JPH0350791B2 - - Google Patents
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- JPH0350791B2 JPH0350791B2 JP10215383A JP10215383A JPH0350791B2 JP H0350791 B2 JPH0350791 B2 JP H0350791B2 JP 10215383 A JP10215383 A JP 10215383A JP 10215383 A JP10215383 A JP 10215383A JP H0350791 B2 JPH0350791 B2 JP H0350791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- magnesium hydroxide
- weight
- parts
- single crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、透明性と保温性がともにすぐれた農
業用フイルムに用いられる樹脂組成物に関するも
のである。 農作物のハウス栽培やトンネル栽培等において
用いられる農業用フイルムには耐候性、耐老化性
等の外に、透明性と保温性の両方にすぐれている
ことが要求される。 何故ならば、日中は太陽光線が可及的に高い透
過率でフイルムを透過することが効率的な温室用
フイルムとしての必要特性であり、他方夜間にお
いては昼間の太陽光線照射によつて昇温した温室
内の気温を維持することが必要だからである。し
かしてこの保温は夜間に地表及び植物から放射さ
れる赤外線を効率的にフイルムに吸収させること
によつて達成される。ところでフイルムの原料と
なる熱可塑性樹脂自体は効率的な赤外線吸収機能
を示さないので、折角、日中温室内の植物が吸収
した熱を夜間温室外に逃がさないためには、フイ
ルムに植物が放射する赤外線をよく吸収する物質
を添加することが必要である。 〔従来の技術〕 そのような効率的な赤外線吸収剤として水酸化
マグネシウムが好適であることは既に提案されて
いる(特公昭57−34871号、特開昭55−164238
号)。しかしながら、水酸化マグネシウムは結晶
粒子径が小さく、然も凝集性が強いために粗大な
2次粒子となり易い(平均2次粒子径が10〜
100μ)。したがつて脂肪酸、多価アルコール、パ
ラフイン、シランカツプリング剤等の表面処理剤
で処理しても、樹脂中の分散粒子の大きさは、良
くてたかだか10〜100μの大きさであるとともに、
樹脂中で再凝集して更に大きな2次粒子を形成し
たり、加工温度で2次粒子内に内包されていた付
着水分が揮発する等のため、これを含む樹脂組成
物を用いてフイルムに成形すると、フイツシユア
イを生じたり、視認しうる程の分散不良の水酸化
マグネシウムが存在し、フイルムの透明性を劣化
させる欠点を免れない。そのため農業用フイルム
しての透光性を不良にするとともに、引張強度等
の機械的性質も悪くなり、実用性に乏しい。 〔発明の目的並びに構成〕 そこで本発明者等は、前記従来の水酸化マグネ
シウムの欠点を克服すべく鋭意研究した結果、下
記条件を満足する特殊な水酸化マグネシウムを赤
外線吸収剤として用いることにより、問題を解決
するに到つたものである。すなわち本発明は、熱
可塑性樹脂100重量部に、 () BET比表面積が2〜15m2/g、好ましくは
5〜10m2/g、 () 電子顕微鏡により、10000倍の倍率で撮影
した写真から測定した単結晶(板状結晶)の平
均の大きさが0.3〜2.0μ、好ましくは0.5〜1.5μ、 () ルーゼツクス法で測定した2次粒子径の粒
度分布において2μ以下が90%以上、好ましく
は95%以上であつて、 () 表面処理剤で処理した、 水酸化マグネシウムを、1〜20重量部配合した農
業用フイルム用樹脂組成物を要旨とするものであ
つて、このような組成物を原料として成形したフ
イルムは、フイツシユアイが全く存在せず、分散
不良の目視できる粗大粒子の存在も皆無の、極め
て透明性、保温性にすぐれ、かつ機械的性質も良
好であつて、農業用フイルムとして要求される条
件を具えたものである。 本発明の目的とする透明性の高いフイルムを製
造するためには、前記4つの条件をすべて満足す
る必要があり、1つでもこれらの条件を外れると
目的とする透明性の高いフイルムを得ることはで
きない。 すなわち、本発明において用いられる水酸化マ
グネシウムは、 () BET比表面積が2〜15m2/gであることが
必要であつて、2m2/g未満であると、凝集が
強くて2次粒子が大きすぎるか、あるいは単結
晶が2μより大きくなり、いずれにしても透明
性が劣化し、逆に15m2/gを越えると単結晶の
大きさが小さくなりすぎて凝集性が強く、した
がつて2次粒子が粗大になる。 () 電子顕微鏡法による単結晶の大きさが0.3〜
2.0μであることが必要である。 単結晶(板状結晶)の平均大きさは10000倍
の倍率で撮影した写真によつて測定するが、こ
の大きさが0.3μよい小さいと、凝集が強くなつ
て2次粒子が大きくなりフイルムの透明性が悪
くなり、逆に2μより大きくなりすぎてもフイ
ルムの透明性は悪くなる。 () 2次粒子径の2μ以下が90%以上存在するこ
とが必要である。この測定はルーゼツクス法で
行うが2次粒子径の粒度分布において、2μ以
下が90%未満であると2次粒子が大きくなりす
ぎてフイルムの透明性を悪化させる。 以上において各条件相互間の関係は、BET
が2〜15m2/gの範囲にあつても、凝集が強い
と単結晶はしばしば0.3μ以下となる。単結晶が
例えば0.3μmであつても凝集が強いとBETは
約2〜5m2/gであるが、ルーゼツクスの粒度
分布において2次粒子径の2μ以下が80%より
少なくなることがある。 () 表面処理は、水酸化マグネシウムに対して
約1〜10重量%の表面処理剤(後記例示)を用
いて行う。 〔測定方法〕 (イ) BET比表面積は、液体窒素の吸着法により
測定する。 (ロ) 単結晶の大きさは、倍率10000倍で電子顕微
鏡写真をとり、10個の大きさを測定しその平均
値を以つて単結晶の大きさと定義する。 (ハ) ルーゼツクス法による粒度分布は、約5mgの
試料をガラス板にとり、分散剤である「デイス
ライト」(商品名)を加えペラでよく混練、分
散後、クロルベンゼン液を添加し希釈して、そ
の一滴をスライドグラスに乗せ、更にその上に
カバーグラスを乗せ倍率400倍で光学顕微鏡に
かけ、その像をブラウン管に移して全粒子の大
きさをカウントする。 〔製造例〕 本発明で用いる水酸化マグネシウムは、特開昭
52−115799号に開示した方法により製造される。
その概要は、下記式 Mg(OH)2-xAx・mH2O 但し、式中、 AはClもしくはNO3、 xは0<x<0.2の数を示す、 mは0〜6、 で表わされる塩基性塩化もしくは塩基性硝酸マグ
ネシウムを、水性媒体中において、加圧条件下
に、例えば120〜250℃程度の温度に加熱すること
により水酸化マグネシウムを合成し、水洗を行つ
た後、水酸化マグネシウムの重量に基づいて約1
〜10重量%の表面処理剤で処理することにより得
られる。 表面処理剤の具体的な例としては、高級脂肪酸
のアルカリ金属塩、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸ナトリウム塩、グリエリンと高級脂
肪酸のエステル類、シラン系カツプリング剤、チ
タネートカツプリング剤等を挙げることができ
る。表面処理は、水に懸濁した状態又は粉末状態
の水酸化マグネシウムに、上記表面処理剤の水、
アルコール溶液を加え、充分に撹拌することによ
つて行われる。 〔熱可塑性樹脂〕 本発明の農業用フイルム用組成物は、熱可塑性
樹脂100重量部当り前記の特定な水酸化マグネシ
ウムを約1〜20重量部配合することにより得られ
る。 水酸化マグネシウムの量が1重量部未満の場合
は赤外線吸収効果が充分でなく、又20重量部を越
えると透明性に悪影響を及ぼすので好ましくな
い。 本発明で用いる熱可塑性樹脂としては、例えば
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を挙げるこ
とができる。 又、本発明においては、水酸化マグネシウム以
外の赤外線吸収剤として酸化硅素微粉末等他の公
知の赤外線吸収剤を含んでも良い。 〔フイルムの製造〕 フイルムの製造は、例えば本発明組成物を酸化
防止剤、安定剤、紫外線吸収剤、滑剤等の他の添
加剤とともに混合し、ロール、ニーダー又は押出
機等の溶融混練装置で混練した後、インフレーシ
ヨン成形、Tダイ成形、カレンダー成形等公知の
成形手段を用いてフイルムに成形することができ
る。 〔実施例並びに効果〕 次に実施例により本発明を具体的に説明する。 実施例 1 BET比表面積9m2/g、単結晶の大きさが
0.8μ、2次粒子の2μ以下が98%である水酸化マグ
ネシウム粉末500gを10の温水(約70℃)に懸
濁し撹拌しつつ、水酸化マグネシウムの重量に対
し、2%に相当するオレフイン酸ソーダ10gを溶
解した温水(約70℃)500mlを加え、約30分間撹
拌した後、過、脱水、乾燥、粉砕した。 以上のようにして得られた水酸化マグネシウム
を低密度ポリエチレン100重量部に10重量部添加
して、押出機を用いて混練してペレツトを作り、
このペレツトを用いて、インフレーシヨン成形法
で厚さ50μのフイルムを製膜した。このフイルム
を用いて農業用のトンネルを作り、可視光線(波
長0.4〜0.7μ)の透過率と、フイルムの保温効果
を調べた。 比較例 1 BET比表面積58m2/g、単結晶の大きさが
0.06μ、2次粒子の2μ以下が72%の水酸化マグネ
シウムを実施例1と同様に表面処理した後、実施
例1と同じ要領でフイルムを製膜した。 比較例 2 BET比表面積6m2/g、単結晶の大きさが
0.15μ、2次粒子の2μ以下が75%の水酸化マグネ
シウムを実施例1と同様に表面処理及び製膜して
フイルムを作つた。 比較例 3 BET比表面積21m2/g、単結晶の大きさが
0.2μ、2次粒子の2μ以下が94%の水酸化マグネシ
ウムを実施例1と同様に表面処理及び製膜してフ
イルムを作つた。 比較例 4及び5 実施例1において、水酸化マグネシウムの配合
量を25重量部(比較例4)、0.5重量部(比較例
5)に変える以外は、実施例1と同様に処理し
た。 対照例 1 実施例1の低密度ポリエチレンを用いて厚さ
50μのフイルムをインフレーシヨン法で作つた。 比較例1〜5、対照例1のフイルムについても
実施例1と同様の測定を行つた。その結果を第1
表に示す。
業用フイルムに用いられる樹脂組成物に関するも
のである。 農作物のハウス栽培やトンネル栽培等において
用いられる農業用フイルムには耐候性、耐老化性
等の外に、透明性と保温性の両方にすぐれている
ことが要求される。 何故ならば、日中は太陽光線が可及的に高い透
過率でフイルムを透過することが効率的な温室用
フイルムとしての必要特性であり、他方夜間にお
いては昼間の太陽光線照射によつて昇温した温室
内の気温を維持することが必要だからである。し
かしてこの保温は夜間に地表及び植物から放射さ
れる赤外線を効率的にフイルムに吸収させること
によつて達成される。ところでフイルムの原料と
なる熱可塑性樹脂自体は効率的な赤外線吸収機能
を示さないので、折角、日中温室内の植物が吸収
した熱を夜間温室外に逃がさないためには、フイ
ルムに植物が放射する赤外線をよく吸収する物質
を添加することが必要である。 〔従来の技術〕 そのような効率的な赤外線吸収剤として水酸化
マグネシウムが好適であることは既に提案されて
いる(特公昭57−34871号、特開昭55−164238
号)。しかしながら、水酸化マグネシウムは結晶
粒子径が小さく、然も凝集性が強いために粗大な
2次粒子となり易い(平均2次粒子径が10〜
100μ)。したがつて脂肪酸、多価アルコール、パ
ラフイン、シランカツプリング剤等の表面処理剤
で処理しても、樹脂中の分散粒子の大きさは、良
くてたかだか10〜100μの大きさであるとともに、
樹脂中で再凝集して更に大きな2次粒子を形成し
たり、加工温度で2次粒子内に内包されていた付
着水分が揮発する等のため、これを含む樹脂組成
物を用いてフイルムに成形すると、フイツシユア
イを生じたり、視認しうる程の分散不良の水酸化
マグネシウムが存在し、フイルムの透明性を劣化
させる欠点を免れない。そのため農業用フイルム
しての透光性を不良にするとともに、引張強度等
の機械的性質も悪くなり、実用性に乏しい。 〔発明の目的並びに構成〕 そこで本発明者等は、前記従来の水酸化マグネ
シウムの欠点を克服すべく鋭意研究した結果、下
記条件を満足する特殊な水酸化マグネシウムを赤
外線吸収剤として用いることにより、問題を解決
するに到つたものである。すなわち本発明は、熱
可塑性樹脂100重量部に、 () BET比表面積が2〜15m2/g、好ましくは
5〜10m2/g、 () 電子顕微鏡により、10000倍の倍率で撮影
した写真から測定した単結晶(板状結晶)の平
均の大きさが0.3〜2.0μ、好ましくは0.5〜1.5μ、 () ルーゼツクス法で測定した2次粒子径の粒
度分布において2μ以下が90%以上、好ましく
は95%以上であつて、 () 表面処理剤で処理した、 水酸化マグネシウムを、1〜20重量部配合した農
業用フイルム用樹脂組成物を要旨とするものであ
つて、このような組成物を原料として成形したフ
イルムは、フイツシユアイが全く存在せず、分散
不良の目視できる粗大粒子の存在も皆無の、極め
て透明性、保温性にすぐれ、かつ機械的性質も良
好であつて、農業用フイルムとして要求される条
件を具えたものである。 本発明の目的とする透明性の高いフイルムを製
造するためには、前記4つの条件をすべて満足す
る必要があり、1つでもこれらの条件を外れると
目的とする透明性の高いフイルムを得ることはで
きない。 すなわち、本発明において用いられる水酸化マ
グネシウムは、 () BET比表面積が2〜15m2/gであることが
必要であつて、2m2/g未満であると、凝集が
強くて2次粒子が大きすぎるか、あるいは単結
晶が2μより大きくなり、いずれにしても透明
性が劣化し、逆に15m2/gを越えると単結晶の
大きさが小さくなりすぎて凝集性が強く、した
がつて2次粒子が粗大になる。 () 電子顕微鏡法による単結晶の大きさが0.3〜
2.0μであることが必要である。 単結晶(板状結晶)の平均大きさは10000倍
の倍率で撮影した写真によつて測定するが、こ
の大きさが0.3μよい小さいと、凝集が強くなつ
て2次粒子が大きくなりフイルムの透明性が悪
くなり、逆に2μより大きくなりすぎてもフイ
ルムの透明性は悪くなる。 () 2次粒子径の2μ以下が90%以上存在するこ
とが必要である。この測定はルーゼツクス法で
行うが2次粒子径の粒度分布において、2μ以
下が90%未満であると2次粒子が大きくなりす
ぎてフイルムの透明性を悪化させる。 以上において各条件相互間の関係は、BET
が2〜15m2/gの範囲にあつても、凝集が強い
と単結晶はしばしば0.3μ以下となる。単結晶が
例えば0.3μmであつても凝集が強いとBETは
約2〜5m2/gであるが、ルーゼツクスの粒度
分布において2次粒子径の2μ以下が80%より
少なくなることがある。 () 表面処理は、水酸化マグネシウムに対して
約1〜10重量%の表面処理剤(後記例示)を用
いて行う。 〔測定方法〕 (イ) BET比表面積は、液体窒素の吸着法により
測定する。 (ロ) 単結晶の大きさは、倍率10000倍で電子顕微
鏡写真をとり、10個の大きさを測定しその平均
値を以つて単結晶の大きさと定義する。 (ハ) ルーゼツクス法による粒度分布は、約5mgの
試料をガラス板にとり、分散剤である「デイス
ライト」(商品名)を加えペラでよく混練、分
散後、クロルベンゼン液を添加し希釈して、そ
の一滴をスライドグラスに乗せ、更にその上に
カバーグラスを乗せ倍率400倍で光学顕微鏡に
かけ、その像をブラウン管に移して全粒子の大
きさをカウントする。 〔製造例〕 本発明で用いる水酸化マグネシウムは、特開昭
52−115799号に開示した方法により製造される。
その概要は、下記式 Mg(OH)2-xAx・mH2O 但し、式中、 AはClもしくはNO3、 xは0<x<0.2の数を示す、 mは0〜6、 で表わされる塩基性塩化もしくは塩基性硝酸マグ
ネシウムを、水性媒体中において、加圧条件下
に、例えば120〜250℃程度の温度に加熱すること
により水酸化マグネシウムを合成し、水洗を行つ
た後、水酸化マグネシウムの重量に基づいて約1
〜10重量%の表面処理剤で処理することにより得
られる。 表面処理剤の具体的な例としては、高級脂肪酸
のアルカリ金属塩、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸ナトリウム塩、グリエリンと高級脂
肪酸のエステル類、シラン系カツプリング剤、チ
タネートカツプリング剤等を挙げることができ
る。表面処理は、水に懸濁した状態又は粉末状態
の水酸化マグネシウムに、上記表面処理剤の水、
アルコール溶液を加え、充分に撹拌することによ
つて行われる。 〔熱可塑性樹脂〕 本発明の農業用フイルム用組成物は、熱可塑性
樹脂100重量部当り前記の特定な水酸化マグネシ
ウムを約1〜20重量部配合することにより得られ
る。 水酸化マグネシウムの量が1重量部未満の場合
は赤外線吸収効果が充分でなく、又20重量部を越
えると透明性に悪影響を及ぼすので好ましくな
い。 本発明で用いる熱可塑性樹脂としては、例えば
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を挙げるこ
とができる。 又、本発明においては、水酸化マグネシウム以
外の赤外線吸収剤として酸化硅素微粉末等他の公
知の赤外線吸収剤を含んでも良い。 〔フイルムの製造〕 フイルムの製造は、例えば本発明組成物を酸化
防止剤、安定剤、紫外線吸収剤、滑剤等の他の添
加剤とともに混合し、ロール、ニーダー又は押出
機等の溶融混練装置で混練した後、インフレーシ
ヨン成形、Tダイ成形、カレンダー成形等公知の
成形手段を用いてフイルムに成形することができ
る。 〔実施例並びに効果〕 次に実施例により本発明を具体的に説明する。 実施例 1 BET比表面積9m2/g、単結晶の大きさが
0.8μ、2次粒子の2μ以下が98%である水酸化マグ
ネシウム粉末500gを10の温水(約70℃)に懸
濁し撹拌しつつ、水酸化マグネシウムの重量に対
し、2%に相当するオレフイン酸ソーダ10gを溶
解した温水(約70℃)500mlを加え、約30分間撹
拌した後、過、脱水、乾燥、粉砕した。 以上のようにして得られた水酸化マグネシウム
を低密度ポリエチレン100重量部に10重量部添加
して、押出機を用いて混練してペレツトを作り、
このペレツトを用いて、インフレーシヨン成形法
で厚さ50μのフイルムを製膜した。このフイルム
を用いて農業用のトンネルを作り、可視光線(波
長0.4〜0.7μ)の透過率と、フイルムの保温効果
を調べた。 比較例 1 BET比表面積58m2/g、単結晶の大きさが
0.06μ、2次粒子の2μ以下が72%の水酸化マグネ
シウムを実施例1と同様に表面処理した後、実施
例1と同じ要領でフイルムを製膜した。 比較例 2 BET比表面積6m2/g、単結晶の大きさが
0.15μ、2次粒子の2μ以下が75%の水酸化マグネ
シウムを実施例1と同様に表面処理及び製膜して
フイルムを作つた。 比較例 3 BET比表面積21m2/g、単結晶の大きさが
0.2μ、2次粒子の2μ以下が94%の水酸化マグネシ
ウムを実施例1と同様に表面処理及び製膜してフ
イルムを作つた。 比較例 4及び5 実施例1において、水酸化マグネシウムの配合
量を25重量部(比較例4)、0.5重量部(比較例
5)に変える以外は、実施例1と同様に処理し
た。 対照例 1 実施例1の低密度ポリエチレンを用いて厚さ
50μのフイルムをインフレーシヨン法で作つた。 比較例1〜5、対照例1のフイルムについても
実施例1と同様の測定を行つた。その結果を第1
表に示す。
【表】
実施例 2
BET比表面積6m2/g、単結晶の大きさ1.4μ、
2次粒子径の2μ以下が98%の水酸化マグネシウ
ム粉末500gを、約5の温水(約80℃)に懸濁
させ、撹拌しつつ、20gのステアリン酸ソーダを
溶解した温水(約80℃)500mlを加え、約30分間
撹拌を継続した。その後過、脱水、乾燥、粉砕
した水酸化マグネシウムを、ポリ塩化ビニルと次
の処方で混合して押出機で混練後、インフレーシ
ヨン法で厚さ100μのフイルムを作つた。このフ
イルムについて実施例1と同様の方法で可視光線
透過率と保温性を測定した。 処方 ポリ塩化ビニル 60重量部(100) DOP 30 〃 安定剤 1 〃 エポキシ系可塑剤 2 〃 水酸化マグネシウム 6 〃 (10) 比較例 6及び7 実施例2において、水酸化マグネシウムの配合
量を30重量部(比較例6)、0.5重量部(比較例
7)に変える以外は実施例2と同様に処理した。 対照例 2 実施例2の処方において、水酸化マグネシウム
を配合しないでフイルムを作成した。 以上の結果を第2表に示す。
2次粒子径の2μ以下が98%の水酸化マグネシウ
ム粉末500gを、約5の温水(約80℃)に懸濁
させ、撹拌しつつ、20gのステアリン酸ソーダを
溶解した温水(約80℃)500mlを加え、約30分間
撹拌を継続した。その後過、脱水、乾燥、粉砕
した水酸化マグネシウムを、ポリ塩化ビニルと次
の処方で混合して押出機で混練後、インフレーシ
ヨン法で厚さ100μのフイルムを作つた。このフ
イルムについて実施例1と同様の方法で可視光線
透過率と保温性を測定した。 処方 ポリ塩化ビニル 60重量部(100) DOP 30 〃 安定剤 1 〃 エポキシ系可塑剤 2 〃 水酸化マグネシウム 6 〃 (10) 比較例 6及び7 実施例2において、水酸化マグネシウムの配合
量を30重量部(比較例6)、0.5重量部(比較例
7)に変える以外は実施例2と同様に処理した。 対照例 2 実施例2の処方において、水酸化マグネシウム
を配合しないでフイルムを作成した。 以上の結果を第2表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂100重量部に、 () BET比表面積が2〜15m2/g () 電子顕微鏡法による単結晶の大きさが0.3〜
2.0μ () 2次粒子径の2μ以下が90%以上で、 () 表面処理剤で処理した、 水酸化マグネシウム1〜20重量部を配合した農業
用フイルム用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10215383A JPS59226037A (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 農業用フイルム用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10215383A JPS59226037A (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 農業用フイルム用樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59226037A JPS59226037A (ja) | 1984-12-19 |
| JPH0350791B2 true JPH0350791B2 (ja) | 1991-08-02 |
Family
ID=14319783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10215383A Granted JPS59226037A (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 農業用フイルム用樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59226037A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013159655A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Konoshima Chemical Co Ltd | 赤外線吸収剤、製造方法、及び保温性樹脂組成物 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06104764B2 (ja) * | 1985-06-22 | 1994-12-21 | オカモト株式会社 | 農業用透明ポリ塩化ビニル系樹脂フイルム |
| JPH0742368B2 (ja) * | 1989-03-17 | 1995-05-10 | アキレス株式会社 | 農業用被覆材 |
| JPH03137145A (ja) * | 1989-10-23 | 1991-06-11 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | エチレン・酢酸ビニル共重合体組成物 |
| DE19849330A1 (de) * | 1998-10-26 | 2000-04-27 | Gerd Hugo | Flächiges Wärmeschutzelement |
-
1983
- 1983-06-08 JP JP10215383A patent/JPS59226037A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013159655A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Konoshima Chemical Co Ltd | 赤外線吸収剤、製造方法、及び保温性樹脂組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59226037A (ja) | 1984-12-19 |
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