JPH0349401B2 - - Google Patents

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JPH0349401B2
JPH0349401B2 JP59049295A JP4929584A JPH0349401B2 JP H0349401 B2 JPH0349401 B2 JP H0349401B2 JP 59049295 A JP59049295 A JP 59049295A JP 4929584 A JP4929584 A JP 4929584A JP H0349401 B2 JPH0349401 B2 JP H0349401B2
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JP
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containing polyol
polyol
compound
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JP59049295A
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Tsuneo Wakabayashi
Shohei Yoshida
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0349401B2 publication Critical patent/JPH0349401B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はポリウレタン系合成樹脂製の光学素子
に関するものであり、特に特定の含イオウ系ポリ
オールを原料として得られるポリウレタン系合成
樹脂製の眼鏡レンズ、その他の光学素子に関する
ものである。 光学素子、たとえば眼鏡、カメラ、映写機用レ
ンズは従来ガラスおよび特定の合成樹脂材料が使
用されていた。特に、合成樹脂材料としてジエチ
レングリコールビスアリルカーボネート(以下
DGBACという)の重合体やポリメチルメタクリ
レートがガラスに比較して軽量でありかつ透明性
に優れ、また複屈折が少いなどの理由により広く
使用されていた。ところが、これらの合成樹脂は
屈折率が約1.5と低いため、その応用範囲は自づ
から限定されざるを得ないものであつた。しかも
近年のオブトエレクトロニクス技術の進展に伴
い、複写機、フアクシミリ、ビデオカメラ等が普
及するにつれて、より高い屈折率を有ししかも異
形レンズ、フレネルレンズ、回折格子、非球面レ
ンズ等を高速、高精度で製造しうる合成樹脂材料
が求められるようになり、新たな合成樹脂材料の
開発が望まれている。 眼鏡レンズを例にとると、従来の合成樹脂製眼
鏡レンズはそのほとんどがDGBACの重合体製で
あつた。DGBACは商品名「CR−39」として著
名である。近年、高屈折率の眼鏡レンズ用の合成
樹脂材料の開発が進んでいるが、比較的成功した
例としてハロゲン化芳香核、特に臭素化芳香核を
有する重合性モノマーが知られている。たとえば
代表的モノマーとして核臭素化ビスフエノールA
誘導体の(メタ)アクリル酸エステルや核臭素化
スチレンなどがある。これら臭素化芳香族系モノ
マーの重合体の屈折率は約1.6に近い値を有する
が光学素子としての実用上はいまだ種々の問題を
有している。 臭素化芳香族系モノマーの重合体の光学素子と
しての最大の問題点は耐候性にあり、特に着色し
易い点にある。その他硬度などの従来のDGBAC
重合体に比較して屈折率を除く特性は充分に満足
しうるものではない。臭素化芳香族系モノマーの
重合体の耐候性の低い理由は光や熱の作用で臭素
原子が芳香核から脱離し易い点にあると考えられ
る。また、ラジカル発生性重合開始剤の作用によ
つても臭素原子が脱離し易く、従つてモノマー自
体を充分に精製しても重合体は着色し易い。屈折
率を高める効果は芳香核にもある。従つて、ハロ
ゲンを有しない芳香族ビニルモノマー(たとえば
スチレン)の重合体はある程度屈折率が高くかつ
耐候性の問題は少いが機械的物性などの点で満足
し難いものである。また、臭素化芳香族モノマー
の重合体の比重はガラスよりも軽くはなるものの
DGBAC重合体よりはるかに高くなり、軽量化と
いう点では必ずしも充分ではないという問題もあ
る。 本発明者は上記問題点を解決しうる光学素子用
の合成樹脂について検討した。芳香核のみでは所
望の屈折率を得ることは困難であるので芳香核に
加えて屈折率向上に有効な成分を含む重合体につ
いて研究検討を進めた結果、芳香核とイオウ原子
を含むポリウレタン系合成樹脂が有望であること
を見い出した。ポリウレタン系合成樹脂製レンズ
は基本的に公知であり、たとえば特開昭57−
136601号公報、西独国特許第2929313号明細書、
米国特許第3907865号明細書、米国特許3954584号
明細書などに記載されている。しかしながら、こ
れら従来のの光学素子は屈折率が充分に高くな
い、耐候性が不充分であるなどの理由により必ず
しも満足しうるものではなかつた。本発明者は特
定に含イオウ系ポリオールを原料として得られる
ポリウレタン系合成樹脂が光学素子として高い屈
折率を有しかつ耐候性等の他の物性も優れている
ことを見い出した。本発明はこの特定のポリウレ
タン系合成樹脂製の光学素子に関するものであ
り、即ち、 下記式〔〕で表わされる2価以上の残基と2
以上のアルコール性水酸基とを含む含イオウ系ポ
リオール、または該含イオウ系ポリオールの割合
が少くとも10重量%である該含イオウ系ポリオー
ルと他の多価の活性水素含有化合物の組み合せ、
とポリイソシアネート化合物とを反応させて得ら
れるポリウレタン系合成樹脂製光学素子。 ただし、 R1,R2:同一あるいは異る低級アルキル基、ハ
ロゲン原子、あるいは結合手 k,l:それぞれ0,1,あるいは2 本発明において、ポリイソシアネート化合物は
好ましくは後述無黄変性ポリイソシアネートであ
る。黄変性ポリイソシアネートを使用して得られ
るポリウレタン系合成樹脂は紫外線により黄変化
し易い。従つて、紫外線に暴露される虞れの少い
光学素子として使用する場合は黄変性ポリイソシ
アネートを原料として使用しうる。しかし、好ま
しくはポリイソシアネート化合物として無黄変性
ポリイソシアネートが使用される。同様に含イオ
ウ系ポリオールはハロゲンを含まない方がより好
ましい。しかし、ハロゲン含有含イオウ系ポリオ
ールを使用して得られるポリウレタン系樹脂は従
来のハロゲン含有芳香族モノマーの重合体よりも
耐候性が良好でありかつ低比重であるという特徴
を有する。前者の理由はポリウレタン系合成樹脂
の製造にラジカル発生性重合開始剤の使用を必要
としないからである。従つて、ある程度耐候性が
低くてもより高い屈折率を必要とする場合にはハ
ロゲン含有含イオウ系ポリオールの使用が好まし
い。 本発明における含イオウ系ポリオールは前記式
〔〕で表わされる2価の残基(以下含イオウ核
という)と2以上のアルコール性水酸基とを含む
ことが必要である。代表的な含イオウ系ポリオー
ルの製造出発原料は含イオウ核とそれに結合した
2個の水酸基を有するジフエノールである。即
ち、ジヒドロキシジフエニルスルフイドおよびそ
の核低級アルキル置換体と核ハロゲン置換体であ
る。しかし、含イオウ核を有する他のジフエノー
ルもまた使用できる。たとえば、
【式】など の含イオウ核を有するジフエノールやその置換体
もまた含イオウ系ポリオールの製造出発原料とし
て使用しうる。また、場合によつては、2,2′,
4,4′−テトラヒドロキシジフエニルスルフイド
など3〜4価のポリフエノールもまた製造出発原
料として使用しうる。 含イオウ系ポリオールは上記ポリフエノールを
製造出発原料として得られるポリオール、特にジ
ヒドロキシジフエニルスルフイドおよびその置換
体を製造出発原料として得られる化合物が好まし
い。特に好ましい含イオウ系ポリオールは上記ポ
リフエノールのモノエポキシド付加物、および上
記ポリフエノールのグリシジルエーテルあるいは
そのオリゴマーの加水分解物である。以下、これ
ら2種の含イオウ系ポリオールについて説明す
る。 ポリフエノールにモノエポキシドを付加するこ
とにより含イオウ系ポリオールが得られる。モノ
エポキシドは3員環状エーテル基を1個有する化
合物であり、たとえばアルキレンオキシドやスチ
レンオキシドなどがある。付加量はポリフエノー
ルに対して当量以上必要であり、たとえばジフエ
ノール1分子に対して2分子以上のモノエポキシ
ドが付加される。得られる付加物のアルコール性
水酸基の数はモノエポキシドの付加量に関係なく
出発ポリフエノールの水酸基数に対応する。即ち
ジフエノールからはジオールが得られ、テトラフ
エノールからはテトラオールが得られる。モノエ
ポキシドは2種以上を使用することができ、その
場合2種以上のモノエポキシドの混合物を付加し
てもよく異るモノエポキシドを順次付加してもよ
い。モノエポキシドとしては炭素数2〜4のアル
キレンオキシドが好ましく、特にエチレンオキシ
ドとプロピレンオキシドが好ましい。式〔〕で
表わされる2価以上の残基(即ち、R1とR2が結
合手でない場合)であり、モノエポキシドが炭素
数2〜4のアルキレンオキシドの場合、得られる
含イオウ系ポリオールは下記式〔〕で表わされ
る化合物である。 A〔−(OR〕−)nOH〕2 ……〔〕 Aは上記の2価の残基であり、Rは炭素数2〜
4のアルキレン基、mは1以上の整数である。−(
OR−)nは統計的平均を表わすものである。即ち、
たとえば1分子中でmは整数であるが、mの異る
化合物の混合物では平均のmの値は整数ではない
場合が多い。また、アルキレンオキシドの付加が
順次反応であり厳密にmが一定である化合物は得
がたく、たとえmが1の化合物であつても多くの
場合mが2以上の化合物を含んでいる場合が多
い。さらに−(OR−)nはRが異る2種以上の−(OR
−)を含む場合もある。また、1分子中の2つの−(
OR−)nが異る場合もある。mは後述するように
あまり大きすぎることは好ましくない。好ましい
mの範囲は平均値で1.0〜5であり、特に1.0〜3
が適当であり、最も好ましくは約1.0である。 ビスフエノールAなどのポリフエノールのグリ
シジルエーテルおよびそのオリゴマーは代表的な
エポキシ樹脂である。また、このようなポリフエ
ノールのアルキレンオキシド付加物のグリシジル
エーテルもエポキシ樹脂として公知である。これ
らエポキシ樹脂の加水分解物は公知であり、フエ
ノキシ化合物と呼ばれることもある。本発明にお
ける含イオウ系ポリオールの他の例は前記含イオ
ウ核を有するこれと類似のフエノキシ化合物やそ
のモノエポキシド付加物である。即ち、含イオウ
系核を含む前記のようなポリフエノールあるいは
そのモノエポキシド付加物のグリシジルエーテル
または該グリシジルエーテルのオリゴマーのエポ
キシ基を2個の水酸基に変換して得られるポリオ
ール、および該ポリオールのモノエポキシド付加
物が本発明における好ましい含イオウ系ポリオー
ルの1つである。たとえば、このような含イオウ
系ポリオールのさらに好ましい例は下記式〔〕
で表わされる化合物およびそのアルキレンオキシ
ド付加物である。 Bは前記Aと同じジフエノールの2個の水酸基
を除いた2価の残基、または式〔〕で表わされ
るジオールの2個の水酸基を除いた2価の残基で
ある。nは0または1以上の整数である。この式
〔〕で表わされる化合物のアルキレンオキシド
付加物はこの化合物のアルコール性水酸基の一部
または全部が−(OR−)nOHに変換された化合物で
ある。前記式〔〕と同様nは統計的平均を表わ
すものであり、たとえば平均のnは1未満である
こともある。好ましいnは約0〜5であり、特に
約0〜3である。式〔〕で表わされる化合物の
内さらに好ましいものはBが前記Aで表わされる
ジフエノールの残基である。 式〔〕および式〔〕で表わされる化合物に
おいて、Aで表わされるジフエノールの残基は式
〔〕で表わされる多価の残基の内、R1とR2がそ
れぞれ同一または異る低級アルキル基あるいはハ
ロゲン原子であり、kとlがそれぞれ0または1
であり、かつジフエニルスルフイド基であること
が好ましい。即ち、Aは2価のジフエニルスルフ
イド基、およびその低級アルキル置換体とハロゲ
ン置換体が好ましい。低級アルキル基は炭素数4
以下のアルキル基であり、特にメチル基が好まし
い。ハロゲンは塩素あるいは臭素であり、耐候性
の面からは塩素が好ましい。結合手はそれぞれイ
オウ原子結合位に対してバラ位にあることが好ま
しい。特に好ましいAはバラ位に結合手を有する
2価のジフエニルスルフイド基であり、即ち含イ
オウ系ポリオールは44′−ジヒドロキシジフエニ
ルスルフイドの誘導体である。 本発明における含イオウ系ポリオールは前記式
〔〕および式〔〕で表わされる代表的化合物
に限られるものではない。たとえば、両式で表わ
される以外の下記式〔〕で表わされる化合物が
ある。Aは前記2価の残基である。 A〔−OR3−(OHP2 ……〔〕 R3:p+1価の脂肪族あるいは脂環族の残基 p:1以上の整数 pは1であることが好ましく、R3はシクロアル
キレン基あるいは炭素数8以下のアルキレン基で
あることが好ましい。さらに他の含イオウ系ポリ
オールとして、たとえば4,4′−ジアミノジフエ
ニルスルフイドのアルキレンオキシド付加物があ
る。 最も好ましい含イオウ系ポリオールの具体例を
下記に列記するが、本発明における含イオウ系ポ
リオールは下記のものに限られるものではない。 ビス−〔4−(ヒドロキシエトキシ)フエニルス
ルフイド、 ビス−〔4−(2−ヒドロキシプロポキシ)フエ
ニル〕スルフイド、 ビス−〔4−(2,3−ジヒドロキシプロポキ
シ)フエニル〕スルフイド、 ビス−〔4−(4−ヒドロキシシクロヘキシロキ
シ)フエニル〕スルフイド、 ビス−〔2−メチル−4−(ヒドロキシエトキ
シ)−6−ブチルフエニル〕スルフイド、 およびこれらの化合物に水酸基当り平均3分子
以下のエチレンオキシドおよび/またはプロピレ
ンオキシドが付加された化合物。 含イオウ系ポリオールの水酸基当りの分子量が
大きくなる程得られるポリウレタン系合成樹脂の
硬さは低下し柔軟化する傾向となる。よつて、特
に柔軟性を要求される場合以外は水酸基当りの分
子量は低い方が好ましい。水酸基当りの分子量の
程度を示す因子として水酸基価が周知であり、水
酸基価は水酸基当りの分子量の逆数に比例する。
即ち、水酸基価が低い程水酸基当りの分子量が高
い。本発明における含イオウ系ポリオールの水酸
基価は約100以上が好ましく、特に約150〜800が
好ましい。ただし、これより低水酸基価の含イオ
ウ系ポリオールであつても後述の活性水素原子当
りの分子量がより低い活性水素含有化合物と組み
合せて両者の平均分子量を下げ、より硬いポリウ
レタン系合成樹脂を製造することができ、従つて
水酸基価は必ずしも上記範囲に限定されるもので
はない。なお、本発明において含イオウ系ポリオ
ールは2種以上を組み合せて使用することができ
ることは勿論である。 前記含イオウ系ポリオールはポリエレタン系合
成樹脂として単独で使用しうる。しかし、他のポ
リオールやポリアミンなどの多価の活性水素含有
化合物として使用しうる。多価の活性水素含有化
合物は、アルコール性水酸基、アミノ基、あるい
はイミノ基などのイソシアネート基と反応性の活
性水素原子を有する官能基を少なくとも2個有す
る化合物である。好ましい多価の活性水素含有化
合物はポリオールであるが、ポリウレタン化学分
野で周知の鎖伸長剤あるいは架橋剤と呼ばれてい
るポリオール以外の公知の化合物、特にジアミン
などのポリアミン、を使用しうる。ポリオールと
しては種々の化合物を使用しうる。特に水酸基当
りの平均分子量が比較的低いポリオールが好まし
い。その水酸基当りの平均分子量は特に限定され
るものではないが約500以下、特に約200以下が好
ましい。ポリウレタン系合成樹脂の硬さは、ポリ
イソシアネート化合物か変らない場合、これらポ
リオールと上記含イオウ系ポリオールとの合計に
おける水酸基当りの平均分子量が低い程高くなる
傾向にある。従つて、硬いポリウレタン系合成樹
脂を得るためには、含イオウ系ポリオールと併用
されるポリオールの水酸基当りの平均分子量は含
イオウ系ポリオールの水酸基当りの平均分子量と
ほぼ同等あるいはそれよりも低いことが好まし
い。また、ポリオールの水酸基の数は2〜8が適
当であり、特ち2〜4が好ましい。含イオウ系ポ
リオールの割合は含イオウ系ポリオールと多価の
活性水素含有化合物の合計に対し約10〜100重量
%の範囲内にあることが必要であり、より好まし
くは約30〜100重量%である。また屈折率の面か
らみれば、特に約60〜100重量%が好ましい。な
お、多価の活性水素含有化合物を含イオウ系ポリ
オールと併用する場合は必ずしも両者を混合して
使用する必要はない。たとえば、プレポリマー法
による製造の場合、含イオウ系ポリオールと無黄
変性ポリイソシアネート化合物からプレポリマー
を製造し、このプレポリマーを多価の活性水素含
有化合物で硬化させてポリウレタン系合成樹脂を
製造することができる。 上記併用しうるポリオールとしては、多価アル
コール、ポリ(オキシアルキレン)ジオールや他
のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオ
ール、その他のポリオールがある。多価アルコー
ルとしては、たとえばエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ネオペンチグリコール、グリ
セリン、トリメチロールプロパン、1,4−シク
ロヘキサンジオール、トリシクロ〔5,2,1,
02.6〕デカンジメタノール、1,2,6−シクロ
ヘキサントリオール、ジプロモネオペンチルグリ
コールなどがある。ポリ(オキシアルキレン)ジ
オールとしては、たとえばジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、トリプロピ
レングリコールなどがある。ポリエーテルポリオ
ールとしては上記多価アルコール、ポリ(オキシ
アルキレングリコール)、多価フエノール(たと
えばビスフエノールA)、アルカノールアミン、
ポリアミン等の前記のようなモノエポキシド(特
にエチレンオキシドやプロピレンオキシド)を付
加して得られる化合物がある。ポリエステルポリ
オールとしては、たとえばアジピン酸、フタル
酸、イソフタル酸、その他の多価カルボン酸の残
基と上記のような多価アルコール残基とを有する
ポリエステルポリオールがある。これらポリオー
ルは勿論2種以上を併用することもできる。 ポリイソシアネート化合物を大別して無黄変性
ポリイソシアネートと黄変性ポリイソシアネート
に分けると本発明におけるポリイソシアネート化
合物は前記のように無黄変性ポリイソシアネート
が好ましい。無黄変性ポリイソシアネートは芳香
核に直接結合したイソシアネート基を含まないポ
リイソシアネート化合物であり、後述のように芳
香核を有する化合物があることもある。黄変性ポ
リイソシアネートは芳香核に直接結合したイソシ
アネート基を含む芳香族ポリイソシアネート化合
物である。前記のように芳香核はポリウレタン系
合成樹脂の屈折率向上に有効である。従つて、ポ
リイソシアネート化合物は芳香核を有する化合物
が好ましい。一方、黄変性ポリイソシアネートは
紫外線等により黄変化し易く紫外線に暴露される
光学素子用には使用し難い。従つて好ましいポリ
イソシアネート化合物は芳香核を有する無黄変性
ポリイソシアネートである。 芳香核を有する無黄変性ポリイソシアネートと
しては、たとえばキシリレンジイソシアネートや
テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどが
ある。芳香核を有しない無黄変性ポリイソシアネ
ートとしては脂肪族ポリイソシアネートや脂環族
ポリイソシアネートがあり、たとえばヘキサメチ
レンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、ジシクロヘキシルメチルジイソ
シアネート、ビス(イソシアネートメチル)シク
ロヘキサンなどがある。さらに場合により使用し
うる黄変性ポリイソシアネートとしては、トリレ
ンジイソシアネート、ジフエニルメタンジイソシ
アネート、ポリメチレンポリフエニルイソシアネ
ート、ナフタレンジイソシアネートなどがある。
ポリイソシアネート化合物はまた上記のようはポ
リイソシアネートの変性物であつてもよく、たと
えばプレポリマー型変性体、カルボジイミド変性
体、ウレア変性体、ビユレツト変性体、イソシア
ヌレート変性体などがある。これらポリイソシア
ネート化合物は2種以上併用することもできる。
ポリイソシアネート化合物の使用量は含イオウ系
ポリオールおよび前記多価の活性水素化合物が併
用される場合にはそれと含イオウ系ポリオールの
合計1当量に対し約0.9〜1.2当量が適当であり、
特に約0.95〜1.1当量が好ましい。 本発明におけるポリウレタン系合成樹脂は上記
主原料の他、種々の副原料を使用して製造され
る。副原料の1つは触媒である。後述注型法等に
おいて反応を除々に進行させる場合は特に触媒を
必要としないこともあるが、多くの場合ポリウレ
タン形成反応を促進するために触媒が使用され
る。触媒としてはポリウレタン化学分野で公知の
ものを使用でき、代表的な触媒としては第3アミ
ン系触媒と有機金属化合物系触媒がある。前者と
してたとえばトリエチレンジアミン、トリエチル
アミン、N−メチルモルホリンなどがあり、後者
としてはたとえばジプチル錫ジラウレート、スタ
ナスオクトエート、その他の有機錫系化合物があ
る。他の副原料としては、たとえば紫外線吸収
剤、光安定剤、酸化防止剤などの安定剤や着色防
止剤があり、必要により主原料と併用しうる。ま
た、眼鏡レンズ用に染料などの着色剤を配合して
もよい。勿論、通常行なわれているように眼鏡レ
ンズを成形した後に染色を行うことができる。 ポリウレタン系合成樹脂の製造方法や成形方法
は特に限定されない。本発明におけるポリウレタ
ン系合成樹脂は大別して熱可塑性を有するものと
熱可塑性を有しないもの(以下熱硬化性という)
の2種のものがある。前者の熱可塑性ポリウレタ
ン系合成樹脂は実質的に2価の原料を使用して得
られる。即ち、含イオウ系ジオール、無黄変性ジ
イソシアネート化合物、および多価の活性水素化
合物を併用する場合は2価の化合物(たとえば2
価アルコール等のジオール)を反応させて得られ
る。ただし、原料の内のごく一部として3価以上
の化合物を得られるポリウレタンが熱可塑性を失
わない程度に少量併用してもよい。熱硬化性ポリ
ウレタン系合成樹脂は原料の一部に3価以上の化
合物を使用して得られる。3価以上の化合物は2
価の化合物と併用してもよく、たとえば4価の含
イオウ系ポリオールと2価の含イオウ系ポリオー
ルの併用や2価の含イオウ系ポリオールと3価以
上の含イオウ系ポリオール以外のポリオールの併
用などによつても熱硬化性ポリウレタン系合成樹
脂が得られる。ただし、熱硬化性ポリウレタン系
合成樹脂はポリウレタン系化学分野で通常使用さ
れる用語であり、必ずしも熱で硬化させることを
必須とするものではなく3次元的網状化重合体を
いう。熱可塑性ポリウレタン系合成樹脂と熱硬化
性ポリウレタン系合成樹脂に共通して適用しうる
成形法は、注型成形方法やRIM成形方法である。
注型成形方法は原料混合物を所定の成形型に注入
した後、加熱等を行つて硬化して成形する方法で
あり、生産性の面ではRIM方法や後述射出成形
方法に劣るが、成形歪みが少く光学的に良好な成
形品が得られる。RIM方法、即ち反応射出成形
方法は2以上の成分に分けた原料を衝突混合など
の方法で高速で混合しつつ成形型に注入し硬化さ
せる方法で生産性の高い方法である。一方、熱可
塑性ポリウレタン系合成樹脂の場合は、射出成形
方法などの二次成形方法の適用が可能である。た
とえば、種々の方法で得られた熱可塑性ポリウレ
タン系合成樹脂の粒状あるいは粉末状の成形材料
を使用して射出成形方法で成形を行うことができ
る。射出成形方法は生産性の高い方法でかつ
RIM成形方法よりも成形条件等の制約が少い。
光学素子の成形方法はこれらに限られるものでは
なく、たとえばポリウレタン系合成樹脂のブロツ
クやシートの切削等の加工で光学素子を製造で
き、熱可塑性ポリウレタン系合成樹脂の場合、プ
レス方法などの適用も可能である。また、成形方
法とは別にポリウレタンの形成方法の面では、ワ
ンシヨツト法、プレポリマー法、準プレポリマー
法などの原料からポリウレタンを形成する種々の
方法を採用しうる。 本発明の光学素子としては特にレンズが適当で
あり、球面レンズは勿論、非球面レンズや異形レ
ンズ、あるいはフレネルレンズなどである。用途
としては特に眼鏡用が好ましいが、前記したよう
な種々の光学機器用に使用することもできる。ま
た、光学素子はレンズに限られるものではなく回
折格子、プリズム、その他のものであつてもよ
い。 以下に本発明を実施例等によつて具体的に説明
するが本発明はこれらの実施例のみに限られるも
のではない。 なお、物性測定は次の方法で行つた。 屈折率:20℃における波長589.3nmの光に対する
屈折率 Y.I.:イエローインデツクス(着色の程度を表わ
す)。スガ試験機(株)製カラーコンピユータSM2
型による測定値。 ヘイズ:(透明性の程度を表わす)スガ試験機(株)
製ヘイズメータにより測定値。 実施例 1 ビス−(4−(ヒドロキシエトキシ)フエニル)
スルフイド306部(重量部、以下同様)、キシリレ
ンジイソシアネート188部、ジブチル錫ジラウレ
ート2部、およびクロルベンゼン4000部を、還流
冷却器、および撹拌機を取り付けた四ツ口フラス
コに入れ、窒素気流中80℃で1時間、および130
℃で4時間加熱した。反応終了後、内容物を大量
のメタノールに投入し、得られた沈澱をジメチル
ホルムアミド−メタノール混合物で再沈したとこ
ろ、分子量約24万(GPCによるスチレン換算値)
の白色の熱可塑性ポリウレタン系合成樹脂407部
が得られた。この合成樹脂を射出成形により外径
55mmのレンズに成形したところ、第1表に示す物
性を有する極めて透明性が高く、かつ着色の少い
高屈折率のレンズが得られた。 実施例 2 4,4′−チオジフエノールのプロピレンオキシ
ド付加物からなる水酸基価286のジオール75部、
ビス−〔4−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)
フエニル〕スルフイド36部、イソホロンジイソシ
アネート85部、およびジプチル錫ジラウレートを
上記総量に対して100ppmとなる量加えて加熱混
合した後、予め表面を離型剤処理した2個のガラ
ス製レンズ型とフツ素樹脂製ガスケツトを組みた
てたモールド内に注入した。次いで80℃で4時
間、続いて100℃で48時間、熱風加熱炉中で加熱
して硬化させた。得られたレンズの特性を第1表
に示す。 実施例 3 ビス−〔4−(2,3−ジヒドロキシプロポキ
シ)フエニル〕スルフイド180部、トリシクロ
〔5,2,1,02.6〕デカンジメタノール20部、テ
トラメチルキシリレンジイソシアネート265部、
およびジブチル錫ジラウレート100ppmを使用し、
実施例2と同じ方法でレンズを製造した。物性を
第1表に示す。 実施例 4 ビス−〔4−(ヒドロキシエトキシ)フエニル〕
スルフイド300部、水酸基価275の高分岐ポリエス
テルポリオール(ケミツシエ、ウエケル、ヒユー
ルス社、商品名“オキシポリエステルV−2922”
100部、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト272部、およびジブチル錫ジラウネート100ppm
を使用して実施例2と同じ方法でレンズを製造し
た。物性を第1表に示す。 実施例 5 ビス−〔4−(ヒドロキシエトキシ)フエニル〕
スルフイド306部、水酸基価549のヒドロキシピバ
リン酸−ネオペンチルグリコールエステルジオー
ル(BASFジヤパン社、商品名“HPN”)204部、
イソホロンジイソシアネート444部、ジブチル錫
ジラウレート100ppmを使用して実施例2と同じ
方法でレンズを製造した。物性を第1表に示す。 実施例 6 ビス−〔4−(2−ヒドロキシプロポキシ)フエ
ニル〕スルフイド33.4部、ビス−〔4−(2,3−
ジヒドロキシプロポキシ)フエニル〕スルフイド
36.6部、4,4′−ジフエニルメタンジイソシアネ
ート75部およびジブチル錫ジラウレートを上記総
量に対して50ppmとなるように加えて加熱混合
し、実施例2と同様のモールド内に注入し、100
℃で6時間、120℃で48時間加熱硬化させた。得
られたレンズの物性を第1表に示す。 実施例 7 4,4′チオジフエノールとエピクロルヒドリン
との反応により得られた、エポキシ酸素含有率
8.95%のエポキシ樹脂を加水分解し、水酸基価
583のポリオール化合物を得た。 このポリオール化合物100部と、テトラメチル
キシリレンジイソシアネート127部及びジブチル
錫ジラウレート120ppmを使用して実施例2と同
様の方法によりレンズを得た。物性を第1表に示
す。 実施例 8 ビス−〔5−クロル−2−(ヒドロキシエトキ
シ)フエニル〕スルフイド375部と、テトラメチ
ルキシリレンジイソシアネート244部及びジブチ
ル錫ジラウレート200ppmとを用いて、実施例2
と同様の方法によりレンズを得た。物性を第1表
に示す。 比較例 1 実施例1のビス−〔4−ヒドロキシエトキシフ
エニル〕スルフイドを2,2′−ビス−〔4−ヒド
ロキシエトキシフエニル〕プロパン316部におき
かえて、実施例1をくり返した。得られたレンズ
の屈折率は1.574にすぎず、含イオウ系化合物を
用いた場合の1.608に比べて著しく低い値であつ
た。 比較例 2 2,2′−ビス−(4−アリルオキシカルボニル
オキシエトキシ−2,3,5,6−テトラブロモ
フエニル)プロパン100部と、ジイソプロピルパ
−オキシジカーボネート3.5部とを混合し、ガラ
ス製レンズ型とフツ素樹脂製ガスケツトとより組
【表】 実施例 9 実施例1,2,3,4および比較例2のレンズ
の耐候試験(サンシヤインウエザオメーター240
時間暴露試験)後のY.I.を測定した値および着色
変化(ΔY.I.)を第2表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式〔〕で表わされる2価以上の残基と
    2以上のアルコール性水酸基とを含む含イオウ系
    ポリオール、または該含イオウ系ポリオールの割
    合が少くとも10重量%である該含イオウ系ポリオ
    ールと他の多価の活性水素含有化合物の組み合
    せ、とポリイソシアネート化合物とを反応させて
    得られるポリウレタン系合成樹脂製光学素子。 ただし、 R1,R2:同一あるいは異る低級アルキル基、ハ
    ロゲン原子、あるいは結合手 k,l:それぞれ0,1,あるいは2 2 含イオウ系ポリオールが下記式〔〕で表わ
    される含イオウ系ジオールであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項の光学素子。 A〔−(OR〕−)nOH〕2 ……〔〕 A:式〔〕で表わされる2価の残基 R:炭素数2〜4のアルキレン基 m:1以上の整数 3 含イオウ系ポリオールが下記式〔〕で表わ
    される含イオウ系ポリオールであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項の光学素子。 B:式〔〕で表わされる2価の残基、または式
    〔〕で表わされる含イオウ系ジオールの2個
    の水酸基を除いた残基 n:0または1以上の整数
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