JPH0350983B2 - - Google Patents
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- JPH0350983B2 JPH0350983B2 JP19831583A JP19831583A JPH0350983B2 JP H0350983 B2 JPH0350983 B2 JP H0350983B2 JP 19831583 A JP19831583 A JP 19831583A JP 19831583 A JP19831583 A JP 19831583A JP H0350983 B2 JPH0350983 B2 JP H0350983B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N17/00—Investigating resistance of materials to the weather, to corrosion, or to light
- G01N17/02—Electrochemical measuring systems for weathering, corrosion or corrosion-protection measurement
Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、電解槽を用いて金属構造体の耐食性
等を非破壊的に評価する電気化学測定方法に関
し、更に詳しくは、塗装等の被覆層を施した金属
構造体の腐食状況を、塗膜上より非破壊的に評価
する電気化学測定方法に関する。
等を非破壊的に評価する電気化学測定方法に関
し、更に詳しくは、塗装等の被覆層を施した金属
構造体の腐食状況を、塗膜上より非破壊的に評価
する電気化学測定方法に関する。
塗装等の被覆層を施した金属構造体の腐食状況
を評価するため、従来より塗膜表面の目視観察や
塗膜のtanδ測定などが行なわれて来た。しかし、
目視観察ではその腐食判定基準が主観的になりや
すい他、塗膜下での腐食が相当進行しないと塗膜
面に変化が現われないという問題点があつた。
又、塗膜のtanδの測定する手法においては、その
得られる値と実際の腐食状況との対応がつかない
場合が多く、実際的な評価技術とはいえなかつ
た。
を評価するため、従来より塗膜表面の目視観察や
塗膜のtanδ測定などが行なわれて来た。しかし、
目視観察ではその腐食判定基準が主観的になりや
すい他、塗膜下での腐食が相当進行しないと塗膜
面に変化が現われないという問題点があつた。
又、塗膜のtanδの測定する手法においては、その
得られる値と実際の腐食状況との対応がつかない
場合が多く、実際的な評価技術とはいえなかつ
た。
そこで、これらの問題点を解決するために、ク
ーロスタツト法、カレントインターラプター法や
交流インピーダンス法等の電気化学的測定法の適
用が試みられて来ているが、これらの測定法を行
なうためには、下地金属よりリード線を取り出す
ことが必要である。しかし、通常の構造物におい
ては、その全面に防食のため塗装が施してあるこ
とが多く、リード線を引き出すためには塗膜面を
一部取り去る必要があつた。そのため測定の度に
塗膜の一部の破壊・修復を行なわねばならず、非
能率的である他、修復が悪かつた場合、その箇所
の耐食性が劣化し腐食を引き起こす可能性が高く
なり、又、修復箇所の外観悪化により美観を重要
視する構造物の場合大きな問題を引き起こしかね
なかつた。さらに測定精度上も必ずしも充分な測
定精度を得る事が困難であつた。
ーロスタツト法、カレントインターラプター法や
交流インピーダンス法等の電気化学的測定法の適
用が試みられて来ているが、これらの測定法を行
なうためには、下地金属よりリード線を取り出す
ことが必要である。しかし、通常の構造物におい
ては、その全面に防食のため塗装が施してあるこ
とが多く、リード線を引き出すためには塗膜面を
一部取り去る必要があつた。そのため測定の度に
塗膜の一部の破壊・修復を行なわねばならず、非
能率的である他、修復が悪かつた場合、その箇所
の耐食性が劣化し腐食を引き起こす可能性が高く
なり、又、修復箇所の外観悪化により美観を重要
視する構造物の場合大きな問題を引き起こしかね
なかつた。さらに測定精度上も必ずしも充分な測
定精度を得る事が困難であつた。
本発明は上述の事情に鑑みなされたものであ
り、塗装等の被覆層を施した金属構造体表面にお
ける腐食等の電気化学的状況を前記被覆層上より
非破壊的にかつ高精度で測定する事の可能な電気
化学測定方法を提供することをその目的としてい
る。
り、塗装等の被覆層を施した金属構造体表面にお
ける腐食等の電気化学的状況を前記被覆層上より
非破壊的にかつ高精度で測定する事の可能な電気
化学測定方法を提供することをその目的としてい
る。
本発明は、金属構造体表面の被覆層を介して前
記金属構造体の腐食状態を測定する電気化学測定
方法において、参照電極及び不溶性電極を具備し
た一対の同一形状の電解槽を前記金属構造体の被
覆層上に設け、それぞれの不溶性電極間に電気信
号を印加し一方の電解槽がカソード分極、他方の
電解槽がアノード分極となるように分極させ、そ
の際の参照電極間のインピーダンスを測定するこ
とを特徴とする電気化学測定方法である。
記金属構造体の腐食状態を測定する電気化学測定
方法において、参照電極及び不溶性電極を具備し
た一対の同一形状の電解槽を前記金属構造体の被
覆層上に設け、それぞれの不溶性電極間に電気信
号を印加し一方の電解槽がカソード分極、他方の
電解槽がアノード分極となるように分極させ、そ
の際の参照電極間のインピーダンスを測定するこ
とを特徴とする電気化学測定方法である。
ここでいう分極とは電極に外部から電流を流す
ことで自然状態から、アノード方向またはカソー
ド方向へ電極電位を移動する操作を示す。従つて
交流による測定の場合は交流周波数で交互に分極
状態が現れることになる。すなわち被測定物の電
位が貴の方向に分極させられているアノード分極
状態と、被測定物が卑の方向に分極させられてい
るカソード分極状態とが交互に現れることにな
る。本発明方法による測定に使用する電源は交流
直流を問わないため、インピーダンスも交流、直
流をとわない。
ことで自然状態から、アノード方向またはカソー
ド方向へ電極電位を移動する操作を示す。従つて
交流による測定の場合は交流周波数で交互に分極
状態が現れることになる。すなわち被測定物の電
位が貴の方向に分極させられているアノード分極
状態と、被測定物が卑の方向に分極させられてい
るカソード分極状態とが交互に現れることにな
る。本発明方法による測定に使用する電源は交流
直流を問わないため、インピーダンスも交流、直
流をとわない。
なお本発明における被覆層とは、有機質、無機
質等からなる被覆層であり、塗装等による被覆層
が挙げられる。
質等からなる被覆層であり、塗装等による被覆層
が挙げられる。
次に本発明を説明するために、従来より用いら
れて来た電解槽と本発明で用いられる電解槽とも
等価回路モデルに置き換え解析を行なう。
れて来た電解槽と本発明で用いられる電解槽とも
等価回路モデルに置き換え解析を行なう。
第1図に本発明の一実施例を、又第2図に従来
より用いられて来た電解槽の一例をそれぞれ断面
的に示す。
より用いられて来た電解槽の一例をそれぞれ断面
的に示す。
第1図および第2図において、電解槽本体1,
1′あるいは1は、被覆層としての塗膜層として
塗膜2で被われた金属構造体3の被測定面4,
4′あるいは4′に水密固定され、電解槽本体1,
1′あるいは1″のそれぞれの内部には対極5,
5′あるいは5と参照極6,6′あるいは6″およ
び電解質溶液7が保持される。対極5,5′ある
いは5″は被測定面4,4′あるいは4″に電気化
学的測定のための電気的刺激を与えるのに供さ
れ、通常白金等の不溶性金属からなる不溶性電極
が用いられる。また、参照極6,6′あるいは
6″は被測定面4,4′あるいは4″の分極を測定
するための基準となるもので、通常飽和甘コウ電
極(SCE)や銀−塩化銀電極あるいは白金黒付白
金等が用いられる。しかし、被測定面4,4′,
4″の分極に較べて対極5,5′,5″の分極が無
視し得る程小さい場合は対極5,5′,5″が参照
極の機能を兼ねることも可能である。電解質溶液
には通常食塩水が用いられるが、イオン導電性を
有する液体でかつ塗膜2を過度に劣化させないも
のであれば適宜使用できる。
1′あるいは1は、被覆層としての塗膜層として
塗膜2で被われた金属構造体3の被測定面4,
4′あるいは4′に水密固定され、電解槽本体1,
1′あるいは1″のそれぞれの内部には対極5,
5′あるいは5と参照極6,6′あるいは6″およ
び電解質溶液7が保持される。対極5,5′ある
いは5″は被測定面4,4′あるいは4″に電気化
学的測定のための電気的刺激を与えるのに供さ
れ、通常白金等の不溶性金属からなる不溶性電極
が用いられる。また、参照極6,6′あるいは
6″は被測定面4,4′あるいは4″の分極を測定
するための基準となるもので、通常飽和甘コウ電
極(SCE)や銀−塩化銀電極あるいは白金黒付白
金等が用いられる。しかし、被測定面4,4′,
4″の分極に較べて対極5,5′,5″の分極が無
視し得る程小さい場合は対極5,5′,5″が参照
極の機能を兼ねることも可能である。電解質溶液
には通常食塩水が用いられるが、イオン導電性を
有する液体でかつ塗膜2を過度に劣化させないも
のであれば適宜使用できる。
第3図、第4図はそれぞれ第1図、第2図を等
価回路モデルで置き換えたものであり、Rc,Cc
はそれぞれ対極5,5′,5″の分極抵抗及び二重
層容量を、Rsは電解液7の溶液抵抗を。Rf,Cf
はそれぞれ塗膜2の被測定面4,4,4″におけ
る絶縁抵抗及び電気容量を、Rp,Cdは塗膜2と
金属構造体3との界面の腐食反応の被測定面4,
4,4″における反応抵抗及び二重層容量を、
Rmは金属構造体3の電気抵抗をそれぞれ示して
いる。又、端子A,B,A′,B′,C,D,Eは
第1図及び第2図に示したものと同一内容であ
る。
価回路モデルで置き換えたものであり、Rc,Cc
はそれぞれ対極5,5′,5″の分極抵抗及び二重
層容量を、Rsは電解液7の溶液抵抗を。Rf,Cf
はそれぞれ塗膜2の被測定面4,4,4″におけ
る絶縁抵抗及び電気容量を、Rp,Cdは塗膜2と
金属構造体3との界面の腐食反応の被測定面4,
4,4″における反応抵抗及び二重層容量を、
Rmは金属構造体3の電気抵抗をそれぞれ示して
いる。又、端子A,B,A′,B′,C,D,Eは
第1図及び第2図に示したものと同一内容であ
る。
これらの各種の容量C、抵抗Rのうち溶液抵抗
Rsは通常塗膜抵抗Rf,Rf′や反応抵抗Rp,Rp′に
較べて非常に小さく、また分極測定は参照極端子
B,B′間で行なわれることから対極5,5′,
5″の分極抵抗Rcと二重層容量Ccは分極測定に関
与せず、従つて分極の解析においてその寄与を除
外できる。又、通常の金属においてはRmはほぼ
零を示し無視することが可能である。したがつて
第1図において端子A−A′間へ又第2図におい
ては、端子C−E間へ電気刺激を与えた際に第1
図の端子B−B′間又は第2図の端子D−E間で
測定される分極へ関与する等価回路を抽出し第5
図及び第6図のように簡略化することができる。
Rsは通常塗膜抵抗Rf,Rf′や反応抵抗Rp,Rp′に
較べて非常に小さく、また分極測定は参照極端子
B,B′間で行なわれることから対極5,5′,
5″の分極抵抗Rcと二重層容量Ccは分極測定に関
与せず、従つて分極の解析においてその寄与を除
外できる。又、通常の金属においてはRmはほぼ
零を示し無視することが可能である。したがつて
第1図において端子A−A′間へ又第2図におい
ては、端子C−E間へ電気刺激を与えた際に第1
図の端子B−B′間又は第2図の端子D−E間で
測定される分極へ関与する等価回路を抽出し第5
図及び第6図のように簡略化することができる。
第5図の端子B−B′間のインピーダンスをZ1
とすると、Z1は式(1)で示される。
とすると、Z1は式(1)で示される。
Z1=Rf/1+jωRf・Cf+Rp/1+jωRp・Cd+Rp
′/1+jωRp′・Cd+Rf′/1+jωRf′・Cf…(1) 第6図の端子D−E間のインピーダンスをZ2と
するとZ2は式(2)で示される。
′/1+jωRp′・Cd+Rf′/1+jωRf′・Cf…(1) 第6図の端子D−E間のインピーダンスをZ2と
するとZ2は式(2)で示される。
Z2=Rf/1+jωRf・Cf+Rp/1+jωRpCd …(2)
次に第1図において使用される2組の電解槽を
同一形状ものにすることによりRf=Rf′,Cf=
Cf′,Rp=Rp′,Cd=Cd′となり式(1)は式(1)の如
く簡略化される。
同一形状ものにすることによりRf=Rf′,Cf=
Cf′,Rp=Rp′,Cd=Cd′となり式(1)は式(1)の如
く簡略化される。
Z1=2・Rf/1+jωRf・Cf+2・Rp/1+jωRp・Cd
…(1)′ 上記式から明らかなように本発明方法で得られ
るインピーダンスZ1は、従来法で得られる単独の
電極の場合(Z2)の2倍であることが分かる。従
つて本発明方法で得られたインピーダンスを単純
に1/2とすることで従来と同様のインピーダンス
を求めることができる。
…(1)′ 上記式から明らかなように本発明方法で得られ
るインピーダンスZ1は、従来法で得られる単独の
電極の場合(Z2)の2倍であることが分かる。従
つて本発明方法で得られたインピーダンスを単純
に1/2とすることで従来と同様のインピーダンス
を求めることができる。
以上説明して来た通り本発明の電気化学測定方
法によれば、従来は欠くことができなかつた下地
金属よりのリード線の引き出しを不要にすること
ができる。
法によれば、従来は欠くことができなかつた下地
金属よりのリード線の引き出しを不要にすること
ができる。
従来の測定方法では、直流測定の場合、アノー
ド分極もしくはカノード分極のどちらか一方の測
定しか行えない。従つて極性依存性のある腐食測
定では正確な測定は行えない。また交流測定でも
測定時間が必ずしも測定用交流電源の周期の整数
倍ではないため、カソード分極状態とアノード分
極状態の時間が同一ではなくなるため、どちらか
の分極状態の影響が強く現われることになる。従
つて測定精度、再現性に問題があつたが、本発明
方法によれば、一方がアノード分極されていると
き他方はカノード分極されており、そのインピー
ダンスの和、すなわち両電極間のインピーダンス
を測定するわけであるから、アノード分極状態と
カソード分極状態の平均値を求めることができ
る。従つて測定周波数が低くなつても一方の分極
状態の影響が強く現れることはなく、測定精度及
び再現性の点で従来法に比べ改善される。また直
流測定の場合でも同様の事がいえる。
ド分極もしくはカノード分極のどちらか一方の測
定しか行えない。従つて極性依存性のある腐食測
定では正確な測定は行えない。また交流測定でも
測定時間が必ずしも測定用交流電源の周期の整数
倍ではないため、カソード分極状態とアノード分
極状態の時間が同一ではなくなるため、どちらか
の分極状態の影響が強く現われることになる。従
つて測定精度、再現性に問題があつたが、本発明
方法によれば、一方がアノード分極されていると
き他方はカノード分極されており、そのインピー
ダンスの和、すなわち両電極間のインピーダンス
を測定するわけであるから、アノード分極状態と
カソード分極状態の平均値を求めることができ
る。従つて測定周波数が低くなつても一方の分極
状態の影響が強く現れることはなく、測定精度及
び再現性の点で従来法に比べ改善される。また直
流測定の場合でも同様の事がいえる。
本発明の電気化学測定方法を簡便なものにする
ために第7図に一部断面的に示す磁石固定式の電
解槽を試作し測定を行なつた。試験片としては軟
鋼板16の上に顔料を含まないエポキシ塗膜8を
有する塗装鋼を、又電解液12としては3%食塩
水を使用しソーラートロン1250形により、交流イ
ンピーダンス測定を行なつた。なお第7図中9,
9′は電解槽容器を、10,10′は飽和甘コウ電
極を、11はは不溶性電極としての白金板を、1
3は磁気ヨークを、14は磁石を、15,15′
は水密シールを、それぞれ示す。腐食反応系への
電気的な刺激を与えたときの応答を解析するのに
一般に用いられているコール・コールプロツト
(刺激に対して測定されるインピーダンスを複素
平面上にプロツトした図)を第8図aに示す。次
に比較のため軟鋼板16よりリード線を引き出
し、同じくソーラートロン1250形で交流測定を行
なつて得たコールコールプロツトを第8b図に示
す。第8図においてaとbは形状が一致し、aは
bに較べ実数軸、虚数軸の値がそれぞれ2倍とな
つた。
ために第7図に一部断面的に示す磁石固定式の電
解槽を試作し測定を行なつた。試験片としては軟
鋼板16の上に顔料を含まないエポキシ塗膜8を
有する塗装鋼を、又電解液12としては3%食塩
水を使用しソーラートロン1250形により、交流イ
ンピーダンス測定を行なつた。なお第7図中9,
9′は電解槽容器を、10,10′は飽和甘コウ電
極を、11はは不溶性電極としての白金板を、1
3は磁気ヨークを、14は磁石を、15,15′
は水密シールを、それぞれ示す。腐食反応系への
電気的な刺激を与えたときの応答を解析するのに
一般に用いられているコール・コールプロツト
(刺激に対して測定されるインピーダンスを複素
平面上にプロツトした図)を第8図aに示す。次
に比較のため軟鋼板16よりリード線を引き出
し、同じくソーラートロン1250形で交流測定を行
なつて得たコールコールプロツトを第8b図に示
す。第8図においてaとbは形状が一致し、aは
bに較べ実数軸、虚数軸の値がそれぞれ2倍とな
つた。
この結果から前記計算の結果が正しいことが確
認された。
認された。
また本発明では測定時間を適当に選んでも必ず
一方の電極がカノード分極状態であるときは他方
がアノード分極状態であり、その電極間のインピ
ーダンスを測定しているということは、結果的に
カソード分極とアノード分極の平均を測定してい
ることになる。従来法の如くの1個の電解槽を用
いた場合は、測定時間が必ずしも測定用交流電源
の周期の整数倍ではないため、アノード分極若し
くはカソード分極のどちらかの影響がでてしま
う。電気化学的測定ではmHz程度の低い周波数で
の測定も通常行われており、この影響は非常にで
やすいものであつた。測定時間を正確にコントロ
ールすることは非常に困難であり、結果的に再現
性に乏しく、高精度の測定は困難であつた。これ
に対し常に平均値を測定していることになる本発
明ではこの様な問題はなく再現性の良い、高精度
の測定を行うことができる。
一方の電極がカノード分極状態であるときは他方
がアノード分極状態であり、その電極間のインピ
ーダンスを測定しているということは、結果的に
カソード分極とアノード分極の平均を測定してい
ることになる。従来法の如くの1個の電解槽を用
いた場合は、測定時間が必ずしも測定用交流電源
の周期の整数倍ではないため、アノード分極若し
くはカソード分極のどちらかの影響がでてしま
う。電気化学的測定ではmHz程度の低い周波数で
の測定も通常行われており、この影響は非常にで
やすいものであつた。測定時間を正確にコントロ
ールすることは非常に困難であり、結果的に再現
性に乏しく、高精度の測定は困難であつた。これ
に対し常に平均値を測定していることになる本発
明ではこの様な問題はなく再現性の良い、高精度
の測定を行うことができる。
以上述べて来た通り、本発明の電気化学測定方
法を塗装鋼の評価に使用することにより、従来は
欠くことのできなかつた下地金属よりのリード線
の引出しが不要となるため、それに伴う塗膜の破
壊、修復の作業が不必要になり評価作業の効率を
著しく向上させることが可能となつたほか、現場
での測定が著るしく容易となつたのに加え塗膜の
耐久性を損うおそれが殆んで解消した。
法を塗装鋼の評価に使用することにより、従来は
欠くことのできなかつた下地金属よりのリード線
の引出しが不要となるため、それに伴う塗膜の破
壊、修復の作業が不必要になり評価作業の効率を
著しく向上させることが可能となつたほか、現場
での測定が著るしく容易となつたのに加え塗膜の
耐久性を損うおそれが殆んで解消した。
さらに本発明においては、一対の電解槽を用い
る事によりそれぞれの電解槽が、アノード分極と
カソード分極する為高精度で再現性に優れた測定
が可能となる。つまり一般に腐食測定において
は、極性依存性を有する為、一方の極性のみで測
定した場合には必ずしも正確な測定が可能ではな
かつた。これに対し本発明においては、一方がカ
ソード分極のときは他方がカソード分極である両
電極間のインピーダンスを測定しているため、一
方の極性に偏つた結果にはならず、再現性に優れ
高精度の測定が可能となる。
る事によりそれぞれの電解槽が、アノード分極と
カソード分極する為高精度で再現性に優れた測定
が可能となる。つまり一般に腐食測定において
は、極性依存性を有する為、一方の極性のみで測
定した場合には必ずしも正確な測定が可能ではな
かつた。これに対し本発明においては、一方がカ
ソード分極のときは他方がカソード分極である両
電極間のインピーダンスを測定しているため、一
方の極性に偏つた結果にはならず、再現性に優れ
高精度の測定が可能となる。
又通常の金属構造体においては下地金属が接地
されているため、従来の電気化学測定装置では差
動増巾器を用いてもノイズ入力がある場合、この
ノイズ入力自体も増巾され正確な測定を妨げてい
たのに対し、本発明の場合には一対の電解槽を用
いる事によりノイズ入力を差動増巾器により打ち
消すことが可能となり測定精度が大巾に向上し、
工業上極めて有効なものと言える。
されているため、従来の電気化学測定装置では差
動増巾器を用いてもノイズ入力がある場合、この
ノイズ入力自体も増巾され正確な測定を妨げてい
たのに対し、本発明の場合には一対の電解槽を用
いる事によりノイズ入力を差動増巾器により打ち
消すことが可能となり測定精度が大巾に向上し、
工業上極めて有効なものと言える。
第1図は本発明に係る電解槽の基本構成を説明
する説明図、第2図は従来の電解槽の基本構成を
説明する説明図、第3図は第1図の等価回路モデ
ル、第4図は第2図の等価回路モデル、第5図は
第3図より電位応答に関与する分を抽出した等価
回路モデル、第6図は第4図より電位応答に関与
する分を抽出した等価回路モデル、第7図は本発
明に係る実施例にて使用した電解槽の構成図、第
8図aは実施例にて測定されたコール・コールプ
ロツト、第8図bは従来の電解槽にて測定された
コール・コールプロツトを示す。 1,1′,1″……電解槽本体、2……被覆層
(塗膜)、3……金属構造体(下地金属)、4,
4′,4″……被測定面、5,5′,5″……不溶性
電極(対極)、6,6′,6″……参照極、7……
電解質溶液、8……エポキシ塗料、9,9′……
電解槽容器、10,10′……飽和甘コウ電極、
11……不溶性電極(白金板)、12……3%食
塩水、13……磁気ヨーク、14……磁石、1
5,15′……水密シール、16……軟鋼板。
する説明図、第2図は従来の電解槽の基本構成を
説明する説明図、第3図は第1図の等価回路モデ
ル、第4図は第2図の等価回路モデル、第5図は
第3図より電位応答に関与する分を抽出した等価
回路モデル、第6図は第4図より電位応答に関与
する分を抽出した等価回路モデル、第7図は本発
明に係る実施例にて使用した電解槽の構成図、第
8図aは実施例にて測定されたコール・コールプ
ロツト、第8図bは従来の電解槽にて測定された
コール・コールプロツトを示す。 1,1′,1″……電解槽本体、2……被覆層
(塗膜)、3……金属構造体(下地金属)、4,
4′,4″……被測定面、5,5′,5″……不溶性
電極(対極)、6,6′,6″……参照極、7……
電解質溶液、8……エポキシ塗料、9,9′……
電解槽容器、10,10′……飽和甘コウ電極、
11……不溶性電極(白金板)、12……3%食
塩水、13……磁気ヨーク、14……磁石、1
5,15′……水密シール、16……軟鋼板。
Claims (1)
- 1 金属構造体表面の被覆層を介して前記金属構
造体の腐蝕状態を測定する電気化学測定方法にお
いて、参照電極及び不溶性電極を具備した一対の
同一形状の電解槽を前記金属構造体の被覆層上に
設け、それぞれの不溶性電極間に電気信号を印加
し一方の電解槽がカソード分極、他方の電解槽が
アノード分極となるように分極させ、その際の参
照電極間のインピーダンスを測定することを特徴
とする電気化学測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19831583A JPS6091250A (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | 電気化学測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19831583A JPS6091250A (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | 電気化学測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6091250A JPS6091250A (ja) | 1985-05-22 |
| JPH0350983B2 true JPH0350983B2 (ja) | 1991-08-05 |
Family
ID=16389077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19831583A Granted JPS6091250A (ja) | 1983-10-25 | 1983-10-25 | 電気化学測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6091250A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3664624B2 (ja) * | 2000-02-02 | 2005-06-29 | 住友大阪セメント株式会社 | 電気防食試験装置 |
| JP5975274B2 (ja) * | 2012-07-27 | 2016-08-23 | トヨタ自動車株式会社 | 電極の検査方法およびその利用 |
| JP6747495B2 (ja) * | 2018-12-11 | 2020-08-26 | マツダ株式会社 | 被覆金属材の耐食性試験方法 |
| JP2020118468A (ja) | 2019-01-18 | 2020-08-06 | マツダ株式会社 | 被覆金属材の耐食性試験装置 |
| JP6813122B2 (ja) * | 2020-10-07 | 2021-01-13 | マツダ株式会社 | 被覆金属材の耐食性試験方法 |
-
1983
- 1983-10-25 JP JP19831583A patent/JPS6091250A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6091250A (ja) | 1985-05-22 |
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