JPH0352447B2 - - Google Patents

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JPH0352447B2
JPH0352447B2 JP57117854A JP11785482A JPH0352447B2 JP H0352447 B2 JPH0352447 B2 JP H0352447B2 JP 57117854 A JP57117854 A JP 57117854A JP 11785482 A JP11785482 A JP 11785482A JP H0352447 B2 JPH0352447 B2 JP H0352447B2
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JP
Japan
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soybean saponin
methanol
soy sauce
extract
solvent
Prior art date
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JP57117854A
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English (en)
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JPS5910520A (ja
Inventor
Yasuo Asao
Katsumi Yuasa
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Kikkoman Corp
Original Assignee
Kikkoman Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、醤油製造過程で副産物として得られ
る醤油粕を出発原料として、大豆サポニンを製造
する方法に関する。
一般にサポニンは乳化剤や分散剤として化粧品
や保健薬に、また食品工業においても利用されて
いる。最近、医薬学領域においてサポニン生薬が
見直されるようになり、その抗炎症効果、抗潰瘍
効果、抗アレルギー効果なども利用されるに到つ
ている。
大豆サポニンはサポニンの生物学的特性である
溶血作用が最も弱い、いわゆる毒性の低いサポニ
ンとして古くから知られているが、大豆からの分
離工程が複雑で経済的に不利であることが、実用
上の欠点とされている。
本発明者らは、この大豆サポニンを醤油製造工
程で副生する醤油粕を出発原料として工業的に有
利に製造しうることを見出した。
本発明は、醤油粕又はこれを有機溶剤で脱脂処
理して得られる脱脂醤油粕に、水及び/又は低級
アルコールを加えて抽出し、得られた抽出部に、
有機溶剤による分配抽出、非イオン性吸着樹脂に
よる吸着脱離、分別沈殿及びクロマトグラフイよ
り選ばれた少なくとも1種の分離手段を施して大
豆サポニンを分離することを特徴とする、大豆サ
ポニンの製造法である。
本発明の出発原料として用いられる醤油粕は、
醤油製造工程において副生するものであつて、各
種の醤油ならびに醤油類似調味料の製造時に副生
する醤油粕を利用することができる。醤油粕は多
量の塩分を含むため、その利用も廃棄も困難とさ
れていたものであるが、本発明によればこれを利
用価値の高い工業製品に変えることができる。
醤油粕は通常は醤油油等の脂質を含んでいるの
で、予め有機溶剤を用いて常法により脱脂するこ
とにより得られる脱脂醤油粕として、使用するこ
とが好ましい。脱脂のための溶剤としては、例え
ばクロロホルムその他のハロゲン化炭化水素、エ
チルエーテル、イソプロピルエーテル等のエーテ
ル類、メタノール、エタノール等のアルコール
類、石油エーテル、ベンゼン等の炭化水素、アセ
トンその他のケトン類、酢酸エチルその他のエス
テル類又はこれらの溶剤の混合物を用いることが
できる。
本発明によれば、醤油粕又は脱脂醤油粕を水及
び/又は低級アルコールで抽出する。この場合水
単独で抽出してもよいが、水性低級アルコール又
は低級アルコールを用いて抽出することが、抽出
効率の点でより好ましい。低級アルコールとして
は、例えばメタノール、エタノール、n−及びイ
ソプロパノール、n−ブタノール等が用いられる
が、大豆サポニンの収率の点からメタノール又は
水性エタノールが特に好ましい。抽出は常法によ
り、醤油粕又は脱脂醤油粕の重量当り5〜20倍量
の前記溶剤を使用し、常温又は加熱下でバツチ式
あるいは連続式の抽出装置を用いて行われる。
次いでこうして得られた抽出液に、大豆サポニ
ンを分離するための前記の分離手段の1種又は2
種以上を組み合わせて適用する。この分離処理の
前に抽出液を例えば過、遠心分離その他の手段
で清澄化し、これに直接に非イオン性吸着樹脂に
よる吸着脱離を施す場合を除いて、通常は減圧下
に濃縮して溶剤を回収する。
前記の溶剤回収ののちに残部として得られる抽
出物から大豆サポニンを分離するには、まず有機
溶剤を用いる分配抽出法を適用できる。この方法
は大豆サポニンとその他の物質の有機溶剤に対す
る溶解度の差を利用するもので、例えば振盪抽出
法、これを連続的に行うパーホレーシヨン等の一
段分配法、ならびにこれらを組み合わせた多段分
配法等があげられる。
この分配抽出法に用いられる有機溶剤は、例え
ばメタノール、エタノール等のアルコール類、ア
セトンその他のケトン類、エチルエーテル等のエ
ーテル類、酢酸エチルその他のエステル類、クロ
ロホルムその他のハロゲン化炭化水素類、石油エ
ーテル等の炭化水素類等から選ばれる2種以上の
相互に混和しない溶剤系であつて、水も用いられ
る。好ましい溶剤系の例は水とn−ブタノール、
2相に分離する各種割合のクロロホルム、メタノ
ール及び水の混合系の上相と下相等である。
大豆サポニンを分離する他の方法としては、非
イオン性吸着樹脂による吸着脱離も利用できる。
非イオン性吸着樹脂としては、例えばスチレン系
吸着樹脂例えばサーバクロムXAD−2(サーバ社
製)、アンバーライトXAD−2(ロームアンドハ
ース社製)等が用いられる。水又は一般に30%
V/V未満の水性低級アルコールによる抽出液の
場合には、そのままで吸着樹脂に大豆サポニンを
選択的に吸着させることができる。より高濃度の
水性低級アルコール又は純粋な低級アルコールで
抽出した場合には、減圧濃縮して低級アルコール
を回収し又は加水することなどにより、抽出液中
の低級アルコールの濃度を一般に30%V/V未満
にしたのちに吸着を行う。次いで吸着樹脂に吸着
された大豆サポニンを低級アルコール又は高濃度
の水性低級アルコールを用いて脱離させることが
できる。
なお抽出液又はその濃縮液中に大豆サポニン以
外の脂質が懸濁状態で比較的多量に共存する場合
には、大豆サポニンの吸着樹脂による選択的吸着
脱離が妨害されるので、予め静置分離あるいは珪
藻土等の過助剤を用いる過等により、これを
除去しておくと良好な結果が得られる。
分別沈殿法も前記の分配抽出法と同様に大豆サ
ポニンと他の物質の有機溶剤に対する溶解度の差
を利用するものとして、大豆サポニンの分離に有
利に適用することができる。すなわち大豆サポニ
ン及び他の物質を含む原料を、これらが溶解しう
る溶剤に溶解しておき、この溶液をどちらか一方
がより難溶な溶剤中に徐々に添加する。最終的に
沈殿した大豆サポニンを含む区分を採取し、その
他の物質の区分を除去する。この操作は同一の溶
剤系で繰り返してもよいが、別の溶剤系を選択
し、それらを組み合わせることによつて大豆サポ
ニンの分離をより効果的にすることもできる。
この方法のための溶剤系としては、前記の分配
抽出法においてあげた溶剤の中から選ばれる2種
以上の溶剤から成る相互に混合可能な溶剤系が好
ましい。その例としては、メタノールと酢酸エチ
ル、メタノールもしくは高濃度の水性エタノール
とアセトン等の組み合わせがあげられる。
クロマトグラフイも大豆サポニンの有効な分離
手段である。この場合は大豆サポニン及び他の物
質の混合物である出発原料の処理物を、それらが
可溶の有機溶剤又は混合溶剤、例えばメタノール
単独、あるいはメタノールと水、クロロホルム、
メタノール及び水の混合溶剤に溶解し、大豆サポ
ニン及び他の物質を吸着もしくは分配可能の充填
物、例えばシリカゲル、化学結合型シリカゲル、
粒状活性炭、アルミナ等を予め柱状に充填したカ
ラムを通過させ、大豆サポニン又は他の物質を吸
着させる。
大豆サポニンを吸着させた場合には、更に同系
列で混合割合を変えた有機溶剤、あるいは異系列
で大豆サポニンを溶出し易い有機溶剤で展開し
て、大豆サポニンを溶出させる。大豆サポニン以
外の物質を吸着させた場合は、大豆サポニンは通
過液として得られる。これら溶液中の大豆サポニ
ンは減圧濃縮により有機溶剤を回収することによ
つて採取することができる。なお逆相型の化学結
合型シリカゲル、例えばマイクロボンダパツク
C8又はC18(ウオーターズ社製)及びこれと類似
の充填剤は、目的とする大豆サポニンの精製に好
適である。
さらに前記の分離手段を適宜組み合わせること
により、良好な結果を得ることができる。
こうして分離された大豆サポニンは、そのまま
製品としてもよいが、必要により更にこれを水性
低級アルコール例えば水性メタノール、水性エタ
ノール等を用いて再結晶することにより、、高純
度の大豆サポニンとすることができる。
本発明は、利用価値の低い醤油粕から有用な大
豆サポニンを安価に提供しうる点で、工業的価値
のきわめて大きいものである。
実施例 1 濃口醸造醤油粕を粉砕機にかけて粉末となし、
その400gを2容の丸底フラスコに入れ、これ
に酢酸エチル1を加えて5時間還流加熱する。
次いで過により酢酸エチル抽出液を除き、残査
について同様の酢酸エチル抽出を合計で5回行
う。
こうして得られた脱脂醤油粕を2容の丸底フ
ラスコに採り、これにメタノール1を加えて5
時間加熱還流する。次いで過してメタノール抽
出液を採取し、残査について同様のメタノール抽
出を合計で3回行う。これらのメタノール抽出液
を合わせ、減圧で溶剤を留去すると、メタノール
抽出エキス65gが得られる。
このメタノール抽出エキス65gをn−ブタノー
ル300mlと水300mlで分配し、n−ブタノールへ移
行した区分の溶剤を留去すると、19gのエキスが
得られる。
このエキス19gをメタノール30mlに溶解し、こ
れを酢酸エチル1.5中に滴加し、生じた沈殿を
遠心分離して集めると、沈殿物6gが得られる。
この沈殿物6gをメタノール300mlに溶解し、
活性炭20gを加えて12時間撹拌する。次いで活性
炭を過により除去し、液を減圧濃縮すると、
粗大豆サポニン分画2gが得られる。
粗大豆サポニン分画2gをメタノール500mlに
溶解し、1容の丸底フラスコに入れ、これに5
%苛性カリ−メタノール溶液20mlを加え、1時間
還流加熱したのち、強酸性イオン交換樹脂で中和
する。次いで過により樹脂を除去し、液を減
圧で溶剤を留去する。こうして得られた1.8gの
残査を逆相シリカゲルカラムクロマトグラフイ
〔担体:ボンダパツクC18(ウオーターズ社製)
100g、溶媒:メタノール−水(1:2〜1:
1)〕で精製すると、大豆サポニンが1.5g得られ
る。
この大豆サポニンをシリカゲルを用いた薄層ク
ロマトグラフイ〔プレコートのシリカゲル
60F254、層の厚さ0.25mm(メルク社製)、展開溶
媒:クロロホルム−メタノール−水(65:35:10
の下層〜6:4:1)〕に付し、50%硫酸溶液を
噴霧したのち90〜95℃に5分間加熱すると、顕著
に検出されるスポツトとして、Rf値が0.26、
0.30、0.34及び0.37のいずれも大豆サポニンに特
有の赤紫色のスポツトが得られる。これは例えば
ジヤーナル・オブ・ザ・アメリカン・オイル・ケ
ミスツ・ソサエテイ47巻3号86〜90頁(1970年)
に記載の大豆サポニンの薄層クロマトグラフイの
結果によく一致し、前記のようにして得られたサ
ポニンが大豆サポニンであることが確認される。
実施例 2 濃口醸造醤油粕をクラツシヤーにかけてフレー
ク状となし、その2Kgを20容のほうろうタンク
に入れ、これに80%V/V水性エタノール12を
加えて蓋を閉じ、室温で一夜浸漬抽出する。この
抽出液を通常の傾斜法によつて採取し、残査につ
いて同様の水性エタノール抽出を合計で2回行
う。水性エタノール抽出液を合わせ、過して得
られた清澄液をフラツシユエバポレーターにより
減圧下に全量が約1.2になるまで濃縮する。
濃縮液を直径60cm、高さ50cmの液体クロマト用
カラムに入れ、一夜静置する。その際濃縮液は2
層に分離するので、その下層をカラムの下部より
取り出し、珪藻土を助剤として過することによ
り、なお若干混在する脂質を除去すると、清澄液
が1得られる。この清澄液から溶剤をフラツシ
ユエバポレーターにより減圧下に留去すると、エ
キスが230g得られる。
このエキス230gにメタノール1を加え、約
70℃に加熱してエキスをできるだけ溶解し、冷却
して放置する。生成した沈殿物を過により除去
し、液を同様に減圧下に濃縮乾固すると、メタ
ノール可溶エキスが160g得られる。このエキス
160gをn−ブタノール400mlと水600mlで分配し、
n−ブタノールへ移行した区分の溶剤を留去する
と、エキスが42g得られる。
このエキス42gをメタノール60mlに溶解し、こ
れをアセトン1.2中に滴加し、生じた沈殿を遠
心分離して集める(収量24g)。この沈殿物24g
をメタノール1.2に溶解し、これに活性炭40g
を加えて12時間撹拌する。この溶液より活性炭を
過により除去し、液から溶剤を留去すると、
粗大豆サポニン分画が10g得られる。
この粗大豆サポニン分画10gを実施例1と同様
の方法で更に精製すると、目的の大豆サポニンが
7.2g得られる。
実施例 3 淡口醸造醤油粕2Kgを実施例2の方法で処理し
て得られた、水性エタノール抽出液の濃縮分離液
の下層1に、水200mlを添加し、アルコール濃
度を30%V/Vに調整したのち、珪藻土を用いる
過により懸濁物を除去すると、清澄液が1.2
得られる。
この清澄液1.2をスチレン系吸着樹脂アンバ
ーライトXAD−2(ロームアンドハース社製)の
カラム(直径6cm×高さ50cm)にSV=1の流速
で通過させ、30%V/V水性エタノール400mlで
洗浄したのち、吸着部をメタノール1で溶出
し、溶出液の溶剤を減圧下に留去すると、エキス
が40g得られる。
このエキス40gをメタノール60mlに溶解し、こ
れをアセトン1.2中に滴加し、生じた沈殿を遠
心分離して集めると、沈殿物が20g得られる。以
下実施例2と同様にして活性炭処理を施し、更に
実施例1と同様にして精製処理すると、目的の大
豆サポニンが7.4g得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 醤油粕又はこれを有機溶剤で脱脂処理して得ら
    れる脱脂醤油粕に、水及び/又は低級アルコール
    を加えて抽出し、得られた抽出部に、有機溶剤に
    よる分配抽出、非イオン性吸着樹脂による吸着脱
    離、分別沈殿及びクロマトグラフイより選ばれた
    少なくとも1種の分離手段を施して大豆サポニン
    を分離することを特徴とする、大豆サポニンの製
    造法。
JP57117854A 1982-07-08 1982-07-08 大豆サポニンの製造法 Granted JPS5910520A (ja)

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JP57117854A JPS5910520A (ja) 1982-07-08 1982-07-08 大豆サポニンの製造法

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JPS5910520A JPS5910520A (ja) 1984-01-20
JPH0352447B2 true JPH0352447B2 (ja) 1991-08-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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