JPH0354664B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0354664B2
JPH0354664B2 JP18752582A JP18752582A JPH0354664B2 JP H0354664 B2 JPH0354664 B2 JP H0354664B2 JP 18752582 A JP18752582 A JP 18752582A JP 18752582 A JP18752582 A JP 18752582A JP H0354664 B2 JPH0354664 B2 JP H0354664B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
acid
hours
mol
mucobromic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18752582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5978181A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18752582A priority Critical patent/JPS5978181A/ja
Publication of JPS5978181A publication Critical patent/JPS5978181A/ja
Publication of JPH0354664B2 publication Critical patent/JPH0354664B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furan Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はムコブロム酸の製造方法に関し、更に
詳しくは、フルフラールを原料とする新規ムコブ
ロム酸の製造方法に関する。 ムコブロム酸は、鎮痛消炎剤などの医薬を合成
するための中間体原料として知られている。なお
ムコブロム酸は、
【式】の平衡を 保つて保存しているが、本発明にあつてはこれら
の関係を包摂してムコブロム酸と指称する。 従来、このムコブロム酸は、次の反応式()
で示されるように、2−フランカルボン酸を反応
溶媒である水の中で臭素化して合成されている
(OrganicSyntheses Collective、vol3621〜622、
1955年)。 しかしながら、この方法には以下のような問題
点があり、工業的には必ずしも有利な方法とはい
えない。 すなわち、まず第1に、原料である2−フラン
カルボン酸は商業的に入手することがなかなか困
難であり、したがつて高価であるという問題であ
る。第2には、反応混合物中には高濃度の臭化水
素酸が副生しているため、反応混合物からムコブ
ロム酸を分離することが必要になることである。
通常、この分離操作は遠心分離法によつて行なわ
れる。第3は、副生した臭化水素酸を処理しなけ
ればならないことである。現在のところ、該臭化
水素酸は、例えば一部を臭化ナトリウムにして一
般工業薬品、医薬の用途分野に共されることもあ
るが、大半は中和処理して廃棄している。また、
第4には、ムコブロム酸の収率が高々60〜70%程
度であるということである。 本発明は、2−フランカルボン酸に代えて、安
価で、入手し易いフルフラールを出発原料とし、
しかも副生する臭化水素酸をも原料として有効に
活用でき、収率も80〜85%と高い新規なムコブロ
ム酸の製造方法の提供を目的とするものである。 すなわち、本発明方法は、フルフラールに臭素
及び/又は臭化水素酸、並びに過酸化水素を反応
させてムコブロム酸を合成することを特徴とす
る。 本発明方法にあつては、次の反応式()、
()で示される反応が段階的に進行し、フルフ
ラールの酸化と臭素化が同時に行なわれる。 すなわち、 である。したがつて、結局は、本発明方法の反応
は、次の反応式()で表わされる。 本発明は反応性溶媒中で行なわれる。反応性溶
媒としては、水;メタノール、エタノールなどの
水溶性溶媒;が用いられるが、これらのうち、水
が好適である。水を溶媒とした場合、必要とする
水の量は原料のフルフラールに対し少なくとも3
倍モル量である。この水の中に、フルフラールを
分散させ、ついで、ここにフルフラールに対し少
なくとも5倍モル量の臭素を滴下しながら添加す
ると式()で示される反応が進行する。 このとき、生成するムコブロム酸の収率を高め
るために系全体を冷却することが好ましく、通
常、系の温度は10〜15℃に保たれる。 臭素は一度に所定量添加するのではなく、一定
の時間をかけて少しずつ全量を添加する。通常、
その時間は2〜3時間である。 臭素の添加を終了した後、全体を1〜2時間か
けて90〜95℃に加熱し更に2〜3時間その温度に
保持して式()の反応を完了させる。このと
き、ムコブロム酸の収率は通常80〜85%である。 この段階で反応混合物には原料のフルフラール
に対し8倍モル量の高濃度の臭化水素酸が副生し
てムコブロム酸と混在している。 ついで、反応混合物を15〜20℃まで冷却し、必
要に応じては未反応の臭素を、例えばヒドラジン
で還元した後、ここに副生した臭化水素酸に対し
少なくとも1/2倍モル量のフルフラールを更に添
加して分散せしめ、同時に、臭化水素酸に対し少
なくとも5/2倍モル量の過酸化水素を所定の時間
をかけて滴下しながら添加し、全体を式()の
反応を行なわせた反応条件に維持すれば、式
()で示される反応が進行しする。過剰な過酸
化水素は例えばヒドラジンで還元する。そして、
式()の反応で副生した臭化水素酸は有効に消
費されて目的とするムコブロム酸が生成する。 この段階における反応混合物は、反応式()
から明らかなように、基本的にはムコブロム酸と
炭酸ガスの水溶液で臭化水素酸を含んでいないの
で、まず炭酸ガスを除去した後全体を冷却すれば
目的とするムコブロム酸を容易に分離することが
できる。本発明にあつて、収率は通常80〜85%で
ある。 なお、本発明方法は次の反応操作も包含するも
のである。 すなわち、反応式()で示される反応が終了
した時点で、全体を冷却した後、この反応混合物
から常用の遠心分離法などによつてムコブロム酸
を分離し、残つた反応母液、すなわち臭化水素酸
を含む溶液に、反応式()に対応する反応操作
を適用するという一連の方法である。ただし、こ
の場合には、ムコブロム酸と臭化水素酸の分離工
程を必要し、上記した方法に比べ工程数が1工程
増加する。 以上の説明で明かなとおり、本発明方法は、
安価で入手し易いフルフラールを原料として高い
収率でムコブロム酸を製造することができる。
副生する臭化水素酸も有効に利用することができ
る、したがつて、従来のようなムコブロム酸と
臭化水素酸との分離工程を必ずしも必要としな
い、などの効果を奏するのでその工業的価値は大
である。 以下に、本発明方法を実施例に基づいて更に詳
しく説明する。 実施例 1 フルフラール20g(0.21モル)を水150ml(8.3
モル)に分散させて全体を12℃に保持した。全体
を撹拌しながら、ここに臭素169g(10.6モル)
を2時間かけて滴下した。ついで、2時間かけて
全体の温度を95℃にし、この温度で更に3時間熟
成反応を行なわせた。反応液は淡赤色であつた。 反応液を20℃まで冷却し、ここに2gのヒドラ
ジンを添加して過剰の臭素を還元した。このと
き、白色結晶性粉末が沈澱した。ついで、反応液
に再びフルフラール80.8g(0.84モル)を分散せ
しめたのち、温度を7℃に保持し、撹拌しながら
ここに35%過酸化水素水408g(4.2モル)を2時
間かけて滴下した後、全体を2時間かけて95℃に
し、この温度で更に3時間熟成した。 35℃に冷却した後、1gのヒドラジンで過剰の
過酸化水素を還元し、更に15℃に冷却した。更に
白色結晶性粉末が沈澱した。これを、別し乾燥
して230gのムコブロム酸を得た。収率85%、融
点124℃。なお、液を分析したところ臭化水素
酸の存在は認められなかつた。 実施例 2 フルフラール9.6g(0.1モル)を48%臭化水素
酸169g(1モル)に分散させ、さらに水150ml
(8.3モル)を加え全体を12℃に保持した。全体を
撹拌しながらここに臭素80g(0.5モル)を2時
間かけて滴下した。ついで2時間かけて全体の温
度を95℃にし、この温度で更に3時間熟成反応を
行なわせた。反応系は淡赤色であつた。 反応液を20℃まで冷却し、ここに1gのヒドラ
ジンを添加して過剰の臭素を還元した。このとき
白色結晶性粉末が沈澱した。ついで反応液に再び
フルフラール86.4g(0.9モル)を分散せしめた
後、温度を7℃に保持し撹拌しながらここに35%
過酸化水素水437g(4.5モル)を2時間かけて滴
下した後、全体を2時間かけて95℃にし、この温
度で更に3時間熟成した。35℃に冷却した後、2
gのヒドラジンで過剰の過酸化水素水を還元し、
更に15℃に冷却した。更に白色結晶性粉末が沈澱
した。これを別し、乾燥して214gのムコブロ
ム酸を得た。収率83%、融点124℃。なお、液
を分析したところ臭化水素酸の存在は認められな
かつた。 実施例 3 フルフラール96g(1モル)を48%臭化水素酸
169g(1モル)に分散させ、さらに水150ml
(8.3モル)を加え全体を12℃に保持した。全体を
撹拌しながら、ここに臭素80g(0.5モル)を2
時間かけて滴下した。ここで全体を7℃まで冷却
し、35%過酸化水素水437g(4.5モル)を2時間
かけて滴下した後、全体を2時間かけて95℃に
し、この温度で更に3時間熟成した。 35℃に冷却した後、2gのヒドラジンで過剰の
過酸化水素を還元し、更に15℃に冷却した。白色
結晶性粉末が沈澱した。これを別し、乾燥し
て、214gのムコブロム酸を得た。収率83%、融
点124℃。なお、液を分析したところ臭化水素
酸の存在は認められなかつた。 比較例 フランカルボン酸100g(0.9モル)を水440ml
(24.4モル)に分散させ、全体を10℃に保持した。
全体を撹拌しながら、ここに臭素686g(4.3モ
ル)を1時間かけて滴下した。ついで、2時間か
けて全体の温度を95℃とし、この温度で2時間熟
成反応を行なわせた。反応液は淡赤色であつた。
反応液を20℃まで冷却し、ここに4gのヒドラジ
ンを添加して過剰の臭素を還元した。このとき白
色結晶性粉末が沈澱した。これを別し、結晶を
十分水洗して乾燥し、155gのムコブロム酸を得
た。収率67%、融点121℃であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フルフラールに、臭素及び/又は臭化水素
    酸、並びに過酸化水素を反応させることを特徴と
    するムコブロム酸の製造方法。
JP18752582A 1982-10-27 1982-10-27 ムコブロム酸の製造方法 Granted JPS5978181A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18752582A JPS5978181A (ja) 1982-10-27 1982-10-27 ムコブロム酸の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18752582A JPS5978181A (ja) 1982-10-27 1982-10-27 ムコブロム酸の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5978181A JPS5978181A (ja) 1984-05-04
JPH0354664B2 true JPH0354664B2 (ja) 1991-08-20

Family

ID=16207601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18752582A Granted JPS5978181A (ja) 1982-10-27 1982-10-27 ムコブロム酸の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5978181A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5978181A (ja) 1984-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005526049A (ja) ベンゾイソキサゾールメタンスルホニルクロリドの調製及びゾニスアミドを形成するためのそのアミド化の方法
CN111662245A (zh) 乙基-3-氧亚基-1-氧杂-4-氮杂螺[5.5]十一烷-9-甲酸基酯的合成方法
JPH0354664B2 (ja)
JP3003287B2 (ja) N−アルキルアミノエタンスルホン酸ナトリウムの製法
JPS63170347A (ja) N,n,n’,n’−テトラアセチルエチレンジアミンの多段循環式製造方法
US5693861A (en) Process for preparing solid amine oxides
JPS6121455B2 (ja)
JPS6028822B2 (ja) 4−メチルイミダゾ−ル−5−カルボン酸イソプロピルエステルの製法
US4082752A (en) Process for fluorination of uracil
JPS6339893A (ja) 5−フルオロウリジン類およびその製法
SU1143745A1 (ru) Способ получени производных 3-(3-бензоксазолонил)пропановой кислоты
US4388251A (en) Method for preparing 2-chlorobenzoyl chloride
JP3214923B2 (ja) 第3級ヒドロペルオキシドの製造方法
JPH06329653A (ja) テトラクロロフタル酸無水物の製造方法
JPH01275590A (ja) アルキルジハロゲノホスファンの製造法
JPS58131925A (ja) 2,2′,4,4′−テトラクロロベンゾフエノンジクロリドの製造方法
JPS60190756A (ja) 1,7−ジ(4−ヒドロキシフエニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタンの製造方法
JPS6157555A (ja) 2‐ヒドロキシ‐5,6,7,8‐テトラヒドロカルバゾールの製法、2‐ヒドロキシ‐5,6,7,8‐テトラヒドロカルバゾールのアルカリ‐及びアルカリ土類塩及び該化合物を使用する方法
JP4571740B2 (ja) 1,6−ジシアノヘキサンの製造方法
JPS58194881A (ja) 7‐スルホンアミドチオクロマン―1,1‐ジオン類の改良製法
JPH08134038A (ja) カルバジン酸の製造法
JPH07157460A (ja) ヒドラジン包接錯体を用いるジヒドラジド類の新規な製造方法
JPS58154537A (ja) オキシ安息香酸低級アルアルキルエステルの製造法
JPS58121251A (ja) 5−〔2−(ジアルキルアミノ)エトキシ〕カルバクロ−ルアセテ−ト塩酸塩の製法
JPH01242553A (ja) 4−または7−アシロキシインデンの製造方法