JPH03501565A - 蛋白質の安定性を制御する方法及び手段 - Google Patents

蛋白質の安定性を制御する方法及び手段

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JPH03501565A JP1507756A JP50775689A JPH03501565A JP H03501565 A JPH03501565 A JP H03501565A JP 1507756 A JP1507756 A JP 1507756A JP 50775689 A JP50775689 A JP 50775689A JP H03501565 A JPH03501565 A JP H03501565A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 蛋白質の安全性を制御する方法及び手段本発明は、蛋白質工学の分野に関係し、 蒼白質工学技術を用いて蛋白質の特定の部位における一以上のアミノ酸置換によ り、好ましくは熱変性及び/又は化学的変性に対する変性された安定性を有する 新規蛋白質を作る方法を提供する。 本発明はまた、この方法により作られた新規な蒼白質/及び関係する遺伝子を提 供する。 発明の背景 蛋白質は、生物学的機能を与えられた化合物である。化学反応を触媒する能力を 持つ蒼白質は、酵素と云われる。 多くの蛋白質、特に微生物源からの酵素は、広い工業分野で大いに使用されてい る。酵素は、純粋に化学的なプロセスに比べて多数の利点を宵する。それらは、 高度に特異的であり、かつ通常は極端な条件たとえば温度、圧力、pnなどを必 要とする反応を効果的に触媒できる。 下記のリストは、特定の例のリストの一部である。これら及び他の工業的酵素の より詳しい取扱いについては、ゴドフレイ(Godfrev)及びライヒエルト (Reieh@lt) 、1983、を参照されたい。 一アミラーゼ、グルコース イソメラーゼ、グルコアミラーゼ、イソアミラーゼ 、インベルターゼ、プルラナーゼなどは、各種の製品の製造に用いられる澱粉転 化技術において使用される(ファン ベイナム(Van Beynum)及びレ ールズ(Rcels)、1985)。 一β−ガラクトシダーゼ、カタラーゼ、チモシン、リパーゼなどは、酪農産業で 用いられる。 −セルラーゼは、廃棄物処理産業で用いられる。 −プロテアーゼは、洗剤、皮革及び製パン産業で用いられる。 −ペクチン酵素は、フルーツジェース産業で用いられる。 −グルコース オキシダーゼは、醗酵及びワイン製造産業及び一般に食品産業で 酸化防止剤として用いられ、また臨床診断及び分析的アンセイにおいて用いられ る。 工業的目的のためには、微生物細胞全体又は精製酵素のいずれをも用いうる。精 製酵素は高価ではあるが、より少い副反応で一般により多量の基質を転化できる ので好ましい。 工業における酵素の使用及び一般に蒼白質の使用は、多くの場合まだ限定されて いる。最大の技術的困難は、工業的に望ましい条件たとえば温度、pH,アクチ ベーターの要件及び/又はインヒビターの存在下で安定な適当な蛋白質を見つけ ることである。 −はとんどの工業的酵素は、反応速度を増大させる一方で汚染及び粘度を低減さ せるように、好ましくは高められた温度で用いられる。しかし、工業的に好まし い温度では、蛋白質は失活を受ける。従って、工業的酵素はしばしば、好熱性微 生物から最良に導かれる。 −pHの配慮は、特定の酵素の最適pa1%基質及び生成物の安定性、及び工業 的プロセスにおける上流及び/又は下流の操作により更に謀せられる条件を考慮 に入れねばならない。 −酵素アクチベーター及び助酵素は、それらが付加的コストたとえば下流での処 理における生成物からの除去のためのコストを生じる問題を与える。 −インヒビターは、それらが反応混合物から除去困難でありうる又は反応のため に必須でありうる(たとえば基質阻害の場合に)故に、問題である。インヒビタ ーは種々のメカニズムで働くことができ、その一つは蛋白質の化学的変性である 。 治療分野での蛋白質の使用は、主に組換DNA技術の発展の故に、急速に増大し つつある。たとえば、組換組織プラスミノーゲン アクチベーター、ヒト血清ア ルブミン、ヒト成長ホルモン、インターフ′エロン、及びインスリンは既にこの 点で知られている(ワトソン(Watson) ら、1983;ロスカム(Ro skam)、1987)、他の例は、急性リンパ球白血病の処置に用いられるL ・アスパラギナーゼ、及び広い分野での酸化的損傷の処置のために提寡されてい る超酸化物不均化酵素である。 最後に、多種の蛋白質が臨床的又は分析的アッセイのため(ベルグメイヤ−(B ergmeyer)、1983)又は診断として(ドデント(Dode t)、 l 987)用いられる。 特定の蛋白質が用いられるこれら用途のすべてにおいて、蛋白質安定性の問題が しばしば生じる。実際に、多くの蛋白質、特に酵素は、その天然の環境から分離 されると不安定になり、失活する。 蛋白質は一般に、アミノ酸と呼ばれる20の単量体構成プロツタのいくつか又は 全部の組合せより成る。アミノ酸は慣例的に、第1表に示すような3又は1文字 暗号(コード)により示される。 アミノ酸は、ペプチド結合と云われる特別のタイプの共有結合により互に線状に 結合される。そのように結合されたアミノ酸の順序すなわち配列は、蛋白質の一 次構造である。この−次構造は、少くとも三つの理由から重要である。まず、そ れは蛋白質の三次元(3D)構造を決定する。第二に、それは、望まれる機能性 を満すために適当な化学的物理的特徴を授けられたコンフォメーション構造のた めに必要なアミノ酸の選択によって、−又は二辺上の生物学的機能を三次元コン フォメーションに与える。第三に、DNA配列に関し必要な情報が、蛋白質の一 次構造から確かめられうる、又はその逆ができる。 ポリペプチドは、単一のメツセンジャーRNA (mRNA)から翻訳されるア ミノ酸鎖であり、mRNAは単一の構造遺伝子から転写される。蛋白質は、−以 上のポリペプチド鎖から成る。単量体蛋白質は単一のポリペプチド鎖(及びある 場合たとえばインスリンでは、いくつかの共有結合されたポリペプチド鎖)より 成る。オリゴマー状蛋白質は、別々の生物的機能を必ずしも持つことなく単量体 蛋白質に構造的類似の、サブユニットと呼ばれる二辺上のポリペプチドより成る 。 蛋白質の三次元構造は、その二次、三次及び四次構造より成る。 二次構造とは、−次鎖の隣接するアミノ酸の主鎖原子の関係又は相互作用に関す る構造的要素を云う。三次構造は、ポリペプチド鎖を作るアミノ酸の全原子の空 間的配置である。多くの蛋白質は、スーパーアセンブリー構造に組込まれうる。 そのような多サブユニット蛋白質において、四次構造とは、蛋白質におけるサブ ユニットの配置を云い、四次相互作用は、異るサブユニットに属する原子間に生 じるものである。 二次、三次及び四次構造の故に、多くの複雑な相互作用が、アミノ酸間で(アミ ノ酸配列において接近しているものであれ、はるかに遠いものであれ)起りつる 。 天然の状態で、即ち生物的機能と結びついた状態で、ポリペプチドは一つの又は 少数の良く規定されたコンフォメーションを採る。変性された状態で、蛋白質は 生物的機能を欠く。このいわゆる広げられた(unfolded)状態では、三 次元構造は良く規定されず、ポリペプチド鎖は多数の異るコンフォメーションを 想定する(アンフィンゼン(Ant 1nsen)及びシェラガ(SheraH a)、1975)。 天然状態は、pH1温度、イオン強度及び圧力の良(規定された条件下で安定で ある。広げ(変性)が可逆的である場合、天然状態のフリーエネルギーは変性状 態のそれより低いことが証明される。そのような例において、二つの状態間のフ リーエネルギーの差(ΔG)は、蛋白質安定性の直接的尺度を与える(ブリバロ フ(Privalov) 、1979 ) −共有結合相互作用に加えて、天然 コンフォメーションは、種々の力の複雑な干渉からもたらされる。 1、疎水性相互作用、これは、水性環境において、たたまれた状態に好都合な最 重要の寄与であると考えられる(カララマン(Kanz+5ann) 、 19 59 iプリバロフ、1979)。 2、鎖エントロピー、即ちコンフォメーシッン状態の数、これは広げられた状態 に好都合な最重要の単一の寄与である。 3、 たたまれた状態における蛋白質原子間の特異的な非共有結合相互作用、こ れは広げられた状態において溶剤とで生じる類像の相互作用を少くとも補償する 。これらは、水素結合、ファンデル ワールス相互作用、及び電荷(イオン化さ れた基)及び/又は双極子間の他の静電相互作用である(クレイトン(Crei gbLon)、1983)。 たたみ込みは、天然状態のフォーメーシッンをもたらすプロセスであり、一方、 変性は天然のコンフォメーションから出発して変性(即ち広げられた)状態をも たらすプロセスである。 広げる又はたたみ込むプロセスの動力学は、所与の物理的条件下で、遷移過程の 間に系が出会うエネルギーバリヤーの関数である(クレイトン、1983)、そ れは、天然状態と変性状態の間のフリーエネルギーの差の関数ではない。 多サブユニット(オリゴマー状)蛋白質において、個々のサブユニー/ )はし ばしば、最終の四次構造へのアセンブリーに先立つ、かなりの程度のたたみ込み を示す。しかし、単離されたサブユニットの構造は、最終のオリゴマー状態にお いて観察されるそれと全く同じである必要はない。認識及び連想によると、最終 の四次コンフォメーションがその熱力学的に好都合な状態を獲得するように、更 なる構造的調節が実際に起りつる(ジ−ニッケ(Jeanicke)、1987 )。 あるサイズ(約100のアミノ酸残基)より大きいポリペプチド鎖において、ト メ−インと呼ばれる球状サブ構造の存在が認識されている。多数の蛋白質3D構 造の分析(ジャニン(Janin)とウォダック(Wodak)の総説、198 3)ならびに蛋白質再天然化についての実験データ(ゴルドベルク、1969) 、及びそのようなドメインが限定的蛋白質分解により単離できた発見(ポーター (Porter) 、1973)に基づいて、ドメインはたたみ込みにおいて重 要な役割を演じていると考えられる(ウェトラウ7 y −(Wetlaufe r)、1973)。 構造的ドメインは、ウォダックとジャニン<1981)により記述された手順を 用いて、既知の3D構造を持つ蛋白質において同定されうる。蛋白質の構造が知 られていないなら、ドメインの表示は限定的蛋白質分解の研究により得られつる (ポーター、1973)。 上記の考察から、サブユニット間又はドメイン間の相互作用はたたまれた天然状 態の安定性を増すように貢献すること(ミラー(Miller)ら、1987) 、及びたたまれた個々のドメイン又はサブユニットはたたみ込み中間体でありう ることが推論されてきた。従って、蛋白質変性の初期段階がサブユニット又はド メイン間の相互作用の破壊を含むことは、ありうることであるビッツイン(Pt itsyn)、1987)。 そのような主張は、天然に生じる蛋白質突然変異体の研究から導かれた多数の研 究の結果として、この分野のエキスパートにより一般に広くかつ大いに受け入れ られている(ペルマツ(Perutz)、1978;ウォーカー(!1alke r)ら、1980;ムラベト(Mrabet)ら、1986)。 酵素は、生物学的反応を触媒する能力を持つ蛋白質である。酵素は、その基質、 3D構造の結果及び、基質が結合し化学反応が起る活性部位の物理化学的特性の 結果に極めて特異的である(フェル2x ト(Fersht) 、1985)。 酵素活性(又は一般に蛋白質における生物学的活性)の部分的又は全体的損失は 、失活と呼ばれる。上記の考察の結果、酵素の天然コンフォメーションの何らか の変化が酵素活性に影響し、特に失活へと進みうる。 酵素の熱的失活、即ち温度によりもたらされた酵素活性損失は、環境温度へ戻す と合理的時間内に生物学的活性を回復するかどうかに依存して、可逆的でも不可 逆的でもありうる(クリバック(Klibanov) 、1983) o不可逆 的変性の最も一般的原因は、非共有結合的(安定な不活性コンフォメーションへ の凝集又はたたみ込み)又は共有結合的(ペプチド鎖の共有結合構造の化学的変 化)のいずれかであると考えられる。後者は、リゾチームにおいて支配的である と示されている(アーエルン(Ahern)とクリバコフ、1985)。多数の 化学的反応が、高温で蛋白質中に起り得(ザール(Za le)とクリバコフ、 1986)、Lかし最もしばしば研究されたのは脱アミド化(Asn及びGlu が夫々Asp及びGluに転化される)、加水分解(たとえばAsp残基に続き 酸に弱いペプチド結合の開裂)、及びメチオニンのスルホキシド形への酸化であ る。 蛋白質構造の共有結合的変化、特に化学的架橋の導入はまた、蛋白質安定性をも 与えうる。実際それは、過去において蛋強(熱)安定性を増すための最も一般的 手段であった(トリチリン(Tordrilin)、1983;サダナ(Sad ana)とヘンリー(llenley)、1986;ゴシャーク (Gotts cha lk)とジ−ニッケ、1987)。 このアプローチの成功はしかし限られていた。その理由は、(1)手法が種々の 長さの架橋剤の徹底的スクリーニング及び/又は化学に依存する。(2)化学反 応が蛋白質の特定のアミノ酸残基に信頼できる程に的を絞ることができず、従っ て不所望の部位たとえば生物学的機能を阻害しつる部位で起ることである。 より最近では、蛋白質工学の出現により、遺伝子の部位指定突然変異生成(SD M)によって任意の所望の蛋白質アミノ酸配列を変性し、それにより改善された 特性の酵素を作ることが可能になった(たとえば、ノーレス(know、1es )、1987及びディル(Dill) 、1987の総説)。 初期の例のいくつかでは、蛋白質における非天然ジスルフィド結合を扱うために SDMが用いられた。しかし、限られた場合においてのみ、このアプローチが成 功している(ベリー(perry)とウェツェル(Wetzel) 、198. 4 ;ウェツェル、1985:ザウエル(Sauer) ら、1986;ビラフ ラン力 (Villafrarca)ら、1987)。このほどほどの成功の理 由は、ウェツェル(1987>とクレイトン(1988)によりレビューされ、 検討されている。 T4ファージ リゾチームのより安定な変種もまた、GlyをXで置換モしてX をProで置換して得られており(ここでXは任意の他のアミノ酸である)、そ の効果を「より硬い」残基の存在の故の、突然変異体のコンフォメーション自由 度の低下に帰している(マシューズ(Matthews)ら、1987)。 SDMは、向上した安定性を持つ変種(位置3におけるIJeからLeuへの置 換)をもたらすバタテリオファージT4リゾチームの疎水性安定化の研究に最近 用いられた(マツムラら、1988)。 SDMはまた、静電相互作用(水素結合、及び荷電した基間の相互作用)の性質 及びpH依存性へのその影響(ラッセル(Russel)ら、1987)及びス ブチリシンの酵素動力学パラメータ(ウェルズ(He1ls )ら、1987) を調べるために用いられた。 しかし、蛋白質安定性へのその影響は、これら手法でまだ調べられておらず、静 電相互作用の特定の調節の結果として、より安定な酵素が作られてもいない。 蛋白質サブユニット及び/又はドメイン間の非共有結合相互作用の役割は、SD Mによりあまり検証されていない、第一の例としてカザル(Casal)ら、1 987)は、二量体イースト トリオセホスファーテ イソメラーゼにおける位 置78のアスパラギンをアスパラギン酸で置換してより不安定な蛋白質を作るこ とを示した。この結果は、アスパラギンのアスパラギン酸への脱アミと化が、高 められた温度で蛋白質において起ることが見い出されたことに基づいて、理由づ けられた。第二の例では、位置14及び78における同じモデル蛋白質中のアス パラギン残基の、夫々スレオニン及びイソロイシンでの同時置換は、改良された 熱安定性をもたらすことが見い出された(アーエルン(Ahern)ら、198 7) 。 突然変異酵素の半減期の倍加はしかし、触媒活性の二倍の低減を伴った。 バタテリオファージT4リゾチームにおける温度に敏悪な突然変異は、たたみ込 まれた蛋白質における低い溶媒アクセシビリティの部位において起ることが見い 出された(アルバー(Alber)ら、1987)。 1里重に皿 本発明は、リシン残基のアルギニン残基への転換またはアルギニン残基のリシン 残基への転換によって、蛋白質の安定性を、好ましくは化学修飾もしくは熱変性 またはその両方に関して、制御または調節するための方法を提供する。本発明は すなわち、少な(とも1つのりシン類纂のアルギニンへの転換により、蛋白質の 安定性を増すための方法を提供する。そしてこのことは、蛋白質分子の特定の位 置で行われる。 本発明の好ましい1つの実施Bt6aにおいては、リシンのアルギニンでの置換 は、安定性が増加されようとするところの蛋白質の3D構造に、両残基が立体的 に収容される蛋白質の部位で生じる。 そのような部位では、リシン残基のアルギニン残基への転換は、リシンのイプシ ロンアミノ基が関与する化学修飾を除外することを意図しうる。蛋白質において は、リシン残基は、アルギニンではそうでもないが、化学修飾されやすい、この ようにリジンのイプシロンアミノ基はアルデヒドやケトンと反応してシッフ塩基 付加生成物およびさらに修飾された生成物を生じることが知られている。このこ とは、ついには生物学的活性の損失を助長する(ホルムキスト(Holmqui st)およびシュローダ−(Sehroeder)、1964;フ゛ツクチン( Bookchin )およびギャロップ(Ga11.op)。 1968iパン(Bunn ) ら、1975および1978;コーニツヒ(K oenig ) ら、1977;ヒギンス(Higgins)およびパン(Bu nn ) 、1981 )。特に、リシン残基がドメインおよび/またはサブユ ニットの間のインターフェース内に生じる場合では、そのような部位での化学修 飾はドメインまたはサブユニットの解離を助長するか、そして/または、その結 果として解離した状態で不可逆的にトラップされたサブユニットおよび/または ドメインの適切な再結合を阻害するようである。 リシン残基を特約のアルギニン残基で置換することによって、この化学修飾の程 度および蛋白質の活性および/または安定性における影響を押さえることができ る。その結果、リシン残基のアルギニンへの変換が化学修飾に関して蛋白質の安 定性を改善するであろう。 また、リシンのアルギニンへの転換を立体的に収容する部位において、リシン残 基のアルギニン残基での置換はなお、蛋白質の安定性の増加をもたらすであろう 、このことは、グアニジニウム基の存在の故に、アルギニンの側鎖の可撓性がリ ジンの側鎖の可撓性より小さいためであり、従ってリシンのアルギニンへの転換 はエントロピーの立場から好ましい、また、アルギニンのグアニジニウム基は、 蛋白質において、隣接する残基とより多(の水素結合を形成する能力があり、安 定性の改善をもたらす。 本発明の別の好ましい実施B様においては、とくに熱的安定性の向上が追及され るところでは、初期にそして特に、安定性を増加しようとしている蛋白質におい て後に定義されるタイプの位置で生じる。少なくとも1つのりシン残基がアルギ ニンに変換される。リシンのアルギニンでの置換は、置換アルギニン残基が次に 関係する静電相互作用、特にサブユニットおよび/またはドメインの間のインタ ーフェースの丙での相互作用を改善すると思われる。この実施態様において、置 き換えられるべきリシン残基は、好ましくは以下の必要条件に従い、そしてこの 必要条件は、折り畳まれた(folcled) 、天然の蛋白質の立体配座につ いてのものである: 1、置き換えられるべき残基は、静電相互作用、好ましくはサブユニットおよび /またはドメインの間のインターフェースにおける相互作用に直接関与しなけれ ばならない。 2、転換は、誘導されるアミノ酸残基を立体的に収容することができる部位で生 じなければならない。 3、残基は、低い溶媒アクセシビリティの部位で生じ、好ましくはサブユニット および/またはドメインの間のインターフェースの一部でなければならない。 好ましくは、基準(1)および(2)を満たしながら、蛋白質において最も低い ASAを有し、同時に、ASAが、与えられた残基について測定された平均より 低い値を有することが要求されているアミノ酸残基をさがさねばならない、これ らの必要条件を満たす部位において、アルギニンは、リシンに比較して、その側 鎖のグアニジニウム基の物理的および化学的特性に由来する改善された静電相互 作用を提供する(例えばライグリ−(Wigley)ら、1987年)。 本発明の目的のために、その残基が、ドメイン(またはサブユニット)会合する と溶媒アクセシプルな表面積を失なうときにはいつも、残基はサブユニットまた はドメインの間のインターフェースに位置するといわれる。溶媒アクセシビリテ ィ表面(リー(Lee)およびリチャード(Rechards) 、1971年 )は、蛋白質のフォンデルワールスエンベローブに関して溶媒分子の中心の最接 近表面を規定する。与えられた残基の低い溶媒アクセシビリティとは、計算され た(サーボル(SURVOL)アルゴリズム、ブルーゲル(BRllGEL)の モデル−ビルディングパッケージにおいて)アクセシブル表面積(ASA)が、 公知の蛋白質構造の全体におけるその残基について測定された平均より小さいこ とを意味する(ローズ(Rose) ら、1985年)。 本発明の目的のために、静電相互作用は、1)荷電した基、例えばカルボキシレ ート、第3級アミン、グアニジニウム基、イミダゾール基または荷電したベテロ 基(例えば金属、ベルンスタイン(Bernstein)ら、1977年)およ び/または2)極性基、例えばカルボニル、アミノまたはイミノ基、ヒドロキシ ル基、スルフィドリル基、結合水またはマクロ双極子(ホル(Hot)、198 5年)が関与するいかなる相互作用でもありうる。 本発明の目的のために、モデルビルディング法で誘導される新規な分子において 観察される何らかの構造的な歪、例えば短いファンデルワールスコンタクトが、 標準的エネルギー最小化法、例えば「最大傾斜(Steepest Dscen t)J (フレフチ+ −(Fletcher)およびリーブス(Reeves ) 、1964年)または「共役した勾配(Conjugated Gradi ent)」(フレッチャーおよびリーブス、1966年)アルゴリズムによって 、軽減され得るなら、置換は立体的に収容されるといわれる。 本発明の目的のために、本発明により製造されるような変性された安定性を有す る蛋白質の生物学的活性の実質的な量を保持することが、通常望ましい。そのよ うな生物学的活性を保持するために、置き換えられるべきアミノ酸残基は好まし くは、触媒的な残基としてまたはコファクター結合(cofactor bin ding)に実質的に関与するものとして同定されてきたものではない。しかし ながら、生物学的活性の減少は、本発明により達成される安定性の増加により著 しく補償されるなら、許容されつる。特に、突然変異した蛋白質が、野生型蛋白 質が全く活性を全く表さない温度で機能的になるときには、生物活性における著 しい減退が許容される。 本発明はまた、蛋白質の安定性を減少させるための方法を提供する。この方法は 本質的に、上記したりシンのアルギニンへの転換のために要求される条件のいく つかに合う部位で、出発蛋白質に当初に存在するアルギニンのりシンでの置換を 含む。 すなわち、例えば、(1)当該残基が静電相互作用、好ましくはサブユニットお よび/またはドメインの間の相互作用に関与するところの、そして(2)低い溶 媒アクセシビリティを有するところの天然蛋白質における部位で、アルギニンの りシンでの置換がこの静電相互作用の安定性、そして従って蒼白質の安定性を減 少させる。アルギニンのりシンへの置換にとって、新しい残基の立体的収容性に 関しての条件は、限定としてはアプリオリには判らないことは注目され得る。こ のことは、リシン残基のより短いそしてより可撓的な側鎖が、アルギニンによっ て元来占められる部位に良好に収容されるはずであるという事実から生じる。 また、2つの残基のいずれをも立体的に収容する部位でのアルギニンのりシンで の置換は、蛋白質を、アルデヒドおよびケトンによる化学修飾をより受けやすく し、このことはそのような化学修飾を助長する環境における蛋白質の安定性を減 少し/得る。 本発明の特定のアミノ酸置換は、上記した効果的、例えば、静電相互作用の強さ を変化させる、隣接する残基との水素結合の数を変化させる。蛋白質の配座エン トロピーを変化させる、または化学修飾の程度に影響を与える、といった効果の い(つかまたは全てを組み合わせて、蛋白質の安定性を加減することができるこ とは明らかである。 本発明の蛋白質は、以下の一般的手法で、本発明の方法により製造することがで きる。特定のりシンまたはアルギニン残基は・蛋白質の三次元構造の注意深い調 査によつて、置換のための候補として同定されることができ、例えば、結晶学( ライコツ(Wyckoff)ら、1985年)、または核磁気共鳴スペクトル学 (ウスリンヒ(Wuthrich) 、1986年)、または相同蛋白質からの 入手可能な3D構造に基づく構造派生(例えばブランデル(Blundell)  ら、1987年)、または一時構造の分析に基づく構造予測(総説として、テ ィラー(Taylor) 、1988年)から可能である。蒼白質の3D構造の 調査は、専用のコンピュータソフトウェアパッケージ、例えばBURUGEL分 子グラフィックスソフトウェアパッケージ(デルハイス(Delhaise)  ら、1984年)の使用により行うことができる。適当な残基の別の情報は、特 定の変性する条件の下での蛋白質の不活性化に関与するメカニズムの注意深い分 析によって得ることができる。最後に、好ましい部位に位置したアミノ酸残基の 置換は、慣用の方法によって達成されることができ、特に、例えばベクターおよ びスタンセンズ(Stanssens)ら(1987年)によって述べられてい る手順及びツエル(Zel+)およびフリフッ(Fritz) (1987年) によって述べられている面株を用いて蛋白質をコードするDNA配列の位置指定 突然変異により行うことができる。 本発明はまた、本発明により述べられた方法により得ることができる変性された 安定性ををする新規な蛋白質に関し、そしてこれらの蛋白質をコードするように 突然変異化された遺伝子に関する。 本発明の蛋白質は、適当な表現シグナル、例えば適正なプロモーター配列、分泌 シグナル配列、リボゾーム結合部位、スタートおよびストップコドン、および原 核細胞および真核細胞のための転写終結配列および真核細胞のための適正なポリ アデニル化シグナル、といった表現シグナルに結合した、変性された遺伝子を含 むキメラ遺伝子を組み立てることによって得られる。また、キメラ遺伝子は、原 核細胞または真核細胞のような、それらの表現および/lたは複製を可能にする ホスト環境にさらに導入される。 本発明のキメラ遺伝子は、ホスト生物体のプラスミド、ファージまたはゲノムの ようなどんな種類のレプリコンにおいてでも、ホスト環境に存在するように、慣 用の手法により操作できる(ウィンナツカ−(W 1nnacker)、198 7年およびその中の参考文献)。 このことについて本発明はまた、そのようなキメラ遺伝子に関し、これらの変性 された遺伝子を運ぶレプリコンに関し、そしてこれらのレプリコンを、好ましく はこれらの遺伝子が活性に表現されるようなやり方で増殖するホスト環境に関す る。 本発明の蛋白質は、種々の設定において有用である。 増加した安定性および/または化学修飾に対する抵抗性を備え、一方、総括的な 生物学的活性を保持した蛋白質は、好ましくない(過酷な)環境において使用さ れる酵素の工業的な用途において、非常に多くの種類の臨床的なおよび分析的な アッセイのための用途において、そして医約的用途において非常に重要であり得 る。 重要なことに、治療用の蛋白質については、導入された突然変異の保安的な性質 は、得られた生成物において新しい免疫遺伝学的特性を生ずるとは予測されない 。 減少した安定性および/または化学修飾に対する抵抗性を備えた蛋白質は、随意 に蛋白質の生物学的活性を止めることができるかまたは、与えられた治療用の蛋 白質の半減期を減少させることができる蛋白質の多くの用途において重要であり 得る。 また、本発明の部分を形成する異なった選択肢に関して、内容がまたこの開示の 部分であるクレームをここで引用しておく。 本発明による手順は、実施例により述べられよう。これらの実施例が、類似の変 性が他の生物学的に活性な蛋白質においていかに誘発され得るかの例であること はもちろん理解されよう。これらの実施例において、添付した図面(略記につい ては明細書を見よ)について、言及する。 第1図 pH7,2,25℃の50111MのMOPS中におけるEcoAa+ i(DSM)GIの金属を含まないグルコースイソメラーゼの熱失活動力学。い かなる金属も添加しなかった。 第2図 第1図と同様。10dのMg2“を添加した。 第3図 第1図と同様。101MのCo”+を添加した。 第4図 pH7,2,25℃の50mMのMOPS中におけるEcoAmi(D SM)GKの熱失活についての温度依存性のアレニウス(Arrher+ 1u s)プロット。 第5図 金属の添加なしで、72℃での金属を含まないEcoAmi(DSM) GIO熱失活のpn依存性。CHES−2−(シクロヘキシルアミノ)エタンス ルホン酸。 第6図 PI(6,7,72℃の50m14のMOPS中での金属を含まないE coAmi (DSM)G1の熱失活の動力学におけるイオン強度の影響。いか なる金属も添加しなかった。 第7図 pH7,6,72℃の50mMのMOPS中における金属を含まないE coAmi (DSM)GIの熱失活の動力学におけるイオン強度の影響。いか なる金属も添加しなかった。 第8図 7M尿素中、25℃での長時間インキュベーション後のEcoA−i  (DSM) G 1の5EC−HPLC。 第9図A 尿素を使用せず、25℃でシアナートで前処理したEcoAmi ( DSM)GKの5EC−HPLC0溶出緩衝液は5QlnM)リス/HC1、p H8,0,150mM NaC1,0,02%NaN5゜ 第9図B 尿素を使用せず、25℃でシアナートで処理したEcoAmi (D SM)GIの天然のPAGE。 第101DA 25℃で5Mの尿素の存在下で、シアナートで前処理したEco Ami (DSM)G1の5EC−HPT−C。 第10図8 25℃で5Mの尿素の存在下で、シアナートで処理したEcoAm i (DSM)G1の天然のPAGE。 第11図 pl(7,7,60℃の50mMM0PS中におけるEcoAmi( DSM)GIのグリケーション(G Iycat 1on)。 Oニゲルコースを添加せず。・:250dグルコース添加、Δ:クルコース(2 50mM)でのインキュベーションの後、徹底的な透析を行って可逆性について の試験をした。 第12図 EcoAmi (DSM)GI突然変異体に25’3Qの熱失活動力 学。 第13図A EcoAmi(DSM)GI−に253Qの4量体−2量体解離の 5EC−HPLC分析。 B 野生型εcoAmi (DSM) G IおよびGl突然変異体に253R およびに253Qの25℃での、尿素で誘発された4量体−2量体解離の動力学 。 第14図 pH7,7で12.5 mMのリン酸カリウム中、60℃で、Eco Ami (DSM)GI突然変異体T、< 235 Rのグリケーションで誘発 された失活の動力学。 第15図 EcoA+++i (DSM)G Iのヌク1/オチドおよびアミノ 酸配列。 jlE16図 pMa5−GlおよびpMc5−GlにおけるEC0RI−Xb alフラグメントとして成るP、l−g i転写単位の完全なヌクレオチド配列 、配列の上の矢印はActino lanesmissouriensisのD NAの始点と終点を示し、1工のスタートおよびストップコドンが同様に示され ている。 第17図 工土c−sodハイブリッド遺伝子のヌクレオチド配列。 アルギニンに変換されたりシン残基を四角で囲んだ、ギャップのあるストランド の調製に使用するユニーク制限部位を示した。 第18図 ヒトおよびウシのCuZn5ODのアミノ酸配列のアラインメント( aligne+5ent) *第19図A CuZnS OD−WT (拳)お よびCuZn5OD−に9R(0)の熱失活動力学: CuZnS OD (0,2welad ;イーコリ (E、 colt)WK  6により作られた)を、85℃で、p!?’7.sの20mMリン酸カリウム 中で、示した時間間隔でインキュベートした。熱失活は、52.7+eM TC DA緩衝液中0.1■/−のカタラーゼの50〜100容積の添加前に、0℃に 10分間冷却することにより止められた。O,OS−の部分(100〜200n g/d、CuZn5OD最終濃度)を明細書に記載したようなピロガロール酵素 アンセイに使用した。比活性はCuZnS OD−WTについて5,000単位 /■およびCuZn5OD K9Rについては5,200単位/■であった。 B CuZn5OD−WT (・)およびCuZn5OD−に9R(0)の熱失 活動力°学: CuZn S OD (0,2*/ d)を、4℃で18時間、0.025mM  Cu5Oaおよび0.025mM Zn5Oaを含むpH7,8の20mMリ ン酸カリウム中でインキュベートし、次いで85℃でインキュベートした。適当 な時間に一部を取出し、第1図の説明で示したように処理した。データは、最終 アッセイ混合物においてCuZnS OD 100ngおよび200ngの両方 を使用した2回の測定の平均を表す。 第20図 pMa/c5−gapiのEcoRIおよびXba 1部位の間に挿 入された工ll−工土り表現モジュールのヌクレオチド配列、1土lプロモータ ーおよび1土り遺伝子を含むフラグメントの間のBamHI/DraI結合を矢 印で示す、GAPDH蛋白質の誘導されたアミノ酸配列をまた示した。グリシン 282残基を四角で囲んだ、ギャップのあるストランドの調製に使用する。ユニ ークC1alおよび5ty1部位をまた示した。 第21図 Bacillus 5ubtilis (Bsu)およびBacil lus 5tearothe−υ四重11リー(ム、Q GAPDHのアミノ酸 配列のアラインメント。 第22図 種々の温度での15分間のインキュベーシツン後の、GAPDH−W T、GAPDH−0282RおよびGAPDFI−G282にの残留活性。 第23図 1mM DNA”の存在下で74.5℃でのGAPDH−G282R (四角)およびGAPDH−0282にの(丸)の熱失活動力学。 蛋白質の3D構造の分析およびモデリングは、BRUGELパッケージを使用し て行った。 部位指定突然変異生成は、p M a / cファミドベクターを用いて、ギ’ rンブのある二重DNA法(gapped duplex DNA metho d)により行つた(スタンセンズ(5tanssens )ら、1987年)。 突然変異誘発性のオリゴヌクレオチドは、ホスホアミダイト法(phospho amidite method)(ビニ−ケージ(Beaucage)およびカ ルサーズ(Caruthers) 、1981年)に従い、アプライド バイオ システムス380A DNA合成機(APPLIED Biosystems3 80A DNA 5ynthesizer)で合成した。 実施例において特記していなければ、組換えDNAを作り、かつ操作するすべて の手順は、マニアチス(Maniatis)ら(1982年)によって述べられ た標準化された手順によって行った。 実施例で使用されたかまたは調製された以下のプラスミド、ベクターおよび菌株 は、ブタペスト条約の規定にしたがって、ドインチュ サムルング ヒュア ミ クロオルガニズメン、ゲッティンゲン、西ドイツ(Deutsche Samm lung fur Nikroorganismen +G3ttingen、  West Ger+many )に寄託された:pMc5−8 DSM 45 66 pMa5−s DSM 4567 pEcoR251DSM 4711 実施例 1 増大した熱安定性及び化学的変性に対する増大した挺抗性を有する、アクチノプ ラーネス ミズリーエンシス(D S M 43046)からのグルコースイソ メラーゼの突然変異体D−グルコース イソメラーゼ(Gl)は、D−キシロー スイソメラーゼ(D−キシロース ケト−ルーイソメラーゼ、ECM、3.1− 5)と同意義に用いられ、D−キシロースをD−キシルロースに転化する酵素で ある。操作したE、 coli株により作られたアクチノプラーネス ミズリー エンシス(mtssourien−sis)からのD−グルコース イソメラー ゼは、EcoAmi (D S M)Glと呼ばれる。GIをコードするアクチ ノブラーネス ミズリーエンシスをR4QのE、 coli xylA遺伝子と 区別するために、前者をgiと示すことにする。 1、A、Gl遺伝子の分離とクローニングアクチノブラーネス ミズリーエンシ スD S M 43046からの全DNAは、5an3Aで部分的に消化された 。−消化生成物は、蔗糖勾配で分画され、2〜7キロ塩基(kb)の長さの画分 はプラスミドpEcOR251のユニークBg1m部位にリゲートされた。 ハワードーフランダースら(1966)に記載され、E、coli株AB115 7 (DSM1563)から誘導された、キシロースイソメラーゼ欠損E、co li株AB1886は、リゲーション ミックスにより形質転換され、次に10 0■/1アンピシリン及び0.2%(W/V)キシロース(MMX)を補われた 最小寒天プレート (ミラー(Miller) 、1972)上で成長された、 37のクローンが回収され(pAM11〜37と呼ぶ) 、100mg/Jアン ピシリンを含むLB培地で成長された。組換プラスミドDNAを分離し、制限消 化により分析した。二重のプラスミドを識別でき、1つ(たとえばpAMI7) は2.8 kbベインートを含み、他(たとえばpAMI25)は4.0kbイ ンサートを含んだ。広汎な制限分析によると、両タイプのインサートは約2.O kbの傾斜共通に持った。化学的分解法(マキサム(Maxaa+)とギルバー ト(Gilbert)、1980)によるこの領域の配列決定は、Glのコーデ ィング領域と同定された1182個のヌクレオチド長を持つ読み取り枠を明らか にした。giのヌクレオチド配列を、誘導されたアミノ酸配列と共に第15図に 示す。以下ではアミノ酸の番号は第15図による。 下記のようにバタテリオファージ ラムダの右側プロモーター(P、)の転写制 御下に遺伝子を置くことによってE、 coli中でgiの極めて高い表現を達 成できた。 プラスミドpLK94 (ボッターフ 7 (Botteraan)とザビュー (Zabeau) 、1987)をまず変性して、−ラクタマーゼ遺伝子中のP st 1部位を除去した。これは、−ラクタマーゼ遺伝子のN末端部を含むpL K70−70p (ボッターマンとザビュー、1987)の880bp Eco RI/Pst 1画分及び−ラクタマーゼ遺伝子のC末端部を含むp L K  94の1700塩基対(b p)EcoRI/Pst 1画分ならびに複製オリ ジンを分離することによって行われた。これらの百分の続くリゲーションはpL K94pを与えた。 p A M I 7 ヲPst I テ開Hシ、約1800bp長の精製された 二つの画分(その一つはGl遺伝子を含む)の混合物をpLK94pのPst  I部位ヘリゲートした。このリゲーション混合物は、E、 colt株AB18 86を形質転換するために用いた。MMX上での成長により、アンピシリン抵抗 性のGl”形質転換体が得られた。 いくつかの選ばれた転質転換体からプラスミドDNAを分離し、制限分析により 特徴づけた。giを含むPst 1画分を収容するプラスミドpLK94pをp LK94GIと呼ぶ、giの配位は、ユニークBamH1部位がGTG開始コド ンがら約470bp上流に位置するものである。 pLK70−70pをPst Iで開裂し、DNAポリメラーゼ■のフレノウ画 分(Klenow)によりプラントエンドとし、次にXba Iで消化した。 pLK94GIをBamHIで線形化し、エキソヌクレアーゼBaJ31で消化 した。種々の時点でサンプルを採り(エチレンジアミン四酢酸ニナトウム(ED TA)で反応を停止) 、Xba 1で開裂し、ゲル電気泳動で分析して、制限 された9amH1−Xba 1画分の平均サイズを決定した。135o〜t4s obpのサイズの百分をゲルから溶離した。この画分をpLK70−70pにリ ゲートした。リゲーシヲン混合物を用いてE、 coHK574 (コルマン( Colson) ら、1965)を形質転換し、アンピシリン耐性形質転換体を 37℃で選択した。いくつかの形質転換体から分離されたプラスミドDNAを、 vJ限分析により特徴づけた。完全なgiを持つプラスミドを含む24のクロー ンが得られ、EcoAmi (D S M)の産生をテストした。培養物を37 ℃で一夜成長させ、次に12.5%ドデシルg酸ナトリウム(S D S)上で ポリアクリルアミドゲル電気泳動により全細胞抽出物を分画した(レムリ (L aeau+1i)、1970)、未形質転換に514対照培養物と比べると、ク ローンの一つが5DS−PAGE上で分子量42キロダルトン(kd)の新しい 蛋白質の高レベル合成を指令すると見い出され、これは、純粋なアクチノブラー ネス ミズリーエンシスG1に対して生じたポリクローナル血清を用いてウエス クーン ブロンドすることによりEcoA+++i (DSM)と同定された。  E、 coli KS 14上で高いEcoAffli (DSM)G T産 生を与えるプラスミドはpLK70GIと名付けられた。 P@−gi転写ユニットは、EcoRI−Xba1画分として働かされることが でき、その配列を第16図に示す。アガロースゲルからの溶出の後に、この画分 は、EcoRl及びxbaIで消化されたpMa5−8及びp M i 5−8 の両者にリゲートされてpMA5−G!とpMc5−CMを夫々与えた。これら ベクターはEcoAmi (DSM)CIの同じ及び効率的な合成を指示するこ とが見い出され、同時に表現レベルはpLK70CIにより得られたそれと有意 に異ならない。 giの表現は更に、GTG開始コドンをATG I−リブエンドに変えることに より増大できた。これは、下記のオリゴヌクレオチドブライマーを用いて実施例 1. D記載のように部位指定突然変異生成により行われた: 5 ’ −GGACAGACATGGTTACC−3’野生種及び突然変異のG I酵素は、1%トリプトン、1%NaC12,0,5%酵母抽出物及びpMAタ イプベクターのためのアンピシリン(100mg/f)又はpMCタイプベクタ ーのためのクロラムフェニコール<25mg/β)より成る培地で成長されたE 、 coli株に514中で作られた。細胞は37℃で一夜成長され、遠心分離 された。EcoAci (DSM)GI酵素は下記のように精製できた。細胞ベ レットを0.05M)リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tr is/  HCl )の最小量、0.1 d CoC1*、10mM MgCj!* 、0 .2M KCl、5%グリセロール及び5mMEDTA、pH8,0中に再懸濁 させ、リゾチームを0.1 rag/ rrhilの最終濃度で加えた。0℃で 20分間放置後、フレンチプレスを用いて細胞を分解し、遠心分離しく23.0 00 gで30分間)、上澄を同量の5%ストレプトマイシン スルフェートで 希釈した。4℃で3時間インキュベートし、遠心分離(23,000gで30分 間)した。得た上澄を70℃(ただし、突然変異体に253Q及びに100Qは 50℃)に30分間加熱し、再び遠心分離した。可溶の上相を硫酸アンモニウム で80%とした。酵素活性のほとんどを含む沈澱物を遠心分離で集め、0.02 M Tris/HC1,5mMEDTASO,85M硫酸アンモニウムに溶解し た。次のクロマトグラフ工程は、フェニル拳スパロース(Phenyl−3up erose)、セファクリル(Sephacryl) S −200HR、最後 にMono−QHRl 0/10を含んだ。クロマトグラフィのための総てのバ ッファーへの5a+M EDTAの添加は、金属イオンを除去するために必要で あった。使用に先立ち、得た酵素を、10mM EDTAを含む(最終pH約5 .2) 10mM )リエタノールアミン、pH7,2の200容に対して3度 、そしてパンファーを3度変えて5+m112−(N−モルホリノ)エタンスル ホン酸(M E S)、pH6,0の200容に対して透析した。最終酵素調製 物の金属含量は、Varian 5pectr A A 30 / 40での原 子吸光スペクトルにより測定し、EcoAmi (DSM)CIが金属不合であ ることを示した。 −例として、酵素に極めて高い親和性で結合するコバルトイオンはEcoAmi  (DSM)GI七ツマ−1モル当り僅かlXl0−’モルであることが示され た(クロマトグラフバッファーでEDTAが省略された場合、この数値は、酵素 モノマー1モル当りコバルト0.5モルに増大した)、EcoAmi (DSM )G Xの純度は、5DS−PAGEと銀着色、そしてまたνydac C4カ ラムでの逆相高速液体クロマトグラフ(HP L C)により評価された。 グルコース イソメラーゼの酵素活性は、下記のようにして評価された(1単位 の酵素活性が1分間当り1.0マイクロモルの生成物D−キシルロースまたはD −フラクトースを作り、従って比活性spaはG!酵素のmg当りの単位として 表わされる)。 Gl活性は、35℃でグルコースイソメラーゼによるキシロースの異性化により 作られたキシルロースの278nmにおける吸収の増大を測定することにより直 接に評価できた。この評価は、10mM Mg5Oa及び0.1Mキシロースを 含む50mM)リエタノールアミンバンファー、pH7,5中で行われた。評価 におけるグルコースイソメラーゼ最終濃度°は約0.01B/ mlであり、1 . OB7mlの酵素溶液についての278nmでの吸光係数1.08を用いて 吸収スペクトルにより、酵素評価混合物での希釈の前に正確に測定された。 D−ソルビトール デバイドロゲナーゼ共役評価において、D−キシルロースの 酵素的測定は、50d)リエタノールアミン、pH7,5、lomM MgSO 4及び0.1Mキシロース中で2X10−@MD−ゾルビトール デバイドロゲ ナーゼ(L−イディトール:NADオキシドリダクターゼ、EC1,1,1,1 4,)及び0.15d NADHの存在下で既知のように(ケルスターズ(Ke rsters)−ヒルダーソン(Hilderson)ら、1987)35℃で 行われた。但し、インキュベーション バッファーは1mMエチレンビス(オキ シエチレンニトリロ)四酢酸(EGTA) をも含んだ。この評価におけるグル コースイソメラーゼ最終濃度番銅2、5 x 10−3rng/ mlであり、 上述のように正確に測定された。 紫色の生成物を与える、酸中でのケト糖とカルバゾールの反応に基づくシスティ ン−カルバゾール法(ディツシユ、(Dische)とボレンフロイント(Bo renfreund)、1951)を用いて異性化反応の間に作られるD−フラ クトース量を測定することにより、基質としてグルコースを用いてGl活性を評 価できる。 電気泳動ゲル上でのD−キシロースイソメラーゼの可視化は、公知(ヤマナカ、 1971)のトリフェニルテトラゾリウムクロライド(TTC)を用いた。この 着色法は、糖がテトラゾリウム塩き反応して室温で不溶のホルマリンを形成する こきに基づく。 反応は室温でケトースに特異的であり、アルドースは100t:でのみ反応する 。ゲル上で活性キシロースイソメラーゼは従って桃−赤色の帯として同定されつ る。少しの修正を加えて、この活性テストをPharmac4a Phast  Systemで用いた。簡単に云えば、電気泳動に続いて、陰性−PAGEゲル をPhast System着色室へ移し、50mMキシロース、10mM M gC1x 、0−1111M CoC1xを含む20mM Tris/HCj7 中で50℃で15分間インキコベートし、脱イオン水で4℃で0.5分間洗った 後にゲルを、IN NaOH中で新規に調製した0、1%トリフェニル・テトラ ゾリウム クロライド中で20℃で3分間浸漬した。ゲルを2N EC1中で1 5分間インキュベートすることにより反応を停止し、最後に水で洗った(4℃、 0.5分間)。 1、B、EcoAs+i (DSM)Glの熱失活の動力学熱失活動力学実験は 、各場合について述べることに加えて金属不含グルコースイソメラーゼに対して 行われた。簡単に云うと、精製酵素を望むパンファー中で平衡にし、溶液を、指 示された温度に設定した循還水浴(Lauda RM 6 )に連結されたガラ スマントル中に予め挿入されたテフロンニードルを用いてハミルトン気密シリン ジ中に吸入する。予めの実験は、25℃から85℃への酵素溶液の温度平衡が1 分間未満で達成されることを示した。適当な時に、一部分をエラペン ドルフ  チェープ中に吸入し、熱変性過程を、0℃にサンプルを冷却することにより停止 した。 あるいは、より大きなサンプルは、Reacti−Vialg (ピアス(Pi erce)の夫々の分けたものとしてインキユベートされた。 総てのバッファーは、適当な場合には金属汚染を除去するためにChelex処 理された(Chelex −100% Biorad)、]、 B、l 温度及 び金属依存性 50蒙M3−(N−モルホリノ)−プロパンスルホン酸(MOPS)、pH7, 2中で25℃におけるEcoAmi (DSM)Glの熱失活の動力学 (pKa”−7,15,25℃、dH/’C−−0,011)を温度の関数とし て第1図(金属を加えず)、第2図(+10量M MgS Oa)及び第3図( +10mM CoCff1z )に示す、すべてのデータ点は、用いた温度及び 金属イオンの存在及び性質に拘らず一次プロセスに対応する理論減少カーブによ く一致される。 データはまた、マグネシウム及びまたよりコバルトイオンの安定化効果を示す。 熱による酵素失活は不可逆であると見い出され、従って加熱は蛋白質凝集を誘発 することが示された。Mg!+の存在下で、我々は酵素活性の損失が蛋白質沈澱 の程度とかなり良く相関することを示すことができた。 第4図は、第1〜3図のデータをまとめて示し、60〜95℃の温度範囲で金属 の有無に拘らずアレニウスプロットが直線であることを示す。 これらの結果は、EcoAmi (DSM)GEの熱変性がテストされた総ての 条件下で単一の事象から生じていることを示す。同じ律速段階が金属存在及び不 存在下で支配的であるかどうかは判らない。しかし、アレニウスプロットの直線 性は、この段階が特定の組合せの実験条件のもとて一つしかないことを支持する 。 1、 B、2 pH及びイオン強度依存性安定化金属へのGlの親和性は、p旧 こ強く依存する。特に、それはp)16より下でかなり低減する。従って、Ec oAa+i (DSM)GIの熱安定性へのpHの影響は、金属を添加せずに金 属不合酵素を用いて研究した。 4.7〜8.3のPH範囲で、72℃EcoAmi (DSM)GIの失活は常 に一次動力学に従う。第5図は、失活速度常数に、がpH5,5〜6.7で事実 1変らず、しかしこのp’H範囲の両側で増大することを示す。 第6図は、添加金属なしての酵素の熱失活の動力学がイオン強度の関数として増 大することを示す。これは、pH依存性と共に、極性残基がEcoAmi (D SM)GIの熱安定性に関係することを示す。 この議論は、第7図のデータにより更に支持され、そこではpF!のおだやかな 増大(すなわち72℃でp)16.7からpH7,6へ)が塩化ナトリウムの不 安定性化効果を著しく増幅させたことが示されている。 1、 B、3.尿素及びシアネートの効果GIは、4つの同じサブユニットから 成る4量体である(レイ(Rey)ら、1988)。 尿素の影響が、加熱の結果すなわちサブユニット解離及び/又は広がりとして酵 素活性の損失を説明しうる構造的変化を同定するために評価された。 酵素のオリゴマー化状態は、50mM Tis/HC1、pH8,0,25℃及 び150mM NaC1を含む溶離バッファーを用いて室温で5uperose  −12上でサイズ排除高速液体クロマトグラフィ(SEC−HPLC)により 、続いて室温で7M尿素中で酵素の長時間インキュベーションにより分析された 。 天然のGrは5EC−HPL、C上で4量体として溶出する。第8図は、尿素中 での長時間インキュベーションが天然):coAmi(DSM)GI 4量体の 2量体への解離を誘発するために必要であることを示す。 シアネートが、溶液中で使用中の尿素から発生されると知られているので、シア ネートによる酵素の化学的変性が、観察されたサブユニット解離の原因であると 予想された。この仮説をテストするために、0〜200mMの範囲のシアネート 濃度を含む0.2M硼酸塩、pH8,5及び150mM NaC1中で室温で1 6〜24日間酵素をインキニペートシ、新規に調製した5、0Mシアネート不含 尿素(Milli−Q水中の10M尿素の新規に調製して準備した溶液)の不存 在又は存在下でのこれをメーカーの推奨に従いAG501−X8 (D)樹脂( Bio−Rad)のカラムに通した。この処理は、シアネートを含め夾9i物を 除去する。 下記の観察がなされた。 1、 イソシアネート単独での処理は、5EC−HPLCで(7)EcoAmi  (D S M)の溶出プロフィールを変え得なかった(第9A図)、天然−P AGEは、負の電荷の増大により証拠づけられるように酵素の投与量依存的化学 的変性を示しく第9B図、上方)、シかしゲルのTTC−着色により示されるよ うに酵素活性の明らかな損失はなかった(第9B図下方)。 2、 5.0Mシ7ネート不含尿素中テ(7)EcoA+ai (DSM) G  I (D16日間インキニベーシ曹ン後に、二量体形成は5EC−HPLCで 見られなかった(第10A図)。しかし、天然のPAGEでは少しの二量体−二 量体解離が観察され(第10B図上方、OmM NaCN0) 、これは用いた 尿素濃度(5モル)では発生したシアネートが少しの化学的変性を誘発し、それ は四量体解離へと直接進まないが解離がPAGEの間に適用された電場の影響下 で進められ得ない程度に二量体−二量体解離を弱めることを示唆している。ある いは、尿素及び電場の結合した影響が四量体から二量体へのMuを引き起したこ とも提藁できる。 3.5.0M尿素中のEcoAmi (D SM) CI ヘのシアネートの同 時的添加は、濃度依存的に四量体から二量体への解離を容易に起す。これは、5 EC−HPLC(第10A図)及び天然PAGE (第10B図上方)の両者に より示めされた。イソシアネート高濃度でのインキュベーション後の二量体のP AGEでの遅延は、これら条件下で酵素が広げられることが増加したことの結果 であるかもしれない。天然PAGEでは、二量体はTTC着色後にGl活性を示 されなかった(第10B図下方)。 この知見は、酵素活性が、CI−四量体の二量体への解離により及び/又は化学 的変性により失われることを示唆する。 結論として、シアネートと尿素の両者の存在は、EeoAwj(DSM)CI4 量体の二量体への解離を観察するために必要である。シアネート単独は効果がな い故に、酵素の四量体構造の安定化に関係する化学的に変性されるアミノ基は、 尿素なしでは溶媒アクセシプルでない。たぶん尿素は二量体/二量体相互作用を 不安定化し、それにより、それまでは二量体/二量体界面内に埋め込まれていた アミノ酸を露出させるのであろう。α及び/又はε−アミノ基を有するこれら残 基は、従ってシアネートによるカルバミル化に利用されうるようになる。そして 、サブユニット間コンタクト残基へのシアネートの共有結合は、酵素の二量体型 を安定化する* EcoAmi (DSM)G l四量体の二量体への解離はた ぶん熱変性の主な出来事であると考えつる。この仮説を支持して、高い蛋白質濃 度が熱による変性に対して酵素を安定化することが観察できたくデータ省略)。 1、 B、 4 グリケージ3ン 蛋白質は、グリケージ3ン、すなわちグルコース及び他の多数の糟によるα−及 びε−アミノ基の非醇素的変性を受けることが示される0通用条件(グルコース 高濃度、pH7,5及び長時間使用)のもとでEcoAmi (D S M)  CIのグリケーションが同様に起るであろうことが予想された。特に、もしEc oALli (DSM) G 1回置体が高温で二量体に解離するなら、尿素存 在下でシアネートと反応する同じアミノ基残基が四量体−二量体解離を伴ってグ リケージ3ンされて、たぶん触媒活性を失うことが予期される。 金属不含EcoAmi (DSM)CIを、50mM MOPS、p)17.7 .60℃で、D−グルコース(250mM)なし又はありで60℃でマグネシウ ム不存在でインキュベートシた。適当な時点で、少量を取出し、25℃に冷却し 、278nmでの直接キシルロース吸光度評価により残留酵素活性をテストした 。 第11図Aは、グルコースの存在が60℃において酵素の熱失活速度をかなり増 大することを示す。この効果は、50mMMES、pH6,0,4℃に対する徹 底的バー/ 77−交換がEcoAni(DSM)GIの触媒有効性を回復でき なかった(第11図A中の三角形)ので、可逆的でなかった。また、5EC−H PLCによる反応生成物の分析は、予想通りにグリケーションが時間依存的に四 量体−二量体解離を伴うことを明らかに示し、(第1L図B及びC)、この知見 は四量体開裂が高温で起るという議論を支持する。解離した二量体は、反応性ア ミノ基のグルコースとの共有結合変性によりトラップされ、たぶん二量体間コン タクトに留る。 第11図りは、加熱が蛋白質凝集物の形成も起すことを示す。 この凝集は、グルコースの存在により大きく促進された。しかし、凝集物形成が Glの二量体への解離に依存して、又は単にそれに続いて起るのかは判っていな い。極めて似た結果が、別のバッファー系(12,5dリン酸カリウム、pH7 ,7,60℃)で再現できた。 尿素の存在はシアネートが安定なGに量体を作るために必要であり、一方、グル コースは尿素の不存在下で高温で同じ特性を示すことは興味深い。従って、我々 は、尿素及び加熱は共に、EeoAwji (DSM)GIl四量体二量体への 解離を起し、それによって二量体間界面に位置するアミノ基残基を露出すると結 論できる。以前はアクセスできなかったアミノ基がシアネート又はグルコースと の反応に使用できるようになり、モして二量体状態で酵素をトラップする。 1、C,アクチノブラーネス ミズリーエンシスのグルコースイソメラーゼのサ ブユニット界面におけるリシン残基の同定Glは、四つの同じサブユニット(A 、B、C,D)より成る四量体であり(レイら、1988)、二つのダイマー( AB及びCD)の集りと見ることができる。従って、二つのカテゴリーのサブユ ニット界面、すなわち一つの二量体内の単量体間の界面(二量体内界面)及び二 つの二量体間の界面(二量体間界面)を区別できる。 単離されたサブユニットにおいて計夏されたアクセシブルな表蘭積(ASA)( リー(Lee)とリチャーズ(Richards) 、1971)がオリゴマー 内の測定されたそれと異なるならば、一つの残基がサブユニット界面コンタクト に参加していると云われる。第2表は、単離された単量体内及びGI四装置内の 20のサブユニー/ )リシン残基についてのASAをまとめて示す、これら残 基の11個は、サブユニット界面に参加していると見られる。Lys−100と Lys−253のみがサブユニット界面で大きな面積(夫々149A”及びll 0A”)を埋める四量体中に最も完全に埋め込まれている。換言すれば、これら 残基の両者は、四量体中で低い溶媒アクセシビリティを持つ、また両残基は、E coAmi(DSM)Glの触媒活性に含まれない。また、Lys−100及び Lys−253は、サブユニット界面において静電相互作用に関係する。Aサブ ユニット中のLys−100(A−Lys−ioo>は、水素結合によりBサブ ユニット中の位置373近傍の小さいラセンの最後の巻きを安定化する。一方、 Aサブユニット中のLys−253(A−Lys−253)は、Cサブユニット のAsp−190とのイオン的二量体間相互作用に関与する。 モデル構築手法(デルハイス(Delbaise)ら、1984、記述のような )を用いて、Lys−100の環境はArgへの置換を収容しそうになく、一方 、Lys−253のArgへの突然変異は、物理的接触がなく、かつA!111 −190とのイオン的相互作用が好都合なまま留る故に、立体的に可能であるこ とが判った。 1、D、アクチノプラーネス ミズリーエンシスのグルコースイソメラーゼにお ける特定のりシン残基のアミノ酸置換本発明に従い、アルギニンでのLys−2 53の置換は、二量体−二量体界面を横切る静電相互作用を安定化させ、それに より熱失活に対するEcoAmi (DSM)CIの安定性を増す、また、この 置換は、位t253での(グルコース又はシアネートでの)化学的変性を妨げる であろう。 EcoAmi(D S M) CIの熱安定性におけるA−LyS−253/C −Asp−190イオン対の静電相互作用の重要性を評価するために、Lys− 253をグルタミンに突然変異させて、リシン側鎖のイオン性を除去した。この 突然変異は、他の点では合理的に保守的である。 位置指定突然変異生成は、pMa5−8及びpMa5−8様のファスミドベクタ ー(スタンセンズ(Stanssens)ら、1987)を用いてギャップされ た二重DNA (gd DNA)法に従って行われた。突然変異生成戦略が、突 然変異されるべき領域の上流及び下流におけるユニーク制限部位の使用を必要と する故に、二つの追加的開裂部位が、エンコードされるアミノ酸配列を変えずに GIココ−ィング配列に導入された。Kpn1部位は、下記のオリゴヌクレオチ ドプライマー 5 ’ −CGAAGGGTACCAGG−3’を用いて位置177のGをAと するヌクレオチド塩基交換により作った。 Xho1部位は、下記のオリゴヌクレオチドプライマー5 ’ −GCCGTT CTCGAGGAGGTCG −3’を用いて位置825のGをCに置き代える ことにより作った。 GTGのATCコドンへの転化(実施例1.A参照)及びKpn1部位の作成は 、一つの突然変異生成実験で達成され、そこでは関係する酵素的にホスホリル化 されたオリゴヌクレオチドが、−重鎮pMc5−Gl、及びpMa5−Glの大 きなりaaHI −Aat Uフラグメントから導かれたgdDNAへとアニー リングされた。 Xho1部位は、別の実験で導入された。用いられたgd DNAは一重鎖pM c5−Gl、及びpMas−ctの大きな5acl −Smalフラグメントか ら構成された。二重突然変異体及びXhol突然変異体の適当なフラグメントを 結合することにより、三つの突然変異を一つの遺伝子中にまとめた。得た三重突 然変異体をpMa5−1と呼ぶ、相補的pMc5−1は、P菖−giハイブリッ ド遺伝子を含むpMa 5−1の少さなEcoRI −Xba Iフラグメント をp M c 5−8のEcoR1部位とXba1部位との間に挿入することに より構成された。 pMa5−1及びpMa5−1は、野生種及び突然変異Glの両者の製造に用い られる基本的ベクターである。 下記の総ての部位指定突然変異生成実験において、pMa5−■の一重鎮形及び pMa5−1の適当なフラグメントから作ったgdDNAを用いた。 1、D、1 リシン−253−グルタミンg d DNA(7)構築のために、 pMa5−1の大きな5acl −Xholフラグメント及び下記のオリゴヌク レオチドブライマーを用いた。 5 ’ −CCTCGTCGAACTGCGGGCCG−3’突然変異酵素は良 好に表現された。基質としてキシロースを用いた比活性は、野生種EcoAa+ i (DSM)CIのそれの96%であった(第3表)。 金属不存在で50mM MOP S、 pH7,4,72℃中での72℃におけ る熱失活は、−欲動力学に従い、突然変異が変性速度常数の野生種の2.4X1 0−”/分からに253Qの0.9/分へと60倍の増大を引き起した(第12 図、A)。 50d MOPSSpH6,5,85℃テ(7)10@M Mg5C)4(7) 存在下で、−次減少速度常数はに253Qでは1.2/分の値を有し、野生種の それ(K勤−3,4X10−3/分)の約350倍大きかった。 サイズ排除クロマトグラフィによるに253Q酵素のオリゴマー構造の分析は、 完全な四量体を示した。しかし、0.2 M硼酸塩、pus、s、0.15 M  NaCj中のシアネート不合5モル尿素中での長時間インキュページ四ンは、 第13図式に示すように、K253Q突然変異体が二量体に容易に解離されるこ とを示した。第13図Bは野生種及び突然変異酵素について二量体形成の進捗カ ーブを示すデータをまとめて示す、四量体の二量体への解離は、熱に敏感な突然 変異酵素において起り、野生種酵素では起らない。 上述の実験は、EcoAmi (DSM)01分子の安定性の構造的基礎を調べ るものである。残基に253のグルタミンへの特定の変更は、温度及びまた尿素 に敏感な突然変異を起し、従って重要な相互作用の場所を同定する。突然変異体 の熱失活の受けやすさと、室温で尿素により起される四量体から二量体への解離 の程度の間に明瞭な関連が確かめられた。 1、D、2 リシン−253−アルギニンgdDNAの構築のために、pMa5 −1の大きなSac I −Xho Iフラグメント及び下記のオリゴヌクレオ チドブライマーを用いた。 5 ’ −CCTGGTCGAACCGCGGGCCG−3’EcoAmi ( DSM)CI突然変異体であるに253Rは良好に表現され、基質としてのキシ ロースに対して野生種の120%の酵素活性を示した(第3表)。 この突然変異体の熱安定性は、82〜92℃の温度で、50mMN−2−ヒドロ キシエチルピペラジン−N’−2−エタンスルホン酸(EPPS) 、pH7, 5、SmM Mg5On中でテストされた。 第4表は、K253R及び野生種酵素の半減期(時間)を示す。 結果によると、この温度範囲にわたってに253Rは常に野生種酵素より安定で ある。 高温でのグルコースによる失活に関し突然変異体に253Rの安定性を評価する ために、両酵素を12.5mMリン酸カリウムパンファー、pH7,7中で60 ℃で250mMD−グルコース存在下でインキュベートした。第14図に約70 時間の失活の経過を示す。 データは、半減期が野生種の5倍に増大されたので、K253R突然変異体にお いて達成された、失活させる不可逆的な化学的変性に対する高められた保護を明 瞭に示す。 従って本発明は、より安定なGlをもたらす突然変異を操作するために成功裡に 用いられた。 陰性対照としてLys−100がアルギニンへと突然変異された。この場合、前 述のように新しい残基の不良な立体収容性が、酵素活性に影響することはないが 、安定性の低下をもたらすことが予想された。 1、D、3 リシン−100→アルギニンgdDNAの構造のために、pMa5 −1の大きなKpnl −AatIIフラグメント及び下記のオリゴヌクレオチ ドプライマーを用いた。 5 ’ −CCGCCGTCCCGGAACACCGG−3’K100RGlO 比活性は、基質としてキシロースを用いて22単位/■であった。従ってこれは 、野生種EcoAmi (D S M)G1の活性C24,S単位/■)と同等 である。しがし、この突然変異酵素の熱失活は50mM EPPS、 pH7, 5,84℃、5mMMg5O,l中でKD−0,3/分であり、約100倍速い 。 実施例 2 増大した熱安定性及び化学的変性に対する増大した挺抗性を有するヒトCuZn スーパーオキシド ジスムターゼの突然変異体スーパーオキシド ジスムターゼ (E、C,1,15,1,1)は、下記反応に従いスーパーオキシド残基の過酸 化水素への転化を触媒する酵素である。 スーパーオキシド残基は、直接的又は間接的プロセスで多(の好気性生物学的酸 化(バニスター(Bannjs ter)ら、1987)でいたる所で発生され る。 CuZn5ODは、ホモダイマーとして存在すると報告されている一般に極めて 安定な酵素である。各サブユニットは約16,000ダルトンの分子量を持ち、 一つのCu(11)及び一つのZn(II)を含み、そのパートナ−と非共有結 合相互作用により会合している。 従来の研究によると、CuZn S OD中のアミノ基に関係する化学的変性は 酵素活性の低下を伴う、N末端アミノ基がアセチル化されるので、リシンのN− ε−アミノ基は、そのような変性のための唯一の候補である。スクシニル化した ウシ酵素は活性を僅か10%保持し、しかしまた0、 1%5DS−PAGE上 で単量体へと自発的に解離しくマーモッチ(Marmocch i)ら、198 2)、一方、天然蛋白質の大部分は四量体として挙動する(ハーフ(Hartz )ら、1972)。シアネートによるカルバミル化はまた、低減された活性を持 つ酵素を作る(ココ(Cocco)ら、1982)。 ヒトCuZn S ODは同様に、グリケーション、すなわちアミノ基へのグル コースの非酵素的共有結合付着を受け、失活を伴うと見い出されている(アライ ら、1987a)。グリケートされる8位は、Lys−122及びLys−12 8であると後に同定された(アライ、1987b)。 E、 coli中でヒトCuZn5ODのcDNAのクローニングは、ハルウェ ル01a11ewell)ら、1985及びヨーロッパ特許出願明細書E P  138111に記載された。CuZn5OD cDNAをエンコードするDNA 配列をsodと呼ぶことにする。 本発明に従い、いくつかのりシン残基をアルギニン残基で置換して、より高い熱 安定的及び/又は化学的変性に対するより高い安定性を持つ突然変異CuZn  S OD酵素を作ることができた。 2、A、 ヒトCuZn5ODのcDNAのクローニングtacプロモーター( デ ボーア(De Boer)ら、1983)に融合されたsod遺伝子は、ヨ ーロッパ特許出願E P 138111に記載されそしてATCCにアクセツシ ョン番号39679として寄託された、プラスミドpsOD11を収容するE、  coli株D1210から得た。 tac−sodハイブリット遺伝子を含むDNAフラグメントは、下記のように して分離された。プラスミドpsOD11を、Acolで部分的に消化し、フレ ノウ(Klenow)での処理により制限フラグメントをプラントエンド化し、 3alNで消化した。tac −5odハイブリツド遺伝子を含む1260bp フラグメントを、3+nal及び5alIで消化されたプラスミドpMc5−8 の大きなフラグメントにリゲートした。リゲーション混合物を、E、 coli W K 6 ’;/ エル(Zell)とフリ77 (Fritz)、1987 )の形質転換に用いた。形質転換体を、25μg/rrdlクロラムフェニコー ルを含むLB寒天プレート上で選択し、分離したプラスミドDNAを制限分析で 調べた。pMa5−8のECoRl部位と5alI部位との間にtac−sod ハイブリッド遺伝子を含むプラスミドをpMc 5−5od 11と呼ぶ。pM c 5−5od 11の1260bpEcoRI−Xbalを、pMa5−8の EcoR1部位とXballS位に移して、pMa 5−5od 11を得た。 p M a / cベクター中のtac−sodハイブリッド遺伝子の完全さを 、マキサムとギルバー)(1980)に従う配列決定により調べた。この遺伝子 の配列を第17図に示す。 組換Cu1r+S ODを得るために、E、 coli WK6、又は、E、  coliのsod Asod B−株〔内在SOD活性を失い(カーリオツ(C arlioz)とトウアチ (Touati) 、1986) 、pMa 5− 5od 11 (又はpMc 5−5od 11)を含む〕の−夜培養物を、X  OOppta CIJS○1.0.46ppm 1nsOs及び0.1 mg / ml 7 :/ピシリンを補われたTB培地(1,2%[1acto )リ ブトン、2.4%Bacto酵母抽出物、0.5%グリセロース、28 mM  K 82 P O−1?2mM K、HPO,)で100倍に希釈した。細胞を 、OD iso n m = 0.4の密度まで30℃で振とうして成長させ、 この時点でsod遺伝子の表現はIPTG(イソプロピル−β−D−チオガラク ト−ピラノシド、0.25mM最終濃度)の添加により誘発された。細胞密度は 、600nmでの吸光度で測定して15〜250Dに達した。細胞を、16時間 の誘発期間の後に集め、PBSで洗い、そして凍結及び解凍した。遠心分離後に 、細胞ベレットを、20mM Tis/HC1!、5%グリセロール、pH8, 0の最小量に再懸濁して、200/mfのOD、。。とじた。これらの条件下で 、両クローン、即ちE、coli WK6 (pMa5−5od 1)及びWK 6 (pMc 5−5od )は、5DS−12,5%ポリアクリルアミドゲル (ラエムリ、1970)での(超音波処理により調製された)全細胞抽出物の分 析から明らかなように、可溶な16kD蛋白質の効率的合成を指示した。誘導さ れない対照培養物と比べると、誘導された培養物の5DS−PAGE蛋白質プロ フィールは、追加的な16kD帯を含む。 16kD蛋白質は、E、 coli WK6 (pMa 5−5od 1)中の 全蛋白質含量の約5〜7%及びE、 coli sod Asod B−(pM a 5−5od l )株中の10〜15%を成すと見積られた可溶液画分中に 存在した。精製は下記のように行われた。細胞懸濁物にリゾチーム(0,5mg /m!!、最終濃度)を加え、次に0.1 mMEDTAとした。氷上で20分 間インキュベート後に、フレンチプレスを用いて細胞を分解し、得た均質物を遠 心分離で明澄にした。ストレプトマイシン スルフェート(0,5%)を上澄に 加え、4℃で3時間後に遠心分離で不溶物を除いた。次に得た1計0.05mM  Zn5O,及び0.1mM Cu5O,とし、70℃で30分間加熱する前に 25℃で2〜4時間インキュベートした。遠心分離で不溶物を除去した後に、明 澄な分解物を50容の10℃MTris/ HCl 、 pH8,0で4℃で2 度透析し、20 mM Tris/HCCpH8,O中の40〜200mM C H3COONaの勾配を用いて0−セファロースFast Fiow上でクロマ トグラフした。 SOD含有画分は、S D S −P A G Eにより、及びCoomass ip株及び活性株(ビューチャンブ(Beauchamp)とフリドビッチ(P r 1dov 1ch)、1971)での天然F A、 G Eにより評価され る際に、プールされた。この段階で、E、 coli sod Asod B− 中で作られたCuZnS ODは、5DS−PAGEで評価されたように、すで に高度に純粋であった。後者の酵素を更に50容の10mMリン酸カリウム、p H7,8に対して透析し、そのまま用いた。 E、 coli WK6株により作られた酵素の場合、Q−セファロースからの SODプールを1.4M硫酸アンモニウムとし、20mMTris/HCC1, 4M (NHJ* SO4、p)18.0中で平衡にされたファルマシアフェニ ル スパロースHR10/10カラムでクロマトした。これら条件下で、CuZ nS ODは疎水性樹脂に結合せず、対照的に、硫酸アンモニウム濃度を約0. 7Mに下げたときにのみ溶出したE、 coli内在蛋白質夾雑物に結合した。 CuZn S ODを含んだフェニル・スバロースからのボイドビークを、50 容の10 mM Tris/ HCI 5pH8,0に対して、バッファーを2 度取換えて4℃で透析した。次に酵素を、2μMCuS○4及び2nSO4を含 む20 mMTris/ HC1、pH8,0中でMono −QHR5/ ’ 10ランで濃縮し、0〜160mM Na0Acの勾配で溶出した。得た酵素を 最終に、10mM’Jン酸カリウム、pH7,8のバッファ2度交換で透析し、 5DS−PAGEにより夾雑物がないことを示した。 内在E、 cadi SODからのSOD活性が試料中に残っていないことを示 すことができた。 ウィンターポーン(Winterbourn)ら、1975を少しかえて、ニト ロブルー テトラゾリウム(NB、T)アッセイによりCuZn5ODを評価で きた。評価は、マイクロタイタープレートで行った。評価混合物は、50mMリ ン酸カリウム、p)18.7.50μM NBT(ヤンセ7 (Janssen )) 、0.1mM EDTA、 0.03%Triton−x100及び種々 の量のCuZn S ODを含んだ。反応は、蛍光ボックス上にセットしたマイ クロタイタープレートに2mMリボフラビン−5′−ホスフェートCBio−R ad)を加えることにより開始された。プレートをアルミニウム箔で覆い、12 分間インキュベートし、540nmでの吸光度をTitertek Multi skan M CCプレートリーダーで測定した。 ピロガロール アッセイは、少しの変更を加えて本質的にマークルンド(Mar klund) とマークルンド、1974、記載の通りであった。簡単に云うと 、ピロガロール自己酸化のCuZrr S OD抑止は、0.05mg/−のカ タラーゼ(メルク社のアスペルギルスニガーから)を含む52.7+eM TC DAパンファー中に、52.7mM Tris/カコジル酸、1.1 mMジエ チレン トリアミン四酢酸、p)1B、20 (TCDAパンファー)及び0. 0501dの種々の濃度のCuZn S ODの0.90−を含むアッセイ混合 物で行った。25℃で10分間のインキュベーシヨンに続いて、混合物を極めて 高速で攪拌して空気平衡を達成し、直ちに111Mカコジル酸(Serva)中 の4.0mMピロガロール(メルク)の0.050−を加えて反応を開始した( 1+aMカコジル酸中のピロガロール貯蔵溶液は4℃で少くとも1日安定である )0時間の関数として420 nmでの吸光度の増大(ピロガロール自己酸化速 度を示す)を25℃で6分間測定し、この間、直線性が観察された。加えたCu Zn S ODの関数としてのピロガロール自己酸化の抑止は、250〜300 ng/−の酵素濃度まで線形であることが見い出された。 アクリルアミド ゲル上のSOD活性は、Phastsystem着色チャンバ ーでPharmacia Phast Gelの使用のために採用されたように ビューチャンブとフリドビンチ(1971)により記載されたアッセイを用いて 可視化できた。電気泳動に続いて、ゲルを最初に2.5mMNETに50℃で2 0分間、次に28BM TEMED (Bi。 −Rad)、28,11Mリボフラビン−5′−ホスフェート(Bio −Ra d)、及び0.11℃M EDTAを含む36mMリン酸カリウム中に更に30 分間浸漬した0次にゲルを、十分なコントラストが得られるまで(15〜20分 間)蛍光ボックスを用いて照射し、次いで10%エタノール、5%酢酸中に30 分間浸漬して固定した。ゲルを乾燥する前に10%酢酸、15%グリセロールに 30分間浸すことにより、ゲルは保存できた。 蛋白質濃度は、標準としてウシ血清アルブミンでのプラトフォード アッセイに より測定した。 2、B、 残基の同定 ヒトCuZn5ODは、三次元構造が高度に判っている(プルンクヘプン デー タベース pdbファイルpdb 2sod 、クイナ−(Tainer)ら、 1982)ところのウシ(Bis Faurus)酵素と約80%の同一性を示 す(第18図)、従ってヒ)CuZnSODの構造は、鋳型(テンプレート)と してウシCuZn S ODを用いて誘導できる(ハレウェルら、1989)。 ウシCuZn S OD結晶構造の検査は、酵素の熱安定性を改善するためにL ys −9をアルギニンへと突然変異させるための可能性ある候補であることを 示す。 ヒトCuZn S ODの検査によると、グリケーションに関係されるLys− 122及びLys−128(ウシCuZn S ODでは夫々Lys −120 とArg−126)が完全に溶媒アクセシブルであり、電荷不変の故にアルギニ ンでのそれらの置換はCuZn S OD構造中に良好に収容されるはずである 。従って、Lys−122及びLys −128は、グリコースにより作られる ような化学的変性及びその結果としての失活を除ぐために、アルギニンへと突然 変異された。 ヒトCuZn S ODの構造は、下記のようにしてウシCuZn S ODの 構造から誘導できる。 ヒトCuZn S ODと異りかつ0サブユニツトにおいてLys −9の10 オングストローム半径内に一以上の原子を持つ総ての残基をヒ) CuZn S  OD中の対応する残基で置換することにより、一つのモデル(モデルI)が得 られた。追加又は削除は必要とされなかった。下記の置換が行われるべきであっ た: 0−Thr−17> I le。 (矢印は置換現象を示し、たとえばOThr−34>Lysは0鎮中の位置34 のThrがLysに置き換ったことを示す。)ヒトCuZn5ODと異なりかつ Oサブユニット中のLys−120又はArg −126から10オングストロ ーム半径内に一以上の原子を持つ総ての残基をヒ)CuZnSOD中の対応する 残基で置換して、別のモデル(モデル■)が得られた。追加又は削除は必要なか った。下記の置換が行われるべきであった:OAsp−40>Leu 、 OP ro−121>Ala 、OArg−126>Lys2つのモデルの各々につい て、置換は、水分子の不存在下で上記リストに示した順序で、完全な原子の詳細 さでもって行われた。 主鎖原子は、ウシCuZn S OD鋳型から取られた。側鎖配向は、0〜36 °間隔で30のステップにおいて側鎖二面角の各々を変える徹底的なマツプ計算 及び最小エネルギーを持つ配置の選択により決定された。OLys −9>Ly s i!倹がまた、エネルギーマツプで行われ、対応するヒトCuZn S O Dコンフォメーションを模した。この置換に続いて、結晶水分子をCuZn S  OD構造に加え、モデルを500ステツプ共役勾配エネルギー最小化に付し、 導入された側鎖のものを除く総ての重い原子を保持した。簡便のために、ヒトの ナンバリングを用いることにする。 モデル■では、Lys −9残基がArgに変えられ、モデル■ではLys−1 22又はLys−128がアルギニンに変えられた。これら置換の各々について 、上述の同じ手順を行った。 三つのりシン残基の環境及び三つのアルギニン突然変異の環境の分析によると、 これら残基の総てが溶媒に完全に露出され、立体的に収容される(第5表、負の 非結合エネルギー)。 本発明に従い、これら残基のアルギニンへの突然変異は、改善された熱安定性を もたらすことが予期される。第5表がら、5OD−に9Rにおいて蛋白質の01 0−014ループ領域が安定化されること、及び5OD−WT中のLys −9 に比べてArg −9はより多数のかつ一般により強い水素結合に関係すること が判る。 K128R突然変異の安定性は、ヒ)CuZnSODには存在しない一つの水素 結合の形成(第5表参照)により更に増すであろう。 他方、K122R突然変異の安定性は、ヒトCuZn5ODには存在しない二つ の水素結合の形成(第5表)により更に増すであろう。 また、Lys −122とLys −128のアルギニンでの置換は、Lysの N−ε−アミノ基により受けた化学的変性を廃するであろうことが予想される。 2、 C部位指定突然変異生成 位置9.122及び/又は128におけるリシン残基のアルギニンでの置換は、 下記のように構築されたキャブされたDNA分子を用いた。 −に9R突然変異のためにニー重鎖pMc 5−5od 1がら、pMa 5− 5od 1からの大きなEcoRI −Stu Iフラグメント、及び下記のオ リゴヌクレオチド 5 ’ −CCGTCACCCCTCAAAACAC−3’−に122R突然変 異のために゛ニー重鎮pMc 5−5od 1から、pMa 5−5od lか らの大きなS tu I −S ty Iフラグメント及び下記のオリゴヌクレ オチド 5’ −GTCATCTGCTCTTTCATGAACCAC口 −3′−に1 28R突然変異のためにニー重鎮pMc 5−5od lから、pMa5−so dlからの大きなS tu 1− S ty Iフラグメント及び下記のオリゴ ヌクレオチド 5’ −CATTTCCAC口GCGGCCCAAGTC−3’二重突然変異5 OD−に122R/に128Rは、−重突然変異のどちらか一方を用いて適当な 突然変異生成により作られた。 2、D、 ヒトCuZnS ODのに9R突然変異体の熱安定性の評価5OD− WT及び5OD−に9Rの失活速度は、固定した温度で測定した。即ち、金属の 存在及び不存在の両者で2mM!Jン酸カリウム、pH7,8中で85℃でSO Dをインキュベートしながら、適当な時間間隔で少量を採り、0℃に冷却した。 25℃でピロガロールアッセイを用いて測定した残留酵素活性を第19図に示す 。 減少は一次動力学に従う。金属不存在及び存在下での5OD−WTの85℃での 失活速度常数は、夫々0.06/分、0.04/分であった。これは夫々、12 分間、17分間の半減時間に対応する。5OD−に9Rの85℃での熱失活速度 常数は、夫々0.01/分、0.007/分であり、従って半減時間が夫々65 分間、98分間に増大した。 2、E、 ヒトCuZn5OD−Kl 22R/Kl 28Rの評価CuZn5 OD−K 122 R/K 128 R二重突然変異についてグリケーションに 対する、LysからArgへの突然変異の保護効果を評価するために、野生種及 び突然変異酵素の両者を、0.IMα−D−グルコースの不存在又は存在下で0 .2 M IJン酸カリウム、pH7,35中で60℃でインキュベートした。 適当な時点に少量を取aし、直ちに0℃に冷却し、lng/mfカタラーゼを含 む52.7 mMTCDAの貯蔵溶液で500倍に希釈し、そしてピロガロール アッセイで酵素活性を測定した。 第7表の結果から、アルギニンによる1、ys−122及びLys −128の 置換により、グリケーション誘発失活に対するかなりの保護が実現されることは 明らかである。 また、グルコース不存在の場合でさえ、60℃でのCuZn S OD−に12 2R/に128Rの安定性はCu2n5OD−WTのそれよりかなり高い。 位置9及び120にアルギニンを含むようにウシCuZn S ODを操作する 。得られる酵素は、野生種ウシCuZn S ODより安定である。 本発明は従って、より安定なCuZn S ODをもたらす突然変異を操作する ために成功裡に用いられた。 実施例 3 増大された熱安定性を持つ、バチルス ズブチリスからのグリ七ルアルテ°ヒト ー3−ホスフェート テ°ハイドロゲナーゼ(GA、PDH)の突然変異体 グリセルアルデヒド−3−ホスフェート デバイドロゲナーゼ(GAPDH−E 、C,1,2,1,12)は、解糖において下記の可逆反応を触媒するホモ四量 体酵素である。 グリセルアルデヒド−3−ホスフェ−)+NAD” +HsPO。 −i。3−ジホスホグリセラー)+NADH+H”バチルス ステアロサーモフ ィルス(Bst)(スカーテンスキー(Skarzynsk i)ら、1987 )から及びロブスタ−(モラス(Moras)ら、1975;ビーセラカー(B  1ececker)ら、1977)からのGAPDHの3次元構造は決定され ている。 これら二つのGAPDHは、熱安定性においてかなり異り、BstGAPDHが ロブスタ−GAPDHよりはるかに安定である。これら二つの酵素間の熱安定性 の差は、ロブスタ−酵素にはないBst GAPDH中のサブユニシト間ブリフ ジの存在から生じていると示唆されていた(ビーセラカーら、1977;スカー チンスキーら、1987)、Lかし、他の熱安定な(たとえばセルムス アクエ チカス(Thermus aquaticus)からの)及び熱不安定なGAP DH(たとえばブタ、酵母)との比較は、この酵素の熱安定性に一つの因子が原 因しているのではないことを示した。即ち、疎水性相互作用の程度、サブユニッ ト間水素結合及びイオン対における差ならびに表面残差の差が総て、熱安定性の 差を説明するために包含された(ウォーカーら、1980、アルゴス(Argo s)、1989)。 バチルス ズブチリス株BR151においてGAPDHをコードする遺伝子(ヤ ングら、1969;バチルス遺伝子ストックセンターN lA40)(Bsu) がクローンされ、配列決定された(ビエーン(ν1aene) ら、1988; ビエーンとダーセ(Dhaese)、19B9)、この遺伝子をgapと呼ぶこ とにする。 BsuからのG A、 P D Hは極めて不安定であると判った。この酵素の 熱安定性を増すために、本発明に従い我々はLys −282又はArg−28 2へのGuy−282の部位指定突然変異生成により、サブユニット界面を横切 る塩ブリッジを導入した。この二つの突然変異体を夫々GAPDH−G282K 及び(、APDH−G282Rと呼ぶ、これら変化のいずれも野生種GAPDH (GAPDH−WT)に比べ熱安定性を著しく増大すると予想できた。また、G A、PDH−G282RはGAPDH−G282によりも熱安定であると予想さ れる。 3.A、バチルス ズブチリス GAPDHの単離及びクローンニング 単離された組換プラスミドpBsgap−1(ビエーンら、1988)は、P、 ダーゼ(ベルギー、Rijksuniversiteit Gent)から得ら れた。このプラスミドは、pUc18(ヤニツシエーベロン(Yann 1sc h−Perron)ら、1985)のBamHI部位に挿入されたgapミルコ ーティング域を含む部分的5au3Aフラグメントより戊る。 E、 coli中のBsu GAPDHの高レベルでの産生は、gap遺伝子を ハイブリッドtrp −1ac (すなわちtac )プロモーターの転写制御 下に置くことにより得られる(デ ボーアら、1983)。 表現ベクター構築物は、下記の三つのDNAフラグメントをリゲートすることに よって得られた。 (a) 下記のようにして得たtacプロモーター。プラスミドpMT416( バー)レイ (Hartley)、1988)をBamHlで消化した。突出し ている5′末端をフレノウで処理してプラントエンド化した。最後にDNAをE coRIで消化した。tacプロモーター含む小さな(+/−1’ 07 bp )のフラグメントがゲルから単離された。このフラグメント上のtacプロモー ターの配位は、転写がBamH1部位の方に進むようなものである。 ら)pMa5−8の大きな、ゲル精製したEcoRI −XbaI 7ラグメン ト。 (c) gapミルコーディングを含むpBSgap−1の1255bpのDr al−Xbalフラグメント。このフラグメントはまた、gelから溶離された 。DraI開裂部位は、ATG開始コドンから16ヌクレオチド上流に位置する 。Xba1部位は、pUc18多制限部位リンカ−中にある。 2Sμg/−クロラムフェニコールを含むLB寒天プレートで選択してE、 c oli WK6 (ツェルとフリンジ、1987)を形質転換するために、リゲ ーション混合物を用いた。プラスミドDNAを、い(つかの選択された形質転換 体から単離し、制限分析により特徴づけた。望む構造を持つプラスミド、即ちp Mc 5−8のEcoR1部位とXba1部位の間に挿入されたtac −ga p Aイブリント転写ユニットを同定し、pMa5−gap 1と名付けた。 tac−gapミルハイブリッド子の配列を第20図に示す。突然変異生成のた めに、このベクターのp M aタイプのものが、EcoRI−Xba I t ac−gapミル表現モジュールMa5−8上へ移すことにより構築された。得 たプラスミドをpMa5−gaplと呼ぶ。 Bsu GAPDHの誘発合成のために、pMa5−gap−1又はpMa5− gallを含むE、 coli WK6の一夜培養物を、適当な抗生物質(夫々 100μg/wlアンピシリン又は25μg/−クロラムフェニコール)を含む TB培地(1,2%Bacto −)リブトファン、2.4% Bacto−u 母抽出物、0.5%グリセロール、28mM KHz Pop 、72mM K 2 HPO4)で100倍に希釈した。細胞をODthso−” 1の音度まで 37℃で振とうして成長させた。この時点でgap遺伝子の表現は、IPIG( イソプロピル−β−D−チオガラクトピラノシド、0.1 mM最終濃度)の添 加により誘発された。約16時間の誘発期間の後に遠心分離で細胞を集めた。 これらの条件下で二つのクローン、すなわちE、 coli WK 6(pMa s −gap 1)とWK6 (pMa5−gap 1)は、5DS−12,5 %ポリアクリルアミドゲル(ラエミリ、1970)での全細胞抽出物の分析から 明らかなように、可溶性の35kD蛋白質の効率的合成を指示する。誘発されな い対照培養物と比べると、誘発された培養物の蛋白質プロフィールは、有望な3 5kD帯を含む。 全蛋白質含量の少くとも30%にのぼると推定される可溶性画分中に、組換蛋白 質が存在した。精製すると、それは、天然及び5DS−PAGEの両者でバチル ス ズブチリスBR151から単離された真正のGAPDHと同じに挙動するこ とが見られた。 組換Bsu GAPDHは、E、 coli WK6 (pMa 5−gap> (上記参照)の誘発された培養物から下記のように精製された。 細胞をPBSで洗い、凍結し、解凍し、2mMジチオスレイトール(DTT)と 501M EDTAを含む0.1 M )リエタノールアミン、pH7,5中に 再懸濁した(20000 /rnl)。リゾチームを最終濃度lll1g/rn 1に加えた。氷上で20分間後に、フレンチプレスを用い(2X)で分解した。 細胞の破片を遠心分離で除いた。ストレプトマイシン スルフェートを0.5% の最終濃度で加えた。1時間後に、遠心分離で不溶物を除き、上澄をNADゝの 1mMとし、次に硫酸アンモニアの75%とした。GAPDH活性の約95%が 可溶性画分に残った。上澄を硫酸アンモニウムの100%とし、4℃で一夜イン キユベートした。次に遠心分離で蛋白質を集め、1mM DTT、LmM ED TA及びrmM NAD″″を含む0.1Mトリエタノールアミン、p)17. 8に溶解した。残留する硫酸アンモニウムは、同じバッファーで平衡にされたP D−10(ファルマシア)脱塩カラムに通すことにより除去された。最終生成物 は、5DS−PAGEにより評価すると、少くとも90%純粋であった。 蛋白質濃度は、標準としてウシ血清アルブミンを用いてバイオラド法により測定 した。 3、B、残基の同定 Bsu GAPDHの3D(3次元)構造は、モデルビルディングにより既知の Bst GAPDH(ブルックヘブンデータベースpdbファイルpdb1gd l、スカーチンスキーら、1987)から誘導された。Bsu及びBst GA PDHの一次構造(プランランド(Branlant)ら、1989)からのB st GAPDHの配列)の比較は、配列が80%同じであることを示した(第 21図)。 従って、Bsu GAPD83次元構造は、鋳型としてBst酵素の構造を用い て誘導できた。 − Bst GAPDHの3次元構造の分析は、Bst GAPDHのP及びQサブ ユニット内のArg−281残基が、夫々サブユニットQ及びP中のGlu − 201残基と塩ブリフジを形成することを確認した(スカーチンスキーら、19 87) 、 Bsu C;APDH中の対応する残基は、Gly−282である 。 各サブユニット中のArg −281残基の直近のBst GAPDHの3次元 構造は、これら4つのArg−281残基の10オングストロームの範囲内に一 以上の原子を持つ総ての残基を、Bsu酵素中の対応する残基で置換することに より変えられた。挿入又は削除は必要ない、下記の置換が行われた。 OLys−45>Gin、OArg−52>Lys、OLeu−193>Tyr 。 O5er−202>Asn、OVal−239>Leu、OArg−281>G ly。 O5er−286>Asn、OThr−315>Set、P Lys−45>G in。 P Arg−52>Lys、P 5er−202>Asn、P Val−239 >Leu+P Arg−281>Gly、P 5er−286>Asn、P T hr−315>Set。 Q Lys−45>Gin、Q Arg−52>Lys、Q 5er−202> Asn。 Q Val−239>Leu、Q Arg−281>Gly、Q 5er−28 6>Asn。 Q Thr−315>Set+ RLys−45>G1n+ RArg−52> Lys+R5er−202>Asn、RVal−239>Leu、RArg−2 81>Gly。 R5er−286>Asn、 RThr−315>Ser。 置換は、実施例2に述べたのと同じ手順に従い、上記リストの順序で行った。主 鎖原子は、Bst GAPDH鋳型から取られた。 Bsu GAPDHの得られたモデルされた構造が今や、G282K及びG28 2R突然変異を評価するために用いられうる。簡便のためにBsu CAPDH のアミノ酸番号付けをすべて用いることにする。Guy−282残基は、上述と 同じ手順でLys又はArgに変えられた0表6に、Lys−282及びArg −2B2残基に関係するサブユニアト間コンタクトを特徴づける計算(P −L ys −282及びP −Arg−282について行った)の結果をまとめる。 この結果によると、Lys −282はサブユニット インターフェース(界面 )(ASAb −110,4A)内に立体的に収容される)(負の非結合エネル ギー)が、イオン的なサブユニット間相互作用はなされない、唯一の観察される 形成されるサブユニアト間水素結合は、O−Giu −201,0とであり、こ れはB su GAPDH−WTに比べての熱安定の1加に対応するであろう。 Arg−282も、サブユニットインターフェース内に立体的に収容される。  O−Glu −201,0との水素結合は、Lysについて観察されるものに比 べて、ただ単にはるかに大きくはないが、Q −Glu −201のカルボキシ レートとの塩ブリフジがまた形成される。従って、サブユニットの間の静電相互 作用が改善されることが予想され、Bsu GAPDH−G282Kに関して熱 安定性の増大をもたらすであろう。 3、C,Bsu GAPDH−WTの部位指定突然変異生成G13l−282の りシン又はアルギニンへの変換は、−重鎖pMc5−gap 1 (鋳型鎖)及 びpMa5−gap 1 (ギャップされた鎖、第20図参照)の大きな5ty l−C1alフラグメントから構築されたギャップされたDNA分子、及び下記 のオリゴヌクレオチドを用いた; リシンの導入のためには 5 ’ −GTTTCCGTTGTAGTCCTTCGAAACTAATGGC −3’そしてアルギニン突然変異体の構築のためには5 ’ −CGTTGTA GTCGCGAGAAACTAATGG−3’3、D、GAPDH−WTと比べ てGAPDH−0282K及びGA、PDH−G282Rの熱失活の評価3、D 、1. 酵素的アンセイ 野生種及び突然変異体のGAPDH活性は、刊行物記載(ミセント(Misse t) ら、1986)の方法を用いて測定した。 アンセイ混合物は、0.1 M )リエタノールアミン パンファー、pH1, 5中に5.5mMグリセラード−3−ホスフェート、1mMATP。 5mM Mg5On 、1mM ED’TA、、 1mM DTT、 0.42 mMNADH125μg/−ホスホグリセラード キナーゼ(酵母から)及び約 0.3μg/yJ GAPDHを含んだ。総ての試薬はべ一すンガーマンハイム (Boehringer Mannhei+a)から入手した。 3401mでのNADH吸収の消失をモニターすることによって、当初の速度を 測定した。1単位は、25℃で1分間当り1μモルのNADHの消失を起すのに 必要な酵素量と定義する。比活性は、GAPDH−WTでは48.4単位/mg 、 C;APDH−282Rでは54.2単位/mg、 GAPDH2B 2  Kでは69単位/mgであると測定された0両突然変異体とも、GAPDH−W Tに比べて比活性の減少を示さない。 3、D、2.熱失活実験 第一の実験では、0.05−蛋白質サンプルを種々の温度で15分間インキュベ ートした。インキュベーシツン混合物は、0.1Mトリエタノールアミン パン ファー、p)17.8中に40単位/IRIGAPDH,1mM DTT、1+ mM EDTA及び 1mM NA、D”を含んだ、失活進行は、0.1 M  )リエタノールアミン、pH7,8中に1+g/−ウシ血清アルブミン、1mM  DTT、1蒙M NAD”及び11mM EDTAを含む水冷溶液0.45M &を加えることにより停止された。残留活性を測定し、第22図に示す。50% 残留活性の温度は、野生種(GAPDH−WT)では約 50℃、GAPDH− 282にでは72℃、GAPDH−282R突然変異体では75℃であった。 第二の実験は、固定した温度でこれら酵素の失活測定を測定することを可能にし た。すなわち74.5℃でのインキュベーシツン中に、適当な時点でサンプルを 採った。失活進行は、0℃のウシ血清アルブミンを含むNAD”での10倍希釈 により停止された。 残留酵素活性を測定し、第23図に示す。 減少は一次動力学に従う、GAPDH−0282にの74.5℃での失活速度常 数は0.15/分であり、これは5分間の半減期に対応する。一方、GAPDH −G282Rの74.5%での熱失活速度常数は0.04/分であり、従って半 減期は18分間である。 GAPDH−WTO熱失活速度は74.5℃では測定しなかったが、50℃で1 9分間の半減期を有した。 25+M Tris/HCj!、 pH8,0、O−2M 4ja Cl中で、 スノ々ロース−12での5EC−HPLCは、GAPDH−WTが二量体として 溶出し、一方、GAPDH−282K及びGAPDH−282Rは四量体として 溶出することを明らかに示した。この知見は、熱安定性の劇的増大がオリゴマー 蛋白質中のサブユニー/ )開基ブリッジの導入に起因するという議論と明瞭に 一致する。 本発明は、従って、より安定なGAPDHをもたらす突然変異を操作するために 成功裡に用いられた。 本発明の記述において上記で引用した文献、及び本文で言及した工程段階のいず れかを行うための公知法の例及び本発明の基礎を成した一般的知識の例のリスト を後に示す。 上記で述べた表を以下に示す。 第 1 表 蛋白質中に一般にある20のアミノ酸の3文字又は1文字コード 第 2 表 CI単量体の20のりシン残基の夫々についてのアクセシブルな表面積(A S  A)。各欄は左から右へ夫々、−次配列中のりシン残基の位置(K)、分離さ れたサブユニット中のASAS (ASAM ) 、G IV!A量体中のA  S As(A S At)、及び組立てた四量体においてサブユニットインター フェース内に埋め込まれた面積(Ab = A S AN −A S At ) 第 3 表 基質としてのD−キシロース(カンプルD−グルコースによる、野生種(WT) 及び突然変異体EcoAmi (DSM)GIの触媒パラメータSPA=酵素I II1g当り、1分間当りの生成物(D−キシルロースまたはD−フラクトース )のミリモル(単位)で示す比活性 V maxは酵素1mg当りの単位で示す。 Km は、+nMで示すミバエリス定数である。 ND−測定せず。 第 4 表 野生種(WT−Gl)及び突然変異体 (K253R)Glの半減期(時間) 半減期は、全酵素活性が50%減少するのに要する時間である.用いたパンファ ーは5 0mM EPPS,8 4℃でpH7.5、5mM MgSO4であっ た。 第 5 表 ウシの構造から誘導されたヒ)CuZnSODの3次元構造の分析(本文参照) 。 NE−非結合エネルギー。 水素結合の表記はU P A CConvention (In Protei ns、 1976、(G、D、ファストマン[) 、CRCCr1tical  Reviews inBiochemistry 1 : 59−90)に従う 。 第 6 表 Bst GAPDHの構造から誘導されたBst GAPDHの3次元構造の分 析(本文参照)、NE−非結合エネルギー。 ASAア及びA S A 、4−夫々、四量体と単量体のアクセシブルな表面積 、水素結合の表記はU P A CConctention(In Prote ins + 1976 、、 (G、D。ファストマンl) 、CRCCrit ical Reviews in Bfoehemistry 1 : 59− 90 )に従う。 第 7 表 0.2Mリン酸カリウム、pl(7,35,60℃で、グルコース(0,1M) の不存在又は存在下におけるS OD−WT及び5OD−に122R/に128 Rの残留活性(%)、酵素は5odAsod B−E、 coliから作られた (本文参照)。 スー藍 −QHERN 、 T、 J、とKLIBANOV、 A、 M、 (1985 ) 5cience 228 :1280−1284゜ −AHERN 、↑、 J、、 CASAL、 J、 1.、 PETSKO, G、 A、及びKLIBANOV、 A、 L (1987) Proc、 N atl、 Acad、 Sc5. usA 84:675−679゜ 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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.出発蛋白質から誘導され、安定性に関する付随する調節効果を伴う、出発蛋 白質と本質的に同種の生物学的活性を有するところの生物学的活性変性蛋白質を 製造する方法において、出発蛋白質が、出発蛋白質の生物学的活性を実質的に変 えることなしに、リシン残基のアルギニン残基への置換またはその逆を立体的に 収容しうる部位(置換部位)に位置ずるリシン残基又はアルギニン残基を当初有 する蛋白質から選択され、上記の当初のリシン残基をアルギニン残基で置き換え る、又は逆に上記の当初のアルギニン残基をリシン残基で置き換えることを包含 し、 但し、出発の生物学的活性蛋白質はグルコースイソメラーゼではないところの方 法。 2.出発蛋白質が天然蛋白質である請求項1記載の方法。 3.置換部位が、蛋白質の3次元構造中に上記置換を収容する部位である請求項 1又は2に記載の方法。 4.(1)上記蛋白質が、少くとも二つのドメインを含む単量体蛋白質又は少く とも二つのサブユニット(その一部又は総てがドメインを含んでいてもよい)よ り成るオリゴマー蛋白質であり、 (2)上記ドメイン又は適当な場合にはサブユニットは、好ましくは上記ドメイ ン又はサブユニット間の界面において、低い溶媒アクセシビリティの部位を含み 、 (3)低い溶媒アクセシビリティの上記部位のいくつかは、出発蛋白質において 他の部位の他のアミノ酸残基との静電相互作用に関与するアミノ酸残基を含み、 (4)リシン又はアルギニン残基を含みかつ上記置換を立体的に収容しうるとこ ろの上記置換部位は、低い溶媒アクセシビリティの上記部位の一つと一致する請 求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。 5.適当な表現配列の制御下で、調節された安定性の上記変性蛋白質をコードす るように遺伝子的に操作された(たとえは部位指定突然変異生成により)DNA インサートを含むベクターで形質転換されたホスト細胞を適当な培養条件で培養 すること、この際一方では上記ホスト細胞及び他方では上記ベクターは、形質転 換ホスト細胞が上記培養条件下で上記変性蛋白質を作ることができるようにされ ているものであること、及び培養ホスト細胞により作られた代謝生成物から上記 変性蛋白質を回収することを包含する請求項1〜4のいずれか一つに記載の方法 。 6.上記ベクターが分泌シグナル配列をも含み、上記変性蛋白質は上記ホスト細 胞培養の細胞質空間又は培地から回収される請求項5記載の方法。 7.上記置換部位における当初のりシンをアルギニン残基で置き換えることを包 含する、高められた熱安定性及び/又は化学的変性に対する安定性を有する生物 学的活性変性蛋白質を作る請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。 8.上記置換部位における当初のリシンをアルギニン残基で置き換えることを包 含する、低減された熱安定性及び/又は化学的変性に対する安定性を有する生物 学的活性変性蛋白質を作る請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。 9.変性された生物学的活性蛋白質において、それが天然蛋白質又は同じ必須の 生物活性を有するその突然変異体と区別されること、天然蛋白質が有する必須の 生物学的活性を本質的に変えることなしに、リシン残基をアルギニン残基に又は 逆にアルギニン残基をリシン残基に置き換えることを収容しうる天然蛋白質の部 位に対応する構造部位において天然蛋白質又はその突然変異体中のリシンの代り にアルギニン又は天然蛋白質又はその突然変異体中のアルギニンの代りにリシン が、アミノ酸残基の少くとも一つ(置換アミノ酸残基)であり、但し出発の生物 学的活性蛋白質はグルコースイソメラーゼではないところの蛋白質。 10(1)少くとも二つのドメインを含む単量体蛋白質文は少くとも二つのサブ ユニット(その一部又は総てがドメインを含んでいてもよい)より成るオリゴマ ー蛋白質であり、(2)上記ドメイン又は適当な場合にはサブユニットは、好ま しくは上記ドメイン又はサブユニット間の界面において、低い溶媒アクセシビリ ティの部位を含み、 (3)上記部位のいくつかは、他の部位の他のアミノ酸残基との静電相互作用に 関与するアミノ酸残基を含み、(4)上記置換アミノ酸残基を含む上記部位が低 い溶媒アクセシビリティの上記部位の一つと一致することを特徴とする請求項9 記載の蛋白質。 11.置換アミノ酸残基を含む上記部位が3次元構造中に置換を収容しうる天然 蛋白質のそれに対応する部位である請求項9又は10記載の蛋白質。 12.置換アミノ酸残基が、天然蛋白質又はその突然変異体中のリシンの代りに アルギニンである請求項9〜11のいずれか一つに記載の蛋白質。 13.置換アミノ酸残基が、天然蛋白質又はその突然変異体中のアルギニンの代 りにリシンである請求項9〜11のいずれか一つに記載の蛋白質。 14.スーバーオキシドディスムターゼ、好ましくはウシまたはヒト銅亜鉛スー バーオキシドディスムターゼである請求項9〜13のいずれか一つに記載の蛋白 質。 15.天然のヒト銅亜鉛スーバーオキシドディスムターゼにおける位置9、12 2及び128の一つ以上においてリシン残基がアルギニン残基へと置き代ってい る請求項14記載のヒト銅亜鉛スーバーオキシドディスムターゼ。 16.天然のウシ銅亜鉛スーバーオキシドディスムターゼにおける位置9及び1 20の一つ以上においてリシン残基がアルギニン残基へと置き代っている請求項 14記載のウシ銅亜鉛スーバーオキシドディスムターゼ。 17.グリセルアルデヒド−3−ホスフェートデハイドロゲナーゼ、好ましくは バチルスズブチリスからのそれである請求項9〜13項のいずれか一つに記載の 変性された生物学的活性蛋白質。 18.バチルスズブチリスの天然のグリセルアルデヒド−3−ホスフェートデハ イドロゲナーゼにおける位置282においてグリシン残基がアルギニン又はリシ ン残基へと置き代っているバチルスズブチリスグリセルアルデヒド−3−ホスフ ェートデハイドロゲナーゼ。 19.請求項9〜18のいずれか一つに記載の蛋白質をコードするDNA配列。 20.請求項19記載のDNA配列を含むフラスミド。 21.請求項19記載のDNA配列を含み、好ましくは適当な表現シグナルに動 作可能に結合されたDNA配列を含んでDNA配列が生物学的活性蛋白質として ホスト環境中で表現されるところの、好ましくは原核性又は真核性細胞であるホ スト環境。
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