JPH0356074Y2 - - Google Patents

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JPH0356074Y2
JPH0356074Y2 JP1986118650U JP11865086U JPH0356074Y2 JP H0356074 Y2 JPH0356074 Y2 JP H0356074Y2 JP 1986118650 U JP1986118650 U JP 1986118650U JP 11865086 U JP11865086 U JP 11865086U JP H0356074 Y2 JPH0356074 Y2 JP H0356074Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はシールドケース等に組付けられる基
板の離隔支承と組付けシールドケースへの位置決
めをなすようにした基板用クリツプの提供に関
し、より詳細には薄厚のPCB基板等の確実な支
承と、かゝる支承時にクリツプが基板面に占める
面積を効果的に減少させることを内容とした基板
用クリツプの提供に関する。
[従来技術及びそれが有する課題] 一般に基板の支承は、この支承される基板が確
実に支持され、しかも基板相互間が構成する空間
が所期の間隙を維持できるように正確であり、し
かも充分な支承強度を有していることを必要とし
ていた。
又、基板面を有効に活用する意味から支承に消
費する基板面を極力少なくすることが必要とさ
れ、特に機器のコンパクト化に伴つてかゝる要請
が強くなつてきている。
又、機器類に組入れられている基板は随時必要
に応じて抜き出したり、再組付けをなす必要があ
り、かゝる基板の装脱が容易とされる支承構造を
必要としていた。
かゝる点より従来は第5図に示されるように基
板20…20間に筒状のスペーサー21…21を
介して段設し、この基板20とスペーサー21と
に挿通した細長螺子桿22をナツト23で締込む
ようにして基板20〜20の支承をなしていた。
かゝる手法においては基板20,20はスペー
サーにより確実に、その設置空間が作られると共
に基板20…20相互が螺子桿22とナツト23
とで機械的に締つけられることから支承強度が高
く、例えばコネクター等の抜差しに伴つて基板2
0に横向き(面方向)の力が付加された場合で
も、その支承を解くことがない特長を有してい
た。又、かゝる方法では基板20が、いかに薄く
設定された場合でもこれに追随して確実に支承す
ることができると共に通例2.4〜2.6程度の螺子
桿挿通穴で充分とされることから基板面がより広
く効果的に利用できる特長を有していた。
しかしながら、かゝる従前技術においては細か
いスペーサー21…21を逐一基板20,20間
に挟み、その穴合せをした上で、これに螺子桿を
挿通すると云う組付け上の難しさを常に伴つてお
り、しかも組付けた螺子桿をドライバーで締付け
る必要があつた。
又、かゝる手法では基板20の修理等の場合逐
一螺子桿22を取り外した上で基板20を取出す
必要があり、これ又保守、管理上の問題を残して
いた。
かゝる点より近時合成樹脂製のアンカーないし
は爪をもつて基板相互を直接挟持したり、あるい
は基板相互を直接支承係止することが試みられて
いる。
しかしながら、このアンカーないしは爪による
基板の支承は、基板の支承が容易になされる利点
及び保守、管理が容易である利点を除くと、支承
強度に難があり、支承に際して基板面をより多く
使用する不都合を有していた。
特に近時の傾向としてPCB基板を薄く設計す
る場合が多く、又素子ないしは配線のレイアウト
が基板面いつぱいになされる場合が多いことか
ら、かゝるアンカーないしは爪による基板の支承
に限度を生じてきた。
又、シールドケース内に収納された組付け基板
のパーツに対しコネクターの抜差しを要請するこ
とから、この組付けパーツに横方向(基板の面方
向)の引張り力、あるいは押圧力が付加されるこ
とが多く、アンカーないしは爪による基板の支承
では、かゝる外力に抗しきれない面を生じてきて
いる。
[この考案の目的及び構成] この考案に係る基板用クリツプは、かゝる従前
技術の欠陥を是正するものとして各基板を支承す
る溝を有するスペーサーと、この溝に支承された
基板を係止するピンとを用意し、基板の簡便且つ
ワンタツチ操作による組付け及び脱装と、組付け
られた基板に対する横向きの強度補償をなすと共
に基板面に占めるスペーサーの面積を必要最小限
とし、しかも薄いPCB基板の確実な支承と、シ
ールドケースとの間の位置決め機能をも併せ有す
る基板用クリツプの提供を目的とした。
かゝる目的に対応するものとしこの考案ではス
ペーサー桿Aと、係止ピンBとを用意し、スペー
サー桿Aは合成樹脂製の桿Aの長手方向に旦る一
つ側に、その幅方向に向けて一ないし複数条の溝
1を配し、又桿Aの上下端部の前記溝1の側を欠
設部2,3とし、この欠設部2,3とで区分され
た桿Aの肉厚部分に孔4を貫設し、この貫設孔4
が前記溝1に連通するようにしている。
又、下端部の欠設部3で区分された桿Aの薄肉
部分を弾性変形可能な突片5とし、この突片5は
下端即ち自由端側に鉤部5a′を有する複数の歯5
a…5aを前記欠設部3の側に設けており、少な
くとも前記孔4より挿通されたピンBが係止され
る位置に該歯5a…5aが設けられるようにし
た。
かゝるスペーサー桿Aに対し、係止ピンBは一
方の端を膨大頭部6とし、他方端部を多段の先細
状のテーパ面7a′…7a′を有する係止部7として
構成した。
[作用、効果] この考案に係る基板用クリツプは叙上構成より
なることから溝1に取付穴8を有する基板Cを介
挿し、ピンBをスペーサー桿Aの上端の欠設部2
の側より孔4に貫挿することにより、この貫挿さ
れたピンBの係止部7が桿Aの歯5a…5aに相
互の弾性変形をもつて係止される。
従つて、ピンBが頭部6を欠設部2の穴4縁に
接するまで押込まれることにより基板C…Cとス
ペーサー桿Aとは確実に組付けられることゝされ
た。
又、組付けられた基板Cはスペーサー桿Aから
ピンBが抜け出さない限り、組付け部から脱落し
たり、緩み出したりすることがなく、かゝる状態
で前記突片5部分を、その弾性変形を利用してピ
ンBの側とは反対の方向に押しまげることにより
両者の係合が解除され、ピンBは容易にスペーサ
ー桿Aより脱装され、したがつて基板Cの組付け
状態も同時に解放された。
この考案に係る基板用クリツプは叙上の作用よ
りして以下の効果を生ずることが認められた。
(1) 従前技術におけるようにスペーサーが個々に
分離しておらず一体に連設されていることから
基板C…C間に逐一スペーサーを挟んで支持し
た状態で締つける必要が無く、基板Cを単に溝
1内に差込んだ状態でピンBを挿通することゝ
し、しかもピンBは単なる押込み操作のみによ
り歯5aとピンBの係止部7とが弾性変形によ
り係止され、全組付けを終了する特長を有して
いる。
この結果、基板Cの組付けが特に簡便とされ
た。
(2) 又、組付けられた基板Cは一体に連設されて
いるスペーサー桿Aと、ピンBとにより支承、
軸支されていることからスペーサー桿Aより抜
出したり、取付け部が変形して基板Cに傾きを
生じたりすることが無く、特にコネクター等の
多用に伴う取付部の変形、割れ、欠け等が防止
される特長を有している。
(3) 更に、組付けられている基板Cの取外しが格
別の工具等を必要とせず、単に突片5をこれに
係合させているピンBと反対の側に押曲げるこ
とにより、この突片5は弾性変形によりピンB
の係止部7から外されることゝなり、基板Cの
脱装も又確実、容易にできる特長を有してい
る。
(4) 又、かゝる突片5の弾性変形は、組付けられ
たパーツをシールドケースD中に収納すること
により、より以上の弾性変形が避けられるこ
とゝなり、シールドケースDに組入れた状態で
ピンBがスペーサー桿Aより抜け出すことは全
く無くなる。
又、このようなスペーサー桿Aは、基板の組
付けられたパーツ自体をシールドケースD内で
位置づける役割をも担つており、シールドケー
スDに組付けるための他のスペーサーを必要と
しない利点を有している。
(5) 又、溝1の幅設定が自由であることより薄い
PCB基板(例えば0.8mm厚)の取付けが確実で
あり、又同時に取付けられる基板相互間の空間
設定も、この溝1…1の位置決めにより自由と
されることより各種の要請に対応した基板組付
けクリツプの提供が可能とされた。
(6) 更にピンBの挿通される基板Cの穴8の径を
2.6程度とすることが可能とされ、この結果ス
ペーサーA及びピン6によつて締付けられる基
板Cの面が必要最少限とされ、結果として基板
C面に対する配線ないしは素子の設置容量を増
す特長を有している。
[実施例] 以下この考案に係る基板用クリツプの典型的な
一実施例を添付の図面について説明する。
先ずスペーサー桿Aは合成樹脂成形品であり、
その長手方向の一つの側に面して欠設部2、溝1
…1と下部の欠設部3とを有し、下部の該欠設部
3の部分を肉の薄い突片5としている。そして、
この上部と下部の欠設部2,3間に旦つて溝4が
貫設され、この貫設孔4によつて各段の溝1…1
が連通されている。又、突片5部分の欠設部3の
側には、下側に鉤部5a′を有し、この鉤部5a′に
向けた面をテーパ面とされた歯5aが設けられて
いる。
尚、溝1…1で区分される桿A部分は取付けよ
うとする基板C…Cの取付け空間に合せて設計さ
れており、特に最下段に位置する溝1と欠設部3
との間の桿A部分を欠設部3に続く欠設部9とし
て孔4が半切状態の凹溝4aとされている。
かゝる孔4の割愛は第3図において示されるよ
うに、ピンBの挿通に際して意味がありピンBが
前記歯5aのテーパ面5a″を超える際に生ずるピ
ンBの弾性変形がこの半切状の凹溝4aにより妨
げられることなく、より広い範囲で自然に変形さ
れるようにして、両者のより円滑な係止をなすよ
うにした。
又、各溝1の前面には必要に応じて面取1aを
施し、基板Cの挿入係止と穴合せとが容易となる
ように配慮した。
又、スペーサー桿Aの他方の側には位置合せの
突起10と、ボルト穴11とを設け以下に述べる
シールドケースD内への組付けを確実としてい
る。
かゝるスペーサー桿Aに対してピンBは主とし
て合成樹脂製のものとし、一方に頭部6が又他方
に係止部7が一体に構成されているものであり、
この係止部7は、その自由端方向に向けて先細り
状のテーパ面7aを多段的に有し、このテーパ面
7a,7a間に鉤部7bが設けられているもので
あり、前記歯5aの鉤部5a′と該鉤部7bとが相
互に噛合する構成とされている。
次いで基板Cは各種のプリント配線、素子の組
付けスペースを有する任意厚さのものであり、そ
の角隅部を取付面として穴8を有している。
又、シールドケースDは前記スペーサー桿Aに
より組付けられた基板C…Cが収納されるスペー
スからなり位置合せの穴12とボルト穴13とを
有している。
叙上実施例に係る基板用クリツプにおいては基
板Cをスペーサー桿Aの溝1に差込むに際し、こ
の基板Cの穴8の位置が押込まれたスペーサー桿
Aの溝1内にある孔4の位置と同一となるように
予め設計しておき、又スペーサー桿Aの側面から
孔4に到る寸法と、基板Cの側縁より穴8に到る
寸法とを同一としておくことにより、基板Cは単
に、その側縁をスペーサー桿Aの側面に合せて溝
1内に差込むことのみにより位置合せが可能とさ
れ、は単にピンBを孔4に押挿することのみによ
り基板C…Cがスペーサー桿Aで一体に組付けら
れることゝなる。
かくして組付けられた基板C…Cのパーツをシ
ールドケースD内に前記のスペーサー桿Aにおけ
る突起10を該シールドケースDの穴12に係入
して位置合せをした上でボルト14を穴13より
スペーサー桿Aのボルト穴11に螺着して、これ
らのパーツを固定した。
この結果、スペーサー桿Aは、それ自体でシー
ルドケースDとの間の位置決めスペーサーの役割
をも果すことゝなり、基板C…Cを組付けられた
パーツのシールドケースDに対する装脱を特に容
易、確実とする特長を有している。
尚、叙上における孔4、穴8は丸穴に限定され
ず角穴であつても良く、この場合ピンBが角桿状
とされることから、係止部7は面状とされ、歯5
aとの噛合が特に平面なものとされる利点を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る基板用クリツプの部品
分解斜視図、第2図はシールドケースDに組付け
られた状態の断面図、第3図は基板C…Cの組付
け状態を示す側面図、第4図は基板C…Cの脱装
状態を示す側面図、第5図は従来技術を示す斜視
図である。 尚、図中1……溝、2,3……欠設部、4……
孔、5……突片、6……膨大頭部、7……係止
部、8……取付穴、10……突起、11……ボル
ト穴、12,13……穴、14……ボルト、20
……基板、21……スペーサー、22……螺子
桿、A……スペーサー桿、B……係止ピン、C…
…基板、D……シールドケース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一ないし複数条の溝が一側幅方向に設けられて
    いる合成樹脂製の桿であつて、該桿の両端部が前
    記溝側で欠設部とされ且つ該欠設部間に亘つて前
    記溝に連通する孔が貫設されていると共に前記の
    一方欠設部に位置する前記桿部に該桿部自由端側
    を鉤部とする複数の歯5a〜5aが設けられてい
    るスペーサーと、 一方端が膨大頭部とされ且つ他方端部が多段の
    先細状テーパ面を有する係止部とされている係止
    ピンとよりなることを特徴とする基板用クリッ
    プ。
JP1986118650U 1986-08-01 1986-08-01 Expired JPH0356074Y2 (ja)

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JP1986118650U JPH0356074Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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JP1986118650U JPH0356074Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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JPS6324891U JPS6324891U (ja) 1988-02-18
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JPS6324891U (ja) 1988-02-18

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