JPH0358710B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0358710B2 JPH0358710B2 JP18530883A JP18530883A JPH0358710B2 JP H0358710 B2 JPH0358710 B2 JP H0358710B2 JP 18530883 A JP18530883 A JP 18530883A JP 18530883 A JP18530883 A JP 18530883A JP H0358710 B2 JPH0358710 B2 JP H0358710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalase
- added
- ammonium chloride
- ethanol
- sodium citrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
Description
本発明はカタラーゼの安定化に関し、更に詳し
くは、カタラーゼを水溶液にした場合のカタラー
ゼの安定化法に関する。 カタラーゼは、食品加工用として、或いは医学
用として、従来広く使用されている酵素であり、
製剤形態としては粉末状或いは溶液状であつた。 カタラーゼは、非常に不安定な酵素で、貯蔵中
に酵素活性が著しく低下するので、種々の化合物
の添加によつて、その安定化が試みられてきた。 最近、カタラーゼを含有する水溶液に対する優
れた安定化を示すものとして、グリセリン15〜20
%、クエン酸ナトリウム4〜6%、エタノール3
〜8%および食塩5〜10%からなる組合せの添加
物が公開された(特開昭53−24093号)。 しかしながら、上記の処方は添加する薬剤の総
量が約27〜44%と非常に多い。添加する薬剤の量
は少い程、該酵素の利用に対する悪影響は除かれ
るのが当然であるので、本発明者は少い添加量で
該酵素の優れた安定化をもたらすような薬剤の組
合せに関して、鋭意研究をすすめ、基本的にはカ
タラーゼの水溶液に対して塩化アンモニウム0.5
〜5%を添加することによつて該酵素の安定化が
得られ、更にそれにエタノール1〜2%およびク
エン酸ナトリウム1〜3%を添加することによつ
て、一層長期間、該酵素を安定に保存できること
を知つて本発明を完成した。 本発明の方法によれば、薬剤の総添加量は約25
〜10%と非常に少なく、しかもカタラーゼが十分
長期間保存可能である。なお、本発明の方法を適
用するカタラーゼの起源に限定はなく動物臓器、
微生物等より抽出された該酵素に同様に適用され
る。 次に試験例および実施例をあげて本発明の方法
を更に具体的に説明するが、本発明はこれによつ
て限定されるものではない。 試験例 1 塩化アンモニウム(以下「塩安」と略す)の安
定効果の試験 後記実施例1記載の方法により得られた液状カ
タラーゼ(85800U/ml)に対し塩安を添加し、
37℃に20日間放置して実験開始前の力価と比較し
た。
くは、カタラーゼを水溶液にした場合のカタラー
ゼの安定化法に関する。 カタラーゼは、食品加工用として、或いは医学
用として、従来広く使用されている酵素であり、
製剤形態としては粉末状或いは溶液状であつた。 カタラーゼは、非常に不安定な酵素で、貯蔵中
に酵素活性が著しく低下するので、種々の化合物
の添加によつて、その安定化が試みられてきた。 最近、カタラーゼを含有する水溶液に対する優
れた安定化を示すものとして、グリセリン15〜20
%、クエン酸ナトリウム4〜6%、エタノール3
〜8%および食塩5〜10%からなる組合せの添加
物が公開された(特開昭53−24093号)。 しかしながら、上記の処方は添加する薬剤の総
量が約27〜44%と非常に多い。添加する薬剤の量
は少い程、該酵素の利用に対する悪影響は除かれ
るのが当然であるので、本発明者は少い添加量で
該酵素の優れた安定化をもたらすような薬剤の組
合せに関して、鋭意研究をすすめ、基本的にはカ
タラーゼの水溶液に対して塩化アンモニウム0.5
〜5%を添加することによつて該酵素の安定化が
得られ、更にそれにエタノール1〜2%およびク
エン酸ナトリウム1〜3%を添加することによつ
て、一層長期間、該酵素を安定に保存できること
を知つて本発明を完成した。 本発明の方法によれば、薬剤の総添加量は約25
〜10%と非常に少なく、しかもカタラーゼが十分
長期間保存可能である。なお、本発明の方法を適
用するカタラーゼの起源に限定はなく動物臓器、
微生物等より抽出された該酵素に同様に適用され
る。 次に試験例および実施例をあげて本発明の方法
を更に具体的に説明するが、本発明はこれによつ
て限定されるものではない。 試験例 1 塩化アンモニウム(以下「塩安」と略す)の安
定効果の試験 後記実施例1記載の方法により得られた液状カ
タラーゼ(85800U/ml)に対し塩安を添加し、
37℃に20日間放置して実験開始前の力価と比較し
た。
【表】
上記の結果から明らかなように、塩安0.5%以
上の添加により安定性が著しく増した。 試験例 2 塩安とエタノールおよびクエン酸ナトリウムの
併用効果の試験 試験例1で使用したと同じ液状カタラーゼに塩
安3%を添加し、この混合物に、エタノール2
%、クエン酸ナトリウム2%をそれぞれ添加して
37℃で保存した。
上の添加により安定性が著しく増した。 試験例 2 塩安とエタノールおよびクエン酸ナトリウムの
併用効果の試験 試験例1で使用したと同じ液状カタラーゼに塩
安3%を添加し、この混合物に、エタノール2
%、クエン酸ナトリウム2%をそれぞれ添加して
37℃で保存した。
【表】
試験例 3
試験例1で使用したと同じ液状カタラーゼに0
〜7%の種々の濃度の塩安を添加し、更にその
各々にエタノール2%とクエン酸ナトリウム2%
を加えて37℃で保存した。
〜7%の種々の濃度の塩安を添加し、更にその
各々にエタノール2%とクエン酸ナトリウム2%
を加えて37℃で保存した。
【表】
試験例2および3より明らかなように、塩安、
エタノールおよびクエン酸ナトリウムの三者併用
により、液状カタラーゼは非常に安定化される。
たゞし、塩安濃度が0.1%では塩安無無添加とあ
まり差はみられない。 試験例 4 試験例1で使用したと同じ液状カタラーゼに塩
安5%を添加し、更にエタノール1%及びクエン
酸ナトリウム1%または3%を添加し37℃で保存
した。
エタノールおよびクエン酸ナトリウムの三者併用
により、液状カタラーゼは非常に安定化される。
たゞし、塩安濃度が0.1%では塩安無無添加とあ
まり差はみられない。 試験例 4 試験例1で使用したと同じ液状カタラーゼに塩
安5%を添加し、更にエタノール1%及びクエン
酸ナトリウム1%または3%を添加し37℃で保存
した。
【表】
実施例 1
豚の肝臓10Kgをサイレントカツターで細切し、
水20を加えた後ホモジナイザーにかけた。得ら
れた液にアセトン9を加え、遠心分離し、上清
28を得た。更にアセトン12を加えて遠心分離
し、沈澱を集めた。この沈澱を水7.5に分散し、
フイルタープレスによつて濾過し、濾液7を得
た。この液に更に水を加えて全量を10とし、液
状カタラーゼ(85800U/ml)とした。 この液状カタラーゼに、塩安3%、エタノール
2%、およびクエン酸ナトリウム2%を加え、メ
ンブレンフイルターを通して除菌した。 このようにして得られた液は、37℃で60日間放
置しても90%以上の活性を残存し、また、5℃で
は180日以上放置しても、やはり90%以上の活性
の残存があつた。
水20を加えた後ホモジナイザーにかけた。得ら
れた液にアセトン9を加え、遠心分離し、上清
28を得た。更にアセトン12を加えて遠心分離
し、沈澱を集めた。この沈澱を水7.5に分散し、
フイルタープレスによつて濾過し、濾液7を得
た。この液に更に水を加えて全量を10とし、液
状カタラーゼ(85800U/ml)とした。 この液状カタラーゼに、塩安3%、エタノール
2%、およびクエン酸ナトリウム2%を加え、メ
ンブレンフイルターを通して除菌した。 このようにして得られた液は、37℃で60日間放
置しても90%以上の活性を残存し、また、5℃で
は180日以上放置しても、やはり90%以上の活性
の残存があつた。
Claims (1)
- 1 カタラーゼ水溶液に対し塩化アンモニウム
0.5〜5%、エタノール1〜2%、およびクエン
酸ナトリウム1〜3%を添加することを特徴とす
る液状カタラーゼの安定法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18530883A JPS6078581A (ja) | 1983-10-04 | 1983-10-04 | 液状カタラ−ゼの安定法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18530883A JPS6078581A (ja) | 1983-10-04 | 1983-10-04 | 液状カタラ−ゼの安定法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6078581A JPS6078581A (ja) | 1985-05-04 |
| JPH0358710B2 true JPH0358710B2 (ja) | 1991-09-06 |
Family
ID=16168579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18530883A Granted JPS6078581A (ja) | 1983-10-04 | 1983-10-04 | 液状カタラ−ゼの安定法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6078581A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62279885A (ja) * | 1986-05-27 | 1987-12-04 | Naigai Kagaku Seihin Kk | 過酸化水素含有廃水の処理方法 |
| JP3059735B2 (ja) * | 1989-10-13 | 2000-07-04 | 旭化成工業株式会社 | L―カルニチンデヒドロゲナーゼおよびその製造法 |
| JP4106639B1 (ja) * | 1996-09-30 | 2008-06-25 | 東芝ライテック株式会社 | 住宅用分電盤 |
| JP5166259B2 (ja) * | 2006-06-22 | 2013-03-21 | キッコーマン株式会社 | ポリアミンオキシダーゼの安定化方法と基質特異性の改良方法 |
| EP2961381B1 (en) * | 2013-02-26 | 2017-08-30 | Avent, Inc. | Preparation of stabilized catalase enzymes with a surfactant |
-
1983
- 1983-10-04 JP JP18530883A patent/JPS6078581A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6078581A (ja) | 1985-05-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4308255A (en) | Balanced oncotic pressure fluid | |
| EP0187816A4 (en) | EXTENDED STORAGE OF RED BLOOD CELLS. | |
| US3864478A (en) | Storage-stable hemoglobin solutions and method for their preparation | |
| US3560380A (en) | Dry concentrates for preparing hemodialysis solutions | |
| JPS6363616A (ja) | 赤血球濃厚液の保存剤及び保存方法 | |
| JPS6130567A (ja) | 尿素の安定化法 | |
| JPH05105633A (ja) | ブドウ糖製剤及びその製造方法 | |
| JPH0358710B2 (ja) | ||
| Tsao et al. | Albumin in management of neonatal hyperbilirubinaemia | |
| RU2136291C1 (ru) | Полифункциональный кровезаменитель для лечения кровопотери и шока | |
| JPS57149217A (en) | Slow-releasing pharmaceutical preparation | |
| EP0003682A1 (en) | Process for solubilizing an insoluble drug and an aqueous solution prepared by this process | |
| JPS59134772A (ja) | 尿素の安定化法 | |
| US2791531A (en) | Erythromycin thiocyanate and compositions containing same | |
| JPH0618626B2 (ja) | レシチン−蛋白質複合体からなる乳化剤 | |
| JPS60260510A (ja) | ケトン症治療用の注射溶液 | |
| JPS59108712A (ja) | 抗糸状菌剤 | |
| CA1239586A (en) | Dialysis solution containing amino acids | |
| JP2003507334A (ja) | 血漿代用組成物 | |
| JPS58162514A (ja) | 外用ゲル製剤 | |
| JPS6133161A (ja) | 尿素の安定化法 | |
| JPS6112626A (ja) | 血液保存剤 | |
| SU1690764A1 (ru) | Средство дл ухода за кожей | |
| RU2225692C2 (ru) | Консервант для отмытых эритроцитов | |
| SU825076A1 (ru) | Суспензи цинк-кортикотропина |