JPH0353369B2 - - Google Patents
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- JPH0353369B2 JPH0353369B2 JP62148813A JP14881387A JPH0353369B2 JP H0353369 B2 JPH0353369 B2 JP H0353369B2 JP 62148813 A JP62148813 A JP 62148813A JP 14881387 A JP14881387 A JP 14881387A JP H0353369 B2 JPH0353369 B2 JP H0353369B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- billet
- aluminum alloy
- producing
- mechanical properties
- aluminum
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
産業上の利用分野
この発明は、例えば使用済み核燃料貯蔵キヤス
クの構造用材料等に使用される中性子吸収性アル
ミニウム合金、特に機械的性質に優れた中性子吸
収性アルミニウム合金押出材の製造方法に関す
る。 従来技術及びその問題点 従来、中性子吸収性を有するアルミニウム合金
材料として、B4Cを30〜35%含有した分散型合金
Boralが知られているが、構造用材料として使用
するには強度が低いという欠点があつた。また
B4Cが高価につくため、材料自体も高価であると
いう欠点もあつた。 一方、低コストの中性子吸収性アルミニウム合
金として、アルミニウムに必須添加成分としての
Bを添加含有せしめたものが提供されているが、
従来の加工法ではB添加に限界があつて高い中性
子吸収性のアルミニウム合金を製造することが困
難であり、また使用済核燃料保管庫の構造材料と
して使用するには強度不足であつた。 この発明はかかる技術的背景のもとになされた
ものであつて、機械的性質に優れた低コストの、
高い中性子吸収性を有するアルミニウム合金押出
材の製造方法の提供を目的とするものである。 問題点を解決するための手段 而してこの発明は、B:4〜12wt%、Zn:1
〜2wt%、Si:0.2〜1.5wt%、Mg:0.5〜6wt%を
含有し、あるいはさらにCu:0.05〜1.5wt%、
Mn:0.05〜2wt%のいずれか一方または両方、
および/またはCr、Zr、TiおよびVのうちの1
種または2種以上を合計量で0.05〜0.7wt%含有
し、残部がアルミニウム及び不可避不純物からな
るアルミニウム合金を溶解し、その溶湯を所定の
高圧下に加圧凝固せしめることによりビレツトを
作製したのち、該ビレツトを押出加工することを
特徴とする機械的性質に優れた中性子吸収性アル
ミニウム合金押出材の製造方法を要旨とするもの
である。 まず、上記合金成分の添加意義と限定理由につ
いて説明すると次のとおりである。 Bは中性子吸収効果を合金に付与するととも
に、強度向上にも寄与するものである。しかしそ
の含有量が4wt%未満ではこれらの効果に不十分
であり、逆に12wt%を超えると鋳造が困難とな
る。Bの好適含有範囲は4〜10wt%である。 Znは合金の機械的性質向上に寄与するもので
ある。しかしその含有量が1wt%未満ではその効
果に乏しい。逆に2wt%を超えて過多に含有され
ると加工性、耐食性低下の欠点を派生する。Zn
の好適含有範囲は1.0〜1.5wt%である。 Mgは合金の強度向上及び耐食性の低下防止に
寄与するものである。しかし0.5wt%未満では強
度向上に効果がなく、逆に6wt%を超えて含有さ
れると加工性が悪化するとともに耐応力腐食割れ
性が問題となる。Mgの好適含有範囲は0.8〜
1.2wt%である。 SiはMgと共存して強度の向上に寄与するが、
0.2wt%未満ではその効果がなく、また逆に1.5wt
%を超えても却つて強度の低下を来たす。Siの好
適含有範囲は0.5〜0.8wt%である。 上記必須成分の他に、任意的な成分として、
Cu:0.05〜1.5wt%、Mn:0.05〜2wt%のいずれ
か一方または両方の含有が許容される。Cu、Mn
はともに合金の更なる強度向上に寄与するもので
あるが、いずれも下限値未満ではその効果に乏し
く、逆に上限値を超えて過多に含有されると耐食
性が低下する。好適含有範囲は、Cu:0.1〜0.6wt
%、Mn:1.0〜1.5wt%である。 また、この発明に係る合金においては、上記成
分のほか、結晶粒微細化のために通常添加される
ことのあるCr、Zr、Ti、Vのうちの1種または
2種以上を0.05〜0.7wt%の範囲で含有しても良
い。これらの元素の含有量が0.05wt%未満では、
結晶粒の微細化効果に不充分であり、0.7wt%を
こえて過多に含有されるときは、鋳造時に粗大な
晶出物を形成し、かえつて機械的性質の劣化を招
き好ましくない。 次に、製造工程について説明する。この発明
は、展伸材としてのアルミニウム合金押出材の製
造に関してその押出用ビレツトの作製に特に加圧
凝固法を採用し、B含有量の増大化を可能にす
る。即ち、上記組成のアルミニウム合金を溶解
し、その溶湯を加圧凝固用金型内に注湯して加圧
凝固せしめることにより、欠陥のない結晶粒の均
一かつ微細なビレツトの作製を行うものである。
加圧凝固用金型は、これに押出機のコンテナを利
用するものとしても良い。即ち、アルミニウム合
金溶湯を直接該コンテナに注入し、ステムで加圧
しつつ凝固させるものとしても良い。もちろんこ
の場合、上記コンテナの前面は盲ダイスを付設し
て塞ぎ、加圧凝固中の溶湯の噴き出しを防ぐもの
とすることが必要である。 また、上記の注湯に際しては、前記金型を予め
300〜350℃程度に加熱しておくものとすることが
望ましい。これによりビレツトに一層微細な組織
を得ることを可能にする。即ち、300℃程度未満
であると、注湯後前記アルミニウムの凝固がすぐ
に開始してしまい、加圧凝固による効果が充分に
達成され難い。一方350℃を超える高温に加熱し
ておくと、冷却速度が遅くなり、晶出物が成長し
て上記微細化効果を充分に達成し難いものとなる
傾向がみられる。 注湯後、すぐさま前記金型内の溶湯を加圧ピス
トンにより加圧し、凝固を進行せしめることによ
つてビレツトを作製する。即ち、加圧凝固法によ
つてビレツトを作製する。この際の加圧力は50
Kg/cm2以上であれば加圧凝固の効果を得ることが
できるが、好ましくは500〜1000Kgf/cm2程度と
するのが良い。このように、所定の加圧状態下に
おいてアルミニウム合金を凝固させることによ
り、鋳造割れを生じさせることなく、かつ晶出物
の小さなビレツトを作製しうる。従つて、従来の
鋳造法によつてビレツトを作製する場合、組織の
均一化と微細化をはかるために必要とした爾後の
加熱均質化処理を省略することが可能となり、そ
のための熱エルルギ及び処理時間の節約を達成し
うる。上記加圧力の大小は、ビレツトの品質にさ
して大きな影響を与えるものではない。しかしな
がら50Kgf/cm2未満では、加圧凝固法による鋳造
割れ防止及び結晶粒の微細化効果に不十分であ
り、反面例えば1500Kgf/cm2をこえるような高圧
を付加しても、それに要するエネルギの増大に見
合う効果の比例的向上を見ることができないため
むしろ無益である。なお、加圧凝固により、晶出
物の微細化をはかりうる理由は、加圧により金型
と溶湯の間及び溶湯内の空〓が消滅し、冷却速度
が増大することが1つの要因になつているものと
推測される。 上記の加圧凝固法により作製したビレツトは、
次にこれを押出加工して所期する中性子吸収性ア
ルミニウム合金材とする。ここに、ビレツトは一
旦冷却された固相状態のものを用いても良いが、
好ましくは前記加圧凝固の進行により、ビレツト
の温度が押出加工に適する温度、例えば液相温度
の約1/2程度にまで低下し半溶融状態となつた時
点で加圧凝固工程を終了し、すぐさまそのまま押
出機のコンテナに装填して押出しを開始するもの
となすことが推奨される。このような手順を採用
することにより、押出加工に際してのビレツトの
加熱工程を省くことが可能となり、その加熱に要
するエネルギ及び時間を節約し、合金押出材の製
造能率の向上及び製造コストの低減の利益を享受
しうる。 発明の効果 この発明は、上述のように、B含有アルミニウ
ム合金の溶湯を加圧凝固法によつてビレツトに作
製したのち、該ビレツトを押出加工するものであ
ることにより、合金中のB含有量の増大を図るこ
とができてこれまでになく高い中性子吸収性を有
しかつ後述の実施例の参酌によつても明らかなよ
うに機械的性質に優れた合金押出材を提供するこ
とができる。しかも、上記製造方法の採用によ
り、押出材の組織を均一で微細なものにすること
ができ、押出材の機械的性質等を均一で安定した
ものにすることができる。従つて、この発明によ
つて得られる合金押出材は、例えば使用済み核燃
料に含まれた中性子の放出時に生じる発熱反応に
よつて温度が上昇したような場合にも、強度劣化
等を派生するおそれがなく、使用済み核燃料貯蔵
キヤスクの構造用材料等として好適なものとなし
うる。しかもB4Cを使用するものではないから、
低コストの合金となしうる。 実施例 次にこの発明の実施例を示す。
クの構造用材料等に使用される中性子吸収性アル
ミニウム合金、特に機械的性質に優れた中性子吸
収性アルミニウム合金押出材の製造方法に関す
る。 従来技術及びその問題点 従来、中性子吸収性を有するアルミニウム合金
材料として、B4Cを30〜35%含有した分散型合金
Boralが知られているが、構造用材料として使用
するには強度が低いという欠点があつた。また
B4Cが高価につくため、材料自体も高価であると
いう欠点もあつた。 一方、低コストの中性子吸収性アルミニウム合
金として、アルミニウムに必須添加成分としての
Bを添加含有せしめたものが提供されているが、
従来の加工法ではB添加に限界があつて高い中性
子吸収性のアルミニウム合金を製造することが困
難であり、また使用済核燃料保管庫の構造材料と
して使用するには強度不足であつた。 この発明はかかる技術的背景のもとになされた
ものであつて、機械的性質に優れた低コストの、
高い中性子吸収性を有するアルミニウム合金押出
材の製造方法の提供を目的とするものである。 問題点を解決するための手段 而してこの発明は、B:4〜12wt%、Zn:1
〜2wt%、Si:0.2〜1.5wt%、Mg:0.5〜6wt%を
含有し、あるいはさらにCu:0.05〜1.5wt%、
Mn:0.05〜2wt%のいずれか一方または両方、
および/またはCr、Zr、TiおよびVのうちの1
種または2種以上を合計量で0.05〜0.7wt%含有
し、残部がアルミニウム及び不可避不純物からな
るアルミニウム合金を溶解し、その溶湯を所定の
高圧下に加圧凝固せしめることによりビレツトを
作製したのち、該ビレツトを押出加工することを
特徴とする機械的性質に優れた中性子吸収性アル
ミニウム合金押出材の製造方法を要旨とするもの
である。 まず、上記合金成分の添加意義と限定理由につ
いて説明すると次のとおりである。 Bは中性子吸収効果を合金に付与するととも
に、強度向上にも寄与するものである。しかしそ
の含有量が4wt%未満ではこれらの効果に不十分
であり、逆に12wt%を超えると鋳造が困難とな
る。Bの好適含有範囲は4〜10wt%である。 Znは合金の機械的性質向上に寄与するもので
ある。しかしその含有量が1wt%未満ではその効
果に乏しい。逆に2wt%を超えて過多に含有され
ると加工性、耐食性低下の欠点を派生する。Zn
の好適含有範囲は1.0〜1.5wt%である。 Mgは合金の強度向上及び耐食性の低下防止に
寄与するものである。しかし0.5wt%未満では強
度向上に効果がなく、逆に6wt%を超えて含有さ
れると加工性が悪化するとともに耐応力腐食割れ
性が問題となる。Mgの好適含有範囲は0.8〜
1.2wt%である。 SiはMgと共存して強度の向上に寄与するが、
0.2wt%未満ではその効果がなく、また逆に1.5wt
%を超えても却つて強度の低下を来たす。Siの好
適含有範囲は0.5〜0.8wt%である。 上記必須成分の他に、任意的な成分として、
Cu:0.05〜1.5wt%、Mn:0.05〜2wt%のいずれ
か一方または両方の含有が許容される。Cu、Mn
はともに合金の更なる強度向上に寄与するもので
あるが、いずれも下限値未満ではその効果に乏し
く、逆に上限値を超えて過多に含有されると耐食
性が低下する。好適含有範囲は、Cu:0.1〜0.6wt
%、Mn:1.0〜1.5wt%である。 また、この発明に係る合金においては、上記成
分のほか、結晶粒微細化のために通常添加される
ことのあるCr、Zr、Ti、Vのうちの1種または
2種以上を0.05〜0.7wt%の範囲で含有しても良
い。これらの元素の含有量が0.05wt%未満では、
結晶粒の微細化効果に不充分であり、0.7wt%を
こえて過多に含有されるときは、鋳造時に粗大な
晶出物を形成し、かえつて機械的性質の劣化を招
き好ましくない。 次に、製造工程について説明する。この発明
は、展伸材としてのアルミニウム合金押出材の製
造に関してその押出用ビレツトの作製に特に加圧
凝固法を採用し、B含有量の増大化を可能にす
る。即ち、上記組成のアルミニウム合金を溶解
し、その溶湯を加圧凝固用金型内に注湯して加圧
凝固せしめることにより、欠陥のない結晶粒の均
一かつ微細なビレツトの作製を行うものである。
加圧凝固用金型は、これに押出機のコンテナを利
用するものとしても良い。即ち、アルミニウム合
金溶湯を直接該コンテナに注入し、ステムで加圧
しつつ凝固させるものとしても良い。もちろんこ
の場合、上記コンテナの前面は盲ダイスを付設し
て塞ぎ、加圧凝固中の溶湯の噴き出しを防ぐもの
とすることが必要である。 また、上記の注湯に際しては、前記金型を予め
300〜350℃程度に加熱しておくものとすることが
望ましい。これによりビレツトに一層微細な組織
を得ることを可能にする。即ち、300℃程度未満
であると、注湯後前記アルミニウムの凝固がすぐ
に開始してしまい、加圧凝固による効果が充分に
達成され難い。一方350℃を超える高温に加熱し
ておくと、冷却速度が遅くなり、晶出物が成長し
て上記微細化効果を充分に達成し難いものとなる
傾向がみられる。 注湯後、すぐさま前記金型内の溶湯を加圧ピス
トンにより加圧し、凝固を進行せしめることによ
つてビレツトを作製する。即ち、加圧凝固法によ
つてビレツトを作製する。この際の加圧力は50
Kg/cm2以上であれば加圧凝固の効果を得ることが
できるが、好ましくは500〜1000Kgf/cm2程度と
するのが良い。このように、所定の加圧状態下に
おいてアルミニウム合金を凝固させることによ
り、鋳造割れを生じさせることなく、かつ晶出物
の小さなビレツトを作製しうる。従つて、従来の
鋳造法によつてビレツトを作製する場合、組織の
均一化と微細化をはかるために必要とした爾後の
加熱均質化処理を省略することが可能となり、そ
のための熱エルルギ及び処理時間の節約を達成し
うる。上記加圧力の大小は、ビレツトの品質にさ
して大きな影響を与えるものではない。しかしな
がら50Kgf/cm2未満では、加圧凝固法による鋳造
割れ防止及び結晶粒の微細化効果に不十分であ
り、反面例えば1500Kgf/cm2をこえるような高圧
を付加しても、それに要するエネルギの増大に見
合う効果の比例的向上を見ることができないため
むしろ無益である。なお、加圧凝固により、晶出
物の微細化をはかりうる理由は、加圧により金型
と溶湯の間及び溶湯内の空〓が消滅し、冷却速度
が増大することが1つの要因になつているものと
推測される。 上記の加圧凝固法により作製したビレツトは、
次にこれを押出加工して所期する中性子吸収性ア
ルミニウム合金材とする。ここに、ビレツトは一
旦冷却された固相状態のものを用いても良いが、
好ましくは前記加圧凝固の進行により、ビレツト
の温度が押出加工に適する温度、例えば液相温度
の約1/2程度にまで低下し半溶融状態となつた時
点で加圧凝固工程を終了し、すぐさまそのまま押
出機のコンテナに装填して押出しを開始するもの
となすことが推奨される。このような手順を採用
することにより、押出加工に際してのビレツトの
加熱工程を省くことが可能となり、その加熱に要
するエネルギ及び時間を節約し、合金押出材の製
造能率の向上及び製造コストの低減の利益を享受
しうる。 発明の効果 この発明は、上述のように、B含有アルミニウ
ム合金の溶湯を加圧凝固法によつてビレツトに作
製したのち、該ビレツトを押出加工するものであ
ることにより、合金中のB含有量の増大を図るこ
とができてこれまでになく高い中性子吸収性を有
しかつ後述の実施例の参酌によつても明らかなよ
うに機械的性質に優れた合金押出材を提供するこ
とができる。しかも、上記製造方法の採用によ
り、押出材の組織を均一で微細なものにすること
ができ、押出材の機械的性質等を均一で安定した
ものにすることができる。従つて、この発明によ
つて得られる合金押出材は、例えば使用済み核燃
料に含まれた中性子の放出時に生じる発熱反応に
よつて温度が上昇したような場合にも、強度劣化
等を派生するおそれがなく、使用済み核燃料貯蔵
キヤスクの構造用材料等として好適なものとなし
うる。しかもB4Cを使用するものではないから、
低コストの合金となしうる。 実施例 次にこの発明の実施例を示す。
【表】
上記第1表に示す各種組成の合金のうち、No9
に示すものについては、常法により直径175mmの
ビレツトに鋳造したのち、560℃×8時間の均質
化処理を行い、次いで押出温度530℃で厚さ6mm、
幅125mmのフラツトバーに押出した。一方、No1
〜8,10,11の合金については、加圧凝固法によ
りビレツトを作製した。即ちそれら合金を液相線
温度+100℃に溶解し、その溶湯を予め約300℃に
加熱した加圧凝固用金型に注湯したのち、すぐさ
まこれを1000Kgf/cm2に加圧し、該加圧下に凝固
させた。そして、およそ液相線温度の1/2程度の
温度にまで冷却したとき、加圧凝固工程を終了
し、得られたビレツト(直径175mm)をすぐさま
押出機のコンテナに装入し、上記と同一寸法のフ
ラツトバーに押出した。 上記により得られた供試材のうちNo.1〜7につ
いてはその後180℃×7時間の時効処理を施して
T6材とした。一方No.8〜11の供試材については
自然時効させてT1材とした。そして各供試材に
つき、常温及び高温での機械的性質を調べた。そ
の結果を第2表に示す。
に示すものについては、常法により直径175mmの
ビレツトに鋳造したのち、560℃×8時間の均質
化処理を行い、次いで押出温度530℃で厚さ6mm、
幅125mmのフラツトバーに押出した。一方、No1
〜8,10,11の合金については、加圧凝固法によ
りビレツトを作製した。即ちそれら合金を液相線
温度+100℃に溶解し、その溶湯を予め約300℃に
加熱した加圧凝固用金型に注湯したのち、すぐさ
まこれを1000Kgf/cm2に加圧し、該加圧下に凝固
させた。そして、およそ液相線温度の1/2程度の
温度にまで冷却したとき、加圧凝固工程を終了
し、得られたビレツト(直径175mm)をすぐさま
押出機のコンテナに装入し、上記と同一寸法のフ
ラツトバーに押出した。 上記により得られた供試材のうちNo.1〜7につ
いてはその後180℃×7時間の時効処理を施して
T6材とした。一方No.8〜11の供試材については
自然時効させてT1材とした。そして各供試材に
つき、常温及び高温での機械的性質を調べた。そ
の結果を第2表に示す。
【表】
【表】
また、従来公知の分散型合金Boralの常温での
引張り強さを測定したところ、10Kgf/mm2であつ
た。 以上の結果から明らかなように、この発明によ
れば、アルミニウム合金中のB含有量を増大して
も何等問題のない押出材が得られることがわか
り、機械的性質に優れ、かつ高い中性子吸収性を
もつた材料の提供を実現しうることを確認しえ
た。
引張り強さを測定したところ、10Kgf/mm2であつ
た。 以上の結果から明らかなように、この発明によ
れば、アルミニウム合金中のB含有量を増大して
も何等問題のない押出材が得られることがわか
り、機械的性質に優れ、かつ高い中性子吸収性を
もつた材料の提供を実現しうることを確認しえ
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 B:4〜12wt%、Zn:1〜2wt%、Si:0.2
〜1.5wt%、Mg:0.5〜6wt%を含有し、残部がア
ルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウ
ム合金を溶解し、その溶湯を所定の高圧下に加圧
凝固せしめることによりビレツトを作製したの
ち、該ビレツトを押出加工することを特徴とする
機械的性質に優れた中性子吸収性アルミニウム合
金押出材の製造方法。 2 B:4〜12wt%、Zn:1〜2wt%、Si:0.2
〜1.5wt%、Mg:0.5〜6wt%を含有し、さらに
Cu:0.05〜1.5wt%、Mn:0.05〜2wt%のいずれ
か一方または両方を含有し、残部がアルミニウム
及び不可避不純物からなるアルミニウム合金を溶
解し、その溶湯を所定の高圧下に加圧凝固せしめ
ることによりビレツトを作製したのち、該ビレツ
トを押出加工することを特徴とする機械的性質に
優れた中性子吸収性アルミニウム合金押出材の製
造方法。 3 B:4〜12wt%、Zn:1〜2wt%、Si:0.2
〜1.5wt%、Mg:0.5〜6wt%を含有し、さらに、
Cr、Zr、TiおよびVのうちの1種または2種以
上を合計量で0.05〜0.7wt%含有し、残部がアル
ミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム
合金を溶解し、その溶湯を所定の高圧下に加圧凝
固せしめることによりビレツトを作製したのち、
該ビレツトを押出加工することを特徴とする機械
的性質に優れた中性子吸収性アルミニウム合金押
出材の製造方法。 4 B:4〜12wt%、Zn:1〜2wt%、Si:0.2
〜1.5wt%、Mg:0.5〜6wt%を含有し、かつ
Cu:0.05〜1.5wt%、Mn:0.05〜2wt%のいずれ
か一方または両方を含有し、さらに、Cr、Zr、
TiおよびVのうちの1種または2種以上を合計
量で0.05〜0.7wt%含有し、残部がアルミニウム
及び不可避不純物からなるアルミニウム合金を溶
解し、その溶湯を所定の高圧下に加圧凝固せしめ
ることによりビレツトを作製したのち、該ビレツ
トを押出加工することを特徴とする機械的性質に
優れた中性子吸収性アルミニウム合金押出材の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14881387A JPS63312943A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 機械的性質に優れた中性子吸収性アルミニウム合金押出材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14881387A JPS63312943A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 機械的性質に優れた中性子吸収性アルミニウム合金押出材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63312943A JPS63312943A (ja) | 1988-12-21 |
| JPH0353369B2 true JPH0353369B2 (ja) | 1991-08-14 |
Family
ID=15461287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14881387A Granted JPS63312943A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 機械的性質に優れた中性子吸収性アルミニウム合金押出材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63312943A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3652431B2 (ja) * | 1995-05-01 | 2005-05-25 | 株式会社神戸製鋼所 | ホウ素含有Al基合金 |
| JP3122436B1 (ja) | 1999-09-09 | 2001-01-09 | 三菱重工業株式会社 | アルミニウム複合材およびその製造方法、並びにそれを用いたバスケットおよびキャスク |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5850307B2 (ja) * | 1977-02-04 | 1983-11-09 | 住友軽金属工業株式会社 | 中性子遮蔽効果のすぐれた構造用アルミニウム基合金 |
-
1987
- 1987-06-15 JP JP14881387A patent/JPS63312943A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63312943A (ja) | 1988-12-21 |
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