JPH0356778B2 - - Google Patents
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- JPH0356778B2 JPH0356778B2 JP57199238A JP19923882A JPH0356778B2 JP H0356778 B2 JPH0356778 B2 JP H0356778B2 JP 57199238 A JP57199238 A JP 57199238A JP 19923882 A JP19923882 A JP 19923882A JP H0356778 B2 JPH0356778 B2 JP H0356778B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- wax
- emulsion
- rosin
- emulsifier
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H17/00—Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
- D21H17/60—Waxes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F23/00—Mixing according to the phases to be mixed, e.g. dispersing or emulsifying
- B01F23/40—Mixing liquids with liquids; Emulsifying
- B01F23/41—Emulsifying
- B01F23/4105—Methods of emulsifying
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H19/00—Coated paper; Coating material
- D21H19/10—Coatings without pigments
- D21H19/14—Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12
- D21H19/18—Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12 comprising waxes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
- Paper (AREA)
Description
本発明は優れた低臭性、防湿性及びすべり摩擦
性を有するワツクス系エマルジヨンの製造方法に
関するものである。 従来ワツクス系エマルジヨンは、固形ワツクス
とマレイン化石油樹脂とを主成分とするものであ
つて、撥水性、防水性、防湿性に優れており、新
聞紙の包装用紙や、その他の一般の包装用紙に使
用されている。 しかしながらこのエマルジヨンは、一般に臭気
を有するものがあり、食品類の包装用紙として使
用することが困難であり、食品分野においては極
く限られた部分での包装用紙としてしか使用でき
ないという難点があつたのである。 発明者等はかかる事情に鑑み、優れた防湿性及
びすべり摩擦性に加えて、優れた低臭性を兼ね備
えたワツクス系エマルジヨンを得るべく研究を開
始した。 発明者等は上述の臭気の原因について研究した
結果、その臭気がワツクス系エマルジヨンを構成
する成分の一つである、マレイン化石油樹脂の鹸
化物に由来していることをつきとめ、この成分を
含むことなく、すべり摩擦が大きく且つ防湿性を
付与するワツクス系エマルジヨンを得るべく検討
を進めた。その結果、マレイン化石油樹脂に代え
て、水添石油樹脂、ロジン、変性ロジン又は、ロ
ジン若しくは変性ロジンと多価アルコールとのエ
ステルを使用することにより、臭気が軽小となる
ことが判明した。 そこで発明者等は、上記ワツクス系エマルジヨ
ンを得るべく、先ず常法により乳化法の検討を始
めた。 しかしながら従来一般に行われてきた溶解法や
急反転法では、良好なエマルジヨンを得ることが
できず、また一応のエマルジヨンが得られたとし
ても、経日安定性の悪いものしか得られなかつた
のである。 そこで発明者等は種々乳化法を検討した結果、
従来法により乳化して粗乳化液を得た後、それを
圧力300〜550Kg/cm2に設定した高圧乳化機を通す
ことにより、均一で相分離のない、良好なワツク
ス系エマルジヨンを得ることに成功したものであ
る。 発明者等はこの方法を用いて四十数種の組成の
異る乳化液を調整し、これを両更クラフト紙に塗
工し、透湿度、対水性、安定性などの諸性能を調
べたところ、本発明の範囲内の組成のワツクス系
エマルジヨンにおいて、優れた低臭性、防湿性及
びすべり特性を兼備していることを見出したので
ある。 而して本発明は、融点40〜70℃の固形パラフイ
ンワツクスを60〜100重量部と、軟化点50〜150℃
で残存酸価が0〜50である水添石油樹脂、ロジ
ン、変性ロジン又はロジン若しくは変性ロジンと
多価アルコールとのエステルを75〜130重量部と、
ダイマー酸又は炭素数10〜20の脂肪酸をアルカリ
金属の水酸化物又はアルカノールアミンで鹸化し
てなる生成物を3〜12重量部と、乳化剤の水溶液
とを撹拌混合して均一な混合液とし、次いでその
混合液に90℃以上の熱水を添加して粗乳化液とな
し、然る後その粗乳化液を300〜550Kg/cm2の高圧
乳化機により乳化することを特徴とするものであ
る。 本発明におけるエマルジヨンの組成は、固形パ
ラフインワツクスを60〜100重量部と、水添石油
樹脂、ロジン、変性ロジン又はロジン若しくは変
性ロジンと多価アルコールとのエステルを75〜
130重量部と、ダイマー酸又は炭素数10〜20の脂
肪酸の鹸化物を3〜12重量部と、乳化剤とよりな
つている。 本発明において使用するパラフインワツクス
は、融点が40〜70℃のものであることを要し、好
ましくは50〜68℃、さらに好ましくは60℃前後の
ものが適当である。パラフインワツクスの融点が
低すぎると液状になり易く、塗工した際に紙に浸
透し、透湿度が増大する。また融点が高すぎると
塗工乾燥したときに溶融し難く、これも透湿度が
増大する。 また水添石油樹脂としては、融点が75〜105℃
のものが適当であり、好ましくは85℃前後のもの
が望ましい。ロジン及び変性ロジンとしては、ガ
ムロジン、トール油ロジン、これらの不均斉化ロ
ジンなどを使用することができ、またこれらのロ
ジン類の、グリセリン、ペンタエリスリトール、
エチレングリコール、ジエチレングリコールなど
の多価アルコールとのエステルを使用することも
できる。 これらの水添石油樹脂などは、軟化点が50〜
150℃、好ましくは60〜80℃であつて、残存酸価
が0〜50、好ましくは5〜30のものが使用され
る。軟化点が低すぎるとエマルジヨンの保存性や
機械的安定性を悪化させ、逆に高すぎると乳化性
が悪くなり、透湿度が増大し、紙が滑り易くな
る。また残存酸価が50を越えると、エマルジヨン
の乳化性が悪化し、保存安定性が悪いものとな
る。 なお水添石油樹脂などとして複数の樹脂を併用
する場合には、それらの樹脂全体での残存酸価が
0〜50であればよく、個々の樹脂の酸化は50を越
えていてもよい。 またこれらの水添石油樹脂などの量は、前記パ
ラフインワツクス60〜100部に対して、75〜130部
とすべきである。水添石油樹脂などの量が過大で
あると、塗工紙の透湿性が増大し、過少であると
エマルジヨンの安定性が低下し、塗工紙が滑り易
くなる。 ダイマー酸又は脂肪酸の鹸化物における脂肪酸
としては、炭素数10〜20のものが使用される。炭
素数が10未満の脂肪酸ではエマルジヨンの安定化
に寄与せず、20を越えると乳化性が悪く、凝集物
が生成する原因となる。 そして鹸化剤としてはアルカリ金属の水酸化物
又はアルカノールアミンが使用される。この鹸化
生成物は、3〜12部使用される。3部未満ではエ
マルジヨンの乳化性や保存安定性、機械的安定性
が悪化し、12部を越えるとエマルジヨンの粘度が
増大し、保存安定性が低下する。 また本発明におけるワツクス系エマルジヨンに
おいては、エマルジヨンの乳化安定性を高めるた
め、にかわ、ゼラチン、PVA、高級アルコール、
ポリエチレンワツクスなどの、保護コロイド剤を
使用することもできる。 次に本発明を実施例に従つて説明する。 実施例 1 1 140°Fパラフインワツクス 80部 2 水添石油樹脂エスコレツツ5380(エクソン社
製、軟化点85℃、酸価。) 80部 3 ポリエチレンワツクスE−300(三洋化成社
製) 10部 4 ガムロジン(軟化点78℃、酸価168) 6部 5 トール脂肪酸 6部 6 高級アルコールNAA−48(日本油脂社製)
6部 7 乳化剤NS−202(日本油脂社製) 4部 8 乳化剤L−4(日本油脂社製) 0.8部 9 乳化剤LP−20R(日本油脂社製) 3.2部 10 乳化剤デモールN(花王アトラス社製) 1.5部 11 48%KOH 6.4部 12 熱 水 460部 容量1の4つ口フラスコ(温度計、滴下ロー
ト、玉型冷却器及び撹拌器を備えたもの)に、上
記1〜9の物質を仕込み、マントルヒータで加熱
溶解する。95〜100℃で11のKOHを加えて、ポリ
エチレンワツクス、ガムロジン及びトール脂肪酸
の酸基を中和する。 次いで強く撹拌しながら10を溶解させた12の熱
水を一度に加えて粗乳化する。 さらにこの粗乳化物を550Kg/cm2の圧力にセツ
トした高圧乳化機に二度通して乳化する。然る後
冷却して、固形分30%のワツクス系エマルジヨン
を得た。 実施例 2 1 140〓パラフインワツクス 80部 2 不均化ロジンのグリセリンエステル(軟化点
95℃、酸価8) 80部 3 不均化ロジン(軟化点80℃、酸価155) 5部 4 トール脂肪酸 6部 5 乳化剤デモールN 3部 6 48%KOH 5.3部 7 ジエタノールアミン 1.2部 8 熱 水 395部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 実施例 3 1 140〓パラフインワツクス 80部 2 ロジンのグリセリンエステル(軟化点85℃、
酸価8) 112部 3 ガムロジン(軟化点78℃、酸価168) 5部 4 トール脂肪酸 6部 5 乳化剤デモールN 1.5部 6 48%KOH 6.0部 7 ジエタノールアミン 1.4部 8 熱 水 470部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 実施例 4 1 140〓パラフインワツクス 80部 2 不均化ロジンのグリセリンエステル 60部 3 水添石油樹脂エスコレツツ5380 60部 4 不均化ロジン 5部 5 トール脂肪酸 6部 6 乳化剤デモールN 3部 7 48%KOH 5.2部 8 ジエタノールアミン 1.1部 9 熱 水 490部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 参考例 1 1 140〓パラフインワツクス 78部 2 トールロジン 10.5部 3 マレイン化石油樹脂 112部 4 高級アルコールNAA−48 8.3部 5 乳化剤LP−20R 4.2部 6 48%KOH 8.8部 7 ジエタノールアミン 2.0部 8 水 490部 容量1の4つ口フラスコ(温度計、滴下ロー
ト、玉型冷却管及び撹拌棒を備えたもの)に、上
記1〜5の物質を仕込み、マントルヒータで加熱
溶解する。95〜100℃で6、7のアルカリを滴下
し、ロジン及びマレイン化石油樹脂の酸基を中和
する。 その後フラスコを70〜90℃に保ち、滴下ロート
から70〜90℃の熱水を滴下して相転換を行い、そ
の後希釈水を入れて固形分30%のワツクス系エマ
ルジヨンを得た。 参考例 2 1 140〓パラフインワツクス 50部 2 ロジンのグリセリンエステル 105部 3 水添石油樹脂エスコレツツ5380 30部 4 ガムロジン 5部 5 トール脂肪酸 17部 6 乳化剤デモールN 1.5部 7 48%KOH 12.4部 8 ジエタノールアミン 1.0部 9 熱 水 490部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 参考例 3 1 140〓パラフインワツクス 120部 2 不均化ロジンのグリセリンエステル 50部 3 ガムロジン 10部 4 トール脂肪酸 1部 5 乳化剤LP−20R 3部 6 乳化剤デモールN 1.5部 7 48%KOH 4.5部 8 ジエタノールアミン 1.5部 9 熱 水 425部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 実施例1〜4及び参考例1〜3で得た各ワツク
ス系エマルジヨン組成物を100部と、合成ゴムラ
テツクス(三井東圧社製NBRラテツクス;商品
名ポリラツク#755C)を100部とを混合し、市販
の両更クラフト紙(秤量70g/m2)の裏面に、バ
ーコーターを用いて均一に塗工し、110℃で2分
間乾燥した。然る後その塗工紙を用いて、防湿
性、耐水性及びすべり摩擦について試験を行つ
た。 表−1に実施例1〜4及び参考例1〜3のワツ
クス系エマルジヨンの性状を示す。
性を有するワツクス系エマルジヨンの製造方法に
関するものである。 従来ワツクス系エマルジヨンは、固形ワツクス
とマレイン化石油樹脂とを主成分とするものであ
つて、撥水性、防水性、防湿性に優れており、新
聞紙の包装用紙や、その他の一般の包装用紙に使
用されている。 しかしながらこのエマルジヨンは、一般に臭気
を有するものがあり、食品類の包装用紙として使
用することが困難であり、食品分野においては極
く限られた部分での包装用紙としてしか使用でき
ないという難点があつたのである。 発明者等はかかる事情に鑑み、優れた防湿性及
びすべり摩擦性に加えて、優れた低臭性を兼ね備
えたワツクス系エマルジヨンを得るべく研究を開
始した。 発明者等は上述の臭気の原因について研究した
結果、その臭気がワツクス系エマルジヨンを構成
する成分の一つである、マレイン化石油樹脂の鹸
化物に由来していることをつきとめ、この成分を
含むことなく、すべり摩擦が大きく且つ防湿性を
付与するワツクス系エマルジヨンを得るべく検討
を進めた。その結果、マレイン化石油樹脂に代え
て、水添石油樹脂、ロジン、変性ロジン又は、ロ
ジン若しくは変性ロジンと多価アルコールとのエ
ステルを使用することにより、臭気が軽小となる
ことが判明した。 そこで発明者等は、上記ワツクス系エマルジヨ
ンを得るべく、先ず常法により乳化法の検討を始
めた。 しかしながら従来一般に行われてきた溶解法や
急反転法では、良好なエマルジヨンを得ることが
できず、また一応のエマルジヨンが得られたとし
ても、経日安定性の悪いものしか得られなかつた
のである。 そこで発明者等は種々乳化法を検討した結果、
従来法により乳化して粗乳化液を得た後、それを
圧力300〜550Kg/cm2に設定した高圧乳化機を通す
ことにより、均一で相分離のない、良好なワツク
ス系エマルジヨンを得ることに成功したものであ
る。 発明者等はこの方法を用いて四十数種の組成の
異る乳化液を調整し、これを両更クラフト紙に塗
工し、透湿度、対水性、安定性などの諸性能を調
べたところ、本発明の範囲内の組成のワツクス系
エマルジヨンにおいて、優れた低臭性、防湿性及
びすべり特性を兼備していることを見出したので
ある。 而して本発明は、融点40〜70℃の固形パラフイ
ンワツクスを60〜100重量部と、軟化点50〜150℃
で残存酸価が0〜50である水添石油樹脂、ロジ
ン、変性ロジン又はロジン若しくは変性ロジンと
多価アルコールとのエステルを75〜130重量部と、
ダイマー酸又は炭素数10〜20の脂肪酸をアルカリ
金属の水酸化物又はアルカノールアミンで鹸化し
てなる生成物を3〜12重量部と、乳化剤の水溶液
とを撹拌混合して均一な混合液とし、次いでその
混合液に90℃以上の熱水を添加して粗乳化液とな
し、然る後その粗乳化液を300〜550Kg/cm2の高圧
乳化機により乳化することを特徴とするものであ
る。 本発明におけるエマルジヨンの組成は、固形パ
ラフインワツクスを60〜100重量部と、水添石油
樹脂、ロジン、変性ロジン又はロジン若しくは変
性ロジンと多価アルコールとのエステルを75〜
130重量部と、ダイマー酸又は炭素数10〜20の脂
肪酸の鹸化物を3〜12重量部と、乳化剤とよりな
つている。 本発明において使用するパラフインワツクス
は、融点が40〜70℃のものであることを要し、好
ましくは50〜68℃、さらに好ましくは60℃前後の
ものが適当である。パラフインワツクスの融点が
低すぎると液状になり易く、塗工した際に紙に浸
透し、透湿度が増大する。また融点が高すぎると
塗工乾燥したときに溶融し難く、これも透湿度が
増大する。 また水添石油樹脂としては、融点が75〜105℃
のものが適当であり、好ましくは85℃前後のもの
が望ましい。ロジン及び変性ロジンとしては、ガ
ムロジン、トール油ロジン、これらの不均斉化ロ
ジンなどを使用することができ、またこれらのロ
ジン類の、グリセリン、ペンタエリスリトール、
エチレングリコール、ジエチレングリコールなど
の多価アルコールとのエステルを使用することも
できる。 これらの水添石油樹脂などは、軟化点が50〜
150℃、好ましくは60〜80℃であつて、残存酸価
が0〜50、好ましくは5〜30のものが使用され
る。軟化点が低すぎるとエマルジヨンの保存性や
機械的安定性を悪化させ、逆に高すぎると乳化性
が悪くなり、透湿度が増大し、紙が滑り易くな
る。また残存酸価が50を越えると、エマルジヨン
の乳化性が悪化し、保存安定性が悪いものとな
る。 なお水添石油樹脂などとして複数の樹脂を併用
する場合には、それらの樹脂全体での残存酸価が
0〜50であればよく、個々の樹脂の酸化は50を越
えていてもよい。 またこれらの水添石油樹脂などの量は、前記パ
ラフインワツクス60〜100部に対して、75〜130部
とすべきである。水添石油樹脂などの量が過大で
あると、塗工紙の透湿性が増大し、過少であると
エマルジヨンの安定性が低下し、塗工紙が滑り易
くなる。 ダイマー酸又は脂肪酸の鹸化物における脂肪酸
としては、炭素数10〜20のものが使用される。炭
素数が10未満の脂肪酸ではエマルジヨンの安定化
に寄与せず、20を越えると乳化性が悪く、凝集物
が生成する原因となる。 そして鹸化剤としてはアルカリ金属の水酸化物
又はアルカノールアミンが使用される。この鹸化
生成物は、3〜12部使用される。3部未満ではエ
マルジヨンの乳化性や保存安定性、機械的安定性
が悪化し、12部を越えるとエマルジヨンの粘度が
増大し、保存安定性が低下する。 また本発明におけるワツクス系エマルジヨンに
おいては、エマルジヨンの乳化安定性を高めるた
め、にかわ、ゼラチン、PVA、高級アルコール、
ポリエチレンワツクスなどの、保護コロイド剤を
使用することもできる。 次に本発明を実施例に従つて説明する。 実施例 1 1 140°Fパラフインワツクス 80部 2 水添石油樹脂エスコレツツ5380(エクソン社
製、軟化点85℃、酸価。) 80部 3 ポリエチレンワツクスE−300(三洋化成社
製) 10部 4 ガムロジン(軟化点78℃、酸価168) 6部 5 トール脂肪酸 6部 6 高級アルコールNAA−48(日本油脂社製)
6部 7 乳化剤NS−202(日本油脂社製) 4部 8 乳化剤L−4(日本油脂社製) 0.8部 9 乳化剤LP−20R(日本油脂社製) 3.2部 10 乳化剤デモールN(花王アトラス社製) 1.5部 11 48%KOH 6.4部 12 熱 水 460部 容量1の4つ口フラスコ(温度計、滴下ロー
ト、玉型冷却器及び撹拌器を備えたもの)に、上
記1〜9の物質を仕込み、マントルヒータで加熱
溶解する。95〜100℃で11のKOHを加えて、ポリ
エチレンワツクス、ガムロジン及びトール脂肪酸
の酸基を中和する。 次いで強く撹拌しながら10を溶解させた12の熱
水を一度に加えて粗乳化する。 さらにこの粗乳化物を550Kg/cm2の圧力にセツ
トした高圧乳化機に二度通して乳化する。然る後
冷却して、固形分30%のワツクス系エマルジヨン
を得た。 実施例 2 1 140〓パラフインワツクス 80部 2 不均化ロジンのグリセリンエステル(軟化点
95℃、酸価8) 80部 3 不均化ロジン(軟化点80℃、酸価155) 5部 4 トール脂肪酸 6部 5 乳化剤デモールN 3部 6 48%KOH 5.3部 7 ジエタノールアミン 1.2部 8 熱 水 395部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 実施例 3 1 140〓パラフインワツクス 80部 2 ロジンのグリセリンエステル(軟化点85℃、
酸価8) 112部 3 ガムロジン(軟化点78℃、酸価168) 5部 4 トール脂肪酸 6部 5 乳化剤デモールN 1.5部 6 48%KOH 6.0部 7 ジエタノールアミン 1.4部 8 熱 水 470部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 実施例 4 1 140〓パラフインワツクス 80部 2 不均化ロジンのグリセリンエステル 60部 3 水添石油樹脂エスコレツツ5380 60部 4 不均化ロジン 5部 5 トール脂肪酸 6部 6 乳化剤デモールN 3部 7 48%KOH 5.2部 8 ジエタノールアミン 1.1部 9 熱 水 490部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 参考例 1 1 140〓パラフインワツクス 78部 2 トールロジン 10.5部 3 マレイン化石油樹脂 112部 4 高級アルコールNAA−48 8.3部 5 乳化剤LP−20R 4.2部 6 48%KOH 8.8部 7 ジエタノールアミン 2.0部 8 水 490部 容量1の4つ口フラスコ(温度計、滴下ロー
ト、玉型冷却管及び撹拌棒を備えたもの)に、上
記1〜5の物質を仕込み、マントルヒータで加熱
溶解する。95〜100℃で6、7のアルカリを滴下
し、ロジン及びマレイン化石油樹脂の酸基を中和
する。 その後フラスコを70〜90℃に保ち、滴下ロート
から70〜90℃の熱水を滴下して相転換を行い、そ
の後希釈水を入れて固形分30%のワツクス系エマ
ルジヨンを得た。 参考例 2 1 140〓パラフインワツクス 50部 2 ロジンのグリセリンエステル 105部 3 水添石油樹脂エスコレツツ5380 30部 4 ガムロジン 5部 5 トール脂肪酸 17部 6 乳化剤デモールN 1.5部 7 48%KOH 12.4部 8 ジエタノールアミン 1.0部 9 熱 水 490部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 参考例 3 1 140〓パラフインワツクス 120部 2 不均化ロジンのグリセリンエステル 50部 3 ガムロジン 10部 4 トール脂肪酸 1部 5 乳化剤LP−20R 3部 6 乳化剤デモールN 1.5部 7 48%KOH 4.5部 8 ジエタノールアミン 1.5部 9 熱 水 425部 実施例1の方法に準じて行ない、固形分30%の
ワツクス系エマルジヨンを得た。 実施例1〜4及び参考例1〜3で得た各ワツク
ス系エマルジヨン組成物を100部と、合成ゴムラ
テツクス(三井東圧社製NBRラテツクス;商品
名ポリラツク#755C)を100部とを混合し、市販
の両更クラフト紙(秤量70g/m2)の裏面に、バ
ーコーターを用いて均一に塗工し、110℃で2分
間乾燥した。然る後その塗工紙を用いて、防湿
性、耐水性及びすべり摩擦について試験を行つ
た。 表−1に実施例1〜4及び参考例1〜3のワツ
クス系エマルジヨンの性状を示す。
【表】
* 参考例3のエマルジヨンは経時的増粘が
著しく、調製後3日で増粘固化した。
次に、実施例1〜4及び参考例1〜3のワツク
ス系エマルジヨンを塗工した塗工紙の、透湿度、
耐水性及びすべり摩擦の試験結果を、表−2に示
す。
著しく、調製後3日で増粘固化した。
次に、実施例1〜4及び参考例1〜3のワツク
ス系エマルジヨンを塗工した塗工紙の、透湿度、
耐水性及びすべり摩擦の試験結果を、表−2に示
す。
【表】
表−1、−2から判るように、参考例1ではマ
レイン化石油樹脂を含むために異臭があり、参考
例2ではパラフインワツクスに対して水添石油樹
脂などの成分が過多であるため透湿性、耐水性に
劣り、また参考例3では水添石油樹脂などの成分
が過少であるためにエマルジヨンの安定性に劣つ
ている。これに対し本発明により得られたワツク
系エマルジヨンは、低臭性で異臭がなく、紙に塗
工することにより透湿度、耐水性、すべり摩擦性
において良好な性能を有する包装用紙を得ること
ができる。 従つて従来のワツクス系エマルジヨンと同様の
新聞などの包装用紙として使用できるのに加え
て、従来は異臭のために使用できなかつた、食品
業界における包装用紙としても使用可能であり、
より広範囲の用途に使用できる。
レイン化石油樹脂を含むために異臭があり、参考
例2ではパラフインワツクスに対して水添石油樹
脂などの成分が過多であるため透湿性、耐水性に
劣り、また参考例3では水添石油樹脂などの成分
が過少であるためにエマルジヨンの安定性に劣つ
ている。これに対し本発明により得られたワツク
系エマルジヨンは、低臭性で異臭がなく、紙に塗
工することにより透湿度、耐水性、すべり摩擦性
において良好な性能を有する包装用紙を得ること
ができる。 従つて従来のワツクス系エマルジヨンと同様の
新聞などの包装用紙として使用できるのに加え
て、従来は異臭のために使用できなかつた、食品
業界における包装用紙としても使用可能であり、
より広範囲の用途に使用できる。
Claims (1)
- 1 融点40〜70℃の固形パラフインワツクスを60
〜100重量部と、軟化点50〜150℃で残存酸価が0
〜50である水添石油樹脂、ロジン、変性ロジン又
はロジン若しくは変性ロジンと多価アルコールと
のエステルを75〜130重量部と、ダイマー酸又は
炭素数10〜20の脂肪酸をアルカリ金属の水酸化物
又はアルカノールアミンで鹸化してなる生成物を
3〜12重量部と、乳化剤の水溶液とを撹拌混合し
て均一な混合液とし、次いでその混合液に90℃以
上の熱水を添加して粗乳化液となし、然る後その
粗乳化液を300〜550Kg/cm2の高圧乳化機により乳
化することを特徴とする、ワツクス系エマルジヨ
ンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57199238A JPS5990625A (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | ワックス系エマルジョンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57199238A JPS5990625A (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | ワックス系エマルジョンの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5990625A JPS5990625A (ja) | 1984-05-25 |
| JPH0356778B2 true JPH0356778B2 (ja) | 1991-08-29 |
Family
ID=16404454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57199238A Granted JPS5990625A (ja) | 1982-11-12 | 1982-11-12 | ワックス系エマルジョンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5990625A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4887826B2 (ja) * | 2006-02-20 | 2012-02-29 | 星光Pmc株式会社 | 紙用撥水剤組成物 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1417854A (en) * | 1972-05-26 | 1975-12-17 | Rubery Owen & Co Ltd | Pneumatic tyre and vehicle wheel assembly |
| JPS6015759B2 (ja) * | 1976-10-06 | 1985-04-22 | 三井東圧化学株式会社 | 紙等の強化処理液 |
| JPS56148997A (en) * | 1980-04-21 | 1981-11-18 | Kindai Kagaku Kogyo Kk | Water proofing processing composition of paper |
-
1982
- 1982-11-12 JP JP57199238A patent/JPS5990625A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5990625A (ja) | 1984-05-25 |
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