56……チエツク弁、258……導管、260…
…電磁弁、262……孔部、264……ピスト
ン、266……延長部、270……リード線、2
72……電磁弁、274……リード線、276…
…電磁弁、278……リード線、280……ソレ
ノイド、282……リード線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転式クランク軸と、このクランク軸に作用
接続された各シリンダ用のエンジンピストンとを
備え、かつ各シリンダ用の給気弁および排気弁を
備える多気筒4サイクル内燃エンジンを圧縮解除
遅延させるに際し、正常な出力もしくは給油操作
サイクルとして下方向の給気行程と、上方向の圧
縮行程と、下方向の出力行程と、上方向の排気行
程とを介しクランク軸のそれぞれ2つの完全回転
の間に4サイクルで運動するピストンを備えた多
気筒エンジンの少なくとも1個のシリンダに使用
しうる圧縮解除遅延方法において、内燃エンジン
の圧縮解除遅延操作に際しクランク軸がそれぞれ
2回転する毎に排気弁および給気弁とが正常なエ
ンジン操作の間に正常に移動する点にて移動しな
いようにし、かつ前記2回のクランク軸回転の間
に排気弁および給気弁の正常な開放および閉鎖の
回数を変化させてクランク軸の各回転に際し圧縮
解除を行うことにより、正常な4サイクル出力エ
ンジン操作を2サイクル操作に変換することを特
徴とする多気筒4サイクル内燃エンジンの圧縮解
除遅延方法。 2 内燃エンジンの圧縮解除遅延操作に際し、エ
ンジンの出力サイクルにおけるピストンの正常な
圧縮、出力、排気および給気行程を第1強制排
気、第1強制給気、強制圧縮、第2強制排気およ
び第2強制給気に変換することを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の方法。 3 第1強制排気を行うためのエンジンの圧縮解
除遅延操作に際し、排気弁の開放を上方向移動に
おけるピストンがその正常な圧縮行程の上死中心
位置に達する前に開始して第1圧縮解除遅延を生
ぜしめ、前記エンジンピストンの上死中心位置の
後に前記排気弁を閉鎖し、継続するピストンの下
方向行程に際し前記給気弁を開放して第1強制給
気を生ぜしめ、前記エンジンピストンのほぼ下死
中心位置にて給気弁を閉鎖し、エンジンの正常操
作に際しサイクルとして移動する点にて前記排気
弁が運動しないようにし、エンジンの正常操作に
際しサイクルとして移動する点にて給気弁が運動
しないようにし、エンジンピストンのほぼ上死中
心位置にて前記排気弁の再開放を開始させて第2
圧縮解除遅延を生ぜしめ、ピストンの次の下方行
程に際し前記給気弁を再開放して第2強制給気を
生ぜしめ、前記エンジンピストンの上死中心位置
の後に前記排気弁を再閉鎖し、前記エンジンピス
トンのほぼ下死中心位置にて前記給気弁を再閉鎖
することにより、前記クランク軸の各回転に際し
前記1個のシリンダに1回の圧縮解除を生ぜしめ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
第2項記載の方法。 4 排気弁の第1開放運動を約40°BTDCにて行
ないかつ排気弁の第1閉鎖運動を約180゜ATDCに
て完結し、給気弁の第1開放運動を約10゜BTDC
で行ないかつ給気弁の第1閉鎖を約210°ATDCで
完結し、排気弁の第2開放運動を約350°ATDCに
て行ないかつ排気弁の第2閉鎖を約450°ATDCに
て完結し、給気弁の第2開放運動を約370°ATDC
にて行ないかつ給気弁の第2閉鎖を約540°ATDC
にて完結することを特徴とする特許請求の範囲第
3項記載の方法。 5 エンジンの正常な出力操作に際しサイクルと
して移動する点にて排気弁が少なくとも約
130°ATDCから約370°ATDCまでの期間にわたり
移動しないようにし、かつエンジンの正常操作に
際しサイクルとして移動する点にて給気弁が少な
くとも約340°ATDCから約580°ATDCまでの期間
にわたり移動しないようにすることを特徴とする
特許請求の範囲第4項記載の方法。 6 排気弁の第1開放運動を約40°BTDCにて行
ないかつ排気弁の第1閉鎖を約90°ATDCにて完
結し、給気弁の第1開放運動を約30°ATDCにて
行ないかつ給気弁の第1閉鎖を約180°ATDCにて
完結し、排気弁の第2開放運動を約300°ATDCに
て行ないかつ排気弁の第2閉鎖を約450°ATDCに
て完結し、給気弁の第2開放運動を約380°ATDC
にて行ないかつ給気弁の第2閉鎖を約540゜ATDC
にて完結することを特徴とする特許請求の範囲第
3項記載の方法。 7 エンジンの正常操作に際しサイクルとして移
動する点にて排気弁が少なくとも約130°ATDCか
ら約370°ATDCまでの期間にわたり移動しないよ
うにし、かつエンジンの正常操作に際しサイクル
として移動する点にて給気弁が少なくとも約
340°ATDCから約580°ATDCまでの期間にわたり
移動しないようにすることを特徴とする特許請求
の範囲第6項記載の方法。 8 クランク軸およびこのクランク軸に同期して
駆動されるカム軸と、このカム軸に作用接続され
たエンジンピストンと、エンジンの各シリンダに
対する排気弁および給気弁と、前記カム軸から駆
動される第1および第2押チユーブと、液圧流体
供給手段と、前記排気弁に作用連動してこの排気
弁を開放させる液圧作動第1ピストンとを備える
多気筒4サイクル内燃エンジンからなる気体圧縮
解除型のエンジン遅延装置において、前記第1押
チユーブ170により作動されかつ前記第1ピス
トン144および前記液圧流体供給手段102,
104と液圧連結した第2ピストン162を備え
て、前記排気弁手段と連携したエンジンの正常出
力操作の際の圧縮行程に対応するエンジンピスト
ンの上方向移動の間に前記排気弁手段158を開
放させることにより第1圧縮解除を生ぜしめ、前
記排気弁手段の正常操作を不能にするように前記
液圧流体供給手段により供給される液圧流体に応
答する第1手段58,66,68,104または
88,90,94と、前記給気弁手段の正常操作
を不能にするように前記液圧流体供給手段により
供給される液圧に応答する第2手段58,66,
68,144または88,90,94と、前記給
気弁手段180に連携しかつ前記第1ピストン1
44および第2ピストン182に液圧連結されて
所定時間で前記給気弁手段を開放させる第3ピス
トン184と、前記第2押チユーブ170aによ
り作動されかつ前記第1ピストン144、第2ピ
ストン162および第3ピストン184に液圧連
結されて前記第1ピストン144を作動させる第
4ピストン162aとを備え、エンジンの正常操
作の際の排気行程に対応する前記排気弁手段15
8と連携したエンジンピストンの上方向移動の間
に排気弁手段を開放させて第2圧縮解除を生ぜし
めた後、前記第3ピストンを作動させて前記給気
弁手段を開放させることにより、前記クランク軸
の各回転に際し各シリンダにつき1回の圧縮解除
を生ぜしめることを特徴とするエンジン遅延装
置。 9 第2ピストン162の制御下で排気弁手段を
開放させた後かつ排気弁手段を作動させないよう
に第1手段を操作する前に、手段132,144
が前記エンジンピストンの上死中心位置の後に排
気弁手段を閉鎖し、手段189が作動してピスト
ンの下方向移動に際し前記給気弁を開放させて第
1強制給気を生ぜしめ、かつ手段162aが作動
して前記エンジンピストンのほぼ下死中心位置に
て前記給気弁を閉鎖させた後、前記第1手段がエ
ンジンの正常操作に際しサイクルとして移動する
点にて排気弁を不能にすることを特徴とする特許
請求の範囲第8項記載のエンジン遅延装置。 10 第2手段が給気弁手段の正常操作を生ぜし
めないようにした後、排気弁手段が第1ピストン
の制御下でエンジンピストンの上死中心位置にて
再開放を開始することにより第2圧縮解除遅延を
生ぜしめ、その後第1圧縮解除遅延の後と同様に
操作サイクルが生ずることを特徴とする特許請求
の範囲第9項記載のエンジン遅延装置。 11 クランク軸およびこのクランク軸に同期し
て駆動されるカム軸と、前記クランク軸に連動す
るエンジンピストン手段と、前記エンジンの各シ
リンダと連動する排気弁手段および給気弁手段
と、前記カム軸から駆動されかつ前記排気弁のそ
れぞれと連携する押チユーブ手段と、液圧流体供
給手段と、前記排気弁手段に連携して前記排気弁
手段を開放閉鎖させる第1ピストン手段と、前記
押チユーブ手段により作動されかつ前記第1ピス
トン手段および前記液圧流体供給手段と液圧連結
された第2ピストン手段とを備える多気筒4サイ
クル内燃エンジンからなる気体圧縮解除型のエン
ジン遅延装置において、前記第1ピストン手段2
64と前記第2ピストン手段162との間に液圧
アキユムレータ手段248を介装すると共に、こ
のアキユムレータが前記第2ピストン手段により
加圧された液圧流体を受け入れるようにし、前記
アキユムレータ手段248と前記第1ピストン手
段との間に第1電磁弁手段260を介装し、液圧
作動式の排気弁手段58,66,68,104ま
たは88,90,94を設けてこれに前記液圧流
体供給手段により供給し、第2電磁弁手段272
を前記液圧流体供給手段と前記排気弁不能化手段
との間に連通させ、第3ピストン手段を前記給気
弁手段180と連携させて前記給気弁手段を開放
閉鎖させ、電磁弁手段280を前記第3ピストン
手段に相互連結すると共に、液圧作動の給気不能
化手段58,66,68,104または88,9
0,94を設けて、これに前記液圧流体供給手段
により供給し、第3電磁弁手段276を前記液圧
流体供給手段と前記給気不能化手段との間に連通
させ、第1逆止弁手段256を前記アキユムレー
タ248と前記第2ピストン手段162との間に
介装し、第2逆止弁手段244を前記液圧流体供
給手段と前記第2ピストン手段との間に介装し、
さらに前記クランク軸の位置に応答する検知手段
230または238と、この検知手段と第1、第
2および第3電磁弁手段と前記電磁弁手段とに電
気接続した電子制御手段234とを備えることを
特徴とするエンジン遅延装置。 12 ソレノイド手段の代りに、アキユムレータ
手段と第3ピストン手段との間に介装した第4電
磁弁手段を設け、検知手段が第1、第2、第3お
よび第4電磁弁手段と電気接続されていることを
特徴とする特許請求の範囲第11項記載のエンジ
ン遅延装置。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US61612584A | 1984-06-01 | 1984-06-01 | |
| US616125 | 1984-06-01 | ||
| US728947 | 1985-04-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60259715A JPS60259715A (ja) | 1985-12-21 |
| JPH0348323B2 true JPH0348323B2 (ja) | 1991-07-24 |
Family
ID=24468143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60116851A Granted JPS60259715A (ja) | 1984-06-01 | 1985-05-31 | 圧縮解除エンジン遅延方法および装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60259715A (ja) |
| KR (1) | KR890003588B1 (ja) |
| IN (1) | IN164084B (ja) |
| ZA (1) | ZA853796B (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6136113U (ja) * | 1984-08-08 | 1986-03-06 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関における吸排気弁の作動停止機構 |
| JPH0218246Y2 (ja) * | 1984-10-12 | 1990-05-22 | ||
| JPH0216003Y2 (ja) * | 1984-12-25 | 1990-05-01 | ||
| JPS637208U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-18 | ||
| JPH03117606A (ja) * | 1989-09-30 | 1991-05-20 | Isuzu Motors Ltd | 排気ブレーキ制御装置 |
| US6000374A (en) | 1997-12-23 | 1999-12-14 | Diesel Engine Retarders, Inc. | Multi-cycle, engine braking with positive power valve actuation control system and process for using the same |
| SE523622C2 (sv) * | 2002-07-05 | 2004-05-04 | Volvo Lastvagnar Ab | Anordning vid förbränningsmotor |
| DE102018132857A1 (de) | 2018-12-19 | 2020-06-25 | Man Truck & Bus Se | Schaltbare Betätigungsvorrichtung für ein Hubventil einer Brennkraftmaschine, Brennkraftmaschine und Kraftfahrzeug |
-
1985
- 1985-05-20 ZA ZA853796A patent/ZA853796B/xx unknown
- 1985-05-30 IN IN411/CAL/85A patent/IN164084B/en unknown
- 1985-05-31 KR KR1019850003818A patent/KR890003588B1/ko not_active Expired
- 1985-05-31 JP JP60116851A patent/JPS60259715A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ZA853796B (en) | 1986-01-29 |
| JPS60259715A (ja) | 1985-12-21 |
| KR890003588B1 (ko) | 1989-09-25 |
| KR860000464A (ko) | 1986-01-29 |
| IN164084B (ja) | 1989-01-14 |
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| JPS6383457U (ja) |