JPH0357321Y2 - - Google Patents
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- JPH0357321Y2 JPH0357321Y2 JP1985099479U JP9947985U JPH0357321Y2 JP H0357321 Y2 JPH0357321 Y2 JP H0357321Y2 JP 1985099479 U JP1985099479 U JP 1985099479U JP 9947985 U JP9947985 U JP 9947985U JP H0357321 Y2 JPH0357321 Y2 JP H0357321Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vent hole
- upper wall
- mold
- hole
- cylinder body
- Prior art date
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- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
〈産業上の利用分野〉
本考案は、筒本体の上端部に設けた上壁の略全
面に亘つて通気孔を明けてなる鋳型造型用ベント
ホールに関する。 〈従来技術〉 この種のベントホールは、例えば第2図に示す
鋳型造型装置に使用される。即ち、定盤2の複数
個所にあけた吸気路8にベントホール5を埋設
し、定盤2上に固定した金型3の外周を鋳型枠4
で囲み、この中に鋳物砂を充填しながらベントホ
ール5から吸引をかけながら定盤2内にエアーを
通すことにより、鋳物砂を締め固めたり、金型3
に密着させたりする。 従来のこの種のベントホール5としては、(A)例
えば第4図及び実開昭58−96845号公報に示すよ
うに、筒本体6と上壁7とを一体に形成し、上壁
7にあける通気孔14を複数本のスリツト21で
形成したもの、(B)例えば実開昭58−9255号公報及
び実開昭48−47813号公報に示すように、筒本体
と上壁とを一体に形成し、上壁にあける通気孔を
複数個の丸孔で形成したもの、及び(C)例えば第5
図及び実開昭59−73054号公報に示すように、内
筒6aと外筒6bをテーパー嵌合して筒本体6を
形成し、このテーパー嵌合面間に金網22を挟圧
固定して筒本体6の上端開口23に臨ませ、その
網目孔を通気孔14としたものがある。 〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記構造(A)〜(C)では、次の問題があ
る。 (A)の問題点 通気孔がスリツトで形成されているため通気
孔の開口率が低く、ガス抜き能力が低い。しか
も、鋳物砂の通過を防ぐためスリツトの幅を狭
くしなければならないので、この中に粒子の細
かい鋳物砂が噛み込みやすく、早期に通気孔が
目詰まりして、ガス抜き能力が一層低いものに
なる。 さらに、早期に通気孔が目詰まりするので、
掃除の頻度が多くなる。また、この目詰まりの
掃除は各スリツトに隙間ゲージを通して行なう
ものであるが、〓間ゲージを各スリツトにそれ
ぞれ差込んでいくため、手間を要して作業能率
が悪い。 しかも、〓間ゲージで掃除をするうちに、各
スリツトの〓間が広がつて、早期に鋳物砂が通
過するようになり、ベントホールとしての寿命
が短い。 その上、交換時は筒本体と上壁とを一体で交
換しなければならず、高価につくうえ、交換作
業においてベントホール取付穴から筒本体を取
外す際にベントホール取付穴を広げてしまうと
いう欠点がある。 (B)の問題点 筒本体と厚肉の上壁とを一体形成してベント
ホールとした後には、ドリル加工により丸孔の
通気孔をあけていたものであるが、ドリルによ
る穴あけ加工によると丸孔を1箇所ずつあける
ことから、加工を終えた丸孔から次の丸孔にド
リルを設定し直す際にドリルの移動距離を大き
くとらなければならないという問題があり、こ
のため各丸孔同士間の間隔が大きくなつてしま
う。従つて、通気孔の開口率が低いものしか製
造できず、ガス抜き能力が低い。 しかも、ドリルによる穴あけ加工は高価であ
り、出来上がつたものが非常に高価になるとい
う欠点もある。 さらに、通気孔の個数が少なく、上壁の肉厚
が厚いことから、早期に通気孔が目詰まりし、
掃除の頻度が多くなる。また、この目詰まりの
掃除は各丸孔に針を通して行なうものであり、
針を各丸孔に差込んでいくため、手間を要して
作業能率が悪い。 しかも、針で掃除をするうちに、各丸孔の〓
間が広がつて、早期に鋳物砂が通過するように
なり、ベントホールとしての寿命が短い。 その上、交換時は筒本体と上壁とを一体で交
換しなければならず、高価につくうえ、交換作
業においてベントホール取付穴から筒本体を取
外す際にベントホール取付穴を広げてしまうと
いう欠点がある。 以上、(A)及び(B)のように、筒本体と上壁とを一
体に形成したものでは、構造上、また技術上、通
気孔の開口率を高くすることが困難であつた。そ
こで(C)のように、筒本体と上壁とを別体にするこ
とを考えたものである。 (C)の問題点 網目孔自体が案外と開口率が低い。しかも、
近年の鋳型自体の硬度化により鋳物砂中に含ま
れるようになつたレジンが、網目孔の隅部に付
き、その上鋳物砂が付着して、網目孔の隅部か
ら鋳物砂の膠着が発生し、ここから膠着の成長
が進むので、早朝に通気孔が目詰まりする。こ
の目詰まりは、有機若しくは無機の自硬性鋳物
砂を使用する場合には顕著であり、ベントホー
ル全体の開口率が早朝に低くなり、ガス抜き能
力が低下する。 早朝に通気孔が目詰まりするので、掃除の頻
度が多くなる。また、この目詰まりの掃除は金
網の裏面を金ブラシでこすつて行なうものであ
るが、金ブラシが網目の内部にまで届きにくい
ため、丹念にこすらなければきれいに掃除する
ことができず、手間を要して作業能力が悪い。 その上、金ブラシの掃除時に、網ほ形成する
線がずれ動かされて網目の大きさにムラができ
るので、大きくなつた通気孔から鋳物砂がこぼ
れ出すのを防げなくなり、ベントホールとして
の寿命が短い。 金網を内筒と外筒とで挟圧することにより筒
本体に固定する構造なので、交換作業は金網だ
けを取外して行なうことができず、金網を筒本
体と一緒に取外さなければならない。このた
め、交換作業においてベントホール取付穴から
筒本体を取外す際にベントホール取付穴を広げ
てしまうという欠点がある。 金網の裏面を金ブラシでこするうちに、網を
形成する線が細くなり、徐々に金網の表面が鋭
角状になつて、鋳型に網目状の形がつくように
なる。 上述のように、網を形成する線が細くなるこ
とから、線が損傷したり、折損したりし易くな
り、耐久性に劣る。 本考案は、上記問題点に鑑み提案されたもの
で、従来ベントホール用として全く利用されたこ
とのないステンレスバネ鋼薄板を、ベントホール
の上壁を形成するために用いるものであり、通気
孔の開口率を高くできるうえ、鋳物砂による通気
孔の目詰まりを起りにくくすることを主たる目的
とする。 〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、例えば
第1図乃至第3図に示すように構成したものであ
る。 すなわち、上壁7をステンレスバネ鋼薄板11
で筒本体6とは別体に独立して形成し、ステンレ
スバネ鋼薄板11に多数の丸孔10を打抜いて通
気孔14を形成して上壁7での通気孔14の開口
率を40%以上とし、上壁7の周縁を折曲げ形成し
てこの折曲げ部を筒本体6の上端部に凹入形成し
た環状溝15に嵌着するように構成したものであ
る。 〈効果〉 本考案は、上述のように構成したので、下記の
効果を奏する。 ステンレスバネ鋼薄板に多数の丸孔を打抜い
て通気孔を形成するので、従来技術(B)のように
ドリルによる穴あけ加工と比べて、数多くの丸
孔を形成することができ、通気孔の開口率を40
%以上の高いものにすることができて、ガス抜
き能力が高い。 しかも、通気孔は丸形で角がないので、従来
技術(C)のように網目孔と比べて、鋳物砂の膠着
が発生しにくいうえ、上壁がステンレスバネ鋼
薄板製なので肉厚を十分に薄く形成できるた
め、鋳物砂が通気孔に噛み込もうとしてもひつ
かからずに落下し易い。さらに、ステンレスバ
ネ鋼薄板製の上壁が吸引作業中に固有の弾性力
により振動変形し易いから、鋳物砂が通気孔に
まれにひつかかることがあつても、すぐに落下
する。これにより、通気孔が目詰まりしにく
く、高い通気孔の開口率が長期に亘つて維持さ
れ、ガス抜き能力の低下が防がれる。 上述のように、通気孔が目詰まりしにくいの
で、目詰まりの掃除の頻度を遥かに少なくでき
る。また、鋳物砂が膠着しにくく噛込みにくい
うえ、噛込もうとしてもすぐに落下するため、
上壁の掃除をエアーの吹付けのみで簡単に手早
く行なえ、金ブラシでこすつたり〓間ゲージや
針を通したりする手間のかかる作業を省略でき
て、作業能率が良い。 目詰まりの掃除はエアーの吹付けにより簡単
に行えるので、目詰まりの掃除によつて通気孔
の〓間が広がるようなことがなく、ベントホー
ルとしての寿命が長い。 上壁の周縁を折曲げ形成してこの折曲げ部を
筒本体の上端部に凹入形成した環状溝に嵌着さ
せて組付ける構造となつているので、上壁を筒
本体に比較的しつかりと組付けることができる
と同時に、上壁を比較的簡単に筒本体から取外
すことができる。このため、離型時に上壁が筒
本体から離れて中子の外表面に付着することが
ないうえ、交換作業はベントホール取付穴に筒
本体を取付けたまま上壁だけの交換で行え、ベ
ントホール取付穴が広がるという欠点がない。 目詰まりの掃除がエアーの吹付けで行えるの
で、上壁の表面が鋭角状になるということがな
く、鋳型に形をつけることがない。 上壁はステンレスバネ鋼薄板製で硬く、掃除
はエアーの吹付けにより行なえるので、上壁の
表面が損傷や摩耗しにくいうえ、耐薬品性に優
れ、例えば有機自硬性鋳型の硬化に使用するア
ミンガス等によつても腐蝕されず、耐久性に優
れる。 〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。 第1図はベントホールの分解斜視図を、第2図
は鋳型造型装置の一部切欠き斜視図を示す。 第2図において、符号1は鋳型造型装置全体を
示し、この鋳型造型装置1は定盤2に固定した鋳
型3の周囲を鋳型枠4で囲つてある。 鋳型3の近傍2にはベントホール5が埋設され
ている。 このベントホール5は、円筒状の筒本体6と筒
本体6の上端に取付けられた上壁7とで構成さ
れ、図外の吸気装置に連通する吸気路8の上端部
を大径に形成してエアーベント取付孔9を形成
し、このエアーベント取付孔9に筒本体6が嵌着
されている。 上壁7は、多数の丸孔10を打抜いたステンレ
スバネ鋼薄板11を円板状に形成し、周縁を折り
下げて嵌合部13が形成され、多数の丸孔10で
通気孔14が形成されている。 そして、筒本体6の上端部には、環状溝15で
凹入形成した上壁取付部16が設けられていて、
この上壁取付部16に上壁7の周縁に形成された
嵌合部13を嵌着すると、第3図に示すように、
筒本体6の環状溝15の外側周壁17の上面18
と上壁7の上面19とが略面一になる。 上記のように構成したベントホール5を使つて
鋳型造型装置1の作用を次に説明する。 まず、金型3とその周囲に埋設したベントホー
ル5とを囲む状態で、鋳型枠4を定盤2に設置す
る。 次に、吸引装置でベントホール5から空気を吸
引しながら鋳物砂を鋳型枠4内に充填した後、押
圧板20で突き固める。このとき、鋳型枠4に供
給された鋳物砂内に空洞が生じようとするのを開
口面積の大きなベントホール5が強力に吸引し、
鋳物砂を鋳型枠4内に均一に充填でき、ガス鋳型
ではガスを吸引して良質の鋳型を形成することが
できる。 こうして鋳型が形成されると鋳型枠4及び定盤
2が取除かれた後、金型3が取出されて鋳型の造
型作業が終了する。 因に、本考案者が直径・高さとも10mmのベント
ホールについて、第1図及び第3図に示す本考案
薬品と第4図及び第5図に示す各従来品とを比較
したところ、次表の結果を得た。 次表において、A:ベントホールの開口率、
B:上壁の強度限界厚さ、C:鋳型製造の全作業
時間に対する目詰り掃除時間、D:掃除の手段で
ある。
面に亘つて通気孔を明けてなる鋳型造型用ベント
ホールに関する。 〈従来技術〉 この種のベントホールは、例えば第2図に示す
鋳型造型装置に使用される。即ち、定盤2の複数
個所にあけた吸気路8にベントホール5を埋設
し、定盤2上に固定した金型3の外周を鋳型枠4
で囲み、この中に鋳物砂を充填しながらベントホ
ール5から吸引をかけながら定盤2内にエアーを
通すことにより、鋳物砂を締め固めたり、金型3
に密着させたりする。 従来のこの種のベントホール5としては、(A)例
えば第4図及び実開昭58−96845号公報に示すよ
うに、筒本体6と上壁7とを一体に形成し、上壁
7にあける通気孔14を複数本のスリツト21で
形成したもの、(B)例えば実開昭58−9255号公報及
び実開昭48−47813号公報に示すように、筒本体
と上壁とを一体に形成し、上壁にあける通気孔を
複数個の丸孔で形成したもの、及び(C)例えば第5
図及び実開昭59−73054号公報に示すように、内
筒6aと外筒6bをテーパー嵌合して筒本体6を
形成し、このテーパー嵌合面間に金網22を挟圧
固定して筒本体6の上端開口23に臨ませ、その
網目孔を通気孔14としたものがある。 〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記構造(A)〜(C)では、次の問題があ
る。 (A)の問題点 通気孔がスリツトで形成されているため通気
孔の開口率が低く、ガス抜き能力が低い。しか
も、鋳物砂の通過を防ぐためスリツトの幅を狭
くしなければならないので、この中に粒子の細
かい鋳物砂が噛み込みやすく、早期に通気孔が
目詰まりして、ガス抜き能力が一層低いものに
なる。 さらに、早期に通気孔が目詰まりするので、
掃除の頻度が多くなる。また、この目詰まりの
掃除は各スリツトに隙間ゲージを通して行なう
ものであるが、〓間ゲージを各スリツトにそれ
ぞれ差込んでいくため、手間を要して作業能率
が悪い。 しかも、〓間ゲージで掃除をするうちに、各
スリツトの〓間が広がつて、早期に鋳物砂が通
過するようになり、ベントホールとしての寿命
が短い。 その上、交換時は筒本体と上壁とを一体で交
換しなければならず、高価につくうえ、交換作
業においてベントホール取付穴から筒本体を取
外す際にベントホール取付穴を広げてしまうと
いう欠点がある。 (B)の問題点 筒本体と厚肉の上壁とを一体形成してベント
ホールとした後には、ドリル加工により丸孔の
通気孔をあけていたものであるが、ドリルによ
る穴あけ加工によると丸孔を1箇所ずつあける
ことから、加工を終えた丸孔から次の丸孔にド
リルを設定し直す際にドリルの移動距離を大き
くとらなければならないという問題があり、こ
のため各丸孔同士間の間隔が大きくなつてしま
う。従つて、通気孔の開口率が低いものしか製
造できず、ガス抜き能力が低い。 しかも、ドリルによる穴あけ加工は高価であ
り、出来上がつたものが非常に高価になるとい
う欠点もある。 さらに、通気孔の個数が少なく、上壁の肉厚
が厚いことから、早期に通気孔が目詰まりし、
掃除の頻度が多くなる。また、この目詰まりの
掃除は各丸孔に針を通して行なうものであり、
針を各丸孔に差込んでいくため、手間を要して
作業能率が悪い。 しかも、針で掃除をするうちに、各丸孔の〓
間が広がつて、早期に鋳物砂が通過するように
なり、ベントホールとしての寿命が短い。 その上、交換時は筒本体と上壁とを一体で交
換しなければならず、高価につくうえ、交換作
業においてベントホール取付穴から筒本体を取
外す際にベントホール取付穴を広げてしまうと
いう欠点がある。 以上、(A)及び(B)のように、筒本体と上壁とを一
体に形成したものでは、構造上、また技術上、通
気孔の開口率を高くすることが困難であつた。そ
こで(C)のように、筒本体と上壁とを別体にするこ
とを考えたものである。 (C)の問題点 網目孔自体が案外と開口率が低い。しかも、
近年の鋳型自体の硬度化により鋳物砂中に含ま
れるようになつたレジンが、網目孔の隅部に付
き、その上鋳物砂が付着して、網目孔の隅部か
ら鋳物砂の膠着が発生し、ここから膠着の成長
が進むので、早朝に通気孔が目詰まりする。こ
の目詰まりは、有機若しくは無機の自硬性鋳物
砂を使用する場合には顕著であり、ベントホー
ル全体の開口率が早朝に低くなり、ガス抜き能
力が低下する。 早朝に通気孔が目詰まりするので、掃除の頻
度が多くなる。また、この目詰まりの掃除は金
網の裏面を金ブラシでこすつて行なうものであ
るが、金ブラシが網目の内部にまで届きにくい
ため、丹念にこすらなければきれいに掃除する
ことができず、手間を要して作業能力が悪い。 その上、金ブラシの掃除時に、網ほ形成する
線がずれ動かされて網目の大きさにムラができ
るので、大きくなつた通気孔から鋳物砂がこぼ
れ出すのを防げなくなり、ベントホールとして
の寿命が短い。 金網を内筒と外筒とで挟圧することにより筒
本体に固定する構造なので、交換作業は金網だ
けを取外して行なうことができず、金網を筒本
体と一緒に取外さなければならない。このた
め、交換作業においてベントホール取付穴から
筒本体を取外す際にベントホール取付穴を広げ
てしまうという欠点がある。 金網の裏面を金ブラシでこするうちに、網を
形成する線が細くなり、徐々に金網の表面が鋭
角状になつて、鋳型に網目状の形がつくように
なる。 上述のように、網を形成する線が細くなるこ
とから、線が損傷したり、折損したりし易くな
り、耐久性に劣る。 本考案は、上記問題点に鑑み提案されたもの
で、従来ベントホール用として全く利用されたこ
とのないステンレスバネ鋼薄板を、ベントホール
の上壁を形成するために用いるものであり、通気
孔の開口率を高くできるうえ、鋳物砂による通気
孔の目詰まりを起りにくくすることを主たる目的
とする。 〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、例えば
第1図乃至第3図に示すように構成したものであ
る。 すなわち、上壁7をステンレスバネ鋼薄板11
で筒本体6とは別体に独立して形成し、ステンレ
スバネ鋼薄板11に多数の丸孔10を打抜いて通
気孔14を形成して上壁7での通気孔14の開口
率を40%以上とし、上壁7の周縁を折曲げ形成し
てこの折曲げ部を筒本体6の上端部に凹入形成し
た環状溝15に嵌着するように構成したものであ
る。 〈効果〉 本考案は、上述のように構成したので、下記の
効果を奏する。 ステンレスバネ鋼薄板に多数の丸孔を打抜い
て通気孔を形成するので、従来技術(B)のように
ドリルによる穴あけ加工と比べて、数多くの丸
孔を形成することができ、通気孔の開口率を40
%以上の高いものにすることができて、ガス抜
き能力が高い。 しかも、通気孔は丸形で角がないので、従来
技術(C)のように網目孔と比べて、鋳物砂の膠着
が発生しにくいうえ、上壁がステンレスバネ鋼
薄板製なので肉厚を十分に薄く形成できるた
め、鋳物砂が通気孔に噛み込もうとしてもひつ
かからずに落下し易い。さらに、ステンレスバ
ネ鋼薄板製の上壁が吸引作業中に固有の弾性力
により振動変形し易いから、鋳物砂が通気孔に
まれにひつかかることがあつても、すぐに落下
する。これにより、通気孔が目詰まりしにく
く、高い通気孔の開口率が長期に亘つて維持さ
れ、ガス抜き能力の低下が防がれる。 上述のように、通気孔が目詰まりしにくいの
で、目詰まりの掃除の頻度を遥かに少なくでき
る。また、鋳物砂が膠着しにくく噛込みにくい
うえ、噛込もうとしてもすぐに落下するため、
上壁の掃除をエアーの吹付けのみで簡単に手早
く行なえ、金ブラシでこすつたり〓間ゲージや
針を通したりする手間のかかる作業を省略でき
て、作業能率が良い。 目詰まりの掃除はエアーの吹付けにより簡単
に行えるので、目詰まりの掃除によつて通気孔
の〓間が広がるようなことがなく、ベントホー
ルとしての寿命が長い。 上壁の周縁を折曲げ形成してこの折曲げ部を
筒本体の上端部に凹入形成した環状溝に嵌着さ
せて組付ける構造となつているので、上壁を筒
本体に比較的しつかりと組付けることができる
と同時に、上壁を比較的簡単に筒本体から取外
すことができる。このため、離型時に上壁が筒
本体から離れて中子の外表面に付着することが
ないうえ、交換作業はベントホール取付穴に筒
本体を取付けたまま上壁だけの交換で行え、ベ
ントホール取付穴が広がるという欠点がない。 目詰まりの掃除がエアーの吹付けで行えるの
で、上壁の表面が鋭角状になるということがな
く、鋳型に形をつけることがない。 上壁はステンレスバネ鋼薄板製で硬く、掃除
はエアーの吹付けにより行なえるので、上壁の
表面が損傷や摩耗しにくいうえ、耐薬品性に優
れ、例えば有機自硬性鋳型の硬化に使用するア
ミンガス等によつても腐蝕されず、耐久性に優
れる。 〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。 第1図はベントホールの分解斜視図を、第2図
は鋳型造型装置の一部切欠き斜視図を示す。 第2図において、符号1は鋳型造型装置全体を
示し、この鋳型造型装置1は定盤2に固定した鋳
型3の周囲を鋳型枠4で囲つてある。 鋳型3の近傍2にはベントホール5が埋設され
ている。 このベントホール5は、円筒状の筒本体6と筒
本体6の上端に取付けられた上壁7とで構成さ
れ、図外の吸気装置に連通する吸気路8の上端部
を大径に形成してエアーベント取付孔9を形成
し、このエアーベント取付孔9に筒本体6が嵌着
されている。 上壁7は、多数の丸孔10を打抜いたステンレ
スバネ鋼薄板11を円板状に形成し、周縁を折り
下げて嵌合部13が形成され、多数の丸孔10で
通気孔14が形成されている。 そして、筒本体6の上端部には、環状溝15で
凹入形成した上壁取付部16が設けられていて、
この上壁取付部16に上壁7の周縁に形成された
嵌合部13を嵌着すると、第3図に示すように、
筒本体6の環状溝15の外側周壁17の上面18
と上壁7の上面19とが略面一になる。 上記のように構成したベントホール5を使つて
鋳型造型装置1の作用を次に説明する。 まず、金型3とその周囲に埋設したベントホー
ル5とを囲む状態で、鋳型枠4を定盤2に設置す
る。 次に、吸引装置でベントホール5から空気を吸
引しながら鋳物砂を鋳型枠4内に充填した後、押
圧板20で突き固める。このとき、鋳型枠4に供
給された鋳物砂内に空洞が生じようとするのを開
口面積の大きなベントホール5が強力に吸引し、
鋳物砂を鋳型枠4内に均一に充填でき、ガス鋳型
ではガスを吸引して良質の鋳型を形成することが
できる。 こうして鋳型が形成されると鋳型枠4及び定盤
2が取除かれた後、金型3が取出されて鋳型の造
型作業が終了する。 因に、本考案者が直径・高さとも10mmのベント
ホールについて、第1図及び第3図に示す本考案
薬品と第4図及び第5図に示す各従来品とを比較
したところ、次表の結果を得た。 次表において、A:ベントホールの開口率、
B:上壁の強度限界厚さ、C:鋳型製造の全作業
時間に対する目詰り掃除時間、D:掃除の手段で
ある。
【表】
また、従来品のうち筒本体と一体に形成した上
壁に複数個の丸孔をあけたものは、上表中に示し
ていないが、開口率が本考案品より低く、目詰り
掃除時間が本考案品より長いのは、前述の通りで
ある。 上記実施例では、ベントホール5を定盤2に取
付けるようにしているが、本考案のように上壁7
の上面19と環状溝15の外側周壁17の上面1
8とが面一に形成されたものでは、金型3の表面
にベントホール5を取付けても鋳型に形が殆んど
つかないので、入り組んだ金型3や精密な鋳造を
要求される場合に実施すれば一層の効果がある。
壁に複数個の丸孔をあけたものは、上表中に示し
ていないが、開口率が本考案品より低く、目詰り
掃除時間が本考案品より長いのは、前述の通りで
ある。 上記実施例では、ベントホール5を定盤2に取
付けるようにしているが、本考案のように上壁7
の上面19と環状溝15の外側周壁17の上面1
8とが面一に形成されたものでは、金型3の表面
にベントホール5を取付けても鋳型に形が殆んど
つかないので、入り組んだ金型3や精密な鋳造を
要求される場合に実施すれば一層の効果がある。
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示し、第
1図はベントホールの分解斜視図、第2図は鋳型
造型装置の一部切欠き斜視図、第3図は要部の縦
断正面図であり、第4図乃至第6図は従来例を示
し、第4図は要部の一部切欠き斜視図、第5図は
要部の縦断正面図、第6図は第5図の部拡大斜
視図である。 5……ベントホール、6……筒本体、7……上
壁、10……丸孔、11……ステンレスバネ鋼薄
板、14……通気孔、15……環状溝。
1図はベントホールの分解斜視図、第2図は鋳型
造型装置の一部切欠き斜視図、第3図は要部の縦
断正面図であり、第4図乃至第6図は従来例を示
し、第4図は要部の一部切欠き斜視図、第5図は
要部の縦断正面図、第6図は第5図の部拡大斜
視図である。 5……ベントホール、6……筒本体、7……上
壁、10……丸孔、11……ステンレスバネ鋼薄
板、14……通気孔、15……環状溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 筒本体6の上端部に設けた上壁7の略全面に
亘つて通気孔14を明けてなる鋳型造型用ベン
トホールにおいて、上壁7をステンレスバネ鋼
薄板11で筒本体6とは別体に独立して形成
し、ステンレスバネ鋼薄板11に多数の丸孔1
0を打抜いて通気孔14を形成して上壁7での
通気孔14の開口率を40%以上とし、上壁7の
周縁を折曲げ形成してこの折曲げ部を筒本体6
の上端部に凹入形成した環状溝15に嵌着した
事を特徴とする鋳型造型用ベントホール。 2 環状溝15の外側周壁17の上面18と上壁
7の上面19とが略面一である実用新案登録請
求の範囲第1項に記載の鋳型造型用ベントホー
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985099479U JPH0357321Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985099479U JPH0357321Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS626949U JPS626949U (ja) | 1987-01-16 |
| JPH0357321Y2 true JPH0357321Y2 (ja) | 1991-12-26 |
Family
ID=30968389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985099479U Expired JPH0357321Y2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0357321Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5896845U (ja) * | 1981-12-24 | 1983-07-01 | 株式会社小松製作所 | マイクロ波加熱造型用模型のベントホ−ル装置 |
| JPS5973054U (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-17 | トヨタ自動車株式会社 | 鋳造型用メツシユベント |
-
1985
- 1985-06-28 JP JP1985099479U patent/JPH0357321Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS626949U (ja) | 1987-01-16 |
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