JPH03500545A - タンパク質系におけるエントロピー駆動力の発生及びそれを用いる分子機械 - Google Patents
タンパク質系におけるエントロピー駆動力の発生及びそれを用いる分子機械Info
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- JPH03500545A JPH03500545A JP63505213A JP50521388A JPH03500545A JP H03500545 A JPH03500545 A JP H03500545A JP 63505213 A JP63505213 A JP 63505213A JP 50521388 A JP50521388 A JP 50521388A JP H03500545 A JPH03500545 A JP H03500545A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
タンパク質系におけるエントロピー駆動力の発生及びそれを用いる分子機械
返血分立
本発明は、温度の関数及び特にエラストマーの疎水性の関数として制御可能な弾
性力の発生を示すバイオエラストマーを用いるバイオエラストマー分子機械に関
する。
宜見艮土
血管壁の結合組織は2種類の主たるタイプのタンパク質により構成される。一般
に結合組織の主たる蛋白質性成分であるコラーゲンは該組織に強度を付与する構
造要素を構成する。
しかしながら、大動脈弓(aortic arch)及び下行胸部動脈(des
cending thoracic aarta)のごとき弾力性の要求が大き
い場合、コラーゲンの2倍多くのエラスチンが存在する。血管壁、そして特にそ
の内部弾性層においては、コラーゲンがトロボエラスチンとして知られる異るタ
イプのタンパク質から形成された天然弾性繊維と会合している。弛緩した血管壁
においては、コラーゲン繊維は折りたたまれ又は縮められている傾向があり、そ
してこの弾性繊維は収縮した状態にある。
膨張又は伸長の際、この弾性繊維は伸び、そしてその伸長限界に達する前にこの
コラーゲン繊維は負荷を支持する緊張状態となる。負荷が減少する場合、その弾
性繊維は壁をそのもとの寸法にもどし、そしてコラーゲン繊維はおりたたまれた
状態にもどる。
上記のことは実験的に証明することができ、例えば、無傷の靭帯のコラーゲン成
分が生体外で酵素コラ−ゲナーゼにより除去されれば、得られる張力−伸長関係
が明瞭に示すところによれば、弾性成分であるエラスチンが主として、無傷の靭
帯の最初の高い応答を担当する。これに対して、酵素エラスターゼによるエラス
チンの除去によりコラーゲンが残り、このコラーゲンは靭帯の応答の最終部分の
みを担当する。
Introductory Biophysics、F、R,Hullett
ら(Halsted Press。
1977 )を参照のこと。
現在入手可能な合成血管材料、例えばダクロン(Dacron>は天然結合組織
とは次の点において非常に異る。すなわち、合成組織は折たたまれたコラーゲン
に類億する構造を提供すると見ることができるが、しかしその中には真の弾性成
分が存在しない。
血管壁、皮膚、肺及び靭帯の弾性繊維の中心部分はトロボエラスチン(trop
oelastin)と呼ばれる単一タンパク質に由来する。生物弾性繊維の真の
弾性成分であるエラスチンは単一タンパク質から構成されており、そしてトロポ
エラスチンのりシン残基の架橋により形成されている。エラスチンの配列は、ア
ラニンに冨むリジン含有架橋配列とグリシンに冨む疎水性配列とが交互に存在す
る連続配置として記載することができる。エラスチン配列の80%以上が知られ
ており、そして血管壁トロボエラスチンは反復へキサペプチド(Ala−Pro
−Gly−Val −Gly−Val)、、、反復ペンタペプチド(Val−
Pro−GlyVal Gly)、 、及び反復テトラペプチド(Val −P
ro−Gly −61のヵを含有しており、ここでAla、 Pro、 Val
及びclyはそれぞれアラニン、プロリン、バリン及びグリシン・アミノ酸残基
を示す、これらの残基はまた、それぞれA、P、V及びGとして表わすこともで
き、アミノ酸は通常の3文字表記又は1文字省略表記のいずれによっても表わす
ことができる。
例えば、Or anic Chea+1str of Biolo 1cal
Coi ounds+ 56−58頁(Prentice−Hall、1971
)を参照のこと。さらに、コノ明細書においては、すべてのペプチドの表示はN
l2−末端アミノ酸残基を式の左に記載しそしてCoo)!−末端アミノ酸残基
を式の右に記載するという標準的方法に従う。さらに、とくにことわらない限り
、光学的に不活性なグリシンを除きすべてのアミノ酸はL−配置を有するもので
ある。
トロボエラスチン架橋の近傍のアミノ酸の性質も知られている。さらに、ヘキサ
ペプチドの高ポリマーが合成されており、そしてセロファン様シートを形成する
ことが見出された。
従って、この観点及び水中での温度の上昇の際のその非可逆的会合の観点から、
前記へキサペプチドは天然材料の構造的役割を提供すると考えられる。他方、ペ
ンタペプチドの及びテトラペプチドの合成高ポリマーは、加橋された場合に弾性
を有し、そして弾性繊維の機能的役割に寄与する能力を有することが見出されて
いる。事実、化学的に架橋されたポリペンタペプチドは、その水含量及び架橋の
程度に依存して、天然の動脈エラスチンと同じ弾性率を示すことができる。
さらに最近、前記のペンタペプチド配列に基く合成ポリペンタペプチドがUrr
y及び0kan+otoの米国特許N(L4.187,852に開示されそして
特許が請求されている。さらに、弾性ポリペンタペプチド又はポリテトラペプチ
ドと強化繊維とに基礎を置く複合生物弾性材料がUrryの米国特許Nα4,4
74.851中に開示されそして特許が請求されている。さらに、ポリペンタペ
プチド中の第三アミノ酸を逆の対掌性(chirality)を有する開示され
そして特許が請求されており、そして酵素的に架橋されたポリペプチドが米国特
許NCL4.589.882に開示され、そして特許が請求されている。さらに
、米国特許Nα4,605.413は走化性(chemotactic)ペプチ
ドに向けられており、他方、第二〇走化性ペプチドに向けられた米国特許出願N
α793.225が係属中である。さらに、弾性率の調節のためのセグメント化
されたポリペプチドバイオエラストマーに向けられた米国特許出願Nf1853
.212が係属中である。
さらに、種々の弾性ポリテトラペプチド及びポリペンタペプチドの温度関連力及
び構造依存性を記載する米国出@Nα900.895が係属中である。その出願
において、本発明者らは上記のポリペプチドが温度の関数として変化し得る弾性
方依存性を示すことを開示した。特に、本発明者らは、ポリペプチドの反復四量
体ユニット又は三量体ユニットの構造を変えることによってエラストマーが弾性
力を示す温度範囲に影響を与えることができることを見出した。
しかしながら、これらのポリペプチドについて弾性力の出現又は上昇を温度の関
数として誘導することが現在可能であるとしても、系の温度の変更に訴えること
なく弾性力の出願又は上昇を行うことができれば非常に好ましいことである。
さらに、非常に制御可能なそして可逆的な態様で弾性力の出現又は上昇を行うこ
とができれば非常に好ましいことである。
λ更災監!
従って、本発明の1つの目的は、温度の関数として又は弾性ポリマーの反復四量
体又は三量体ユニットの疎水性の関数として弾性力の出現又は上昇を示す弾性ポ
リマーを提供することである。
さらに、本発明の目的の1つは、温度の関数として又は弾性ポリマーの反復四量
体又は三量体ユニットの疎水性の関数として変化し得る弾性力の出現又は上昇を
示す弾性ポリマーの製造方法を提供することである。
さらに、本発明の1つの目的は、本発明のエラストマーの反転温度転移(inv
erse’temperature transition)を可逆的に変更し
て弾性力の出現又は上昇を「オン」及び「オフ」するための方法を提供すること
である。
さらに、本発明の目的の1つは、一般的に、種々の機能を行うために本発明のエ
ラストマーを用いる分子機械(rr+o1ecu]armachina)を提供
することである。
これらの及び本発明の他の目的は後記のバイオエラストマーを提供することによ
りさらに明らかになるであろう。このバイオエラストマーはテトラペプチドを含
有するエラストマーユニット、ペンタペプチドを含有するエラストマーユニット
、並びにヘキサペプチド反復単位及びその混合物により修飾されたそのユニット
を含有し、該反復ユニットは疎水性アミノ酸残基及びグリシン残基から成る群か
ら選択されたアミノ酸残基を含有し、ここで該反復ユニットはβ−ターンを有す
るコンホーメークジン中に存在し、これは次の式:%式%
で表わされるポリペプチドユニットを含有し、この式中、工はL−イソロイシン
のペプチド形成残基であり;PはL−プロリンのペプチド形成残基であり;Gは
グリシンのペプチド形成残基であり;■はL−バリンのペプチド形成残基であり
;そしてXlはPGVG、 GVG、、 VG、 G又は共を結合であり;Yl
はIPGV、 IPG、 IP、 I又は共有結合であり;そしてnは1〜約
5.000の整数であるか又はnはOであり;但し、XI及びYlは一緒になっ
て、バイオエラストマーの弾性力の出現又は上昇を所定の温度に調製するのに十
分な温度において反復ペンタペプチドユニットを構成する。
4、
鳳上皿
A、 Ile’−PPP及びB、PPPに関する、ジメチルスルホキシド中の2
5MHzに於けるC”NMRスペクトル。これらのスペクトルは、Ile’によ
るVal’の置換を示す。特に高磁場(upfield) 領域に於いて、イソ
ロイシンのC1l、共鳴及びCH,共鳴による−っのバリン残基のβ炭素及びγ
炭素共鳴の置換が明らかである。異物ピークの欠如は、純度の良好なレベルを示
し、その他の4個の残基の同様の化学シフトはこの溶媒中の同様の配座を示す。
11区
A、約8°Cに於ける凝集の開始及び9°Cに於ける中間点を有するための濃度
の上限を示すIle’−PPPに関するコアセルベーションの温度分布。希釈す
ると、分布は一層高温にシフトする。エラスチンのポリペンタペプチド(PPP
)の分布が、破線曲線として比較のために示される。CH,基の付加は、コアセ
ルベーション法に関して一層低温に16°Cだけシフトを生じる。
B、実線曲線として示される、ld当り0.025■のIle’ −PPPに関
する197nmに於ける楕円率データ、負の197r++++バンドの強度の減
少は、温度を上昇する際の分子内秩序の増大、即ち反転温度転移を示す。破線曲
線は1−当り2.3■のPPPに関する同様のデータである。Ile’によるV
al’の置換は、その転移を15°C以上低温にシフトする。
C0実線曲線として示される、20メガラドT−線照射によす架橋されたIle
’−PPPコアセルベートに関する熱弾性データ(弾性力の温度依存性)。上記
のA及びBに特徴的な転移と相関関係がある弾性力の著しい増加がある。20メ
カラドで架橋されたコアセルベートに関する同様のデータが、破線曲線として右
側の縦座標にプロットされる。目盛の相違は、架橋11e’−PPPに関して一
層小さい断面積及び40%の伸びのためであり、一方一層大きい断面積及び60
%の伸びが架橋pppに関して使用された。弾性率は二つのエラストマーに関し
て同様である。部分A、B及びCのデータを比較すると・Valに対してIle
の増大された疎水性は、反転温度転移を一層低温で起こさせること、及び弾性力
発生が増大された分子内秩序の結果として起こることが明らかである。
里主区
第2B図に見られる転移の前の2°C(曲線a)に於ける、且つ転移後の35°
C(曲線b)に於ける、水IId当りの0.025■のIle’−PPPに関す
る円偏光二色性スペクトル。195nm付近の大きな負のバンドは減少されたポ
リペンタペプチド秩序を示すので、温度を上昇する際の大きな負のバンドの減少
された強度は、温度を上昇する隙の増大された秩序を示す、高温に於けるスペク
トル、は、型U−β回転形成を示す。比較のため、第2C図に示された転移の前
の15°Cに於ける、及びその転移後の47°Cに於ける、0.023■/dの
pppに関するデータが示される。Ile’−PPP及びPPPは同じ配座を存
することが明らかである。
第1型
エラスチンのポリペンタペプチド(PPP)に関して提案された分子構造。
A、環状配座相関の結晶構造により確認された型n Pro” −Gly’β一
回転。
B、PPPβ−らせんの寸法を有するらせん構造の略図。
C0β一回転がらせんの回転の間のスペーサーとして作用することを示すPPP
β−らせんの略図。
D、水のためのらせん内の間隙を示し、Val’−Gly5−Val’懸垂セグ
メントを示すPPPβ−らせんの軸方向図の詳しい立体対。
E、らせんの回転の間のスペーサーとして作用するβ一回転を示し、らせん内及
びらせん外の水が交換し得るβ−らせんの表面の開放間隙を示し、且つ懸垂セグ
メント、即ちVal’−Gly’−Val’を示すPPPのβ−らせんの立体対
側面図。
里工皿
GGV濾過突然変異(pera+utation)の重合により調製されたエラ
スチンのポリテトラペプチドのジメチルスルホキシド中の25MHzに於けるC
′3核磁気共鳴スペクトル。全ての炭素共鳴は正しい化学シフトで観察され、異
物ピークがない。
1旦X
一連の濃度に関するエラスチンのポリテトラペプチド(FTP)のコアセルベー
ションの温度分布(実線曲vA)。比較のため、エラスチンのポリペンタペプチ
ド(PPP)に関するデータ(破線曲線)が示される。四量体(VPGG)の減
少された疎水性は、五量体(VPGVG)と比較すると、コアセルベート形成を
もたらす凝集プロセスのため若干25°Cだけ高温へのシフトをもたらす。
11皿
低温40”C(曲線a)に於ける、及び高温65°C(曲線b)に於ける、エラ
スチンのPTGに関する円偏光二色性スペクトル(実線曲線)。195〜200
nm範囲で差を生じる構造転移は、第8A図に於いて温度の関数として特徴づけ
られる。比較のため、第8A図に示される転移の前後のPPPに関するデータ(
破線曲線)が、プロットされる。
1■回
A、左側縦座標にプロットされるエラスチンのFTPの温度の関数としての20
0no+に於ける楕円率(実線曲線)。比較のため、右側縦座標にプロットされ
たPPPに関するデータ(破線曲線)が示される。構造転移が、FTPに関して
20〜25°Cだけ高温で起こることが見られる。転移の中心は第2図の凝集プ
ロセスと合致し、即ち分子内配座変化はコアセルベーションを生じる会合に先行
する。バートBとの比較で見られるように、〔θ〕2゜。による分子内構造転移
の特性決定は、弾性力の発生と密接に対応する。
B、左側縦座標にプロットされる20メガラドで架橋されたFTP (実線曲線
)に関する熱弾性データ(弾性力の温度依存性)及び右側縦座標にプロットされ
る20メカラドで架橋されたPPP (破線曲線)に関する比較のための熱弾性
データ、弾性力の転移は、上記のAに於いて楕円率により特性決定されるような
分子内秩序の反転温度転移と合致することが見られる。
玉豆口
楕円率データから概算される転移の中間温度(〔θ〕転位中間点)並びに第2図
及び第8図の弾性力データにより概算される転移の中間温度(f転移中間点)と
共に示される反覆単位(IPGVG) 、(VPGVG)及び(VGPP) (
7)疎水性の目盛表示。これは、反覆単位の疎水性が減少するにつれて、転移温
度が比例して高温にシフトすることを示す、水中の反転温度転移は疎水性相互作
用によるものであるので、これは転移温度が反覆単位の疎水性と非常に密接に相
関関係があることを立証する。
mは、温度の関数として、ポリペンタペプチド(VPGVG) 、、−水系の組
成変化を示す。
里旦区
第10図のデータから現わされるポリペンタペプチド−水系の相−構造図。
第U皿
flaは、エラスチンのポリペンタペプチドの20メガラドで架橋された40℃
のコアセルベート濃度のゼロ負荷下の長さの温度依存性を示す、温度を20゛c
から4o″Cに上昇する際に観察される著し゛い短縮は、分子内疎水性相互作用
が最適化される反転温度転移による。
曲gbは、温度が負荷なしに上昇されるにつれて一様に膨張する古典的ゴムラテ
ックスを示す。
曲線Cは、20°C〜40°Cの範囲で最大膨張を示す靭帯項エラスチンの反転
挙動を示す。
mは、温度の関数として、弾性分子機械としてエラスチンのポリペンタペプチド
の使用を示す。
呈■皿は、一層積性のポリマー内で疎水性を減少すること、即ち親水性を増大す
ることの効果が弾性力の発生に応答性の反転温度転移の温度中間点を上昇するこ
とであることを示す。
破線曲線は、その結果である。かくして、図に於いて、ポリペプチドが中性であ
る場合、弾性力が37°Cで発動され、ポリペプチドが一層極性であるかまたは
荷電される場合、弾性力が止められる。
mは、反転温度転移の分子内特徴の温度依存性を示す凝−集の温度分布を示す。
曲線aはエラスチンのポリペンタペプチドを表わす。
曲線すは、極性側鎖が−COOHである場合のpH2に於ける20%Glu’−
ポリペンタペプチドを表わす。
曲線Cは、側鎖がpH6でイオン化され、即ち−000−である場合の20%G
lu’−ポリペンタペプチドを表わす。
玉用皿は、重量を持ち上げる結果として弾性力の発動に関するらせん構造転移に
対するα−らせん構造を示す。
1ffiは、メカノケミカルカップリングに関する構造転移の二つの変種を示す
。
A、型l:この構造転移は、温度の上昇による高エントロピーから低エントロピ
ー状態への転移、即ち反転温度転移である。示された例は、巻き付いいて弾性β
−らせんを形成するβ一回転の延長された高エントロピー系列、即ちβ一回転の
らせん構造配置を伴う。この系によれば、反転温度転移は、分子内のインタータ
ーン(interturn)疎水性相互作用の最適化をもたらす。疎水性を増大
することは、転移温度を低下する。弾性力が、反転温度転移により固定延長で発
生するので、転移温度を変えることにより、弾性力は発動または停止し得る。固
定温度で、同じ効果が、ポリマー疎水性を変えることにより得ることができる。
特に、ポリマーをイオン化することにより、弾性力が停止され、−力説イオン化
は弾性力を発動する。
B、型2:この構造転移は、低エントロピー状態から高エントロピー状態への通
常の転移である。この例は、内部の鎖運動の変化がエントロピー的弾性力を生じ
る、弾性らせんへのα−らせん構造の変換を伴う。要するに、構造の相対自由エ
ネルギーを変えることにより転移温度をシフトする化学方法は、実際には、らせ
ん構造の弾性力を発動または停止する。
蚤■皿
20%Glu’ポリペンタペプチドに関する弾性力発生のp)l依存性の表示。
lJ国は、約半日の弾性率の損失に関する半減期を示すIn(弾性率)対時間の
プロットを示す。
1皿皿は、本発明のバイオエラストマーを用いるpH計を示す。
るための の 法
上記の如く、エラスチンは単一タンパク質を含む。エラスチンの配列は、グリシ
ンに富む疎水性配列と交互に並ぶアラニンに冨むリシン含有架橋性配列の連続配
列として記載し得る。既知の配列の80%以上を用いて、長さ及び組成の両方の
観点から、最も顕著な疎水性配列は、ポリペンタペプチドCPPP’)を含む配
列及びポリへキサペプチド(FDP)を含む配列である。また、エラスチンは反
覆ポリテトラペプチド(FTP)を含む、エラスチンのポリペンタペプチドは、
架橋された場合、弾性であることがわかったが、そのポリへキサペプチドはは非
弾性であることがわかり、エラストゲネシス(elasto−genesis)
中に鎖を並べ、からみ合わせる手段を与えるようである。エラスチンポリペンタ
ペプチド及びポリテトラペプチドは、共に、反転温度転移を受けるとエントロピ
ー的弾性を発生して動的構造を含む規則性のβ一回転を形成する、配座−ベース
のエラストマーであることがわかった。
典型的な生物弾性繊維は、細線維タンパク質の微細な表面層で被覆された大きな
エラスチンコアを含む。エラスチンは、トロポエラスチンのりシン残基の架橋の
際に生成される。反覆エラスチンペンタペプチドは式(VPGVG) nを有し
、一方反覆へキサペプチドは弐(vAPGVG) nを有し、ここでnは種に応
じて変化する0反覆ポリテトラペプチド単位は式(VPGG) nを有する。こ
れらの配列は、勿論、構成アミノ酸に関して標準の一文字省略形を利用する。
また、これらのポリペプチドは25℃以下で水に可溶性であるが、温度を上昇す
ると、それらはポリペンタペプチド(PPP)及びポリテトラペプチド(FTP
)の場合には可逆的に会合して粘弾性相を形成し、ポリへキサペプチド(PHP
)の場合には不可逆的に会合して沈殿を生じることがわかった。架橋すると、前
者((PPP)及び(FTP))は、エラストマーであることがわかった。
水中、25゛Cより高い温度では、FTP及びPPPは凝集を示し、水を含む粘
弾性相を生成し、これはβ−線照射により架橋するとエラストマーを生成する。
対照的に、PIFは粒状沈殿を生じ、これは弾性ではない。事実、潜在性エラス
トマーに関し、このような凝集は容易に可逆性であり、一方PHPの如き非弾性
試料に関1ノで・温度で誘導される凝集は不可逆的であり、再溶解は通常凝集物
へのトリフルオロエタノールの添加を必要とする。
明瞭化の目的で、放置すると稠密な粘弾性相を生じる、可逆性の温度で誘導され
る凝集はコアセルベーションと称されることが注目される。粘弾性相はコアセル
ベートと称され、コアセルベートの上の溶液は平衡溶液と称される。
架橋されたPPP、 FTP及びそれらの類憤体は、幾つかの制御可能な変数に
応じて約75°Cまでの範囲にわたる異なる温度で弾性力発生を示す。更に、こ
れらの架橋エラストマーに関し、はぼ最大の弾性力の発生は、非常に狭い温度範
囲で生じ得る。
こうして、六量体反覆単位により修飾されたこのような単位と一緒に成分の玉量
体及び四量体の種々のモル量を有するバイオエラストマー材料を合成することに
より、及び初期粘弾性相を支持するための特別な溶媒を選択することにより、得
られたバイオエラストマーが弾性力を発生する温度を正確に調節することが可能
である。
温度を上昇して上記の弾性状態を形成するプロセスは、特徴的な成分として、疎
水性分子内相互作用を利用する、典型的なゴムと異なる規則的なノン−ランダム
構造の発生をもたらす反転温度転移である。規則的な構造は、β−らせん、即ち
らせん構造の回転の間のスペーサーとしてβ一回転を有する遊離水を含むらせん
構造であると提案され、このらんせ構造は、らせん回転の間に疎水性接触を与え
、懸垂ペプチドセグメントを有する。これらのペプチドセグメントは、大キナ振
幅、即ちリプレージョン(libration)と称される低周波数ロッキング
運動を自由に受け得る。従って、弾性のリプレージョン的エントロピー機構と称
される弾性の新規な機構が、全開発された。
一般に、エントロピー的弾性は、内部の鎖運動によるようであり、β−らせんは
これらの運動を増進する特異的な構造手段である。
本発明のバイオエラストマーの弾性力は、その規則的な構造が発現する際に、発
生する。更に、高温変性による規則的な構造の損失は、弾性力の損失をもたらす
。重要なことに、この状況は弾性のランダム鎖ネットワーク説に関する状況のま
さしく逆であり、この場合、ポリペンタペプチドが更にランダムに近づく程、弾
性力は小さくなり、β一回転を含む構造が更に多く発生される程、弾性力は大き
くなる。
最も広義に於いて、弾性の新規なエントロピーに基く機構は、β一回転が遊離水
を含むらせん構造中に規則的にくり返されるβ−らせんと称される新規な類のポ
リペプチド配座により実証し得る。しかしながら、この機構は相当な内部の鎖運
動を伴う構造を利用するが、一方古典的なラテックスゴム弾性は、変形が末端−
末端鎖の長さのランダム分布からのシフトに帰因するランダム鎖ネットワークを
必要とする。
β−らせんは、水中で温度を上昇する際に生じる分子内の内部回転疎水性相互作
用の結果である。エラスチンの弾性ポリペンタペプチド(νal’ −Pro”
−Gly”−Val’−Gly’)nのβ−らせんに於いて、型II Pro”
−Gly”β一回転は、らせん構造の回転の間の疎水性接触によりスペーサーと
して作用し、これはVal’−Gly’−Val’のセグメントが懸垂されるこ
とをもたらす。懸垂セグメントのペプチド基は、水により実質的に包囲されるの
で、伸張の際にダンピングされるようになるリプレージョンと称される大きなロ
ッキング運動を自由に受け得る。
伸張の際のリプレージョンの振幅の減少は、エントロピーの減少を生じ、そして
弛緩状態に戻る際にエントロピーの増加による自由エネルギーの減少が弾性後退
の駆動力であることが明らかである。
例えば、PPP−水の如きポリペプチド−溶媒系の反転温度転移の開始の温度よ
り低いと、Pro及びValの疎水性側鎖の如き疎水性側鎖は、水中に分散され
る場合、包接体のような構造を有する水により、即ち通常のバルク水よりも規則
的である水により包囲される。温度を上昇すると、疎水性基を包囲する、この一
層規則的な包接体のような水の量は、疎水性鎖が会合して一層規則的なポリペプ
チドを生成するので、一層規則的でないバルク水になる。ポリペプチドがゆるい
らせん構造中に巻き付くことを助けることは、分子内の疎水性接触の最適化であ
ることが明らかである。熱力学の第二法則の遵守は、系のポリペプチド部分のエ
ントロピーの減少が系中の水のエントロピーの増加より少ないという条件により
維持されるようである。一対の状態の間の構造転移の中間温度(Tmp)でΔG
=Oであるので、To+p =ΔH/ΔSである。エントロピー変化、ΔSが反
覆単位の疎水性から誘導する場合、それは包接体のような水機構であるので、反
覆単位の疎水性の増加は、Tip、即ち反転温度転移の中間点の減少を説明する
のに使用し得る。事実、反覆単位の疎水性の減少は、Tmpの増加をもたらす、
逆に、反覆単位の疎水性の増加はTmpの減少をもたらす。
上記の原理は、エラスチンポリペンタペプチド(Ile’ −Pro”−cxy
ゴーVal’−Guy’)n、即ちIle’−PPP中のバリン(Val)に代
えて一層疎水性のイソロイシン(Ile)−を使用して、上記の転移が一層低い
温度で起こる以外は、PPPと同様の性質を有する置換ポリペンタペプチドを生
成することにより実証し得る。第1図〜第3図を参照のこと。
明瞭化の目的で、上記の番号が付された配列及び以下の全ての配列に関して、上
に書かれた番号系は、型IIPro”−Glv3β一回転、即ち残基1のC−0
及び残基4のNHを伴う10個の原子の水素結合環である、これらの反覆配列の
優性の二次の構造上の特徴に基く配列番号付けである。また、上記の概念は、エ
ラスチンのポリテトラペプチドまで広がることがわかった。この反覆単位は、ま
たPPPと同様のβ−らせんを形成する式(Vat’ −Pro”−Gly”−
Gly’)を有することが、思い出される。しかしながら、FTPの凝集温度は
PPPの凝集温度より高い温度で起こる。エラスチンのポリペンタペプチド反覆
単位及びポリテトラペプチド反覆単位の両方に関し、本質的に、弾性力の発生の
転移温度は、反覆単位の疎水性に比例する。これは、第9図に図示される。それ
故、明らかにされた二つの重要な原理が、今、説明し得る。第一に、弾性力発生
は、温度を上昇することにより増大されたポリペプチド秩序をもたらす反転温度
転移のために起こる。第二に、弾性力発生のためのこの転移の温度は、バイオエ
ラストマー中の反覆単位の疎水性に比例する。
明らかに、上記の原理は、エラスチンポリペンタペプチドPPP及びポリテトラ
ペプチド(PTP)の両方並びにそれらの組合せの類似体に当てはまる。例えば
、Ile’−PPPの転移の温度は、第9図に示された疎水性目盛を用いてPP
Pに関する疎水性の増大から計算し得る値だけ低温にシフトすることがわかった
。こうして、異なる反覆単位の疎水性を有する新規な類似体を注意して選ぶこと
により、弾性力の発生のための転移温度が異なる温度に予測可能にシフトし得る
。事実、種々の溶媒混合物と一緒に種々の反覆単位及びそれらの組合せを慎重に
選択することにより、約75°Cまでの範囲、約−25°C〜約+50°Cの転
移温度を選択することが可能である。
前記の如く、エラスチンポリペンタペプチドの最も顕著な反覆配列は、(Val
’ −Pro”−Gly3−Val’−GlyS)n (式中、nは、例えばニ
ワトリのひなの場合13であり、ブタの場合11である)である、ポリペンタペ
プチドは25°C以下で全ての割合で水に可溶性である。温度を25°Cより高
く上昇すると、凝集が起こり、凝集物が沈陳して、40℃で約38重量%のペプ
チド及び62重景%の水である稠密な粘弾性相を形成する。PPP −水系の相
構造図が第10図に示される。
上記のPPPコアセルベーションプロセスは、完全に可逆性である。更に、架橋
すると、PPPコアセルベートは弾性であることがわかる。 ppp並びに弾性
のγ−線照射で架橋されたPPPコアセルベートのコアセルベート濃厚物は、反
転温度転移を受け、この転移は25°Cで開始し、37°C付近で完結に至る。
同じ温度範囲にわたって、架橋PPPコアセルベートの弾性力は、20℃でほぼ
零から40″C付近で最高の力まで著しく増大する。40°Cより高いと、温度
じK)で割られた弾性力は全く一定になる。
これは、架橋PPPが主としてエントロピー性エラストマーであることを示唆し
ている。すなわち、ニラストマーカのエントロピー成分は伸長時にポリマーに接
近し得る低エネルギー状態の数の減少によって変わり、ニラストマーカの内部エ
ネルギー成分はエラストマーの破壊の確率が増加する結合の応力から生じる。極
めて興味深いことには、温度を25゛Cから37°Cに上昇させると、はぼ最大
エントロピーニラストマーカが発現し、エラスチンのポリペンタペプチドが温血
動物に特異的に発生したものと思われる。更に、これらの反復ペプチド配列は哺
乳類の発生の過去2億年に亙って変化しないままであると思われ、すなわちこれ
らの反復配列はニワトリやブタの発生上の分岐以前から変わらないままであると
思われるので、この発生は哺乳類の発生の比較的早期に起こったものと思われる
。
したがって、PPPを改良することによって遷移温度を変化させることが可能で
ある。特に、PPP反復単位の疎水性を増加させることにより、一層低温で粘弾
性相遷移が起こり、反対に反復単位の疎水性を減少させることによりこの遷移は
より高温で起こる。勿論、疎水性を変化させるときには、弾性が保持されるよう
に行う必要がある。
例えば、弾性に必要な分子構造を破壊する反復ペンタマー例えばAla’および
Ala’類似体の改質を行った。Ala’およびAla’類似体は、前者は疎水
性を減少させ、後者は疎水性を増加させるものであり、水性溶液の温度を粘弾性
コアセルベートの形成よりも高くすると顆粒状沈澱を形成し、AlaS−PPP
沈澱物のT−線照射架橋により延伸時に簡単に破断する硬質材料を生じる。これ
らの類似体は、様々なしかしながら首尾一貫した理由によりエラストマー性ポリ
マーを生成することができないと思われる。第一の理由は粘弾性コアセルベート
を形成するのに要する重要なVal’・・・γCH+・・・Pro ”δCH2
内部ペンタマー性分子内疎水接触を行うことができないと思われる。 Ala’
類位体は提案されたPPP分子構造のVal’−Gly’ −Val’懸垂セグ
メントにおける揺れ運動を妨害すると思われる。
前記のように、この揺れは弾性の提案された揺れエントロピー機構の中心である
。
対照的に、反復ペンタマーの疎水性は、例えば残基1に−CH,−残基を導入し
、β−分岐を保持することにより、すなわちPPPのIle’類似体すなわち(
Ile’ −Pro”−Gly3−Val’−Guy’)、を用いることによっ
て容易に増加させることができる。分子量が50.000を上回る場合には、I
Ie’−PPPは可逆的に粘弾性コアセルベートを形成し、コアセルベート形成
の開始温度は未置換PPPで24°Cであるのに対して8°Cである。
円二色性のデーターから、遷移の前および後においてIle’ −PPPおよび
pppは同一配座を有し、温度増加時に分子内序列を増加させる遷移は15°C
以上も低温側へ移行すると思われる。
更に、T−線照射架橋コアセルベートの温度を増加させるときのニラストマーカ
の顕著な増加は、Ile’−PPPについても同様に低温側へ移行する。したが
って、この類似体では、温度依存性ニラストマーカの発現と分子構造との結合が
みられる。これは、様々な温度で遷移を行い且つ様々な温度範囲でエントロピー
性エラストマーとして機能するポリペプチドエラストマーを合理的に設計するこ
とが可能なことを意味するのは勿論である。
前記のように、ペンタマー配列−(VPGVG)、中のνal’をIle’で置
換して−(IPGVG)ゎ−を形成させるなどによりPPPの疎水性を増加させ
ることによって、少なくとも2つの別個の目的を達成することが可能である。
第一に、例えば−(VPGVG)ゎの「ホモポリマー性」ポリペンタペプチド、
すなわち上記のように4℃で水に溶解し、温度を8 ”Cに上げると凝集するI
le’−PPPを調製することができる。γ線照射によりコアセルベートを架橋
した後では、未置換のPPPで要した40℃とは反対に架橋lie’−PPPで
は約25℃で本質的に完全なニラストマーカを示すことが観察される。
したがって、Ile’−PPPに対する温度に依存した遷移はPPPよりも低い
約15°Cの温度で起こる。
第二に、例えば−X’−(IPGVG)、1−Yl−と−X” −(VPGVG
−)nyz−との混合「コポリマー」゛であって、PPPとIle’ −PPP
の別個の遷移温度の間にある可変で且つ制御可能な遷移温度を示すものを調製す
ることもできる。更に、得られる遷移温度は配合されるそれぞれのペンタペプチ
ドのモル比に直接比例するので大幅な制御が可能である・
恐らく、疎水性の増加したPPPの架橋類位体の予測され得ることの中で最も衝
撃的なことは、はぼ完全なニラストマーカを極めて狭い温度範囲で達成すること
ができることであろう。例えば、架橋Ice’−PPPについては、そのニラス
トマーカは、8°Cでは本質的にゼロであったのが10℃では全力の373まで
急激に増加し、20〜25°Cまでにほぼ全力になることが認められている。温
度差がたった2°Cでニラストマーカのこのような増加は、まさに先例のないこ
とであり、温度を低下させるときエラストマーの膨張に関しては伸長率によって
制御することができる。
lie’−PPPは疎水性の増加したPPP類似体の優れた一例であるが、反復
ペンタマ一単位の疎水性を減少させるがポリペプチドの弾性は保持し、しかも粘
弾性コアセルベート或いは揺れ運動の形成を妨害しないものであれば如何なるP
PP類似体を用いてもよい。
例えばIle’を用いるー(IPGVG) 、−の反復単位配列の外に、各種の
他の置換を行うことも可能である。一般的には、式%式%)
(式中、R1はPhe、 Leu、 lieおよびValから成る群から選択さ
れ、R2はAlaおよびGlyから成る群から選択され、R8はPhe+ Le
u、 IleおよびValから成る群から選択され、nは1〜5,000の整数
であり、PはL−プロリンであり、Gはグリシンである)のペンタペプチド反復
単位を用いることができる。
前記の置換により反復単位の疎水性が改質されて、バイオエラストマーの弾性を
破壊することなく、はぼ最大のニラストマーカが発現する遷移温度が下がること
は注目すべきことである。
上記の式中で、アミノ酸Leuは勿論ロイシンであることは注目される6 R,
+ RzおよびR8は上記のように番号付配列における位置1.3および4に対
応する。
興味深いことには、Phe’−PPPを水中で用いると、遷移開始温度をPPP
の25°Cから約O″Cまで移行させることが可能である。更に、水/エチレン
グリコールまたは水/ジメチルスルホキシドCDMSO)の混合溶媒系を用いる
ことによって更に低い温度までシフトさせることもできる。例えば、Phe’−
PPP/水−エチレングリコール系を用いることにより約−25°C程度の遷移
温度を得ることができる。勿論、加えるエチレングリコールの量を変化させるこ
とにより、Phe ’ −PPP/水−エチレングリコール系については遷移温
度の範囲をO″C〜約−25’Cとすることもできる。水/エチレングリコール
の約50150混合物を用いて遷移温度を極めて低くすることができることが判
った。
反対に、高温への遷移温度の最大シフトはポリペプチドの変性により制限される
。本発明のエラストマー性ポリペプチドを用いた場合には、この上限は約50°
Cであり、60°Cを上回ると変性が始まる。
しかしながら前記のように、Ile’−PPP、Phe’−PPPまたはAla
3−PPPのような検討したPPP類似体だけでなく、総てのPPP類似体およ
びこれを含有するバイオエラストマーであって、遷移温度したがってPPPとは
異なるほぼ最大のニラストマーカを発現する温度を有し、弾性を保持するものも
考慮される。本発明の開示により、当業者は追加のPPP類似体および前記の基
準に適合する類似体を含むバイオエラストマーを確定することができるであろう
。
上記のように、Ile’−PPPのような疎水性の増加した類似体は「ホモポリ
マー」として合成してもよく、または−χI−(2PGVG) 、 −Y ’−
と−X”(VPGVG−)、、−Y”−とノ「コポリマー」をニラストマーカの
発現に所望な温度によって成分ペンタマー0モル比を変化させて合成してもよい
。しかしながら、一般的には、このような「コポリマー」では−X寡−(I P
GVG) n−Yl−ペンタマー成分は総ペンタマーモル含量の約1〜99%で
存在し、−X” −(VPGVG−)II−Y” −ヘンタマー成分は総ペンタ
マー含量の約99〜1%で存在する。更に好ましくは、 XI−(IPGVG)
、−Y’−ペンタマー成分は総ペンタマーモル含量の約5〜95%で存在し、−
X″−(VPGVG−)、−Y”−ペンタマー成分は総ペンタマー含量の約95
〜5%で存在する。しかしながら、所望な遷移温度によって指示される任意の相
対的なモル量の組み合わせを用いることもできる。
したがって、本発明の一つの観点によれば、エラストマー性テトラペプチドを有
する反復単位、またはペンタペプチド或いはその単位であってヘキサペプチド反
復単位およびその混合物によって改質されたものを含むバイオエラストマーであ
って、前記の反復単位が疎水性アミノ酸およびグリシン残基から成る群から選択
されるアミノ酸残基を含み、反復単位はβ−旋回を有する配座であって、式
%式%
(式中、■はL−イソロイシンのペプチド形成性残基であり、PはL−プロリン
のペプチド形成性残基であり、Gはグリシンのペプチド形成性残基であり、■は
L−バリンのペプチド形成性残基であり、XはPGVG、 GVG、 VG、
Gまたは共有結合であり、YはIPGV。
!PG、 IPまたは■または共有結合であり、両式におけるnは1〜5,00
0の整数であるかまたはnは0であり、XIとYlは一緒になって反復ペンタペ
プチド単位を構成する)を有するポリペンタペプチド単位を、バイオエラストマ
ーのニラストマーカ発現を所定温度に調整するのに十分な量で含むバイオエラス
トマーを調製することができる。
しかしながら、本発明は、上記のように、エラストマー性テI・ラペプチドを存
する反復単位、またはペンタペプチド或いはその単位であってヘキサペプチド反
復単位およびその混合物によって改質されたものを含むバイオエラストマーであ
って、前記の反復単位が疎水性アミノ酸およびグリシン残基から成る群から選択
されるアミノ酸残基を有し、反復単位は、(A)式
%式%
のポリペンタペプチド単位と、(B)式−X”−(νPGVG−)、−Y”−
のポリペンタペプチド単位とから成るβ−旋回を有する配座であって、
式中、1はL−イソロイシンのペプチド形成性残基であり、Pはし一プロリンの
ペプチド形成性残基でありGはグリシンのペプチド形成性残基であり、■はL−
バリンのペプチド形成性残基であり、X’ bよびXt はそれぞれPGVG、
GVG、 VG、 Gまたは共有結合であり、YlはIPGν、 IPG、
IPまたは1または共存結合であり、Y2はVPGV、 VPG、 VP、 V
またハ共有結合テアリ、両式におけるnは1〜s、oooの整数であるかまたは
nはOであり、XIとYl は−緒になって、且つX2とygは一緒になって反
復ペンタペプチド単位を構成し、ポリペンタペプチド単位を、ニラストマーカ発
現を所定温度に調整するのに十分な量で含むバイオエラストマーにも関する。
前記のペンタペプチド反復単位の一方または両方を含むバイオエラストマー性ポ
リペプチド鎖は、基本配列の順列であるペンタペプチド「モノマー」のいずれか
を用いて合成することができる。しかしながら、ポリマーがこのペンタペプチド
「七ツマ−」を用いて合成されず、自動ペプチド合成装置の場合のように成長す
るペプチドにアミノ酸を順次加えることによって合成されるのである場合には、
反復単位の名称は幾分任意なものである。例えば、ペプチドH−V (PGVG
VPGVGVPGVGVPGVGV) P −OHは、例えば、下記の反復単位
のいずれかと末端基とから成るものと考えることができる。
H−(VPGVG)4−VP−OH。
H−V−(PGVGV)4−P−OH。
)1− VP (GVGVP) 、 −OH。
H−VPG−CνGVPG)z VGVP−0)1または
1(−VPGV −(GVPGV) 、 −GVP −OH。
更に、式(VPGVGIPGVG)、を有する混合反復単位を本発明のバイオエ
ラストマーに配合することも完全に可能であり且つ本発明の範囲内にある。
弾性を促進し且つ改質するセグメントであって最終的なエラストマー性ポリペプ
チドに配合されるものの合成は簡単且つ容易にペプチド化学者によって行われる
。生成する中間体ペプチドは、通常は構造B’−(反復単位)、−B’(但し、
BIおよびBzはそれぞれ分子のアミノおよびカルボニル末端上の任意の化学的
に適合する末端基であり、nは1〜約5.000の整数である)を有する。勿論
、BIが−Hであり、B2力(−OHである時には、nは1であり、化合物はペ
ンタペプチドH−VPGVG −OHまたは旧PGVG −0)1である。nが
1を上回るときには、化合物中間体はポリペンタペプチドである。本発明のバイ
オエラストマーにテトラマー性反復単位を用し)ることにも、同じことが成り立
つ。
「疎水性アミノ酸」という用語は、有機溶媒中でアミノ酸の相対的溶解度を測定
することによって得られる疎水性尺度上で計測した時にかなりの疎水性のR基を
有するアミノ酸を指すことに留意すべきである。これに関して、プル(Bull
)とブレッセ(Breese)、Arch、Biochem、Biophy、+
161 665 670(1974)を参照されたい。この方法によって、グ
リシンより疎水性が大きい総てのアミノ酸を用いることができる。更に詳細には
、好ましい疎水性アミノ酸は、Ala、 Val、 Leu+ IleおよびP
roである。
しかしながら、次に記載する本発明のもう一つの観点によれば、本発明のスイッ
チ機構を促進するためには、すなわちニラストマーカの発現を「入」および「切
」の切り替えを容易にするには、用いるアミノ酸を疎水性のR基を有するアミノ
酸だけに限定する必要はない。すなわち、スイッチ機構に用いるときには、極性
基を有する1種以上のアミノ酸が好ましい、しかしながら、この機能のためには
、特に興味深いのは、イオン化可能なR基、例えばG1u+ Asp、 His
、 Lys、またはTyrを有するアミノ酸またはホスホリル化することができ
るヒドロキシル含有R基、例えばSet+ Thr、 Tyrおよび)lypを
有するアミノ酸である。本発明のこの観点を以下に更に詳細に説明する。
通常のペンタペプチドまたはテトラペプチド配列には存在しない1種以上のアミ
ノ酸残基またはアミノ酸残基のセグメントを、エラストマー性ポリペプチド鎖の
ポリペンタペプチドまたはポリテトラペプチド部分内に散在させることは完全に
可能であることにも留意すべきである。
本発明のバイオエラストマーは、そこに配合されている特定の機能生反復単位と
は無関係に、このバイオエラストマーのニラストマーカの発現の温度が所望なシ
フトを行う限りブロックまたはランダムコポリマーの形態でのこれらの反復単位
を配合している。前記のように、2種類のPPPまたはFTP類似体に対してま
たは1種類のPPP類似体およびFTP類似体に対して遷移温度およびニラスト
マーカの発現の温度を考慮することにより、それぞれの類似体成分のモル比をこ
れらと直接相関させることによって、所望な中間体遷移温度およびニラストマー
カ発現温度を得ることが可能である。例えば、2種類の成分の50150モル比
では、遷移温度およびニラストマーカの発現温度がほぼ類似体成分間にあるバイ
オエラストマー「コポリマーjを生じる。
更に、本発明の総ての観点すなわち反復単位がPPP、 FTPまたはその類似
体である場合に関して用いられるエラストマ一単位も、米国特許第4.187,
852号、第4.474.851号、第4.500.700号、第4,589,
882号および第4,605,413号明細書および米国特許出願第793.2
25号、第853.212号および第900.895号明細書に記載のものを存
することができることにも気付くが、これらの特許明細書および特許出願明細書
はいずれも全体を本発明の明細書に引用している。
PPPおよびその類似体に関する本発明の態様を実施例によって説明するが、こ
の実施例は単に冷時のため物であり、本発明を制限することを意図するものでは
ない。
1施±
ペプチド合成
11e’−PPPの合成を、工程図−1に示す古典的溶液法によって行った。
下記の実施例では、次のような略号を使用する。
Boc−第三級プチルオキシカルボニル;Bzl =ベンジル;
DMF =ジメチルホルムアミド;
DJ’ISO=ジメチルスルホキシド;EDCI= 1− (3−ジメチルアミ
ノプロピル)−3−エチルカルボジイミド;
HOBt−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール;IBCF=イソブチル−クロロ
ホルメート;N聞=N−メチルモルホリン;
0Np=p−ニトロフェニルエステル;TFA−)リフルオロ酢酸;
PPP = (VPGVG)、 ;
11e’ −PPP =(IPGVG)、 ;G=ニブリシン
工程−1
H−(Guy−Val −Gly−11e−Pro)、−0)1の合成Gly
Val Gly lie Pr。
(i ) IBCF/HOBt ; (ii ))IcI/ジオキサン; (i
ii )HDCI/HOBt。
(iv) Hz Pd/C; (v)ビス(p−ニトロフェニル)カーボネート
; (vi) TFA 、(vii) DMSO−NMM重合用出発ペンタマー
の配列は1ie−Pro−Gly−Val −Gly出はなく Gly−Val
−Gly−11e−Proが好ましく、C−末端アミノとしてProで交換する
と高分子量ポリマーを良好な収率で生成するからである。合成を行うには、トリ
ペプチドであるBoc−GVG−On (II )とH−IP−OBzlとのカ
ップリングが必要であり、これらはそれぞれジエイ・アール・バウノAン(J、
R,Vaughan) ら、J、Am、Chem、Soc、 、 89.501
2 (1967)の混合無水物法によって合成した。この混合無水物法によるB
oc −11e−0)1とH−IP−OBzlとの反応中に副生成物としてのウ
レタンの形成の可能性は、反応を)lOBtの存在にて行うことによって回避さ
れた。ジペプチドは、生成物を確認するためEDCIを用いても調製した。ペン
タペプチドベンジルエステル(II[)を水素化して、遊離酸(IV)として、
これを更にビス(p−ニトロフェニル)カーボネートと反応させてp−ニトロフ
ェニルエステル(V)に転換した。 Boc−基を除去する際、DMSO中の活
性エステルの1モル溶液をNMM 1.6等量の存在にて重合した。ポリペプチ
ドを50,000ダルトンのカットオフ透析チューブを用いて水に対して透析を
行い、凍結乾燥した。
中間体と最終生成物の純度を炭素−13核磁気共鳴、元素分析および薄層クロマ
トグラフィ(TLC)によってチェックした。
元素分析は、マイク・エチル(Mic Anal)、タスコン・アリシナによっ
て行った。総てのアミノ酸はグリシン以外はL−配置のものである。Boc−ア
ミノ酸は、ベイケム、インコーボレーテド(Baches+、Inc、) )ラ
ンス、カリフォルニアから購入した。 HOBtはアルドリッチ・ケミカル・カ
ンパニー(Ald−rich Chemical Co、)、ミルウォーキー、
ライスコンシンから得た。 TLCはワットマン、インコーポレーテド(Wha
to+an、 Inc、)クリフトン、ニューシャーシーから購入したシリカゲ
ル上で、下記の溶媒系で行った。
Rt’5CHCIs(C) : CHsOH(M) : CToCOOH(A)
=95 : 5 : 3 ;Rげ、CMA(85: 15 : 3 ) ;
Rf”、CMA(75: 25 : 3 ) ;Rfa、C旧5:1)。
融点はトーマス・ツーバー融点測定装置を用いて測定し、未補正である。
Boc−11e−Pro−OBzl (混合無水物法)(1) : Boc−1
ie−OH(12,01g 、 0.05モル)をDMF (50d)中でO″
Cに冷却して、NMM(5,49,vf)を加えた。溶液を一15℃に冷却した
後、温度を−15”Cに保持しながらイソブチルクロロホルメート(6,48d
)を徐々に加え、10分間撹拌し、この時間中にHOBt (7,65g )加
え、撹拌を更に10分間継続した。DMF (50d)とNMN(5,491d
)のHCl−H−Pro−0Bzl(12,09g、 0.05モル)の予め冷
却した溶液を上記の溶液に加えて、冷飽和NaHCOs溶液で反応を完結させ、
1時間撹拌した。ペプチドをCHCl3中に抽出して、酸および塩基(0,5N
NaOH,HOBtを除去)で洗浄し、溶媒を蒸発させると、生成物が収率9
2%で得られた。Rt’ 、0.65゜分析値:
CzJsaNzOsに対する計算値:
C66,00、H9,19、N 6.69%、実測値:
C65,5B、88.28、N 7.13%。
Boc−11e−Pro−OBzl (HDCIを使用) : Boc−1ie
−OH(7,02g、 0.03モル)とHOBt (5,05g、0.033
モル)をDl’1F(30d)に溶解したものを一15°Cに冷却しHDCI
(6,32g、0.033モル)を加えた。20分間撹拌した後、HCI−)1
−Pro −0Bzl (7,25g、0.103モル)をDMF(30m)と
NMw(3,3ad)に溶解して予備冷却したものを加え、−晩室温で撹拌した
。
DMFを蒸発させた後、残渣をCHCl5で溶解して、20%クエン酸および0
.5N NaOHで抽出した。溶媒を除去したところ、生成物はほぼ定量的な収
率でオイルとして得られ、これは混合無水物法によって得たものと同じであった
。
Boc−Gly−Val−Gly−11e・Pro−0Bzl (I[[) :
Boc−GVG−OR(II)(20)(5,6g、0.017モル)をEDC
I (3,65g 、 0.019モル)と)lOBt(2,9g 、 0.0
19モル)の存在にてH−11e Pr。
−0Bzl (6,7g 、0.019モル”) (HCI/ジオキサンでIを
脱ブロッキングにより得たもの)とカップリングして、生成物を前記と同様に処
理し、■を8.8(収率82.4%)、融点107〜108°C(分解)を得た
。R,!0.75、分析値:
C3Ja9NsO+oに対する計算値:C60,83、H7,81、N 11.
08%、実測(!r :
C61,12、H8,06、N 11.06%。
Boc−Gly−Val −Gly−11e−Pro−OH(■) : I[[
(7,8g、0.0123モル)を酢酸(80d)に溶解し、40 psiで1
0%Pd−Cの存在にて水素化した。触媒をセライトで濾過した後、溶媒を減圧
留去し、エーテルで粉砕し、濾過して、エーテルと次いで石油エーテルで洗浄し
て、乾燥すると、生成物6.5g(収率97.3%)を得た。融点127°Cで
収縮、145°Cで分解。
Rt30.11゜
分析値:
CzsH4JsO+。・1/2 H,0に対する計算値:C54,52、H8,
05、N 12.71%、実測値:
C54,32、H8,02、N 12.59%。
Boc−Gly Val−Gay−11e−Pro−ONp(V) :TV(5
,41g。
0.01モル)をピリジン(40d)に溶解したものをビス(p −ニトロフェ
ニル)カーボネート(4,56g 、0.015モル)と反応させ、反応の完結
をTLCで追った。ピリジンを除去し、残渣をCHChに溶解し、酸および塩基
で抽出した。得られるP〜ニトロフェニルエステルをシリカゲル(200〜40
0メツシユ)カラム上でクロマトグラフィにがけた。CHCl3で初期洗浄した
後、C!(C1s中35%アセトンで溶出したところ、V4.8gを得た(収率
71.4%)。融点97〜lOO″c0Rf” 0.72、Re’ 0.75゜
C3lH4bNbO+□・2H20に対する計算値:C53,28、H7,21
、N 12.02%、実測値:
C53,76、H6,83、N 12.01%。
H−(Gly−Val −Gly−11e−Pro)、−OH(VI) :V(
3,8g。
0、0057モル)をTFA (35d)と45分間反応させてBoc基を除去
した。TFAを減圧で除去し、エーテルで粉砕し、濾過して、エーテルおよび石
油エーテルで洗浄し、乾燥した。TFA円(3,3g、0.0049モル)をD
MSO(4,9m)に溶解したものをNMM(0,86d、 0.0078モル
)の存在にて14日間撹拌した。冷時において水で希釈した後、ポリペプチドを
、水を毎日交換しながら、50kDカツトオフ透析チユーブを用いて15日間透
析した。
保持分を凍結乾燥したところ、Ile’−ポリペンタペプチド1.81g (収
率88%)を得た。炭素−13核磁気共鳴スペクトルを、比較のための正常なポ
リペンタペプチドのスペクトルと共に第1図に示す。
本発明のPPPポリペプチドエラストマーを合成するための前記の合成法の他に
本発明のエラストマーは微生物による生合成によって調製することもできる。詳
細には、微生物生合成は、E、coliのような適当な宿主生物とそこで発現可
能なプラスミドベクターを用いて公知の遺伝子工学の技法を用いて行うことがで
きる。勿論、遺伝子スプライシング技法を用いることによって、所望なエラスト
マー性ポリペプチド配列に対応する遺伝子配列を既知の技法を用いて適当なプラ
スミドベクター中に挿入して、次いでハイブリッドプラスミドをE、coliの
ような適当な宿主生物に挿入する。次いで、生成する形質変換した微生物を既知
の醗酵法によって培養して、生成物であるバイオエラストマーを得る。
注目に値することは、組換え技術による微生物合成を用いてPTP、 PTP/
PPP 、およびPTP/PPP/P)IPの組み合わせを合成することもでき
ることである。勿論、これを用いて、各種の本発明の極性基で置換されたポリペ
プチドエラストマーを総て合成することもできる。
前記のように、アミノ酸およびペプチド合成の為のE、coli発現系は周知で
ある。詳細は、米国特許第4.278,765号、第4.321.325号およ
び第4,264,731号明細書を参照されたい。
コアセルベーションのための温度分布
ポリペンタペプチドの凝集の温度依存性を、キャリー(Cary)14型分光分
析計を用いて300nmでの濁度の進展として観察する。試料セルを、平衡を促
進し且つ凝集物が沈澱しないようにするため300Hzで振動させる室に置く。
走査速度は30°C/時間であり、温度はネスラブ(Neslab)ETP 3
プログラマ−で制御し、セルに置いたオメガ(Omega) 199A熱電対モ
ニターで観察した。温度の潅水としての濁度は、温度依存性であることが判って
いるコアセルベーションの温度分布を提供する。
濃度が上がると、濃度が皿に増加して凝集の温度がそれ以上低下しなくなるまで
低温にシフトする。これによって高濃度の限界が定義される。高濃度限界でのコ
アセルベートョの開始温度は、コアセルベートの水含量に余り変化がなくともコ
アセルベート自体の中の遷移の開始温度と一致する。高濃度限界の温度分布の中
点の温度は、ポリペンタペプチドの分子量と相関することが示されている。中点
がPPPについて25°Cであるときには、分子量は透析によって較正されたi
oo、oo。
ダルトンに近い。中点が9℃のIle’−PPPでは、合成ペプチドはso、o
ooダルトンの透析膜によって保持されるので、分子量はso、 oooダルト
ンを上回る。透析は、Ile’−PPPが溶液の4°Cで行った。
円二色性の測定
円二色性の検討は、左および右円偏光の330Hzモジコレ−ジョンに対して改
質したモデル6001CDアクセサリ−を備えたキャリ−60分光分析計で行っ
た。 Ile’ −PPPo、025■/二回蒸留水1dの濃度を10閣光路の
セルで特徴付した。濃度を低くして、CDスペクトルの光散乱による歪みを起こ
さないように凝集物の大きさを十分小さなものに保持した。疎水性がかなり高い
ポリペンタペプチドではこのような低濃度でも、35℃を上回る温度では、凝集
物の大きさは、長波長の負のバンドの赤シフトと減衰から明らかなように粒子に
よる歪を生じるのに十分であった。温度を制御し、コアセルベーションの温度分
布に就いてのセルから監視した。
エラストマー性マトリックスの形成
γ−線照射による架橋(エラストマー性マトリックスを形成する手段)のための
調製では、ペプチドlie’ −PPP130■をクリオチューブ(cryot
ube)中で水220■に溶解した。次に、試料を上記のベストルークリオチュ
ーブ(pestle−cryotube)装置中でOoCで剪断配向させた。ア
ウノ〈ン大学核科学センターで、線を約8,000レントゲン/分の線量で、2
0 X 106照射吸収線量(20メガランド)を達成するのに十分な時間照射
した。
熱弾性の検討
熱弾性の検討は、本実験室に建造した応カー歪装置上で行った。試料を2個のデ
ルリンクランプに設置した。上のクランプはスタックム(Stathaa+)U
TC応力ゲージに接続し、組立体を固定する。下方のクランプを可変速度モータ
ーによって駆動される動くプラットホームに取り付けた。これらのクランプは温
度制御した水ジャケットに入れである。内室は、この場合には二回蒸留水である
エラストマーを浸漬する溶媒を入れである。試料を情報のクランプに固定して、
60’Cで水中で約1時間平衡にした。応力−ゲージ信号調製装置をゼロの力に
合わせ、下方のクランプを試料に取り付けた。試料を室温で一晩放置した。下方
のクランプをゼロの力に合わせ、クランプ間の距離を測定した。エラストマーは
5℃で40%の伸長度まで伸長し、次にニラストマーカを温度の関数として測定
した。所定の温度で一定の力に達するまでの平行時間は、典型的には24時間で
あった。4回の測定を行ったところ、2°Cの増加では力が急激に増加し、更に
高温では5℃の増加であコアセルベーションの温度分布
11e’−PPPは、8°Cを下回る温度で放置することにより、水に溶解する
ことができる。溶液の温度を8°Cより高い温度にすると、溶液は曇りを生じ、
高温で放置すると沈澱が生じ、粘弾性相がバイアルの底に形成され、バイアルを
水浴に入れると、曇りは直ちになくなり、粘弾性相は容易に溶解する。
したがって、Ile’−PPPは水に溶解するときには、コアセルベートを形成
する。コアセルベーションの温度分布(濁度分布)を様々な濃度に就いて第2A
図に示す。濃度が上昇すると、温度分布は低温ヘシフトする。40■/dの高濃
度限界(すなわち、濃度を更に増加しても凝集開始の温度がこれ以上低下しなく
なる低温)では、Ile’−PPPのコアセルベーションの温度分布の中点は9
°Cである。
第2A図にはエラスチンのPPPのデーターが比較のために挙げてあり、高濃度
限界の温度分布中点が25°Cであることを示している。CHz残基を409ダ
ルトン反復単位に単に添加するだけで、凝集が開始して、16°Cだけ低温ヘシ
フトする。曲線f(0,1■Ile’ −PPP/ ml )と曲線k (1,
0mg PPP/d)とがそれぞれの高分子量ポリマーについての高濃度限界に
関して類似していることを観察することにより、Ile’−PPPの凝集体の大
きさは所定の濃度ではPPPの匹敵する濃度での凝集体の大きさより大きいこと
が判る。これは、円二色性データーで行った比較に関連することになる。
円二色性
第3図には、水中でのIle’−PPPの2°Cおよび35°Cの円二色性曲線
が示されている。低濃度を選択して、35°Cで会合して形成される凝集体の大
きさがCDスペクトルの粒状歪を限定するものとした。低温では、195nm付
近に大きな負のバンドがある。このような負のバンドは無秩序になったタン白質
およびポリペプチドに特徴的であり、完全な無秩序に対するこの負のピークの標
準的値は一4×10“であり、観察された値はこれより小さく 1.2X10’
であった。完全な無秩序を示すものと考えられるゼロ楕円性または正のバンドで
はなく 22Or+m付近にも負のバンドがあることは、低温での序列の要素を
示唆している。 195nm付近の負のCDバンドの強度が、Ile’ −PP
P/水の温度を上昇させることによって減少することは、温度の上昇に伴い分子
内序列の増加を示唆しており、すなわち水性系では逆温度遷移があることを示し
ている。これは、秩序だった状態が進展すると、疎水性相互作用が進展すること
を示唆している。秩序の分子内での増加は、0.025■/戚の濃度では、0°
Cを上回る温度で始まり、約30℃までに完結する。
第2A図のデーターから明らかなように、冷時のCDデーターが有意な粒状歪な
しでより高濃度で得られるときには、遷移は低温で完結してしまっている(遷移
が−N急激になっている)。第2B図には比較のためにPPP/水(2,3mg
/mlりの対する温度の関数としての〔θ〕、97の値が示されており、遷移は
約15°Cまでの高温ヘシフトすることが観察される。第3図にも比較のために
、遷移の開始温度を下回る15°Cおよび遷移がこの稀薄な濃度についてはほぼ
完結している47°CでのPPP (0,023■/i)のCDスペクトルも示
されている。遷移の開始温度より低い温度では、Ile’−PPPおよびPPP
は本質的に同じ配座を有し、且つ遷移がほとんど完了した後ではそれらは本質的
に同じ配座を有することは明らかである。例えば、β−分岐の保持によって補助
される本質的に同じ配座を保持しながら、CH2残基を添加することにより、秩
序を増加する遷移は約15°Cだけ低下する。
弾性の特徴化
20メガランドで架橋したlie’−PPPコアセルベートについて測定した弾
性(ヤング)率は4X10’であり、20メガランドの架橋PPPについて得ら
れた値の範囲内のものであった。
値の範囲は、γ線照射中に起こる様々な空胞によって変わり、この空胞のために
断面積を正確に測定することが困難であった。しかしながら、T線照射は、炭素
−13および窒素−15NMHによって測定したとき何んら検出し得るポリマー
の分解は見られないことを理解すべきである。
ニラストマーカの温度依存性は、40%の伸長度11e’−PPPのエラストマ
ー性バンドについて第2C図に挙げられている。
ゼロ付近のニラストマーカは8°Cで測定し、温度を上昇させると、ニラストマ
ーカは劇的に且つ象、激に増加する。全力は25°Cまでに到達し、温度が更に
増加しても本質的に一定になる、第2C図には、比較のための60%の伸長度の
20メガラツドで架橋したPPPコアセルベートのデーターも挙げである。
この場合にも同様に温度の上昇に伴いニラストマーカの急激な上昇がみられるが
、この曲線は約15゛C高温側ヘシフトしている。したがって、第2図に含まれ
る結果は、CH2残基の添加(ValのIleによる!換)により、遷移の前後
でポリペンタペプチドの配座を変化させることな(遷移を15°Cだけ低温側ヘ
シフトする3種類の異なる物理的方法を示している。天然産のエラスチンのPP
Pについて前に報告したデーターは、構造上の秩序が増加とニラストマーカの増
加との相関を示しており、15“Cだけシフトした遷移を有するlie’−PP
Pデーターは秩序の増加とニラストマーカの増加とが強制的にカップリングされ
ていることを示しているものと思われる。
すなわち、秩序の増加とニラストマーカの増加との相関はPPPでみられる。T
ie’−PPPと同様に遷移が低温側ヘシフトするとその進展またはニラストマ
ーカは精確に低温側ヘシフトする。このようなエラストマー性ポリペプチドでは
秩序の増加とニラストマーカの増加との厳密なカップリングがあるものと思われ
、分子構造はこれが如何にして起こるかのについての理解を提供する。PPPと
Ile’−PPPの配座が伯でおり(第3図を参照)且つこれらの2種類のポリ
マーの弾性率が類似していることから、これらは進化論上での(VPGVG)、
、の保持における要因であるとは思われないことを示唆している。
明確なことは、−CH,−残基の少量を添加しても、精確でなく、非制限的な疎
水性会合の立体化学にはほとんど影響しないが、熱力学には有意な影響を及ぼす
ということである。
工le側鎖を取り巻く水の大きなりラスレート状ケージは側鎖の周りの一層秩序
だった水が余り秩序のないバルク水になり、低温での遷移ではΔH=TΔSとな
るので、一層大きなΔSを提供する。熱分析により、PPPのΔHは1力ロリー
/gと測定され、これはペンタマー1モル当たり約0.5キロカロリーである。
したがって、エントロピー変化における増加は遷移の温度を約298°Kから2
83°Kまで約15°C低下させるには約5%必要でない、アミノ酸についての
既知の疎水性尺度を用いると、キロカロリー1モルの遷移尺度の自由エネルギー
で与えられる疎水性は、VPGVGについては−4,10であり、IPGVGに
ついては−5,38である。用いられる疎水性の程度は一層秩序だったポリペプ
チド状態の立体化学によって変わることが予想されるが、総合的なポテンシャル
効果の総てが実現されるとは思われない。
本発明のもう一つの態様によれば、遷移温度に対する前記の疎水性効果はエラス
チンポリテトラペプチド(Val’ −Pro”−Gly’−Gly’)nによ
っても支持されることも判った。すなわち、高分子量FTPは可逆的な温度依存
性の凝集を行い、凝集開始が48°Cであり高分子量のPPPについての24°
Cとは異なることも見出だした。
しかしながら、FTPに対する逆温度遷移は約70°Cでのみ完結することも見
出だした。更に、この遷移が高温であることは、PPPに比較してFTPの疎水
性が低いことを考慮することによって説明されると思われる。
例えば、G1y残基の疎水性をOとしたプルーブリース疎水性尺度用いると、ペ
ンタマーVPGVGの遷移の自由エネルギーは−4100カロリー1モルであり
、テトラマーVPGGの自由エネルギーは−2540カロリー1モルとなる。し
たがって、反復単位の疎水性が律速因子である時には、FTPの逆温度遷移はP
PPよりも高温になる。更に逆温度遷移(分子内秩序の増加)がニラストマーカ
の進展を必要とする場合には、FTPマトリックスのニラストマーカの温度依存
性は、PPPマトリ・ンクスよりも高温側へ同様にシフトすることが予想される
。
この逆温度遷移は、実際にはFTPでは50°C付近に集中し、PPPよりも2
5°C程度高温ヘシフトしている。Ile’−PPPでは、PTPよりも30°
C程度低温ヘシフトする。また、温度を上昇させるとニラストマーカもPPPマ
トリックス(20メガランドで架橋)と比較してFTPマトリックス(20メガ
ランドで架橋)については約25℃高温ヘシフトすることも見出だした。
したがって、上記の観点では、本発明のFTPおよびPPPマトリックスまたは
その類憤体を適当に組み合わせたものを選択することによって、エラスチンFT
P、 PPPおよびその類似体、およびPHPを含むバイオエラストマーの遷移
温度を約75°Cの範囲に亙ってシフトさせることが可能である。更に、この遷
移が水/エチレングリコール中でのPhe’−PPPについて約−25°Cの範
囲で起こるかまたは水中でFTPについて約50″Cで起こる場合には、ニラス
トマーカが大巾に変化するが、温度の変化は比較的小さい。
したがって、−(VPGG)、、−のような疎水性を減少させる反復単位を配合
したバイオエラストマーを提供することが可能である。
特に、本発明によれば、テトラペプチドを存するエラストマ一単位、またはペン
タペプチド或いはその単位であってヘキサペプチド反復単位およびその混合物に
よって改質されたものを含むバイオエラストマーであって、反復単位が疎水性ア
ミノ酸およびグリシン残基から成る群から選択されるアミノ酸残基を含み、反復
単位はβ−旋回を有する配座であって、式
%式%
(式中、X3はPGG、 GG、 Gまたは共有結合であり、Y3はνPG、
VP、 Vまたは共有結合であり、■はL−バリンのペプチド形成性残基であり
、PはL−プロリンのペプチド形成性残基であり、Gはグリシンのペプチド形成
性残基であり、XはPGVG、 GVG、 VG、 Gまたは共有結合であり、
nは1〜5.000の整数であるかまたはnは0であり、X3とY3は一緒にな
って反復テトラマ一単位を構成する)を有するポリペンタペプチド単位を、バイ
オエラストマーのニラストマーカ発現を所定温度に調整するのに十分な量で含む
バイオエラストマーが提供される。
更に、本発明は、テトラペプチドを有するエラストマー性単位、またはペンタペ
プチドまたはその単位であってヘキサペプチド反復単位およびその混合物によっ
て改質されたものを含むバイオエラストマーであって、反復単位が疎水性アミノ
酸およびグリシン残基から成る群から選択されるアミノ酸残基を含み、反復単位
はβ−旋回を有する配座であって、(A)式
%式%
(式中、X’、Y’、P 、 G 、 I 、 Vおよびnは前記に定義した通
りである)を有するポリペンタペプチド、(B)式
%式%
(式中、X”、Y”、P 、G 、Vおよびnは上記に定義した通りである)を
有するポリペンタペプチド、または(C)式
%式%
(式中、X”、Y”、P 、G 、Vおよびnは上記に定義した通りである)を
有するポリペンタペプチドであって、前記のバイオエラストマーのニラストマー
カの進展を所定の温度に対して調製するのに十分な相対量で有するものも提供さ
れる。
本発明によれば、lie’−PTPのようなPTP類似体であって前記の各種の
PPP類似体に類似のものも提供される。実際に、任意のFTP類似体であって
、(IPGG)のような官能性反復単位の疎水性を減少させるのに十分であり且
つバイオエラストマーの弾性を保持するものを本発明のバイオエラストマーの調
製に用いることができる。したがって、前記の原理の観点では、この開示の観点
で当業者が本発明により有利に用いられる他のFTP類似体を確定することがで
きる。
また、本発明によれば、テトラペプチドを有するエラストマ一単位、またはペン
タペプチド或いはその単位であってヘキサペプチド反復単位およびその混合物に
よって改質されたものを含むバイオエラストマーであって、反復単位が疎水性ア
ミノ酸およびグリシン残基を含み、反復単位はβ−旋回を有する配座であって、
式
%式%
(式中、X4はPGG、 GG、 Gまたは共有結合であり、Y4はIPG、
IP、 Iまたは共有結合であり、IはL−イソロイシンのペプチド形成性残基
でアリ、■はL−バリンのペプチド形成性残基であり、PはL−プロリンのペプ
チド形成性残基であり、Gはグリシンのペプチド形成性残基であり、XはPGV
G、 GVG、 VG、 Gまたは共有結合テアリ、nは1〜5,000の整数
であるかまたはnはOであり、X4とY4は一緒になって反復テトラマ一単位を
構成する)を有するポリペンタペプチド単位を、バイオエラストマーのニラスト
マーカ発現を所定温度に調整するのに十分な量で含むノくイオエラストマーが提
供される。
勿論、本発明の範囲内には、前記の構造上の特徴を有し、反復単位(IPGVG
) 、、(VPGVG)、、、(VPGG) 、、、(TPGG)、または他の
類似体、例えばAla”−PPPまたはPhe’−PPPの任意の組み合わせを
有するバイオエラストマーも包含される。
すなわち、本発明は、一般的にはテトラペプチドを有するエラストマ一単位、ま
たはペンタペプチド或いはその単位であってヘキサペプチド反復単位およびその
混合物によって改質されたものを含むバイオエラストマーであって、反復単位が
疎水性アミノ酸残基およびグリシン残基を含み、反復単位はβ−旋回を有する配
座であって、このβ−旋回はテトラペプチドまたはペンタペプチド単位またはそ
の反復単位を有するポリペンタペプチド単位を、バイオエラストマーのニラスト
マーカ発現を所定温度に調整するのに十分でありバイオエラストマーの弾性を保
持するのに十分な量で含む総てのバイオエラストマーを包含する。
しかしながら、FTPに関する本発明の各種態様を明確にするために、下記の実
施例および討論を提供する。勿論、これらの実施例は単に冷時のためのものであ
り、本発明を制限するためのものではない。
皇族■
ペプチドの合成ニ
一般的なアプローチ:ポリテトラペプチド、(VPGG)、、は出発四量体単位
としてVal −Pro−Gly−Gly、 Gly−Val −Pro −G
ly、 Gly Gly−Val−ProまたはPro−Gly−Gly−Va
lのごとき物質の何れかの配列を用いて合成できる。本研究所では当初、ペンタ
−クロロフェニルエステル(OPCp)活性化法トヘンタニトロフェニルエステ
ル(ONp)活性化法両者による配列(VPGG)を採用した。後の方法では目
立って高い分子量の重合体を得ている。配列、(GVPG)も0Pcp活性化法
が使用できるが、ポリマーの大きさについては一切発表されていない。重合用と
して種々の活性基を持つ玉量体をことなる配列によりポリペンタペプチド、(V
PGVG)ゎとして合成する場合の観察結果では、C−末端アミノ酸としてPr
o、および活性化用−〇npを有する玉量体は高分子量のポリマーを与えるよう
である。
同種結果はポリへキサペプチド、(VAPGVG)、、を生成する場合にも得ら
れる。したがって同種アプローチはFTPの場合、すなわち−〇Np活性化によ
る配列(GGVP)を得る場合にも役立つ色判定シタ。比較ノタメ、H−VPG
G−ONp、 )l−GVPG−ONpおよびH−GGVP −ONpについて
もすべて合成試験を行った。予測どおり、後者四量体序列ではTPIの研究の結
果、きわめて高分子量ポリマーが得られた。この後者物質の合成結果をまとめた
のが図式Iである。そのC−末端に光学的活性を示す。
嵩高のアミノ酸を含むことから、序列(PGGV)重合体は調査の対象としなか
った。
図式 ■
H−(Gly−Val −Gly−ILe−Pro)n−OHの合成i ) H
DCI/HOBt : ii ) Hz−Pd/C:山) IBCF−HOBt
:1v)HCI/ジオキサン V)ビス(バラ−ニトロフェニル);ty−;
l:ネートvi) TFA vi) DMSO−NMMカップリング用にEDC
Iを用いてBoc −GG −OBZ Iを生成し、これを水素化して酸(n)
を得る。 Boc−VP−OBzl (m )はHOBtを用い無水物混合法に
より合成し、脱ブロツク操作後、HDCI−HOBtを用い■とカップリングさ
せBoc −GGVP −OBz 1(IV)を得る。酸、(V)、に水素添加
したのち、これをビス−(パラ−ニトロフェニル)カーボネートと反応させ、−
0Np(VI)に転換する。 Boc−基を除いたのち活性エステルを重合させ
、so、ooo分子量カットオフ透析チューブを用い水透析を行い親油性とし、
中間および最終生成物はC−13核磁気共鳴分析、薄層クロマトグラフィー(T
LC)分析および元素分析により定量した。
合成の詳細:
バリンおよびプロリンはL構造のものを採用しBoc−アミノ酸は、Bache
m社(カリフォルニア州、トランス在)から、)10BtはAldrich C
hemica1社(ワイオミング州、ミルウオーキー在)から、また、Blo−
5ilシリカゲル(200〜400メツシュ品)はBio−Rad研究所(カリ
フォルニア州、リッチモンド在)からそれぞれ購入した。TLC用プレートはW
hatIIlan社にュージャージー州りリフトン在)から入手し、生成物の均
質性試験用として次の溶剤系を使用した。Rt’、 CHCh(C):MeOH
(M) : CHsCOOH(A)、95:5:3、R,Z、CMA(85:
15 : 3 );Rfs、 CMAC75: 25 : 3 ) Rr’、C
M(5:1)、元素分析はMicAnal (アリシナ州、タスコン在)で実施
し、融点は7homasHoover融点測定装置を用い測定したが補正は行っ
ていない。
BOC−Gly−Gly−OBzl [I ) :CHCl3(50d)とアセ
トニトリル(50d)との混合物中、Boc−Gly−OH(17,52g、0
.1モル)を−15°Cまで冷却し、EDCI(19,17g、0.1モル)を
加え、20分間撹拌する。この生成物にCHCl s (100M1)中トシル
H−Gly−OBzl(37,1g、 0.11モル)とN間(12,09ad
、0.11モル)含有の予冷液を加え、室温で一夜かく拌する。i剤を除去した
のち、残渣をCHCl3中に加え酸・アルカリ抽出し、石油エーテルで練和後3
0.2gの1を得る。(収率: 93.7%、m、p 82〜83°C,Rf”
0.52、R,4,0,82、C1bH2□N201分析結果、計算(+[C
=59.618=6.88、N−8,69%、実測値C=59.43 、H−6
,88、N−8,35%〉BOC−Guy−Guy−OH(II >■の(10
g、0.31モル)を10%Pd−C触媒(1g)を用い、40psi (2,
8kg/ CIl+ )圧力下に酢酸(100d)中で水素添加する。
珪藻土セライトを使用して触媒を濾過し、溶剤は減圧下で除去する。残渣はEt
OACと練和し、EtOACと石油エーテルを用い濾別、洗浄した後乾燥して6
.3gの(II)物質を得る(収率、87.5%) 、 ta、p 118〜1
20°C(分解状!り 、Rf”、 0.28;H,2,0,44、CJl+J
zOsHzO分析結果、計算値(C=43.19 :H−7,25、N=11.
19%)実測値(C−43,53、H=7.40、N−10,90%)を示す。
BOC−Gly Gly−Val −Pro−OBZI (■) :■の(6,
0g 、 0.0148モル)をHCI/ジオキサンを用い脱ブロフキングし、
溶剤は減圧下で除去する。残渣はエーテルで練和しさらにエーテルと石油エーテ
ルを用い濾別、洗浄、乾燥する。ニーで、EDCI (2,60g )およびH
OBt(2,07g >を10%過剰のもとにD肝中■の(2,86g、0.0
123モル)と結合したきわめて吸湿性の高い物質(4,2g 、 0.012
3モル)が得られる。反応はIを得る方法と準じて行い、定量収率のもとて白色
フオーム状の■が生成する。m、p約54〜62°C,Rt” 0.42、Rf
30.74を示し、CzJ3sNa) 7の分析結果、計算値として(C−60
,21、H=7.38、N=10.805%)実測値(C=60.0、H−7,
46、N =10.81%)を得る。
BOC−Gly−Gly−Val −Pro−OH(V) :■の(6,2g、
0.012モル)を酢酸中で水素添加しHの場合に準じて操作し定量収率で(V
)が得られるが、約m、p 74.3〜83℃を示す、 Rt” : 0.25
、R,’ : 0.15でありCrqHxzNaOrの分析結果、計算値(C−
51,10、H=7.67、N=12.54%)実測値(C−51,28、H=
7.50、N=12.38%)を得る。
BOC−GLy−Gly−Val −Pro−ONP (Vl) :■の(5,
3g、0.0123モル)をピリジン(30戚)中ビス−(p−ニトロフェニル
)カーボネート(5,64g、0.0185モル)と反応させる。溶剤除去後、
残渣をCHCl5中に取り、酸、アルカリ抽出する。ペプチドは、シリカゲル−
カラムを用いクロマトグラフ操作し当初CHCHl sで溶離したのちさらにC
HCH13中35%アセトンを加えて溶離し、n、p約74−79°CのVI4
.7gが生成する(収率69.2%)。Rげ0.76、R,’ 0.75、Cz
sHssNsOl、1/2 HtOとしての分析結果は計算(!(C=53.7
5、H=6.49、N=12.53%)実測値(C=53.69 、H=6.4
4、N=12.34%)を示す。
H−(Gly−Gly−Val−Pro)、1−OR(VI) 。
■の(4,5g、0.0082モル)をCBCI 3 (20d )中TFA
(35m)を用い30分間反応処理し溶剤は減圧下で除去する。残渣をエーテル
で練和し、エーテルついで石油エーテルを用い濾別、洗浄後乾燥する。DM’S
O(7,6d )およびNMM(1,22jd、1.6当量)を加えたTFA塩
(3,9g、0.0069モル)を14日間かく拌する。
これを冷水で希釈したのち、ポリマーを50kDカツトオフ、透析チューブ中、
15日間毎日水をとりかえつ一透析し残留物を凍結乾燥し、ポリテトラペプチド
1.65gを収率77%のもとに生成させる。ポリマーのC−C−13N?スペ
クトルを第5図に示す。対象条件すべてについて測定した結果、とくに異常なピ
ークが見られず合成の終了かたしかめられた。
本発明の生体エラストマー製造に関し、微生物による生合成を検討する場合上記
に関係のある事項について次に二、三説明を加える。
・コアセルベーション の: ≦1
水中ではポリペプチドは可逆的なコアセルベーション凝集を示し明瞭な組成の新
規相を形成する。会合は温度を高めると生じ、温度を低めると分離を起こす。コ
アセルベーションの経過は、Cary 14型分光光度計CC500nに設定)
、30°C/時の走査速度のNe5lab ETP −3型温度プログラマーお
よびOmega199A装置を用い、濁度と温度とを関数として測定追試した。
サンプルセルは凝集体が分離せぬごとく、または平衡の達成を容易にするため、
振動室(300H2使用)中に据える。コアセルベーションの温度発現は濃度に
より影響を受ける。高濃度を示シタのち、その濃度は低下傾向を示し、約40■
/lの高分子量エラストマーポリペプチドの状態に達し、濁りは温度が高まるほ
ど増大する傾向を示す。
・旦長二魚1■皿足
脱イオン蒸留(石英浸漬型ヒータ使用)水IIIIfl中5■FTPの円形二色
性の測定には、円形偏光を左・右に330Hz変調させるモデル6001円形二
色性付属装置付のCarry 60分光偏光計を使用した。 PPP系の測定に
比し、FTP凝集体の大きさ即ち相対透明性は小さいため(溶液、基質間の屈折
率差が比較的小さい架@ FTP基質を有するため)このCD研究には5■/d
の濃度が使用でき、とくにCDスペクトルの粒状質の光散乱歪の影響を考慮する
必要はない。このことは22Onm付近のマイナス帯域の測定からも明らかであ
り、この状態は粒子量が大きくなるにつれ、減衰と同時に赤色に移動する。
・果贋工ILLΔ1製
FTPは低温チューブ内で220■水中にペプチド130■を溶解させγ〜照射
架橋用として調製する。前記乳鉢−低温チューブ組立装置中、40°Cのもとて
一夜放置すると剪断歪を呈するが、このサンプルをAuburn大学核研究セン
ター内で約8,000レントゲン/分のT−照射にさらした。この場合十分な照
射時間をかけ、吸収線量は20 x 106 (20ミリラド)となるごとく調
製した。
・払1はしj1定
熱弾性は応力−歪計装置を用い試験した。サンプルの緊締は二段階に行い、その
操作中の材料破損を防ぐようにした。
まず上部クランプでサンプルを軽くつかみ、温度を60℃に高め、一方、温度ジ
ャケット内の水中にこれを浸漬し、約2時間かけて平衡状態とする。測定力は、
サンプルの重量と水中との緊締がゼロに設定され釣合う状態に保つ。次に下部グ
リップをサンプルに取りつけ、両グリップを用いてサンプルを緊締保持する。底
部クランプを応力−歪測定状態に据え、40%伸びを与えて停める。70°C温
度からはじめて40″Cとなるまで5°C刻みに力状態を記録し40°Cでは力
はO状態となる。
跋荻に果
・コアセルベーションの温度影響
ポリテトラペプチドは40°C温度以下では任意の割合で水に溶解する。40°
C以上に昇温すると、溶液は濁りはじめる。これを放置すると、沈降して濃密な
コアセルベート(堆塊層)と呼ぶ粘弾相が形成される。この反応は容易に逆転で
き、温度を下げると濁りは消え、コアセルベートは再溶解しやすくなる。濁度と
温度関係を追試することにより濃度に影響されるコアセルベーションについての
温度態様図が得られる。さらに濃厚溶液を用いると、濁りの発現温度は低まるが
、最終的にはさらに濃度を増しても濁りを生ずる温度低下を示さぬようになる。
濃度を高めても濁りを発現さす温度低下をおこさぬ低濃度を、濃度の上限と呼ぶ
。この場合の高分子量FTPの濃度上限は、40■/dであり、100■/dで
も同一形態を呈する。40■/Id以下に希釈すると、濁り発現温度が高まる方
向に推移する。この状態を示したのが第6図であり、このデーターはPPPにつ
いての同種データーに対応する。
FTPの濃度上限が49°Cを示すに対し、PPPの濃度上限値は25°Cであ
る。四量体の疎水性の低減により凝集の見込まれる疎水性相互作用をおこす必要
温度上昇は24°Cと見られる。
・旦星二亘性
第7図に水中5■/d FTPについての40″CのCDスペクトル(カーブa
)と65°CにおけるCDスペクトル(カーブb)を示す、カーブaでは22O
n+a付近に一つのマイナス帯域が、また195〜200nm波長で第二のマイ
ナス帯域が見られる。この後者の波長域は、限定序列のポリペプチドの発現を示
すが、その理由は完全に不規則構造を示すポリペプチドは、−4X104の楕円
率を示す195nm付近のマイナス波長域を有すると見なされるためである。
FTPについての短波長マイナス域の大きさが比較的小さく、また、22Onm
付近にマイナス帯域があることから35℃ではある程度のFTP規則性のあるこ
とが分かる。
温度を高めると短波長マイナス域の大きさは低減し、これにより分子間の規則性
が強くなる方向に移動する。この移動状態を第8A図に示す、その中点が比較対
照する濃度のもとで、コアセルベーション温度挙動(第6図、カーブC参照)中
のはり中点に相当することは興味深い。FTPについて留意すべき点は分子間規
則変動が、分子間相互作用に先行すること、即ち、第6図で示す凝集作用温度よ
りがなり低温で始まることである。比較として第7図にPPPについてのCDス
ペクトル図を示すが、この場合にもスペクトルに類憤変動がみとめられる。たg
シ195nm付近のマイナス波長域は一層明瞭にあられれ温度の上昇によりさ
らに強い規則性への移動が見られる。
第8A図ではFTPの転移に対し、PPPの逆転温度転移状態が示されている。
第6図に見られる凝集データ同様、FTP分子間の転移に対する温度中点は、P
PPについての温度中点より約25°C高目の方向にずれている。このためFT
Pの分子間規則性は五量体に比し四量体の疎水性が低いことから、高温側に移動
している。
・塾見箪ヱニ叉二
弾性力が温度に左右される熱弾性データを40%伸長状態にある20ミリラド架
橋FTPについて第8B図に示した。40℃以下の温度では、この基質の示す弾
性力はきわめて弱い。しかし40°C以上に温度が高まるにつれ1、その値が7
0℃付近では弾性力は最大となる。同時に比較参考として20ミリアトの架橋P
PP基質についての熱弾性データを第8B図で示すが、この基質も同種の転移状
態を示す。しかし25°Cへの低温度移動の程度は約20″と見られる。第6図
で示すFTPについてのコアセルベーションおよび楕円率の発現と温度との相関
に見られるごとく、弾性力の発現はPPPの場合に比し約25°ずれてあられれ
る。この特性は反復単位で見られる疎水性と相関がある。とくに興味ある点はF
TPにおける楕円率データと、第8図に見られるPTP熱弾性データーとの比較
である。分子間規則性測定手段となる楕円率の示す転移は35〜40℃の範囲で
始まり、同様に弾性力は40″C以下のもとで正しく発現しはじめる、この二つ
の物理測定操作により、転移は基本的に70°Cまでには完了する。分子間規則
性の増大と弾性力増大との間には緊密な平行関係が見られる。濁りを生じた後、
付加的な分子間反応が50°C付近に至るまで明瞭にあられれぬ理由は、FTP
基質が弾性力の誘因をなす分子内−分子間反応の輪郭を決定し得るためと思われ
る。
FTPの構造特徴とPPPのそれとはきわめて近似していると見なされる。たと
えば、同じ原理がPPPについても明らかに適用されるごときである。タイプ■
のPro”−Gly”β−旋回は第二構造特徴の主体を占め、温度の上昇につれ
、規則性付与工程は分子内疎水相互作用の最適化を与える逆転温度転移の特徴を
持つこと−なる。その概要構成は再度、らせんの回転間にβ−旋回スペーサーを
有し、かつ、分子内の疎水性接触の役を果すValとProの側鎖を備えた開放
らせん特徴を示すことである。これにつながる部分は必然的に短縮化され、振動
発現はGly’−Val’ペプチド成分に集中されるはずである。
周期的な確定相間々係にもとづくと、PPPβ−らせん体に対し旋回当り約3個
の三量体の存在に対し、PTPβ−らせん体ではその転回当り約4個の四量体が
存在すること−なる。
・反復単位疎水性の効果
弾性力の増大方向への移行により実質的にペプチド構成分の疎水特性に応じ、温
度転移に逆転を生じることは反復単位の疎水性を変える場合の転移移動方向から
も明白である。反復単位の疎水性が増すにつれ、転移温度は低値に向って移行す
る。Nozaki−Tanford−Bull−Breeseの疎水性能尺度を
用いると、三量体(VPGVG)の転移自由エネルギーは−4100cal/%
ル、一方四量体(VPGG)に対する上記値は−2540ca11モルとなるは
ずである。ΔH=TΔS転移およびΔH一定の転移についてはΔSを生じる疎水
性が低価の場合比較的高温を必要とする。第7および8図のデーターは三量体の
疎水性を低めるためには一層疎水性の高い三量体に対するより、転移に対し一層
高温を必要とすることが分かる。この知見はILe’−PPPの場合に与えられ
る上記の結果とよく符号している。(IPGVG)、、、またはILe’−PP
Pを調製する場合ILe’−PPPは堆塊を生じ、温度を増大すると分子内規則
性を高め、また、ILe’−PPP基質は温度の上昇とともに弾性力を高める。
たりし転移は9℃に移行し、この三量体、CIPGνG)、の疎水性は−538
0ca11モルと見られる。第9図では比較参考のため、三種のポリペプチドエ
ラストマーの転移温度と反復単位の疎水性の割合が示されている。移動方向が正
しいだけでなく、その発現程度もはヌ゛正確と見られる。このことがら、分子内
規則性と弾性方発現を生む逆転温度転移が、現実に反復単位の疎水性能に比例す
ることは明らかであり、第7図と8図の転移を詳細比較した結果から、弾性方発
現の主体をなすものは疎水性相互作用を利用した分子内反応であることも確がで
ある。
この結果、本発明の生体エラストマーは、広い温度範囲のもとで、弾性力を発現
させる点で多種の機能性反復単位を含むことができる。
たとえば、本生体エラストマーは上記に準するものとして下記反復単位の何れか
−X’ −(IPGVG)、l−Y’
−X” −(VPGVG)、、−Y”
−X’ −(VPGG) ll−Y’
−X’ −(IPGG)ゎ−Y4
を単独または相互に組み合わせ、予備設定温度条件下で生体エラストマーに最大
に近い弾性力を発揮できることきエラストマー構成とすることができる。
しかしまた、本発明の範囲内でPPP、 FTPおよびその組み合わせ体のすべ
ての類似物質を対象とすることもでき、このものによりPPPおよびFTPの反
復単位(群)の疎水性を変動させ、粘弾性相の形成またはポリペプチドの振動特
性つまり弾性に支障を来さぬ構成とすることが可能である。
この類似物質および上記組合せの他の実施例として下記序列高分子
ll PGVG −Q −VPGVGe−。
+1PGVG−Q−VPGG+。
一+IPGVG−Q−IPGGe−。
−+VPGVG−Q−シP G G+。
−+VPGVG−Q−IPGG+。
−+VPGG −Q−I PGG汽
が挙げられる。たりし式中のQは直接共有結合がまたは散在アミノ酸残留物(群
)とし、この残留物のためポリペプチドの弾性に支障を及ぼさぬものとする。
反復性ペンタペプチド序列の他、反復テトラペプチド序列を広範囲に置換使用し
、反復単位の疎水性を生体エラストマーの弾性を保持する限度で変え得ることは
勿論である。たとえば、結合ペンタペプチド反復単位の一般式を+R+PRzR
s+−1とし
式中R8はPhe、 Leu、 ILeおよびVal基から選定したペプチド生
成残留物、R2はALaとGly基から選定の残留物、R5はPhe+ Leu
+ ILe、 Valの基から選定の残留物、nは1から約5000までの整数
の一つ、PはL−プロリン−生成残留物、Gはグリシン−生成残留物としてあら
れすことができる。この結果、上記三量体序列のくホモポリマー)を利用するか
、または上記序列のくコポリマー〉を本発明の適用範囲内で他の反復単位と結合
利用できる。
なお、一般的に式
%式%)
のテトラペプチド反復単位を利用することもできる。たヌ”し上式中R0とnと
は三量体序列の場合の上記設定値とする。
この反復単位を本発明の生体エラストマーの十分な量と結合させ生体エラストマ
ーの弾性方発現を予備設定温度下で調整操作する。
通常、本発明の生体エラストマーの何れかと組み合わせることにより、生体エラ
ストマーはPhe’ PPP+ ALa” PPP+ILe’−PPPまたはI
Le’−FTPのごとき機能性反復単位のくホモポリマー〉とするか、または、
一般式+5a−Tb)、、であられすくコポリマー〉としても差し支えない。た
りし式中SまたばTは生体エラストマーの弾性方発現温度を変動または移行させ
る目的の機能性反復単位とし、SまたはTの何れか残存する単位は、生体エラス
トマーの別種反復単位をあられすものとする。上記のごとくこの(コポリマー〉
はブロック型またはランダム型何れでもよくこれによりaとbとは1またはそれ
以上の整数でも構わない。
ナオ、前記のごとく、このくコポリマー〉については、一つ以上の機能性反復単
位を用い、弾性方発現の温度の調整が可能である。このため、上式のSとTの何
れの単位もたとえば+IPGVG+とイνPGVG3− のごとき反復単位とし
てもよく、SとTの一方をSi、Sii、Sij反復単位の部分集合構成として
も勿論差し支えない。たとえば三組の部分集合を(IPGVG)、(FPGVG
) 、のPPP類似体とすることができ、この場合のFはPheつまり(VPA
VG)の略号文字の一つとしてあられす。
SまたはTの反復単位の何れかは、できれば1〜99%のモル範囲にあるごとく
する。一層好ましくはこの単位を5〜95%のモル範囲内で組み合わせる。たり
し、ことなる反復単位数の実質モル含有量は、第9図で示す疎水性尺度を用い、
希望する転移温度に直接比例するごとく選定する。
生 エラストマーのエンドローe 二重」す立方本発明の他の側面について言え
ることは、上記生体エラストマーの弾性力の発現を調節して、この弾性力のく発
生)またはく消滅)が可能となることである。なお、本生体エラストマーの弾性
は基本的には温度により変動させ得るだけでなく、生体エラストマーの疎水性を
変えることによっても調整できることが分かった。
本発明による生体エラストマーが疎水性変動に対し敏感に作用することから、こ
のエラストマーはpH,Ca″2イオンの変動にもきわめて鋭敏であり、しかも
ホスホリル化−説ホスホリル化およびアミノ化−説アミノ化サイクルを含む構造
変化に対しても変動を示す。なお本生体エラストマーはこのエラストマーを含量
する水溶液中の溶解酸素より強い酸化性能を有する酸化剤の存在に対しても、き
わめて高い反応性を示すことが分かった。以下この面について本発明の別の特徴
を説明する9
なお、本発明エラストマーの示す弾性力の発現により、この種エラストマーを各
種の弾性分子マシンとして有効に使用できる。この種マシンの説明、利用につい
てもこの機会に説明する。
前記のごとく、本発明のもっとも基本的な特徴と関連して、調整手段を介し、こ
のエラストマーの弾性方発現を可能とする(オン〉、(オフ)手段についても記
載する。
弾性素および弾性素−ライフボリラトラーおよびポリペンタペプチドの弾性力の
発現は、逆転温度転移現象によるものされる。なお、ペプチドの疎水性能が変動
すると、繊維の形成にか\わる温度に変動を生じ、また強度の弾性状態を発揮さ
せるため分子内の規則性を制御する温度も変動する。とくに、この種変動は、完
全に予測可能の状態で起きる。すなわち、疎水性能が高まり、低温状態で転移が
生じ、反対に疎水性が低減しくポリペプチド鎖が一層極性を呈し)、転移が高温
状態で生ずる場合に発現される。簡単に言えば、この種の構造機構には昇温時の
ポリペプチドの高エントロピーから低エントロピー状態に移行する反応が伴う。
この状態を第17A図に示した。
しかし一方、第二の機構(第17B図参照)のあることも分かっている。この機
構では、非弾性低エントロピー状態から弾性高エントロピー状態に規則的に温度
転移を行わすのに化学ポテンシャル変移を利用することができる。弾性力を(オ
ン)に切りかえるため転移温度を低めるには化学反応を利用する。第17B図で
は、伸長状態にある非弾性α一つるまき線は高弾性らせん状態に転換され、これ
を第16図で示すごとく荷重の持ち揚げに使用できる。本質的にはα一つるまき
線の自由エネルギーを高め、および/またはらせん状態の自由エネルギーを低め
る化学反応で弾性収縮を行わすのに利用できる。第17Bで示す実施例では、温
度を高める際、高エントロピーから低エントロピー状態に移動させる標準方式が
示されている。化学ポテンシャルの変動を発生させる各種方式について述べると
次のとおりである。
初めに特記しておくことはS、N、900,895号開示による生体エラストマ
ーはすべて、本発明のこの利用面に好適なことである。したがって、こ−でS、
8.900895号出願書類の全内容について説明する。
まず、機械化学カップリングを行わす化学プロセスとしてあげられるのが、pH
変動を利用する方法である。実質的には、この機構について、FTP、 PPP
何れの製造方式であっても、どのアミノ酸残留物でも利用できる。たりし、この
残留物は、イオン化程度の変動には対し、p)Iの変動に適合作用し、と(にβ
−らせん構造に対し欠陥を生ぜしめないものとする。つまり、玉量体内および四
量体内の疎水性能相互作用を妨害せずまた反復単位間の疎水性相互作用に支障を
きたさないこと\する。
たとえば、一般式
%式%
であられすPPP反応系列において、極性アミノ酸残留物を適当に置換操作させ
ることにより、逆転温度を約25℃がらさらに高温に転移さすことができる。置
換アミノ酸残渣にイオン化性側鎖、つまりR−基が結合している場合、転移の開
始はさらに高温側に移動するはずである。この結果、この反応系の弾性力はpH
を適宜変動させることにより、効率的に(オン)またはくオフ〉調整できる。
−4に、上述のごとく、特定のエラストマーの反復単位の極性を一層高める(す
なわち疎水性を低める)ことにより、温度転移は一層高温側に移動する。この原
理に基づけばある範囲内で、たとえばGLu、 Asp、 His、 Lys、
またはTyrのごとき極性アミノ酸残留物を用いPPPおよびFTP反応系列と
置換すると好都合なことが分かっている。
この知見についての例外条件について次に説明する。
たとえば、第15図で示すごとく、逆転温度転移操作ののちポリペンタペプチド
およびその20%のGlu’類似体を凝集させる温度操作手段を設定できる。側
鎖がカルボキシルであり、pH=2の場合、5個のVal’残留物の一つをGL
u’残渣の−っと交換することにより、逆転温度は25°Cがら37°Cに転移
する。
さらに側鎖をイオン化し、pH6の状態でカルボキシレート陰イオンを生成さす
と逆転温度はさらに49°Cまで移動する。20%にLu’ポリペンタペプチド
が架橋して、エラストマー基質が構成されたとすると、エラストマーは50°C
,pH=2のもとで効果的に(オン〉調整され、p)l=7にするとくオフ〉状
態となる。この結果、化学機械方式のトランスデユーサ−が得られる。50°C
が好ましい温度でない場合、たとえばこれに代えてさらに低温がのぞまれる場合
、Val’およびVal’の代りに、一層線水性の高い残留物が利用される。た
とえばILe’−ポリペンタペプチドのごとく約10°Cの転移中点を有するも
のについて、たとえば4位置にあるそれぞれの第3五量体中にGLu。
Asp、 His、 Lys 、またはTyrのごとき一層極性の高い残留物を
採用すると、非イオン化状態の場合転移温度は30°Cまで高められる。しかし
、上記にもとづき、ある種の残留物は五量体2組おきの場合より多少頻度の少い
極性の高い残留物と置換することができる。たとえばVal’とVan、’の何
れかまたは両方の置換を各PPP五量体ごとと、または5組のうち1組と、10
組のうち1組と、20組のうち1組と、さらに100組五量体の1組とでも置換
することができる。しかし、一般的にはβ−らせん構造の形成を損ねることなく
、温度転移にある程度の移動を行うだけの置換余地は保証される。
とくに、PPP、およびFTP反応系列中化学ポテンシャルを変動させる第一機
構にもとづき、固有の残留物の代りにどの種類のアミノ酸−ペプチド形成残留物
でも利用できる。た!゛しこの置換残留物はイオン化性能を存し、弾性力の発現
に必要とされるポリペプチド序列の構造発現を妨害しないものとする。
一方、PPP反応系すなわち−(VPGVG+アについては便宜的にαで示す1
の位置はL−バリンのペプチド形成残留物またはL−GLu、 L−Asp、
L−His、 L−LysおよびL −Tyrのペプチド形成残留物および別種
イオン性ペプチド形成しアミノ酸残留物とするのがのぞましい。
また、便宜上Ωで示す4位置は、αに代って上記と同一置換方式を採用すると好
都合である。
とくに、指定しない限り本出願書類中、アミノ酸残留物はすべてL−型を採用し
ているが、明確を期すため、上記しの呼称を使用すべきである。
たりし、ρで示した3位置については、上記はグリシンとするか、またはD−G
Lu+ D−Asp+ D−Hlss D−Lys 、およびD −Tyrのペ
プチド形成残留物の他にD−アミノ酸残留物の別種イオン化性ペプチド−形成残
留物とすべきである。
とくに、本発明によれば、PPP反応系の3位置にL−アミノ酸残留物を用いる
ことにより、転移温度以上に反応系温度を高めた場合、硬質プラスチック相の得
られることが判明している。したかって、グリシンに代り3の位置にはD−型の
ペプチド−形成イオン化性アミノ酸残留物が用いられる。
D型またはL型のく別種イオン化性ペプチド−形成アミノ酸残留物)の用語はす
べての天然生成または合成の、側鎖にイオン化R基を有するアミノ酸に適用され
る。たとえば、(CHI CH2Cf1zH)のR基を含むGluを使用する代
りに(CL CHz C)lz C0tH)のR基を有するGLu同族体を使用
してもよい。また、これに代り−(CH2(C(h))l CH2C0J)のご
ときそのR基中一つ以上のイオン化機能を含む合成アミノ酸を使用することもで
きる。何れにせよ、上記開示によれば、広範囲のこの系統の別種ペプチド−形成
アミノ酸残留物は当業者の何れにも公知の材料と言える。
この結果、PPP系列の生体エラストマーはエラストマーテトラペプチドまたは
ペンタペプチド単位もしくはその混合物を含み、この場合の反復単位は疎水性ア
ミノ酸残留物とグリシン残留物構成の基から選定したアミノ酸残留物を含み、そ
の反復単位はβ−旋回体に含まれこの構造体は式:%式%)
であられされるポリペンタペプチド単位で構成され、式中、PはLプロリン中の
ペプチド−形成残留物、Gはグリシン中ペプチドー形成残留物、αはL−バリン
中のペプチド−形成残留物または、L Glu。
L−Asp、 L−His、 L−LysおよびL −Tyrのペプチド−形成
残留物およびこれらの別種イオン化ペプチド−形成L−アミノ酸残分を、また、
ρはグリシンのペプチド−形成残留物またはD−Glu、 D−Asp、 D−
)1is、 D−Lys、 D−Tyrのペプチド−形成残留物および別種それ
らのイオン化性ペプチド−形成り一アミノ酸残留物群を、さらにΩはL−バリン
のペプチド−形成残留物またはL G1y+ L Asp+ L HISI L
LysとL −Tyrのペプチド形成残留物およびこれらの別種イオン化性ペ
プチド−形成し一アミノ酸残留物群をあられし、式中nは1〜5,000の整数
とするが、生体エラストマー中の一つの反復ペンタペプチド単位中の少くとも上
記αまたはΩの一つがL−Glu、 L−Asp+ L−His、 L−Lys
、とL −Tyrの残留物および規定の他のし一残留物構成の基群から選定した
一種のペプチド−形成残留物とし、または上記ρはD−Glu、 D−Asp。
D−His、 D−Lys 、とD −Tyrその他規定のD−残留物で構成の
基鮮から選定したペプチド−形成残留物をあられすと考えられる。
式云νPGGe−,であられされるPTP反応系については、φで示す位置3は
、グリシンのペプチド−形成残留物またはD−G1u+ D−Asp+ D−H
is、 D−LysとD −Tyrのペプチド−形成残留物およびこれらの別種
イオン化性ペプチド形成り−アミノ酸残留物群で占めるのがのぞましい。
また、δの記号で示す上記系の4位置はグリシンのペプチド形成残留物かまたは
L−Glu、 L−Asp、 L−旧s、L−LysとL −Tyrとのペプチ
ド−形成残留物およびこれらの他のイオン化性ペプチド−形成−Lアミノ酸残留
物群で占めると好適である。
DまたはL型のく別種イオン化性ペプチド−形成アミノ酸残留物群〉の用語は、
勿論すでに定義したとおりである。
この結果PTP系の生体エラストマーはエラストマーテトラペプチドまたはペン
タペプチド単位あるいはその混合物から成る反復単位を含み、この場合の反復単
位は疎水性アミノ酸残留物とグリシン残留物構成の基鮮から選定したアミノ酸残
留物を含み、その反復単位はβ−旋回体に含まれ、この構造体は
−(VPφδす7
式であられされるポリテトラペプチド単位で構成され、式中VはL−バリンのペ
プチド−形成残留物、PはL−プロリンのペプチド−形成残留物、φはD−GL
u、 D−Asp、 D−His+D −LysとD −Tyrのペプチド−形
成残留物およびこれらの別種イオン化性ペプチド形成し一アミノ酸残留物群を、
式中のnは1〜5000の整数とするが、生体エラストマー中の一つの反復ポリ
テトラペプチド単位中の少くとも上記φまたはδはそれぞれ、D−GLu+ D
−Asp、 D−)1is、 D−Lys、とD −Tyrおよびこれらの別種
イオン性ペプチド−形成り一アミノ酸残留物構成の基から選定した一種のペプチ
ド−形成残留物とするか、またはL−Glu+ L−Asp+ L−His、
L−LysとL −Tyrおよびこれらの別種イオン化性ペプチド−形成しアミ
ノ酸残留物構成の基から選定した一種のペプチド形成残留物をあられすと考えら
れる。
とくに付記すべき点は、本発明に基づく生体エラストマーポリペプチド中に上記
置換四量体および五量体単位を組み合わせ得ることである。
たとえば、PPP反応系中、ILel、Val’およびVal’通正混合物と4
位置に極性の高い側鎖を組み入れることにより転移温度の中点を10°Cから3
0°C以上の範囲にわたり選定することができる。イオン化時点では転移点はさ
らに高温側に移動する。
たとえば、非イオン化同族体の転移中点が30°C付近にあり、またβ−らせん
構造が形成され、第14図の実線で示すごとく37°Cに至るまでに弾性力の発
現が本質的に完了したとすると、イオン化時点では(たとえばイオン化機能のp
K値以下にpHを高める時点では)転移の中点は一層高温側に寄るはずである。
構造は弛緩するはずであり、また、弾性力は第14図の点線で示すごとく、オフ
状態となるに違いない、 pK値以下にpHを下げることにより弾性力は再度オ
ン状態に戻る。この結果水素イオンの活量変動は開閉器としてはたらく。
本発明の上記特徴をさらに具体的に説明するため以下に参考目的のみとして実施
例を示すが、これによって本発明が限定されぬことは勿論である。
z施撚
基本的PPP系、(VPGVG+、を用いる代り!:jLe’ PPPすなわち
(IPGVG+、を採用する。この反応系の弾性方発現は5〜25°Cの間に見
られる。たりしこの場合ぼり三組三量体ごとにGLu ’組み入れることにより
ポリペプチドエラストマーの極性は一層高まる。この結果、温度は約20°C高
目に転移し、これに対応する弾性力は45°Cになるまで発現されない。
ところが、37°Cでのpi(の変動が2から7であることから曲線の形状は一
方から他方、つまりイオン化状態から非イオン化状態に変化するため、弾性力は
“オン2もしくは“オフ”の切替えとなってあられれる。このスイッチ機能は化
学ポテンシャルの変化によるものである。
とくに、20°Cから40’Cへの温度変化が第13図で示す弾性収縮作用によ
り荷重を持ちあげる結果、pHを2から7に再度変化させることにより同一作用
効果が得られる。20%G]u’−PPPに対する弾性方発現とpH値との相間
々係を第18図で示す。
結局、本発明にもとづく生体エラストマーを利用することにより弾性力を(オン
〉とくオフ〉に制御切替えして作業を行わすことができる。なおエントロピー性
弾性力は、この性能を左右すると考えられるため、この性能をエントロピー性原
動力(EMF)と予備のが最適と思われる。
上記p)lの相関性と第18図の内容から、20%Glu’−PPPを採用する
場合でも、pH2で弾性力を(オン)操作し、またp)17、つまりグルタミン
酸のpKaが4.25を示すpHのもとでは弾性力を(オフ)操作し得ることか
ら、この生体エラストマーの弾性方発揮はpHの僅かな変動によっても大きく影
響されることが分かる。このため、感度のすぐれたpHメーターは上記原理を利
用して設計できる。
勿論、生体エラストマーの弾性方発現とpHとの関係は極性を示すイオン化性能
のR基が存在すること、およびこれらの基群のpKa値に影響される。たとえば
、グルタミン酸のR基(CHz・CHz・C0J)の電解質解離指数pKa値は
約4.2、一方凝集酸のR基(cnzcozn)のpKa値は約3.9、ヒスチ
ジンの同上値は7.0である。いずれにせよ、これらの数値は十分公知されてお
り、これを使用して上記原理に適った生体エラストマーを選定することができ、
弾性力の変動により測定した場合のpH変動値に十分適合さすことができる。こ
の種のplメーターについて以下に説明しこれを第19図に示す。
本発明による生体エラストマーの化学ポテンシャルは、pnの変動にきわめて敏
感であるが、同じ効果目的を達するのには少くとも三種の別方式が考えられる。
まず第一に考えられる点は、生体エラストマーの化学ポテンシャルは、このエラ
ストマーをCa’″2の各種濃度で処理することにより変動さすことができる。
結合常数にもよるが一般に使用されるCa濃度範囲は約10−1〜10−7モル
とされる。
この条件下では本発明の生体エラストマーは多種のポリペプチドおよび蛍白質同
様、10’/M以上の強い結合常数のもとにCa”イオンと結合さすことができ
る。勿論、この方式ではGluおよびそのジカルボキシレート同族体のごとき、
Ca”の結合位置を提供するアミノ酸残留物と結合させる必要がある。
第二に考えられる点は、生体エラストマーの化学ポテンシャルは可逆ホスホリル
化−説ホスホリル化サイクルを利用して変えられる方式である。とくにイオン化
操作によりエラストマーポリペプチドの疎水性に変化を生じ、この結果逆転温度
転移にも変動が見られる場合、現実にポリペプチドのホスホリル化が、弾性力を
(オフ〉切替操作し、ポリペプチドの極性をさらに高め、さらにポリペプチドの
脱ホスホリル化のため現実に弾性力のくオン〉切替えが行われることが分かって
いる。
とくに、当業者間で公知の各種キナーゼおよびホスファターゼ酵素を使用するこ
とによりPPP系のホスホリル化−説ホスホリル化を行わせ、この場合Ser、
Thru Tyrまたはlb’l)までのエラストマー反復単位中にヒドロキ
シル基含有のアミノ酸を結合させ得る。
なおくわしく言えば、FTP、およびPPP系中上記の極性を示すイオン化性能
保有のペプチド形成残留物を使用する代りにホスホリル化−説ホスホリル化サイ
クルを利用する場合・そ17)代用、!:して、原則的に極性ヒドロキシル基含
有のペプチド形成残留物が使用される。と(にFTP系の3位置またはPPP系
の3位置でのD−型の利用、およびFTP系の4位置またはPPP系の1および
/または4位置でのL型の利用を考慮する場合、Ser、 Thr、およびTy
rまたは)Iypの残留物が利用できる。
勿論、D型およびL型を考慮した上記制約条件下では別種ヒドロキシル基含有の
ペプチド形成アミノ酸残留物を使用しても差し支えない、なお天然生成または合
成のヒドロキシル基含有のペプチド形成アミノ酸残留物も利用できる。たとえば
、+C)1zOH)のR基を含むSetの使用に代り、(CH2CH20)1)
(7)R基含有のSer同族体が利用できるごとくである。または、のR基を
含むThr同族体を使用してもよい。
上記に代り、残留物中一つ以上のヒドロキシル基を持つ合成アミノ酸も採用でき
、いずれにせよ、上記の観点がらは、広範囲の別種この系統のペプチド−形成ア
ミノ酸残留物の利用は当業者であれば当然考えられることである。
上記のごとく、ホスホリル化−説ホスホリル化実施については、蛋白質キナーゼ
Cおよび環状AMF依存キナーゼのごとき各種酵素が使用できる。ホスホリル化
−説ホスホリル化に用いるこの種の酵素ならびにその利用については、−iに当
業者の公知するところであり、これについてはInt、J、Biochea。
18(σP497−504 (1986)を参照されたい。本発明に利用する特
許支持体は要求の転移条件により選定する。それぞれの操作濃度は上記開示内容
にもとづき、ケースバイケースで、当業者から情報入手できる。
とくに蛋白キナーゼCを使用する場合、ホスホリル化−説ホスホリル化の後方位
置にLysまたはArg残留物を配合するのがのぞましい0通常はアミノ酸残留
物間に1または2のスペーサーを挿入する。環状AMP依存キナーゼを用いる場
合、ホスホリル化−説ホスホリル化の前方位置にLysまたはArg残留物を配
合するとよい。
第三に考えられる点は、アミノ化−説アミノ化サイクル操作によりスイッチ機構
を発揮させる方式である。この操作によりエラストマー反復単位中のグルタミン
および/またはアスパラギン残渣を脱アミノ化し、実質的にpH7のもとで陰イ
オンカルボキシレート側鎖を形成させる。この操作はとくに、本発明を対象とし
たカルボン酸側鎖基の脱プロトン化に相応したものと見なされる。本発明の実施
態様によれば、脱アミノ化の際、逆転転移温度は上昇して実質的に弾性力を(オ
フ〉切替操作し、一方カルボキシレート側鎖のアミノ化反応は弾性力(オン〉操
作切替に利用される。
上記の別方式すなわち
1)プロトン化−説プロトン化、2)Ca″2イオンを用いた金属化−脱金属化
、3)ホスホリル化−説ホスホリル化、4)アミノ化−説アミノ化サイクルをす
べて利用し、本発明にもとづき弾性力の発現を効率的に(オン〉操作したり、(
オフ)操作することができる。
疎水性を高めること、つまり親水性を減することにより本発明による生体エラス
トマーについて比較的高温度下で逆転温度転移を生じさせる事実から、この種弾
性素自身の構造変化作用により、β−らせん構造を37°Cの温度で巻戻し操作
し同時に弾性力の損失の付随を予期できる。なお、疎水性の増大がどのようなも
のでも弾性素の弾性にはある程度の損失が生ずると推定できるはずである。弾性
素自身の酸化がこの種弾性損失の原因となる現象は興味深い。
だとえば、上記現象は過酸化物発生系で見出だされる。細かく言えば、一連の応
力/歪曲線が数時間かけて項(うなじ)靭帯弾性素についてめられるとし、この
間過酸化物が酵素作用により溶液中に放出されるとした時、弾性率は継続的に低
減するため、抵抗が時間とともに高まる前に伸長率をめる必要がある。 In
(弾性率)と時間とをプロットすることにより、約1/2日の弾性率損失につい
ての半減期がまる。この現象と80°Cにおける熱変性率現象とは対比して考え
られ、この場合、約10日の半減期が測定される。この状況を示したのが第19
図である。
この結果、弾性素が酸化される場合、即ち親水性が高まると、通常37℃までに
完了させる、逆転温度転移手段により、発現させたらせん構造状態は、上記温度
下で簡単に巻戻しされると考えられる。その理由は、親水性の増大により逆転温
度転移が高温側に移動するためである。さらに、こ\で予想されることは弾性素
の酸化により、皮膚のたるみとしわ寄り現象で認め得るごとく、年令に応じた弾
性反動の損失程度が説明できる点である。
いずれにせよ、以下の説明で分かるごとく上記発見にもとづき、分子マシンを構
成する別の根櫨が得られる。
エントロピー 、1 の マシン
一般に、また定義の上で、マシンとは仕事を行う装置であり、仕事は、身体を動
かす場合に生じる抵抗にさからって力が発揮される場合になされる。−例として
第10図で示す合成エラストマーポリペンタペプチドバンドを考える0図では2
0°Cの水中に合成エラストマーポリペンタペプチドバンドから重錘を吊した状
態が示されている。バンドは−(VPGVG+7すなわちVal’ −Pro”
−GLy’−Val’−Gly’のT−照射により成形したものとし、この場合
n>100、またこの物質組成はおよそ、ペプチド40重量%、水60重量%で
ある。温度を40°Cまで高めると、合成エラストマーバンドは20℃時点で長
さが70%まで短縮されるため、重錘は重力に反して持ち揚げられる。したがっ
て長さ10c11のバンドでは錘は重力に抗して3cI11持ちあげられる。こ
の力の発現状態はエントロピー性エラストマーのラテックスゴムに最も適切に見
出だされる。ラテックスゴムを使用した場合、長さの変化は30%にくらべ本発
明エラストマーの場合約5%に過ぎない。したがって、通常エラストマーは分子
マシンであるに対し本発明によるポリペンタペプチドエラストマーは、温度を2
0’Cから40″Cに変動させる場合物体を移動させるため一層効果的なマシン
として働く。
上記したごとく、ポリペンタペプチド使用時に温度を変えると、逆転温度転移を
示し、ポリペンタペプチドは温度を20℃から40℃に高めた時、ポリペンタペ
プチドは一種のらせん構造、つまりβ−らせん状態にまきあげられる。25°C
と40°C間で生ずるこの逆転温度転移中の吸熱量は、水中のポリペンタペプチ
ド1g当り約1calに相当する0弾性素のポリペンタペプチドが包含されるβ
−らせん構造クラスを第11図に示す。なおO荷重の場合の長さ変化は20°C
から40°Cに移行する場合、第12図に示すごと<100%から40%に変化
する。長さを固定した場合、弾性力の発現と構造の発達とには相関が見られ、第
13図で示すごとく、得られた構造体はエントロピー性エラストマ一応力を発揮
する。
弾性力は、逆転温度転移手段による短縮操作で得られることにより、ポリペンタ
ペプチドおよび他の同種エラストマーを分子マシンとして利用できる。上記のご
とく、エラストマーポリペプチド中で反復単位の疎水性を変えることにより、逆
転温度転移の温度範囲を変えることができ、これにより正規の構造が得られる。
疎水性を変えることにより、弾性力の発揮される温度範囲も変えられ、また疎水
性を変えることによりエラストマーの短縮される範囲も変えられる。たとえば、
ILe’−ポリペンタペプチド(IPGVG)、、内で見られるごとくポリペン
タペプチドcvpcvに) 、、の疎水性を高めることにより、この種同族体は
温度範囲を低減させる。つまり転移の移動は(VPGVG)、 (7)場合は3
0°C付近で中点から20’Cだけ、また(IPGVG) 、の場合は10℃の
転移中点でこれがおこる。
一方、本発明の最も重要な特徴によれば、生物体におけるごとく、温度を一つの
変動要因として限定した場合、疎水性を変えることが仕事を行う場合に有効かつ
実際的な手段となることである。とくに、前記のごとくポリペプチド系の疎水性
を可逆的に変動させることにより、系の逆転転移温度を可逆的に移動さすことが
でき、その結果、弾性力の゛′オン”“オフ”操作切替えが可能となる。おな、
注記したごとく本発明によれば、エラストマーの反復単位の疎水性を変動できる
数手段が提供される。以下に記載する各方法に対し、逆転温度転移に好適な正し
い温度範囲に応じ、前記したエラストマーポリペプチド系のいずれのものも利用
し得ることは勿論である。
第一に指摘する点は、エラストマー反復単位の疎水性はpnを変えることにより
変動し得ることである。たとえば約10°Cの転移中点を有するILe’−ポリ
ペンタペプチドを利用する場合、たとえば4位置で3組の5量体ごとにGLu、
Asp、 His。
LysまたはTyrのごとき、一層積性を示す残留物を包含させると、非イオン
化状態の場合には転移温度を30℃に高めるはずである。勿論、適宜ILe’、
Val’+ Val’および4位置の極性の高い側鎖を組み合わすことにより
転移の中点を10℃から30°C以上の温度範囲で選定できる。イオン化操作を
併用すれば、転移はさらに高温に移動させ得るはずである。
たとえば、非−イオン化同族体が30°C付近で転移の中点を示し、またβ−ら
せん構造体を、その弾性力の発現が基本的に37°Cに達するまで完了させるご
とく成形した場合、イオン化操作を行うことにより、つまりイオン化性機能のP
K値以下のpnを高めることにより、転移温度の中点は一層高温側に移動し、構
造体は巻戻し状態となり、弾性力はくオフ〉に切替わるはずである。PK値以下
にpn値を低めると、弾性力は再び(オン〉状態に戻る。この状況を第13図で
示す。
第二として、p)Iを変動させずに反復単位中のグルタミン酸残留物をグルタミ
ンに転換することにより、または凝集酸残留物をpH1の条件下で酵素アミノ化
操作でアスパラギンに転換することにより、エラストマー反復単位の疎水性を変
動さすことができる。これによりカルボキシレート陰イオンと非電荷アミドとの
交換が可能となり、また、転移温度を低めることもできる。これは生物体にとっ
て重要な工程と見なし得る。その理由は、pHを変えてもおそらく、中性または
中性に近いpH値を必要とする生物体中で、実現性のあるプロセスとはならぬた
めである。したがって生物体中では酵素によるアミノ化および脱アミノ化操作は
、弾性力のくオン〉、(オフ〉代替操作となり得る。
第三として、ホスホリル化〜脱ホスホリル化序列の利用により、エラストマー反
復単位中で疎水性を変動させ得る。この場合にはホスホリル化状態は、緩和状態
またはくオフ〉の状態に該当し、脱ホスホリル化の際には弾性方発現とともにポ
リペプチドの短縮を生ずる。この状況については前述した。
第四として言えることは、ニラストマーを10−1〜101N濃度範囲のCa”
を用い、エラストマーと相互作用させることにより可逆的エラストマー短縮が可
能なことである。この方式によると、非弾性状態は一対のα一つるまき体に相当
し、それぞれのらせんは1.5人/残留並進を示す。Ca″2イオンとの相互作
用により、平衡はα−らせん状態から弾性らせん状態に移動し、たとえば各鎖ご
とに0.7人/残留並進を示す。
この並進作用が段階的に行われると、比較的高いカルシウムイオン活量のため隣
接部分の転移を引きおこす。したかってCa″2イオン活量が増すにつれ、さら
に多数の序列が弾性らせん状態に継続転換する。この進行作用は序列に沿って荷
電アミノ酸残留物の分配手段により行われ、この場合、残留物の数に対し正味の
陰電荷数(グルタミンおよび凝集体残留物数)の低減を生じ、この時点は外方へ
の転移を生じる序列から開始される。これをわれわれは収縮のためパワーストロ
ークを達するに必要なカルシウムイオン変調によるαらせん→渦巻転移にあたる
ジッパ−機構と呼んでいる。カルシウム結合常数が段階的に低減する構造上の原
因は、可逆性を得やすくする規則性にある。言いかえれば、カルシウムイオン活
量が低減するにつれ、α−らせん体への転換は、渦巻構造内で無作為に発生する
代りに一端からα−らせん体とともに生ずるはずである。したかってこのカルシ
ウムイオン活量の変動を利用して、弾性方発現のくオン)(オフ)操作とするこ
とができる。
本明細書中の第13図で示すごとく、この場合には弾性力の発現を制御し得る作
用が大なるため、本発明のエラストマーポリペプチドを各種の分子マシンに利用
できる。本発明によるもっとも有効な利用例はpHメーターであり、このものは
本質的に弾性力の発現をpHを関数として測定するトランスデユーサ−に依存す
る方式であり、これにより順次機械エネルギーは電気信号に転換される。
本発明のpaメーターをさらに詳細に示したのが第20図である。これから分か
るごとく、このpHメーターには原則として一室を設け、この内部に温度制御部
分が収納され、さらにこの部分内には溶液用の室を設ける。この溶液中には、本
発明のエラストマーの一種で製作したエラストマー膜を浸漬しこの膜をトランス
デユーサ−に連結しさらにトランスデユーサ−は電圧計に接続する。
再度第13図を参照すると、弾性力の発現に際し、エラストマー反復単位の疎水
性変動による顕著な効果が見出だせる。
結局この疎水性はpHにより大きく影響されるため、本発明によるpHメーター
のエラストマー膜はp)Iの変動に敏感に作用する。
前述のごとく、特殊の生体エラストマーの弾性方発現とpHとの相関性は五量体
反復単位中の多種位置におけるアミノ酸残留物の側鎖R基円のイオン化機能を示
すpKa値に左右される。一方、第18図中では20%GLu’−PPPのpH
影響度が示されており、この中とくに、グルタミン酸(CH2CH2CO□H)
のpKa値は約4.2であることから、この生体エラストマーの最良感度はこの
pH値か、またはその近辺にあると見なされる。
種々のイオン化性R基のpKa値は十分調査ずみであり当業者であれば、この値
を利用して、pHに敏感な生体エラストマーを得ることができる。前述のごとく
、GLu、 Asp、 His、 Lys、またはTyrのごとき選定された極
性アミノ酸は、好都合にPPPの2反復単位中の特定位置で、各種の置換基とお
きかえ得る。この[換には希望する上記アミノ酸の一つを用い、三量体ごとに二
個の置換基を作用さすことができ、また、希望測定結果に応じて5個の三量体ご
との一つまたは10個、または100個の三量体ごとの一つときわめて少い置換
を行わすことができる。たりし5個の三量体の一つごとに平均して上記アミノ酸
の一つを用いPPP系の4位置で置換させれば十分な効果の得られることが分か
っている。
前述のp!(メーターを変形して、溶液中の酸化性成分の含量量を記録する測定
装置として利用できる。とくに、生体エラストマー面を横方向に流過する溶液と
して、変動pHの溶液を使用する代りに、一定pHの溶液を生体エラストマー面
を横断流過させてもよい。
この場合、酸化性成分を含む溶液を溶液中に供給し生体エラストマー面を流過さ
せる。この時点でトランスデユーサ−を用い弾性力の変動を検出するとともに、
電気信号を記録する。
上記装置を用い、複雑な組成の多種溶液中の酸化ポテンシャルを記録する一方、
とくに関心をひく方法にタバコ煙中のオキシダント濃度の測定がある。さらに細
かく言えば、この装置を用い、タバコ煙を対象とした有害なオキシダントの妨害
濾過として最適効果が得られる。
たとえば、この装置を単純に組みかえ濾過装置を内部チェンバー内に溶液を導入
する配管系に接続することもでき、このチェンバー内では、生体エラストマーを
これに向う溶液と交叉させる。前記したごとく、酸化の進行に応じ、露出生体エ
ラストマーは弾性劣化を示すが、この度合いは、抵抗を受けるに先き立ち必要と
する増加伸び率から計算できる。
上記装置を用いれば、喫煙用フィルターの設計、製作に役立つことは確かであり
、この結果少くともタバコ煙中にみとめられるオキシダントを中和することによ
り、弾性素を吸入する際の有害な酸化作用の幾分かを十分低減できる。
これについてはM、Osmanその他によるハ」菖」■上国山江。
132、P640−643(1985年)を参照されたい。
こ−で注記すべき点は、化学ポテンシャルの変化を利用する上記の方法は、溶液
を単純にこ\で記載する特殊システムの175に変えることにより行わせ得るこ
とである。
さらに補記する点は本発明による、弾性方発現のくオン〉操作開閉機構を、生体
エラストマーと接触する溶液のpHを陰イオン性イオン化側鎖のpK値までおよ
びそれ以下に低減させるか、またはイオン化性ペプチド−形成アミノ酸残留物の
陽イオン性イオ′ン化側鎖のpK値以上に低減させることにより、実施し得る点
である。これにより、弾性力は溶液のpt+を陰イオン残留物のpK値までおよ
びそれ以上に、また陽イオン残留物のpK値以上に高めることにより、(オフ)
操作できる。
本出願書類中記載の“5olution”の用語は、出願書類全般にわたり使用
する水およびその他の有機溶剤の混合物である、一種の水溶液または複類の水溶
液をあられす。
なお補足すれば、とくに長期使用の場合、本発明の生体エラストマーとしては、
脱酸素化した溶液を使用するのがのぞましい。溶液の脱酸素化法は公知のもので
あるが、通常の使用に際しては、本発明による生体エラストマーは、必ず・しも
脱酸素化した溶液と共用する必要はない。
本発明は大きくは本発明のバイオエラストマーの弾性力の出現又は上昇を可逆的
に制御してこの力を事実上ターン「オン」及びターン「オフコすることに関する
が、さらにバイオエラストマーの溶液(bathing 5olution)の
pHを陰イオン性のイオン化可能な側鎖のpK値に及びそれより低く下げるか又
は陽イオン性イオン化可能な側鎖のpKiMまで及びそれより高く上げることに
より弾性力を単にターン「オフコする方法も本発明の範囲に含まれる。
さらに、バイオエラストマーの溶液のpHを陰イオン性残基のpK値まで及びそ
れより高く上げるか又は陽イオン性のイオン化可能な側鎖のpK値に及びそれよ
り低く下げることにより弾性力を常にターン「オフコする方法も本発明の範囲に
含ま言うまでもなく、本発明の上記の観点のいずれについても、弾性力の出現又
は上昇の変化による、pHの変化への最大の感受性はR@鎖のイオン化可能な官
能基についてのpK値の近くで生ずるであろう。およそのところ、この増強され
た感受性は一般にp)I値の両側の約1pHユニツトの範囲で起こる。言うまで
もなく、特定の範囲は種々のイオン化可能な官能基について異るであろう。
最後に、本発明により、R基側鎖中の特定のイオン化可能な機の関数としてpH
感受性が変化する一連のpH感受性膜を製造することができることが注目されよ
う、これらの基のpH値はよく知られているから、今やまねらの値を、この様な
異るpH感受性を有する膜の日常的設計において用いることができる。
今や本発明が十分に記載されたが、ここに記載した発明の本質又は範囲を逸脱す
ることなく多くの変化及び変更を行うことができることが当業者にとって明らか
であろう。
浄書(:ち容に変更なし)
浄書(内容に変更なし)
浄書(内容に変更なし)
温度 9C
λtnml
FIG3
浄書(内容に変更なし)
β−ターン透v1図
FIG、 LIB F16. LP(
FIG、 14E 側面図
浄Q(内容に変更なし)
浄書(内容に変更なし)
% 標準化ぎれた濁度、 300nm
λ−齢
FIG、7
浄書(内容に変更なし)
温度 (’C)
篇度(℃)
FIG、 8
浄書(内容に変更なし)
FIG、 9
温度(’C)
FIG、11
浄書(内容に変更なし)
容量(m t )
認
0コシ20コ
浄書(内容に変更なし)
FIG、 12 温!(’C)
浄ll(内容に変更なし)
浄書(内容に変更なし)
標準化された濁度+ 3001m
浄書(内容に変更なし)
FIG、16
浄書(内容に変更なし)
弾性力 1)
浄’EJ(内容に変更なし)
力(9)
浄書(内容に変更なし)
FIG、20
手続補正書(方式)
平成2年11月7− 甲
Claims (7)
- 1.弾性ペンタペプチドユニット又はテトラペプチドユニットとペンタペプチド ユニットとの混合物を含んで成る反復ユニットを含有するバイオエラストマーで あって、該反復ユニットが疎水性アミノ酸残基及びグリシン残基から成る群から 選択されたアミノ酸残基を含んで成り、ここで該反復ユニットはβ−ターンに存 在し、これは次の式:−(αPρΩG)−n (式中、 Pは、L−プロリンのペプチド形成残基であり;Gは、グリシンのペプチド形成 残基であり;αは、L−バリンのペプチド形成残基であるか、又はL−GIu, L−Asp,L−His,L−Lys及びL−Tyrの残基並びに他のイオン化 可能なペプチド形成L−アミノ酸残基から成る群から選択されたイオン化可能な ペプチド形成残基であり;ΩはL−バリンのペプチド形成残基であるか、又はL −Glu.L−Asp,L−His,L−Lys及びL−Tyrの残基並びに他 のイオン化可能なペプチド形成L−アミノ酸残基から選択されたイオン化可能な ペプチド形成残基であり;ρはグリシンのペプチド形成残基であるか、あるいは D−Glu,D−Asp.D−His、DLys及びびD−Lysのイオン化可 能な残基並びに他のイオン化可能なペプチド形成L−アミノ酸残基であり; ここで、nはnは1〜5,000の整数であり、但し、該バイオエラスト少なく とも1つの反復ペンタペプチドユニットにおいて前記α又はΩの少なくとも一方 がL−Glu,L−Asp,L−His,L−Lys及びL−Tyrの残基及び 他のイオン化可能なペプチド形成L−アミノ酸残基から成る群から選択されたペ プチド形成残基であり、あるいはρがグリシンのペプチド形成残基であり、又は D−Glu,D−Asp,D−His,D−Lys及びD−Tyrのペプチド形 成残基並びに他のイオン化可能なベブチド形成L−アミノ酸残基である) で表わされるポリペンタペプチドユニットを含んで成る、前記バイオエラストマ ー。
- 2.αがL−バリンのペプチド形成ユニットであり、そしてΩがGIuのペプチ ド形成ユニットである、請求項1に記載のバイオエラストマー。
- 3.前記α及びΩの少なくとも一方が、前記バイオエラストマーの平均5番目の 反復ユニットにおける前記ペンタペプチドユニット中に存在するL−Glu,L −Asp,L−His,L−Lys及びL−Tyrのペプチド形成残基である、 請求項1に記載のバイオエラストマー。
- 4.請求項1のバイオエラストマーの弾性力の出現又は上昇を可逆的に調節する 方法であって、 a)該バイオエラストマーと接触する溶液のpHを陰イオン性のイオン化可能な 側鎖のpKa値に及びそれより下に、あるいは前記イオン化可能なペプチド形成 残基の陽イオン性のイオン化可能な側鎖のpKまで及びそれより高くまで低下せ しめ、これにより弾性力をターンオンして前記バイオエラストマーの弾性力を上 昇せしめること;並びにb)前記溶液のpHを前記陰イオン残基についての前記 pK値まで及びそれより高くそして陽イオン性残基についてのpK値に及びそれ より下に上昇せしめ、これにより弾性力をターンオフすることにより前記バイオ エラストマーの弾性力を低下せしめる; ことを含んで成る方法。
- 5.αがL−バリンのペプチド形成残基であり、そしてΩがL−Gluのペプチ ド形成残基である、請求項4に記載の方法。
- 6.前記α又はΩの少なくとも一方が前記バイオエラストマーの第三反復ユニッ トごとにある前記ペンタペプチド中に存在するL−Glu,L−Asp,L−H is,L−Lys及びL−Tyrのペプチド形成残基である、請求項5に記載の 方法。
- 7.溶液中の水素イオン濃度及びその変化を検出するための装置であって、 a)i)その中に膜及び該膜のための溶液を収容することができそして該溶液の ための、容器壁を通での入口及び出口を有する内部チャンバー、及びii)前記 内部チャンバーと前記容器壁との間にあって、温度調節用流体を保持することが できそして前記容器壁を通しての入口及び出物を有する外部チャンバー; b)前記内部容器チャンバー中の膜に取り付けることができるトランスデューサ ー;並びに c)前記トランスデューサーからの信号を検出するための、それに接続された手 段; を有する装置。
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- 1988-06-13 EP EP19880905559 patent/EP0377567A4/en not_active Withdrawn
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