【発明の詳細な説明】
新ペプチド、人工抗原およびイムノアッセイキット技 術 分 野
本発明は、エピトープを構成するHIVの天然ここ現れるアミノ酸配列に対応し
、かつ該エピトープの各側乙こ位置する二つのシスティン残基を有するアミノ酸
配列を有しており、さらに化学的酸化手段によフて形成された二つの該システィ
ン残基の間にイオウ架橋を有してなる人工ペプチドに関する。ざらに、本発明は
、HIVによって誘導される抗体と反応する人工抗原、HIVによって誘導され
る体液サンプル中の抗体を検出する方法、該方法のための診断用イムノアッセイ
キット、および免疫化成分として少なくとも一つの本発明抗原を含んでなるワク
チン組成物、に関する。
背 景 技 術
後天性免疫不全症候群(AIDS)は、汚染された血fWまたは血液製剤を通し
ても伝播される性的に伝播されるfVC患である。これは、感染してT−4リン
パ球および単球に潜伏して棲息するヒト免疫不全ウィルス(HT V、以前には
HT L V−mと称された)によって起きる( Wong−5taal、 F
、およびGa1lo、R,C,: HumanTlymphotropic r
etroviruses、Nature 317.395−403.1985)
、慢性HIV感染者は、はとんどの場合は染の間、免疫応答が低下して、50
〜70%の場合でAIDSが発症する。感染者の残りの最終結果についてはまだ
わかってはいない。AIDSは発病すると、致死的であって、日和見感染、カボ
ジ肉腫やその他の腫瘍および/または神経疾患によって特徴づけられる。
HIV感染を診断するために、ウィルスを分離したり、抗体応答を測定したりす
る。ウィルス分離は、無症候性HIV感染者の30〜50%で、AI DS発病
患者の90〜100%で成功する。抗体応答は、HIVの種々の構造的および酵
素的構成分に対しての免疫グロブリンからなる。これらには、ウィルスのエンベ
ロープタンパク質糖タンパク質(gp)120、経膜的(transmembr
ane)タンパク質gp41およびこれらの前駆体gp 160、内部構造群抗
原(1njeriorstructural group antigens)
p 24. 17および7/9およびこれらの前駆体p55、酵素であるとこ
ろの逆転写酵素(RT)p65151およびエンドヌクレアーゼp32およびプ
ロテアーゼが含まれる。
HIVゲノムの調節領域のタンパク質に対する抗体も作られる。HIV感染者の
正しい同定は、そのヒトの産生ずる免疫グロブリン(Ig)の型(1種または複
数種)およびイムノアッセイに用いられる抗原の正しい成分に依存する。
抗体検出による診断を確立するためによく用いられる一つの方法は、酵素免疫法
(enzyme−1inkedimmunosorbent assay (E
LISA)) (Sarngadharan、M。
G1、Popovic、 M−1Bruch、 L、、 5chuepbach
、 J−およびGa1lo、 R,C,: Antibodies react
ive with humanT−lymphotropic retrovi
ruses (HTLV−Ill) in theserum of pati
ents with AIDS、 Sci’ence 224.506−508
.1984; 5chuepbach、 J−1Hal!er、 0−0−1V
o、 M、。
Luethy−R−5Joller、 H,,0e12.00、Popovic
、 M、、Sarngadharan、 M、 に、およびGa1io、R,C
,:Antibodies to HTLV−Ill in 5w1ss pa
tients withAIDS and pre−AiDS and in
groups at risk forAIDS、 The New Engt
、 J−Med、 312.265−270.1985)。
ウィルス抗原でコートしたマイクロプレートのウェルと調べる血清サンプルとを
反応させて、洗浄して、抗ヒトIgを加える。後者の試薬を酵素でラベルする。
洗浄の後、血清サンプルに特異的抗ウィルスIgが存在する場合のみ酵素でラベ
ルした抗ヒトIgが残る。
酵素の基質を加えてこれを可視化して、分光光度計によって呈色反応で定量する
。この陽性ELISA反応を確認するために、次いで血清サンプルを、例えば、
電気泳動的に分画したウィルスサブコンポーネントな含むウェスタンプロットに
加える。ウェスタンプロット上の免疫反応によってIgがウィルスサブコンポー
ネントに特徴的なバンドと反応するかどうかが示されよう。通常、二つの異なる
特徴的なバンドがHIV抗体の明確な診断の確立には必要とされる。
HIV抗体検出の信頼性は、ELISAプレートの試薬に依存する。感染細胞の
溶解物は細胞夾雑物を含むかもしれず、これここよって誤った陽性の血清学的反
応が起きる( Saag、M、 S−およびB’ritz、J、二Asyo+p
tomatic Blood donor with a false pos
itive)ITLVIII western blot、The New E
n31− J、Med−314,118,1985、Martin、 P、W、
、Burger、 D−R,、Caouette、 S−およびGoldste
in、A、S、: Importanceof confirmatory t
ests after strongly positiveHTLVIII
screening tests−The New En81− J−Med。
314.1577.1986)。通常、ウィルス溶解物は、gagタンパク質の
過剰表示(over−representation)をし〜エンベロープタン
パク質はより少なく、これによって間違った陰性反応が生じる。天然のウィルス
溶解物に加えて、組換え体によって産生されたポリペプチドも生産されている(
Ghrayeb、 、J−5Ka to、19、Mck i nney。
So、Huang、 J−Jo、Chanda、 P、 K−5Ho、 D、
D−5Sarngadharan、M−G、、Chang、 T−W、およびC
hang。
N−T、: )Iuman T−cell lymphotropic vir
us type III(HTLV−111)core antigens:
5ynthesis 1nEscherichia coli and imm
unoreactivity with humansera−DNA’ 5.
93−99.1986; Chang、T−W−5Kato、10、McKin
ney、S、、Chanda、P−5Barone、A、D−。
Wong−Staal、 F−1Gallo、R,C−およびChang、 N
、T、:Detection of antibodies to human
T−celllymphotr’opic virus−Ill (HTLV
−1ft) with animmunoassay employing a
recombinant Escherichacoli−derived
viral anti3enic pep’tide、 Bio/Techno
logy 3.905−909.1985)。これらのアッセイの特異性および
感受性はよいが、100%ではない(Chang、 T−W、ら:同上、 De
inhardt、 F、、Eberle、J、およびGuertler、 L、
: 5ensitivity andspecificity of ei8h
t commercial and onerecombinant anti
−HIV ELISA tests、 Lancet、 40.1987)。
エンベロープタンパク質gp 120は分離物間で異なり(すong−5taa
l、F、ら:同上、 Weiss、 R,A−1C1apharn%P、 R,
、Weber、 J、 N、、Dalgleish、 A、 G、、La5ky
、 L−A−、およびBerman、 P−W、: Variableand
conserved neutralization antigens of
humanimmunodeficiency virus−Nature
324.572−575.1986)、したがって、これらからのペプチドは通
常EL I SA抗原としては推奨されない。代わりに、gp4]に対する抗体
は、HIV感染の最も感度のよい診断基準とみなされてきた( Sarngad
haran、 M、 G、!ら:同上、 5chuepbach、j、、ら:同
上)。gp41は、種々の分離物間でよく保持されている領域を含んでいる。p
24に対する抗体は、病気の進行とともに消失する( La’nge、 J、M
、A、、Paul、D、 A−5)Iuisman、 H−に、Sde Wol
flF、、Van der Berg、 )1.、Coutinho、R1A3
、Danner、S−A−1van der Noordaa、 j−およびG
oudsmit、j、: Persistent )IIV ant’igen
aemia anddecline of )IIV core antibo
dies associated withtransition to AI
DS−Br1tish−Med、J、293、1459−1461.1986)
が、早期に現れるものである。既知の抗体の応答については、抗p24および抗
gp41の絹合せの測定がしたがってすへての場合で最も信頼できよう。
ウェスタンプロットの実施は時間がかかり高価である。EL T SAで用いる
信頼できる抗原を生産すること力S好ましいようである。いまのところ、単独の
アッセイで100%の特異性と感度を得られるもの−はない(Deinhard
t、 F、、ら:同上、 Lange、、J、M−A、、ら:同上)。
最近、Gnann J、W、ら(Journal of Virology、
Aug。
1987、p、 2639−2641)は、HIVのgp41に由来する12個
のアミノ酸のペプチドを同定したが、これはHIV5染血清からの血清の100
%に認められた。
記述されたペプチドは二つのシスティン残基を含んでおり、著者らはジスルフィ
ド結合形成がエピトープの抗原構造における重要な役割を果たすという証拠を示
すものであると述べていた。しかし、そのような証拠は出されていなかった。著
者らは、ペプチドは自然に環化したとみなしており、 彼らはいわゆるジスルフ
ィド結合を還元することによってそれを証明しよ°うとしたが、失敗した。代わ
りに、彼らはシスティンの一つをセリンに置換した別の12個のアミノ酸のペプ
チドを合成して、これを試験したときにHIV−陽性試験血清の22個のうちの
二つとしか反応しなかフだ。
著者らは、恐らくジスルフィド結合の形成を介して、両方のシスティン残基がエ
ピトープの抗原構造に必須であると結論づけている。彼らは調べたペプチドにジ
スルフィド結合があったことを証明しておらず、該ペプチドの特定の位置におい
てセリンよりもシスティンの方がよいことを示した。ペプチド中の二つのシステ
ィンの存在は、環状構造と同意ではない。環化には特定の化学的工程が必要であ
る。すなわち、酸化であり、その結果は方法によって異なり得る。環化が自然に
起きる場合には、それはしばしば不完全で、重合を伴う。
原発の(primary) HI V疾患においては、期間中抗体試験は陰性で
あるかもしれない(Marl ink、 R,G、、A11an、 、L S、
、Mclane、 M、 F、 、Es5ex、 M、 、AnderSOn、
、に、 C,およびGroopman、 J、 E、: Lowsensiti
vity of ELISA testing in early HIVin
fection−The New En31− .1.Med、315.154
9.1986)。
HIVに対する抗体を検出するための、さらに感染の初期において検出するため
の、単一で迅速で感度が高く特異的なアッセイの開発が最も望まれる。
発 明 の 開 示
本発明は、HIVによって誘導される抗体の検出のための、迅速で感度の高い特
異的なアッセイを提供する。
本発明の一つの様相において、エピトープを構成するHIVの天然にみられるア
ミノ酸配列に対応し、かつ該エピトープの各側に位置する二つのシスティン残基
を有しているアミノ酸配列を有しており、化学的酸化手段によフて形成された二
つの該システィン残基間のイオウ架橋を有する、人工ペプチドが提供される。
二つのシスティン残基間のイオウ架橋によるペプチドのこの安定化は、抗体結合
活性の促進や最終産物の化学的安定性などのペプチドの有用な性質をもたらすと
確信される。
人工ペプチドは少なくとも二つのシスティン残基を含み、これは環化してイオウ
架橋を形成する。連結されろ二つのシスティン残基は、それらの間にエピトープ
を構成する一つまたはそれ以上のアミノ酸残基(例えば2〜10残基、例えば5
残基)を有していてもよい。本発明による人工ペプチドが二つ以上のシスティン
残基を含む場合にも、二つのシスティン残基間にはイオウ架橋が化学的酸化手段
によって一つだけ形成される。
本発明のこの様相の好ましい態様において、下記の修飾されたアミノ酸配列を有
するペプチド−Ala−Val−Pro−Trp−Asn−Ala−5er−N
H2および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の(1g飾された配
列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の修飾された配列を
含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の修飾された配列を
含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配1列を有するペプチド−Thr−Val−Pro−
Trp−Val−Asn−八5p−9er−NH2および下記の修飾された配列
を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の修飾された配列を
含むそのより短い配列を有するペプチド、
を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の修飾された配列を
含むそのより短い配列を有するペプチド
からなる群から選択される人工ペプチドが提供される。
現在、本発明による最も好ましい人工ペプチドは下記のものである。
本発明の他の様相において、HIVによって誘導される抗体と反応する人工抗原
が提供され、この抗原は、エピトープを構成するHIVの天然にみられるアミノ
酸配列に対応しかつ該エピトープの各側ζこ位置する二つのシスティン残基を有
するアミノ酸配列を有しており、さらに化学的酸化手段乙こよって形成された該
二つのシスティン残基の間にイオウ架橋を有する人工ペプチドから主に成る。
本明細書および特許請求の範囲において、「人工ペプチドから主になる抗原]と
は、抗原の抗体との反応能は人工ペプチドに由来することを表す。
本発明のこの様相の好ましい態様において、HIVによって誘導される抗体と反
応する人工抗原が提供され、上記に例示したように、この抗原は、本発明による
好ましい人工ペプチドから主になる。
本発明による人工抗原は、担体、例えばミネラル担体、例えば水酸化アルミニウ
ム、燐酸カルシウムなど、プラスチック表面、例えばマイクロプレートやビーズ
など、タンパク質、例えばウシ血清アルブミンなど、あるいは免疫成分、例えば
キーホールカサガイヘモシアニン、などに固定化または結合させることができる
。
本発明による人工抗原は、今までのところ、HIVによって誘導される体液サン
プル中の抗体を検出するための診断用抗原としてのみ用いられてきたが、これら
はHIVに対するワクチン組成物中の免疫成分として用い得ると信じられている
。本発明によるペプチド(例I)(担体を有しない)をサル(apes)に注射
したところ、ペプチドのC−末端部分に対する抗体が誘導された。
このように、本発明のさらなる様相において、本゛発明による人工抗原から選択
される少なくとも一つの抗原を、非毒性で製薬掌上許容できる担体および/また
は希釈剤とともに免疫成分として含んでなるワクチン組成物が提供される。
本発明のざらなる様相において、体液サンプルをイムノアッセイに供して本発明
による人工抗原を診断用抗原として用いる、HI Vによって誘導される該体液
サンプル中の抗体を検出する方法が提供される。体液サンプルとしては、尿、唾
液、涙液、乳汁、血清または血液が用い得る。
本発明による人工抗原を診断用抗原として用いることができろイムノアッセイは
、酵素免疫法(EL I SA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、免疫拡散
法または免疫電気泳動(IE)などいずれのイムノアッセイでもよい。
本発明のこの様相の好ましい態様においてはELISAが選択されるイムノアッ
セイとして用いら本発明のざらなる様相において、本発明による人工抗原を診断
用抗原として含む、HIVによフて誘導される体液サンプル中の抗体を検出する
ための診断用イムノアッセイキットが提供される。用いるイムノアッセイによっ
て、キットは、陽性標準血清サンプル、陰性標準血清サンプル、ELISAの場
合には酵素抱合体(conjugate)および必要に応じて酵素抱合体のため
の基質、さらには必要に応じて緩衝液(1種または複数種)および/または洗浄
液(1種または複数種)なの全試薬類は、個別に封をした特定のラベルを付した
試験管またはバイアルに含まれる。
IT″ ぺ° ′ム
本発明による人工ペプチドは、線状ペプチド配列を生産するいかなる既知の方法
を用いても生産できる。
例えば、クローニング、分解、液体相における一つのアミノ酸残基の次のアミノ
酸残基との結合または最初のアミノ酸のC末端が結合された同相
(樹脂)に始まるアミノ酸の他のアミノ酸への結合、それによって次のアミノ酸
のC末端は最初のアミノ酸等のN末端に結合されて最後に完成されたペプチドが
固相から遊離される(いわゆるメリフィールド合成)などの方法がある。一旦・
適当7線状′)′ブチド配列が準備できれば、その二つのシスティン残基を環化
するために化学的酸化手段に供され、それ乙こよってシスティン残基間にイオウ
架橋が形成される。
ム − ル 、舌 述
以下の諸例において、全てのペプチドを、第二。結合後の終止ステップを備えた
二重の結合プログラムを用いてアブライドバイオシステムズ43OAペプチドシ
ンセサイザー(Applied Biosystems 430A Pepti
deSynthes i zer)上で合成した。用いた樹脂は、4−メチル−
ベンズヒドリルアミン型の理論的負荷flo、66meq/gであった(Pep
tides International。
Louisville、 KV、米国)。合成の最終産物を、−晩真空中で乾燥
させた。乾燥後、ペプチド−樹脂をメタノール(70ml)に懸濁させて、アン
モニアで飽和させた。
加圧(p re、sSu r i zed )スチール容器に入れて、マグネチ
ックスターラーで攪拌しながら一晩放置した。次いて、樹脂を色違して分別して
、メタノールで数回洗浄して、真空中で充分ζこ乾燥させた。次いて、ペプチド
を、スヵヘンジャーとしてのアニソールおよびエチル−メチル−スルフィド(E
MS)の存在下で液体フッ化水素(HF)(こよる処理(HF:アニソール:E
MS=10:05二05)によって樹脂から切り出した。蒸発によフてフッ化水
素を除去した後、残渣を酢酸エチル(100ml)に懸濁させて、濾過した。固
体を酢酸エチル(3X 100m1)を加えてフィルター上で洗浄してから切り
出したペプチドを酢酸(100ml)で抽出した。抽出物を20%酢酸のメタノ
ール溶液で2dm3の容量に速やかに希釈して、微かな茶色になるまで0.IN
のヨウ素のメタノール溶液で処理した。次いで、アセテート型のダウエックス(
Dowex) I X 8イオン交換体(3g) (Bio−Rad、 Ric
hmond、 CA)を加えて、混合物を濾過した。濾液な蒸発させて、残渣を
1%酢酸水溶液から凍結乾燥させた。次いで、産゛生物を、アセトニトリルの0
.1%トリフルオロ酢酸水溶液を含む適当な系の20〜25ミクロンのV y
d a c (5eparationGroup、 CA)を充填したカラム上
での逆相液体クロマトグラフィーによって精製した。カラムからサンプルを集め
て、ボンダパック(Bondapak) CI 8カラム(Millipore
、 Milford、 Mass−)を備えた分析用HP L C−Varia
n 5500 (5unnyvale、 CA)によって分析した。純粋物質(
>99.5%)を含む両分をプールして、溶媒を蒸発させて、産生物を1%酢醒
水溶液から凍結乾燥した。最終HP L、 C分析を調整産物について行い、ペ
プチドの構造をアミノ酸分析およびFAB−M S (Fast atom b
ombardment spectrometry)によって確認した。
合成中に用いた全てのアミノ酸は、α−アミノ−機能においてtert−ブトキ
シカルボニル基によフて保護された。用いた側鎖保護は以下の通りである。
5er(BZL)、 Thr(BZL)、Tyr(2−BrCb2)、Lys(
2−CICb2)、0rn(Cbz)、Asp(BZL)、Glu(BZL)、
Arg(Tos)、Cys(Mob)アミノ酸誘導体は、Bachem AG、
(スイス)から入手した。
鮭ユ
(HTV−1−gp−41に見出される配列に対応する配列)
−Ala−Val−P’ro−Trp−へ5n−Ala−9er−NH2ペプチ
ドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調製した。HPLCによる純度−
99,9%(36%アセトニトリルのO−1%トリフルオロ酢酸溶液、保持時間
は2m1/分で6.79分、223 nmで検出)構造をアミノ酸分析およびF
A B −M Sによって確認した。
鮭1
(C末端のより近くに位置するシスティン残基の挿入によって修飾された、HI
V−1−gp 120に見出される配列に対応する配列)
ペプチドを合成の一般的記述に記載の方法によフて調製した。
構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによって確認した。
附」
(HI V−1−gp−41に見出される配列に対応する配列)
ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調製した。構造をアミノ酸
分析およびF A B −M Sによって確認した。
訃■
(HIV−1−gp−41に見出される配列に対応する配列)
ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調製した。構造をアミノ酸
分析およびF A B −M Sによって確認した。
九り工1土里工 −
(HI V−1−gp−41に見出される配列に対応する配列)
H−5er−Gly−Lys−Leu−11e−Cys−Thr−Thr−Al
a−Val−Pro−Trp−Asn−−A1a−9er−NH2
ヨウ素を用いる酸化手段を除いて、ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法
に従って調製した・純度>98.5%(HPCL)
構造をアミノ酸分析およびF A B −M Sによって確認した。
1 余
(HI V−1−g p−41に見出される配列に対応する配列)
一へ1a−Val−Pro−Trp−Asn−Ala−5er−NH2ヨウ素を
用いる酸化手段を除いて、ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従フて
調製した。
構造をアミノ酸分析およびF A B −M Sによって確認(HI V−2−
g p 41に見出される配列に対応する配列)
−Val−Pro−Trp−Val−Asn−Asp−5er−NH2ペプチド
を合成の一般的記述に記載した方法に従って調製した。構造をアミノ酸分析およ
びF A B −M Sによって確認した。
肚1
(膜内外のHIV−2に見出される配列に対応する配列)ペプチドを合成の一般
的記述に記載した方法に従って調製した。構造をアミノ酸分析およびF A B
−M Sによって確認した。
例■
(膜内外のHIV−2に見出される配列に対応する配列)H−Tyr−Leu−
Gln−Asp−Gln−Ala−Arg−Leu−Asn−Ser−T’rp
−Gly−ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調製した。構造
をアミノ酸分析およびF A B −M Sによって確認した。
伶LI
(膜内外のHIV−2に見出される配列に対応する配列)H−Tyr−Leu−
Gln−Asp−Gln−Ala−Arg−Leu−Asn−5er−Trp−
Gly−ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調製した。構造を
アミノ酸分析およびF A B −M Sによって確認した。
一゛−゛ ルー1
止五崖且
HIVによって誘導される抗体の、血液サンプルにおける検出のために、EL
I SAを用いた( Engva I I、E、およびPerlmann、 P
、: Enzyme−!inkedimmunosorbent assay
(ELISA)+ III Quantificationof 5pecif
ic antibodies by enzyme 1abelled ant
i−immunoglobulin in antigen−coated t
ubes、 J。
Immunol 109.129−1−35.1972)。
柘貝ニ
プレート: Nunc 96 F、 Roskilde、デンマーク抱合体:H
RP○ウサギ抗−ヒトI g、 Dakopatts、Glostrup、デン
マーク
李1を衝ン使:
炭酸暖衝液:0.05M炭酸ナトリウム援衝液、pH本性 9.5
緩衝液A:燐酸緩衝生理食塩水(PBS)、Ca”およびMg”を含まないもの
、0.5%ウシ血清アルブミン(BSA)および0.50%ツイーン20+20
%胎児ウシ血清(FCS)を含むもの。4℃で1〜3日保存できる。
OPD緩衝液: 0.0347Mクエン酸、0.0667M Na2HPO,、
pH5−5,1力月保存できろ。○PD錠剤、Dakopatts、 Glos
trup、デンマーク。
洗浄溶液:0.05%ツイーン20を含む0.9%コーティング:コーティング
抗原(試験ペプチド)の溶液、5〜20μg/ml、を炭酸緩衝液に調製する。
100μmの溶?夜をストライブ(stripes)または96穴マイクロプレ
ートの各ウェルに加える。室温で一晩(18時間)で吸着が起きる。コートされ
たプレートは、内容物とともに4℃で使用時まで保存できる。
血清アッセイ:
1、プレートを洗浄液で4回洗浄する。
2、緩衝液Aで1:100に希釈した血清100μmを加える。
3.一つのウェルに緩衝iAのみ100μmを加え、これを対照とする。
4.37℃で60分間インキュベートする。(この間に、抱合体を希釈する、6
を参照されたい)5・ 洗浄液で4回洗浄する。空にする。
6−1007i1の抱合体、例えば、緩衝液Aでに15.000に希釈したHR
POウサギ抗−ヒトIgG、IgA、IgM(例えば、5μmを0−75m1に
加え、1:100に希釈する)。
7.37℃で30分間インキュベートする。(この間に、基質溶液を調製する、
9を参照されたい)8、洗浄溶液で4回洗浄する。空にする。
9.100μmのOPD基質を加える(6錠剤/10m1OPD緩衝液。清浄な
容器を用いる。錠剤の溶解には15〜20分を要する。溶解したら4μlH2O
2/10m1を加える)。
10、室温で30分間インキュベートする。反応を100μlの2.5MH2S
o4で停止させる。
11、プレートを490nmで読む。陰性の値は0.250以下であるべきであ
る。
上記の材料と方法とを用いて、次の材料を、惑染思者からの血清サンプル中のH
IVによフて誘導される抗体の検出のための診断用抗原(コートした抗原)どし
て試験した。
A、組換えタンパク質gp160(昆虫細胞中のバクロウィルス(Bacu t
o−vi rus)中で発現された)ORepligen Corp、 Cam
bridge、、Mass、、米国から入手。
B、組換えポリペプチドp121(gp41の保存領域を有し、大腸菌(E、
coli)でクローニングされた)・Repligen Corp、 Camb
ridge、 Mass−、米国から入手001本明細書の例■(参考例)に記
載の合成ペプチド(システィン残基を一つだけ含みミ環状ではない)。
02本明細書の例Iに記載の本発明による人工ペプチド。
80本明細書の例■に記載の本発明による人工ペプチド。
HIV感染ヒト患者からおよび非感染者からの血清サンプルを試験した。
これらの血清学的な性状は、ウェスタンプロットによって確認しておいた。
結果は次に示される通りであった。
一
被検材料 感度 特異性 被検者数
(%) (%)
A、 9L7 100 95
B、 97.5 75 87
c 、 93.9 90−7 370
D 、 1.00 9L9 2225
E−10010080
上記の結果から、試験した本発明による人工ペプチド(D、およびE、 )は、
ともに優れた感度と優れた特異性を示すことが明かである。
同様に、次の追加の本発明による人工ペプチドを試験した。すなわち、
F8本明細書の例■に記載の人工ペプチド、G1本明細書の例■に記載の人工ペ
プチド、H9本明細書の例■に記載の人工ペプチド、10本明細書の例■に記載
の人工ペプチド、および39本明細書の例Xに記載の人工ペプチド。
以下の結果が得られた。
被検材料 感度 特異性 被検者数
F−92−1(100) 50
G、 84.2 (100) 31
H+ ’100 9L7 、L80
I 、 100 98.7 180
これらのペプチド(F、〜J−)はペプチドD、およびE、はどには良くないが
、これらはHIVによフて誘導される抗体との良好な反応性を示す。
′ ° べ ′ ° 、
上記の材料および方法(EL I SA)を用いて、例1の環状ペプチドおよび
それに対応する例■の線状のペプチドを異なる血清濃度で試験した。
次の結果が得られた。
ふノ
HIV血清陽性、n=66
ペプチド 血清希釈 へ°ブチトーとの最高吸光度を有す量、μg 陽性反応数
る血清希釈物の数環状 線状 環状 線状
to l/20 66 66
11500 −旺 −■
反応総数 467 428 413 175HIV血清陰性、n=22
ペプチド 血清希釈 へ°ブチトーとの最高吸光度を有す量、μg 陽性反応数
る血清希釈物の数環状 線状 環状 線状
20 1/20 0 0 J−u
反応総数 0 0 8 14
上記比較の結果は、対応する線状のペプチドと比較した環状ペプチドの優位性を
示している。両ペプチドとも最低血清希釈において全ての血清で陽性となる。
しかし、反応は線状ペプチドでは急激に低下し、一方、環状ペプチドでは陽性抗
体反応性のための構造を保持することができる(上記の表、3および4列目を参
照されたい)。これは、低い抗体価を(t i tres)を有する血清の確実
な検出を可能にするために必要な特徴である。
ELISAにおける吸光度値の直接比較によフて、環状ペプチドが線状ペプチド
にはるかに優ることが示される(上記の表の5および6列目を参照されたい)。
抗体−陰性血清についてはその関係は逆である。特異性は両ペプチドで100%
であるが、バックグランド値は線状ペプチドの方が高い。これは、特異的および
非特異的反応の両方において環状ペプチドが有利であることを示している。
補正書の翻訳文(是出書(r1許法第]84条の8)平成 2 年夕 月 ノ
日
特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 圀
]、 国際出願の表示
PCT/SE 88100570
3、特許出願人
住 所 スエーデン国マルメ、ソルダトルブスベーゲン、5名 称 フエリング
、アクチェボラーグ4、代理人
(郵便番号100〉
東京都千代田区丸の内三丁目2番3号
(1) 補正書の翻訳文 1 通
国際出願時の「請求の範囲」の第1項、第3項力憤り除されております。
請 求 の 範 囲
11人工ベペプチドあって、ペプチドが化学的酸化手段によって形成された二つ
のシスティン残基間にイオウ架橋を有すること、およびペプチドが下記の修飾さ
れたアミノ酸配列を有するペプチドH−Gly−工1e−Trp−Gly−Cy
s−6er−Gly−Lys−Leu−工1e−Cys−Thr−Thr−−A
la−Val−Pro−Trp−Asn−Ala−5er−NH2および下記の
修飾された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の修飾された配列を
含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドH−A1 a−Va 1−Gl
u−Arg−Tyr−Leu−Lys−Asp−Gln−Gl n−Leu−L
su−Gly−および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列下記の修飾
されたアミノ酸配列を有するペプチドH−C<5−5er二Gly−Lys二L
eu−Ile−Cys−Thr7Thr−八1a−NH2および下記の11コ飾
された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドH−Asn−5er−Trp−
Gly−Cys−Ala−Phe−Arg−Gln−Val−Cys−His−
Thr−−Thr−Val−Pro−Trp−Val−Asn−Asp−5er
−NH2および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド
、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド)!−Ser−Trp−Gly
−Cys−Ala−Phe−Arg−Gln−Val−Cys−1(is−Th
r−Thr−−Va 1−NH2
および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドH−Tyr−Leu−G1 n
−ASp−Gln−Ala−Arg−Leu−Asn−5er−Trp−Gly
−および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドH−Tyr−Leu−Gln−
Asp−Gln−Ala−Arg−Leu−Asn−9er−Trp−Gly−
−Cys−Ala−Phe−Arg−Gln−Val−Cs−’His−Thr
−TM−Val−NH2および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を
有するペプチド
からなる群から選択されること、を特徴とする、エピトープを構成するHIVの
天然に現われるアミノ酸配列に対応し、かつ該エピトープの各側に位置する二つ
のシスティン残基を有するするアミノ酸配列を有する人工ペプチド。
2、抗原がエピトープを構成するHIVの天然に現われるアミノ酸配列に対応し
、かつ該エピトープの各側に位置する二つのシスティン残基を有するアミノ酸配
列を有しており、ざらに化学的酸化手段によって形成された二つの該システィン
残基の間にイオウ架橋を有する人工ペプチドから主になり、抗原が下記の修飾さ
れたアミノ酸配列を有するペプチドH−Gly−工1e−Trp−Gly−C5
−5er−Gly−Lys−Leu−工1e−Cs−Thr−Thr−および下
記の修飾された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の修飾された配列を
含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の修飾された配列を
含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドH−C5−5er−Gly−L
ys−Leu−工1e−C¥5−Thr−Thr−Ala−NO3および下記の
i17飾された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
−C5−5er−Gly−Lys−Leu−工1e−Cs−下記の修飾されたア
ミノ酸配列を有するペプチドH−ハsn−5er−Trp−Gly−Cys−A
la−Phe−Arg−G’L+−Val−C5−His−Thr−−Thr−
Val−Pro−Trp−Val−Asn−Asp−3er−NO3および下記
の修飾された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドH−Ser−Tr、p−Gly
−Ci−八rg−Gln−Val−Cys−His−Thr−Thr−−Val
−NO3゜
および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の修飾された配列を
含むそのより短い配列を有するペプチド、
下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチドおよび下記の修飾された配列を
含むそのより短い配列を有するペプチド
−Cys−Ala−Phe−Arg−Gin−Val−Cys−からなる群から
選択される人工ペプチドから主になることを特徴とする、HIVによって誘導さ
れる抗体と反応する人工抗原。
3、人工抗原を担体に固定化または結合させることを特徴とする請求の範囲第2
項に記載の人工抗原。
4、請求の範囲第2または3項に記載の人工抗原を診断用抗原として用いること
を特徴とする、体液サンプルをイムノアッセイに供する、HIVによって誘導さ
れる体液サンプル中の抗体の検出法。
5、請求の範囲第2または3項に記載の人工抗原を診断用コーティング抗原とし
て用いることを特徴とする、該サンプルを酵素免疫法(EL I SA)に供す
る、請求の範囲第4項に記載の検出法。
6、診断用抗原として請求の範囲第2または3項に記載の人工抗原を含むことを
特徴とする、HIVによって誘導される体液サンプル中の抗体の検出のための診
断用イムノアッセイキット。
7、追加的に
陽性標準血清サンプル、
陰性標準血清サンプル、
酵素抱合体、
必要に応じて、緩衝溶液および/または洗浄溶液を含むことを特徴とする請求の
範囲第6項に記載の診断用イムノアッセイキット・8、非毒性で製薬掌上許容さ
れる担体および/または希釈剤とともに、請求の範囲第2または3項ζこ記載の
人工抗原から選択される少なくとも一つの抗原を免疫化成分として含むことを特
徴とする、ワクチン組成物。
国際論量報告
畷−I−、帥−−−1a−−’tll−”’ePCT/SE8B100570