JPH0357217Y2 - - Google Patents

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JPH0357217Y2
JPH0357217Y2 JP12597086U JP12597086U JPH0357217Y2 JP H0357217 Y2 JPH0357217 Y2 JP H0357217Y2 JP 12597086 U JP12597086 U JP 12597086U JP 12597086 U JP12597086 U JP 12597086U JP H0357217 Y2 JPH0357217 Y2 JP H0357217Y2
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runner
molten metal
casting
crucible
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、歯科用などの精密鋳造装置に関
し、特に加圧または負圧によつて、融解した鋳物
材料を湯道を通して鋳型内の空洞部に注湯する加
圧鋳造装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来の歯科用鋳造装置にはさまざまの機種があ
るが、近時その多くは融解した鋳物材料外力を作
用させて鋳型に流し込むいわゆる加圧鋳造法を採
用し、かつ精度の高い鋳造物を鋳造するため、鋳
型はすべてロストワツクス法によつて作製され
る。この加圧鋳造装置により歯科用補綴物たとえ
ば金属歯冠を鋳造するばあい、鋳型1は埋没材2
によつて通常第1図に示すような凸状に成型さ
れ、その上部突出部内につるぼ3と、その下部基
台内にロストワツクス法によつて造型した上記歯
冠鋳造のための空洞部4と、前記るつぼ3の底部
中心部と空洞部4とを連通する湯道5とが一体的
に形成されている。そして、るつぼ3内にインゴ
ツトあるいは板状・粒状の鋳物材料を収容し、こ
れを高周波誘導加熱またはその他の加熱手段を介
して融解したのち、その溶湯6に矢印a方向の外
力が働くように不活性ガスまたは空気による加圧
あるいは負圧(真空吸引)を行い、上記溶湯6を
湯道5を通して空洞部4に注湯することにより、
所定形状の補綴物を得るものである。上記のよう
に鋳物材料を融解するるつぼ3の底部中心部に湯
道5を設ける構成は、加圧鋳造時、適切な加圧力
によつて溶湯6をできるだけ早く、かつ静かに空
洞部4に注湯するについて力学的に最も効率が良
く、鋳造性がすぐれたものである。しかしその反
面溶湯6が湯道5へ落ち込み易いという大きい欠
点がある。それは鋳物材料の融解進行中すなわち
融解し始めてから鋳込みの加圧までの間におい
て、湯道5にかかる溶湯6の自重が、その表面張
力を超えると、溶湯6の一部が自重にて湯道5に
落ち込んで冷え、これが加圧時に空洞部4に入る
とか、あるいは湯道5のつまりを生じ鋳造欠陥や
鋳造失敗を惹起するのである。しかるに従来装置
の湯道5は空洞部4造型時に、一般にスプルー線
と称されるワツクスなどの丸径の細線を用いて造
型されるので、その断面積Sはスプルー線の直径
Rの2乗に比例して増減し、微細な調整ができな
い。通常溶湯6の流動性の関係で、たとえば貴金
属系合金のばあいの湯道5は細径のスプルー線で
造型され、非貴金属系合金のばあいの湯道5は比
較的太径のスプルー線で造型されるが、いずれの
湯道5に対しても溶湯6の流動性が特に大きいと
きは、溶湯6の自重がその表面張力を超え湯道5
に溶湯6の一部が落ち込み、往々にして鋳造失敗
となる。これを防止するため考案され、既に公開
されている実開昭61−36358号明細書の「鋳造装
置」は湯道を湯だまりの底部の周縁部近くに形成
し、さらに湯だまりの底部を湯道側を低位にして
傾斜せしめたものである。このように湯道を溶湯
の重心直下から外しているので融解中の溶湯の落
ち込みは生じにくいが、加圧時の注湯の効率が悪
いだけでなく明細書ならびに第2図にても明記し
ているように湯だまりの底部の周縁部に溶湯の凝
縮によつて空間が生じる。この空間に存在する空
気やガスなどの気体を加圧鋳造時溶湯とともに空
洞部に巻き込み、鋳造品に気泡・巣などの鋳造欠
陥を生じ易い大きい欠点がある。
(ハ) 目的 この考案は上記従来装置の欠点や問題点を解決
するためなされたものであり、融解中の鋳物材料
の加圧鋳込み時点以前における湯道への落ち込み
を防止し、鋳造失敗をなくすとともに鋳造欠陥の
ほとんどない完全な鋳造品を能率よく製造できる
加圧鋳造装置を提供することを目的とする。
(ニ) 構成 この考案の構成の要旨は、高周波誘導式やアー
ク放電式などの加熱手段によつて、底部中心部に
湯道を有するるつぼ内にて融解した鋳物材料を、
加圧または負圧によつて上記湯道を通して鋳型内
の空洞部に注湯するようにした加圧鋳造装置にお
いて、上記湯道の断面を長孔形状に形成した点で
ある。すなわち湯道の位置を従来通り、鋳造性の
もつともすぐれた位置すなわちるつぼ底部中心部
とし、湯道断面を長孔形状とすることによつて湯
道にかかる溶湯の自重を長孔の横幅方向に分散さ
せ、溶湯の表面張力を自重に対して相対的に強化
せしめ、流動性の大きい溶湯に対しても加圧時以
前における湯道への落ち込みを完全になくすこと
のできる構成である。
(ホ) 実施例 以下図面によつてこの考案の実施例を説明す
る。第2図はこの考案にかかる実施例装置の長孔
状湯道の横断面拡大図(第1図で示したるつぼ3
の底部での平面図でもある)であり、図,,
はその代表的な3種の湯道の形状を示す図であ
る。図はそのもつとも一般的な長孔形状すなわ
ち短かい側の2辺が半径r1を等しくする半円形で
ある湯道5P1、図は長方形状の湯道5P2、図
は短かい側の2辺が大径の半径r2を等しくする
円弧形である湯道5P3である。上記いずれの湯
道5P1,5P2,5P3も横幅Wが縦幅Lより大き
く、図はその一例としてW/L=2.5の縦横比の
ものを示し、2点鎖線で示す円5は長孔状湯道5
P1,5P2,5P3と等しい断面積Sを有する直径
R1,R2,R3の従来装置の湯道である。図で判る
ように長孔状湯道5Pの縦幅Lは円形湯道5の直
径Rに比し格段に短かい。(この短かくなる割合
は長孔の形状にても異なり、さらに上記(W/
L)の縦横比が大きくなるに伴ない増し、今その
一例として図の湯道5P2のばあい、R2に比し
てLは約40%短かくなる。)このように長孔状の
湯道5Pは融解中の溶湯6の自重を湯道5Pの長
手方向に分散させるとともに、上記のように狭い
縦幅Lが溶湯6の表面張力を自重に対し相対的に
強化し、溶湯6を加圧しない限り、湯道5Pには
落ち込まない。また同じ長孔状湯道でだ円状湯道
も考えられるが、上記した理由によつて図示した
長孔状湯道の方がより効果的である。なお上記長
孔状湯道5Pは第1図に示すようにるつぼ3の底
から空洞部4に至る全長lTにわたり、必ずしも必
要でなく第3図のこの考案にかかる凸状鋳型1A
に示すようにるつぼ3の底から僅かの区間lPを長
孔状湯道5Pとし、それより下部の湯道5Bは太
径たとえば長孔状湯道5Pの横幅Wを直径とする
円形断面としても融解中の溶湯の落ち込みは防止
できる。第4図はるつぼ3を有するるつぼ部7
と、空洞部4を形成した鋳型部8とを同一または
異なる耐火性の埋没材2によつて個別に造型した
分離型凸状鋳型1Bの縦断面図であり、図のよう
に耐火性ガスケツト12を介して組み合わし、第
3図にて説明した一体成型の凸状鋳型1Aと同様
に用いる。るつぼ部7の長孔状湯道5Pは第3図
のものと同様太径の湯道5Bに連通し、鋳型部8
の空洞部4は漏斗状湯口9との間をやや太径の円
形の湯道5によつて連通している。第5図はこの
考案の実施例装置のうち加熱手段がブロー・パイ
プ式の装置の鋳型1Cの縦断面図で、その上部に
たとえば漏斗状るつぼ10を形成している以外は
前述の鋳型1Aと同じ構成であり、長孔状湯道5
Pの効果も同一である。第6図は同じく実施例装
置のうち加熱手段がアーク放電式の装置の要部1
Dの縦断面図である。このばあいの漏斗状るつぼ
10は電極となる金属材または黒鉛などの電気良
導体にてなるるつぼ部11の上部に形成され、こ
れの底部中心部に長孔状湯道5Pが削設されるこ
とにより上記と同様の効果が得られる。
以上がこの考案の実施例であるが、長孔状湯道
の形状は図示したものに限定されず(W>L)の
関係さえ満たしておればどのような形状でもよ
く、またW,Lとも寸法的にも限定されない。ま
たるつぼも図示したものに限定されず、その底部
中心部に長孔状湯道を有し、加熱手段を介して鋳
物材料を融解するとともにその溶湯を鋳型空洞部
に注湯する手段が空気圧などの加圧または負圧
(真空吸引)であればどのようなものでもよい。
したがっって遠心力を利用する遠心式鋳造装置は
この考案のはんちゆうに入りない。なおこの考案
における鋳物材料は金属材に限らない。
(ヘ) 効果 この考案は以上のように構成されているので、
るつぼ内の溶湯の自重が長孔状湯道の長手方向に
分散されるとともに狭隘な幅部における溶湯の表
面張力が上記分散された自重を超え常に大きく保
たれるので、湯道が溶湯の重心の直下に位置して
いるにも拘らず、融解中の溶湯が湯道へ落ち込む
おそれが全くなく、それにもとづく鋳造欠陥や鋳
造失敗を完全に防止できるという大きい効果を奏
するとともに、これに加えて加圧鋳込みの際、ガ
スなどの巻き込みがなく、また溶湯の流動性の大
小に対応して、常にすぐれた鋳造性を有し、鋳造
欠陥のほとんどない完全な鋳造品を能率よく製造
しうる便宜な装置を提供しえたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の凸状鋳型の縦断面図、第2
図はこの考案の実施例装置の長孔状湯道の横断面
拡大図であり、図は短辺が半円形である湯道、
図は長方形状の湯道、図は短辺が円弧形であ
る湯道、第3図は実施例装置の凸状鋳型の縦断面
図、第4図は実施例装置のるつぼ部と鋳型部との
分離型の縦断面図、第5図は実施例装置の漏斗状
るつぼを有する鋳型の縦断面図、第6図はアーク
放電式の実施例装置の要部(るつぼ部と鋳型部)
の縦断面図である。 1……凸状鋳型、3……凸状鋳型のるつぼ、4
……空洞部、5……従来の湯道(円形断面)、6
……融解した鋳物材料(溶湯)、a……溶湯の加
圧方向、5P……断面長孔状の湯道、10……漏
斗状るつぼ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱手段を介して底部中心部に湯道を有するる
    つぼ内にて融解した鋳物材料を、加圧または負圧
    によつて鋳型内の空洞部に注湯するようにした設
    置において、前記湯道の断面を、長孔形状に形成
    したことを特徴とする加圧鋳造装置。
JP12597086U 1986-08-18 1986-08-18 Expired JPH0357217Y2 (ja)

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JP12597086U JPH0357217Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

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JPS6332510U JPS6332510U (ja) 1988-03-02
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JP2014039936A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Dia Shinku Kk ハース部材、及び該ハース部材を用いた冷却凝固金属作製装置
JP5328998B1 (ja) * 2013-01-25 2013-10-30 株式会社石原産業 金属ガラスの鋳造装置及びそれを用いた鋳造方法

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