JPH0353827A - 組織培養幼植物体の育成方法と育成装置 - Google Patents

組織培養幼植物体の育成方法と育成装置

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JPH0353827A
JPH0353827A JP19010789A JP19010789A JPH0353827A JP H0353827 A JPH0353827 A JP H0353827A JP 19010789 A JP19010789 A JP 19010789A JP 19010789 A JP19010789 A JP 19010789A JP H0353827 A JPH0353827 A JP H0353827A
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豊樹 古在
Koji Tanaka
幸治 田中
Hirofumi Horata
浩文 洞田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は組織培養幼植物体(以下「培養植物」という)
の育成促進と、育成期間の短縮が図れる組織培養幼植物
体の育成方法とその装置に関する。
〈従来の技術〉 近時、培養植物の研究開発が盛んに行われている。
組織培養由来の脆弱な幼植物を効率よく育成するには、
光量、温度、湿度、炭酸ガス量等の諸条件を厳密に管理
することが重要てある。
特に、培養植物は気孔の開閉が未熟でクチクラワックス
層が未発達であり、育成する初期の湿度条件は、ほぼ1
00%に近い高湿度に保つことが常識とされている。
そのために従来は第3、4図に示すように、容器Cの開
口部をアルミフォイルFで被覆して接着テープTて密閉
する方式、あるいは蓋Bをねし止めして外周をテーブT
で密閉する方式などが採用されている。
こうして培養した幼植物が成長ずると、培養植物を外部
の自然環境に移して栽培する際、急激な環境変化による
培養植物への影響を緩和する方法として、培養植物に特
殊カバーを被せて乾燥やその他のショックから防護して
段階的に順化する方法も提案されている。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 前述した従来の培養植物の育成技術には次のような問題
点がある。
〈イ〉 高湿度環境が長期間維持されるため、培養植物
の蒸散が行われ菓11い。
蒸散の俄下に比例して、養分を含んだ水分の吸収性が低
下する。
3 しかも培養植物の育成に欠かぜない高湿度環境は、クチ
クラワックス帝や気孔の開閉機構の発達も遅らせている
このような理由から、培養植物の種類により多少差もあ
るが前述した環境下にわいてJ)で養植物の平均的な培
養期間は、約二週間乃至数ケ月、長い場合には1年と長
くかかる。
〈口〉 培養初期の培養植物は光合成能力が低いため、
育成栄養源として炭素源(ショウ糖等)を供給する必要
がある。
そのため、炭素源の供給に起因してコンタミネーション
(汚染)の問題が発生ずる。
特に培養期間が長期化するほとコンタミネーションの問
題が深刻となり、コンタミネーション対策のための設備
」二及び作業上多大の配慮が必要である。
〈ハ〉 培養植物が自然環境に適応てきるように、賠養
植物を特開をかけて段階的に順化させる必要がある。
4 〈本発明の目的〉 本発明は以上の問題点を解決するために成されたもので
、次の組織培養幼植物体の育成方法と装置を提供するこ
とを目的とする。
〈イ〉 培養植物の育成を促進できる、組織培養幼植物
体の育成方法とその装置。
〈口〉 培養期間を大幅に短縮できる、組織培養幼植物
体の育成方法とその装置。
〈ハ〉 コンタミネーションの機会の低減を図れる、組
織培養幼植物体の育成方法とその装置〈二〉 順化のス
テップを省略できる、組織培養幼植物体の育成方法とそ
の装置。
〈問題点を解決するための手段〉 即ち、本発明は低湿度の環境条件で培養植物を育成する
ことを特徴とする組織培養幼植物体の育成方法とその装
置である。
育成の初期における湿度が85%以下であり、育成の終
期における湿度が60%以下であるように調節して行う
ことを特徴とする組織培養幼植物体の育成方法である。
さらに本発明は、育成室と、その内部に収納する育成ボ
ックスよりなり、育成ボックスにはフィルターを備えた
開口部を設け、育成室には湿度発生機と、この湿度を時
間と共に変化させる湿度調整機とを設けたことを特徴と
する組織培養幼植物体の育成装置である。
〈本発明の説明〉 以下、図面を参照しながら本発明について説明する。
〈イ〉湿度条件 一般に培養植物の育成に欠かせない湿度条件は高湿度で
あるとされており、前記したように完全に密封して育成
するために、その湿度はほぼ100%を維持することが
不可欠の条{’lであるとされていた。
本発明はこのような常識を打ち破るもので、少なくとも
湿度条件については従来とまったく反対に培養植物の育
成初期から低湿度の環境下て<f成ずる。
培養植物を低湿度の環境下で育成すると、培養植物の生
育が著しく促進されることが確認された。
このように培養植物の生育が著しく促推されるのは、概
ね次の理由によるものと考えられる。
即ち、低湿度の環境にわいては、培養植物の蒸散が促進
される。
蒸散の活発化に伴い根から吸い上げられる水分の吸収量
が増す。
養分を含んだ水分の吸収量か増し、育成が促進されると
、自ずとクチクラワックス層や気孔の開閉機構の発達も
促進されるためであると考えられる。
尚、低湿度といっても絶乾を意味するものではα7あく
までも従来の高湿度に対し相対的に低いく 湿度という意味である。
以下に、このような育成が可能な育戒施設の一例につい
て説明する。
〈口〉育成施設 7 第1図に育成施設を示す。
育成施設は密封された準無菌環境の育成室10と、育成
室10内に置かれ、培養植物を収容する育或ボックス2
0とよりなる。
育成室10内の育成環境は、照明ランプ11により光量
を、空調設備12により室温及び湿度を夫々調整可能に
構成されている。
この場合に湿度調整装置に後述するセンサとタイマーを
組み込み、時間とともに湿度を設定通りに変化させて行
くことができる。
育成ボックス20内は無菌状態が維持され、その両側部
に除菌用のフィルタ21、22が装備されている。
育戒ボックス20内の環境は、育成室10内の環境を介
して制御される。
育成ボックス20内の環境条件を制御するには、例えば
育成ボックス20に光量、温度、湿度を計測する各種セ
ンサを設け、これらのセンサて育成ボックス20内の環
境条件を計測し、計測データを基に先の諸機器を連動さ
せて育成環境条件8 に維持する方法が好適である。
また予め育成室10内の湿度など環境条件と、育成ボッ
クス20内の湿度などの環境条件との関係が判明してい
る場合は、育成室10内のみに湿度センサなどの各種セ
ンサを設けて制御することも可能である。
〈実施例〉 〈イ〉湿度制御例と生育量の実測例 下記する試験条件で湿度の異なる環境下における培養植
物の生育量の変化を実験した。
[試験材料] ・供試培養植物:組織培養由来のバレイショの小葉1枚
を含む節(生体重60〜7 0 +n+r )に切り分
けた外植体 ・培 地;基礎威分一MS.寒天濃度−8g・「1ショ
ウ糖濃度−20g−1  , p H =5.8分注量
−425me −vessel ’植物威長調整物質一
無添加。
・培養器二円柱型プラスチック培養器 (容積750mi! ,内径9.9cm)・培養室棚面
上光量子束:120μmol・In’−2・S・培養室
内温度=23°C ・明暗周期: 24h(明期16h−d− )[試験方
法] 培養器の上面四箇所に直径10 mmの穴を開け、そこ
に通気性を有する除菌フィルタを設けたものと、フィル
タのない二種類の培養器を準備する。
そして、フィルタ付きの培養器内に培養植物を植え付け
たものを試験体Aとし、これを湿度管理可能な環境下に
置いておく。
一方、フィルタがなく、容器の開口部をアルミフォイル
で閉塞し、その周囲を接着テープで密閉した培養器内に
培養植物を植え付けたものを試験体Bとする。
そして両試験体A.Bを同一条件(照度、温度)になる
ように置いた。
すなわち、試験体Aは本発明の環境条件である培養機内
を低湿度にする目的でフィルタを取り付けたものであり
、一方、試験体Bは従来の方法と同様に密閉して、水蒸
気の漏出を抑え、培養器内を高湿度にするためのもので
ある。
そして、両試験体A,Bの各培養器の内外部に夫々温湿
度センサを取り付け、各培養器の内外の相対湿度を、第
2図に示すように管理した。
試験体Aは培養器の内外の相対湿度を制御することなく
高湿度の環境下においた。
また、試験体Bについては、育成の初期に85%とし、
それ以降の育或終期の25日目に60%となるように漸
減させた。
そして、育成開始日から25日を経過した時点における
生体重、乾物重、葉面積を夫々計測した。
[試験結果] 25日目の両試験体A,Bの各培養植物の生体重、乾物
重、葉面積の計測結果を表−1に示す。
1 ■ 表 1 [考察] ■育成度について 培養器内の相対湿度は以下の通りであった。
試験体Aについては、初期の5日間は85%を維持し、
その後徐々に低下させ、終期の25日には00%の湿度
を柑持した。
一方、試験体Bについてはほぼ湿度100%を維持した
その結果、培養植物の育成に大きな差が見られた。
表−1によると、抵湿度の環境下で培養した試験体八の
エ8養植物は、高湿度の環境下で培養した試験体Aの培
養植物に対し、生体重、乾物重及び1 2 葉面積の何れを比較しても3倍程度の成長差を生じてい
たことが確認できた。
〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したように、低湿度の環境条件下で培
養植物を育成することで次のような効果を得ることがで
きる。
〈イ〉 高湿度の環境条件で育成する場合に比べて、培
養植物の生育を著しく促進できる。
〈口〉 培養植物の生育が早いので培養期間を大幅に短
縮できる。
〈ハ〉 培養期間を短縮化できた分だけ、コンタミネー
ションの機会が減る。
〈二〉 表面のワックス層の正常な発達、および気孔開
閉機構の早期発育によって、直接自然環境へ出すことが
できる。
そのため順化のステップを省略できる。
〈ホ〉 培養する培養植物の乾燥限界を踏まえた限界湿
度制御を行うことで、培養植物の生育をより以−J二に
促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図二本発明の育成環境を示す概念図第2図:湿度条
件の説明図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低湿度の環境条件で幼植物体を育成することを特
    徴とする、 組織培養幼植物体の育成方法。
  2. (2)育成の初期における湿度が85%以下であり、 育成の終期における湿度が60%以下であるように調節
    して行うことを特徴とする、 請求項(1)の組織培養幼植物体の育成方法。
  3. (3)育成室と、その内部に収納する育成ボックスより
    なり、 育成ボックスにはフィルターを備えた開口部を設け、 育成室には湿度発生機と、 この湿度を時間と共に変化させる湿度調整機とを設けた
    ことを特徴とする 組織培養幼植物体の育成装置。
JP01190107A 1989-07-21 1989-07-21 組織培養幼植物体の育成方法と育成装置 Expired - Fee Related JP3120337B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5351576A (en) * 1991-12-02 1994-10-04 Aida Engineering, Ltd. Apparatus for adjusting slide stroke of press
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