JPH10101697A - 新ペプチド、人工抗原およびイムノアッセイキット - Google Patents
新ペプチド、人工抗原およびイムノアッセイキットInfo
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- JPH10101697A JPH10101697A JP9209441A JP20944197A JPH10101697A JP H10101697 A JPH10101697 A JP H10101697A JP 9209441 A JP9209441 A JP 9209441A JP 20944197 A JP20944197 A JP 20944197A JP H10101697 A JPH10101697 A JP H10101697A
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- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/005—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
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- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
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- A61P31/14—Antivirals for RNA viruses
- A61P31/18—Antivirals for RNA viruses for HIV
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- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 HIVによって誘導される抗体の検出のため
の、迅速で感度の高い特異的なアッセイを提供する。 【解決手段】 精製人工ペプチドであって、ペプチドが
化学的酸化手段によって形成された二つのシステイン残
基間にイオウ架橋を有し、かつエピトープを構成するH
IVの天然に現われるアミノ酸配列に対応し、かつ該エ
ピトープの各側に位置する二つのシステイン残基を有す
るアミノ酸配列を有する人工ペプチド。上記人工ペプチ
ドから主になる、HIVによって誘導される抗体と反応
する精製人工抗原。上記の人工抗原を診断用抗原として
用いることを特徴とする、体液サンプルをイムノアッセ
イ(特にELISA)に供する、HIVによって誘導さ
れる体液サンプル中の抗体の検出法、およびこの方法の
ための診断用イムノアッセイキット。上記の抗原を免疫
成分として含むワクチン組成物。
の、迅速で感度の高い特異的なアッセイを提供する。 【解決手段】 精製人工ペプチドであって、ペプチドが
化学的酸化手段によって形成された二つのシステイン残
基間にイオウ架橋を有し、かつエピトープを構成するH
IVの天然に現われるアミノ酸配列に対応し、かつ該エ
ピトープの各側に位置する二つのシステイン残基を有す
るアミノ酸配列を有する人工ペプチド。上記人工ペプチ
ドから主になる、HIVによって誘導される抗体と反応
する精製人工抗原。上記の人工抗原を診断用抗原として
用いることを特徴とする、体液サンプルをイムノアッセ
イ(特にELISA)に供する、HIVによって誘導さ
れる体液サンプル中の抗体の検出法、およびこの方法の
ための診断用イムノアッセイキット。上記の抗原を免疫
成分として含むワクチン組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エピトープを構成
するHIVの天然に現れるアミノ酸配列に対応し、かつ
該エピトーブの各側に位置する二つのシステイン残基を
有するアミノ酸配列を有しており、さらに化学的酸化手
段によって形成された二つの該システイン残基の間にイ
オウ架橋を有してなる人工ペプチドに関する。さらに、
本発明は、HIVによって誘導される抗体と反応する人
工抗原、HIVによって誘導される体液サンプル中の抗
体を検出する方法、該方法のための診断用イムノアッセ
イキット、および免疫化成分として少なくとも一つの本
発明抗原を含んでなるワクチン組成物、に関する。
するHIVの天然に現れるアミノ酸配列に対応し、かつ
該エピトーブの各側に位置する二つのシステイン残基を
有するアミノ酸配列を有しており、さらに化学的酸化手
段によって形成された二つの該システイン残基の間にイ
オウ架橋を有してなる人工ペプチドに関する。さらに、
本発明は、HIVによって誘導される抗体と反応する人
工抗原、HIVによって誘導される体液サンプル中の抗
体を検出する方法、該方法のための診断用イムノアッセ
イキット、および免疫化成分として少なくとも一つの本
発明抗原を含んでなるワクチン組成物、に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】後天
性免疫不全症候群(AIDS)は、汚染された血液また
は血液製剤を通しても伝播される性的に伝播される疾患
である。これは、感染してT−4リンパ球および単球に
潜伏して棲息するヒト免疫不全ウイルス(HIV、以前
にはHTLV−III と称された)によって起きる(Wong
-Staal、F.およびGallo 、R.C.: Human T-lymphotropic
retroviruses. Nature 317 、395-403 、1985)。慢性
HIV感染者は、ほとんどの場合は性的接触によってH
IVを伝播するかもしれない。感染の間、免疫応答が低
下して、50〜70%の場合でAIDSが発症する。感
染者の残りの最終結果についてはまだわかってはいな
い。AIDSは発病すると、致死的であって、日和見感
染、カボジ肉腫やその他の腫瘍および/または神経疾患
によって特徴づけられる。
性免疫不全症候群(AIDS)は、汚染された血液また
は血液製剤を通しても伝播される性的に伝播される疾患
である。これは、感染してT−4リンパ球および単球に
潜伏して棲息するヒト免疫不全ウイルス(HIV、以前
にはHTLV−III と称された)によって起きる(Wong
-Staal、F.およびGallo 、R.C.: Human T-lymphotropic
retroviruses. Nature 317 、395-403 、1985)。慢性
HIV感染者は、ほとんどの場合は性的接触によってH
IVを伝播するかもしれない。感染の間、免疫応答が低
下して、50〜70%の場合でAIDSが発症する。感
染者の残りの最終結果についてはまだわかってはいな
い。AIDSは発病すると、致死的であって、日和見感
染、カボジ肉腫やその他の腫瘍および/または神経疾患
によって特徴づけられる。
【0003】HIV感染を診断するために、ウイルスを
分離したり、抗体応答を測定したりする。ウイルス分離
は、無症候性HIV感染者の30〜50%で、AIDS
発病患者の90〜100%で成功する。抗体応答は、H
IVの種々の構造的および酵素的構成分に対しての免疫
グロブリンからなる。これらには、ウイルスのエンベロ
ーブタンパク質糖タンパク質(gp)120、経膜的
(transmembrane)タンパク質gp41およびこれらの前
駆体gp160、内部構造群抗原(interior structura
l group antigens)p24、17および7/9およびこ
れらの前駆体p55、酵素であるところの逆転写酵素
(RT)p65/51およびエンドヌクレアーゼp32
およびプロテアーゼが含まれる。HIVゲノムの調節領
域のタンパク質に対する抗体も作られる。HIV感染者
の正しい同定は、そのヒトの産生する免疫グロブリン
(Ig)の型(1種または複数種)およびイムノアッセ
イに用いられる抗原の正しい成分に依存する。
分離したり、抗体応答を測定したりする。ウイルス分離
は、無症候性HIV感染者の30〜50%で、AIDS
発病患者の90〜100%で成功する。抗体応答は、H
IVの種々の構造的および酵素的構成分に対しての免疫
グロブリンからなる。これらには、ウイルスのエンベロ
ーブタンパク質糖タンパク質(gp)120、経膜的
(transmembrane)タンパク質gp41およびこれらの前
駆体gp160、内部構造群抗原(interior structura
l group antigens)p24、17および7/9およびこ
れらの前駆体p55、酵素であるところの逆転写酵素
(RT)p65/51およびエンドヌクレアーゼp32
およびプロテアーゼが含まれる。HIVゲノムの調節領
域のタンパク質に対する抗体も作られる。HIV感染者
の正しい同定は、そのヒトの産生する免疫グロブリン
(Ig)の型(1種または複数種)およびイムノアッセ
イに用いられる抗原の正しい成分に依存する。
【0004】抗体検出による診断を確立するためによく
用いられる一つの方法は、酵素免疫法(enzyme-linked
immunosorbent assay (ELISA))(Sarngadharan、M.G.、
Popovic 、M.、Bruch 、L.、Schuepbach、J.およびGall
o 、R. C.: Antibodies reactive with human T-lympho
tropic retroviruses (HTLV-lll) in the serum of pat
ients with AIDS. Science 224、506-508 、1984;schu
epbach, J.、Haller、O.、Vogt、M.、Luethy、R.、Joll
er、H.、Oelz、O.、Popovic 、M.、Sarngadharan、M.
G. およびGallo 、R. C.: Antibodies to HTLV-lll in
Swiss patientswith AIDS and pre-AIDS and in groups
at risk for AIDS. The New Engl. J.Med. 312、265-2
70 、1985)。ウイルス抗原でコートしたマイクロプレ
ートのウェルと調べる血清サンプルとを反応させて、洗
浄して、抗ヒトIgを加える。後者の試薬を酵素でラベ
ルする。洗浄の後、血清サンプルに特異的抗ウイルスI
gが存在する場合のみ酵素でラベルした抗ヒトIgが残
る。酵素の基質を加えてこれを可視化して、分光光度計
によって呈色反応で定量する。この陽性ELISA反応
を確認するために、次いで血清サンプルを、例えば、電
気泳動的に分画したウイルスサブコンポーネントを含む
ウエスタンプロットに加える。ウエスタンプロット上の
免疫反応によってIgがウイルスサブコンポーネントに
特徴的なバンドと反応するかどうかが示されよう。通
常、二つの異なる特徴的なバンドがHIV抗体の明確な
診断の確立には必要とされる。
用いられる一つの方法は、酵素免疫法(enzyme-linked
immunosorbent assay (ELISA))(Sarngadharan、M.G.、
Popovic 、M.、Bruch 、L.、Schuepbach、J.およびGall
o 、R. C.: Antibodies reactive with human T-lympho
tropic retroviruses (HTLV-lll) in the serum of pat
ients with AIDS. Science 224、506-508 、1984;schu
epbach, J.、Haller、O.、Vogt、M.、Luethy、R.、Joll
er、H.、Oelz、O.、Popovic 、M.、Sarngadharan、M.
G. およびGallo 、R. C.: Antibodies to HTLV-lll in
Swiss patientswith AIDS and pre-AIDS and in groups
at risk for AIDS. The New Engl. J.Med. 312、265-2
70 、1985)。ウイルス抗原でコートしたマイクロプレ
ートのウェルと調べる血清サンプルとを反応させて、洗
浄して、抗ヒトIgを加える。後者の試薬を酵素でラベ
ルする。洗浄の後、血清サンプルに特異的抗ウイルスI
gが存在する場合のみ酵素でラベルした抗ヒトIgが残
る。酵素の基質を加えてこれを可視化して、分光光度計
によって呈色反応で定量する。この陽性ELISA反応
を確認するために、次いで血清サンプルを、例えば、電
気泳動的に分画したウイルスサブコンポーネントを含む
ウエスタンプロットに加える。ウエスタンプロット上の
免疫反応によってIgがウイルスサブコンポーネントに
特徴的なバンドと反応するかどうかが示されよう。通
常、二つの異なる特徴的なバンドがHIV抗体の明確な
診断の確立には必要とされる。
【0005】HIV抗体検出の信頼性は、ELISAプ
レートの試薬に依存する。感染細胞の溶解物は細胞夾雑
物を含むかもしれず、これによって誤った陽性の血清学
的反応が起きる(Saag、M. S. およびBritz 、J.:Asym
ptomatic Blood donor witha false positive HTLV-lll
western blot. The New Engl. J. Med.314、118 、198
5、Martin、P.W.、Burger、D.R.、Caouette、S.およびG
oldstein 、A.S.: Importance of confirmatory tests
after strongly positive HTLV-lll screening tests.
The New Engl. J. Med.314 、1577、1986)。通常、ウ
イルス溶解物は、gagタンパク質の過剰表示(over-r
epresentation)をし、エンベロープタンパク質はより少
なく、これによって間違った陰性反応が生じる。天然の
ウイルス溶解物に加えて、組換え体によって産生された
ポリペプチドも生産されている(Ghrayeb 、J.、Kato、
I.、Mckinney、S.、Huang 、J. J. 、Chanda、P. K. 、
Ho. D. D. 、Sarngadharan、M. G. 、Chang 、T. W. お
よびChang 、N. T.: HumanT-cell lymphotropic virus
type lll (HTLV-lll) core antigens: synthesisin Esc
herichia coli and immunoreactivity with human ser
a. DNA 5 、93-99、1986; Chang 、T. W. 、Kato、I.、
Mckinney、S.、Chanda、P.、Barone、A. D. 、Wong-Sta
al、F.、Gallo 、R. C. およびChang 、N. T.: Detecti
on of antibodies to human T-cell lymphotropic viru
s-lll (HTLV-lll) with an immunoassay employing a r
ecombinant Eschericha coli-derived viral antigenic
peptide. Bio/Technology 3, 905-909 、1985)。これ
らのアッセイの特異性および感受性はよいが、100%
ではない(Chang 、T. W. ら:同上、Deinhardt 、F.、
Eberle、J.およびGuertler、L.: Sensitivity and spec
ificity of eight commercial and one recombinant an
ti-HIV ELISA tests. Lancet、40、1987)。エンベロー
プタンパク質gp120は分離物間で異なり(Wong-Sta
al、F.ら:同上、Weiss 、R. A. 、Clapham 、P. R. 、
Weber 、J. N. 、Dalgleish 、A. G. 、Lasky 、L. A.,
およびBerman、P. W. :Variable and conserved neutr
alization antigens of human immunodeficiency viru
s. Nature 324、572-575 、1986)、したがって、これ
らからのペプチドは通常ELISA抗原としては推奨さ
れない。代わりに、gp41に対する抗体は、HIV感
染の最も感度のよい診断基準とみなされてきた(Sarnga
dharan、M. G.,ら:同上、Schuepbach、J., ら:同
上)。gp41は、種々の分離物間でよく保持されてい
る領域を含んでいる。p24に対する抗体は、病気の進
行とともに消失する(Lange 、J.M.A.、Paul、D. A. 、
Huisman 、H. G. 、de Wolf 、F.、Van der Berg、H.、
Coutinho、R. A. 、Danner、S. A. 、van der Noordaa
、J.およびGoudsmit、J.:Persistent HIV antigenaem
ia and decline of HIV core antibodies associated w
ith transition to AIDS. British. Med. J. 293 、145
9-1461 、1986)が、早期に現れるものである。既知の
抗体の応答については、抗p24および抗gp41の組
合せの測定がしたがってすべての場合で最も信頼できよ
う。
レートの試薬に依存する。感染細胞の溶解物は細胞夾雑
物を含むかもしれず、これによって誤った陽性の血清学
的反応が起きる(Saag、M. S. およびBritz 、J.:Asym
ptomatic Blood donor witha false positive HTLV-lll
western blot. The New Engl. J. Med.314、118 、198
5、Martin、P.W.、Burger、D.R.、Caouette、S.およびG
oldstein 、A.S.: Importance of confirmatory tests
after strongly positive HTLV-lll screening tests.
The New Engl. J. Med.314 、1577、1986)。通常、ウ
イルス溶解物は、gagタンパク質の過剰表示(over-r
epresentation)をし、エンベロープタンパク質はより少
なく、これによって間違った陰性反応が生じる。天然の
ウイルス溶解物に加えて、組換え体によって産生された
ポリペプチドも生産されている(Ghrayeb 、J.、Kato、
I.、Mckinney、S.、Huang 、J. J. 、Chanda、P. K. 、
Ho. D. D. 、Sarngadharan、M. G. 、Chang 、T. W. お
よびChang 、N. T.: HumanT-cell lymphotropic virus
type lll (HTLV-lll) core antigens: synthesisin Esc
herichia coli and immunoreactivity with human ser
a. DNA 5 、93-99、1986; Chang 、T. W. 、Kato、I.、
Mckinney、S.、Chanda、P.、Barone、A. D. 、Wong-Sta
al、F.、Gallo 、R. C. およびChang 、N. T.: Detecti
on of antibodies to human T-cell lymphotropic viru
s-lll (HTLV-lll) with an immunoassay employing a r
ecombinant Eschericha coli-derived viral antigenic
peptide. Bio/Technology 3, 905-909 、1985)。これ
らのアッセイの特異性および感受性はよいが、100%
ではない(Chang 、T. W. ら:同上、Deinhardt 、F.、
Eberle、J.およびGuertler、L.: Sensitivity and spec
ificity of eight commercial and one recombinant an
ti-HIV ELISA tests. Lancet、40、1987)。エンベロー
プタンパク質gp120は分離物間で異なり(Wong-Sta
al、F.ら:同上、Weiss 、R. A. 、Clapham 、P. R. 、
Weber 、J. N. 、Dalgleish 、A. G. 、Lasky 、L. A.,
およびBerman、P. W. :Variable and conserved neutr
alization antigens of human immunodeficiency viru
s. Nature 324、572-575 、1986)、したがって、これ
らからのペプチドは通常ELISA抗原としては推奨さ
れない。代わりに、gp41に対する抗体は、HIV感
染の最も感度のよい診断基準とみなされてきた(Sarnga
dharan、M. G.,ら:同上、Schuepbach、J., ら:同
上)。gp41は、種々の分離物間でよく保持されてい
る領域を含んでいる。p24に対する抗体は、病気の進
行とともに消失する(Lange 、J.M.A.、Paul、D. A. 、
Huisman 、H. G. 、de Wolf 、F.、Van der Berg、H.、
Coutinho、R. A. 、Danner、S. A. 、van der Noordaa
、J.およびGoudsmit、J.:Persistent HIV antigenaem
ia and decline of HIV core antibodies associated w
ith transition to AIDS. British. Med. J. 293 、145
9-1461 、1986)が、早期に現れるものである。既知の
抗体の応答については、抗p24および抗gp41の組
合せの測定がしたがってすべての場合で最も信頼できよ
う。
【0006】ウエスタンブロットの実施は時間がかかり
高価である。ELISAで用いる信頼できる抗原を生産
することが好ましいようである。いまのところ、単独の
アッセイで100%の特異性と感度を得られるものはな
い(Deinhardt 、F.、ら:同上、Lange 、J.M.A.、ら:
同上)。
高価である。ELISAで用いる信頼できる抗原を生産
することが好ましいようである。いまのところ、単独の
アッセイで100%の特異性と感度を得られるものはな
い(Deinhardt 、F.、ら:同上、Lange 、J.M.A.、ら:
同上)。
【0007】最近、Gnann J.W.ら(Journal of Virolog
y 、Aug. 1987 、p. 2639-2641)は、HIVのgp41
に由来する12個のアミノ酸のペプチドを同定したが、
これはHIV感染血清からの血清の100%に認められ
た。記述されたペプチドは二つのシステイン残基を含ん
でおり、著者らはジスルフィド結合形成がエピトープの
抗原構造における重要な役割を果たすという証拠を示す
ものであると述べていた。しかし、そのような証拠は出
されていなかった。著者らは、ペプチドは自然に環化し
たとみなしており、彼らはいわゆるジスルフィド結合を
還元することによってそれを証明しようとしたが、失敗
した。代わりに、彼らはシステインの一つをセリンに置
換した別の12個のアミノ酸のペプチドを合成して、こ
れを試験したときにHIV−陽性試験血清の22個のう
ちの二つとしか反応しなかった。著者らは、恐らくジス
ルフィド結合の形成を介して、両方のシステイン残基が
エピトープの抗原構造に必須であると結論づけている。
彼らは調べたペプチドにジスルフィド結合があったこと
を証明しておらず、該ペプチドの特定の位置においてセ
リンよりもシステインの方がよいことを示した。ペプチ
ド中の二つのシステインの存在は、環状構造と同意では
ない。環化には特定の化学的工程が必要である。すなわ
ち、酸化であり、その結果は方法によって異なり得る。
環化が自然に起きる場合には、それはしばしば不完全
で、重合を伴う。
y 、Aug. 1987 、p. 2639-2641)は、HIVのgp41
に由来する12個のアミノ酸のペプチドを同定したが、
これはHIV感染血清からの血清の100%に認められ
た。記述されたペプチドは二つのシステイン残基を含ん
でおり、著者らはジスルフィド結合形成がエピトープの
抗原構造における重要な役割を果たすという証拠を示す
ものであると述べていた。しかし、そのような証拠は出
されていなかった。著者らは、ペプチドは自然に環化し
たとみなしており、彼らはいわゆるジスルフィド結合を
還元することによってそれを証明しようとしたが、失敗
した。代わりに、彼らはシステインの一つをセリンに置
換した別の12個のアミノ酸のペプチドを合成して、こ
れを試験したときにHIV−陽性試験血清の22個のう
ちの二つとしか反応しなかった。著者らは、恐らくジス
ルフィド結合の形成を介して、両方のシステイン残基が
エピトープの抗原構造に必須であると結論づけている。
彼らは調べたペプチドにジスルフィド結合があったこと
を証明しておらず、該ペプチドの特定の位置においてセ
リンよりもシステインの方がよいことを示した。ペプチ
ド中の二つのシステインの存在は、環状構造と同意では
ない。環化には特定の化学的工程が必要である。すなわ
ち、酸化であり、その結果は方法によって異なり得る。
環化が自然に起きる場合には、それはしばしば不完全
で、重合を伴う。
【0008】原発の(primary)HIV疾患においては、
期間中抗体試験は陰性であるかもしれない(Marlink 、
R. G. 、Allan 、J. S. 、Mclane、M. F. 、Essex 、
M.、Anderson、K. C. およびGroopman、J. E.: Low sen
sitivity of ELISA testing inearly HIV infection. T
he New Engl. J. Med. 315 、1549、1986)。HIVに
対する抗体を検出するための、さらに感染の初期におい
て検出するための、単一で迅速で感度が高く特異的なア
ッセイの開発が最も望まれる。
期間中抗体試験は陰性であるかもしれない(Marlink 、
R. G. 、Allan 、J. S. 、Mclane、M. F. 、Essex 、
M.、Anderson、K. C. およびGroopman、J. E.: Low sen
sitivity of ELISA testing inearly HIV infection. T
he New Engl. J. Med. 315 、1549、1986)。HIVに
対する抗体を検出するための、さらに感染の初期におい
て検出するための、単一で迅速で感度が高く特異的なア
ッセイの開発が最も望まれる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、HIVによっ
て誘導される抗体の検出のための、迅速で感度の高い特
異的なアッセイを提供する。本発明の一つの様相におい
て、エピトープを構成するHIVの天然にみられるアミ
ノ酸配列に対応し、かつ該エピトープの各側に位置する
二つのシステイン残基を有しているアミノ酸配列を有し
ており、化学的酸化手段によって形成された二つの該シ
ステイン残基間のイオウ架橋を有する、人工ペプチドが
提供される。二つのシステイン残基間のイオウ架橋によ
るペプチドのこの安定化は、抗体結合活性の促進や最終
産物の化学的安定性などのペプチドの有用な性質をもた
らすと確信される。人工ペプチドは少なくとも二つのシ
ステイン残基を含み、これは環化してイオウ架橋を形成
する。連結される二つのシステイン残基は、それらの間
にエピトープを構成する一つまたはそれ以上のアミノ酸
残基(例えば2〜10残基、例えば5残基)を有してい
てもよい。本発明による人工ペプチドが二つ以上のシス
テイン残基を含む場合にも、二つのシステイン残基間に
はイオウ架橋が化学的酸化手段によって一つだけ形成さ
れる。
て誘導される抗体の検出のための、迅速で感度の高い特
異的なアッセイを提供する。本発明の一つの様相におい
て、エピトープを構成するHIVの天然にみられるアミ
ノ酸配列に対応し、かつ該エピトープの各側に位置する
二つのシステイン残基を有しているアミノ酸配列を有し
ており、化学的酸化手段によって形成された二つの該シ
ステイン残基間のイオウ架橋を有する、人工ペプチドが
提供される。二つのシステイン残基間のイオウ架橋によ
るペプチドのこの安定化は、抗体結合活性の促進や最終
産物の化学的安定性などのペプチドの有用な性質をもた
らすと確信される。人工ペプチドは少なくとも二つのシ
ステイン残基を含み、これは環化してイオウ架橋を形成
する。連結される二つのシステイン残基は、それらの間
にエピトープを構成する一つまたはそれ以上のアミノ酸
残基(例えば2〜10残基、例えば5残基)を有してい
てもよい。本発明による人工ペプチドが二つ以上のシス
テイン残基を含む場合にも、二つのシステイン残基間に
はイオウ架橋が化学的酸化手段によって一つだけ形成さ
れる。
【0010】この様相の好ましい態様において、下記の
修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド
修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド
【化9】 および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を
有するペプチド、
有するペプチド、
【化10】 下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド
【化11】 および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を
有するペプチド、
有するペプチド、
【化12】 下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド
【化13】 および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を
有するペプチド、
有するペプチド、
【化14】 下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド
【化15】 および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を
有するペプチド、
有するペプチド、
【化16】 下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド
【化17】 および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を
有するペプチド、
有するペプチド、
【化18】 下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド
【化19】 および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を
有するペプチド、
有するペプチド、
【化20】 下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド
【化21】 および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を
有するペプチド、
有するペプチド、
【化22】 下記の修飾されたアミノ酸配列を有するペプチド
【化23】 および下記の修飾された配列を含むそのより短い配列を
有するペプチド
有するペプチド
【化24】 からなる群から選択されること人工ペプチドが提供され
る。現在、最も好ましい人工ペプチドは下記のものであ
る。
る。現在、最も好ましい人工ペプチドは下記のものであ
る。
【化25】
【0011】本発明による人工ペプチドは、特に下記の
ペプチドから選択される。
ペプチドから選択される。
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】 および上記各ペプチドにおける二つのシステイン残基間
のアミノ酸配列を含むそれらのより短い配列。
のアミノ酸配列を含むそれらのより短い配列。
【0012】本発明の他の様相において、HIVによっ
て誘導される抗体と反応する人工抗原が提供され、この
抗原は、エピトープを構成するHIVの天然にみられる
アミノ酸配列に対応しかつ該エピトープの各側に位置す
る二つのシステイン残基を有するアミノ酸配列を有して
おり、さらに化学的酸化手段によって形成された該二つ
のシステイン残基の間にイオウ架橋を有する人工ペプチ
ドから主に成る。本明細書および請求の範囲において、
「人工ペプチドから主になる抗原」とは、抗原の抗体と
の反応は人工ペプチドに由来することを表す。本発明の
この様相の好ましい態様において、HIVによって誘導
される抗体と反応する人工抗原が提供され、上記に例示
したように、この抗原は、本発明による好ましい人工ペ
プチドから主になる。本発明による人工抗原は、担体、
例えばミネラル担体、例えば水酸化アルミニウム、燐酸
カルシウムなど、プラスチック表面、例えばマイクロプ
レートやビーズなど、タンパク質、例えばウシ血清アル
ブミンなど、あるいは免疫成分、例えばキーホールカサ
ガイヘモシアニン、などに固定化または結合させること
ができる。本発明による人工抗原は、今までのところ、
HIVによって誘導される体液サンプル中の抗体を検出
するための診断用抗原としてのみ用いられてきたが、こ
れらはHIVに対するワクチン組成物中の免疫成分とし
て用い得ると信じられている。ペプチド(例I)(担体
を有しない)をサル(apes)に注射したところ、ペプチ
ドのC・末端部分に対する抗体が誘導された。
て誘導される抗体と反応する人工抗原が提供され、この
抗原は、エピトープを構成するHIVの天然にみられる
アミノ酸配列に対応しかつ該エピトープの各側に位置す
る二つのシステイン残基を有するアミノ酸配列を有して
おり、さらに化学的酸化手段によって形成された該二つ
のシステイン残基の間にイオウ架橋を有する人工ペプチ
ドから主に成る。本明細書および請求の範囲において、
「人工ペプチドから主になる抗原」とは、抗原の抗体と
の反応は人工ペプチドに由来することを表す。本発明の
この様相の好ましい態様において、HIVによって誘導
される抗体と反応する人工抗原が提供され、上記に例示
したように、この抗原は、本発明による好ましい人工ペ
プチドから主になる。本発明による人工抗原は、担体、
例えばミネラル担体、例えば水酸化アルミニウム、燐酸
カルシウムなど、プラスチック表面、例えばマイクロプ
レートやビーズなど、タンパク質、例えばウシ血清アル
ブミンなど、あるいは免疫成分、例えばキーホールカサ
ガイヘモシアニン、などに固定化または結合させること
ができる。本発明による人工抗原は、今までのところ、
HIVによって誘導される体液サンプル中の抗体を検出
するための診断用抗原としてのみ用いられてきたが、こ
れらはHIVに対するワクチン組成物中の免疫成分とし
て用い得ると信じられている。ペプチド(例I)(担体
を有しない)をサル(apes)に注射したところ、ペプチ
ドのC・末端部分に対する抗体が誘導された。
【0013】このように、本発明のさらなる様相におい
て、本発明による人工抗原から選択される少なくとも一
つの抗原を、非毒性で製薬学上許容できる担体および/
または希釈剤とともに免疫成分として含んでなるワクチ
ン組成物が提供される。
て、本発明による人工抗原から選択される少なくとも一
つの抗原を、非毒性で製薬学上許容できる担体および/
または希釈剤とともに免疫成分として含んでなるワクチ
ン組成物が提供される。
【0014】本発明のさらなる様相において、体液サン
プルをイムノアッセイに供して本発明による人工抗原を
診断用抗原として用いる、HIVによって誘導される該
体液サンプル中の抗体を検出する方法が提供される。体
液サンプルとしては、尿、唾液、涙液、乳汁、血清また
は血液が用い得る。本発明による人工抗原を診断用抗原
として用いることができるイムノアッセイは、酵素免疫
法(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、
免疫拡散法または免疫電気泳動(IE)などいずれのイ
ムノアッセイでもよい。本発明のこの様相の好ましい態
様においてはELISAが選択されるイムノアッセイと
して用いられる。
プルをイムノアッセイに供して本発明による人工抗原を
診断用抗原として用いる、HIVによって誘導される該
体液サンプル中の抗体を検出する方法が提供される。体
液サンプルとしては、尿、唾液、涙液、乳汁、血清また
は血液が用い得る。本発明による人工抗原を診断用抗原
として用いることができるイムノアッセイは、酵素免疫
法(ELISA)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、
免疫拡散法または免疫電気泳動(IE)などいずれのイ
ムノアッセイでもよい。本発明のこの様相の好ましい態
様においてはELISAが選択されるイムノアッセイと
して用いられる。
【0015】本発明のさらなる様相において、本発明に
よる人工抗原を診断用抗原として含む、HIVによって
誘導される体液サンプル中の抗体を検出するための診断
用イムノアセッイキットが提供される。用いるイムノア
ッセイによって、キットは、陽性標準血清サンプル、陰
性標準血清サンプル、ELISAの場合には酵素抱合体
(conjugate)および必要に応じて酵素抱合体のための基
質、さらには必要に応じて緩衝液(1種または複数種)
および/または洗浄液(1種または複数種)など他の構
成分を含むであろう。必要に応じて、キットの全試薬類
は、個別に封をした特定のラベルを付した試験管または
バイアルに含まれる。
よる人工抗原を診断用抗原として含む、HIVによって
誘導される体液サンプル中の抗体を検出するための診断
用イムノアセッイキットが提供される。用いるイムノア
ッセイによって、キットは、陽性標準血清サンプル、陰
性標準血清サンプル、ELISAの場合には酵素抱合体
(conjugate)および必要に応じて酵素抱合体のための基
質、さらには必要に応じて緩衝液(1種または複数種)
および/または洗浄液(1種または複数種)など他の構
成分を含むであろう。必要に応じて、キットの全試薬類
は、個別に封をした特定のラベルを付した試験管または
バイアルに含まれる。
【0016】本発明による人工ペプチドの合成 本発明による人工ペプチドは、線状ペプチド配列を生産
するいかなる既知の方法を用いても生産できる。例え
ば、クローニング、分解、液体相における一つのアミノ
酸残基の次のアミノ酸残基との結合または最初のアミノ
酸のC末端が結合された固相(樹脂)に始まるアミノ酸
の他のアミノ酸への結合、それによって次のアミノ酸の
C末端は最初のアミノ酸等のN末端に結合されて最後に
完成されたペプチドが固相から遊離される(いわゆるメ
リフィールド合成)などの方法がある。一旦、適当な線
状のペプチド配列が準備できれば、その二つのシステイ
ン残基を環化するために化学的酸化手段に供され、それ
によってシステイン残基間にイオウ架橋が形成される。
するいかなる既知の方法を用いても生産できる。例え
ば、クローニング、分解、液体相における一つのアミノ
酸残基の次のアミノ酸残基との結合または最初のアミノ
酸のC末端が結合された固相(樹脂)に始まるアミノ酸
の他のアミノ酸への結合、それによって次のアミノ酸の
C末端は最初のアミノ酸等のN末端に結合されて最後に
完成されたペプチドが固相から遊離される(いわゆるメ
リフィールド合成)などの方法がある。一旦、適当な線
状のペプチド配列が準備できれば、その二つのシステイ
ン残基を環化するために化学的酸化手段に供され、それ
によってシステイン残基間にイオウ架橋が形成される。
【0017】合成の一般的記述 以下の諸例において、全てのペプチドを、第二の結合後
の終止ステップを備えた二重の結合プログラムを用いて
アプライドバイオシステムズ430Aペプチドシンセサ
イザー(Applied Biosystems 430A Peptide Synthesize
r)上で合成した。用いた樹脂は、4−メチル−ベンズヒ
ドリルアミン型の理論的負荷量0.66meq/gであ
った(Peptides International、Louisville、KY、米
国)。合成の最終産物を、一晩真空中で乾燥させた。乾
燥後、ペプチド−樹脂をメタノール(70ml)に懸濁
させて、アンモニアで飽和させた。加圧(pressurized)
スチール容器に入れて、マグネチックスターラーで攪拌
しながら一晩放置した。次いで、樹脂を濾過して分別し
て、メタノールで数回洗浄して、真空中で充分に乾燥さ
せた。次いで、ペプチドを、スカベンジャーとしてのア
ニソールおよびエチル−メチル−スルフィド(EMS)
の存在下で液体フッ化水素(HF)による処理(HF:
アニソール:EMS=10:05:05)よって樹脂か
ら切り出した。蒸発によってフッ化水素を除去した後、
残渣を酢酸エチル(100ml)に懸濁させて、濾過し
た。固体を酢酸エチル(3×100ml)を加えてフィ
ルター上で洗浄してから切り出したペプチドを酢酸(1
00ml)で抽出した。抽出物を20%酢酸のメタノー
ル溶液で2dm3 の容量に速やかに希釈して、微かな茶
色になるまで0.1Mのヨウ素のメタノール溶液で処理
した。次いで、アセテート型のダウエックス(Dowex)1
×8イオン交換体(3g)(Bio-Rad 、Richmond、CA)
を加えて、混合物を濾過した。濾液を蒸発させて、残渣
を1%酢酸水溶液から凍結乾燥させた。次いで、産生物
を、アセトニトリルの0.1%トリフルオロ酢酸水溶液
を含む適当な系の20〜25ミクロンのVydac(Se
paration Group、CA)を充填したカラム上での逆相液体
クロマトグラフィーによって精製した。カラムからサン
プルを集めて、ボンダパック(Bondapak)C18カラム
(Millipore 、Milford 、Mass.)を備えた分析用HPL
C−Varian 5500 (Sunnyvale、CA)によって分析した。
純粋物質(>99.5%)を含む画分をプールして、溶
媒を蒸発させて、産生物を1%酢酸水溶液から凍結乾燥
した。最終HPLC分析を調整産物について行い、ペプ
チドの構造をアミノ酸分析およびFAB−MS(Fast a
tom bombardment spectrometyr)によって確認した。合
成中に用いた全てのアミノ酸は、α−アミノ−機能にお
いてtert−ブトキシカルボニル基によって保護され
た。用いた側鎖保護は以下の通りである。 Ser(BZL)、Thr(BZL)、Tyr(2−B
rCbz)、Lys(2−ClCbz)、Orn(Cb
z)、Asp(BZL)、Glu(BZL)、Arg
(Tos)、Cys(Mob) アミノ酸誘導体は、Bachem AG 、(スイス)から入手し
た。
の終止ステップを備えた二重の結合プログラムを用いて
アプライドバイオシステムズ430Aペプチドシンセサ
イザー(Applied Biosystems 430A Peptide Synthesize
r)上で合成した。用いた樹脂は、4−メチル−ベンズヒ
ドリルアミン型の理論的負荷量0.66meq/gであ
った(Peptides International、Louisville、KY、米
国)。合成の最終産物を、一晩真空中で乾燥させた。乾
燥後、ペプチド−樹脂をメタノール(70ml)に懸濁
させて、アンモニアで飽和させた。加圧(pressurized)
スチール容器に入れて、マグネチックスターラーで攪拌
しながら一晩放置した。次いで、樹脂を濾過して分別し
て、メタノールで数回洗浄して、真空中で充分に乾燥さ
せた。次いで、ペプチドを、スカベンジャーとしてのア
ニソールおよびエチル−メチル−スルフィド(EMS)
の存在下で液体フッ化水素(HF)による処理(HF:
アニソール:EMS=10:05:05)よって樹脂か
ら切り出した。蒸発によってフッ化水素を除去した後、
残渣を酢酸エチル(100ml)に懸濁させて、濾過し
た。固体を酢酸エチル(3×100ml)を加えてフィ
ルター上で洗浄してから切り出したペプチドを酢酸(1
00ml)で抽出した。抽出物を20%酢酸のメタノー
ル溶液で2dm3 の容量に速やかに希釈して、微かな茶
色になるまで0.1Mのヨウ素のメタノール溶液で処理
した。次いで、アセテート型のダウエックス(Dowex)1
×8イオン交換体(3g)(Bio-Rad 、Richmond、CA)
を加えて、混合物を濾過した。濾液を蒸発させて、残渣
を1%酢酸水溶液から凍結乾燥させた。次いで、産生物
を、アセトニトリルの0.1%トリフルオロ酢酸水溶液
を含む適当な系の20〜25ミクロンのVydac(Se
paration Group、CA)を充填したカラム上での逆相液体
クロマトグラフィーによって精製した。カラムからサン
プルを集めて、ボンダパック(Bondapak)C18カラム
(Millipore 、Milford 、Mass.)を備えた分析用HPL
C−Varian 5500 (Sunnyvale、CA)によって分析した。
純粋物質(>99.5%)を含む画分をプールして、溶
媒を蒸発させて、産生物を1%酢酸水溶液から凍結乾燥
した。最終HPLC分析を調整産物について行い、ペプ
チドの構造をアミノ酸分析およびFAB−MS(Fast a
tom bombardment spectrometyr)によって確認した。合
成中に用いた全てのアミノ酸は、α−アミノ−機能にお
いてtert−ブトキシカルボニル基によって保護され
た。用いた側鎖保護は以下の通りである。 Ser(BZL)、Thr(BZL)、Tyr(2−B
rCbz)、Lys(2−ClCbz)、Orn(Cb
z)、Asp(BZL)、Glu(BZL)、Arg
(Tos)、Cys(Mob) アミノ酸誘導体は、Bachem AG 、(スイス)から入手し
た。
【0018】例 I (HIV−1−gp−41に見出される配列に対応する
配列)
配列)
【化30】 ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調
製した。HPLCによる純度−99.9%(36%アセ
トニトリルの0.1%トリフルオロ酢酸溶液、保持時間
は2ml/分で6.79分、223nmで検出)構造を
アミノ酸分析およびFAB−MSによって確認した。
製した。HPLCによる純度−99.9%(36%アセ
トニトリルの0.1%トリフルオロ酢酸溶液、保持時間
は2ml/分で6.79分、223nmで検出)構造を
アミノ酸分析およびFAB−MSによって確認した。
【0019】例 II (C末端のより近くに位置するシステイン残基の挿入に
よって修飾された、HIV−1−gp120に見出され
る配列に対応する配列)
よって修飾された、HIV−1−gp120に見出され
る配列に対応する配列)
【化31】 ペプチドを合成の一般的記述に記載の方法によって調製
した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによって
確認した。
した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによって
確認した。
【0020】例 III (HIV−1−gp−41に見出される配列に対応する
配列)
配列)
【化32】 ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
【0021】例 IV (HIV−1−gp−41に見出される配列に対応する
配列)
配列)
【化33】 ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
【0022】例 V(参考例) (HIV−1−gp−41に見出される配列に対応する
配列)
配列)
【化34】 ヨウ素を用いる酸化手段を除いて、ペプチドを合成の一
般的記述に記載した方法に従って調製した。 純度>98.5%(HPCL) 構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによって確認し
た。
般的記述に記載した方法に従って調製した。 純度>98.5%(HPCL) 構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによって確認し
た。
【0023】例 VI(参考例) (HIV−1−gp−41に見出される配列に対応する
配列)
配列)
【化35】 ヨウ素を用いる酸化手段を除いて、ペプチドを合成の一
般的記述に記載した方法に従って調製した。構造をアミ
ノ酸分析およびFAB−MSによって確認した。
般的記述に記載した方法に従って調製した。構造をアミ
ノ酸分析およびFAB−MSによって確認した。
【0024】例 VII (HIV−2−gp−41に見出される配列に対応する
配列)
配列)
【化36】 ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
【0025】例 VIII (膜内外のHIV−2に見出される配列に対応する配
列)
列)
【化37】 ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
【0026】例 IX (膜内外のHIV−2に見出される配列に対応する配
列)
列)
【化38】 ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
【0027】例 X (膜内外のHIV−2に見出される配列に対応する配
列)
列)
【化39】 ペプチドを合成の一般的記述に記載した方法に従って調
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
製した。構造をアミノ酸分析およびFAB−MSによっ
て確認した。
【0028】HIVによって誘導される抗体の、血液サ
ンプルにおける検出 HIVによって誘導される抗体の、血液サンプルにおけ
る検出のために、ELISAを用いた(Engvall 、E.お
よびPerlmann、P.:Enzyme-linked immunosorbent assa
y (ELISA).lll Quantification of specific antibod
ies by enzymelabelled anti-immunoglobulin in antig
en-coated tubes. J. Immunol. 109 、129-135 、197
2)。材料: プレート:Nunc 96 F 、Roskilde、デンマーク 抱合体:HRPOウサギ抗−ヒトIg、Dakopatts 、Gl
ostrup、デンマーク緩衝液: 炭酸緩衝液:0.05M炭酸ナトリウム緩衝液、pH約
9.5 緩衝液A:燐酸緩衝生理食塩水(PBS)、Ca++およ
びMg++を含まないもの、0.5%ウシ血清アルブミン
(BSA)および0.50%ツイーン20+20%胎児
ウシ血清(FCS)を含むもの。4℃で1〜3日保存で
きる。 OPD緩衝液:0.0347Mクエン酸、0.0667
M Na2HPO4、pH5.5、1カ月保存できる。
OPD錠剤、Dakopatts 、Glostrup、デンマーク。 洗浄溶液:0.05%ツイーン20を含む0.9%Na
Cl
ンプルにおける検出 HIVによって誘導される抗体の、血液サンプルにおけ
る検出のために、ELISAを用いた(Engvall 、E.お
よびPerlmann、P.:Enzyme-linked immunosorbent assa
y (ELISA).lll Quantification of specific antibod
ies by enzymelabelled anti-immunoglobulin in antig
en-coated tubes. J. Immunol. 109 、129-135 、197
2)。材料: プレート:Nunc 96 F 、Roskilde、デンマーク 抱合体:HRPOウサギ抗−ヒトIg、Dakopatts 、Gl
ostrup、デンマーク緩衝液: 炭酸緩衝液:0.05M炭酸ナトリウム緩衝液、pH約
9.5 緩衝液A:燐酸緩衝生理食塩水(PBS)、Ca++およ
びMg++を含まないもの、0.5%ウシ血清アルブミン
(BSA)および0.50%ツイーン20+20%胎児
ウシ血清(FCS)を含むもの。4℃で1〜3日保存で
きる。 OPD緩衝液:0.0347Mクエン酸、0.0667
M Na2HPO4、pH5.5、1カ月保存できる。
OPD錠剤、Dakopatts 、Glostrup、デンマーク。 洗浄溶液:0.05%ツイーン20を含む0.9%Na
Cl
【0029】方法:コーティング:コーティング抗原
(試験ペプチド)の溶液、5〜20μg/ml、を炭酸
緩衝液に調製する。100μlの溶液をストライプ(st
ripes)または96穴マイクロプレートの各ウェルに加え
る。室温で一晩(18時間)で吸着が起きる。コートさ
れたプレートは、内容物とともに4℃で使用時まで保存
できる。 血清アッセイ: 1.プレートを洗浄液で4回洗浄する。 2.緩衝液Aで1:100に希釈した血清100μlを
加える。 3.一つのウェルに緩衝液Aのみ100μlを加え、こ
れを対照とする。 4.37℃で60分間インキュベートする。(この間
に、抱合体を希釈する、6を参照されたい) 5.洗浄液で4回洗浄する。空にする。 6.100μlの抱合体、例えば、緩衝液Aで1:1
5,000に希釈したHRPOウキザ抗−ヒトIgG、
IgA、IgM(例えば、5μlを0.75mlに加
え、1:100に希釈する)。 7.37℃で30分間インキュベートする。(この間
に、基質溶液を調製する、9を参照されたい) 8.洗浄溶液で4回洗浄する。空にする。 9.100μlのOPD基質を加える(6錠剤/10m
lOPD緩衝液。清浄な容器を用いる。錠剤の溶解には
15〜20分を要する。溶解したら4μlH2O2/1
0mlを加える)。 10.室温で30分間インキュベートする。反応を10
0μlの2.5MH2SO4で停止させる。 11.プレートを490nmで読む。陰性の値は0.2
50以下であるべきである。
(試験ペプチド)の溶液、5〜20μg/ml、を炭酸
緩衝液に調製する。100μlの溶液をストライプ(st
ripes)または96穴マイクロプレートの各ウェルに加え
る。室温で一晩(18時間)で吸着が起きる。コートさ
れたプレートは、内容物とともに4℃で使用時まで保存
できる。 血清アッセイ: 1.プレートを洗浄液で4回洗浄する。 2.緩衝液Aで1:100に希釈した血清100μlを
加える。 3.一つのウェルに緩衝液Aのみ100μlを加え、こ
れを対照とする。 4.37℃で60分間インキュベートする。(この間
に、抱合体を希釈する、6を参照されたい) 5.洗浄液で4回洗浄する。空にする。 6.100μlの抱合体、例えば、緩衝液Aで1:1
5,000に希釈したHRPOウキザ抗−ヒトIgG、
IgA、IgM(例えば、5μlを0.75mlに加
え、1:100に希釈する)。 7.37℃で30分間インキュベートする。(この間
に、基質溶液を調製する、9を参照されたい) 8.洗浄溶液で4回洗浄する。空にする。 9.100μlのOPD基質を加える(6錠剤/10m
lOPD緩衝液。清浄な容器を用いる。錠剤の溶解には
15〜20分を要する。溶解したら4μlH2O2/1
0mlを加える)。 10.室温で30分間インキュベートする。反応を10
0μlの2.5MH2SO4で停止させる。 11.プレートを490nmで読む。陰性の値は0.2
50以下であるべきである。
【0030】上記の材料と方法とを用いて、次の材料
を、感染患者からの血清サンプル中のHIVによって誘
導される抗体の検出のための診断用抗原(コートした抗
原)として試験した。 A.組換えタンパク質gp160(昆虫細胞中のバクロ
ウイルス(Baculo-virus)中で発現された)。Repligen
Corp. Cambridge、Mass. 、米国から入手。 B.組換えポリペプチドp121(gp41の保存領域
を有し、大腸菌(E.coli)でクローニングされた)。Re
pligen Corp. Cambridge、Mass.、米国から入手。 C.本明細書の例V(参考例)に記載の合成ペプチド
(システイン残基を一つだけ含み、環状ではない)。 D.本明細書の例Iに記載の人工ペプチド。 E.本明細書の例IIに記載の人工ペプチド。 HIV感染ヒト患者からおよび非感染者からの血清サン
プルを試験した。これらの血清学的な性状は、ウエスタ
ンブロットによって確認しておいた。結果は次に示され
る通りであった。 HIV抗体ELISA 被検材料 感 度 特異性 被検者数 (%) (%) A. 97.7 100 95 B. 97.5 75 87 C. 93.9 90.7 370 D. 100 99.9 2225 E. 100 100 80 上記の結果から、試験した人工ペプチド(D.および
E.)は、ともに優れた感度と優れた特異性を示すこと
が明らかである。
を、感染患者からの血清サンプル中のHIVによって誘
導される抗体の検出のための診断用抗原(コートした抗
原)として試験した。 A.組換えタンパク質gp160(昆虫細胞中のバクロ
ウイルス(Baculo-virus)中で発現された)。Repligen
Corp. Cambridge、Mass. 、米国から入手。 B.組換えポリペプチドp121(gp41の保存領域
を有し、大腸菌(E.coli)でクローニングされた)。Re
pligen Corp. Cambridge、Mass.、米国から入手。 C.本明細書の例V(参考例)に記載の合成ペプチド
(システイン残基を一つだけ含み、環状ではない)。 D.本明細書の例Iに記載の人工ペプチド。 E.本明細書の例IIに記載の人工ペプチド。 HIV感染ヒト患者からおよび非感染者からの血清サン
プルを試験した。これらの血清学的な性状は、ウエスタ
ンブロットによって確認しておいた。結果は次に示され
る通りであった。 HIV抗体ELISA 被検材料 感 度 特異性 被検者数 (%) (%) A. 97.7 100 95 B. 97.5 75 87 C. 93.9 90.7 370 D. 100 99.9 2225 E. 100 100 80 上記の結果から、試験した人工ペプチド(D.および
E.)は、ともに優れた感度と優れた特異性を示すこと
が明らかである。
【0031】同様に、次の追加の本発明による人工ペプ
チドを試験した。すなわち、 F.本明細書の例III に記載の人工ペプチド、 G.本明細書の例IVに記載の人工ペプチド、 H.本明細書の例VIIIに記載の人工ペプチド、 I.本明細書の例IXに記載の人工ペプチド、および J.本明細書の例Xに記載の人工ペプチド。 以下の結果が得られた。 HIV抗体ELISA 被検材料 感 度 特異性 被検者数 (%) (%) F. 92.1 (100) 50 G. 84.2 (100) 31 H. 100 98.7 180 I. 100 98.7 180 J. 100 90 21 これらのペプチド(F.〜J.)はペプチドD.および
E.ほどには良くないが、これらはHIVによって誘導
される抗体との良好な反応性を示す。
チドを試験した。すなわち、 F.本明細書の例III に記載の人工ペプチド、 G.本明細書の例IVに記載の人工ペプチド、 H.本明細書の例VIIIに記載の人工ペプチド、 I.本明細書の例IXに記載の人工ペプチド、および J.本明細書の例Xに記載の人工ペプチド。 以下の結果が得られた。 HIV抗体ELISA 被検材料 感 度 特異性 被検者数 (%) (%) F. 92.1 (100) 50 G. 84.2 (100) 31 H. 100 98.7 180 I. 100 98.7 180 J. 100 90 21 これらのペプチド(F.〜J.)はペプチドD.および
E.ほどには良くないが、これらはHIVによって誘導
される抗体との良好な反応性を示す。
【0032】環状と線状のペプチドの、血清学的反応性
の比較 上記の材料および方法(ELISA)を用いて、例Iの
環状ペプチドおよびそれに対応する例VIの線状のペプチ
ドを異なる血清濃度で試験した。次の結果が得られた。 HIV抗体ELISA HIV血清陽性、n=66 ペプチド 血清希釈 ペプチドとの 最高吸光度を有す 量、μg 陽性反応数 る血清希釈物の数 環 状 線 状 環 状 線 状 5 1/20 66 66 1/100 61 60 118 78 1/500 27 19 154 145 10 1/20 66 66 1/100 65 61 166 30 1/500 36 13 166 139 20 1/20 66 66 1/100 58 59 129 67 1/500 23 19 147 144 反応総数 467 428 413 175 HIV血清陰性、n=22 ペプチド 血清希釈 ペプチドとの 最高吸光度を有す 量、μg 陽性反応数 る血清希釈物の数 環 状 線 状 環 状 線 状 5 1/20 0 0 2 11 10 1/20 0 0 5 2 20 1/20 0 0 1 1 反応総数 0 0 8 14
の比較 上記の材料および方法(ELISA)を用いて、例Iの
環状ペプチドおよびそれに対応する例VIの線状のペプチ
ドを異なる血清濃度で試験した。次の結果が得られた。 HIV抗体ELISA HIV血清陽性、n=66 ペプチド 血清希釈 ペプチドとの 最高吸光度を有す 量、μg 陽性反応数 る血清希釈物の数 環 状 線 状 環 状 線 状 5 1/20 66 66 1/100 61 60 118 78 1/500 27 19 154 145 10 1/20 66 66 1/100 65 61 166 30 1/500 36 13 166 139 20 1/20 66 66 1/100 58 59 129 67 1/500 23 19 147 144 反応総数 467 428 413 175 HIV血清陰性、n=22 ペプチド 血清希釈 ペプチドとの 最高吸光度を有す 量、μg 陽性反応数 る血清希釈物の数 環 状 線 状 環 状 線 状 5 1/20 0 0 2 11 10 1/20 0 0 5 2 20 1/20 0 0 1 1 反応総数 0 0 8 14
【0033】上記比較の結果は、対応する線状のペプチ
ドと比較した環状ペプチドの優位性を示している。両ペ
プチドとも最低血清希釈における全ての血清で陽性とな
る。しかし、反応は線状ペプチドでは急激に低下し、一
方、環状ペプチドでは陽性抗体反応性のための構造を保
持することができる(上記の表、3および4列目を参照
されたい)。これは、低い抗体価を(titres)を有する
血清の確実な検出を可能にするために必要な特徴であ
る。ELISAにおける吸光度値の直接比較によって、
環状ペプチドが線状ペプチドにはるかに優ることが示さ
れる(上記の表の5および6列目を参照されたい)。抗
体一陰性血清についてはその関係は逆である。特異性は
両ペプチドで100%であるが、バックグランド値は線
状ペプチドの方が高い。これは、特異的および非特異的
反応の両方において環状ペプチドが有利であることを示
している。
ドと比較した環状ペプチドの優位性を示している。両ペ
プチドとも最低血清希釈における全ての血清で陽性とな
る。しかし、反応は線状ペプチドでは急激に低下し、一
方、環状ペプチドでは陽性抗体反応性のための構造を保
持することができる(上記の表、3および4列目を参照
されたい)。これは、低い抗体価を(titres)を有する
血清の確実な検出を可能にするために必要な特徴であ
る。ELISAにおける吸光度値の直接比較によって、
環状ペプチドが線状ペプチドにはるかに優ることが示さ
れる(上記の表の5および6列目を参照されたい)。抗
体一陰性血清についてはその関係は逆である。特異性は
両ペプチドで100%であるが、バックグランド値は線
状ペプチドの方が高い。これは、特異的および非特異的
反応の両方において環状ペプチドが有利であることを示
している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルデン、ウラ スエーデン国ソレントゥナ、ビドファレス ベーグ、11
Claims (8)
- 【請求項1】精製人工ペプチドであって、ペプチドが化
学的酸化手段によって形成された二つのシステイン残基
間にイオウ架橋を有すること、およびペプチトが下記の
ペプチド 【化1】 下記のペプチド 【化2】 下記のペプチド 【化3】 および下記のペプチド 【化4】 および上記各ペプチドにおける二つのシステイン残基間
のアミノ酸配列を含むそれらのより短い配列のペプチ
ド、からなる群から選択されること、を特徴とする、エ
ピトープを構成するHIVの天然に現われるアミノ酸配
列に対応し、かつ該エピトープの各側に位置する二つの
システイン残基を有するアミノ酸配列を有する人工ペプ
チド。 - 【請求項2】抗原がエピトープを構成するHIVの天然
に現われるアミノ酸配列に対応し、かつ該エピトープの
各側に位置する二つのシステイン残基を有するアミノ酸
配列を有しており、さらに化学的酸化手段によって形成
された二つの該システイン残基の間にイオウ架橋を有す
る人工ペプチドから主になり、抗原が下記のペプチド 【化5】 下記のペプチド 【化6】 下記のペプチド 【化7】 および下記のペプチド 【化8】 および上記各ペプチドにおける二つのシステイン残基間
のアミノ酸配列を含むそれらのより短い配列のペプチ
ド、からなる群から選択される人工ペプチドから主にな
ることを特徴とする、HIVによって誘導される抗体と
反応する精製された人工抗原。 - 【請求項3】人工抗原を担体に固定化または結合させる
ことを特徴とする、請求項2に記載の精製人工抗原。 - 【請求項4】請求項2または3に記載の人工抗原を診断
用抗原として用いることを特徴とする、体液サンプルを
イムノアッセイに供する、HIVによって誘導される体
液サンプル中の抗体の検出法。 - 【請求項5】請求項2または3に記載の人工抗原を診断
用コーティング抗原として用いることを特徴とする、該
サンプルを酵素免疫法(ELISA)に供する、請求項
4に記載の検出法。 - 【請求項6】診断用抗原として請求項2または3に記載
の人工抗原を含むことを特徴とする、HIVによって誘
導される体液サンプル中の抗体の検出のための診断用イ
ムノアッセイキット。 - 【請求項7】追加的に陽性標準血清サンプル、 陰性標準血清サンプル、 酵素抱合体、 必要に応じて、酵素抱合体のための基質、および必要に
応じて、緩衝溶液および/または洗浄溶液を含むことを
特徴とする、請求項6に記載の診断用イムノアッセイキ
ット。 - 【請求項8】非毒性で製薬学上許容される担体および/
または希釈剤とともに、請求項2または3に記載の人工
抗原から選択される少なくとも一つの抗原を免疫化成分
として含むことを特徴とする、ワクチン組成物。
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|---|---|---|---|
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