JPH0352531B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0352531B2 JPH0352531B2 JP22428883A JP22428883A JPH0352531B2 JP H0352531 B2 JPH0352531 B2 JP H0352531B2 JP 22428883 A JP22428883 A JP 22428883A JP 22428883 A JP22428883 A JP 22428883A JP H0352531 B2 JPH0352531 B2 JP H0352531B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cast iron
- base material
- wear
- surface layer
- graphite
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C26/00—Coating not provided for in groups C23C2/00 - C23C24/00
- C23C26/02—Coating not provided for in groups C23C2/00 - C23C24/00 applying molten material to the substrate
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 技術分野
本発明は耐摩耗性、耐スカツフイング性等にす
ぐれた鋳鉄製摺動部材の製法に関するものであ
り、さらに詳しく述べるならば、本発明は表面処
理技術を用いて特殊な表面組織を有する鋳鉄製摺
動部材その製造方法に関するものである。
ぐれた鋳鉄製摺動部材の製法に関するものであ
り、さらに詳しく述べるならば、本発明は表面処
理技術を用いて特殊な表面組織を有する鋳鉄製摺
動部材その製造方法に関するものである。
(ロ) 従来技術
従来、耐摩耗性及び耐スカツフイング性の向上
を目的とした鋳鉄製品の表面処理方法としては、
硬質Crメツキ、焼入及び溶射等が行なわれてい
る。又レーザービーム等の高密度エネルギー熱源
を用い基材表面を焼入又は再溶融チルし表面処理
する方法、あるいは基材表面に金属単体、合金又
は炭素等の単独粉末又は混合粉末を被覆し、そし
てレーザービーム等を用い基材と上記金属等とを
合金化せしめ高硬度の合金層を形成する表面処理
方法が知られている。しかしこれらの表面処理法
で処理された鋳鉄部材は耐摩耗性、耐スカツフイ
ング性が良好であるとともに相手材摩耗が少ない
ことの全てを満足するに至つていない。例えば硬
質Crメツキ層、再溶融チル層及び前記の合金層
は高硬度を有し耐摩耗性に優れるが、黒鉛組織を
呈せず保油性に乏しいため耐スカツフイング性に
劣り、また焼入層においては黒鉛の保油性、自己
潤滑性により耐スカツフイング性が優れているも
のの、硬度が低いため耐摩耗性が充分でない。さ
らに、溶射層においては非常な高硬度に加えポア
の存在により、保油性を有するため、耐スカツフ
イング性及び耐摩耗性は優れているが、相手材が
溶射層によつて損傷されることが多いために、溶
射処理鋳鉄部品を適用しうる相手材の種類が限ら
れている。以上述べた様に、現在、耐摩耗性スカ
ツフイング性鋳鉄製摺動部材として実用され又は
知られている鋳鉄部材の表面処理は摺動部材とし
ての耐摩耗性、耐スカツフイング性が良好である
とともに、相手材摩耗の少ないことの全ての要求
を満足させるに至つていない。
を目的とした鋳鉄製品の表面処理方法としては、
硬質Crメツキ、焼入及び溶射等が行なわれてい
る。又レーザービーム等の高密度エネルギー熱源
を用い基材表面を焼入又は再溶融チルし表面処理
する方法、あるいは基材表面に金属単体、合金又
は炭素等の単独粉末又は混合粉末を被覆し、そし
てレーザービーム等を用い基材と上記金属等とを
合金化せしめ高硬度の合金層を形成する表面処理
方法が知られている。しかしこれらの表面処理法
で処理された鋳鉄部材は耐摩耗性、耐スカツフイ
ング性が良好であるとともに相手材摩耗が少ない
ことの全てを満足するに至つていない。例えば硬
質Crメツキ層、再溶融チル層及び前記の合金層
は高硬度を有し耐摩耗性に優れるが、黒鉛組織を
呈せず保油性に乏しいため耐スカツフイング性に
劣り、また焼入層においては黒鉛の保油性、自己
潤滑性により耐スカツフイング性が優れているも
のの、硬度が低いため耐摩耗性が充分でない。さ
らに、溶射層においては非常な高硬度に加えポア
の存在により、保油性を有するため、耐スカツフ
イング性及び耐摩耗性は優れているが、相手材が
溶射層によつて損傷されることが多いために、溶
射処理鋳鉄部品を適用しうる相手材の種類が限ら
れている。以上述べた様に、現在、耐摩耗性スカ
ツフイング性鋳鉄製摺動部材として実用され又は
知られている鋳鉄部材の表面処理は摺動部材とし
ての耐摩耗性、耐スカツフイング性が良好である
とともに、相手材摩耗の少ないことの全ての要求
を満足させるに至つていない。
(ハ) 発明の目的
本発明は、苛酷な条件下にさらされる内燃機関
等の摺動部材としての特性、即ち耐摩耗性、耐ス
カツフイング性が良好であるとともに、相手材摩
耗の少ないことの全てを満足させた鋳鉄製摺動部
材を提供せんとするものである。特に、本発明は
耐摩耗性、及び耐スカツフイング性に優れた鋳鉄
部材の表面処理法において、高密度エネルギーを
持つ熱源としてレーザービーム、電子ビーム、プ
ラズマアーク等を用いて鋳鉄部材表面に優れた耐
摩耗性、耐スカツフイング性を有するとともに相
手材の摩耗が少ないことを満足する合金層を形成
した鋳鉄製摺動部材の製造方法を提供することを
目的とする。
等の摺動部材としての特性、即ち耐摩耗性、耐ス
カツフイング性が良好であるとともに、相手材摩
耗の少ないことの全てを満足させた鋳鉄製摺動部
材を提供せんとするものである。特に、本発明は
耐摩耗性、及び耐スカツフイング性に優れた鋳鉄
部材の表面処理法において、高密度エネルギーを
持つ熱源としてレーザービーム、電子ビーム、プ
ラズマアーク等を用いて鋳鉄部材表面に優れた耐
摩耗性、耐スカツフイング性を有するとともに相
手材の摩耗が少ないことを満足する合金層を形成
した鋳鉄製摺動部材の製造方法を提供することを
目的とする。
(ニ) 発明の構成
本発明者らは高硬度の鋳鉄チル組織のもつ優れ
た耐摩耗性と、黒鉛の保油性及び自己潤滑性によ
る耐スカツフイング性に着目し、黒鉛を分散させ
たチル組織を鋳鉄部材の表面に形成する各種方法
を試みた。
た耐摩耗性と、黒鉛の保油性及び自己潤滑性によ
る耐スカツフイング性に着目し、黒鉛を分散させ
たチル組織を鋳鉄部材の表面に形成する各種方法
を試みた。
本発明は、鋳鉄製摺動部材の鋳鉄基材の表面に
100メツシユ以下のSi,Sic又はFe−Siの各粉末の
1種又は2種以上を被覆し、該被覆表面層を高密
度エネルギーを持つ熱源のビームにより加熱溶融
することにより、該被覆表面層を前記鋳鉄基材に
合金化させ、且つ鋳鉄基材の表面部を黒鉛を分散
させたチル組織の変えることを特徴とする。
100メツシユ以下のSi,Sic又はFe−Siの各粉末の
1種又は2種以上を被覆し、該被覆表面層を高密
度エネルギーを持つ熱源のビームにより加熱溶融
することにより、該被覆表面層を前記鋳鉄基材に
合金化させ、且つ鋳鉄基材の表面部を黒鉛を分散
させたチル組織の変えることを特徴とする。
本発明により形成させる鋳鉄基材上の表面層の
組織は、高硬度のチル組織中に黒鉛を分散させた
ものであり、そして、高硬度のチル組織による耐
摩耗性と黒鉛による保油性、態スカツフイング性
を併せもつ優れた摺動層となる。従来、過共晶組
成の鋳鉄を急冷すると稀れに過冷却によつてセメ
ンタイトと黒鉛が同時に析出する現象が知られて
いる。しかしながら、表面層が基材より多量の黒
鉛化促進元素又は合金を含有するチル組織におい
て、高密度エネルギービームにより元の母材の黒
鉛が消失し、新たな黒鉛が析出し分散したものは
従来知られていない。
組織は、高硬度のチル組織中に黒鉛を分散させた
ものであり、そして、高硬度のチル組織による耐
摩耗性と黒鉛による保油性、態スカツフイング性
を併せもつ優れた摺動層となる。従来、過共晶組
成の鋳鉄を急冷すると稀れに過冷却によつてセメ
ンタイトと黒鉛が同時に析出する現象が知られて
いる。しかしながら、表面層が基材より多量の黒
鉛化促進元素又は合金を含有するチル組織におい
て、高密度エネルギービームにより元の母材の黒
鉛が消失し、新たな黒鉛が析出し分散したものは
従来知られていない。
鋳鉄の必須成分であるSiは黒鉛化促進元素であ
り、そして通常1.5〜3.5%が鋳鉄中に含有されて
いることは良く知られている。本発明においては
表面層の黒鉛化促進元素の含有量は、2種類以上
の場合は合計量で、4〜6%である。なお、黒鉛
化促進元素として、例えばSiを使用した場合は基
材中のSiと、後述する被覆層中のSiとの合計量が
表面層のSi含有量となることは当然である。
り、そして通常1.5〜3.5%が鋳鉄中に含有されて
いることは良く知られている。本発明においては
表面層の黒鉛化促進元素の含有量は、2種類以上
の場合は合計量で、4〜6%である。なお、黒鉛
化促進元素として、例えばSiを使用した場合は基
材中のSiと、後述する被覆層中のSiとの合計量が
表面層のSi含有量となることは当然である。
本発明の鋳鉄製摺動部材においては、基材と表
面層(黒鉛を分散したチル層)の間に極く薄いマ
ルテンサイト層が認められることがある。また表
面層のマトリツクスは、その合金元素量及びチル
の程度によつて、レーデブライト、初晶オーステ
ナイト、マルテンサイト及びセメンタイトの1種
以上が認められる。基材とする鋳鉄は片状又は球
状黒鉛鋳鉄等、チル可能な材質であればよい。
面層(黒鉛を分散したチル層)の間に極く薄いマ
ルテンサイト層が認められることがある。また表
面層のマトリツクスは、その合金元素量及びチル
の程度によつて、レーデブライト、初晶オーステ
ナイト、マルテンサイト及びセメンタイトの1種
以上が認められる。基材とする鋳鉄は片状又は球
状黒鉛鋳鉄等、チル可能な材質であればよい。
以下に本発明の具体例を説明する。先ず表面を
研摩した鋳鉄基材表面に所望の表面層を形成する
ための被覆材料を粉末状又はペースト状の形態で
被覆する。被覆材としては黒鉛化促進元素である
Si、その合金であるSiC,FeSi、等が使用され
る。被覆材の粒度及び被覆表面層の厚さは加熱源
の熱容量と形成すべき表面層の厚さにより決めら
れる。被覆材の粒度は微細なほど合金化で良好が
あり、一方粒度が100メツシユを越える粗粒の場
合には鋳鉄基材と黒鉛化促進元素との合金化が困
難となるため100メツシユ以下の細粒が望ましい。
被覆層の厚さは一般に0.1mmないし2mmが適当で
ある。表面層を形成するための熱源としては、母
材(鋳鉄基材)全体を加熱せず被覆表面層のみを
急速に加熱し、その溶融合金化を図り、基材への
急速冷却が図れる様な高密度エネルギーを有する
レーザービーム、電子ビーム及びプラズマアーク
が適当である。これら熱源による照射は、表面層
へのブローホールの巻き込みを防止するため不活
性ガス雰囲気中又は真空中で行なうことが好まし
く、例えば窒素ガス、アルゴンガスが使用され
る。本発明の方法においては高密度エネルギーを
持つ熱源による極めて急速な基材表面加熱と溶融
がなされるため、鋳鉄基材表面が黒鉛化促進元素
により過共晶組成となりまた母材の黒鉛が消失
し、更に鋳鉄基材の質量効果に基く自己冷却によ
る急冷却の結果チル組織中に黒鉛が新たに微細に
析出するに至つたものと考えられる。
研摩した鋳鉄基材表面に所望の表面層を形成する
ための被覆材料を粉末状又はペースト状の形態で
被覆する。被覆材としては黒鉛化促進元素である
Si、その合金であるSiC,FeSi、等が使用され
る。被覆材の粒度及び被覆表面層の厚さは加熱源
の熱容量と形成すべき表面層の厚さにより決めら
れる。被覆材の粒度は微細なほど合金化で良好が
あり、一方粒度が100メツシユを越える粗粒の場
合には鋳鉄基材と黒鉛化促進元素との合金化が困
難となるため100メツシユ以下の細粒が望ましい。
被覆層の厚さは一般に0.1mmないし2mmが適当で
ある。表面層を形成するための熱源としては、母
材(鋳鉄基材)全体を加熱せず被覆表面層のみを
急速に加熱し、その溶融合金化を図り、基材への
急速冷却が図れる様な高密度エネルギーを有する
レーザービーム、電子ビーム及びプラズマアーク
が適当である。これら熱源による照射は、表面層
へのブローホールの巻き込みを防止するため不活
性ガス雰囲気中又は真空中で行なうことが好まし
く、例えば窒素ガス、アルゴンガスが使用され
る。本発明の方法においては高密度エネルギーを
持つ熱源による極めて急速な基材表面加熱と溶融
がなされるため、鋳鉄基材表面が黒鉛化促進元素
により過共晶組成となりまた母材の黒鉛が消失
し、更に鋳鉄基材の質量効果に基く自己冷却によ
る急冷却の結果チル組織中に黒鉛が新たに微細に
析出するに至つたものと考えられる。
(ホ) 実施例
以下に実施例を掲げて説明する。
実施例 1
表面を#
240エメリー紙で研摩したFC25相当鋳
鉄を基材とした。基材の組成は重量比でTC3.15
%,Si2.02%,Mn0.76%,Cr0.36%,S0.043%,
P0.34%であり、また基材の硬さはHRB97であつ
た。また被覆材として250メツシユ以下の金属シ
リコン粉末を厚さ0.5mmで鋳鉄基材に被覆して被
覆表面層とした。熱源としてCO2レーザーを用い
てN2ガス雰囲気中でレーザー出力1.2kWビーム
径3mmφ及び走査速度60mm/minの条件でレーザ
ー照射処理を施して被覆表面層を加熱溶融した。
第1図に示す金属顕微鏡写真(100倍)から分か
るように被処理材料の表面層の厚さは0.2mmであ
つて、表面層は微細な黒鉛を分散したチル層であ
る。この表面層は硬さHv1100であつた。また表
面層を化学分析したところSi含有量は重量比で
4.5%であつた。
鉄を基材とした。基材の組成は重量比でTC3.15
%,Si2.02%,Mn0.76%,Cr0.36%,S0.043%,
P0.34%であり、また基材の硬さはHRB97であつ
た。また被覆材として250メツシユ以下の金属シ
リコン粉末を厚さ0.5mmで鋳鉄基材に被覆して被
覆表面層とした。熱源としてCO2レーザーを用い
てN2ガス雰囲気中でレーザー出力1.2kWビーム
径3mmφ及び走査速度60mm/minの条件でレーザ
ー照射処理を施して被覆表面層を加熱溶融した。
第1図に示す金属顕微鏡写真(100倍)から分か
るように被処理材料の表面層の厚さは0.2mmであ
つて、表面層は微細な黒鉛を分散したチル層であ
る。この表面層は硬さHv1100であつた。また表
面層を化学分析したところSi含有量は重量比で
4.5%であつた。
比較のために前記と同一の鋳鉄基材に黒鉛化促
進元素である金属シリコンを塗布せず、そのまま
上述のところと同一条件でレーザー照射した表面
層のチル組織は第2図の金属顕微鏡写真(100倍)
に示す如く、黒鉛の析出しないセメンタイトのみ
の組織であり、母材の芯部に見られるような黒鉛
は表面層では消失している。
進元素である金属シリコンを塗布せず、そのまま
上述のところと同一条件でレーザー照射した表面
層のチル組織は第2図の金属顕微鏡写真(100倍)
に示す如く、黒鉛の析出しないセメンタイトのみ
の組織であり、母材の芯部に見られるような黒鉛
は表面層では消失している。
実施例 2
実施例1の本発明による被処理材と比較例のチ
ル材の他に、比較例として、表面処理を施こさな
い実施例1の基材、及び実施例1の基材にフエロ
クロムを溶射、Crメツキ、及び高周波焼入のそ
れぞれの処理を施した比較例を用い、第3図に示
す如き往復動摩耗試験機を用いた摩耗試験による
摩耗テスト第4図に示す如き西原式金属摩耗試験
機によるスカツフ試験を行なつた。以下に摩耗及
びスカツフテストの条件を示す。
ル材の他に、比較例として、表面処理を施こさな
い実施例1の基材、及び実施例1の基材にフエロ
クロムを溶射、Crメツキ、及び高周波焼入のそ
れぞれの処理を施した比較例を用い、第3図に示
す如き往復動摩耗試験機を用いた摩耗試験による
摩耗テスト第4図に示す如き西原式金属摩耗試験
機によるスカツフ試験を行なつた。以下に摩耗及
びスカツフテストの条件を示す。
第3図において、aは相手材、bは供試材、c
は荷重装置、dは往復駆動装置である。また第4
図において、eは供試材、fは相手材である。p
は荷重を示す。試験条件を次に示す。
は荷重装置、dは往復駆動装置である。また第4
図において、eは供試材、fは相手材である。p
は荷重を示す。試験条件を次に示す。
摩耗試験条件
荷重:10Kgf
潤滑:SAE#
10エンジンオイル(0.2c.c./min)
速度:600cpm(cycle/min)
距離:3000m
相手材(a):硬質Crメツキ鋳鉄及びFCチル材
摩耗試験において、供試材(b)の摩耗量はあらさ
計によりその凹量で求めた。相手材(a)の摩耗量は
摩耗痕径で求めた。
計によりその凹量で求めた。相手材(a)の摩耗量は
摩耗痕径で求めた。
スカツフ試験条件
速度:2.5m/sec
潤滑:SAE#
10エンジンオイル20c.c./min
相手材(f):硬質Crメツキ及びFCチルロータ
荷重(p):100mごとに5.0Kgf荷重を増加させ、ス
カツフが起こつた時の荷重(スカツフ限界荷
重)を求めた。
カツフが起こつた時の荷重(スカツフ限界荷
重)を求めた。
第5図に摩耗試験の結果を示す。この図面にお
いて斜線で示した棒グラフは相手材の摩耗量、斜
線なしの白地の棒グラフは供試材の摩耗量を示
す。
いて斜線で示した棒グラフは相手材の摩耗量、斜
線なしの白地の棒グラフは供試材の摩耗量を示
す。
第5図より、本発明の供試材は、FCチル及び
Crメツキ鋳鉄の何れの相手材についても、耐摩
耗性が優れ且つ相手材を摩耗させる量も少ない。
Crメツキ鋳鉄の何れの相手材についても、耐摩
耗性が優れ且つ相手材を摩耗させる量も少ない。
第6図にスカツフ試験結果を示す。この図面よ
り、本発明の供試材は耐スカツフ性が極めて高い
ことが分かる。
り、本発明の供試材は耐スカツフ性が極めて高い
ことが分かる。
(ヘ) 効果
本発明によれば、鋳鉄部品の摺動表面に黒鉛を
微細分散させた高硬度チル組織を有する表面層が
形成され、耐摩耗性、耐スカツフイング性及び相
手材を摩耗させる性質が少ないなど、苛酷な条件
下で用いられるのに適した摺動部材が提供され
る。その適用分野としては、内燃機関のピストン
リング、シリンダー、シリンダーライナー、カム
シヤフト、ロツカーアーム、タペツト等、あるい
は回転式流体ポンプ、回転式流体圧縮機のベーン
等に対して広く適用しうるものである。
微細分散させた高硬度チル組織を有する表面層が
形成され、耐摩耗性、耐スカツフイング性及び相
手材を摩耗させる性質が少ないなど、苛酷な条件
下で用いられるのに適した摺動部材が提供され
る。その適用分野としては、内燃機関のピストン
リング、シリンダー、シリンダーライナー、カム
シヤフト、ロツカーアーム、タペツト等、あるい
は回転式流体ポンプ、回転式流体圧縮機のベーン
等に対して広く適用しうるものである。
第1図は本発明の方法により得られた摺動部材
の金属顕微鏡写真(倍率100倍)、第2図はレーザ
ーによるチル組織を示す金属顕微鏡写真(倍率
100倍)、第3図は往復動摩耗試験機の概略図、第
4図は西原式摩耗試験機の概略図、第5図は摩耗
テスト結果を示すグラフ、第6図はスカツフイン
グテスト結果を示すグラフである。 a……相手材、b……供試材、c……荷重装
置、d……往復駆動装置、e……供試材、f……
相手材。
の金属顕微鏡写真(倍率100倍)、第2図はレーザ
ーによるチル組織を示す金属顕微鏡写真(倍率
100倍)、第3図は往復動摩耗試験機の概略図、第
4図は西原式摩耗試験機の概略図、第5図は摩耗
テスト結果を示すグラフ、第6図はスカツフイン
グテスト結果を示すグラフである。 a……相手材、b……供試材、c……荷重装
置、d……往復駆動装置、e……供試材、f……
相手材。
Claims (1)
- 1 鋳鉄製摺動部材の鋳鉄基材の表面に100メシ
ユ以下のSi,Sic又はFe−Siの各粉末の1種又は
2種以上を被覆し、該被覆表面層を高密度エネル
ギーを持つ熱源のビームにより加熱溶融すること
により、該被覆表面層を前記鋳鉄基材に合金化さ
せ、且す鋳鉄基材の表面部を黒鉛を分散させたチ
ル組織に変えることを特徴とする鋳鉄製摺動部材
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22428883A JPS60116761A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 鋳鉄製摺動部材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22428883A JPS60116761A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 鋳鉄製摺動部材及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60116761A JPS60116761A (ja) | 1985-06-24 |
| JPH0352531B2 true JPH0352531B2 (ja) | 1991-08-12 |
Family
ID=16811421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22428883A Granted JPS60116761A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | 鋳鉄製摺動部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60116761A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01242786A (ja) * | 1988-03-23 | 1989-09-27 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 摺動部材及びその製造方法 |
| DE3813802A1 (de) * | 1988-04-23 | 1989-11-09 | Glyco Metall Werke | Schichtwerkstoff oder schichtwerkstueck mit einer auf einer traegerschicht angebrachten funktionsschicht, insbesondere gleitschicht mit der struktur einer festen, aber schmelzbaren dispersion |
| JP4420015B2 (ja) | 2006-12-27 | 2010-02-24 | トヨタ自動車株式会社 | 鉄系複合材料及び鉄系複合材料の製造方法 |
| CN103361597B (zh) * | 2012-04-06 | 2016-08-03 | 武安市文祥合金制造有限公司 | 一种高磷铸铁表层渗碳方法 |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP22428883A patent/JPS60116761A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60116761A (ja) | 1985-06-24 |
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